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2024.02.24
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カテゴリ: 観照
=== 2024.1.20 ===
南の空
南西方向の空
     9時30分過ぎに 撮りました。小雨が降っていましたので、窓際から二方向だけ撮りました。
       観察経験では、雨が降ている時の空はいつもこんな感じです。

南の空
14時40分過ぎに 眺めると、 雨は止んでいました
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
どの方向も空は雲で覆われていますが、雲の形はわかりやすくなっています。

南の空
南西方向の空
16時35分頃に空を眺めると、再び雨が降っています 。二方向を撮っただけ。
           雲の形は少しわかりやすい程度です。

雨が降ったり止んだりという一日でした。

=== 2024.1.21 ===
南の空
ベランダの手すりには、雨の降った跡が残っていました。 雨は止んでいました
11時10分過ぎに 撮りました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
前日に続き、 どの方向の空も銀鼠色の雲で覆われて います。

東方向の空
15時30分近くに 撮りました。稜線上空は雲で覆われています。一方、山並みは思いのほか明瞭に眺めることができました。光の射し具合でしょうか。
南の空
南は、 大な雲とちぎれ雲 が浮かび、青空が広がっています。 天気が回復して いました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
         頭上にも青空が広がっていました。

南の空
16時55分過ぎに 撮りました。大きな雲は飛び去り、 雲の姿は様変わり です。
南西方向の空
西方向の空
東方向の空
稜線上空では、 一塊の大きな雲 が漂い、山並みの手前には 青みが強い素鼠色で鏃状の雲 が浮かんでいました。

曇りのち晴れの一日です。



さて、この雲がたりから逸れて、坂村真民さんの詩についてのご紹介の最後です。

真民さんが「わたしの願い」として、 三つ目に 採りあげているのは、 「二度とない人生だから」 という一行です。 この一行は次の詩に由来します。

   二度とない人生だから

 二度とない人生だから
 一輪の花にも
 無限の愛を
 そそいでゆこう
 一羽の鳥の声にも
 無心の耳を
 かたむけていこう

 二度とない人生だから
 一匹のこおろぎでも
 ふみころさないように
 こころしてゆこう
 どんなにか
 よろこぶことだろう
 
 二度とない人生だから
 一ぺんでも多く
 便りをしよう
 返事はかならず
 書くことにしよう

 二度とない人生だから
 まず一番身近な者たちに
 できるだけのことをしよう
 貧しいけれど
 こころ豊かに接してゆこう

 二度とない人生だから
 つゆくさのつゆにも
 めぐりいのふしぎを思い
 足をとどめてみつめてゆこう

 二度とない人生だから
 のぼる日しずむ日
 まるい月かけてゆく月
 四季それぞれの
 わがこころを
 あらいきよめてゆこう

 二度とない人生だから
 戦争のない世の
 実現に努力し
 そういう詩を
 一篇でも多く
 作ってゆこう
 わたしが死んだら
 あとをついでくれる
 若い人たちのために
 この大願を
 書きつづけてゆこう 詩集「海から海に立つ虹」⑤ p90-91


この「二度とない人生だから」を詠み込んだ詩が、詩集「しんみん川」に収録されています。
併せてお読みいただくと、真民さんの思いに近づけるのではないでしょうか。

詩の題に「人」が入っている詩 をご紹介します。 その他にも、「天女のごとく」、「気づく」、「詩国の皆さんへ」という詩 が、「二度とない人生だから」に連なる詩として収録されています。

   ある人に

 あなたは天国のことばかり思うて
 どうしてこの地上の美しさに
 心うばわれないのですか
 あんたは天国にばかり目を向けて
 どうして大地の美しさに
 目を向けないのですか
 あなたが熱砂の国に生まれたなら
 わたしは敢えて申しませんが
 山あり川あり海あり
 四季折々の花が咲き
 春夏秋冬の鳥が鳴く
 この豊かな国に生まれながら
 遠い処ばかり見つめて過ごし
 あの世へ行ったら
 むしろ神さまは愚か者よと
 お叱りになるかも知れません
 どうか神の造り給うた
 このとりどりのものを
 じっと愛の目で見つめて
 二度とない人生を
 生きてくださいませんか 詩集「しんみん川」 ⑥ p8


  まわりの人に

 こんな美しい如来さまがおられ
 こんな優しい菩薩さまがおられ
 呼んでいられるのに
 寄ってゆくこともなく
 お声をきくこともなく
 あくせくと日を過ごし
 お金のために
 体も心もくたくたになり
 二度とない人生を
 わびしいと思いませんか
 今からでもおそくないから
 少し生き方を変えてみませんか
 天地と一体になる
 広い世界が開けてきます
 若い時とまたちがった
 喜びが生まれてきます
 いかがです
 一緒にまいりましょう 詩集「しんみん川」 ⑥ p52


   ある人へ

 光が射しているのに
 あなたはそれを浴びようとしない
 呼んでおられるのに
 あなたはそれを聞こうとしない
 手をさしのべておられるのに
 あなたはそれを握ろうとしない
 お経にもそんな人のことを
 書いてあります
 どうか素直な心になって
 二度とない人生を
 意義あるように生きて下さい 詩集「しんみん川」 ⑥ p337


二度とない・・・というフレースは詠み込まれていませんが、 真民さんの生き方を端的に詠まれた短詩 を最後にご紹介して終わります。

  一心

 限りある命だから
 蝉もこおろぎも
 一心に鳴いているのだ
 花たちもあんなに
 一心に咲いているのだ
 わたしも
 一心に生きねばならぬ 詩集「しんみん川」 ⑥ p379 



さて、雲の変化に戻ります。

=== 2024.1.22 ===
南の空
    14時55分頃に 撮りました。 空はほぼ快晴状態 です。午前中は撮り忘れ・・・・。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
   太陽の位置の関係で、頭上の青空だけが見やすく撮れています。
東方向の空
稜線上空は あまり見かけない雲の構図 です。
小型の雲が縦方向に連なるように見えるところがおもしろい。雲の家族のお散歩・・・・風という感じ。

東方向の空
17時近くに 撮りました。稜線上空は形を何とか見分けられる程度の雲で覆われていました。
南の空
    遠くに白雲が横に広がり、手前の空は青空で小さな雲が浮かんでいます。
南西方向の空
西方向の空
西から南西にかけての雲の姿はあまり見かけない形でした。こういう雲はどのように呼ぶのでしょうか。

西の遠くの空に夕焼けが 見られます。電線が邪魔なのですが・・・・空の一部を切り出してみました。
頭上の空

コロナ禍の中で、ふと思って「ベランダから見た雲の変化と雲がたり」をブログに書き始めたのが、2022年12月22日。いつまで続けられるか未知数のままでの試みでした。
「2022.10.11~11.7の雲」から始めて、今日(2024.2.24)のブログへの書き込みで、1年と2ヶ月続けることができました。1年余の雲の変化を曲がりなりにも記録に留めることができました。
コロナ禍もひとまず終息してきたようです。最後に『坂村眞民全詩集』(大東出版社)全六巻を通して雲を探す試みで、雲がたりに取り組み、全詩集をひとまず通読することもできました。
これを区切りとして、 このシリーズをひとまず終わりに致します。

今後は、撮る場所を限定しないで、おもしろいな、素敵だなと感じる雲があればブログに書き込みたいと思っています。

このシリーズをご覧いただきありがとうございます。

付記  大東出版社のホームページを最後にアクセスして、 今知ったこと です。
『坂村眞民全詩集』は 、第7巻・第8巻がその後出版されて、全8巻に
     なっていました!!  全6巻でなく全8巻であると訂正致します
手許にはありませんので、このシリーズとしては一区切りです

     あと2巻、読む楽しみができるとともに、課題を残すことにもなりました。


補遺
坂村真民記念館 ​  ホームページ
  ​ 坂村真民について
二度とない人生だから 藤掛廣幸 ​    YouTube
大東出版社 ​ ホームページ
   ​ 「坂村真民の世界」 ​というページが設けてあります。
      (上記の付記はここを見て・・・。誤情報へのお詫びを兼ねて併記しました)

 ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
    ​ ベランダから見た雲の変化と雲がたり 掲載記事一覧表







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Last updated  2024.02.24 14:14:09
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