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2006/12/17
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カテゴリ: 北森鴻

北森鴻の「暁の密使」(2006)



ジャンルは,著者ホームページに「歴史ミステリー」とあったから,「ミステリ」でいいのだろう。

明治時代(日露戦争前夜)にチベット入りをめざした浄土真宗東本願寺派の僧侶能海寛(のうみゆたか, →ウィキペディア )についての物語。

鎖国状態にあり,最後の秘境といわれた西蔵(チベット)に入り,「法主からの親書をダライ・ラマ13世に届けて,仏教の原点である西蔵経典を学び,それを日本に持ち帰りたい」という彼の熱情は,当時の中国(清)やそれを取り巻く諸外国,さらには日本政府などの思惑により翻弄されることになる。

当時の中国は英国の商社や宣教師を尖兵として奥地まで蚕食されている状態だが,特に憎ったらしく思わせるように描かれているのが,阿片戦争のきっかけを作った英国商社ジャーデン・マセソン社(笑)
日本政府とのつながりまで持ち,「情報戦」で圧倒的であるだけでなく,ネパール兵士を雇い入れて組織した廓爾喀(ごるが)旅団という武力集団まで持っていて「荒事」をやってのける。

まあ,その存在があるために,ストーリー後半の盛り上がりが出てくるのだけれどね(笑)

揚用(ヤンヨン)・洪(ホン)組と明蘭(ミンラン)・義烏(イーウー)組とがそれぞれの思惑を持ちながらも能海に惹かれて,彼を自然と守ろうとしているのはよかった。
いや,それどころか最大の敵であるマセソン社のヤンセンすら最後の最後まで(と,ここがミソでもあるのだが)彼に好意的であった。

日露戦争の開戦が 戦うためではなく停戦条約を結ぶため であり,そのために, 日本と西蔵の同盟は必要なものから邪魔なものに変わった というくだりはなかなかおもしろかった。


 読了本(日本)  (北森鴻)からごらんください。


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公式ホームページ 北森鴻公式サイト 酔鴻思考







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Last updated  2006/12/17 12:43:26 AM
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