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2007/09/06
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カテゴリ: 森博嗣
シリーズ5作目(最終話)にあたる,

森博嗣の「クレィドゥ・ザ・スカイ」(2007,Cradle the Sky)

を読んだ。

これも,自分なりのまとめの意味もあって, ネタバレ なしに書けないので,悪しからず。


プロローグで女性に起こされた「僕」。この「僕」って誰だ?

そういえば前作は栗田仁朗が「黒い猫」マークの敵機に傷つけられ,不時着して……

などと思い出しながら読んでいるうちに,「僕」が病院から抜け出してきた栗田であり,女性は声に特徴のあるフーコだとわかってくる。

そして,注意していたにもかかわらず,この時点で森博嗣の術中に完全にはまってしまった(笑)
「滑走路じゃない場所」に「乱暴に着陸しただけ」という「僕」の言葉にもだまされた!!

いや,だまされたのは実は 前作のエピローグ からなのかもしれない。
そこの「僕」が栗田である保証はどこにもないのだ……


病院を抜け出し,「館」で一泊,フーコの家で一泊,そして,彼らの「偽り」の逃避行。

その間フーコが「僕」を「クリタ」と呼ぶ場面はどこにもない。

・フーコにとって「僕」は「死んだと思っていた」存在である。
・「僕」の食べる量は極端に少ない。
・「いいわけ」の電話をしたフーコが聞いた,館に問い合わせてきたパイロットの女性上司。草薙水素だと思ってしまったのだが, 甲斐 の可能性もあったんだよね!!
・電話をかけにドライブインに行った「僕」に対する「男」の妙な絡み方(単にキルドレに対するものとは違うような……)。
・「僕」が最初に思い出した名前は「ササクラ」だった。

ここらへんで,「僕」の正体に気づけよな!! というのは読み終わっての自分への慨嘆。読んでいるときは,クリタと疑わず,それにしてはどうもヘンだ!? となんとなく感じていた程度(笑)

「僕」は途中で相良亜緒衣に電話をし,フーコと別れて亜緒衣の家に向かう。
フーコが無事「館」に戻れたことは,1作目「スカイ・クロラ」に彼女が登場することからわかるが,カホリと逃げて小指をなくした男の話が,それなりに緊迫感を出していた。

「僕」は記憶がおぼろである。名前を思い出すのは,ササクラ,フーコ,相良亜緒衣,電車内の夢で見た草薙水素,ティーチャの順であり,自分の名前を思い出したのかは最後まで明らかにされない。
また,病院を抜けてからの行動が夢か現実か判然としない。

そして,相良を訪ねたYA新聞の杣中の口から驚くべき事実が明らかになる。
最初は,「情報の誤り」と思っていたのだが,読み終わって考えると,かなり「事実」に近かったのではないかと思わた。

エピローグでは「ブーメラン(草薙水素のコードネーム)」のプレゼントとともにさらに驚くべきことが語られるが,ここで,自分なりの結論を整理しておく。

栗田仁朗の負傷・入院(前巻末)

栗田が病因を抜け出し,「館」の女性(フーコではなさそうだ)と逃げる

草薙水素が栗田を見つけ,射殺

大きな戦闘で草薙が不時着(負傷を負ったかどうかは明らかでないが,キルドレでなくなっていたと同様,戦闘能力もなくなっていた)

草薙入院して薬漬けになる

その1か月後にそれを知った相良が,4か月後(脱出の2か月前)に草薙に面会し,自分の電話番号を教えるとともに,キルドレに戻る薬を打つ。

「僕」が病院から抜け出し,フーコと3晩過ごした後,相良のもとへ行き,秘密基地に移動,戦闘で4機墜とした後,甲斐のもとへ。自殺できない相良のかわりに彼女を撃つ。

半年後,「僕」は,記憶を消され,「カンナミ・ユーヒチ」という名前を与えられて,今いる基地から別の基地に転属になることを知らされる。
その基地では,シンボルでもある「草薙水素」が司令官となっている。

「スカイ・クロラ」(エピローグの夢の中で相良は物理学者になっている)

一応完結編まできたが,最後までわからない部分が残った。
それでもいいのだろう。
キルドレが空でしか生きられないことだけは,イメージとして鮮明に残っているのだから。


ところで,押井守監督によるアニメ映画 スカイ・クロラ が来夏公開される予定で,公開に合わせた短編集のウェブ上における連載も決定しているという。

飛行機が飛ぶシーンや戦闘のシーンは前から映像化してほしかったので楽しみだが,ストーリの扱いを間違えると「とんでもない」ものになってしまう可能性もあるので,かなり不安でもある(笑)


シリーズについての日記は,それぞれ,
1作目 「スカイ・クロラ」
2作目 「ナ・バ・テア」
3作目 「ダウン・ツ・ヘヴン」
4作目 「フラッタ・リンツ・ライフ」
からお読みください。

時代・場所,登場人物(機種)などをフリーページの 森博嗣メモ(クレィドゥ・ザ・スカイ) に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ  読了本(日本)  (森博嗣)からごらんください。



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Last updated  2007/10/15 12:31:10 AM
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