himekyonの部屋

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2006/06/21
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カテゴリ: 季節の花
写真が多いhimekyonの日記は、すぐ規定の文字数を超えてしまう
HPを持てば、山行記録を別に載せられるのに作れない

                  前回の続きです。


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RIMG0816 ツクモグサ.JPG
                 ツクモグサに会いたくて
                 素敵なお花に出会えました




赤岳山頂から下って赤岳展望荘に着くと支配人が代わっていた。ヘリの荷揚げで足の踏み場がないから、同じ料金で個室棟に泊ってくださいとのこと、ラッキーと思ったら・・    


RIMG0803ヘリコプター荷下ろし.jpg
            ヘリコプターで荷揚げ


宿泊者は男性と2人だけ。期待したバイキング夕食はなし、ちょっとがっかりな食事となった。多分、人数が多くないとバイキングはできないのだろう。名物・五右衛門風呂は1000円だったのが、無料になっている。ポリタンクのお湯はなくなり、体をあたためるだけになっていた。それに映写会もない。2年の間にずいぶんと変わってしまっていた。


RIMG0814夕ご飯.jpg
                          夕食はバイキングと思ったら・・・


RIMG0811 赤岳.JPG
            5~6人は入れそうな五右衛門風呂


夕方からガスがでて、残念ながら夕日に出会うことができなかった。
単独の時はアマチュア無線のハンディー機を持って歩いているので、久々に交信をしようと思ったら、寒くて外に出ることもできず、消灯時間まで男性(徳島から車で来ていた)と山談義で過ごした。明日の予定を聞くとまだ決めていないという。折角だから横岳から硫黄岳を歩きませんかと勧めてみる。



朝起きるとガスで何にもみえず
晴れれば富士山や、北アルプスが見えるのに残念というよりも
横岳が霧の中で全然見えない・・・ちょっと不安になる。でも屋根の上は濡れていないし、時折ガスが消えて清里方面が見えたりする。食事の時に支配人に尋ねると、信州側のガスが切れていれば天気がよくなるが、逆だから、雨は降らないけど晴れないだろうという。八ツでは無風と呼ぶくらいの風だから、横岳に行くのは問題ないが、できれば硫黄岳までは2人で行動してほしいと言われ、男性も硫黄岳まで行くことになり、himekyonもほっとする。やっぱり、ひとりだと心細い・・・・




DSCN7038 ツクモグサ.JPG
                オヤマノエンドウとハクサンイチゲ


徐々にガスが切れ、少しづつ回りが見えてきた。鎖や梯子の連続、ゆっくり、確実に手と足を運び一歩、一歩登っていくと、日の岳にでた。やりました!!ツクモグサが一面だ。日が差していないのでみんな閉じているけれど一輪だけ開いていた。2年前は終わりかけていたが、今年はまだまだ見ごろ。男性はあまり花に興味はないらしいので、ツクモグサは北海道の一部と白馬岳と八ケ岳のここだけしか咲かないと話すと、山仲間たちに、自慢すると言ってカメラに収めていた。



DSCN7036ツクモグサ.jpg
                  ツクモグサ



花をみながらも鎖の連続に気が抜けない、
横岳山頂を越えるといよいよカニのヨコバイ、信州側がスパッと切れ落ちている。鎖を持つ手に力が入る。怖いもの見たさで下を覗いてみる。落ちたら・・・やっぱり気持ちのいいものではない。ナイフリッジを慎重に渡って梯子へ。2年前に間違ったところだ。まっすぐ行って失敗したので、今度は右側の梯子を降りて・・・と思ったら同じ道に合流。違うのは左側に鎖があるのに、直進して岩場に出てしまったことが判明、変だと思ったら戻るのが基本。あの時は恐怖が先にたって、すごい絶壁にみえたけど・・・さすがにここは写真を撮る余裕はなかった。この難所を越えて硫黄岳山頂へ。コマクサはやっと芽がでたばかり、まだまだ咲くまでには時間がかかりそう。


RIMG0830 大同心.JPG
        クライミングのメッカ・大同心・・・いつかきっと


RIMG0831 カニのヨコバイ付近.jpg
                        カニのヨコバイを過ぎたあたりを振り返る


硫黄岳山頂で男性と別れ、夏沢峠を目指して歩き出す。これからはほとんど下り、himekyonは下りが得意だから、稲子湯まで一気に下って温泉に入る予定


RIMG0844硫黄岳から赤岳.jpg
          硫黄岳山頂からの赤岳・ガスが切れてなんとかみえました。


RIMG0839硫黄岳爆裂火口.jpg
                    硫黄岳爆裂火口


ヒュッテ夏沢を通過して本沢温泉を目指す。シラビソの樹林帯、お花も咲いていないので軽快に下る。だいぶ下ったところで、登ってくる男性と会う。稲子湯への道は、通行止めになっているという。どうしよう、本沢温泉でタクシーを呼んで、本沢入口まで来てもらうより仕方がないのか・・男性が硫黄岳を往復してくるから待ってれば3時間くらいで降りてきますと言ってくれたが・・・


RIMG0850オサバグサ.jpg
                  オサバグサ


DSCN7064オサバグサ.jpg
                  オサバグサ



RIMG0848 本沢温泉露天風呂.JPG
           湯川べりにある露天風呂、一度は入ってみたいような・・・


本沢温泉で聞くと、稲子湯への通行止めは車道だけで、登山道は問題ないという。ほっとした。みどり池としらびそ小屋をめざす。一人のときはゆっくり休むことはない。お昼も歩きながら食べることが多い、ほとんどアップダウンのないしらびその樹林帯を歩く。と大きな黒い物体が動く、一瞬「熊!?」と思ったけど、北八ツには熊はいないそうだ。おすのカモシカだった。全然逃げないでじっとこっちをみている。何度もカモシカに出会っているけど、写真に撮れる距離ははじめてだった。



RIMG0867カモシカ.jpg
                     じっと動かないカモシカ


RIMG0871天狗岳とみどり池.jpg
                      みどり池と天狗岳



湿地帯を抜けてみどり池畔の、しらびそ小屋到着、池の上に天狗岳が聳えていた。どんどん下っていくと不思議なものを発見。登山道のところどころに古いレールが敷いてある。帰宅して調べたら、八ケ岳周辺は大正時代、伐採した木材運搬用に敷いたトロッコ軌道がたくさんあるらしい。稲子湯~しらびそ間は昭和27年~35年まで利用されていたという。



RIMG0875トロッコ軌道跡.jpg
               トロッコ軌道跡の登山道




しらびそ小屋から稲子湯まで1時間半と書いてあったけど、40分で着いちゃった。前回の天狗岳のときは、2時のバスに乗るのに大急ぎだったけど、4時5分、ゆっくりお風呂に入ったあと、近くのお花を見て歩いた。



DSCN7068コミヤマカタバミ.jpg
                  コミヤマカタバミ





中央線、小海線、長野新幹線を乗り継いでぐるり1周の旅になった。

ツクモグサに会いたくて歩いた八ケ岳、
花は2年前より少なかったけど、
見ごろのツクモグサと
思わぬホテイランとイチヨウランにも出会えて大満足の山行だった


DSCN7053コイワカガミ.jpg
                  コイワカガミ



美濃戸口から入って稲子湯へ下るコースを歩こうなんて考える人はいないかもしれない。
車なら日帰りができてしまうコースもある。
電車、バスを利用して2日間とも約8時間
自分の足を信じてがんばった甲斐があった山行だった。



DSCN7058ミツバオウレン.jpg
                  ミツバオウレン群生




南八ケ岳から北八ケ岳まで、たくさんのコースがある。

まだまだ歩いていないところがたくさんある。

なんといっても編笠山からキレット越えの南八ケ岳縦走は憧れる。

いつになったら行けるかな???



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Last updated  2006/06/21 01:00:52 AM
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