「長生きは罪である」と法制度が出来「処刑」を宣告され、しかも「70歳以上老人同士のバトルで」施行というブラックユーモア小説。
いただけるか、いただけないか読んでみました。
ブラック過ぎて、のけぞりましたがほんとうのこともたくさんあり、笑えて、うなずいて、しかし、ちょっぴりもの悲しくなりました。いえ、すさまじい殺し合いの闘争がではありません。それは笑ってしまえばいいフィクションです。
帯にある「後期高齢者医療制度という老人いじめ政策を予見した小説」ではあるような、でもそれを「いじめ」と取るかどうか、むしろそれを「すすめないとこうなる小説」のようです。
政府の作る制度は必ず裏がある(かもしれません)ので手放しで賛成するのもなんですが、負債多い日本の老人人口爆発によってかかってくる医療費増をどうするか、なんらか方策を講じないと永く生きていられなくなりますよ、ということでしょうか。
長寿が嬉しいのかどうか、寿命とはなんぞや。でも、102歳で元気に鉛の玉を投げている(お昼のTV)前向き男性を見ていると、目的をもって元気で、長生きしたいなーと思うし、やっぱり勝手だわね。
ということでいただきましたこの小説。
よみがえり 2023年12月21日
こういうエンタメが好き 2023年12月19日
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