うそ 0
人類の将来 0
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紅葉の下でひっそりと咲いているスズランロシアとウクライナの戦争が続いている最中なのにハマスがイスラエル側に侵攻して人質をとったことがきっかけでイスラエルの過剰な報復戦争がはじまり、ガザ地区の住民は家を追われ、病院を破壊され、命も奪われて地獄の苦しみを味わっている。世界中の宗教心のある人もない人も戦争の早期終結を祈っている。アメリカのバイデン大統領もイスラエルのネタネヤフ首相に再三停戦を呼びかけているが、ネタニヤフ首相は多くの人命が失われていることに目をつぶって、ハマスが降参して人質を全員解放するまで攻撃を止めないとして攻撃を続けている。アメリカではハーバード大学やコロンビア大学などの主要大学でイスラエルの攻撃反対、イスラエル系企業との連携反対の大きな反対デモが起こり、多くの学生が逮捕されたりしている。このような事態の中で5月6日イスラム組織ハマスは仲介国のカタールとエジプトによる停戦案を受け入れると発表した。ハマスが受け入れた停戦案はそれぞれ42日間づつの3段階の休戦で、第一段階はハマスが女性や子供を中心に33人を解放し、イスラエルは多くのパレスチナ人を釈放する。第二段階はハマスが兵士を含む残りの人質を解放し、イスラエル軍は全面撤退する。第3段階でガザの復興を双方で行うというものだが、イスラエルはイスラエルの要求の核心的部分を満たすにはほど遠いとしてイスラエルが受け入れられる条件を提言するため代表団を交渉の場カイロに向かわせたとのことである。お互いの意見の違いは大きいかもしれないが、交渉の場が設けられたのは明るい一歩だと思う。イスラエル内でも戦争反対のデモが起きている。今回の交渉で終戦が決まることを心より祈っている。
2024.05.08
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妻が友人から頂いたシクラメンキッシンジャー氏はかってアメリカの国務長官として中国との国交回復、ベトナム戦争終結、米ソの冷戦雪解けなどに辣腕を振るい、日本への沖縄返還にも関与した。国務長官をやめてからも平和外交に尽力し、今年の7月には中国の習近平国家主席にも会っており、日本にも何回も来て講演活動を行い、多くの要人にも会い、その足跡を残してきた。ドイツで生まれたユダヤ人で、15歳で渡米しアメリカ国籍を得てアメリカ人になった人である。世界中を駆け巡って外交努力して平和に貢献してきた国際政治学者でその死は悲しいが、その偉大な業績を振り返る機会にもなっている。今パレスチナのハマスとイスラエルの戦闘が続いており合計7日間の休戦後再度戦闘が開始されてしまった。カタールを支点にしてアメリカなどが停戦のための努力をしているが、まだ停戦や終戦のめどはたっていない。その間2万人近い犠牲者がでてこれからも増えていく。キッシンジャーさんはお亡くなりになられたが、その感化を受けた政治家は多い。彼らが立ち上がり、キッシンジャーさんのような熱意をもって平和外交を推し進めてハマス・イスラエル戦争、ロシア・ウクライナ戦争を終結してもらいたいと願う。キッシンジャーさんは平和を愛し、無私の精神で戦争回避のための行動を推進してきた。氏の死を契機に多くの心ある人たちが氏の心を継いで世界平和に邁進してもらいたいと願う。
2023.12.01
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平和の哲学 寛容の智慧ーイスラムと仏教の語らい【電子書籍】[ 池田大作 ]価格:748円 (2023/11/19時点)楽天で購入11月15日に池田大作創価学会名誉会長が95歳でお亡くなりになられた。数々の業績や出版妨害事件で批判されたことなどは今朝の朝刊各紙で詳しく報道されているのでそれは各紙に譲るとして私は世界平和への熱き思いとその行動を述べてみたい。今イスラエル軍のパレスチナ自治区のハマスへの報復攻撃で沢山の犠牲者がでている。またウクライナではロシア侵攻による戦闘が1年以上にわたって続いており、犠牲者が出続けている。池田名誉会長はこの悲惨な戦闘が続いている中でのご入滅でさぞかし無念で心残りだったのではないかと思う。今年1月にはウクライナ戦争の即時停戦とどんなことがあっても核兵器を最初に使用しない条約の締結を提言した。名誉会長は生涯をかけて世界各国の要人と会い、世界平和の基盤建設に努力してきた。戦争には様々な要因があるが領地問題と宗教の問題が根底にある。今度のガザ地区での戦闘は領地問題が前面に出ているがユダヤ教とイスラム教の戦争でもある。イスラム教は世界各地で戦乱を起こしており、その過激派はテロを繰り返して多くの犠牲者を出している。イスラムに対する警戒心や反発心は強いものがあったが、名誉会長は2009年にイスラム国であるインドネシアのワヒド元大統領と対談を行った。それをまとめたものが「平和の哲学 寛容の智慧」(イスラムと仏教の語らい)である。それを読んで私は大変感銘を受けた。「平和こそ宗教の使命」がテーマだったがイスラムも仏教も平和を求めており、イスラムに対する偏見を取り除くことができて、イスラム教徒であるワヒド氏に共感を覚え、宗教間でお互いを理解しあうことが重要だなと感じた。名誉会長は世界各国の指導者や文化人と対談して、平和を訴え続けてきた。今回永眠なされたがその志を継いで世界の若者たちは世界平和構築に情熱を注ぎ、邁進してもらいたいと願う。
2023.11.19
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シュウメイギク(秋明菊)文化連情報9月号が届いた。NPO法人カレーズの会理事長(医師)のレシャード・カレッドさんの連載「アフガニスタンからみた世界と日本」を毎号楽しみにしていたが今回が40回目で最終回とのことだった。アフガニスタンは中村哲医師が灌漑用の用水路を何本も造り奮闘していたさなかに凶弾に倒れた所である。レシャード・カレッドさんは中村さんと生前何度も面会しており、その時の模様も連載の中で書いて下さっていた。今回は最終回ということでタリバン政権が発足して間もなく2年になるがアフガニスタンの現状について報告してくれている。国際社会はタリバン政権の女子の教育や就業に対する制限、テロ対策の不備等を問題視して正式な国家として承認せず、様々な経済的制裁を課してきた。その結果、公務員の給与支払いが滞ることで一般国民は飢餓に直面し、日常生活に支障をきたし、国内外に避難した人は550万人、食糧難で苦しんでいる人は国民の約半数の1400万人という深刻な状態である。しかしアヘン生産量世界一で8割のシェアを持っていたが、その原料であるケシの栽培をタリバン政権は禁止して麦畑やその他の農作物に転換するように指令を出した。おかげで食糧難が少し軽減されつつあり、大変良いことである。しかし女性差別は相変わらずで国際憲法においてすべての人間は自由な行動と選択の権利を有し、それが保障されなければならないとされており、アフガニスタン憲法でも第2条でその実行が各自の義務と謳われているだけに男女平等を実現して貰いたいものである。イスラム教においても特に女性の権利制限は認定されていないのでタリバンの指導者層がこの条項に気づいてすべての国民に平等に生きる権利を認めることが出来れば希望のかけ橋が築かれるだろうとの期待で最終回を締めくくっていた。タリバンの徹底した男女差別は因習などに基づいたもので国際法上もイスラム教的にも根拠のないもので、早急に改めてもらいたいと思う。そうすれば国際社会からの制裁はなくなり、国が豊かになり、食糧難で苦しむ人もいなくなると思う。タリバン指導者層の幅広い教学の学習と実践を強く望むものである。
2023.09.10
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病院の窓際の朝顔はずっと見ていても長い期間で2~3個しか咲かなかったが今朝の我が家の朝顔は小さな塔のようにこんもりしていて沢山の花をつけており、毎日何十個もの花が咲いている。この違いについて妻に聞いてみたら病院の朝顔は小さな鉢に植えられており、自宅のは地面に直接植えられているので栄養が違うので花の数が違うのではないかと言っていた。病院の花の咲かない朝顔は大勢の人が廊下を通る度に眺めるが自宅の朝顔は花は沢山つけているが老夫婦が眺めるだけだ。しかし植えられた場所によって花の人生がこうも違うのかと思うと、人間も生まれる場所によってその健康度や幸福度はかなり違うのだなと思った。「ウクライナに生まれる子供はかわいそうだ」と妻が言っていたがウクライナに限らず戦争で爆撃を受けている国に生まれたり、食料が十分得られない国や差別で自由に教育が受けられない国などに生まれた子供はかわいそうだと思う。観賞用の朝顔は植える人がどこに植えるかで運命は決まる。子供がどこに生まれるかは自分では決めることができない。どこに生まれても同じように幸せの人生が歩めるように大人たちは考えなければならない。まず戦争をなくし、食料の均等配布、差別のない平等教育の流布、国と国、人と人とが互いを思いやる世界を築いていかなければならないと強く思う。
2023.08.31
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今朝6時35分からのNHK「基礎英語を学んでみたら世界とつながった」の対象国は「ルクセンブルク」だった。名前は聞いたことがあるがどこにあってどのような国か知らなかった。西ヨーロッパにあり、フランス、ベルギー、ドイツに囲まれた国で人口44万4050人、面積2586㎢、で山梨県のそれ88万人、4465.37㎢の約半分の小国で正式にはルクセンブルク大公国といい税金が公平で貿易が盛んで大変豊かな国らしい。NATOに入っており海軍、空軍はなく陸軍だけとのことだった。言語はドイツ語、フランス語、ルクセンブルグ語、英語、スペイン語、日本語などを学んでおり、教科目によって言語が違うとのことだった。山梨県のような山国に住んでいると国の名前だけは知っていても世界の色々な国の実情を知らないものだなと思った。二人の女の子がいるルクセンブルグの4人家族の平均的家庭とビデオカメラがつながったが一人当たりGDPが世界トップの裕福な国で所得格差が小さく失業率が低い国とのことだ。法人税は外国企業が活動しやすいように制定されているので他国の企業が入りやすくなっており、個人所得に対しては収入に応じてきめ細かく税制が敷かれているので各人の生活水準に大きな差がでないようになっているとのことだ。知ればしるほど凄い国だと思ったが長い歴史があり、国が小さいだけに皆で話し合って住みよい国を築いているのだと思った。25分間番組で1っの国を紹介するのは大変だが他国民の生活の一旦を見せて頂き、日本の政治の参考にしていただければよいと思った。ところで「基礎英語を云々・・」などと表題に書いてあるが基礎英語力がないと理解できないということは全くない。翻訳してくれるので英語が全く分からない人でも理解できるようになっている。世界に興味がある人はぜひ観てもらいたいと思う。
2023.08.05
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ペチュニア前アメリカ大統領が1)不倫の口止め料の不正処置、2)機密文書不正持ち出し、で既に起訴されていたが今度3つ目の大罪で起訴された。それは3)前回の大統領選で敗戦したのは不正があったからだとして国会議事堂占拠を煽動したとしての疑惑である。これから裁判があるが大罪人の可能性が非常に高い人が来年の大統領選の共和党候補のダントツ一位を走り続けていることに問題がある。トランプ氏は保守、白人の岩盤支持層を持っており、アメリカ第一、自由主義反対、性的少数者優遇反対、中絶反対、銃規制反対など昔のアメリカの良き時代復帰への幻想を持っている人たちに熱烈に支持されている。3つもの大罪で起訴されている大悪人が共和党の大統領候補になることはほぼ間違いなく、民主党の候補が負けたらアメリカ大統領になるかもしれないのである。トランプ氏支持者は自らの代弁者として彼を支持しているが彼がアメリカ大統領になった時の影響力についてはあまり考えていないように思える。アメリカは軍事力は世界一、経済でもトップクラス、文化的判断力をそなている人も多数住んでいてアメリカ大統領の政策や行動は世界に大きな影響力を及ぼすのである。彼がアメリカ大統領だった4年間について考えて見たい。彼は元々は政治家ではなかっった。不動産業の大富豪として有名になった人である。世界平和とか、世界国民、世界人類に対する思いやりがあふれた人のようには思えない。アメリカさえよければよいという考えが根底にある。世界的温熱効果削減の世界的会議パリ会議を自国に不利と見るや脱退してしまった。世界保健機構であるWHOからも脱退し、国連人権理事会からも脱退、TPPからも離脱、ユネスコからも離脱、旧ソ連との中距離核戦力抑制条約からも離脱、イランとの核合意離脱、と世界の平和とか、世界の温暖化防止などを考えているとははとても考えられない自分本位の政策をおこなっており、世界に大きな影響力を与えるアメリカ大統領としては力不足の人物と思われる。その人が次期大統領有力候補というのが現実なのである。他国の人がこの人を大統領にしてくれと運動する性質のものではない。あくまで国民の常識が選ぶよるものである。アメリカ国民の平和への強い関心と国際友好と地球人類の健康への関心が深まることを深く望むものである。それにふさわしい人に大統領になってもらいたいと強く望んでいる。
2023.08.03
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カルミア本日広島サミットが開幕した。参加国は先進7か国、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダとEU(欧州連合)で招待国がオーストラリア、ブラジル、アフリカ連合議長国、太平洋諸島議長国、G20議長国、ASEAN議長国、韓国、ベトナム、それ以外に国連機関や世界銀行機関が参加して行われる世界最重要国や機関が参加して行われるサミット「summit 頂上会議」で世界の諸問題について協議する会合である。この中にロシア、中国が含まれていないのは問題だ。ロシアはクリミア半島を武力併合した時に外された。中国は近年凄まじい経済発展を遂げておりこのサミットに入っていないのは均衡を欠いており、いずれ招待国としてか常任メンバー国として入ってもらうべきだと思う。審議する内容は、法の支配に基づく国際秩序の堅持、核軍縮、核不拡散、食料、安全保障、世界経済、国際的な保健問題への対応、人種問題、性的少数者(LGBT)対応問題、AI,チャットGPT問題、等について協議される予定である。現実に世界に大きな影響力を持っている、ロシア、中国が参加していないのでその決定事項の権限範囲はかなり狭められたものになってしまうが、世界のトップ国が集まった会議だと言う自覚をもってサミットを盛り上げてもらいたいと思う。日本は議長国なのでその責任と誇りをもって世界の平和と幸せに貢献する一ページを残して貰いたいと思う。
2023.05.19
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今から18年前の2005年7月に発行された上記の本をまだアマゾンで売っていたので購入して読んでみた。ラブラブ思考とはどのような思考法であろうか?本当に世界が変わるのであろうか?ラブラブ思考とは自分を幸せにする思考法である。その当時も今も自分をあまり好きでない人が結構いると思われるが、幸せになる基本はまず自分を好きになることである。人を好きになったり愛したりするのはある日突然理由なくそうなることが多く、他人からあの人を好きになりなさい、愛しなさいと言われても簡単にそうならない。「子供を愛しなさい」、「親を愛しなさい」などは言われなくても自然に愛していることが多いが、たまに児童虐待や、親に反抗事例などが起こり、その愛を見直すことになる。ラブラブ思考とラブを二つ重ねているのはまず自分をラブしてそれと同じように他人もラブすることによって幸せな人生が得られるというのが本書の主旨であった。確かにそうだと思う。自分を愛し、他人も全く同じように愛することが出来れば幸せになれると思う。しかしその前提が難しいように思う。まず自分を愛しなさいというが、器量が悪くて頭が悪く、勇気がなくてこらえ性がなく、安易な方ばかり向いていてゲームなどをしてだらだらと過ごしている、病気がちでいつも腰痛とか歯痛、息切れに苦しめられている。こんな自分を愛することが出来るであろうか。一方他人を愛せというが、利己的で自分のことばかり考えている人や、ホラばかり吹いて得意になっている人や、挨拶も出来ないでいつも下を向いてブツブツ言っている人や、やたらと怒鳴る人など、「愛しなさい」と言われても簡単に愛せそうもない人もいる。ここで愛の本質を考えてみたい。自分は貧しく才能もない。物事の計画を立てても安易な別の方に流れて何の成果もあげることが出来ない。こんんな人物を愛せと言っても所詮無理なのだろうか?たしかに外見的、内面的にみて好ましい人物、尊敬できる人物ではない。しかし自分のことは自分が一番よく知っている。駄目な人間であればあるほど何とかしてやりたいという気持ちが働く。これが同情であり愛なのではないかと思う。自分を幸せにしてやりたいという気持ちが自分を好きになるきっかけを与えてくれるのではないかと思う。問題は他人である。獰猛な他人もいる。自分の席を奪ったり自分に危害を加えようとしている人間もいる。そんな人たちを愛することが出来るであろうか?自分を好きになる段階で自分の欠点や弱点を含めて自分のことをよく知ろうと努めた。その結果あまりに至らなくて可哀そうになり同情して何とかしてやりたいという気持ちが愛情に変わった。それと同じで獰猛でいやらしい他人もよく見ると弱い所もあり可哀そうな所もあるものである。身近な他人だけでなく世界を見渡せば食事が食べられなくて餓死寸前の人達もいる。戦争の真っただ中で親兄弟が殺されて一人になってしまった子供もいる。その人たちの気持ちが伝わってくる。戦争を仕掛けたプーチン氏には自分を愛し、他人を愛する気持ちはなかった。ただあったのは領土拡大という欲望だけだったのだと思う。ラブラブ思考とは自己の欲望に翻弄されることなく、自分の幸せとは何かを考えると同時に他人の幸せも考えることである。為政者も含め、世界中の人がそのような考え方をしてくれれば世界は変るというのが本書の訴えたいところであった。ラブラブの考え方を一人でも多くの人が取り入れてくれたらいいと願っている。
2023.05.13
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浪花いばらいよいよ5月19日から始まる広島サミットまで1カ月を切った。G7サミットというのは主要先進7か国の首脳の集まりである。7か国というのはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、カナダである.かってはロシアも入っていて主要8か国と言われた時もあるがロシアがクリミア半島併合時に除名されて今に至っている。昨年安倍首相が暗殺され、岸田首相も自製爆弾を投げつけられたこともあり、警備は厳重である。期間中学校は休み、工事も中止、劇場や遊園地なども中止、役所も休みである。広島だけでなく東京の警備も厳重に行われているとのことである。協議事項はロシアーウクライナ戦争、台湾問題、対話型AI(チャットGPT)などについて話し合うことになるが、その決定がロシアや中国に対してどれだけ影響力を発揮できるか分からない。何はともあれ世紀のビッグ会議が日本で行われ、岸田首相が座長を務め、話し合いの総括を行う。大変な役割を担っている。無事故で有益な会議になるよう心から祈っている。
2023.04.27
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庭のシャクナゲ韓国のユンソンニョル大統領は日本のホワイト国復帰を実現させ、訪米前の記者会見では100年前の日本の植民地支配に対し、執拗にお詫びを求めていくのは現実的でないと語った。これに対して強硬な反日派は「国を売る大統領だ、売国奴だ」と反発を強めている。ムンジェイン前大統領は悉く反日行政を行い、日韓の反目、離反を図ってきた。韓国の国民感情も日本憎しの一辺倒でユンソンニョル大統領もその国民感情に逆らえないので、日本との融和政策をはっきり打ち出すことをしてこなかった。しかし今度の訪米に際し北朝鮮対策として米日韓の協力が絶対必要という考えもあり、強硬な反日派の猛反発も覚悟の上できっぱりと上記のような発言をした。隣接国がいがみ合っていていいわけがない。観光客は仲良く交流しているのに韓国の反日強硬派と日本の嫌韓団体は憎しみあっている。韓国人の中にも憎しみあいはよくないと思っていた人がいたのだと思う。ユンソンニョル大統領もその一人で今回それをはっきり口に出した。勇気ある行動で素晴らしいことだと思う。岸田首相もユンソンニョル大統領の気持ちをしっかり受けとめて日韓友好の道をしっかり歩んでもらいたいと願うものである。
2023.04.25
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最高の本に巡り会いました。元インドネシア大統領ワヒド氏と創価学会名誉会長池田大作氏の対談『平和の哲学 寛容の智慧』を読みました。対談の最後の方でのワヒド研究所のイエニー・ワヒド所長(ワヒド氏の娘)の言葉が印象的でした。「ワヒド研究所の主な任務はイスラムの教えに本来備わっている平和的なイメージをイスラムの教えの中核として位置付けることです。今、世界ではイスラムについて原理主義的な動きが主流のように見られ、テロや暴力の宗教といったイメージで受け止められがちです。そうではなく平和的メッセージこそイスラムの教えの中核にあるものであると正しく位置づけ直していくことです」その言葉通り、私もイスラムはテロや暴力の宗教だと思っていましたが、この本を読んで、本当は平和の宗教なのだと言うことをインドネシアのワヒド博士が対談で言っていることで救われました。この本の全編に流れる寛容の精神は、不寛容の極にあると思っていたイスラムにもあるのだと知り嬉しくなりました。またイスラムは女性蔑視、女性の教育を妨げている国が多いですが、90%以上がイスラム教のインドネシアでは女性教育者カルティニに国家独立英雄の称号を授け、女性の教育や権利拡大に努力していました。カルティニは、女性こそ人間の福祉を向上させる上で最も助けになることが出来る、とする不動の信念を持っており、「私が普遍化したいと思う理想は、生きとし生きるものの権利と感情を尊重することです。余儀ないことであれ、どうであれ、他人を傷つけたり苦しめたりすることは遠ざけるべきです」と男であれ女であれ、差別なく尊い生命を守ろうとする深い慈愛の心が伝わってきました。不明の至りでイスラムというと男性専制、女性抑圧の国ばかりかと思っていましたが、インドネシアのような国もあり、イスラムを見直しました。イスラムも仏教もキリスト教もヒンズーもその他の宗教も他を尊敬しあい、寛容の精神で協力しあって、平和で幸せな地球を構築してもらいたいと思いました。イスラムに対する偏見を正してくれた素晴らしい本だと思いました。
2022.11.23
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庭のツワブキ今『平和の哲学 寛容の智慧』を読んでいるが、その中にハーバード大学ドゥ・ウェイミン教授の言葉がでてくる。「宗教指導者には信者達を幸福にする責任があると同時に公的知識人としての役割も担う責任がある。つまり社会改革や社会の幸福を構築していく責任である」と述べていた。今宗教法人の旧統一教会が大きな社会問題になり、国会でも討議されている。旧統一教会の指導者は信者のみなさんやその家族を本当に幸せにしたであろうか?そして公的知識人として社会生活を改善し、国民を幸せにしてきたであろうか?ということが問われているだと思う。『平和の哲学 寛容の智慧』は元インドネシア大統領ワヒド氏と創価学会名誉会長池田大作氏の対談集だが、ワヒド氏は敬虔なイスラム教徒でイスラム教の指導的立場にある人でもある。 イスラムと言えばタリバンやイスラム国など聖典コーランに忠実に行動する集団として、イスラムに背いたり敵対する者には容赦なく暴力的攻撃を行う極めて狭量無知な集団で紛争や戦争の火だねを作っている最悪の宗教ではないかと思っていたがワヒド氏の話を聞くととんでもない思い違いをしていたと思った。ワヒド氏は「紛争を引き起こす要因は際限なく自分さえ良ければよいという心です。寛容性がなく、自分が良ければそれでよいと思っている。文化の違いについては互いに尊重しあうことが大切で、イスラムはキリスト教を尊重する、キリスト教はイスラムを尊重するように付き合っていくことが大切だ」と述べていた。イスラムは寛容性のない困った宗教だと思っていたが、ワヒド氏は「異なった宗教のの帰依者は相手の宗教を容認して尊重し、敬意を表さなければならない」と述べており、偏狭で融通の効かない印象の宗教とは180度違っていた。イスラム原理主義者達の過激な行動がイスラムに対する偏見を引き起こしていたと思われた。イスラム教信者の中でも様々な考えの人がいてワヒド氏のような考えの人ばかりではないかもしれないが、少なくとも原理主義者たちの言動はイスラムの本流ではないことが分かって安心し、自分の不明を恥じた。「宗教は人間の幸福のためにある。民族性や文化的な違い、或いは歴史的な背景に関わらず、対話によって人類共通の価値を普及させ、グローバルな”平和の文化と調和”を実現することが出来る」とした国連ミレニアムサミットでのワヒド氏のスピーチに改めて敬服し、世界の宗教指導者はすべからくワヒド氏のごとくあって欲しいと思った。
2022.11.11
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昨夜の皆既月食現在の開票速報では定数100の上院議員選挙では民主党48対共和党48で大接戦を演じている。下院は定数435に対し現時点で共和198、民主178でどちらもまだ218の過半数には達していないが実質的にトランプ氏が率いる共和党が過半数をとる形勢である。トランプ氏は11/15に2024年の大統領選出馬宣言をするとみられており、民主党の現大統領バイデン氏は高齢ということもあり、トランプ氏が大統領に返り咲く可能性が現実味を帯びてきた。トランプ氏は大統領の時アメリカファーストを掲げ、富めるアメリカ、最強のアメリカを目指した。ロシアのプーチン大統領と親しく友好政策を行ってきた。この二人は自国以外がどうなろうと自国さえ栄えればよいという考えの人で世界の表舞台には出てほしくない人たちである。今私が読んでいる『平和の哲学 寛容の智慧』に登場するインドネシア元大統領ワヒド氏は常に国民のことと同時に世界民衆のことを考えており、自国と他国の繁栄を考えて政治を行ってきたとのことで、こういう人にこそ世界の指導者になってもらいたいと思った。ワヒド氏のような政治家がアメリカにもロシアにも日本にもその他世界中に出現してもらいたいと心から願うものである。
2022.11.09
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ウクライナへの侵攻を続けるロシアで重大犯罪で有罪判決を受けた人の動員が合法になり、プーチン大統領がその法律に署名した。 恐ろしいことである。劣勢が伝えられるロシアで、兵員不足を補う目的で殺人や強盗などを犯して刑務所に入っている人たちを戦場に送り出すというのである。戦争時は、何時でも何処でもそうだが、残酷な殺し合いや強盗、略奪、暴行などはつきものである。そこに犯罪者が加わるとなるとさらに残酷さを増すことが考えられる。「それは最も道義に反することで、国際法的にも絶対許されることではない」と言ってもプーチン大統領はそれを聞くような人ではない。それを防ぐには戦争を終わらせるしかない。何とか早く戦争が終結するように世界中の国々は両国に戦争終結、もしくは休戦を熱心に説いていくべきだと思う。
2022.11.05
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昨日広島の小学生の反戦の誓いを紹介させて頂いた。真の強さは相手を理解し、思いやることであると述べていたが同じことは先日亡くなった京セラ創業者の稲盛和夫氏もその著書「生き方」の中で述べていた。人と人でも国と国との争いでも悪いのは相手の方だからその非を認めさせようとやっきになるのと相手も困っているのだからいい解決策を共に考えようと議論するのでは結果が違ってくる。相手に対する思いやりがあるなしで決まると述べていた。今中国共産党大会が開かれており習近平氏がすさまじい発展を遂げた10年の総括とこれからの方針の演説を行ったが、台湾問題には武力行使も辞さないと述べた。日本や東シナ海諸国等とも領土問題で緊張関係を生み出しているが、台湾問題同様、そこにも強力な軍事力を背景に武力行使も辞さないと思っているのかもしれない。稲盛氏は「互いに相手の非を咎めあうような敵対的な議論はやめよう。損得や議論に勝つことだけを目的とした話し合いは必ず不毛に終わり両者が破滅することになる。己の考えに固執しないで相手の立場を思いやりながら利他の心をベースに交渉していくことが必要である」と述べていたが、習近平氏には稲盛氏のいう利他の心が欠けているように思われた。それは習近平氏だけでなくロシアのプーチン氏、ウクライナのゼレンスキー氏その他紛争の当事国の首脳達にも言えることで、相手のことを思いやりながらよく考えて行動してもらいたいと思う。
2022.10.17
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サルビア・ガラニチカ 本年8月6日に広島で開催された平和式典で小学校6年生の男女が「平和への誓い」を朗読しました。「原爆投下から77年が経ちました。今この瞬間も日常を奪われている人たちが世界にはいます。戦争は昔のことではないのです。自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは強さとは言えません。本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心を持ち、相手を理解しようとすることです。本当の強さを持てば戦争は起こらないはずです。・・・以下略」素晴らしい提言だと思いました。自分達で考えたのか、先生と一緒に考えたのかわかりませんが立派な誓いだと思いました。これはいじめ防止にも通じることで戦争は子供のいじめを大きくしたものと思われました。現在ロシアとウクライナの戦争状態が続いており、両国陣営に民間人も含めて多数の死傷者が出ています。両国首脳は自分の方が強いと思って我を張っていますが、本当の強さではないと思います。相手を理解しようとすることが大切で早期の話し合い停戦を期待します。この小学生達がいう、真の強さを持った指導者が増えて、戦争がなくなることを願っています。
2022.10.16
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元ソ連大統領ゴルバチョフ氏が8/30に91歳で亡くなった。ゴルバチョフ氏はペレストロイカ(立て直し)政策を推し進め、グラスノスチ(情報公開)では今まで想像も出来なかった政府批判も可能にした。民主化が広がり結果としてソ連崩壊を導いた人としてロシア国民の間では憎まれたり批判されているが、西側諸国からは冷戦を止めた人、核軍縮、核廃絶に努力した人として高く評価されている。1990年にはその功績でノーベル平和賞を受賞している。しかし国内的には売国的なゴルバチョフ政策に反対する者が多く、1991年にはクリミアで休暇を取っていた時クーデターを起こされ実権はエリツイン大統領に移ってしまい志半ばで失脚してしまった。ゴルバチョフ氏の願いはソ連とかロシア国民の繁栄だけでなく、全世界の平和と安全であり、ソ連もロシアもその一員として繁栄していくというものであったが、ロシア人にとってはソ連が崩壊し領土が狭くなりロシア人の誇りを傷つけられ、ゴルバチョフ氏をとても受け入れることは出来なかった。後年再度理想実現のために大統領選に立候補したことがあったが得票率は1%以下であった。氏の理想はロシア人には理解できなかったのだと思われる。現在ナショナリズムと権威主義に凝り固まったプーチン氏がロシアを率いており、ウクライナに侵攻している。ゴルバチョフ氏は即座に停戦を提言したがプーチン氏は聞く耳を持たなかった。そのプーチン氏をロシア国民の80%以上が支持している。ゴルバチョフ氏が途中まで築きかけた民主化されたロシアはプーチン氏によって完全に覆され、ロシアは再び専制、孤立、困窮の道を歩もうとしている。ゴルバチョフ氏は西側では最高の知性として尊敬されてきたが、国内では評価されていなかった。お亡くなりになった後に、ロシアで再評価されることを願ってやまない。
2022.08.31
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約40年前に亡き母が南アルプス市の家を売って新築した甲府の家に引っ越してきた時に一緒に持ってきた芍薬です。明日5月15日は90年前の1932年(昭和7年)に5.15事件が起きた日であり50年前の1972年(昭和47年)に沖縄が日本に復帰した日である。5.15事件と言うのは海軍青年将校が国体改革を計画して首相官邸を襲撃して時の総理大臣犬養毅氏に発砲して死亡せしめた事件である。その4年後の昭和11年2月26日にも青年将校たちによる政府襲撃事件が起こり、その5年後の昭和16年には米英との戦争に突撃していった。そして敗戦して沖縄は米国に接収されたが50年前の5月15日に本土に復帰した。敗戦から27年間は米国統治下にあった。5.15事件から2.26事件そして太平洋戦争は4~5年の間隔で起こっている。国体改革するには武力をもってするしかないという考えが軍部支配体制を作り、日本を太平洋戦争へと猛進させて国民が塗炭の苦しみを味わうことになった。今プーチンロシアは前世紀的な領土拡張欲望に駆られて武力で他国に侵攻した。日本の例を見るまでもなくそれが如何ほどの罪科補償を負わなければならないかよく考えてもらいたい。
2022.05.14
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大手鞠(ビバーナムスノーボール)憲法記念日の今日、新聞に改憲必要か否かの世論調査の結果が載っていた。「憲法を変える必要がある」が56%で「変える必要がない」の37%を上回った。憲法9条については変えない方が良いが59%で変える方が良いの33%を上回っていたが昨年調査よりその差は縮まっていた。昨年までは2013年を除き常に「変える必要がない」が「変える必要がある」を上回っていたが今年はそれを大きく逆転した。これは明らかにウクライナに対するロシアの侵攻が影響していると考えられる。今の時代、日本に住んでいる私達にとってまさかと思うことが起きたのである。いきなり砲撃され家を焼かれ何百万もの人達が避難しなければならなくなったのである。死亡者は元より生き残った人たちも食料や大小便の排泄、寝るところもない。こんなことが日本にも起こるかもしれないと不安に思う人が増えてきたのだと思う。「ウクライナは核を持っていなかったので攻撃された。日本も真剣に核シェアリングについて考えるべきだ」という論調まで出てきた。日本の平和憲法は世界に誇るものであり、防衛はするが他国を攻撃する戦争は絶対にしないとする憲法を厳重に守り他国の模範として世界をリードしていく矜持を持っていた人は多いと思う。しかし現実に今度の様な事が起こってみると理想論に安住して安穏としていていいのであろうかという考えも出てきた。防衛はするが攻撃しないというが、悪い国があって攻めてきた時専守防衛で守ることだけしていたら果たして勝利して追い返すことが出来るだろうか。攻撃は最大の防御と言われる。攻撃してきたらこちらも攻撃できるように憲法を変えるべきだとの考えが出てくるのも自然かもしれない。日米同盟があるから安心だと思っていた人が多かったが、いざとなった時本当にアメリカが守ってくれるとは限らないことがアフガニスタンのことや今度のことで明らかになった。自主防衛を真剣に考える必要があるとする考えが今度の世論調査に反映されたのだと思う。憲法記念日は毎年巡ってくる。憲法を考える良い機会だがその時々に世界で起きたことが反映されて国民の考えも変わってくる。平和憲法の原則は変えないで運用の仕方については国民も常に関心を持ち、よりよい憲法の下で暮らせるようにと願う。
2022.05.03
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庭のスパラキシス日本時間で本日午後2時に国連のグテーレス事務総長とウクライナのゼレンスキー大統領がキーウで会談した。事務総長はウクライナ入りする前にロシアでプーチン大統領と会談してマリウポリで製鉄所に閉じ込められている人々を安全に開放するように要請してそれは受け入れられたとのことだが現実にはまだ攻撃は続けられている。人権侵害どころか人命侵害しているロシアに対し、事務総長は「戦争を止めさせ、ウクライナに平和が戻るように国連として最大限の努力をします」「私達は決して諦めません」とゼレンスキー大統領とウクライナ国民に誓った。いまこうして話し合っている最中にも何人かの命が失われている。即時停戦に向けて国連の機能を最大限に発揮してもらいたいと願う。
2022.04.29
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庭で一本の樹に赤白の花を咲かせている源平しだれ桃ウクライナのゼレンスキー大統領は4月5日国連の安全保障理事会にオンラインで出席し、第二次世界大戦以来最も凶悪な戦争犯罪が行われており、5つの国連常任理事国が有する拒否権は何事も決定することができないシステムで今度の戦争もロシアの拒否権発動で引き起こされてしまった。絶対改革する必要があると述べた。今回の侵攻に関してロシアを意思決定の場から排除するか、国連安保理の改革案を示すか、なんの役割も果たすことが出来ない安保理を解体するかの3つが選択肢としてあると述べた。改革案に対してアメリカは反対の意向を示し、ロシアは勿論反対し、中国も反対するだろう。残るイギリス、フランスは理性的な判断をするかも知れないが拒否権を有する安保理は何も決められないし、存在意義はない。戦争を止めることも出来ないし、世界をよくすることも出来ない。無用の長物である。ゼレンスキー氏が示した3つの選択肢の中で可能なのは国連の議決で安保理を解体することだと思う。そして拒否権などない真の世界平和を目指した国連組織を作るべきだと考える。今度の事で世界の人々は5つの常任理事国が有している拒否権は平和に対して有害無益であり最悪の権利だという事が分かった。平和に貢献する真の組織確立のために世界中の人達が立ち上がるべきだと考える。
2022.04.07
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庭のアセビ(馬酔木)日曜夜8時からの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を観ている。当時は対立する平家方の武将と闘い当然のように殺したり殺されたりしていた。人を殺すときには恐れる気持ちもあるが武勲を立て領地を広げ報償をもらうことを優先して切り殺してきた。仲間同士でも自分の出世の妨げになるような人とか裏切った人などは容赦なく殺される世の中だった。その後の安土桃山時代も織田信長や豊臣秀吉などは領地を広げ権威を高めるために敵方を容赦なく殺し、味方内でも権力争いで殺人が平常に行われてきた。江戸時代に入ると殺人者は罰せられることになり個人殺人も集団殺人も減ってきた。明治、大正、昭和の時代になると西南戦争のような内部での戦争もあったが、主として中国、韓国、ロシア等外国との戦争になり多くの外国人を殺し、味方も数多く戦死した。戦争末期には原子爆弾を落とされ何十万人と言う人達がアメリカ軍に殺された。鎌倉時代から第二次世界大戦までは殺される人たちの人命より権威者達の領土や権威が重要だった。しかし今は領土より人命の方が大切だという感覚が殆どの国、殆どの人に芽生えている。特に日本ではそれが顕著で領土拡張のために人命を危険にさらしてはならないと感じている人たちが圧倒的に多い。中国、ロシア、北朝鮮等が日本を滅ぼそうと攻めてきた時のために軍備拡大、核シェアリング、徴兵制にした方が良いと主張している人達も人命を大切にしつつ、日本が危険にさらされないための準備をすべきだとの考えで以前のように大日本帝国を拡大するためには敵国人や日本人の命が失われてもよいとする考えとは違うと思う。ISやタリバンによる内戦、ミヤンマーの軍事クーデターなど一部で生命軽視と思われる紛争はあるが、世界的に観ると第二次世界大戦終了を境に生命尊重の流れが強くなってきたように感じていた。戦後75年の極めて短い期間に人類は確実に進歩してきたと思っていたが、プーチン氏のロシアが領地拡大のためにウクライナに侵攻して無差別にウクライナを爆撃して人命を奪いロシア兵も何千と戦死した。人類は進化してきたと思っていたがまた昔に戻ってしまったのだろうか?ロシアにも無差別にウクライナを爆撃しているこの戦争に反対している人たちもいる。この人たちは進化してきた人達だがプーチン氏は進化していない。領地のためには人殺しも辞さないという人が残存していたのである。日本に住んでいると人類は確実に進歩してきたように思えたが、進化していない人もいることを念頭に入れて国際政治を行っていく必要があると思った。
2022.03.30
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12分間の演説だったが要点は3つあったと思う。1)まず国連が機能しないのでこのような武力侵攻が起きてしまった。常任理事国には拒否権があり、一国でも反対すれば国連議決が出来ない現制度では何も決められないし戦争を止めることも出来ない。日本も先頭に立って国連改革に取り組んで頂きたい。2)今回の事で日本がいち早く援助して下さったことに心より感謝する。ロシアに対する制裁などをアジアで最初に決めて下さり感謝申し上げます。今後も引き続き制裁を続けて頂きたい。3)日本の文化には高い関心を持っており、共感している。地理的には遠く離れているが民主国家を目指す気持ちは同じである。これからも友好を深め共に発展していきたい。と言う内容だったと思う。援助できることには制限があり、何でもしてやれるわけではないが、出来るだけ援助して窮地に立たされているウクライナを救ってやりたいと思った。アメリカやヨーロッパの国々そしてアジアで初めて我が国の国会でも演説して今までの援助に感謝しつつ、今後も変わらず援助して頂きたいとの内容で胸を打たれたがそれが戦争終結にどれほど効果があるのか分からない。しかし世界各地の国々と心を一つにして暴力国家と対峙していきたいという目的は果たせたのではないかと思う。一刻も早くロシア兵撤退、戦争終結を祈るばかりである。
2022.03.23
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昨日行われた第3回停戦会議も物別れに終わった。ロシア側はNATO非加盟の確約とクリミア半島と親ロシア2州をロシア領有と認めることを停戦の条件と突きつけている。ウクライナ側は無謀な暴力で侵攻してきて領土を奪い取っていくことが今の時代に許されることではないと拒絶している。それならもっと激しい無差別攻撃を加えてウクライナ人を殺したり苦しめたりしてやると脅して実際にも攻撃を続けている。今後の戦争の行方は混とんとしている。ロシヤ、ウクライナ双方に友好関係がある中国やイスラエルの仲介も期待されるがいくら中国、イスラエルから現状のままで即時停戦した方がよいと説得されてもプーチン氏が受け入れる可能性は極めて低い。ウクライナのゼレンスキー大統領は不合理な侵攻には断固戦うと徹底抗戦を謳ってきたが首都キエフも攻撃されて陥落も間近い。徹底抗戦ならそこで討ち死にすることになる。アメリカやNATOの配慮でゼレンスキー内閣を一時ポーランドかイギリスに移して暫定内閣をつくることが検討されている。徹底抗戦を言っているゼレンスキー大統領がそれに応じるか否かが問題だがもし応じた場合、政府がいなくなったウクライナはロシアに占領されて国民はもっと苦しい目に遇うことが推察される。プーチン氏は自分達は圧倒的な軍備力と核兵器を持っており、ウクライナごときに負けるはずはないと思っている。今既に100%の兵力を投入して現状の戦いである。今後新兵器の供給を受けたウクライナの逆襲で戦況が逆転する可能性もあるのだ。そして何よりもロシア本土は徹底的な経済制裁を受けて数週間後には市民が生活できない状況になる。この戦争ではロシアが負けると分析している軍事専門家もいる。しかしプーチン氏は軍事力強大なロシアが負ける筈がないと妄信している。この戦争終結のカギは中国やイスラエルの調停ではなく、プーチン氏が戦況を冷静に分析することだと思う。これ以上戦争を続けていたらロシア軍の燃料はなくなる。反対にウクライナ軍には新兵器が供給される。その供給をロシア軍がブロックしているが総てのラインで完全にブロックすることは不可能と思われる。戦況を冷静に判断したら現状で停戦するのが両国にとって最良と思われるがプーチン氏はそう思っていないので、戦争は長引き、犠牲者も増える。プーチン氏に現況をよく見てもらいたいと祈るばかりである。
2022.03.08
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ロシアは停戦協定を有利にするためにさらに爆撃を強化しています。今度の戦争について人それぞれに思いがあると思いますが、私は家を焼かれ殺され命からがら逃げなければならない人達のことが頭から離れません。自分がそうされたらどうなるだろうか?と思います。攻撃しているロシアにはそれなりの理由はあると思いますが、人々を脅し、殺し、火をつけることは決して正当化されません。自分達がそうされたらと思ったことはないのでしょうか?日本は多額の援助金と難民受け入れを表明しました。地獄の苦しみを味わっている人達を何とか助けてやりたいという気持ちは大切だと思いますので、国家はできうる限りの援助を推し進めてもらいたいと思います。個人としてはどうか?私達は遠く離れた地域に住んでいるので直接命に関わるような火の粉は飛んでこないかもしれませんが行動を起こさなければ今度は自分達が同じ目に遭うかもしれません。行動を起こすと言ってもミサイルや戦車、爆撃機などに対して個人としてはどのように対処したらいいのでしょうか?戦争を前にすると私達個人の力はあまりに小さく限られており、無力感を感じます。政府の救援活動に積極的に加わることや、情報を正確に把握して国際世論を作って行くことなどは何らかの役割を果たすことになるかも知れません。ロシアに殺人行為をやめさせるには国際世論を盛り上げることだと思います。大国ロシアを相手に一人の力はアリと像みたいなものですがアリの心が一つになったら大国だって倒すことが出来るかも知れません。心を合わせることが大切だと思っています。
2022.03.03
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「ウクライナがロシアに侵攻されたのは核を放棄したからだ。日本も核シェアリング(sharing 分かち合い)で核を持つべきだ。そうでないと核を持つ国にいつ侵略されるか分からない」と考えている人たちがおり、先日フジテレビの番組で安倍元総理と橋下徹元大阪知事は核シェアリングをタブー視しないで協議すべきであると述べた。その事に対する質問に昨日から始まった衆院本会議で岸田総理は、日本には核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずの非核三原則があり核シェアリングを検討するつもりは全くないと返答した。当然のことだと思う。核シェアリングというのはヨーロッパなどで数か国(ベルギー、イタリア、ドイツ、オランダ、トルコ)がアメリカと提携して核の分配を受けて保有し、他国の脅しに対する抑止力を想定したシステムで、今度のウクライナ侵攻で注目されたシステムである。日本は核廃絶の先頭に立たなければならない国である。核を持ち込んでいいわけがない。非核三原則を守りながらきちんとした外交と防衛体制で日本を護って行くことが大切で、核廃絶に向けて諸外国と連携して努力していくべきである。
2022.03.02
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ウクライナとロシアの停戦協定が始まった。プーチン大統領の停戦条件はウクライナの非軍事化、非ナチ化、ロシアが実質支配しているクリミア半島の主権をロシアに渡すこと。とのことだが非軍事化したらロシアが楽々と侵入してくるだろうし、クリミア半島は話し合いがないままま軍力で奪い取られたものでそう簡単には認められないと思われ、ロシアに比べれば如何に小国のウクライナでも受け入れられないであろう。しかし現時点で多数の施設や家屋を破壊され子供14人を含む350人が犠牲になっており、50万人もの人が国外避難を余儀なくされている。死んだ人や家がなくなった人達のためにしてやれることは何か。ウクライナ大統領は徹底抗戦を謳っているがこれ以上戦争を続けていると犠牲者はどんどん増えていく。非軍事化は譲れないとしてもクリミア半島の主権をロシアに渡すことに合意したらロシアは停戦に応じるかもしれない。ウクライナ人がこれ以上の犠牲者を出さないためにウクライナはクリミア半島の主権をロシアに渡すことに合意してもらいたいと思う。人命第一で対応してもらいたい。
2022.03.01
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ウクライナに侵攻したロシア軍はチェルノブイリ原発を掌握し首都キエフに迫っている。プーチン大統領は首都キエフを陥落させウクライナの政権転覆を狙っているという。急遽国連安保理事会が開かれたがロシア制裁は常任理事国であるロシアの反対で否決された。プーチン大統領は演説でウクライナ軍に対してクーデターを起こして現政権を放逐せよと呼びかけロシアの軍事力は通常戦力ではアメリカに後れを取るかもしれないが核戦力では世界一だと述べている。当に自分の野望実現のために言いたい放題、やりたい放題の事をしている。こんなことをしている大統領やその国が許されていいものだろうか?犠牲者はどんどん増えていくだろうし、核兵器を使われたら地球は終わりだろう。国際連合が紛争回避等の調停をすることになっているが常任理事国の拒否権がネックになって機能してこなかった。常任理事国とはアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアの5か国で彼らは拒否権をもっており、一国でも反対もしくは拒否した国がある時は国連決議にすることが出来なかった。これでは国連は力を発揮することが出来ない。国連は有名無実で何の役にも立っていないと言われる所以である。5か国の内イギリス、フランスは拒否権なしに改正した方がいいと思っているがアメリカ、ロシア、中国は強固に反対している。国連には200近くの国が所属しておりその国々の安全と幸せを追求する機関なのに上記3か国のエゴに支配されている現状は変えなければならない。国連が生き残り力を発揮するためにはアメリカ、中国、ロシアに自国の事だけでなく他国を思いやり世界平和を願う優秀な指導者が現れることが必要である。そのような指導者が現れることを熱望している。
2022.02.26
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義兄から頂いた菊テレビや新聞を観たり読んだりしているとこのSDGsが頻回に出てくるようになった。SDGsはSustainable Development Goals の略で持続可能もしくは持ちこたえなければならない開発目標と訳されている。それは2015年の国連サミットで採択された各国で努力していかなければならない17の目標項目である。それらは1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロに 3.すべての人に健康と福祉を 4.みんなに質の高い教育を 5.ジェンダー(性)の平等を実現しよう 6.安全な水とトイレを全世界に 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8.働き甲斐と経済成長と 9.産業と技術革新の基礎を造ろう 10.人や国の不平等を無くそう 11.住み続けられる街造りを 12.作る責任、使う責任13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを護ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正を総ての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう何処の国の誰が言い出し誰が草案を作ったのか知らないが、目標というものはこんなにだらだらと17にも分けて列挙するものではない。例えば14.の海と15.の陸は合わせて「地球の豊かさをまもろう」と出来たと思う。10.の人や国の不平等は16.の平和と公正と一緒にできたと思う。ずらずらと17並べるのでなく、要領よくまとめて最大5個くらいの目標にした方が一般の人に受け入れられやすいと思った。しかし現今世界中でこのSDGsが話題になっており、個々の問題に取り組んでいるのでこのように細分されていた方が却ってよかった面もあるかも知れない。我が国の取り組み状況を見てみると岸田政権になって人の意見をよく聞いて下さる傾向があるように思える。17項目の各々に真剣に向き合って頂きたいと思うが、中でも3.の「総ての人に健康と福祉を」では世界の民全てについて言っていることだが自国についても充実してもらいたい。なかでも老人福祉について老人が安心して暮らせるような政策実現を願っている。
2021.11.16
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今同じ医局の渡邊裕先生が書かれた「幻の大東亜戦争」という本を読んでいる。開戦前数か月の日米双方のやり取りが克明に描かれていた。昭和16年8月7日、時の近衛文麿首相は事態打開のため野村駐米大使にルーズベルト大統領とのトップ会談を申し入れた。ルーズベルトは会談には好意的でアラスカのジュノーではどうかとの返答があった。しかし同じ日の野村大使とハル国務長官との打ち合わせでハル長官は「首脳会談で話がまとまらなければ重大な結果になるかもしれないのであらかじめ話を纏めておいて会談で最終決定にしたい」との意向が示された。日米の大きな争点は日本がフランス領インドシナから撤退すること、日独伊の3国同盟から日本が脱退すること、日中間の関係修復に努めシナから日本が撤退すること等であった。何回かの話し合いで日本も何らかの解決策を示して首脳会談を10月10日か15日を打診しグルー駐日大使もその実現に奔走したが10月2日ハル国務長官の返答では諒解に達していないとして首脳会談を拒否してきた。ハル長官からの返答を受けて10月12日に近衛首相は自宅萩外荘に東條陸軍大臣、及川海軍大臣、豊田外務大臣、鈴木貞一企画院総裁を呼んで協議した。各大臣の発言は豊田外相「駐兵問題に多少のアヤをつければ妥結の余地がある」及川海相「外交か戦争の岐路に立っている。期日は切迫している。その決定は総理にお任せする」近衛首相「外交か戦争といえば私は外交をとる。戦争には自信がない。戦争となれば自信のある人にやってもらわなければならない」東條陸相「現に陸軍は軍を動かしつつあり外交といっても普通の外交と違う。総理が外交と決断を下されても陸軍大臣としては盲従出来ない」とのことで結局結論がでなくて10月14日に近衛首相は総辞職を決意した。そして次の総理は東条英機陸相と決まった。東條内閣も外交交渉を続けていたが10月21日東郷外相はアメリカの野村駐米大使に「新内閣も旧内閣同様日米国交調整に対する熱意は変わらない」との詳細な電報を打ったがそれはアメリカ側に傍受されていてしかも最後の所で誤読があってアメリカ側の要求は全て受け入れられないとの文面になってしまいハル国務長官の怒りを買ってしまった。その後も交渉を続け日本の国務省極東部で検討修正が行われ中国や仏印からの撤退、三国同盟からの離脱も付け加えられて戦争回避の可能性も出てきたが11月26日日本が南方に向けて資材や兵員を輸送しているとの情報がアメリカ側に入りアメリカは暫定協定案をすべて破棄してハルノートを突きつけて交渉を決裂させてしまった。何とか開戦は避けられなかったものか考えてみたが何んとも難しい経過だったのだなと改めて思った。作者は秘密裏に本来平和主義者だった天皇陛下とルーズベルト大統領の会談の場を作ったら避けられたかも知れないと書いているが、それも中々難しいことだったと思う。注)ハルノート:開戦直前の1941年(昭和16年)11月26日にアメリカから日本に示された交渉文書で、当事者は米国国務長官ゴーデル・ハル氏 但し書きがありアメリカ議会の承認を得た物でなく、ハル氏の覚書であるとのことでハルノートと呼ばれるようになった。野村吉三郎駐米大使、来栖三郎特命大使とハル氏の会談後に手渡されたが内容は日本側主張の殆どを無視した高圧的なもので野村、来栖両大使は執拗に反論したがハル氏の態度は取り付く島がない様子でその報告を受けた日本の首脳部は怒り、一気に戦争に向かうことになってしまった。
2021.05.06
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核兵器禁止条約が昨日1月22日に国際法として発効した。昨年9月から署名、批准手続きが始まり昨年10月24日に中米のホンジュラスが署名し発効に必要となる50か国、地域の批准に到達して条約既定の90日後の1月22日に発効した。これには非保有国やICAN(アイキャンー核兵器廃絶国際キャンペーン)などの市民団体の熱意と粘り強い戦いが実を結んだことで喜びに堪えない。しかし現実には核保有国は加盟しておらず、ロシアは4330発、アメリカは3800発、フランス300発、中国290発、イギリス200発、その他イスラエル、パキスタン、インド、北朝鮮などが数10発保有している。核兵器2~3発で世界は全滅すると考えられているので、地球が何千、何万回も破壊される分量の核兵器が保有されている現実がある。核保有国には核不拡散条約があって誠実な核軍縮交渉を義務ずけているが米ロの関係悪化で軍縮は進んでいない。核兵器禁止条約に日本は批准していない。核保有国アメリカの核の傘の下にあるので加盟できないと考えているのだと思われる。昨日行われた参議院代表質問で菅総理は質問に答えて「条約に署名する考えはない」ときっぱりと否定した。公明党の山口代表は唯一の被爆国なので橋渡し役として条約参加国会議へのオブザーバー参加を求めたが「慎重に見極める必要がある」と賛意は示さなかった。条約は発効したが参加国は力のない中小国ばかりである。どれだけの力が発揮できるか分からないが、スタートが切れたことは大きい。何事も出発時は小さなものである。やがて日本も加盟してアメリカのバイデンさんも巻き込んで大きなうねりにして地球上から核兵器を廃絶してもらいたいと願う。
2021.01.23
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第46代アメリカ大統領にジョー・バイデン氏が就任した。78歳で史上最高齢だが今までも何度か民主党代表選挙に立候補したが願いが叶わず今回は見事急進左派のサンダース氏などを破って代表になり本選で共和党のトランプ氏を破って見事に栄冠を勝ち取ることが出来た。家は元は裕福な家庭だったがバイデン氏の少年時代は父親の事業の失敗で貧しかった。おまけに吃音で友達にいじめられていたが詩の朗読などの訓練でやっとのことで克服している。高校、大学時代はフットボールや野球に打ち込んだスポーツ青年であった。法科大学を卒業して弁護士になったが丁度その頃キング牧師暗殺事件などがあり、人種差別や人権問題に関心を持って政治家を志し、1972年1月に29歳でデラウエア州選出の上院議員に当選した。しかしその時の12月クリスマスの買い物に出た奥さんと子供達が交通事故に遭い奥さんと娘さんは死亡し息子さん達も怪我をして失意のあまりせっかく当選した上院議員を辞退しようかとまで考えた。生き残った息子の一人も4年前脳腫瘍で40歳台の若さで死亡している。議員辞職については周囲の励ましで思いとどまりその後6期連続当選して上院長期の記録を作った。政策実施を重んじる調整型政治家として活動してきたが地味な政治家でそれほど目立たなった。暴力の絶滅と人権擁護を最も重視してきた。選挙中トランプ氏との討論会ではトランプ氏のえげつない攻撃に自らも汚い言葉で応酬していたが、本来は調整型の政治家で共和党議員とも話し合いで解決を求めていくタイプの政治家だった。トランプさんとの支持率が拮抗しており国内は二つに分断され民主党内でも左派勢力が勢力を増してきておりカジ取りが難しいだろうと言われているが、ごく最近の世論調査ではトランプさん支持は30%とかで次第にトランプさんは忘れ去られていき、統一に向かっていくのではないかと思う。中国やロシア等との貿易や日本や欧州などの同盟国との関係、ISやタリバン対策など課題は山盛りで「おとなしそうなバイデンさんでは乗り切れそうもなく心配だ」の声もあるが、「おとなしそう」「強そう」の見かけで人を判断してはいけないと思う。強そうでもからっきし意気地のない人もいれば、一見弱弱しそうだが、実際は芯がしっかりしていて立派な仕事をする人もいる。苦労人で悲しい目に何度も遭ってきたバイデンさんはそういう人であって欲しい。今コロナで世界中が厳しい情勢だが、バイデンさんは一人立ってアメリカおよび世界の安定と幸福のために頑張って貰いたいと思う。
2021.01.21
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ベランダから写した夕焼けの中の富士山新型コロナウイルスが人間の体内に入るにはウイルスの突起と人間の細胞の受皿(レセプター)が結合しなければならない。そのレセプターはACE2ということが分かっている。ACE2がなければ感染しないが、ACE2は人間の体に必要で血管の収縮や拡張に関係しており血圧を一定に保つのに必要である。高齢者や心臓病がある人は重症化しやすいというのはウイルスが体内のACE2に結合してしまい自由に活動できるACE2が欠乏して血圧が下がったり心不全になってしまうからだと言われている。そこでおとりのACE2を作って人体に投与することによってウイルスはそれをACE2と思って結合してしまい人体には入ってこないような研究が行われている。感染が成立してからでもおとりのACE2を投与すれば増殖したウイルスはおとりと結合してしまい本物のACE2は温存され、人間は重症化しないで治ってしまう。そのACE2に似たおとりの薬の研究が今行われており、近い将来新型コロナ治療薬として登場してくると思われる。ワクチンについては90%以上の有効率が示されており先の見えないコロナ暗黒に対する一筋の光明である。しかし目先の欲にかられた人たちは自国で沢山獲得しようと競争している。しかし自国だけ感染防御しても他国で感染爆発していたら殆ど無意味なことは自明のことである。COVAXファシリティーは途上国も含めて全世界に公平にワクチンを供給することを目指している国際機関である。高中所得国がお金を出し合い自国の分と途上国の分を確保できるようにする制度で、現在97の高中所得国および地域が参加しており、92の発展途上国と地域が加盟している。先進国の中では日本がいち早く参加を表明し多くの国が後に続いている。核兵器禁止条約にたいする対応など政府に不満が多いがワクチンに関してはよくやった、あっぱれと思った。すでに130億円以上拠出することを表明している。参加表明していないアメリカやロシア等の大国にリーダーシップをもって強く参加を呼び掛けてもらいたい。
2020.12.06
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今夕の武田神社のお堀の紅葉アメリカ大統領選は敗北した方が負けを認めて敗北宣言して初めて勝敗が決して勝った方が勝利宣言するのが習わしだったがトランプさんが敗北宣言しないので、伝統を破って敗北宣言がないのに勝者が勝利宣言を行った。トランプさんは負けを認めておらず不正があったとして連邦裁判所に提訴しており、票の再集計や裁判で当落判定が長引き来年1月の大統領任命式に間に合わない時には下院での評決で決まることになっているのでそれを期待しているのかもしれない。下院での共和党と民主党の州別比率は50州の内26州(票)が共和党、24州(票)が民主党なので評決すればトランプさんが当選になる勘定である。不正の証拠がどれだけあるのか分からないが確実な証拠でなければ裁判所で取り上げてくれないかも知れないので皮算用かもしれない。それにしても77歳のバイデンさんの演説は若々しくて素晴らしかった。「争いと分断を推し進めてきたトランプ政権に変わり自分達は分断したものを結合させアメリカ国内及び世界中で融和を図っていく。トランプさん支持者も私の支持者も変わりなく、互いに意見を出し合い協力して偉大なアメリカを創っていきたい」と述べており、国民の声を聴きながら融和政策を行っていくことを宣言した。トランプさんが破壊し分断したものを修復していくのは大変なことだが勝利宣言でそれを最重要課題として述べていたので大いに期待する。フランスのある女性市長が「偉大なアメリカが帰ってきた」とコメントしていたが、あまりに自分勝手すぎて評価も出来ないくらい地盤沈下していたアメリカが再浮上の機会を与えられたのだと思う。バイデンさん、ハリスさんに大いに頑張って頂きたい。
2020.11.08
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今ノーベル賞が医学・生理学を皮切りに物理、化学、文学など次々に発表されている。有力な日本人候補がいたのでもしやと思って期待したがここまでの所では日本人は受賞していない。しかし昨日発表のノーベル平和賞は日本国および日本人が深くかかわっているので日本人も含めて受賞したと受け止めていいかなと思った。今回平和賞を受賞したのは国連世界食糧計画(WFP)で、318候補(211人、107団体)の中から選ばれた。WFPは1961年に設立された飢餓のない世界を目指して活動を続ける国連の食料支援機関である。全体では1万7千人以上の職員がいるが多くは現地人で、専門職以上の職員として日本人46人が働いており、日本政府から1億3千万ドル拠出されており(全体の予算約73億ドル)民間からの寄付も1200万ドルあり、日本の役割は大きい。中東やアフリカでは内紛や飢饉で住むところがなく、食べるものもない。何百万人もの人が飢餓で亡くなったり苦しんだりしている。その人達に国境を越えて援助の手を差し伸べているWFPは素晴らしい仕事をしており、極めて受賞に相応しいと思った。飢餓の最大原因は紛争による難民である。紛争をなくすことが最高の飢餓対策と思われるが、現状ではそれらを即座に解決するのは難しい。それなら次善の策として敵味方関係なく、あらゆる地域に対して食料を配給するのは命を護ると同時に平和行動でもある。日本の政府出資額は約130億円で、民間寄付は12億円だが、もう少し拠出できる力があるのではないかと思う。アメリカはトランプさんが自国第一主義で国連への出資金を減らしたり取りやめたりしている。アメリカに遠慮することなく日本がアメリカに代わって人類救済のリーダーとして活躍してもらいたいと願っている。
2020.10.10
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ガザニアバイデンさんが民主党大会の最終日8/20に大統領候補としての指名受諾演説を行った。「現在の大統領は米国を黒闇で覆い、多くの怒りと恐怖と分断を生み出した」「私は大統領として分断を修復し全ての攻撃から米国を護ることを約束する。同盟国、友好国と共にあり、独裁者に取り入る日々は終わりにする」と述べた。現在、世論調査での支持率はバイデンさん50%、トランプさん41%とバイデンさんがリードしているが結果は分からない。4年前の大統領選で共和党からの大統領候補に選ばれるとはだれも思っていなかったがあれよあれよという間に並み居る候補者を破って共和党の大統領候補になってしまった。そして本選での民主党候補ヒラリー・クリントンさんとの決戦ではクリントンさんが勝つと殆どの人が思っていたが結果はトランプさんの勝利だった。自国本位で傍若無人、世界中の人が大統領には相応しくないと思っているが、今度の選挙でもトランプさん勝利は揺るがないと自信を持って解説している国際政治評論家もいる。現在の世界情勢ではアメリカ大統領は一国だけでなく世界の大統領とも言っていいくらい世界に対する影響力が大きく、極めて重要なポストである。人格者で世界の隅々まで目が届き、平和と各国国民の健康と幸せを願ってくれる人を希求する。しかるにトランプさんは自国本位で、他国のことは自分に利益があるかどうかでしか考えることが出来ない。発展途上国ならそれも仕方ないかもしれないがアメリカは衰退したとはいえ、まだ世界一の金持ちで世界一の軍備も持っている。世界平和や貧困国家を援助する能力を持ちその責任も託されている国である。そこの大統領が利己主義者で地球温暖化や大気汚染、軍備縮小や、核拡散に積極的に取り組むどころか反対している。アメリカと言う国の位置づけが全く分かっていない。トランプさんは世界の大統領ともいえるアメリカ大統領の資質が決定的に欠けていると思う。しかし前回の大統領選で勝利したし、今度の選挙でも岩盤と言われる白人中産階級を中心とする支持層は盤石である。彼らとトランプさんの利害は一致している。バイデンさんは弱弱しい印象がある。トランプさんとの直接討論会ではトランプさんにさんざんに打ち負かされるかも知れない。しかし私はアメリカの常識を信じたい。ある人達にとってはトランプさんはこの上なく力強く頼りになるリーダーかも知れない。しかし世界のリーダーに相応しいかどうかよく考えて投票してもらいたいと思う。
2020.08.22
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我が家の庭に咲いているエキナセア昨日(6/23)は沖縄戦で万策尽きた牛島満陸軍中将が自決した日で沖縄慰霊の日と定めているがその日にちなんで悲惨な沖縄戦を振り返ってみたい。1945年3月23日米国と連合軍は最新兵器をもった55万人の大軍で沖縄に攻撃を開始した。迎え撃つ日本軍は12万人、日本の司令部は沖縄を前縁地帯として本土決戦の準備が整うまでの時間稼ぎを指示していた。住民も巻き込んで戦ったが圧倒的な戦力に次々と侵略され6月21日には全土が占領されてしまった。日本側の死者は軍と住民合わせて約20万人、連合国側の死者は約2万人で圧倒的な敗戦であった。沖縄第一高等女学校の生徒や沖縄師範学校の生徒と教官は陸軍病院に動員されて負傷兵の救護に当たったが240名中136名が戦死し、そのうち10名は集団自決であった。本土への侵入を何としても阻止しようとして最後の砦を護ろうとして戦った日本軍と沖縄の人達に敬服、鎮魂の気持ちで一杯である。日本軍司令部はその時点で本土決戦になればなんとかなると考えていたので沖縄の人達に筆舌に尽くしがたい犠牲を強いることになってしまった。日本人を20万人も殺した残酷な連合軍は血も涙もなく人間の心のない獣だったのかと思ったが戦争とはそういうものなのかもしれない。連合国の沖縄戦の総指揮をとった最高司令官はこの戦争で戦死したが償いにはなっていない。戦争はいつも悲惨で残酷だ。しかし両陣営の最高司令官は常に住民の命のことを思ひ、残酷な作戦は立てないで貰いたいと思う。沖縄戦で苦しみ戦死なされた方々に心からの黙祷を捧げる。
2020.06.24
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アジサイ 墨田の花火アメリカの黒人男性が警察官に殺された事件をめぐって人種差別だとして全米に大きなデモが巻き起こりそれに乗じて略奪とか放火なども行われ、トランプ大統領は6月1日に必要あれば軍も派遣すると表明した。これに対してエスパー国防長官は鎮圧のための米軍派遣に反対する姿勢を明らかにした。またトランプ大統領に更迭された前任の国防長官マチス氏も「軍が出動したら軍と市民の対立を生じさせ、国民を分断することになる。我々は憲法をあざ笑う権力者を拒絶し責任を取らせなければならない」と反対を表明した。これに対してトランプ氏はマチス氏に対しツイッターで「世界で最も過大評価されている将軍だ」と批判した。マチス氏はイラクやアフガニスタンでの戦いで「狂犬」とあだ名された猛将で自分の身を顧みず勇猛果敢に戦ってきたが不合理とか非情な戦いはしない人で国民的に絶大な人気のある人である。トランプ政権に国防長官として入閣した時にはマチスさんがいればいかにトランプさんでも暴走はしないだろうと言われていたが、良いことは良い、悪いことは悪いとはっきり言うマチスさんが煙たくなり更迭してしまった。今度もエスパー国防長官も大統領に背いたとして更迭されると思うが、トランプ氏が市民デモに軍を使うことは諦めると思う。エスパー氏やマチス氏の勇気を称えたい。それにしてもアメリカのエネルギーに驚いた。以前も同じように黒人が警察官に殺された事件で直ちに大暴動が起こった。今度はそれ以上と言われており、どこからともなくこんなに大勢の人達が人種差別反対として立ち上がり集結してくるのは流石民主主義の国だと思った。黒人だけでなく白人も一緒に戦っている。日本ではハロウィーンに渋谷に若者が溢れることがあるが、それは遊びで集まるのだが社会の不条理に大勢の人が立ち上がってデモすることは安保闘争以後無くなった。それはいいことなのか悪いことなのか分からないが国民の覇気が下がっているのではないかと感じた。むやみやたらにデモして騒ぎ立てればいいというものではないが、不条理には立ち上がって抗議する姿勢は必要だと考える。
2020.06.05
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庭のバラの花オバマ第44代大統領の就任演説を読み返してみた。主な主張は「核の脅威を減らし地球温暖化を食い止める努力をしていかなければならない。」「貧しい国も豊かな国も手を取り合い他国を思いやり、世界を良くして行こう。自分たちだけ栄えればいいという考えは過去のものだ」「米国民一人一人が自国と世界に義務を負うことを認識し、その義務を喜んではたしていく時に我々の心は満たされ、個性は輝く」素晴らしい言葉で私は大いに期待した。2期8年それなりに努力したがアメリカ国民がそれについていけず、不満を持つ国民も少なからずいた。トランプ大統領に変わった途端上記の理想はことごとく覆された。多くの人はトランプさんが無知で利己主義者で知的レベルが低い人だからと思ったかもしれないが一人で出来ることではない。国民の無知とレベルの低さがベースにあったと思われる。確かに大統領の影響力は絶大だが国民のレベルを無視することは出来ない。我が国についても同じである。我が国についての評価は安倍総理の影響力は大きいが国民全体のレベルがこの程度ということも認識すべきだと思う。
2020.05.11
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庭のスズランが咲きました今朝の新聞に北朝鮮の国内情勢についてのレポートが掲載されていた。経済封鎖の中で国民生活は困窮し、都市と田舎の格差は大きく、首都の平壌(ピョンヤン)でも建設中の建物は外装は出来ても内部が出来なくて何年も使用できないビルがいくつもあるとのことだ。漁村では自分で船を作り政府に登録し魚が獲れても獲れなくても一定額を納めなければならない。その金が納められない船もあり、日本近海に漂着している船はそれらの船かも知れない。収入が少ないのに全ての高速道路は有料で生活はひっ迫している。そのような状況下で全世界がコロナウイルスに苦しめられている最中に5発もミサイルを打ち上げた。国内にコロナの感染者はいないとしているが実情は分からない。ミサイル発射の目的は何だったのだろうか。金日成生誕108周年の祝いとか敵対者に反撃する決意を示したとか、トランプ大統領に対するメッセージとか、世界中が苦しんでいるコロナは自国にはいないとする勝利宣言なのか真意は分からない。その最高責任者で全ての命令を出している金正恩委員長について重症説が流れたり健在だとする情報もある。社会主義国で金日成、金正日、金正恩と続く世襲国家で反対派は粛正する独裁国家である。金正恩委員長の考え一つで国造り、外交、防衛、戦術は指令されている。国民の窮状を思うとなんとか援助してやりたいと思う。核開発を止めれば経済封鎖を解除すると米朝会談で提案されたが金正恩委員長は核開発を止めようとしない。核兵器をもって世界制覇する夢を持っているようだがそれは絶対無理だし、世界壊滅の危険もはらんでいる。そのような危険なことを考えるよりまず国民の幸せを考えてもらいたい。国民一人一人がもう少し豊かになり少しでも幸福が感じられるような政策を行ってもらいたいと心から念じている。
2020.05.08
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今アメリカ大統領選挙の民主党候補の州ごとの予備選挙が行われている。前の副大統領バイデンさんが本命視されていたが今の所サンダースさんとか若手の候補者がバイデンさんより上位にいる。サンダースさんは4年前の大統領選挙で、民主党候補争いでヒラリークリントンさんと争い、僅差で敗れたが、その結果が共和党候補のトランプさんに漁夫の利を与えてクリントンさんが敗れたと言われている。サンダースさんとクリントンさんで大統領選直前まで僅差で争っていたので、敗れたサンダース応援団が、民主党候補のクリントンさんを積極的に応援しなかった結果、トランプ氏が大統領になってしまったと言われている。サンダースさんは極めて貧しい移民の子で貧乏を骨の髄まで体験して育ってきた。サンダースさんは日本のような国民皆保険制度の確立、大学の授業料無料、大学奨学金の返済義務撤廃を訴えている。その源資金は富裕層から出してもらうとしているがその考えの賛同者はそれほど多くない。アメリカでは上位5%の人がアメリカ経済の70%を支配している。逆にいえば95%の人は30%の経済の中でうごめいており貧乏人が多い。莫大な金がかかるので大学にいける人は少ない。貧乏人は大学奨学金を貰って卒業するが、卒業後の返済が大変で破産してしまっている人もいる。貧乏人は医療費が高くて医者にかかれなくて死んでいる。サンダースさんは貧乏人の立場でこのすべてを改善すると公約に掲げているが支持層はアメリカ国民の20%位しかいない。トランプさんは岩盤と言われる中産階級の40%の支持層を持っており、本番で対決しても勝ち目は少ない。しかしトランプさんと対決するにはまず民主党候補にならなければならない。それも現状は絶対的優勢の状況ではないので厳しい。サンダースさんは岩盤支持層が20%しかないことと同時に年齢の問題もある。78才と言えばほぼアメリカ男性の平均寿命でいつ死ぬか分からない状況だ。もう少し若い人の方が良いがサンダースさん以上に情熱を持っている若手候補はいない。サンダースさんは当選して任期中に死んでも本望を達成してくれたらいい。なんとか民主党候補になり共和党のトランプさんと対決して勝利してもらいたいと心より願っている。
2020.02.18
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ラグビーワールドカップは激戦の末南アフリカが優勝した。黒人初めてのキャプテンになった選手が日本の子供達に「夢をあきらめるな、夢は必ずかなう」というメッセージを残した。 ISの最高指導者バグダディ氏が米軍に攻撃されて死亡したことに関してブログを半分位書いていた時にパソコンが壊れてしまい、親戚の医師に治してもらったので昨夜再度最初からそのことにつて時間をかけて書き上げて「公開する」をクリックしたら今まで書いたものが全て消えてしまい、どこかに残っていないかとこれまた時間をかけて探したがどこにも見つからず失意のうちに風呂に入って寝てしまったが折角かなり時間をかけて書いただけにがっかりだった。しかしよくあることでくよくよしても仕方ないとあきらめることにしていた。しかし南アフリカ選手の「夢をあきらめるな、夢は必ずかなう」を紹介されて再度挑戦することにした。夢というほどの事ではないが、ブログに書こうと思ったことが最初は故障で中断され、昨夜は書き上げたのに最後の入力の時に消えてしまった。ブログ記事はその時々で書く内容が決まっている。書こうとしてもそれが2度もかき消されてしまうとそれは旧聞になってしまい、新しく書きたいと思う記事にとって代わられるものである。しかし未練は残る。「夢をあきらめるな」の言葉に触発されてその時書こうと思った記事の一部を思い出してここに書こうと思う。10/27にIS最高指導者バグダディ氏がシリアの隠れ家で自爆死した。その時トランプ大統領は「これで世界はずっと安全になった」と誇らしげにしゃべったが10/31にはアル・クラシ氏が後任のIS最高指導者に任命され、米国に報復を誓っており、安全どころかさらに危険な状態になったかもしれない。トランプ大統領は来年の大統領選を見据えて人気取りで中国やEUに経済戦争を仕掛け自国の儲けにならないアフガンや中東から軍を引きトルコ国境からも手を引いてそこのクルド人たちがトルコから攻撃されて大変な目にあっている。トランプさんはアメリカ第一主義、自分第一主義で偏狭で平和に貢献しようという気持ちは希薄である。このような人が再選されるようなことになったら自国第一、自分第一の大統領や首長が増え平和は遠のいてしまう。このような時平和へのリーダーシップをとらなければならないのは日本だと私は強く思う。戦後の民主主義の中で育ってきた人達が人口の大半を占めるようになった我が国は平和への希求が最も強い国だと思う。暴力・破壊集団のISの統領を倒すのも一つの戦略だが、統領が倒れれば次の統領が台頭してくるのは必然である。そのような暴力組織を生み出した原因を反省、探求し、富の再配分をして貧困をなくしていくことが必要だと思う。これはトランプさんの頭では考えつかない。日本人だから考えつくのだと思う。天皇陛下は即位礼正殿の儀式で国民の幸せと平和を深奥から願うとのお言葉を賜れた。どこの国主がこのようなお言葉を述べられようか?日本の天皇だから述べられたのだと思う。日本国民は平和を目指す国民なのだという自覚と責任感を新たにすべきだと思う。
2019.11.02
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本日天皇陛下の即位礼正殿の儀が厳かに行われ、国内及び世界の殆どの国の首脳がご参列下さったなかで、「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」とお述べになられた。現在上皇であられる平成天皇が象徴の意味を深くお考えになられ試行錯誤しながら確立して下さった象徴天皇像を踏襲したお言葉だが、上皇天皇は「常に国民の幸福を願いつつ日本国の象徴としての務めを果たす」とお述べになられていたが「世界の平和」の言葉はなかった。本日の天皇陛下のお言葉では国民の幸せと世界平和を常に願っていくとおっしゃって下さった。国民の幸せを心奥から願い、それと同時に世界平和をも心奥から願って下さるとのお言葉は国民や外国の要人の間に深い感銘を与えた。愈々新しい時代になったのだなと思った。象徴天皇がそれほどのご決意を述べて下さったのだから我々も周囲の他人に尽くし、少しでも平和に貢献するような行動をしていかなければならないと思った。
2019.10.22
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今日のラジオ「話題のアンテナ日本全国8時です」の担当は毎日新聞社の伊藤芳明さんでサウジアラビアの石油施設はだれが攻撃したのかについて解説していた。イエメンの武装組織が犯行声明をだしているがドローンの飛んできた方向やドローが全部で何機だったか等の情報で事実との相違がありイランの方向から飛んできたと考えるのが妥当だ。イランだとすると誰が指示したのか?イランのローハニ大統領はトランプ大統領と会談する段階に入っており、このような問題をおこせばパーになってしまい、考えられない。最も考えられるのはイラン内のハメネイ氏の流れを汲む革命防衛隊であろうとのことだった。革命防衛隊はアメリカのドローンを捕獲して研究し、ほぼ同じ位精度の高いドローンを何機も保有しているとのことだった。革命防衛隊とするとその目的は何か。自国のローハニ大統領とアメリカ大統領との会談に反対しておりそれを壊すのが一つの目的で、もう一つはサウジアラビアは金があるので防衛費超大国でミサイル迎撃機などもな何千、何百億円かけて整備されており、やすやすと今度のような攻撃を受けるような防衛体制ではなかった。しかし高いところを飛ぶ爆撃機はレーダーでキャッチして撃ち落とすことが出来るが数百万円で手に入るドローンは低いところを飛ぶのでレーダに引っかからなかったのである。何兆円という巨大な防衛予算をかけている国も数百万円のドローンで簡単に攻撃出来ることを世界に見せつけるのも一つの目的だったのではないか。革命防衛隊員は200万人おり、イランの中でも力を持っていて自分達の力を誇示したかったのかもしれない。このようなことから過去に世界大戦に発展したことがある。冷静に分析してこのことが大きな戦争に発展しないようにと心から願っている。
2019.09.24
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97歳で胃がんを手術した患者さんが9/5に退院した。回診の度にテレビや新聞を観ていたが、最大の関心事は香港情勢とのことだった。香港の長官が騒動の発端になった「逃亡犯条例」を取り下げると発表してからも騒動は収まる気配にない。今朝のサンデーモーニングの解説によると香港では「過去のチベット、現在の香港、未来の台湾」を合言葉に闘争が繰り広げられているとのことだった。香港人の75%は自分は香港人と思っており中国に支配されるのは反対と思っているとのことだった。ところでデモをしている人たちの猛烈なエネルギーには驚かされる。振り返ってわが日本をみると安倍政権のやり方に反対のことがあっても大きな大衆運動は起きていない。みな疲れ切っていてデモどころではなく、デモをしても何かが変わるわけではなく、疲れることはしたくないというのが心情だと思う。香港の場合は自分達の将来がかかっており情勢が違うとおっしゃる方もいるかもしれないが自分達の将来を考えることはどこの地域、国民も同じだと思う。今、日韓関係は最悪の状態にある。このまま争いを続けて両国に得することは何もない。韓国では日本製品不買運動や日本大使館を包囲してのデモ行動など大衆運動が起こっている。対する日本では韓国の行動に嫌悪感は持っても行動は何もしていない。将来の日韓関係を考えたら若者が先頭に立って日韓融和に向けて行動を起こしていくべきだと考えている。100年前関東大震災があった。何十万人という犠牲者が出たが一部に混乱に乗じて韓国人が暴動を起こすとの風評が流れ群集心理で韓国人虐殺が行われたことがあった。徴用工問題にしても現在に生きる我々から見ると、外国人労働者に対して日本人以上に配慮している現状から、当時だって朝鮮人労働者をそんなにひどい扱いはしなかっただろうと考えてしまうが、ひどい扱いだったのかも知れない。関東大震災当時のことや徴用工の扱いなど実情はどうだったのかということを若者が中心になって調べてもらいたいと思う。今日本人は平和ボケして意欲を失い挑戦の気持ちを失っていると批評している人もいる。問題意識を持ち将来の日本国内の問題、諸外国との関係についてその改善に向けて情熱を燃やしていく若者の登場を期待している。
2019.09.08
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昨日8月15日は日本が1945年8/15に無条件降伏のポツダム宣言を受諾し、天皇陛下が玉音放送で終戦を宣言した日である。実際には無条件降伏だから敗戦である。しかし敗戦とは言わず終戦として8月15日はその記念日として今日まで続いている。対日戦勝利の連合国などは戦勝記念日として、日本から解放された朝鮮や中国は解放された日として祝っている。この日を境に勝利した側と敗戦した側は勝てば官軍負ければ賊軍で栄光と屈辱の道を歩んできた。しかし日本にはそれを契機に民主主義が芽生え新たな文化が育ってきた。8月15日は日本と他の国にとって真反対の意味合いのある日であるがそれから74年戦勝国側にはおごりがあった。敗戦国には屈辱の中から不屈の精神で復興の気持ちがあった。勝敗だけがその後の運命を決めるものではない。8月15日をどのように受け止めるかによってその後の運命は決まる。その原点に立ちお互いを思いやりながら両者とも健やかに発展してもらいたいと願う。
2019.08.16
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今藤井厳喜氏の書かれた「太平洋戦争の大嘘」という本を読んでいる。その戦争は日本が仕掛けた戦争のように見られてきたが実際はアメリカのルーズベルト大統領が日本をつぶすために仕掛けたもので日本にのみ戦争責任を押しつけたのは間違いだったという内容だが、ペリーによって日本が開国した頃からその戦争に至るまでの歴史の流れを詳しく分析しており面白い。まだ途中なので総合的評価はできないので読み終わった段階で再度読後感を述べさせて頂く。
2019.01.07
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今朝の海外ニュースのトップは英国のメイ首相が与党党首の不信任案を200票対117票で否決し党首に残留し、首相も続投することになったニュースだった。これで来年3月のEUからの離脱に際してのEUとの離脱協定への合意の可能性が出てきたかと思われたが、実情はその可能性は低く合意なき離脱になりかねない状況とのことである。EU側では離脱協定案を承認しているが英国側で難航しており11日の採決を延期した。日を改めて審議採決しても協定案が承認される見通しは立たずメイ首相は相変わらず厳しい状況に立たされているとのことである。元はといえば国民投票で離脱派が勝利してしまったことがこのような混乱を生んでいるが、紳士の国と言われた英国の浅はかな選択にあきれている。移民がどんどん入ってくることや彼らがテロを起こしたりすることに反発して離脱の世論が高まってしまったが、EUの一員としてEUの中で発言しながらEUを改革していくのが筋だと思う。移民問題は大きな問題だが自分達がEUから抜ければ解決できるという問題ではない。自分の国のことだけでなく世界規模で物事を考えるべきだと思う。離脱協定にしても合意なき離脱をしたら経済、文化、様々なことで想像を絶する苦しみに遭遇するであろうことは目に見えている。そんなことも分からないイギリス人は混乱して冷静に世の中全体が観れなくなっているのだと思う。こうなったら合意なき離脱をして、どういう問題が起こってくるか一人一人が体で感じて学びながら成長していくしかないと思う。
2018.12.13
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韓国政府は21日、慰安婦問題に関する日韓合意に基づく韓国の「和解・癒やし財団」の解散を一方的に発表した。また戦時中日本の企業が韓国人を強制的に働かせたとして日本の企業は損害賠償金を支払うべきであるという韓国最高裁判所の判決があった。最高裁判所といえば最高の良識の府と思われるがそこでも国際社会での常識から全くかけ離れた判断をしており、まともな国とは到底思えない。「和解・癒やし財団」については日本側から10億円拠出しているが、「もう合意はなかったことにして破棄する」と宣言した。国と国との約束を簡単に破棄する政府も国民も信用することは出来ない。韓国では日本に対する悪口や憎しみ感情を日増しに強くしているが、日本人はじっと我慢して黙っている。それどころかヘイトスピーチ規制法を作って韓国に対する悪口を言うことを禁じている。どちらの国民の方がレベルが上かは比べるべくもないが、日本人だっていつまでも黙っているとは限らない。いつ爆発するか分からない。他人に対して嫌なことを言ったりしたりするとその反作用は必ずある。韓国の人達にはそれは分かっていないのであろうか?韓国内で自分達で学び成長することを願っているが、それが出来なくて暴挙が限界を超えれば大人の国の人達も黙っていなくなる。行動に出る人も出てくるかもしれない。そのようなことも分からない韓国人の目をなんとか覚ましてやりたいと願っている。
2018.11.22
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