Welcome  BASALA'S  BLOG

Welcome BASALA'S BLOG

PR

Calendar

Comments

ske芭沙羅 @ Re[1]:成城石井という食品店(11/23) elsa.さんへ ポテトサラダには気づかなか…
elsa. @ Re:成城石井という食品店(11/23) あまり食欲がなくても行けば行ったで何か…
ske芭沙羅 @ Re[1]:ブログ消滅! ぬかっとったー!(11/17) harmonica.さんへ 何年経っても、何度経験…
harmonica. @ Re:ブログ消滅! ぬかっとったー!(11/17) 最近度々メンテナンスが入るようになった…

Keyword Search

▼キーワード検索

2007.09.11
XML
カテゴリ: I think
「経済は生き物」とよく言われる。
“不景気には公共工事”が定石だった昔とは違って、
現代は将来不安や雇用不安、政治不信などから来る
消費の手控えが大きな要因になっている。
ゆえに、道をつくったり、鉄道を引いたり、橋をつけたり
しても、景気回復の“決め手”にはならない。
「土建国家・日本」といわれるほど、建設業に関係している
人口は多いというのは事実だが、需要を超える供給体制に
なってしまっているため、“薄利”を余儀なくされている。
戦後一貫した土建へのバラマキ体制が生んだ弊害だろう。

同じように、「農林」「水産」もバラマキが横行していた。
第一次産業を大切にすることは重要だ。が、不必要な
バラマキは、「利権」を生む。「利権」は、ある特定の
人物や団体だけに利益を生み出す、ゆがんだ経済形態を
形成する。

日本は「合成の誤謬(ごびゅう)」が発生しやすい国民性
だという。「誤謬」というのは、「誤」も「謬」も「誤り」
という意味で、この表現全体では、“ミクロの視点で正しい
ことでも、それが合成されたマクロの世界では、必ずしも
同じ理論が成立しない”ことを指す経済用語だそうだ。

例えば、「景気が悪いので、消費を抑えて貯蓄に回し、
将来の不安に備えよう」と思うことは、個人的には極めて
正常で、合理的なようだが、日本国民全員がそうした考え方
を持てば、ますます景気が悪くなって、不安度が増す……
つまり、“個のことが正しくても、皆がそう考えれば逆の
結果を招く”ということだ。

日本は、この経済動向が顕著だそうだ。
(血液型の性格分析は科学的根拠がないが)A型が4割も
いる日本としては、うなずける内容だ。

小泉政権がものすごい支持を集め、安倍政権がここまで
ひどいことになっていることでわかる。
政治の路線は変わっていない。「改革」を掲げている。
が、小泉政権が目を伏せて突っ走ってきたことの
尻拭いを安倍政権が担っている。飯島秘書官が抑えに
抑えてきた「チワモメ」的リークが大々的にマスコミに
取り上げられているということだ。

飯島秘書官が与党内を抑えたおかげで成立した「法案」、
可決されてから施行するまでにタイムイラグがある。
小泉政権がいつの間にか成立させていた法案が施行
されるにあたって、現政権の責任にされるということで、
表向き、安倍政権の責任になっていることが多い。
さらに、自民党的いい加減さや政権与党の奢りが
下地になった不祥事がいまになって噴出している。
が、60年以上続いた政権で根付いていたことが
いま明らかにされたといって、現政権がすべてを担う
必然性があるのだろうか。

国の仕事もそうだが、国際的な仕事も一切見ていない。
日本経済はもちろん、アジア経済と切っても切り離せない
存在の中国との関係を回復させたことだけでも賞賛を
受けてもいい。これが「政治」だ。

小泉首相は、さまざまな「変革」をもたらした。
それはそれで、あらゆる利益を各方面に与えたことだろう。
「利権」や「コネ」や「私利」を超えたところで
社会を動かしたと思う。
が、国際的に見れば、アメリカ以外の諸外国との関係が
発展しているとは思えない。唯一尊重したアメリカでさえ
ブッシュ政権が終焉を迎えようとしているいま、対日政策は
おざなりにされているように思えて仕方ない。

それは「ヒル」が証明している。

あんな、実力も、信頼も、将来もない「国務次官補」が、
北朝鮮を相手に何かができるわけがない。

日本国民は自覚しなければならない。
“日本人は独自の価値観を持たない人種”だということを。
独自の価値観を持っていようものなら、イジメや
非難の対象になってしまう。

幸いなことに、私は独自の価値観をぶちまけてきたが、
イジメには遇わなかった。なぜそうであれたかというと、
“文句言い”の人種が対抗しなかったということだ。
私はいい加減な人間に見えるが、理論と行動にはスキが
なく、“文句言い”程度の攻勢には、軽く対抗できるし、
それらの人種も私への攻撃には意味がない、いじめがいが
ないと思ったのだろう。実際、いじめに遇っていても、
私は一切気づかなかったに違いない。他人の言動に
注目する人種ではなかったのだ。
が、安倍首相はそんな人種ではない。他人の意見や視線を
敏感に感じ取ってしまう。支持されているときはいいが、
非難されると極端にもろい。に加え、日本人の国民性である。
安倍首相は袋だたき状態で、野党もそれを利用して
首相を攻撃する。

いまの日本のような現象を生むのは、国民性に根ざしていると
思うが、マスコミの「テーマ偏重」も大きく影響しているように
思う。情報ワイドや情報バラエティの扱う情報は、一様に
同じ方向だ。

難しいとは思うが、日本人は、「左向け左」では
ダメだということをいい加減自覚してほしい。

意味のない不安感や、根拠のない期待感を抱くのは
いい加減やめにしてほしい。自分のことは考えるが、
国のことはつゆ知らず、という身勝手な人々が日本人の
大勢である限り、日本の将来はないと思う。

機会があれば調べたいと思う。日本国の財政を圧迫
している行為、例えば「医療」や「生活保護」といった
自治体の財政に頼る行為について、国民がどう考えて
いるのかということを。

「合成の誤謬」の意味から考えると、いまの日本人は
景気を悪くする力は持っていても、よくする力は持って
いないと思う。日本人は、悪いことには反応するけれど、
いいことには猜疑的で、他人を見て判断しようとするから。
が、信じた人物や団体には出費を惜しまず、だまされた
と知らされても、「話が楽しかったからいい」と、
意味のわからぬ理由で事件化しない。

「合成の誤謬」……、将来を考える日本人にとっては、
きちんと知らねばならない用語だと痛感する。

                     拍手





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.09.12 14:46:26
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: