5/15に行った三つ峠山、前日の天気予報は晴れから曇り
先週は急遽予定を変更して「倉見山」になったから、この天気なら「三つ峠」再挑戦へGO!!
新宿駅の高速バスターミナルに着くと河口湖・山中湖行「満席」の表示板、えっ、どうしよう、三つ峠へは次のバスじゃ遅い、なんとかねじ込んで・・と思ったら、1席ならとあっさりOK!!
これからの時期は、若い子たちが富士急ハイランドへ行くからいっぱいらしい、「これからは念のため予約したほうが安心ですよ」と言われてしまった。そんなのわかってるよ、前の晩決めたんだから、仕方がないよ。
今回登った三つ峠山は、開運山(山頂1785m)・御巣鷹山・木無山を総称して三つ峠山といい、奈良時代、修験道「役行者小角」が開山、天保年間に空胎上人が信仰を広めた富士山に劣らぬ霊山です。
表登山道は、富士急行線「三つ峠駅」から「達磨石」登山口を経由するコースです。急登の連続のかなりきつい修験道の歩いたコースです。
登山口の達磨石までの車道歩きが1時間以上かかります。高速道バス亭は駅よりも先にあるので、時間も余計にかかりました。
裏登山道は御坂道から車でかなり上まで行けるので、往復3時間ぐらいで登れてしまいますが、土日だけしかバスが行きません。
達磨石にはすでに車が3台止まっていました。平日でしたが、先行している人たちがいるようです。
達磨石
大日如来を意味するアークという梵字で自然石に彫りこまれている、三つ峠山が修験密教の世界であったことを表しているそうな
川を渡って達磨石から山道に入ると林道を横切り、本格的な山道になります。
ずっと急登の連続です。
大曲がりを過ぎると股のぞきに着きます。ここから富士山が見られるところですが、この日は見ることができませんでした。
股のぞき
馬返しを過ぎ、もうそろそろ八十八大師に着くころかなと思うけど、大きな岩をまたいだり、まわりこん歩いても歩いてもなかなか着きません。こんな長い登りのひとりは・・・つらいです。救いはたくさんの花が咲いていることでした。
ようやく着いた八十八大師、赤い涎掛けが新しくなっていて、とってもかわいい
現在は八十一体があるといい、顔が全部違うという
八十八大師
八十八大師に着いた時にはすでにお昼を過ぎていました。帰りも長いので、ゆっくり食事というわけにもいかず、歩きながらおにぎりを食べ、先を急ぎました。といってもほんとに登りに弱いhimekyon、先週、風邪を引いてしまって咳きが止まらないのに無理して歩いている。山頂へは何時に着くんだろう、不安がよぎります。途中降りてきたおじ様二人に「無理しないように」なんて声かけられてしまいました。
八十八大師をすぎると樹林帯から様相は一変し、山頂を形成している屏風岩が見え始めます。まずは崩壊したガレ場を足を踏み外さないように慎重に歩きます。年々崩れが大きくなるのでしょうか、岩肌からは水が染み出し、小さな沢が行く筋もできています。お花の種類も変わってきました。
このあたりからは富士山が見えるはずなのに・・晴れているのに雲の中で全然見えません。
最後のカーブを大きく回りこむとクライミングのゲレンデです。去年の6月に練習をしたルート、あ、そうそう、ここから登ったんだとひとり懐かしく眺めてみました。あんな上まで登ったんだ。ちょっと信じられないな、この日は2組が練習をしていました。土日になるとあちこちにロープがかかって、大きな声が飛び交っているけれど、平日は静かなゲレンデでした。
去年登ったルート:懐かしく眺めてみました。
やっと四季楽園の前に着いて、山頂へ行こうかどうしようか迷いましたが、時間が1時半過ぎていて、これから府戸尾根の長い尾根をひとりで下ることを考えると・・・秋と違って日は延びたけど・・やっぱり心配。山頂(開運山)は何回も行っているし、今日は富士山も見られないからパスしよう。。。
毛無山の山頂で、himekyonのあとから登ってきて抜いていったご夫婦が食事をしていました。車で来ているから達磨石へ戻るという。
こんな時、だれかいっしょに降りる人がいればなーと思うけど、平日はだれもいない、でも今日はガスが出ていないからまだ、歩くのもちょっと安心、
マメザクラ(豆桜)別名:富士桜
直径2センチほどのほんとに小さな花ですが、ちょうど満開で登山道のあちこちに咲いていました。
府戸尾根は、河口湖まで続くほんとに長い尾根、ひたすら下るのみ、「熊よけ鈴」をとりだして、どうか熊さんでませんようにと鳴らしながら・・・下りは得意のhimekyonですが、やっぱり体調不良あまり早く歩けません。
府戸尾根の途中からは河口湖と西湖が見えました。
やっと天上山の林道にでたら、「熊出没注意」の看板がありました。よかったー、熊さんに出会わずにすみました。
以前、カモシカに出あったことはあったけど、、、それでも真っ黒い物体がちらっと動いたときはドキッっとしましたよ。よくみるとかわいい顔のカモシカさんでホッとしたものでした。今回はカモシカにも会わなかったけど、ホッとホッとの単独行でした。
天上山はロープウェーで登れて展望台になっています。観光客もちらほら、ここからの富士山は長い裾野をひいたすばらしい富士山なのに雲の中で見えません。
河口湖駅まで歩いていくと・・・あっ、富士山が見え出した。写真、写真と思ったけど、駅の改修工事で駅前がふさがれて写真が思うように撮れない、あ、バスも新宿行きが来ている。切符売り場に走るとかろうじて1席OK!行きも帰りも綱渡りのバス乗車でした。
今回もたくさんのお花に出会えた満足の山旅でした。
お花の紹介の続きは、また後ほど・・・
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