私は小学生の授業で、この本の中に出てくる不思議な計算方法を授業の導入部分で使っています。
子どもたちに自分で考えさせるのに役立っています。
連続する10個のたし算の答えを一瞬で出してしまう方法、十の段動詞のかけ算など、ホワイトボードの書いてある問題を、真剣に考えます。
11のかけ算をしていくと、どんな数字が現れてくるか、
11×11=121
111×111=12321
1111×1111=1234321
実はこれ、高校で数学が得意だった人はなぜこうなるのか覚えているかもしれませんね。
でもなぜこうなるか、筆算で計算すればすぐに納得できます。
でも、普通に考えていたら思いつきません。
34×11=374
34×111=3774
34×1111=37774
11とか111のように1が続く数をかけると、3と4の間になぜ7が増えていくのか不思議です。そして3と4に挟まれる7はどうして出てくるのか、前に来る数字を変えて子どもたちに考えさせます。
これも筆算をすればすぐ分かるんですが、横の計算を筆算にして計算しようとはすぐに思いつかないようです。
家庭でこの本を使って子どもに数字について興味を持たせようと思うなら、まず親が読んでなるほどと納得してから、子どもとなぞなぞをするように楽しんでみてはどうでしょう。
親が楽しいと思わなくては、子どもが楽しめません。
不思議な計算の方法ばかりでなく、長さの1メートル、重さの1キログラムがどのようにして決まったのかという雑学知識も載っています。
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