齢を重ねると
脳機能の衰えが気にかかる
紹介したこの研究成果では
老化によって脳が収縮しても
神経がそれを補う機能を果たしている
という事が明らかになった
これは高齢者にとって朗報である
ただ、いつまでもこの補完関係が継続する訳でもあるまい
その辺の割り切りは必要だが
とりあえずは一安心、と言うところか(笑)
下記の記事には、
私独自に
● マイナスポイント
● プラスポイント
と言う風に仕分けをしておいた
加齢で脳縮まっても… 神経が機能補う
名大チーム解明
2018年1月31日17時40分
写真・図版
どちらも認知症ではなく健康な人の脳のMRI画像。
70代の脳は黒い部分が多いなど50代の脳に比べて萎縮している(名古屋大提供)
● マイナスポイント
脳は加齢により萎縮しても、
● プラスポイント
残った神経細胞が補い合って
機能が衰えないようにしている
ことを、名古屋大学の研究チームが明らかにした。
成果が米科学誌ニューロイメージ(電子版)に掲載された。
名大では2014年から、20~80代の健康な人の脳の変化を調べている。
研究によると、
● マイナスポイント
脳の表面に近く神経細胞が密集する「灰白質」の容積は年齢とともに減少。
20歳の脳と比べて80歳では約15%減少していた。
● プラスポイント
一方、 神経細胞同士をつなぐ「白質」
の容積は
20歳から45~55歳までは次第に増加することが分かった。
● マイナスポイント
さらに、脳の領域ごとの違いをみると、
運動機能に関わる小脳の一部や
大脳の中心前回と呼ばれる領域は
加齢と共に萎縮していた。
● プラスポイント
しかし、
感覚を伝える中継点の視床や
意思決定に関わる前頭葉の一部、
記憶に関わる海馬の周囲では
年齢を重ねても、萎縮の程度が弱く、容積が比較的保たれていた。
ログイン前の続き解析を進めると、領域ごとの神経細胞が減ってくると同じような役割を持つ神経細胞が互いに補い、新たにネットワークを組んで、失われている機能を補っていたという。
この度合いは、45~55歳までは下がるものの、その後は加齢に伴い高まっていた。
研究チームの渡辺宏久・名大特任教授は
「 まるでスクラムを組むように、萎縮したところをうまく代償していた。
今後、脳機能を若々しく保つための予防策を提案したい」と話している。
(月舘彩子)
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