himekyonの部屋

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2006/08/31
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カテゴリ: 北アルプス

風と濃霧に、早立ちの心が乱れます。
明日の道中は長いから朝ごはん食べてからでは、朝日小屋にたどりつかないかもしれませんよと小屋の人に言われ、
朝ごはんをお弁当にしてもらって・・いざ、








白馬岳山頂へ着いたらすでに太陽はあがっていました。



しかし、ヘッドランプの灯りで歩く気にはなれず、うっすらと明るくなってきたころ、やっと歩き出しました。
白馬岳山頂は小屋から15分、東の空はガスが切れて、太陽がでていました。
うーん、やっぱり思い切って歩き出していたら、ご来光が・・・










太陽に照らされ黄金色に輝いている山頂付近です


昨日登ってきた道を三国境まで引き返します。
稜線からは、今日歩く雪倉岳が雲に見え隠れ、朝日岳はどの辺だろう、雲海のなかに隠れてみえません。










これから目指す雪倉岳が雲の間から


やはり、朝の早立ちは気持ちに余裕がある、昨日は必死になって登った白馬岳の稜線を
今朝は、お花をみながら歩く余裕がある。
しかし、ゆっくりはできない、標準タイムで7時間コース、写真を撮りながらだから、
10時間はみないといけないと思っている。
それでも3時には朝日小屋にたどり着けるだろう。。。

それにしても今回はなぜか荷物が重い、15キロになっていた。前回の雲の平縦走は4日間でも少し軽かった。
なぜだろう・・

分岐を雪倉岳に向かって歩き出すとザレた登山道脇にかわいいコマクサが点々と花を咲かせている。
今頃?やっぱり、雪解けが遅かったからなのかな
初秋の花、タカネマツムシソウが淡い紫色の花を、トウヤクリンドウは、淡いクリーム色の花が風に揺れている。
辛い歩きでもお花に出会うと辛さを忘れさせてくれるから、不思議!

振り返ると白馬岳が緑と残雪のコントラストですっきりと聳えている。
旭岳の奥には岩の殿堂・剱岳も威風堂々と聳え立っている。












白馬岳遠望


雪倉岳はどっしりとしていて手強い山である。鉢ケ岳を巻いて登りにかかると、雪渓をわたる。
雪解けの湿地にはところどころに可憐なハクサンコザクラが咲いている。












剱岳遠望


蓮華温泉・鉱山道への分岐を分け、鞍部の雪倉岳避難小屋を過ぎるといよいよきつい登りにかかった。
そうか、あそこが山頂か、ここを凌げば山頂だ、気合を入れて登れば山頂だー、登りつくとまた先にコブが・・・
何度もだまされました。どっしりとした雪倉岳は楽に登らせてはくれませんでした。


そんな時、足元に動くものが・・・
2羽の雷鳥さんでした。すぐ近くなのにぜんぜん逃げようとはしません。
カメラを構えてシャッターを押していると、すぐそばから2羽、、遠くに1羽づつ、一挙6羽にであったのでした。













小蓮華岳遠望


何度かだまされて、いくつものピークを超えてたどり着いた山頂は360度の大展望でした。













300mmの望遠レンズで剱岳を撮って見ました



この時点であとから歩いてきた人全員に抜かされた。多分、5人だったと思う。
振り返ってみても、歩いている人は誰もいない、もう後ろにはだれもいないようだ。
まあ、今日は天気もいいし、なにしろ時間が早いから落ち着いて歩いていられる。












雲海からわずかに頭をみせた朝日岳



記念撮影をして下山にかかる。鞍部まで2時間は長い、登りに使ったら何時間かかるか・・・
だんだん、荷物が肩に食い込んでくる。とにかく重い、
あまりザックをおろして休まないhimekyonだが今回は違っている。少し歩くとザックをおろして座り込んでしまう。
たくさんのお花に写真を撮りたいけど、構えて撮るというよりは、
とりあえず撮っておこうという気持ちになってしまっていたと思う。
帰って写真を整理しようとしたら、枚数は600枚ぐらいあったけど・・・
これ、何を撮ったの?なんて写真ばかり・・

雪倉岳のお花のスケールが違う。1つの花が一面に咲いているのだ。
お花畑をなぜか撮っていなかった・・・

やっと水平道までたどり着いた。あと2時間だ、がんばろう・・・
??これ、水平道だよね。間違っていないよね。・・・
なぜ??水平道のはずなのに、ずっと登りになっているのだ。
今回の登山道は、親切に赤いペンキマークが要所、要所にマーキングしてあるので迷うところはないのだが、
朝日岳を登っていくコースに対して迂回路を水平道といっているだけで、平坦という意味ではなかったのだ。
いやはや、これが非常にきつかった。。。












ベンガラの上を歩く雪渓









スノーブリッジ



何箇所かの雪渓をわたって行くのだが、やはりこの時期は、だいぶ危険なものもある。中が空洞になっている。
比較的安定したところに赤いベンガラがまいてあるところもあったが、
ちょっとみてなんかこわいなと思った雪渓を、回り道して雪渓の縁を歩いて高みに着いた途端に下のほうで
「どどーん」と音がした。多分、雪渓がくずれたのだろうと思う。
やっぱり上を歩かなくてよかったと胸をなでおろしたhimekyonだった。














空洞がいくつも空いた雪渓














これでもか、これでもかと小さなピークを上り下り、目の前が開けたと思ったら・・・
かわいい三角の赤い屋根、朝日小屋が見えました。でもまだまだかなり上のほうにあります、
3時、やっとたどり着きました。やっぱり10時間かかっていました。













かわいい三角屋根の朝日小屋




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Last updated  2016/02/07 04:06:38 PM
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