森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.02.17
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明治安田生命が2019年10月に行った調査によると、今度生まれ変わった時今の配偶者と結婚したいと思われますかという質問に対して、男性の53.7%が「そうだ」と答えたそうです。
女性の場合は39.4%と低下している。
興味深いことは、夫婦仲が円満でない場合その割合は7%に下がっているという。

配偶者の容姿、能力、気配り、貢献度が物足りない、不足していると考えている場合、今度生まれ変わって結婚する時は、自分にふさわしい人を見つけたいと思っているようです。

こういう人は、自分の持っているもの、容姿、性格、能力、境遇、運命などに対しても不平不満を抱きやすい傾向があるように思います。
完全主義、完璧主義の気持ちが強すぎて、 ​減点主義 ​​ の考え方になっています。

反対に今の自分に満足している人は、また生まれ変わっても今の配偶者とどこかでめぐり合いたいと考えているのではなかろうか。
現実や現状を受け入れて、自分の出来る事、興味や関心のあることを手掛けている人は ​​ 加点主義 ​​ の考え方を持っている人です。
こういう人は上から下目線で自分や他人を否定することがありません。
そこに投入するエネルギーを生の欲望の発揮に振り向けることができる人です。

森田に物の性を尽くすという言葉があります。
これは、物の性を尽くすだけではなく、己の性を尽くす、他人の性を尽くす、時間の性を尽くす、お金の性を尽くすことにつながります。
物や人の持っている存在価値や能力を評価して、居場所を与えて最大限に活用し尽くすという考え方です。

こういう考え方になれば、配偶者に対しても、居場所や活躍の場を与えて、不足する部分は協力し合う関係が生まれるのではなかろうか。
夫婦の絆はますます強固になり、子供にもよい影響を与えます。
この物の性を尽くすというのは、一つものにすれば、他のことも芋づる式に身に着けることが可能となります。





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Last updated  2024.02.17 06:20:08
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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