【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2006.01.24

十三・【淀川・リバー・ブルース日記】　久しぶりの夜の巷で

(6)

テーマ：女性について(55)

カテゴリ： 🔴 Ｍ【メモ・サブノート】

病に伏せっていた事情で、筆が進まないのである。

病に伏せる以前にも、かなりいろいろのことが進行したのだが、時系列順に書くのも面倒なので、それはいずれおいおい書くことにして、昨夜の出来事を、時系列を無視して書く事にする。

病に伏せっていた私を、仲間由紀恵ママの電話が急襲した。
昨日の夕方のことである。
「これから迎えに行くから今晩は同伴して欲しい」というのである。

今年は、私の深い反省が功を奏して？ママ達のバーへの実績は、たった3回である。
それに病に伏せっていて（こればっか）油断していたのが悪かった。
ただ、咳もかなり良化して、咳という病魔を理由にモラトリアムに、逃げ込んでいる私だが、そろそろ行動の時かも知れない。

仲間由紀恵ママのバーに、他のバー閉じた姉妹が今日から勤めることになった。
ついては、彼女たちも知らないお客さんばかりだと初日は心細いだろうから、以前彼女たちと一度あったことのある私が来て、応援して欲しいというのである。

仲間由紀恵ママは「お願い！」という。
お願いという割には強引気味ではあるが、彼女は私にはいつも甘えていて、それに私は、ついつい断ることが出来ないでいる。

結果としては彼女は私を思いきり利用している形ではあるが、彼女自身は意図してある人間をだましたり、利用しようという事は考えない方の人間である。
わがままで甘えん坊なだけである。
それは今までのいろんな傍証から、そういえる。
（こういう風に人を評価できる私の人間性が美しい）

私も数十年生きてきた男である。
水商売の女性達とも、長年の経験がある。
彼女たちの意図するところと、彼女たちの性格は、すぐ読み取れる。
だまされているようで、見透かしているのである。
（ここんとこ、よろしく！）

・・・と言うより、今までの私の経験上言えることは、水商売の女性で、本当に邪悪な意図で客をだまそうとする女性は少ないということである。
もちろん、客が来てくれるように電話攻勢をしてくる。
店がはねたら来てくれた客と飲食に向かう。
（これをアフターと言うということを、最近にしてはじめて知った）

ただ、私が「戦友」としていたホステス達は、銀座や赤坂の一流どころが多かったせいかもしれないが、良く新聞や週刊新潮の三面欄に出てくる「悪女」というクラスの女性はいなかった。
プライドもあるし、客の評価が店での自分の位置に影響するということもある。
以前書いたように、接待に協力してくれる彼女たちを私や同僚達は、一種「戦友」のように思いつき合っていたと言える。

この仲間由紀恵ママは、その水商売の感覚もあまり身につけていなくて、アマチュアっぽい。
第一、部下のホステス達からそう言う評価を受けていて、「ママはしろうとだから」と、いい点も悪い点もあるという。

この夜も、客の席から私の席に来ると、目をハート・マークにして、身体を私に預けて来て、私の手を握る。
「女の子達にわかってしまうよ」と言ったら、「もう全員とっくに知っているわよ」といばる。

この「知っている」と言うことは、いろいろな深い意味があるのだが、これ以上せんさくしないで欲しい。

悪女ママなんかは、バーでオールナイト・カラオケの後、店外に出るときでも「ママが男とつきあっているということになるとマズイから」と、周辺を気にして、私とすぐ別れる。
プロである。

その点、このママは、客から盲点となる場所に座ると、私の頬にキスをしたりで、プロ意識が欠如している。
ある時は、私もうかつだったのだが、彼女と店でキスをして、ホステス達にその現場を見られた。
仲間由紀恵ママはそれを「恥ずかしい」と言うものの、その後の厳しい反省がない。

とはいえ、私も長い病床の生活を強いられた後なので（おおげさで申し訳ない）久しぶりに若々しくて可愛い仲間由紀恵ママがより添ってくれると、なんだか愛情がわいてきた。

その愛情を心にとどめたまま、悪女ママの店に行った。
ここも楽しい。
悪女ママとは色々あって、今はすっかりうち解けている。
この色々については、また別に書いてみよう。

　　～～＝＝　続く　＝＝＝