全68件 (68件中 1-50件目)
始まりの木 [ 夏川 草介 ]価格:1760円(税込、送料無料) (2021/3/26時点)楽天で購入始まりの木 夏川草介 小学館テレビで「神様のカルテ」をみて、この作家さんの本を読み漁っています。そのなかで、一番気に入ったので紹介しますね。片足の不自由な民俗学の准教授古屋と大学院生の千佳がフィールドワークとして日本のいろいろな地域に行き、いろいろなひと、もの、体験などおもしろくて、ユニークでかんがえさせられることもあるさらっと読めて、読みごたえがあるお話です。な2020年9月の発行です。この二人の性格がまた真逆なうえこの教授の毒舌でいて、奥になるものを感じたり、大学院生の千佳ののびやかな性格でピュアな感性がいいコンビになっています。大人におすすめの本です。5話に分かれていて、とても読みやすいですよ。
March 26, 2021
コメント(0)
アメリカ・インディアンの聖なる大地の教え ジェミー・サムズ エリコ・ロウ 訳 扶桑社アメリカ・インディアンを題材にした絵本を読んでその土地で暮らし、自然とともに生きてきたアメリカ・インディアンの考え方を知りたいと探して見つけた本です。読んでいて、心が澄んでいくすがすがしさを感じて時折読み返してきました。2000年10月の発行です。その時その時でいろいろな答えや考えに行きつくので自分がじっくり思索するとき、助けになってくれます。長い文章でなく、一ページごとに違いますので毎日少しづつ読むのも、全部読むのもそれぞれ、ちなみに私はその中で自分のお気に入りのページがあります。これは宗教の本ではありませんので、こんな考え方があるのも知っていると視野が広がると思います。アメリカ・インディアンの聖なる大地の教え [ ジェミー・サムズ ]価格:1676円(税込、送料無料) (2020/5/1時点)楽天で購入
May 1, 2020
コメント(0)
ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい クリスティン・バーネット 著 永峯涼 訳 KADOKAWA たまたまみつけた本で、 自閉症の息子の母親の記録です。 重度の自閉症、でも知能指数はアインシュタイン級の子を 育てる大変さ、それより子供にいかに生き生き 楽しんで生きていってほしいと思う 親の心と行動のすごさがあります。 2014年1月の発行です。 専門家に一生字も覚えられないだろうといわれた 子供が大学で人に教え、誰も解けない数学の問題を解く。 そこまで、子供を支え、 こどものためにベストをつくす親の姿に 感動しました。 お勧めの一冊です。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい [ クリスティン・バーネット ]
August 9, 2016
コメント(0)
ルポ 貧困大国アメリカ 堤未果 岩波新書 日本は10年遅れてアメリカのようになっていく。 インターネット関係でどこかで読んでいたので、 この本を見つけたとき、日本がどうかじ取りしていくか 一つの目安に読んでみました。 2008年1月の発行です。 一つの流れとして親が知っておくことも必要だと思うのです。 そして、だからこそ子供たちの未来のために 知る力、考える力、行動する力をつけてあげてほしいです。 このシリーズはほかに二冊あります。 それもお勧めです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ルポ貧困大国アメリカ(2) [ 堤未果 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】ルポ貧困大国アメリカ(2) [ 堤未果 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】(株)貧困大国アメリカ [ 堤未果 ]
November 4, 2015
コメント(0)
大学では教えてくれない大学生のための22の大切なコト 佐藤剛史 編 西日本新聞社 図書館で絵本を探していたら、 こんな本に出合いました。 ちょうど、大学生になられる方や 仕事につかれる若い方たちに 生活や精神面で援助になれるのではと この本を紹介します。 2010年7月の発行です。 西日本新聞社で特集で組まれたみたいです。 元気に生きていくのに大切なことを教えてくれます。 家族や親せきに若い方がおられたら おすすめです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】大学では教えてくれない大学生のための22の大切なコト [ 佐藤剛史 ]
March 21, 2015
コメント(0)
Baby Life no.7ベビー ライフ 名作絵本200冊 エイ出版社 図書館で見つけた雑誌です。 子育てのヒントになる内容の雑誌で、 2008年10月の発行です。 私が紹介した絵本がたくさん載っていました。 図書館であると思いますよ。 また、ほかのサイトで中古でもありました。 探す参考になるので紹介しておきますね。 厚めのしっかりした本です。
March 3, 2011
コメント(0)
ワーキングプア 門倉貴史 宝島新書 クリスマスイブにこの本を紹介するのは気はひけたのですが、 読んでいて分かりやすく、社会を知る助けにもなります。 社会の流れを知ることは生きていくためにとても大切なことだと思います。 2006年11月の発行です。 時々このような社会学の本をお勧めしますね。 ワーキングプア
December 24, 2010
コメント(0)
「婚活」現象の社会学 山田昌弘 東洋経済新報社 たまに絵本以外の本を書きますね。 山田昌弘さんの「希望格差社会」を以前紹介しました。 この方の本はわかりやすく、社会の流れを教えてくれます。 このごろ、よく聞く婚活ということば、このごろの結婚事情や、 少子化の問題の根本になるもの、問題点などをデータをもとに 考察しています。 2010年6月発行の新しい本です。 人は年をとっていくものであり、結婚生活もまた 時間をかけて築いていくものだとおもうのです。 この本を読んで、自分の人生をどんな方向に選択したいのか、 冷静に見つめなおす助けになると思います。 読みやすい本です。 「婚活」現象の社会学
October 3, 2010
コメント(0)
新美南吉童話集 角川春樹事務所 「ごん狐」「手袋を買いに」といえばおわかりでしょう。その作者の作品を単行本に集めたものです。この中に「おじいさんのランプ」があります。中学校の国語の教科書で読みました。いまでも覚えている作品です。2006年11月の発行です。懐かしいですね。ほかにも読んでないものがのっていました。1943年、30歳の若さでなくなられ、その10年以上も後になって作品がみとめられました。良質の作品は色あせることなく、いつまでも人々に愛されていくのですね。 新美南吉童話集
March 17, 2010
コメント(0)
夢見の旅人 二見文庫 ジェイン・アン・クレンツ 著 中西和美 訳 二見書房 ジェイン・アン・クレンツさんの作品は好きで結構読んでいます。 この作家は作品に寄ってペンネームを使い分けています。 特に多くて、 ジェイン・キャッスル、ステファニー・ジェイムズ、 アマンダ・クイックもみんな彼女です。 この作品は2007年6月発行に発行されたばかりです。 主人公は夢分析の専門家イザベルです。彼女の務めていた研究所の所長が急死、 そこからお話が始まります。 夢の分野を題材にしているのですが、生活感あり、犯罪があり、ロマンスあり、 展開が面白いのです。 一番のお薦めは登場人物が多いことです。主要登場人物で14人、他にも 出てくるので大変、でも性格設定がしっかりしているので、混乱することは ありません。ペットでさえ魅力的です。 読み応えがあり、意外と読みやすい作品です。 面白かったですよ。
July 19, 2007
コメント(0)
大人が絵本に涙する時 柳田邦男 平凡社 子育て支援者として活動し、読み聞かせに関わるようになってまた 絵本を読むようになり、絵本が子供から大人まで楽しめるのを実感してきました。 柳田邦男さんの訳による絵本を日記で紹介することで、大人の絵本に対する 考えかたや関わり方がかわってきていると感じていました。 たまたま、この本をしり、図書館で借りてきました。 どんな絵本がかかれているかな?と本を開いてみたのですが・・・・。 この本をもらい泣きしながら、読んでしまいました。 大人になるとつらいことを体験します。その体験を癒してくれた絵本。 そんなエピソードが沢山かかれていて、つい・・・・。 でも、全部そんなはなしばかりでがありませんから、念のため。 いろいろな視点から絵本をみて分類して紹介してくれています。 文章がすーと心に届いてきて、大変読みやすくすぐ読んでしまいました。 80冊ぐらい紹介されています。 いいなあと思って以前日記で紹介した絵本があったり、 絶対この絵本が読みたいと思えるのがあったり。 図書館や本屋で目についたものを読んでいるので、見落としたものも まだまだ沢山あるのです。 早速図書館で探さなくては。 私が読みたいのは『エリカ 奇跡のいのち』です。 絵本には短い文章に込められた思いを感じます。 大人になると子供とは違った印象を受けることもあります。 どんな感じ方をしてもいいと思うのです。 それこそ、絵本の良さだと思うのです。 この本を読んで、絵本を違った視点で見られるようになるのはないでしょうか。
April 18, 2007
コメント(0)
私たちの百年惣ちゃんは戦争に征った 貞刈惣一郎 語り 貞刈みどり 文章 海鳥社 この頃自分史がブームになっています。 だから、この本が出来たのではありません。 ひとりの男の人生、戦争に翻弄されても彼が自分の人生を切り開いてきた。 でも、黙として語らず。 その重い口を開かせたのは 小学生の孫の言葉、 「おじいちゃんは、どうして戦争に行ったん、満州は遠いところ?」 その一言がきっかけで妻である貞刈みどりさんが五年がかりで本にまとめまし た。 つらい記憶があってのこと、記憶の底から語る夫貞刈惣一郎さん。 夫婦の信頼感あればこそ、この本を読みながら、ふっと思ったものです。 貞刈みどりさんは文章つながりで、いつも素敵な文章を書かれる 方です。 ご家族のバックアップもあり、出来上がった作品です。 当時の写真も沢山修められていて、戦争を違った視点で見られます。 私の大好きな上坂冬子さんのように私見のない文章です。 貧しさにめげず苦学して成長した惣一郎さんは第三乙種で重砲兵連隊に 召集され、満州に派遣されました。終戦でシベリア送りになりました。 シベリア抑留、これは過酷な試練でした。 私の父も同じで、亡くなるまで、この話は少ししかしてもらえませんでした。 昭和二十三年帰国後、教員資格を取り、僻地、矢部村の中学校教師として 再出発するまでが綴られています。 どんなに苦しい時にも明るさのある。 読んだ方はそう思われるでしょう。 ひとりの男の生き方に共感されるでしょう。 そして、家族のすばらしさも。 お薦めします。
March 8, 2007
コメント(0)
そろそろ 抱き癖がつきました。寝ぐずったら、抱いて寝かせます。でも、結構長く抱いていると手も疲れてくるので、考えたたのが、バランスボールに座って揺することです。骨盤体操用にもっていたので、それに座って揺すっています。おおきなボールなので、優しく揺すれて、こちらも楽です。このバランスボール、場所をとるのが欠点ですが、毎日座って体操しているので、丁度一挙両得になっています。ある方は試してみてはいかがですか。 上のようなボールです。 昔は高かったのですが、いまは量販店でもっと安く売っています。
November 28, 2006
コメント(2)
3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知 ロビン・S.シャーマ 北沢和彦 訳 海竜社 新聞で紹介されていた本です。 図書館でリクエストしたら、なかなか順番にならず、 いま、読んでいますが、もう次の順番待ちの方がいる人気の本です。 ストレートに明確にいいたいことが伝わってくる たいへん読みやすい内容です。 どうしたら、3週間続けられるのかではなく、 それをするとどう変わるのか、書かれています。 101の提言、どこから読んでも良い、自分にとって いいと思うことを読んでもいい、自分流に使えることが そのなかにみつかるはず。 気持ちに迷いがあるとき、考えの整理をつけるのに 参考になるはず。 人気があるのがわかります。 おしつけるのでなく、見方を教えてくれる本です。 作家は自己発見に関する世界最高の権威のひとり、学習サービスの CEOで組織や個人の潜在能力を引き出す手伝いをしている。 即実践のプロ、内容もそれがわかります。
September 7, 2006
コメント(0)
五体不満足 乙武洋匡 講談社 1998年に出版されました。 なぜ、ここに出てきたか? それはこの日記の前に紹介した絵本の作者沢田としきさんを調べていて 乙武洋匡さんと彼とで創った絵本にであったからです。 『プレゼント』という作品です。 この絵本、いま紹介しているこの本、つまり、乙武さんの自らの体験を 絵本にしたものです。 この絵本は読んでから、書きますね。 この本、なかなか予約が多くて、やっと順番がきたとき 家族みんなで読みました。 生まれてきてから、大学まで、かれの生きてきた人生が書かれています。 文章から、彼の前向きな生き方、その伸びやかなこころ、伝わってきます。 どうしようもないこと、障害が半端ではありませんから、大変だったはず。 でも、それを自然体で受け止め、行動しています。 彼の個性が光ります。 彼の友人達も、対等な関係なのがわかります。 いまだに、しっかり覚えている印象深い本です。 読んでない方 是非読んでください。 そして、元気をもらってください。
June 17, 2006
コメント(0)
お母さんはしつけをしないで 長谷川博一 草思社 よくおじゃまするところで紹介されていました。 早速読んでみました。 作家はカウンセリングを専門にした心理学の教授です。 先日、日記でお利口ちゃん症候群を書きました。 これはしつけの行き過ぎた例です。 おかあさん自身のために読んでみて下さい。 読みやすい内容です。 例を挙げながら、問題点を教えてくれます。 ひと言 しつけをしないでは 放任しなさいではありません。 子どもの意思を尊重すれば、おのずとわかると思います。 こどもが大人になったとき、社会で暮らしていくためのルールは 教えることですし、読むこと書くこと計算することなどは、道具です。 だから、身につけさせるべきことです。 そのあとは、こどもの意思です。 この本を読まれたら、子育て 楽になると思います。 子どもは 自分で育っていくものです。 育てなければならないなんて思わずに、ゆったり構えられます。 親も自分の人生があり、子どもにも子どもの人生があるのです。 決して同じ人生にはなりません。 そう考えると、子どもの意思を尊重します。 子どもは身近な大人を観察しています。 親は特によく見ています。 ある意味、しつけるより、自分の生き方を見せることかも? あまり、偉そうなことは言えません。 子ども達には、お気楽な母親を見せてきましたから。 救いは 家族で本音が何でも言えます。 お薦めの本です。 もう一つのお薦め、以前書いています。 『子育てに夢とロマンを』 福永託司 西日本新聞社
June 9, 2006
コメント(2)
日本の不平等 格差社会の幻想と未来 大竹文雄 日本経済新聞社 ざっと目を通して 今 じっくり 腰を据えて読み直している本です。 もう 一ヶ月以上になります。 まだ 途中なのですが これを理解するには まだまだ 時間がかかりそうです。 内容が おそらく 大学の講義をうけるくらいかな?と勝手に判断しています。 大竹文雄さんは大阪大学 社会経済研究所 附属行動経済学研究センター 教授です。専門は労働経済学です。 この本は かれの研究過去10年をまとめたものです。 最初 今話題の本とちょっとちがうと感じました。 でも それは どこを視点にして どの 資料を使うかによって変わってくるはず です。 この本は その意味で いちばん公平な視点で よく調べて分析した上で書かれた ものといえます。 テレビや 新聞で感じる 日本の不平等感の実質や、今までのデータからみた未来 興味深い内容です。 まだまだですが、時間をかけて 理解していくつもりです。 日本の不平等と海外での不平等 海外はもっと格差が広がっているのです。 社会を構成する因子 量と質 当然数式もあります。 興味の或る方は 図書館にあるはずです。 先日 世界平和について 聞かれました。 出来ることをする。その中には 現状を把握することをあると思います。 自分達の社会に関心を持つことも大切なことだと思います。 これからも このジャンルの本を読んでいくつもりです。 知識を深めることで、また 見えてくるものがあると思います。 4月3日に第46回エコノミスト賞決定とありました。
April 14, 2006
コメント(0)
「いや!」というよ!性ぼうりょく・ぎゃくたいにあわないじぶんでじぶんをまもろう すみもとななみ 絵 嶋崎政男 監修 あかね書房 子ども達は 社会の中で弱者です。 そのために いやなことにあうことが あります。 この頃の新聞に 虐待について 子ども達が 障害を負うデータがでていました。 悲しい現実です。 大人の責任として 出来ることをするしか 方法がありません。 でも 知っておけば 対処出来ます。 この本 絵を沢山いれることで 子ども達のためにつくられています。 ですが まず 大人が読んで見て下さい。 そして 子ども達に 見せて下さい。 ボランティア仲間に 子ども達を守るために活動している方達がいます。 お互い 顔見知りなので 時には 連携することもあります。 傷ついた子ども達にたいする 対応 間違えると傷を大きくします。 ドメスティック・バイオレンスなど 基本は 本人が いやだと思うことから なのです。 自分のことを 自分で考え 行動する。 これからの社会で 個人は自己責任を問われます。 まず 知り、正しい知識を持つことです。 人間の尊厳を 子どもに教えて下さい。 嶋崎政男さんは 東京都福生市教育委員会参事をされています。 東京都立大学心理学科卒業後、中学校教員を経て 教育相談など 子ども達のため に 仕事されてきた方です。 この本 シリーズで三冊あります。 1 ぜったいについていかないよ! 2 ひとりでがまんしないよ! 3 「いや!」というよ! 今日は3を紹介しました。 2006年2月発行の出来たばかりの本です。 新学期が始まりました。 自分も子どもができたから 親になったのですが、不安ばかりでした。 親子で勉強しながら 成長してきたと思っています。 この本 読んでおいて下さい。 こんなこと おきなければ何よりですが、保険と同じです。 備えておくと 安心です。
April 10, 2006
コメント(2)
ダ・ヴィンチ・コード(下) ダン・ブラウン /越前敏弥 角川書店 本当は連続して上下巻を読みたかったのですが、図書館で予約して やっと 順番が回って来て読むので 仕方がありません。 上巻を読んでから 時間が経っていたので 読みながら 思い出していました。 この本 読み出すとやめられません。 知的でしゃれているのです。 この物語 この歴史的な背景など 知っていたらもっと面白かったと思います。 宗教と地域のつながり 高校の世界史で 習った程度でしたが、倫理の時間でも キリスト教については かなり多くの時間色々教えられたものです。 この時 宗教であり 思想にも影響を与え、歴史におおきな力があったことは 未熟ながら わかりました。それを背景に物語がつくられているので 好奇心を 刺激するのです。 下巻で 本当は 誰が仕組んだのか 明らかになります。 知的な謎解きの魅力と この展開がいいですよ。 今 文庫本もでているので それもいいと思います。 面白かったです。 簡単な内容は ここにかいてあります。 のぞいて下さい。
April 7, 2006
コメント(0)
へんないきもの 早川いくを著 寺西 晃絵 出版社:バジリコ 作者ふたりとも イラストレーターです。 そして このいきものたちは いまも 地球上でいきているのです。 こどもの ブックトークで 読んだ本です。 もう一冊の『またまたへんないきもの』も一緒に見せてもらいました。 本の紹介などで知ってはいたのですが、想像上の生き物とばかり思っていま した。なんでも 見てみないとわからないものです。 これを 読んでいて こどものころ 少年雑誌で 面白い生き物の特集を 読んだことを思い出しました。 弟の本を読んだのです。 お互い本ならなんでも 読んだので 幅広く読めました。 進化のおもしろさもあります。 へんでも うまく適応していれば いいということなのです。 まだまだ 生態も知られていないものも沢山あります。 しらないことは いっぱいあるのです。 図鑑感覚で どこからでも読めるので ひまなときのぞくのもいいですね 知っているいきものもありました。 専門のちがう方達ですが しっかり 調べて書いています。 後ろの参考文献も参考になると思います。 小学生でも 好きなら読むかもしれません。 とても おもしろい 本です。 二冊ともお薦めです。
March 27, 2006
コメント(0)
小学館の学習百科図鑑 植物の図鑑 Widecolor 小学館の学習百科図鑑 本田正次 /牧野晩成 小学館 我が家では 子ども達のために このシリーズをいつも使えるところに おいてありました。 小学一年生のころです。 全部で三十冊ぐらいでしょうか。 何かあると すぐ 図鑑を探して 調べていました。 また ひまなときも あれこれ 引きずり出して 見ていました。 本屋さんで 見て選んでいいと思います。 図鑑と あと いろいろな分野を入れておくと便利です。 子ども達が大きくなったら 図鑑以外は よそにもらわれて行きました。 いまだに 気になったことがあると 図鑑はのぞいています。 長年 使ってきたので ぼろぼろです。 身近に 調べる本があることは とても助かります。 小学生の質問にちゃんと答えてくれます。 図鑑の4種類が 六月に 新しくなるようです。 この小学館の学習百科図鑑のいいところは 必要に応じて増やしていけます 最初は 親が 図鑑の使い方を教えてあげて下さい。 そうすれば あとは どんどん 知りたいことを 自分で読んでいきます。 知りたいとき すぐ答えがわかることは 子どもの意欲を高めます。 ここでは 植物図鑑を貼っておきます。 そこから いろいろ 探した下さい。 この図鑑 五十冊以上あるはずです。 子どものお気に入りの恐竜図鑑が50番です。 大人が見ても 面白い わかりやすい図鑑です。 この 図鑑リーズナブルな値段なのも助かります。 昔から あまり 値段が上がっていません。 長く使えます。 新学期に 子ども達のためにお薦めします。 あとで 買い足せます。 我が家でも 子ども達の欲しい図鑑が何冊も 増えていきました。
March 23, 2006
コメント(0)
翼を持ったお巡りさん にかける富山県警察航空隊の現場から 谷口凱夫 山と渓谷社 家族の借りてきた本が面白そうなので つい 勝手に読んでしまいました。 ご存知のように 山岳遭難者の救助は大変な労力と危険を伴います。 でも 一刻を争うような深刻な 事態もあります。 ヘリ救助は 時間という ファクターにおいて 他に比類を見ないほど 素早く 動けます。 でも そう 簡単なことではありません。 なぜなら 事故が起こるとき 天候もひどく ヘリをとばすこと自体 大変な技術が必要であり、 救助には 大変な 危険を伴うことも しばしば あるのです。 金食い虫とまで 言われたヘリによる 救助。 それを 可能にした 背景。 読んでいて その真摯な 行動に頭が下がります。 この本を読んで 実質を知って欲しいですね。 そして 山登りに対して しっかりした知識を持って 楽しんで 欲しいものです。 天気図は 当然 読むべきですし、 いざとなったときも 考えて行動できるようにすべきです。 事故はそれでも おきますが 最小限にとどめる配慮は していかないと。 読みやすく すぐ 読んでしまいました。 いい本ですよ。 人の優しさを感じます。
March 8, 2006
コメント(0)
く飛ぶ紙飛行機(vol.1) 切りぬく本 二宮康明 誠文堂新光社 さっき ひこうきの絵本を紹介しました。 飛行機つながりで 紙飛行機の工作本を紹介します。 二宮康明さんは この世界での第一人者です。 かれは こどものころから 紙飛行機が大好きで 大学卒業後 仕事のかた わら ケント紙による紙飛行機の設計・製作をはじめ、 1967年国際紙 飛行機第一回大会に参加して、第一位の栄冠に輝き そのレベルの高さでも 有名です。滞空時間 飛行距離 ユニークなデザイン どれをとっても他の 追従を許さない すばらしいものばかりです。 これは かれの デザインの紙飛行機の工作本の初めての本です。 切り抜いて 作れます。 かなり 細かいので 工作用の はさみ カッターなど必要になると思いま す。 子どもだけでなく 大人のファンが多い 本です。 その デザイン 出来上がった姿の美しいこと。 大変よく飛びます。 小学三年以上、親子でもいいですよ。 子ども達が小さい頃 街に出かけたときは 本を自分達で選ばせていました 自由に選ばせていた結果 ジャンルが広がりました。 これも その一つです。 好きなことで こんなことが出来る二宮康明さん いまは 日本紙飛行機協 会会長、日本インダストリアルデザイナー協会会員。自家用飛行機操縦士。 そして、彼の本が 復刊ドットコムで三冊も載っています。 海外にもファンの多いのも うなずけるでしょう。 彼の情報は 検索すれば 沢山あります。 興味のあるかたは 調べてみて下さい。 すごいですよ。 以前 書いた ダンボールクラフトもお薦めです。これは 別の方です。
March 4, 2006
コメント(2)
38万円で本ができた 個人出版がおもしろい 両国の隠居 太陽出版(文京区) 両国の隠居さんはこの楽天ブログで書いている方です。 ひょんな御縁で 北九州での『本づくりフォーラム』に参加させて いただきました。 ブログ仲間と会うというのも初めての経験です。 初対面の方々と短い時間でしたが いい勉強をさせて頂きました。 この本は そこで おはなしと一緒にいただいてきたものです。 実際 出版関係のしごとをされてきた方の話はわかりやすく ためになります。 私も JPIC読書アドバイザーで 勉強したのですが わかりにくく 理解していないことも沢山ありました。ちょうど ジグソーパズルの あきが 埋まるように知識を補充してもらった気分です。 本つくりについては まだ考えたことがないのですが、文章を作ること なしには 成り立たないので この文章作りの知識ほしさに やじうまで 参加させてもらいました。 本が作りたい方には 読んでおくと役に立つはずです。 また、この頃 個人出版が増えているようなので 知っておくと いいですよ。 本の内容は 両国の隠居さんのブログに書いてあるので のぞいてみて ください。 帰りの電車でこの本と ゲド戦記の三巻を読んでおりました。 どちらも読みたくて あっというまに帰り着いてしまいました。
February 25, 2006
コメント(2)
ダ・ヴィンチ・コード(上) ダン・ブラウン 作 越前敏弥 訳 角川書店 やっと予約して借りてきました。 読み始めると止まりません。 内容は あらすじで紹介がありますので かきません。 大変 読みやすく 読んでいて 情景が目に浮かんできます。 知的ですし、登場人物も個性豊かです。 殺人者でさえ 魅力を感じてしますのです。 下巻も予約していますが 続きは何時読めるのでしょう。 次が早く読みたい作品です。 さすがベストセラーです。 謎解きも 難解でないところがいいのです。 そこそこわかる? 一緒に考えられるところも人気の所以でしょうか。 ちょっと高いのですが そのうち文庫も出る予定です。 一気に読みたいですね。
February 24, 2006
コメント(0)
裸のサル改版 動物学的人間像 角川文庫 日高敏隆 角川書店 かなり 前に読んだ本です。 人を動物の一種として その生態を観察説明した本です。 最初 ビックリしたのですが、 人も動物なのです。 そう 考えてよむと納得します。 デズモンド・モリスさんは日本でもおなじみの著名な動物行動学者で オックスフォード大学から博士号を取得して 活躍されています。 性のことも はっきり書いてあります。 性の問題は難しいと思います。 子どもが大人になるまでの時間と労力 大変です。 それを考えて行動するように性教育は教えることが必要でしょう。 見方の変わった本です。
February 22, 2006
コメント(0)
アメリカ・インディアンの聖なる大地の教え ジェミー・サムズ エリコ・ロウ 訳 扶桑社 この頃絵本で インディアンのことを調べている内に 読みたいと 思って見つけた本です。 この本はネイティブ・アメリカンが 古代から教えられてきた美しい生き方 を毎日ひとつの読み物として まとめてくれたものです。 この本 一編づつ 声を出して読んでみて下さい。 美しい文章 深い 普遍的な奥深い内容。 心にしみてくるのです。 図書館で借りてきました。 毎日 少しづつ読み、読みたいところは先に読んだり。 どこから読んでも いいと思います。 同じ文章でも 日によって違った感銘を受けるのです。 もう 気に入った文章があり 何度も読み返しています。 まだ 全部は読み切っていませんが、これから ずっとすこしづつ 繰り返して読もうと思っています。 もう 売り切れでしたので 中古の本を購入しました。 今まで声を出して読むことは好きでしたが この本を読むと 言葉の持つ力を感じてしまいます。 そして 声を出して読むことの楽しさがあります。 詩があり 物語があり、そのなかに教えのようなものがあります。 宗教というより 人の 自然の摂理が書かれています。 読み切るという 感覚のない本です。 図書館で読んでみてください。 この頃読みたい本が多すぎて やっと予約して手に入れた本にたどりつけな のです。 でも したいことがあるとしあわせです。 そう思いませんか?
February 13, 2006
コメント(0)
しのびよるネオ階級社会 “イギリス化”する日本の格差 平凡社新書 林信吾 平凡社 今日は 珍しく三冊目の日記です。 いかにばらばらに好きな本を読んでいるか 自分でもあきれますが、 面白そうだとなんでも読むのです。 これは本当にお薦めです。 この頃書いた『希望格差社会』と『下流社会』それぞれ読み応えがありまし た。この本もそうです。 この本のほうが より いまの日本の現状に対応していると 私は思います 子ども達の就職事情を見ていたから よけいこの本に書かれていることが 納得できるのです。 ゆとり教育から もとに戻ろうとしたのですが、そこは教育を選択する社会 に変わりつつあるようです。 ただ 社会の流れとは 別に 子ども達の教育に対する考え方に危惧を覚え るのです。 知ることの楽しみが いまの子ども達に育っているのでしょうか? 勉強すること=いい成績をとること=いい大学に行くこと この式に こんなことを勉強したい こんなことをしていきたい。 どこにあるのでしょうか? 自分は何をしたいのでしょう? そのためになにをしたらいいのでしょう? 自分の意思で行動していって欲しいと思います。 でも いろいろな情報は全体の一部かもしれないので 自分の道を進んでいる若い人達も沢山いると信じたいのです。 この作家はいろいろな角度から物事を見ているのです。 だから その広い視野で社会を見ているのが 内容に重みを持たせていると 思います。 先日 見た映画『リトル・ダンサー』の父親の涙のシーン その重さを改め て考えた一冊でした。
February 13, 2006
コメント(2)
実録鬼嫁日記 仕打ちに耐える夫の悲鳴 カズマ アメーバ・ブックス /幻冬舎 昨日図書館で 見つけた一冊です。 いつもはいかない通路に行き 目の前にこの本が。 話題の本です。 ご存知のように 嫁の理不尽をパソコンのブログに書いていて本になりまし た。『電車男』のようにパソコンからでた 作品です。 『電車男』は以前書きましたが これは 『電車男』より読みやすいです。 『電車男』は絵文字がわからず フィーリングにあうまで困りました。 これは その点はわかりやすいし 読みやすいです。 読んでみて 人それぞれだとしか言えません。 ちょっとかわいそうです。 でも 夫婦の関係は お互いに言いたいことがいえないと・・・・。 でも 言い過ぎ・・・・・・・。 親の立場で読むとつらい? でも ある日突然離婚されるより いいかも。 いまの 若い夫婦のオープンなところはいいとも思ったり。 挿絵にカズマさんがとりで描かれているのです。 これって チキン(英語で臆病者の呼称)なの? 2005年一月出版の本です。 すぐ 読めますよ。
February 13, 2006
コメント(0)
嘘はよみがえる 講談社文庫 アイリス・ジョハンセン 北沢あかね 訳 講談社 アイリス・ジョハンセンさんの作品何冊か読みました。 最後まで 飽きないで読めます。 主人公イブ・ダンカンは復顔彫刻家です。 以前 原人の頭蓋骨に粘土で肉付けして 過去の顔を復元するのを テレビで見たことがあります。 これは その方法で犯罪に巻き込まれたひとを特定することも出来ます。 主人公は 第一人者です。 それ故に犯罪に巻き込まれるのです。 男 女 関係なく 人間として人生に格闘するような強さがあるのです。 後は 読んでみて下さい。 これも 図書館で借りてきました。 今 リクエストの2冊が来ていて 返却がてら いきたいのですが あいにくのみぞれ交じりのはっきりしない天気。 本は読みたい。でも寒いのもいや。 さて どうしましょ。 せっかく開きかけた福寿草 寒さでつぼみを閉じています。 でも きいろが鮮やかです。
February 10, 2006
コメント(0)
もし世界の経済が100万円とかだったら 実感できる数字で比べてみました! 鳥羽賢 こう書房 世界の経済をわかりやすい身近な金額に換算して教えてくれます。 結構 しらないこともあり、おもしろいのです。 お気楽によんで欲しいと思っている作者の思い通りの本です。 難しく考えなくても理解できる 絵本の感覚の本です。 でも 真理はしっかり押さえてあります。 こわいなと思ったのが、水の問題です。 インド 中国 アメリカで世界の水の半分近くを消費しているのです。 そのよこでアフリカには全然水を使えないところがあるのです。 生きていくために必要な水でこの不公平・・・・・。 まず 知らないといけないと思いました。 とても 難しい問題も見せてくれるのです。 事実は厳しいものがあります。
February 10, 2006
コメント(0)
ワールドウォッチ研究所 地球環境データブック(2005ー06) クリストファー・フレーヴィン 編著 福岡克也 監訳 ワールドウォッチジャパン 図書館で絵本や読みたい本を探していて 目についた一冊です。 2005年のいちばん新しい本です。 データから 地球レベルで環境について書かれた本です。 毎日 いろいろな情報を見聞きして いろいろなことを知ります。 でも それは 情報の断片だったりすることもあります。 全部は書ききれないし 前後にも情報があるわけです。 そんな意味で この本は全体をデータで見ることが出来ます。 読みやすいと思います。 読んでみてください。 データで見る限り 自分達が環境に対して 努力したとは言えません。 社会の流れもわかります。 第一部 主要基礎データとして 食料の動向 エネルギーと大気の動向 経済の動向 運輸の動向 社会と公衆衛生の動向 軍事の動向 第2部 特別分析として 環境分野 経済・社会分野 ガヴァナンス分野 第三部 ワールドウォッチ 第4部 特別寄稿 BRICs+トルコ 以上です。 自分の知りたいデータを選んで見てみるといいと思います。 バランスのいい本だと思います。 図書館にありますよ。
February 2, 2006
コメント(0)
僕たちは、自由だ!クレイグ少年の南アジア50日間の冒険記 クレイグ・キールバーガー 佐光紀子 訳 本の泉社 こどもから 教えられて読んでいます。 カナダのクレイグ・キールバーガーさんは 12歳のある朝、ふと見た新聞 でパキスタン人少年イクバル・マシーが殺されたという記事を読みます。 彼はその記事にショックを受けて 調べ始めます。 内容は 児童労働です。 これがきっかけとなり、 『子どもの権利を子どもが守る』その考え方で ボランティアを自分達で 作り上げ 行動を起こし、いま、『Free the Children』という大きな組織に なっています。 この組織 国際協力団体としては世界最大のネットワークをもっています。 その彼が まだ 12歳の時 実際に彼らに 子ども達にあうために 七週 間南アジアにいくのです。 実は 昨日読み聞かせの後 この本を読んでいて ほかのことは後回しに なってしまいました。 まずは 読んでみて下さい。 本の紹介で思うのです。 人それぞれ感じ方が違うので あまり 先入観になるものは書かないように しています。 ただ、 子どもたちで考え 行動して 造って行った組織がいま 世界中で 活動しています。 子どもだからとか こどもなんだからとか 大人が子どもにたいして思って いる考え方を根底から揺るがすような衝撃があると思います。 この本は この作者のように12歳ぐらいから 大人まで みんなで読めま す。 親子で読んで欲しいと思います。 わたしの感想は すごい。そして 自分の信じることを行動していける人間 でありたい。そう 思います。 このボランティア団体は日本にもあります。 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(事務局:東京都国立市)です。
January 26, 2006
コメント(0)
死者として残されて エヴェレスト零下51度からの生還 Human adventure series ベック・ウェザーズ /ステファン・ミショー 光文社 1996年5月、世界最高峰の7800メートル地点で発生した、日本 人・難波康子を含む9人の命を奪う大遭難事故がありました。 その事故で アマチュア登山家、医師ベック・ウェザーズさんの身に起きた ことです。そう 題の通り 厳しい状況のなかで 彼は 死体と一緒に遺さ れることになります。もう助からないと思われたのです。 でも、人体の強靱さ 不思議さでしょうか 助かるのです。 この本は 彼のこの体験と 彼の登山に対する思い、そして、この体験で 考えた想い 極限状態の体験した貴重な記録でもあります。 読んで、自分ならどうするだろうか? また 人の趣味もいろいろです。 他人の考えかたを知るのもいいものです。 強烈な印象がある作品です。 ノンフィクションの良さです。 この題をいつも間違えて 探し出せなかったのです。 やっと見つけたので 紹介しておきます。 図書館にあると思います。 植村直己さんとは違った感じの作品です。 やはり それぞれ本人の個性がせいでしょうか? 品切れです。よそのサイトで ユーズドで沢山でています。
January 21, 2006
コメント(0)
希望格差社会 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く 山田昌弘 筑摩書房 少し前に出版された本です。 先日書いた「下流社会」を読まれたかたにお薦めです。 専門的な本ですが 大変 わかりやすいのです。 これからの 社会の流れを考えるのにいい本です。 リスク 選ぶことの出来る自由さに伴うものです。 職業 会社 結婚 自分で選ぶことですから、それに伴って自己責任が 存在してきます。 リスク化する日本社会について書いてあります。 今の日本の不安定さがわかります。 後はよんでみてください。 バランスのよい視点で見ていると思います。 作者は大学の授業でも使ったとのことです。 現実的な内容といえます。 豊富な文献引用も参考になります。
January 16, 2006
コメント(0)
家族八景改版 新潮文庫 筒井康隆 新潮社 筒井康隆さんの「時をかける少女」というドラマを見たのがきっかけで この作家を知り、彼の作品は色々読んでいます。 彼の作品は正統派SFからわけのわからないおもしろい話まで 幅広く 面白いのです。 これは正統派SFのほうです。 お手伝いとして働いている七瀬は超能力を持っています。 お手伝いにいった先で 見たくないものが見えてしまいます。 「時をかける少女」も同じく正統派SFの作品です。 どちらも中学生ぐらいから読めます。 読みやすい作品です。 ちょっと怖いところもあります。 後は内緒です。 私も中学生の頃から読んでいます。 沢山読んだなかでこの本は記憶に残っていて この頃読みたくなっています どこかにおいてあるのですが 探すのが大変。 図書館で借りてこようかと思っています。
January 10, 2006
コメント(0)
下流社会 新たな階層集団の出現 光文社新書 三浦展 光文社 ベストセラーなので買った訳ではないのです。 社会学の本は少しずつですが読んでいて その中で読みたい本でした。 このように階層社会の考え方はいままでもありましたが 日本では今注目 されています。 海外でこの考え方のもとに社会を考えつつあるのです。 去年に買い 少しづつ読んでいましたが、お正月はいそがしく やっと 読もうとすると家族がいつの間にか読んでいるのです。 仕方なく『影との戦い』ゲド戦記1を読んで また戻って読み終えたところ です。このような本は 何度も読み返すので また 家族も出かけたことだ し読もうとしたら ありません。持って行かれてしまいました。 自分が自分の生活を中流と見るのか 下流と見るのか 其れによっても 変わるはずです。 人の幸福感の問題と 生活感や教育の影響など 別の視点から見られます。 知識は わくのないジグソーパズルのようなものと思うのです。 本を色々読み 少しずつ隙間が埋まっていきますが 完成はしない気が します。 でも 少しずつ つながっていき わかりやすくなっていくのです。 この本はデータから見るのでとても面白いのです。 情報社会において 階層差は教育の力によるものが大きいとどこかで読んだ 記憶があります。 子どもが自分の人生を選べる社会であって欲しいのですが 理想と現実の差 があります。 では あきらめてしまいますか? いやです。 だからこそ 基礎学力と自分で考える力を子ども達につけて欲しいのです。 それが 自分で判断できるしっかりした社会人を育てていくことだと思い ます。 先を見る力も必要です。 社会学はその力になると思います。 読み聞かせで本の好きな子どもに育って 知識を自分で得る力を間違った ことを見極める力をつけていって欲しいと思います。 千里の道も一歩からです。 今年も楽しく読み聞かせして 未来が少しでもいい方向にならばいいと思い ます。 同じ本を沢山の方が読んでいます。 でも 感想がみんな違います。 そんな意味でも この本はお薦めです。 社会の流れ方を理解するのにいい本です。
January 5, 2006
コメント(4)
「こだわり」の心理 自分の救いになる人、自分の障害となる人 PHP文庫 加藤諦三 PHP研究所 今日新聞で加藤諦三さんの書いたものを久しぶりに読みました。 昔からこの方のファンなのです。 以前日記に書こうとしたら、名前では検索出来なかったのです。 やっと見つけました。 私が読んだ頃は 子育て一段落の頃 知識に飢えており むさぼるように 色々なジャンルを読みあさっていたのです。 何冊か 読み それ以来のファンです。 この方の本 結構沢山出ています。 現在 早稲田大学理工学部の教授で 心理学 哲学 精神衛生学を専門とさ れています。 この方の本質を見据えたアプローチは 大変わかりやすく 思索することの 意義を再認識させてくれます。 子育てなどについても 書いてくれています。 ホームページをのぞいてみて下さい。 その中で 自分が読みたい本を探すことをお薦めします。 ホームページにも大変ためになる文章がいっぱいです。 日記を書かないで ずっと読んでいて 時間があっという間に過ぎて いました。 これが おもしろかったのですが、品切れ中です。 加藤諦三教授の公式ホームページです。 http://www.kato-lab.net/
January 5, 2006
コメント(0)
敗れざる者たち 沢木耕太郎 文春文庫 文藝春秋 私はノンフィクション作品がすきで、ちょこちょこ読んでいます。 昨日、加賀乙彦さんの作品を書いたばかりなのですが、こんな時は、 また、出会うのです。 昨日は縫い物をしながら、テレビを見ていました。 すると、『○○○の部屋』で沢木耕太郎 さんが出演していました。 大好きなノンフィクション作家です。 ここでは、最新ノンフィクション長編の『凍』を話していたようです。 途中から、見たので、前の話がわからず、でも、それでもおもしろそうと 思いました。 この作家の一番きにいっているのが、『敗れざる者たち』です。 この本を読んでみて下さい。 そうすれば、この作家が好みかどうか、わかります。 題材は勝敗のあるスポーツ。 それ以上は、あえて書きません。 この本はかなり前に読んだのですが、強烈な印象があります。 ノンフィクションは作家の力量がかなり、作品を左右すると思います。 また、この方の本を図書館で探して読むつもりです。 この作家の作品は沢山あります。 はずれはありません。 読み応えがありますよ。
December 2, 2005
コメント(0)
『死刑囚の記録 』 中公新書 加賀乙彦 中央公論新社 朝、新聞を読んだ後、インターネットで、記事を読んでいました。 いやな記事が多いのですが、死刑について書かれた記事を読んでいて 思い出したのが、加賀乙彦さんの『死刑囚の記録 』です。 かなり、昔読んだ本なのですが、しっかり記憶していました。 読むと視点を変えて、考える一つの助けになります。 死刑存続、廃止、この議論はずっと続いてきました。 特に死刑存続は殺人など凶悪犯罪歯止めの役割をおっていると考えられて います。 でも、この本を読むとちょっと違うのです。 殺人を犯す犯人の心理状態において、死刑がその時頭に浮かぶのか? 少ないようなのです。 そして、実際判決がおりた死刑囚の心理、 加賀氏が実際に刑務所の医務官として担当した死刑囚の様子の記録 一種のノ イローゼのような症状がでるそうなのです。「拘禁ノイローゼ」といわれる ものなのですが、死刑囚が先天的に持っているわけではないのです。 人を人が裁く危険性、問題点、いろいろあり、白黒はっきりつけるのが 大変難しいことだと思います。 でも、難しいのであれば、難しいほど、判断出来るように、出来る限り、い ろいろな視点で物事を見極める努力が必要です。 少ない経験を補う読書、このようなノンフィクションは経験を助けてくれま す。 ただ、この頃の殺人事件は、犯人の心理が理解できないのです。 まるで、命がもののような扱いで、あっさり奪われる、 わかりません。 そこに、こころはあるのでしょうか?
December 1, 2005
コメント(0)
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 光文社新書 山田真哉 光文社 山田真哉さんが、何故、この職業についたか、ある新聞で連載されて いました。 魅力のある内容で、彼が、大学受験の時、阪神大震災を経験したこと、 そのために、試験前に勉強できる環境を手に入れるために奮闘する話から 大学に入ってのこと、アルバイト、就職、彼が考え、実行する若さと決断力 に、エールを心のなかで送っていました。 この時から、かれの本を読みたいと思っておりましたので、図書館でリクエ ストしていたのです。 人気があり、やっと自分の手に来ました。 朝から、日記も書かず、読んでいました。 身近な疑問からはじめる会計学というとおり、自分もどうして?と思って いたことを取り上げてくれています。 エピソード1から7まで、とてもわかりやすかったです。 どれもおもしろかったのですが、私はエピソード2ベットタウンに高級フラ ンス料理店の謎が、気に入っています。 自分でも不思議に思っていましたから。 物事をよく観察する眼を持つこと、必要だと思います。 それぞれの得意な分野の知識がそれをより正確に把握する力となります。 耳に痛い内容も。 つい、ちいさいことにこだわり、大きいことを見逃すことに。 気をつけていますが、以外にしていることが・・・・。 彼らしさがある、読みやすいわかりやすい会計学の本です。 そして、うしろにひと言コメントつきの【会計用語集】もつけられて、 彼らしい配慮があります。 おもしろかったです。
November 29, 2005
コメント(2)
千夜一夜物語(全十一巻) バートン版 ちくま文庫 大場正史 筑摩書房 私が中学生の頃、父が期待を抱いて買った全集でした。 アラビアン・ナイトの原本です。 親はあとで、この本がかなり、性的な表現を書いてあることに気づいた のですが、読んでいいといった手前、後で、前言を撤回出来ず、うやむや のままになりました。 私も読んでみて、注意されるのではと思いましたが、ちらっと思っていた 内容と違うといったきり、自己判断に任されることとなりました。 性的な表現は別として、この、物語、ちがう風土のうえに成り立っている ことは感じました。 幼いなりに、面白かったのです。 アラビアン・ナイトが何故生まれたのか、理解出来ました。 物語は、ある王様と弟から、始まります。 お互い、妻に浮気された、ふたりは、毎夜、夜とぎの相手を連れてきては 次の日に殺すようになります。 困ったのは、国中の人です。 そこに大臣の娘が、自分を連れていくよう、父親に頼みます。 父親は反対しますが、とても、美しく、頭のいい娘は、妹を連れて王の 元へ。長い夜、妹が姉にいつもようにお話をしてと頼みます。 そして、世にも不思議なお話の数々が生まれていきます。 王様は次の話を聞きたくて、殺さずに毎日、そのお話をきいていくのです そして、千夜一夜の間お話が続きます。 全十一巻あります。すこしづつ読んでいました。 絵が美しく、エキゾチックでした。 ちょっと、毛色の変わって物語です。 これは一巻です。
November 6, 2005
コメント(0)
貝になった男 直江津捕虜収容所事件 上坂冬子 文藝春秋 別の本を調べていて、この本を見つけました。 かなり、重い本です。 戦犯の問題を扱った本で、上坂冬子さんは何冊も書いています。 しっかり、調べた真実をもとに その事件、そのうしろに隠れた真実を 探しだそうとする姿勢、そして、書かれたその内容。 1986年の本で、かなり前に読みました。 ある特殊な環境で人はどう考えて行動していくのか? 自分ならどうするだろうか? このような本を読んでいつも、自分に問いかけます。 お気楽な主婦なので、その立場の辛さをどこまで理解できるのかわかりませ ん。でも、親が、夫が、子どもが、そう思った時、現実味を帯びてくるので す。あまり、考えたくないのですが。 捕虜収客所長は何故処刑されなかったのか、一種の謎解きをこめて、この 『貝になった男』の周辺をさぐり、書かれています。 重すぎるのですが、人の良心を見いだし、救われる思いです。 1人の男の生き様、人の心、信念を感じます。 このような本は、読者の受け取り方が違うので、なにも言いません。 読んでみることです。 図書館でお願いすれば、あると思います。 なくても、よそから借りてくれます。 読後感は、救いがあります。 品切れです。古本ででています。
November 4, 2005
コメント(0)
何でも読むので、雑誌もいろいろ読みます。 買うと、後で始末にこまるので、図書館にいったついでに、読んできます。 最新号は貸し出ししてもらえませんが、あとは貸し出してくれますので、 借りてきては、読んでいます。 その中で、好きなのが 「ダカーポ」 マガジンハウス 第1・第3水曜日発行 結構おもしろいテーマで、特集するので、おもしろいし、読み応えもありま す。 この中で、金田一秀穂さんの「こどばのことばっかし」というエッセイは よく読んでいます。 情報誌として、面白い雑誌です。 小さめの本です。 定期購読できるようです。
September 25, 2005
コメント(0)
アラバマ物語 ハーパー・リー /菊池重三郎 暮しの手帖社 毎日、朝は新聞を朝ご飯の途中で、読みます。 癖なのです。 そのなかに広告で『懐かしの世界映画名作DVD全100作』がありました。 当然あるだろうとのぞいたら、ありません。 なんで~。 『アラバマ物語』映画も名作です。絶対そうです。 ちょっとムカッときました。 『心の旅路』はありました。 少し、納得。 かなり、見ていますが、知らないものもあります。 この『アラバマ物語』、結婚したとき夫の本棚にありました。 彼なりのポリシーがあり、よほどでないと単行本は買いません。 本好きの人間は、本を選んで買わないと本に埋まってしまいます。 新聞を見ながら、その話で朝から盛り上がりました。 映画でみて、原作が読みたくなり買ったとのこと。 私も、見つけてすぐ読んだ記憶があります。 映画の主役は大好きなグレゴリー・ペックです。 「ローマの休日」のグレゴリー・ペックは、本作で見事アカデミー賞主演男 優賞を受賞しています。 精神障害者の役で「ゴッドファーザー」のロバート・デュバルが映画デ ビューを飾っています。 物語の舞台はアラバマ州のちいさな街、主役は正義感と優しさを併せ持つ弁 護士であり、よき父親でもある主人公アティカス。妻を亡くし、子供たちと 暮らしている。 そこに事件がおきる。 人種差別と偏見がテーマになっていて、この時代を象徴している気がする。 アメリカの良心を感じる作品です。 これをとおして、子ども達も成長していきます。 本のほうも、映画と同じように感動します。 どちらもおすすめの作品です。 本です。 映画です。 以前、『チップス先生さようなら』でこの作家の作品、 『心の旅路』を書いています。この作品も本、映画どちらも お勧めです。 『心の旅路』の映画です。 映画はどちらもモノクロです。
September 20, 2005
コメント(0)
高安犬物語 戸川幸夫 全国学校図書館協議会 この物語を読んだのはかなり、昔です。 日本最初の本格的動物文学で、昭和29年度直木賞受賞作品です。 わたしが読んだときは、新潮文庫でしたので、ほかに、 『熊犬物語』 『北へ帰る』 『土佐犬物語』 『秋田犬物語』 を集めてありました。 戸川幸夫さんの動物文学はどれもいいです。 ほとんど読みました。 はずれがありません。 まず、この作品から読まれることをお勧めします。 シートンのように優れた動物文学の作家です。 図書館で他の作品も探してよんでみてください。 いいですよ。
September 5, 2005
コメント(0)
みるずかん・かんじるずかん 虫のかくれんぼ 海野和男 福音館書店 現在、品切れ中なのですが、紹介します。 この絵本は写真です。 ほんとにきれいで、隠れた虫たちが写っています。 子ども達と一生懸命探しました。 読み聞かせの前にどうしても全部見つけられなったのはちょっとショック でした。 一年前には売っていたので、再販されると思います。 また、海野和男を検索すれば、好い観察絵本や、虫の本が沢山あります。 この方の写真はいいですよ。 子ども達に科学の本で、虫についての本を探すとき、この方を調べてみて ください。お勧めします。 品切れが残念です。
September 3, 2005
コメント(0)
蠅の王 改版 ウィリアム・ジェラルド・ゴールディング /平井正穂 新潮文庫子どもは子どもの頃『十五少年漂流記』が好きで、気に入って読んでました。 子どもが大人になって見つけた作品です。 読んでからブックトークされた本です。 設定が未来の大戦のさなか、イギリスから疎開する少年達の乗っていた飛行 機が攻撃を受け、南太平洋の孤島に不時着するところから、物語が始まりま す。 『十五少年漂流記』との違いは? いつまでも、平和に仲良くでなかったら、どうなるのでしょう? 心の中に住む「獣」、子ども達のことばで。私たちが言う「悪」が存在を つよめていったら・・・・・・・・。 人のありかたを鋭く突いた問題作です。 子どもから、大人になるにつれて、『十五少年漂流記』に矛盾を感じたこと この本はびっくり反面、あり得ると思える恐さがあると。 こんな本もあります。 しっかりした作品です。 大きくなってからのほうが好いと思います。 大人向きです。 これを読んでいて、「未来少年コナン」を思い出しました。 子ども向き 『十五少年漂流記』のほうです。
August 29, 2005
コメント(2)
ドイツ強制収容所の体験記録 夜と霧 ヴィクトル・エミール・フランクル /霜山徳爾 みすず書房 自分のなかでわすれられない本の一冊です。 大学にはいり、独り暮らしを始めて、その町に慣れながら、古本やで 見つけた一冊です。 本屋さん、古本やさんどちらも好きで、行った先で、のぞいてきます。 この作者 ヴィクトル・エミール・フランクルさんはオーストリアの心理学 者、精神科医です。ユダヤ系ゆえに強制収容所に入れられてしまいます。 そこで体験した記録です。両親・妻・二人の子供を奪われ、彼自身も極限状 態の過酷さ、ショックでした。 世界的ロングセラーでよく知られています。 1905年生まれで1997年に亡くなられています。 中学生ぐらいから、読まれています。これは個人差があるとおもいます。 『死と愛』もいっしょに読むことをお勧めします。 わたしにはつらかった作品です。 学生時代、これから、心理学、哲学の本を読み始めました。 そのきっかけになった本です。 いまでも思い出深い一冊です。
August 21, 2005
コメント(0)
『マディソン郡の橋』 文春文庫 ロバート・ジェームズ・ウォラー /村松潔 文藝春秋 本仲間を見つけることは難しく、それでも、何人かいるだけでも幸せだと、 この頃、思っています。 ボランティア仲間は何人かいて、以前『マディソン郡の橋』をみんなで、 順番によんだことがあります。 面白い感想でおおいに、盛り上がりました。 このラブストーリーはいいと言う人と、こんなのは不倫にすぎない、etc・・ ひとがそれぞれ感じ方の違う作品は、それなりに問題提起するなにかがある のでは? 映画にもなっています。 マディソン郡の橋が縁の中年の男女の4日間だけの恋、男は写真家、女は 農家の主婦。生き方の違うふたりの恋だからこそ、この物語ができたのでは ないでしょうか。 読み手の人生観や経験で、感動も違うと思います。 似たような年齢層の仲間でもちがうのですから。 結構おもしろくて、すぐ読んでしまいます。 ちょっと前の話題の一冊です。
August 20, 2005
コメント(0)
全68件 (68件中 1-50件目)