Welcome  BASALA'S  BLOG

Welcome BASALA'S BLOG

PR

Calendar

Comments

ske芭沙羅 @ Re[1]:成城石井という食品店(11/23) elsa.さんへ ポテトサラダには気づかなか…
elsa. @ Re:成城石井という食品店(11/23) あまり食欲がなくても行けば行ったで何か…
ske芭沙羅 @ Re[1]:ブログ消滅! ぬかっとったー!(11/17) harmonica.さんへ 何年経っても、何度経験…
harmonica. @ Re:ブログ消滅! ぬかっとったー!(11/17) 最近度々メンテナンスが入るようになった…

Keyword Search

▼キーワード検索

2024.07.22
XML
カテゴリ: I think
「余命(よめい)」とは、どういう意味だろうと考えた。

「平均余命」というものがある。
「へいきんよみょう」と読むのだが、
0歳→80となっていたら、
「現在0歳の乳児があと80年生きられます」

という意味。
これなら理屈はわかる。
しかし、

「あなたの余命(よめい)は半年です」
と言われたら、
「あなたはあと半年しか生きられません」
となり、「余命(よみょう)」とは対極の意味になる。

しかし、「余命(よめい)」は当たり前に使われる。


突然だが、「余」をじっと見てほしい。

私は毎度ゲシュタルト崩壊を起こす。

「あまる」って、こんな字だったっけ?
と不思議な気持ちになる。



話を戻して。

「余った命」ではない。
「残された命」だろう。

だが、この言葉はちょっと残酷さを伴うし、
ストレート過ぎるきらいもあるにはある。
しかし、慣れればそんなものだと思えるに違いない。

「残」をじっと見ていても、ゲシュタルト崩壊は起こさないので、
ぜひこれからは「残命」」と言ってほしい。


私の「残命1年」は、まだほとんど誰にも明かしていない。
家族はもちろん、親しい常連さんにも言っていない。

が、二人にだけ、話した。

聞かれたからだ。

嘘は嫌なので、ありのままを話そうとは思っているのだが、
皆、元気な私を見てイメージしないのだろう。
「余命」なんていう言葉を想像すらしないはずだ。


ただ、私がそう言ったときに、

「知り合いも余命1年って言われたわ。半年くらいで亡くなったけど」

と返され、少々背筋を冷たくした。

そうなのだ。
1年というのは、医者の経験則であって、
確たる計算式や統計学を元にしたものではない。
1年と言われながら3年生きる人もいれば、
半年、3ヵ月で亡くなる人もいるだろう。

怖い主治医は意外にもやさしい人かもしれないので、
自分の弾き出した数字より長めに言ってくれたのかもしれない。


大変だ。

1年あると思い込んでいた。

えらいことだ。

ゆっくりしていられない。
(ゆっくりしてはいないが)


大丈夫。
そういうこともあろうかと、
再度検査をしてもらう手筈になっている。
検査してから2ヵ月たつので、
「いま、どうなっているか知りたい」
とわがままを言い
来週には現状を把握できる。
そこで、意外にも速い進行が確認されたら、
心を決めなければならないだろう。


治療は期待できないと思っている。

怖い主治医からは、
「数を減らす、小さくする」
を第一に、
「他の治療法が取れないものか検討する」
と言われているが、
無理だと思う。

「数が増える、大きくなる、違う場所に発生する──
それを少しでも抑える」
くらいのレベルになるだろう。

なので、すぐに治療をやめたいと思っている。

延命は、期待していない。
ただ、「治療を試みた」くらいはやっておかないと、
後を託している家族(姪)に申し訳ないというだけだ。


ということを考えても、「残命」が正しいだろう。

                   南無





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.07.23 14:24:22
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: