お隣さんの国：韓国からの手紙

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2021/11/14

数字上と体感の違い

(16)

テーマ：韓国！(16997)

カテゴリ：ニュースから

韓国の最低賃金は、年々上がっている。

2010年　4110ウォン（＝約393円）
2011年　4320ウォン
2012年　4580ウォン
2013年　4860ウォン
2014年　5210ウォン
2015年　5580ウォン
2016年　6030ウォン
2017年　6470ウォン
2018年　7530ウォン
2019年　8350ウォン
2020年　8590ウォン
2021年　8720ウォン（＝約834円）

2022年度適用予定　9160ウォン（＝約886円）

と、10年で2倍以上になった。

でも、以前は、このお給料じゃお昼を食べたら残らないと、
ランチ代が支給されていた会社も多かったようだが、
最近ではランチ代が支給される会社はかなり減っているという。

交通費もしかりで、
以前はシャトルバスがあった会社でも、
大企業以外は経費削減で、
自家用車か公共交通を使って出勤せざるを得なくなった会社は多い。
交通費の支給も、一部支給が多いと聞く。

おまけに、ちょっと前までは週68時間労働が法で決められていたが、
去年～今年にかけて、52時間労働が施行された。

それで、年俸支給の大企業以外の中小企業などでは、
実際には手取りが減った人が非常に多い。

更には、ものすごいインフレ。
年々、物価がうなぎ上り、しかも食材など削れない必需品の値段が上がり続けている。

数字上では、韓国は目覚ましい成長を遂げているのかもしれないが、
体感としては、20年前、30年前が、非常に暮らしやすかったのだ。

1000ウォン（97円）でサバ4匹とかリンゴ8個くらい買えた時代が懐かしい。
今はショートケーキ1個が700円くらいする。
1時間働いて、ショートケーキ1個しか買えない、
1時間働いたくらいではケーキセットまでは食べられないのだ。

よしくんの軍隊服務期間があと50％になった。
やっと折り返し地点。