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2008.06.11
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カテゴリ: I think
秋葉原の無差別通り魔事件の加害者の両親が記者会見をした。
両親から記者団へ申し入れがあったそうだ。
「お詫びしたい」
と。

もし、そうしたいのなら、被害者や遺族へ個別に直接すべきではなかったのだろうか。

母親は腰が立たないくらい憔悴していたようだが、父親の方は、言うべきことを述べて家の中に消えた。普通の銀行員らしいので、もちろん、緊張はしていたが、あらかじめ考えてきた文言を淡々と述べていたように思った。

記者団への申し入れの際に、
「質問はご勘弁いただきたい」
という条件をつけたいたようだが、そんなことを無視するのが記者たちだ。無遠慮な質問を次々に投げかけていた。
「警察の取り調べに関係することなので……」
「聴取されていると思うので、正直に語ってもらいたい」
と、距離を取った答えを返したが、とても違和感を覚えた。

この会見は必要だったのだろうか。
父親の言葉どおり“社会的影響が大きい事件”というのはその通りだと思う。
が、それほどの影響を与えた事件に対する両親のコメントが、こんなに淡々としたもので、国民は、被害者は、納得したり、怒りがおさまったりするのだろうか。
少なくとも私は、会見を聞いて何も納得できなかった。
記者が言った、
「事前に防ぐことはできなかったのか」
「予兆はなかったのか」
という、国民の最大の疑問、そして、いじめでもある問責に答えられないなら、会見するべきではなかった。

もっとも、その答えとして違和感がないのは、
「私ども両親がすべて悪いのです。育て方を間違ったのです」
「死刑になるあの子と一緒に、我々の命も絶ちます」
くらいのことがその口から出ないとダメだろう。
しかし、それでは聞く方の気が滅入る。

要は、会見などしなくてよかったのだ。

あのモンスターの両親が登場することで、そして、ごく普通の口調で話されたことで、恐怖が倍増した。どこにでもある家族、どこにでもいる青年、ありがちな家庭環境なのに、かつてないモンスターが生まれてしまったことに。

「モンスターは、自分のすぐ隣にいる」

と認識し、ゾッとした。





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Last updated  2008.06.11 18:31:43
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