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父の法要で兄の家に行ったときに気づいた。
小学2年の姪のファイルの名前の表記が、
仮名と漢字の入り交じったものになっている。
名前はともかく、苗字は総画7角というごく簡単なものなのに、
一文字が仮名、一文字が漢字という奇妙なもの。
義姉になぜか聞いた。
「まだ習っていない漢字は、使ってははいけないんです」
「え? 決まり?」
「そうなんですよ」
「○○ちゃん(姪の名)、漢字で書けるでしょう?」
「はい。でも、学校から、だめって言われてます」
??????
おかしなことがあるもんだ。
習おうが習おまいが、自分の名前くらい書けるなら漢字で書いて悪い道理がない。
よく覚えていないが、私は2年生の最初から、姓名すべてを漢字で書いていた。
先生も「よくできました」と言ってくれたと記憶している。
名前の3文字のうち、1文字は1年、1文字は3年、もう1文字は4年か5年で習ったはず。
というのはよくわかる。が、
「習っていない漢字は書いてはならない」
という意味は全くわからない。何の問題があるのだろう。
書けない子がひねくれるということか。
習わない漢字を書くと、間違って覚える可能性があるということか。
はたまた、皆が勝手に漢字を書き出すと、教室の規律が乱れるということか。
が、どんな理由を提示されても、納得できないと思う。
自分の名前は、戸籍に登録されている文字を書くのが正解で、
仮名で表記するのは、無学を理由に許された期限付き措置のはずだ。
早くから漢字で書けるようになりたいと思う子がいた場合、
奨励することはあっても、否定するのは教育のあり方としてどうなのか。
きっと、「平等」という幻想の呪縛があるのだろう。
皆が足並みを揃えないといけない。
皆が同じ水準、同じ認識でいることが、教育の根本だと。
けったいな話だ。
そもそも、名前に「教育漢字」以外の漢字を使っていたら、
一生自分の名前を漢字で書けないことになる。
こんな教育では、「落第」も「飛び級」もあり得ない。
これが、迷走を続ける日本の学校教育の現状(の一コマ)だ。
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