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数え年、厄年って・・・？

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2003年12月19日

年末になり、世間が師走モードに突入する中
なんとも間の抜けた穏やかな日々を過ごしております。

やっと時間的余裕が出来てきたこともあって
先日、インフルエンザの予防接種に出かけて来ました。

すたれても大学病院。
「予防接種」は病気ではないので、当たり前ですが患者優先で、
まぁ～気持ちいいぐらいに順番を飛ばされる飛ばされる。

隣でゲホゴホ。
斜めでへっくしょぃっ！
後で子供が泣き叫ぶ待合室。

予防接種打つ前にどうにかなりそうなんですけど？

ってほど、しこたま待たされる。

２時間待ってみても、なんの兆しも見えないのでトイレへと席を立つ。
時間にしてほんの２～３分。
席に戻って３０分後、あたしの名前を看護婦さんが呼ぶ。

先ほどから何度もお呼びしてたんですけどねっ！

明らかにご機嫌斜めのご様子。

へぇ～。あたし２～３分以外、ずっとここにいましたけどね。
何度も呼んだとしたら、その２～３分の間ですかね？
トイレにもお呼び出しの院内放送流れるんですけどね？

ままま。良いでしょう。
ここの大学病院の対応の悪さ・ひどさは今更驚くことじゃありませんから
軽く聞き流しましょう。

そして、センセとの問診。月並みに

妊娠していますか？
卵アレルギーはないですか？
ワクチンを打ってなにか異常が出たことはありますか？
現在、風邪ひいてませんか？

などなど、１０数個の質問をことごとく「いいえ」で答え

「本日接種可能」

のお墨付きを頂く。

問診が終わり、処置室前で待たされること小１時間。
あまりに暇なので血圧なんぞを測ってみる。
注射前で緊張してたのか、あたしにしてはかなり高め。

83/43　で　脈拍が118

脈拍みるとかなりドキドキしてますな。
お腹壊さないと良いですけどね・・・。

逆にうちのおかぁたまはかなりな高血圧で、200以上あることも・・・。
「足して2で割るとちょうど良いのにねぇ～」
といつも言ってた記憶がありますル。

高血圧って言うのは良いんですよ。
うちの母のように脳溢血でプツンと一瞬にして苦しまずに死ねますから。
低血圧で脳溢血なんかになると、半身麻痺だの全身麻痺だの
後遺症を伴って生き長らえますから本人も周りも大変なんですよ。

言葉はあたしっぽく変えているので表現やニュアンスは
ちょっと違いますが、これ、うちの母が亡くなった時に
母の担当医に激励っぽく言われたことです。

・・・き、肝に銘じときましょう・・・。（←あたし

さてさて、この都内某大学病院は支払いの際、
クレジットカードが使えるので、最近は、
腕も評判もそこそこの、この病院にわざわざ通っていた。

クレジットカードのポイントを溜め、
今期は２万円分の商品券になり、それを金券ショップで現金にし、
それを元手においしいものを２回も食べに行ってしまいました。
１回目は品川へ牡蠣尽くしを食べに、２回目は表参道のイタリアンを・・・。
現金払いでは味わえないプレゼントに毎年ホクホクです。
クレジットカード、いやいやポイントさまさまですな。

いや、そうでなくて・・・。

みなさんもご存知のように、インフルエンザワクチンは
自由診療なので、病院側で値段を決めて良いのですが、
通常、よっぽど良心的なところで1000円。
がめついところでも5000円も出しゃぁ打ってくれます。
だって原価なんか、たかだか数百円でたかが知れてますもん。
（もっとも製薬会社にもよりますけどね）

ＰＬ法が出来てからはLot管理が厳しくなりましたな。
今回もご多分に漏れず、カルテにしっかりLot番号を明記
ワクチンの入った小瓶を両手で包み込むように持ち、ソムリエよろしく、

「こちらがH-factory様のLot番号になりまして、
今回はこちらをお注射させていただきます」

と、首筋がかゆくなるくらいバカ丁寧に扱ってくれた。

昔は使い捨て注射針にシリコンを使っていた。
シリコンを使うことですべりをなめらかにし、
痛みを軽減させると言うのが狙いだったらしいが
シリコンは人体に悪影響を起すと言われて以来
シリコンを廃止し、痛みも元通りになった。

注射前に針を見る。
(￣个￣；)むむむ～ん。痛そうな針だこと・・・。

去年打った時は、筋肉注射で肩口でした。
これは肩から指３本分下のところで
針の深さは何cmと決められていたからだ。
ところが今年はなんでか肘上10cmのところ。
肩に比べて痛みは少ない。

はっ！ ∑ （￣ □ ￣；）分厚い脂肪のせい？

まままま、痛みが少ないのは良い事ですよ。

やややや、実際に痛いのはここからですよ。
自動支払機で精算しようと、診察券を入れ、クレジットカードを入れる。
暗証番号を入力し領収書の発行を待つ。

￥６，３００円也 ♪

んげっ！　たけっ！！　自費なのに

いくら大学病院でも５，０００円以上は取らないだろうと思ってた。
事前に聞こうと思ったって、対応悪い大学病院だから
「外来で直接聞いてもらえます？」ときたもんだ。
行かなきゃわからんのだったら、そのまま打ってまえっ！と
事前に確認を怠ったあたしが悪いのは明らかだが
６，３００円ってのはいささかやり過ぎだ。
だって昨年かかった別の大学病院は４，０００円だったモン。

いくらクレジットカードが使えても
間違いなく２度とここでは予防接種しない事だけは決定だ。

患者は精神的・肉体的・経済的にいろんな意味で痛い思いをし、
かかるべき医者をふるいにかけて行く。

目先の欲に捕らわれ金額設定を誤ると次の患者を逃す事になる。

本当に痛いのは時間が経てばわかる事。
もっと痛いのは、その現実に気がつかない事だったりして・・・。

傍目八目とは良くいったもので
当事者には見えないものがあるらしい。

そんな話を遠くに嫁いだ友達にしたら

あら、うちのほうじゃ２０００円が相場だけどね。

と言う。

・・・で、なんなんでしょう・・・？？？

そりゃぁね、安けりゃ安いにこしたことないとは思うけどさ、
遠路はるばる交通費かけてそこまで行って打つに足らないものだしさ、
その土地土地の相場ってモンもあるじゃないのさ。
都内でしかも同区内で比較されるならともかく
２ＤＫで家賃５万円代のマンションの地価で
６，３００円の注射はありえないだろうて。

そりゃぁ、その値段で当たり前と違うのかい？
当たり前じゃないのは、この病院の６，３００円だけだよ。

実際の痛さよりも、たかがワクチンに６，３００円も払った
自分がなにより痛過ぎる・・・。

２００４年まであと１２日。
まだまだバカさ加減は勢いを増してますな・・・。

みなさま、どうか良いお年を・・・。

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