全566件 (566件中 201-250件目)
< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ... 12 >
さて、長―い書籍名の本に没頭しました。『明日から絵描きで生きたい僕がみつけるべきは画力だけでなく××力だった』~神絵師13人の自己プロデュース論~美術全般にわたって嗜好しますが、特に絵画が好きです。そこには、もちろんイラストも含まれます。神絵師と言われる、有名イラストレーターさんたちへの進路相談。というコンセプトの配信番組、『COJIRASE LUNCH BOXのイラストレーターのウラバナ!』その内容を1冊にまとめているそうです。彼らに憧れる人達は、日本中、世界中に沢山いることでしょう。彼らの想いや本音、制作秘話など多岐にわたるウラバナは、物凄く参考になるし、刺激になることでしょう。みな、個性があって、ユニークです。おもしろいですね。明日から絵描きで生きたい僕が身につけるべきは画力だけでなく××力だった [ Ryota-H ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.22
コメント(0)
秘密を知ると、どうして人は、興奮するんでしょうか。自分の好きな分野の裏側は、特に興味が湧くのは、至極当然のことかもしれません。美術や芸術、絵画が、とにかく好きです。絵の描きは、基本と言われるものはありますが、結局千差万別とも言えます。その違いが、個性を生みます。イラストレーターlackさんの、3冊目の画集を購入しました。『FRAME lack画集&超速作画術』2018年から3年間の作品が収められています。そして、特筆すべきは、メイキングが収められていることです。また、そのデータも惜しむことなく、DVDに収められています。秘密を、少しお裾分けしてもらいました。lackさんの制作過程に、物凄く引きつけられる自分がいます。一ページ捲るごとに、酔いしれるのでした。FRAME lack画集&超速作画術 [ lack ]楽天で購入BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.16
コメント(0)
相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』。この作品には引き込まれる魅力が、たっぷりとありました。主人公の城塚翡翠の独特な美しさと個性は、間違いなく吸引力となりました。さて、その続編が発売されました。『invert~城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼著。当たり前ですが、ミステリー小説の場合、ある犯罪がそこにはあります。そして、それに立ち向かう主人公が、登場するわけです。そのキャラクターこそが、命となります。ここでは、城塚翡翠。本の表紙の絵が、とっても美しいです。翡翠さんと重ねて読むわけです。物語は、事件というマイナス的要素をなぞりながらも、美を感じさせてくれるのです。因みにinvertとは、逆さにするとか、反対にする。などの意味だそうです。ふむふむ。invert 城塚翡翠倒叙集 [ 相沢 沙呼 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.15
コメント(0)
SFとは、今更ですが、サイエンス・フィクションの略ですね。未来的な空想、科学的な空想ぐらいの訳で捉えています。というのも、その解釈はとてつもなく広がっていますものね。さて、そんなSFをテーマにしたイラストを得意とする、アーティストの作品を集めた、画集をめくりました。『SFイラストレーション~近未来と空想の世界を描くクリエイターズファイル』です。32人のアーティストの作品が、収められています。それぞれのSF解釈の違い、画風の違いを感じることができます。ただ一方で、そのある括りみたいなものが、ちゃんと存在している気もしました。現実とは違う、それこそが、SFという世界の境界線でしょうか。人間の空想って、本当に素晴らしいし、興味深いです。どのイラストにも、引き込まれそうでした。SFイラストレーション 近未来と空想の世界を描くクリエイターズファイル [ パイ インターナショナル ]楽天で購入BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.14
コメント(0)
休日は、新しい一週間を前に、心身を整えたいものです。読書は、新しい自分になるための必需品です。本日は、メイソン・カリー著『天才たちの日課』を、読みました。161人の著名な天才、秀才と呼ばれる人達。彼らが、一体どのような毎日を送っていたのか。何か特別な考えや所作を、重視していたのか。とっても興味が、ありました。何が自分と違うのか、そして、同じことはあるのか。実にユニークな個性を見ることが、出来ました。さあと、明日への活力を貰った気がしました。天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々 [ メイソン・カリー ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.11
コメント(0)
ロボットと可愛らしい女の子の融合。イラストレーターのミズノシンヤさんの絵の特徴を、一言で要約するとその魅力に尽きるかなと。手の温もりを感じるタッチが、好きです。彼の画集、『ミズノシンヤの視点 / Perspectives of Shinya Mizuno』を、購入しまいした。描かれるロボットや女の子は、未来的でもあるのに、ノスタルジー感を与えてくれます。小さいころは、『コロコロコミック』が好きだったと、インタビューで答えていました。そのルーツと、表現される絵に一貫した道筋を見出せるのも、楽しい行為でした。優しい物語が、絵の周りを包んでいます。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.09
コメント(0)
映画でもドラマでも、音楽でも、舞台でも、文章でもスポーツでも、生き様でもなんでも良いです。第三者に影響を及ぼすことができるものや人。それらの存在は、やっぱり素敵ですね。そんな勇気を頂いたドラマが、先週まで日曜日に放送していた、TBSテレビ制作の『ドラゴン桜』でした。(名古屋では、CBCテレビが放送)落ちこぼれや問題を抱える生徒達が、1人(今回は2人)の先生により、奮起するドラマです。そして劇中で語られる彼らの新たな夢が、東大合格というわけです。現実性が無いと決めつけるのは、尚早です。観ると、自分でも、東大に行けるかもと思わせてくれるのでした。さて、その『ドラゴン桜』を軸にした、非認知能力を高めるための本を、読みました。西岡壱誠さんと中山芳一さんの共著です。頭の良さは、メンタルの力だと説きます。実際の漫画『ドラゴン桜』からの、漫画そのものの引用は、より分かりやすさを強調してくれました。ドラマや漫画同様、前向きな気持ちにさせてくれる一冊でした。東大メンタル 「ドラゴン桜」に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術 [ 西岡 壱誠 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.06
コメント(0)
さて、本日読んだ本のタイトルです。『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」 がなくなる本』とっても長い、書名ですね。ひきたよしあきさんの著です。長いですが、内容は、読まずとも分かりそうと連想させてくれます。「伝える」にフォーカスした、指南書です。大変分かりやすく、方法を説いてくれます。25個のメソッドに要約されているのも、親切ですね。読むと、実践してみたくなりますね。人に思いを伝えてこそ、人生であり、社会です。それがとっても難しい。少しだけ、勇気を貰えた気がしました。5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 [ ひきたよしあき ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.05
コメント(0)
何故なんでしょう。高校が舞台という物語を読んでも、遠い過去という断絶を感じません。そう思うことこそ、年を重ねている証拠かもしれません。高校が舞台の物語を読みました。米澤穂信さんの『本と鍵の季節』です。主人公の二人は、図書委員です。本好きにとって、本とか、図書室、図書委員というキーワードの存在は、磁石のような役割をします。吸い寄せられます。彼らが、6編の謎解きに挑みます。ナイスな高校生二人に、自分も加わったように、楽しみました。本と鍵の季節 (集英社文庫(日本)) [ 米澤 穂信 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.02
コメント(0)
ブルーレイの発売と合わせたからでしょうか、『鬼滅の刃』露出が、最近、とても増えています。女性雑誌『MORE』の8月号増刊。その表紙も『鬼滅~』でした。表紙が、素敵でした。竈門炭治郎と煉獄杏寿郎が、寄り添い眠りについています。映画の中でも、似ているシーンがありました。それに似た形の描く下ろしだそうです。一方、MOREのロゴ。MOREのOが、『鬼滅~』のロゴになっているではなないですか。なかなかの凝りようです。付録の特性ノートも、魅力的です。MOREというと、20代から30代の女性が、ターゲットの雑誌でしょうか。高校に入ったばかりの次女も、とっても勉強になると、楽しくページを捲っています。いろいろと、収穫が詰まった一冊でした。MORE (モア) 2021年 08月号 増刊 [雑誌] <表紙:鬼滅の刃 別添:『鬼滅の刃』特製ノートBOOK>BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.07.01
コメント(0)
本の表紙って、やっぱり気になる点です。本の名前って、やっぱり気になる点です。山本文緒さんの『自転しながら公転する』を、手にしました。上記の条件に、合致しました。横向きの写真を90度傾けた構図。書名の言葉選びの妙。その一文字一文字が、弧上に配置されています。面白いデザインですね。プロローグの中、舞台はベトナムです。本文に入り、そこから、日本は茨城、牛久市に移動します。そこで普通に暮らすアラサーの女子。いや普通でない。いやこれこそ普通?恋や仕事、親との関わり、、、、、悩み多き年ごろな訳です。主人公の与野都。彼女へ自分を重ね、頁を捲りました。自転しながら公転する [ 山本 文緒 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.06.26
コメント(0)
東京藝大を舞台にした漫画、『ブルーピリオド』。その10巻が、先月発売されました。本日は、それを堪能しました。主人公が、藝大の級友に放った、「絵を描くの好き?」という発言に対し苦悶するところから、始まる一冊です。藝大受験という、日本で最難関という試練をくぐってきた、秀才たちです。自動的に美術が好き、絵が好きというレッテルが、貼られる筈だと思われがちです。しかし、実際の人の道は、そんな単純なものではありません。絵を描くというテーマを扱いながらも、生との葛藤を描く漫画ですね。美術だけでなく、どんな世界にも通じます。ブルーピリオド(10) (アフタヌーンKC) [ 山口 つばさ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.06.19
コメント(0)
芸術をテーマにした作品を多く手掛ける、作家・原田マハさん。次女は、ファンです。先日発売された新刊『リボルバー』原田マハ著を、購入しました。が、すでに重版でした。期待されていたことが窺えます。黄色い表紙とリボルバー(拳銃)という単語から、ゴッホを扱っていることを、臭わせます。ゴッホの生涯というのは、美術・芸術好きとかそうでないとかを遥かに超え、一般的な関心事のように思えます。帯にある「誰が引き金を引いたのか?」世界感に没頭できる作品でした。急に、ゴッホやゴーギャンの絵を観たくなりました。よりゴッホとゴーギャンに興味を持つ気分です。リボルバー [ 原田 マハ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.06.16
コメント(0)
小松菜奈さんが表紙を飾る、madame FIGARO 7月号のページを、捲りました。7月号より、デザインが一新されましたね。もう長いこと、読んできました。うん十年です。長い歴史を持つ雑誌が、更に新しく。その心意気が、素敵ですね。美しい女性が主役の一冊です。「それぞれに美し、フランス女優たち。(41頁より抜粋)」「美の概念は進化する。 新世代の彼女たちの在り方。(45頁より抜粋)」描こうとする姿勢が、これらの見出しからも分かりますね。時代と共に変化する、「美」という概念です。それと真摯に向き合った、充実した一冊でした。「美」を見て、読む内容でした。madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2021年 07月号 [雑誌]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.06.06
コメント(0)
「見分を広める」と言います。知識を得たり、実際体験することは、人生を豊かにしてくれますね。その最たるものは、旅かもしれません。ただ、この一年半、それが、出来辛い状況です。本日は、そんな中、少しでも気を払そうと、ガイドブックを捲りました。『TRAVELER'S GUIDE TO BATUU』という本です。BATUUって、国の名前?都市の名前?アメリカのディズニーランド内にある、スターウォーズのテーマパーク『ギャラクシーズ・エッジ』。その舞台となる惑星が、バトゥーです。そのテーマパークを案内する、公式ガイドブックとなります。まだ見ぬ地を、ガイドブックを見て想像する。これほど、前向きで、有意義な行為、時間は、ありません。あと少しの辛抱。そう信じて止みません。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.06.02
コメント(0)
何事もそうですが、その道のプロにアドヴァイスを求めた場合、その人が天才的な人ほど、説明が難解もしくは、印象的になりがちです。なぜなら、彼らにとっては、それらは、ごく普通に行えてしまうからです。普通って、表現するのは難しいですからね。よー清水さん著の『絵がふつうに上手くなる本』を、読みました。清水さんは言います。「~略~本書はそこを徹底的に言語化しました。 このような、絵が上手い人いとっての「ふつう」を知ることで、 あなたの技術は飛躍的に向上します。(6頁より抜粋)」絵の教本ではありますが、絵だけではなく、文章でちゃんと伝えてくれています。技術をしっかりと、多くの人に伝えようとする姿勢に、大変共感を覚えました。早速、絵を描きたくなりますね。絵がふつうに上手くなる本 はじめの一歩×上手い絵の技術×安定して稼ぐ秘訣 [ よー清水 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.31
コメント(0)
ディズニープラスで、放送中の『マンダロリアン』。『スター・ウォーズ』シリーズのドラマとして、人気が高いですね。昨今の海外ドラマの質は、映画との差が分からぬほどの、徹底振りです。この本により、その質の高いバックグラウンドを、垣間見ることができます。どんなレベルの高いドラマや映画も、本質は一緒ですね。そう、人の手と頭が、原点ですね。デザイナーや美術関係者の、思考錯誤の軌跡です。彼らは、望みはしないでしょうが、まだ完成に至らないイメージですら、すでに芸術に粋です。ART OF STAR WARS:THE MANDALORIAN(H) [ . ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.23
コメント(0)
さて、どうしましょう。映画もクールジャパンにも興味があります。『日本の映画産業を殺すクールジャパンマネー』という、ヒロ・マスダさんが書かれた書籍を薦めて貰いました。なかなか、ショッキングな題名です。内容も、かなりディープで複雑です。「クールジャパン」という言葉は、時折マスコミでも取り上げられて来ました。その度に、日本アニメや漫画のコスプレをする外国人が映しだされたり、日本語の歌を上手に歌ったりする光景を見てきました。はっきり申し上げて、素晴らしいことだと思っていました。この本によれば、ただそれをストレートに受け止めるだけではまずい、と言うことになります。一般には知られていない、常識と離れた世界が存在していると言います。内容を記すことは、割愛しなくてはいけません。が、必ずしも、全てがマイナス的ということではないと感じました。おわりにで、ヒロさんは伝えます。「~略 日本の未来が、クリエイティブ産業を志す次世代の若者にとって 希望の持てるものであることと、 そこから生み出される日本のクリエイティブが さらに豊かな社会を作っていくことを願って止みません。(418頁より抜粋)」と、結んでいます。コロナ禍の後のニューワールドでは、ますますコンテンツ産業が重要になってくるような気がします。世界の中で、勝ち残れる日本になりたいものです。日本の映画産業を殺すクールジャパンマネー 経産官僚の暴走と歪められる公文書管理 (光文社新書) [ ヒロ・マスダ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.19
コメント(0)
「Star Wars Galaxy's Edge」アメリカのディズニーランドの中に、スター・ウォーズをテーマにしたゾーンが、出来たと聞いたのは、2019年夏。一家揃ってスター・ウォーズ好きの我が家。次の旅では、絶対行きたい!そう夢に描いていました。それが、コロナ禍のおかげで、全て棚上げです。せめて気分だけでもと思っていました。「The Art of Star Wars Galaxy's Edge」という本を手に入れ、捲っていました。テーマパークが出来る過程を、アートやデザイン画、イメージ画で辿る画集です。実に奥深い、一冊です。頁を捲る度に、その世界に入り込んでいく錯覚に陥ります。益々、訪れたくなりました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.17
コメント(0)
外国人と話していると、年収や物価について指摘されることが、実に多いです。日本のそれらが、あまりにも安すぎないかというのです。また昨今海外に行った時、物価の高さに驚くことがしばしばです。遠い昔のイメージですが、日本は、世界一物価が高いと言われたこともあったかと。金持ち日本。それが、今では、、、、、、、。そんな疑問を紐解く本を、読みました。中藤玲さんが記した、『安いニッポン「価格」が示す停滞』です。なかなか衝撃的な題名と内容でした。この30年間、水準が変化しなかった日本は、実に珍しい例です。本当にこのままで良いのだろうか。とても心配になります。自分が何かを購入する時、「安い」を嫌う人はいないと思います。でも、裏返せば、売り側の利益は少ない訳です。人は、売り側でも買い側でもあります。実に難しい問題です。この停滞からどのようにしたら、脱出できるのか。安いニッポン 「価格」が示す停滞 (日経プレミアシリーズ) [ 中藤 玲 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.14
コメント(0)
本を読む時間が、また増えています。『建築史探偵の事件簿 新説・世界七不思議』と聞いて、建築好きと、ミステリー好きの触手が動きました。四年前の2017年に、『オーパーツ 死を招く至宝』で、第16回『このミステリーがすごい!大賞』を受賞した蒼井 碧さんの作品です。事件との遭遇と解決が、世界の歴史的建造物における七不思議に、繋がって行きます。一見接点がなさそうなところの、何かと何かが繋がっている。そう知ったり、空想することに、ロマンを感じますね。建築史探偵の事件簿 新説・世界七不思議 [ 蒼井 碧 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.11
コメント(0)
読書の醍醐味は、何と言っても、他人の人生を疑似的に生きることにあります。人は、自分の人生しか、辿れません。それでも文字を読むことで、他社の考えや想い、歴史を、共有できます。『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』藤尾秀昭監修を、手に入れました。芸術かやスポーツ選手、財界人、なぞ著名な成功者365人の仕事ぶりが、それぞれ1人1ページにまとめられています。大概は、1冊の本では、1人の考えを享受することになります。が、ここには、365人の知恵や工夫、苦労や経験、成功への秘訣が、凝縮されています。実に、お得な一冊ですね。これは、一気に読むのではなく、いつもとは趣を変え、少しづつ、ページを捲ってみようと思います。1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書 [ 藤尾秀昭 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.05.06
コメント(0)
多くの大学の、多くの講義が、リモート授業に切り替わってしまったと言います。娘が4月から通い始めた大学でも、状況は同様です。これから、およそ一カ月は、リモートだそうです。さて、そんな中、課題は結構出ているようです。課題図書もあるようです。そんな中の一つだとういう著書『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健著が、必要だと言います。我が家にあるから、送って欲しいというのです。もちろん、あるのは、知っています。さあ、本棚のどこだろう?と思ったの束の間。「どこどこの本棚の左側の〇〇、▽▽の辺りにあるよ!」と答えが返ってきました。おお、しっかり、チェックしていたな。お主!!!まさか、本一冊を送るわけにもいきません。何か、食材や愛知・名古屋のものでも、同梱しましょうか。ということで、再読するのでした。嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.30
コメント(0)
大河ドラマ『青天を衝け』を、毎週見ては、活力を頂いています。日本の資本主義の祖とも言える、渋沢栄一が主人公です。ドラマの中で、見どころは多々あります。そんな中、草彅 剛さん演じる徳川慶喜が、独特の魅力を放っています。さて、そんな慶喜が表紙の本を、読みました。鈴木荘一さんの『明治維新の正体 徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ』です。「真実は一つだ」ある意味真理ではあります。が、歴史を紐解けば、実に多角的な視点からの見解が、溢れていることに気付きます。正義だと思っていたことが、そうでない。悪だと思っていたことが、その逆、、、、なんてことは、いくらでもあります。明治維新に対する、別角度からの視点を共有することができました。様々な解釈を知るのは、実に趣深いものです。明治維新の正体 徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ [ 鈴木荘一 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.27
コメント(0)
名古屋にある高校が舞台。そこで展開される学園ミステリー。スガリさん~シリーズです。その最新刊が届きました。毎回、有名な小説に対する、斜め上行く感想が手掛かりとなり、事件が解決されていきます。その発想が、ユニークですね。今回登場する作品は、ロシアの小説家・ゴーゴリの『鼻』と、三重県出身で、日本が誇るミステリー作家・江戸川乱歩の『幽霊塔』です。江戸川乱歩は、愛する作家の1人です。さて、どのように料理されるのか。楽しみですね。ああ、もちろん内容は、言えません。スガリさんの感想文は絶え間ない嵐の中 『幽霊塔』編 (5分シリーズ+) [ 平田 駒 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.26
コメント(0)
高校から帰宅した次女。「図書委員会になったよ」とのこと。早速、江戸川乱歩と知念実希人さんの本を、借りてきてました。ああ、委員会自ら借りてきたのね。そう言えば、本好きな長女も、高校では、図書委員会でした。さて、そんな彼女達が引き寄せられる図書室が舞台となる本を、読みました。青山美智子さんの『お探しものは図書室まで』です。5つの短編が紡ぐ一冊です。いずれにも、作者青山さんの優しい目線を感じます。本によって、救われる人がいる。物語の中に新しい何かのヒントを見出す人がいる。やっぱり本は、素晴らしいです。お探し物は図書室まで (一般書 304) [ 青山 美智子 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.22
コメント(0)
たぶん、日本人の多くが、あらゆる会議に於いて、疑問符を持つことがあるはずです。本音と建て前があったり、会話の枕を大切にしたりするのは、日本人の良いところでもあります。が、無駄が多すぎたり、何も決まらなかったり、何度も同じことを繰り返したりすることに、いい加減おかしさが募ることがあります。これらは間違っていると唱える本を、読みました。山本大平さんの『トヨタの会議は30分』です。彼は、今まで、多くの企業と向き合ってきたそうですが、その9割が、上記のような会議を行っていたと言います。日本企業がぱっとしないのは、ここに要因があると指摘します。さて、そんな中、日本でも、直球で意見をぶつけ合い、さっと意思決定をしている企業があると言います。そう、それはトヨタ自動車のことです。山本さん自身、大学院修了後は、トヨタに入社した経験を持つそうです。なんで、トヨタが出来て、他ができないのでしょうか。なんか、とっても悔しくなってきます。とっても参考になる、トヨタ流および、その発展的なアドバイスが、散りばめられています。勉強になりました。トヨタの会議は30分 [ 山本大平 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.19
コメント(0)
数々の称賛を得た一冊、加藤シゲアキさんの『オルタネート』を、読みました。現代を、写し取った切り口に、共鳴しました。今や社会の中心となる、SNS。その一つである、マッチングアプリ。ここでは、高校生限定のマッチングアプリ、「オルタネート」が、重要な媒介となります。高校生しか登録できないので、残念ながら、その中には入れません(笑)。が、文字を通し、その青春を一緒に味わわせて頂けました。今が、ここにありますね。加藤さんの社会を等身大に描写する才気に、改めて、拍手を送りたいです。オルタネート [ 加藤 シゲアキ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.18
コメント(0)
週刊少年ジャンプ編集部著の『描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方』という本を、手に取りました。活躍する漫画家さんたちの、裏側を知ることができます。彼らからのアドバイスは、夢を目指す人にとっては、最適な糧になるはずです。もともと、その作品のバックグラウンドが大好きです。そういう意味での面白さが、ありました。直接的な漫画の描き方という指南書ではありません。文章やインタビューが中心です。どんな世界もそうでしょうが、実技と知識や理論が必要です。今からでも漫画家になれるかは、はっきり言って?です。が、前向きな気持ちにさせてくれるのは、事実です。描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方(週刊少年ジャンプ編集部)【電子書籍】[ 週刊少年ジャンプ編集部 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.16
コメント(0)
それなりに本を読んでいるつもりです。でも、それを誰かに向けて話すつもりで読んでいる意識は、まるでないのが、現実です。TBSテレビでアナウンサーを務める、堀井美香さん。物を語るナレーション技術は、天下一品。実に説得力ある声音を持つ方です。そんな堀井さんが、綴った本を読みました。『音読教室』堀井美香著です。しゃべりのプロの裏側を知ることができました。例えば、『ごんぎつね』という児童文学があります。それを語る上で、ごんぎつねの「ご」をどのように読むかで、何時間も考えると言うのです。何気なく過ぎて行く社会の流れの中で、ここまで、一言一言、一音一音と真剣に対峙する人達が、いる。驚くばかりです。そして、どうやったら、人に伝わる話し方ができるかが、丁寧に記されています。今更からもしれませんが、少しでも、人に自分を理解してもらえるように話すということを、学び直してみたい。そのように感じました。音読教室 現役アナウンサーが教える、楽しくてうまくなる音読テクニック [ 堀井美香 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.12
コメント(0)
以前あるお坊さんから、「おばけは怖くないよ。一番怖いのは、人間だよ」と、とんちのような説法を聞きました。さて、昨年流行った『鬼滅の刃』、そして今ブームなのが、『呪術廻戦』ですね。どちらも、漫画が原作です。そして、どちらも人がバケモノと戦うストーリーです。(実際は、もっと複雑な設定です)そんな『呪術廻戦』の漫画が届きました。『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』。実に面白い。エピソード0。昨今の流れの源流をただるのは、いつだって、愉快なものです。さて、このところ、上記の二つだけに留まらず、漫画でもアニメでも小説でも映画でも、とっても素敵な作品が増えています。人間って、やっぱり凄いじゃんって、改めて歓喜しています。先のお坊さんの言葉ではないのですが、一番怖いのは、人間かもしれません。こんなに素晴らしい想像ができて、創造してしまうんですから。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.06
コメント(0)
本好きにとって、本が主題となる書籍というのは、なかなか興味深いものです。ずばり題名からも、本が関わってくることが分かる一冊を、手にしました。深緑野分さんの『この本を盗むものは』です。読長町とう、いかにも本を連想させる名前を持つ町の物語です。その町にある、「御倉館」なる巨大な書庫が、重要な舞台です。書物蒐集家(しゅうしゅうか)が遺した本を保存する建物です。239122冊という膨大な数です。そして、そこに収められる本すべてに、ブック・カースという本の呪いが、掛けられていると言うのです。この設定が、秀逸です。ファンタジーの世界に入り込んで行きます。本好きが、更に本好きになりました。この本を盗む者は [ 深緑 野分 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.03.20
コメント(0)
あらゆるものがそうですが、物事には表裏があります。利便性が増すほど、その注意すべき点も増加します。例えば、車。車が社会にもたらす利益は、計り知れないものがあります。移動というものを、歴史上最も画期的に変化させた主人公ですね。ただ、一方、扱い方を間違えると、危険になることも。また、環境問題にも繋がることも。ただ、世界中の車メーカーは、それらマイナス面をいかに軽減していくかを、真剣に考え、進化しています。自動ブレーキというシステムや危険を察知できる機能や、ガソリンに代わるエネルギー源を使う車を開発してきました。さて、車と同等ぐらいの画期的な発明は、スマホですね。世の中をがらっと変えた製品だと言えます。その魅力的な存在は、言わずもがなですね。多くの有り余る利点がある一方、人間や社会に及ぼす影響も、問題視されていますね。そんなスマホについて、スウェーデンの精神科医がまとめた本を、読みました。アンデシュ・ハンセンさんの『スマホ脳』です。世界的なベストセラーだそうです。いかに多くの人が、スマホについて感心を抱いているかの表れですね。利点も注意点もしっかり学び、付き合っていきたいですね。スマホ脳 (新潮新書) [ アンデシュ・ハンセン ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.03.10
コメント(0)
コロナ禍という特別な昨年において、最大のヒットであり、ブームと言えば、やはり、それは『鬼滅の刃』ですね。未だその人気は衰えません。さて、漫画から派生した、ファンブックの②が届きました。『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』です。新しく描き下ろされた漫画の掲載は、やはり嬉しいところです。そして、主人公の隊士たちや鬼たちの裏側にも迫っています。知らない情報や面白いネタが、詰まっています。全体を通してかなり密度が濃いです。紙面に細かい文字が、結構並びますよ(笑)!。読み応えが、ありました。改めて、お浚いです。ますます、その世界観にハマって行くのでした。鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐 (ジャンプコミックス) [ 吾峠 呼世晴 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.03.06
コメント(0)
休日の昼下がりは、のんびりしたいものです。音楽を聴いたり、映画を観たり、読書をしたりで、気分の緊張度合いレベルを数段下げたいものです。さて、本日は、そんな時間を読書に費やしました。ビートたけしさん著の『コロナとバカ』を、読みました。2月6日に発売されたばかりの新刊です。彼なりの視点で、コロナやそれに関連することを中心に、語られていきます。そして、そこはたけしさん風です。いつの間にかグラデーションで、昨今の芸能ネタや自分をネタにメスを、入れて行きます。一般的には言いづらいだろうことを、代弁者的に発言してくれます。毒舌なんだけど、根底にある優しさを、感じ取ることができます。不器用な快活さが、たけしさんの魅力ですね。コロナとバカ (小学館新書) [ ビート たけし ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.28
コメント(0)
愛知は、トヨタさんのお膝元です。知人友人隣人の中に、トヨタさんやその関連会社に勤めている人、関わっている人、車が好きな人が、本当に沢山います。トヨタさんと言えば、世界一の車を作るメーカーです。それが、昨今、そこに留まっていないことは、周知の事実かと。昨年発表された、ウーヴン・シティ(WOVEN CITY)という未来都市計画には、度肝を抜かれました。世界のトップに立つものは、未来を想像すべきという姿勢が、垣間見られます。彼らの新しい姿勢を発表する場として、トヨタイムズというプラットフォームを、活用しています。ネットやCMで、チャレンジしている姿が映し出されます。編集長は、歌舞伎役者の香川照之さん。豊田章男社長とのカラミが、絶妙です。毎回楽しく、拝見・拝読してしまいます。さて、そんなトヨタタイムズが、一冊の雑誌にまとめられ、発売されました。改めて、トヨタさんの姿勢に、興味を抱いているというわけです。一体、彼らは何を考えているのか。そして、それは、日本や世界の未来とどのような関わりを持ってくるのか。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.26
コメント(0)
住野よるさんは、我が家の親子が共に好む作家さんの一人です。新刊が発表されれば、どちらが先に購入するかで、揉めたりします(笑)。本日、住野さんの新刊、『麦本三歩の好きなもの 第二集』が、届きました。今回は、娘の勝ちです(笑)。彼女が予約していました。図書館勤務の女子。麦本三歩。彼女が寝ているシーンから始まるのですが、これが愉快。求めている麦本三歩、そこにありです。ますます、彼女のことが好きになりました。麦本三歩の好きなもの 第二集 [ 住野 よる ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.24
コメント(0)
辻村深月さんの作品の中でも、人気の高い一冊が、『スロウハイツの神様』です。遅ればせながら、ページを捲りました。その指の運びの軽やかさが、面白さを語ります。主人公のもとに集まる、個性豊かなクリエイターの卵たち。彼らが共同生活を送るスロウハイツが、舞台であり、書籍名です。かつて昭和を代表する漫画家たちが集った、豊島区のアパート「トキワ荘」。そのトキワ荘と同じ椎名町駅周辺に建つのが、このアパートです。それぞれの個が、巧みに表現されていますね。辻村さんワールドに入り込み、楽しみました。スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) [ 辻村 深月 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.10
コメント(0)
「転んでもただでは起きない」。と言います。未曽有の惨事を世界にばら撒くコロナです。ただ負けてばかりいるわけには行きません。新しい価値観を創造し、来るべく未来に備えなくてはいけませんね。この状況下で、大きく変わったものの一つが、働き方に関する考え方ではないでしょうか。一向に進展しなかった、働き方改革でした。が、皮肉にもこの一年で、大きく舵を切った。もしくは考え始めたと言えます。皆が、働くということや、幸福、愛と言ったものを、真剣に考えたのではないでしょうか。コロナ禍よりも以前から、そんなことに真面目に取り組んできた国がありました。フィンランドです。幸福度ランキング1位の国、フィンランド。そんなフィンランドの実態を知るため、堀内都喜子さんの『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』を、読みました。見習いたい。素直にそう思える彼らの言動、思考が、たっぷり詰まっていました。もちろん、それらを実現するためには、個人それぞれの想いだけでは無理です。社会全体で、取り組む必要があります。今でこそ、幸福度ランキング1位の国ですが、以前は貧困な国だったというのです。皆が真剣に取り組めば、変われるという証拠ですね。いつの日か、日本が、幸福度ランキング1位になったら、嬉しいですね。フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書 182) [ 堀内 都喜子 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.08
コメント(0)
不思議な書名に惹かれました。手に取りました。町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』です。1980年代に確認されたという、不思議な鯨の種類のことを、52ヘルツのクジラと言うそうです。その特徴は、鳴き声とか。普通のクジラよりも遥かに高い、52ヘルツの周波数で鳴くと言います。故に、他のクジラたちは、その存在に気付かないと言います。そんな孤独なクジラと照らし合わされる存在として、少年が登場します。彼は、主人公の女性によって、「52」と呼ばれます。どんなに叫んでも、届かない声が、テーマです。でも、そんな52ヘルツの鳴き声を、聞こうとしてくれる誰かが、きっといる。救いを信じたくなる物語でした。紺色の表紙の本を、紺色のソファに座って、読みました。52ヘルツのクジラたち (単行本) [ 町田 そのこ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.07
コメント(0)
一月の半ばでしたか。一つの訃報が、報道されました。画家の安野光雅(あんの・みつまさ)さんが、昨年12月24日に亡くなっていたというニュースでした。94才だったと言います。彼の扱う、優しいタッチと色使いが、大好きでした。特に、緑とグレーの組み合わせが、秀逸でした。1993年に発売された、『ドイツの森』という画文集があります。本日は、それを捲っていました。森と言うテーマの中、中世の街さながらのドイツの街やお城が、水彩画とエッセイで表現されています。ローテンブルクやハイデルベルグ、ノイシュバンシュタイン城などが、安野さん特有のスタイルで、描かれています。本が発売され、すぐに我が家の本棚にも、並びました。その後暫くして、ドイツ周遊の旅に行ったことが、思い出されます。安野さんの優しい絵と変わらぬ雰囲気のドイツが、そこにあったのを覚えています。安野さんを偲びながら、ドイツにまた行きたいなという想いにも駆られました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.02.06
コメント(2)
才能の開花に、年齢は関係あるのでしょうか?若き力にも、貫禄の渋さにも、魅力がありますね。さて、昨日、164回芥川賞が、発表されましたね。受賞したのは、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ(おし、もゆ)』でした。彼女は、1999年生まれですから、21歳ですね。既に多くの賞を獲得し、方々からの評価高き逸材ですね。書名の推しとは、応援しているアイドルを差します。内容は割愛しなくてはいけません。現代社会のある一面が、描かれています。普通に思えて普通でない、普通でないと思えて、普通かもしれない。これが、リアルな現実なんでしょう。生きるということを、考えさせられました。何かに惹かれるということを、考えさせられました。推し、燃ゆ [ 宇佐見 りん ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.30
コメント(0)
コロナ禍により、閉鎖された社会において、より社会学が重要になってくる。漠然とそう思っています。見田宗介さんの『社会学入門』を、読みました。冒頭、社会学とは、人間学。社会学とは、関係としての人間の学び。と語られます。この一言で、学問への扉が軽やかに開けられたような気になりました。と言って、一筋縄ではいかない、複雑で広範囲にまたがる学問です。そう簡単には、理解できるはずもありません。それでも社会学とはどういうものかを、語り掛けてくれているのは、分かりました。実に奥が深い、学問ですね。探求のし甲斐がある、分野です。かつ、意識せずとも誰もが関わっていく、世界を差していますね。社会学入門 人間と社会の未来 (岩波新書) [ 見田宗介 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.27
コメント(0)
コロナ禍は、想像を遥かに超えて、全世界を未曽有の危機に陥れました。まさに歴史を塗り替えてしまうほどの、凶暴さを持ち得ています。確実に言えるのは、今は、歴史の大きな転換期にいると言うことです。アフターコロナの世界は、今までとはまるで価値観の違うものになるはずです。今こそ、多くのことを、皆で考え直す時ですね。一個人の考えなど通用する筈もない、大きな敵と対峙しているわけです。未来像を描く上で、ヒントとなる本を読みました。クーリエ・ジャポン編の『新しい世界~世界の賢人16人が語る未来』です。世界の哲学者や経済学者、政治学者など16人が、それぞれの立場で語っています。過去の事象からの気づきや学び、厳しい現実、そして夢や希望が収められています。新しい世界 世界の賢人16人が語る未来 (講談社現代新書) [ クーリエ・ジャポン ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.23
コメント(0)
漫画の持つポテンシャルって、本当に素敵だと思っています。漫画が原作のアニメや漫画、映画の実に多いこと。数えたことはもちろんありませんが、小説が原作で映像化されるのと、同等ではないでしょうか。そんな作品がまた、一つ増えるとのニュースが、飛び込んできました。山口つばささんの『ブルーピリオド』のテレビアニメ化が、決まったとのことです。言わずとしれた、美大受験と美大の生活を描いた、葛藤青春漫画です。お気に入りの漫画です。どんな風になるのか、とっても楽しみですね。時同じくして、その第9巻が、本日発売されました。嬉しいニュースを携えて、早速夢中になって、ページを捲ったのでした。ブルーピリオド(9) (アフタヌーンKC) [ 山口 つばさ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.21
コメント(0)
ブランディングが大切という概念は、今では、世に広く知れ渡っていると思います。でも実際、それを心掛けているかと言うと、疑いたくなるような事象もしばしば見受けられます。残念なことに、日本の企業のそれは弱いと、良く言われてしまっています。クリエイティブディレクターの水野学さんが、ブランディングについて書いた本を、読みました。『「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』です。形や色の面白さや組み合わせの妙を説いた本では、ありません。大学での講義内容を基に、綴られています。2014年9月から、慶應義塾大学で行われた講義、「ブランディングデザイン」が、基になっているそうです。つまり、美術やデザインを専門に学ぶ人向けでないということです。いわゆる一般の学生に向けているところが、面白いですね。日本のブランディングが弱い理由の一つは、デザインの重要性が、世に浸透しきれていないことだと思っています。トップで活躍する、クリエイターやデザイナーが、なぜ、ブランディングやデザインが重要かを、もっともっと啓蒙していく必要があると思います。そのような意味からも、水野さんの講義は、非常に有意義であったと思われます。非常がつくほどの、大変分かりやす内容です。と言いながら、とても深い内容です。核心をついています。ブランディングについては、それなりに学んできました。が、もう一度初心に戻った気持ちで、拝読させていただきました。「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義 [ 水野学 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.20
コメント(0)
物語の冒頭で、主人公のパーソナリティが描写されることは、ごく普通ですね。そこで、その主人公に感情移入が出来るのかどうかが、決まると言っても過言ではありません。いきなり登場する、物語に没頭できるか否かの分かれ道かもしれません。さて、本日読んだミステリーですが、そんな冒頭に出てくる主人公像が、とにかくひっかかりました。新川帆立さんの『元彼の遺言状』という作品の話です。2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作です。とにかく嫌味で、お金にうるさく、恋人をバカにしてしまうような、憎たらしい女性弁護士なんです。ただし、切れ者で、仕事は一流で、美しい。はっきり申し上げて好きになれないタイプです。なのにとっても気になってしまう。まったく魅力あるずるい人でした。そんな個性たっぷりの敏腕弁護士が、ある事件に巻き込まれます。この事件がまた奇想天外でした。その弁護士の元彼が遺した遺言状が、発端となります。そこに書かれていたのは、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という謎深きメッセージです。良い意味で、いやはや!と漏らしました。何もかもが、あり得ないと思いました。にも拘わらず、その個別個別のシーンが、眼に想像できるのです。そう、物語に入り込めるのでした。嫌いだった主人公を好きになる瞬間は、一体どこにあったのでしょうか(笑)。元彼の遺言状 [ 新川 帆立 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.16
コメント(0)
その道のプロが薦めるものには、説得力がありますね。本屋さんが薦める本となれば、きっと面白いに違いない。期待値があがるものです。さて、そんな帯の引力に吸い寄せられて、購入した本が、須賀しのぶさんの『革命前夜』です。バブル絶頂期のお話です。日本を離れ、東ドイツに音楽を学ぶために留学した、日本人ピアニストが主人公です。東西ドイツが、統一されたのが、1990年10月です。と言うことは、今年で、約30年。ベルリンの壁が崩れてから、丁度10年の後、初めて旧東ドイツを訪れたのを思い出しました。まだ、旧東ドイツの面影が沢山残っていました。ただ、資本主義の香りも漂い始めていたのは、紛れもない事実です。ですから、この本で描かれているような、旧東ドイツの本当の姿を知りません。なのに、行間から、その光景が、じめりとした空気となり、ゆらゆらと浮かび上がってくるように感じられました。傑作と謳った帯。嘘ではありませんでした。革命前夜 (文春文庫) [ 須賀 しのぶ ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.14
コメント(0)
国道16号線という響きに、神奈川、埼玉、東京、千葉にゆかりのある方なら、懐かしさや親近感が湧くはずです。埼玉に住んでいたことがあるので、他人事には思えません。そんな国道の名が付いた書名を見つけ、愉快な気持ちになりました。柳瀬博一さんの『国道16号線「日本」を創った道』です。東京を中心にし、約30kmの半径でぐるりと、神奈川、埼玉、東京、千葉を結び、囲む環状線です。およそ326kmあるといいます。様々な事象や歴史、文化、人、モノを、国道16号線と結び付け、掘り下げています。これが実に面白い。こんなにもヴァラエティに富んだ沢山の物語が、潜んでいるなんて。道にはロマンがありますね。国道16号線 「日本」を創った道 [ 柳瀬 博一 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.13
コメント(0)
挨拶のように交わされる会話の話題は、天気や誕生日、血液型だったりします。同様に、猫派か犬派か?なんていう好みも良く聞かれるものです。今でこそ、家で犬は飼っていません。ただ、生まれた時から大学を卒業するまでは、常に犬がそばに居る生活でした。ですから、上記の答えは、間違いなく犬となります。(猫が嫌いなわけではありません)そんな犬好きにとって、嬉しいニュースが、昨年ありました。2020年の直木賞の受賞作が、犬をテーマにしたものだったのです。馳星周さんの『少年と犬』でした。読みたいと切望しながら、時間が過ぎました。やっとページを捲ることができました。人に寄り添ってくれる犬がテーマの6篇が、収められています。つくづく犬の持つ不思議な力を、感じています。見えない何かに確信が持てる作品でした。やっぱり、犬が好きです。少年と犬 [ 馳 星周 ]BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.01.12
コメント(0)
全566件 (566件中 201-250件目)