森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.05.28
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
ヤクルトの高津臣吾監督は亜細亜大学、ヤクルト、大リーグのホワイトソックス、韓国、台湾でプレーし、引退後はヤクルトの一軍投手コーチ、二軍監督を経験して、現在は一軍監督としてすばらしい実績をあげられている。

高津臣吾氏はプロ野球選手として生き残るために必要なものは、 「とんでもない特徴を少なくても1個は持っている選手」 だと言われている。

投手としてすべてが合格点、スピードも140キロ出せて、コントロールもまずまずというバランス型の選手が居場所を見つけるのは難しい。
それよりも、めちゃくちゃ球が速い選手や、とんでもなくコントロールがいいとか、えげつない変化球を持っている選手のほうが将来性がある。

僕が入団した時、内藤尚行投手がいた。同い年です。
彼は入団5年目でチームの中心選手でした。
キャンプのブルペンで見ていたら、キャッチャーが構えたところにボールがビュンビュン行く。それこそ百発百中だ。
その横でやはり同級生の西村龍次が投げていた。彼のカーブは半端ではなかった。
昔でいうドロップのような感じで、今でいえばパワーカーブのような感じ。
後輩の石井一久さんを見た時も驚いた。
誰が見ても超一流のスピードボールを持っていた。
しかし制球力はなかった。10中8、9は狙いが外れる。
しかしそれが打者からは狙い球が絞りずらくなるという利点を生み出していた。

球が遅い選手でも、とてつもないコントロールを持っていたとしたら、プロで生き残れるだろう。
フォーシーム(いわゆるストレート)135キロで、カーブ、スライダーも大した威力がないとしても、すべての球種を狙ったところに投げられれば大丈夫だ。
ただし、100発100中でなければならない。

高津臣吾氏はシンカーに磨きをかけた。沈む球だ。
全力で投げても100キロくらいの球速しかできないものに仕上げた。
ストレートと同じ腕の振りなので打者は見分けがつかない。
これが最大の武器となりヤクルトのクローザーを長年務めることができた。

とんでもない特徴は、長所だけに限らない。
短所と思われることだってかまわない。
短所は一面的な見方であって、裏から見ればとてつもない強みだという例はいくらでもある。それを意識することが大切になる。
それを磨けば光る球になると信じる事だ。
原石を磨き上げて光り輝くようになれば、誰もが欲しがる宝物になる。
でもそれは自分に元々備わっていたもので、他人が容易にまねをしてものにすることができるようなものではない。

私たちもこの手法を取り入れたいものです。
そうすれば自信が付きます。自己肯定感が出てきます。
生きていくことが楽しくなります。





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Last updated  2023.05.28 07:01:12
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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