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松戸市古ヶ崎にあるフラワーワインではコスモスの花が満開です。5000平方メートルの規模に咲き誇るコスモスはリッチな気分になります。秋冬のウォッチングコースの下見とコスモス鑑賞を兼ねて江戸川河川敷をフラワーラインまで歩きました。今日は、川沿いの草原でモズ、芝生エリアでハクセキレイの姿を見かけたのみでしたが、晩秋から冬にかけてはカモ類、ジョウビタキ、ツグミ、ベニマシコなどとの出会いが楽しめます。また、過去にはオジロビタキ、キガシラシトドが飛来したこともあり、丹念に探すと予想外の出会いがあります。(写真)モズ、ハクセキレイ、コスモスは本日撮影のもの、その他は同地で過去撮影した私のライブラリーからアップしました。
2021.10.31
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今シーズンは、カモの飛来が例年より遅い印象があります。14日に訪ねたときも成田市側にコガモの100羽程度の群れが休む姿があるだけでした。しかし、今日は、吉高機場先の水面にヨシガモ、カルガモ、コガモ、成田市側の水面にマガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、トモエガモ、オナガガモ、ホシハジロ、ミミカイツブリ、カンムリカイツブリ、甚平渡し近くにセグロカモメ、ミサゴの姿があり、冬鳥シーズンに入ったのを実感。今日の吉高周辺の魅力は、カモの姿を比較的近い距離で観察できるところ。ヨシガモのオスエクリプス羽では頭部が雌や幼羽より暗色傾向にあること、オス幼羽が生殖羽に換羽している個体では、肩羽、脇の羽が幼鳥より丸みがあることや肩羽の模様が細い横斑で目立たない点をじっくりと観察できました。このほか、モモイロペリカンのかんちゃんが漁師の皆さんと船で漁に出かける光景を目撃しました。途中まで一緒に船上にいましたが、飽きてしまったのか一足先に船つき場に帰還。(写真)2021年10月30日撮影
2021.10.30
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台風通過の影響で朝から強い風が吹き抜ける一日でした。野田市と流山市の境界の水田に飛来しているケリの様子を見に出かけました。16日には16羽だったケリの群れが今日は17羽となっていました。群れが大きくなるにつれ、内部に小競り合いが見られるようになってきました。他のケリを追い回す光景が見られたりするようになっています。そのため、時折群れが調整池の上空を舞う光景が見られました。帰りがけに、水田エリアの近郊にある小さな池に立ち寄りましたら、カイツブリの親子連れ、コガモ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモの姿を観察できました。また、少し離れた水路でイソシギの姿を見つけたり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2021年10月29日撮影
2021.10.29
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一ヶ月ぶりに柏の葉公園と近郊の調整池の鳥たちの様子を見に出かけました。柏の葉公園内の池には、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、園内の林にはシジュウカラとエナガの混群20羽前後が活発に動いていました。また、近郊の調整池ではヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、カイツブリ、コサギ、タシギの姿がありました。特に、ハシビロガモは嘴の色やいろいろな羽色の個体を観察できました。比較的近距離で観察できるので、来月初旬頃まで羽色のいろいろを楽しめます。また、シジュウカラとエナガの混群は、公園内の日本庭園とスタジアム近くの林の木々で見られます。ふわふわしたエナガの姿、愛らしいです。(写真)2021年10月25日撮影
2021.10.25
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昨日、佐倉市にある美術館の庭園でオシドリを観察してきました。オシドリの群れでは雄がほとんどを占め、雌は成鳥のみでした。鳥友から雌成鳥と幼羽、幼羽から第一回生殖羽に換羽している個体について、その識別のポイントについて質問をもらいました。参考となればと思い、画像と特徴を整理してみました。一枚目は、2016年11月に同地で観察した個体です。脇の淡色斑が丸いのがおわかりいただけるものと思います。丸いのは雌成鳥のみですので、この点を観察できれば成鳥と幼羽の識別ができます。二枚目は、2018年11月に同地で観察した個体です。雨覆羽先がバフ色の斑がありますので雌幼羽が第一回生殖羽に換羽している個体と思われます。三枚目は、2016年11月に同地で観察した個体です。この個体はも嘴が鉛色で基部がピンク色です。脇の淡色斑は丸みがなく細いので幼羽と思われます。
2021.10.24
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2年ぶりに佐倉市にある川村美術館を訪ねました。新型コロナウィルス感染拡大の影響で昨シーズンまでは事前にクーポンを購入して入場する必要がありましたが、庭園の散策は制限がなくなりました。まだ、オシドリと紅葉の景色のコラボを楽しむというわけにはいきませんが、この時期はオシドリの羽色のいろいろを観察するには絶好の時期です。一枚目は、内側三列風切が銀杏羽となっている雄生殖羽です。帆船の帆に例えられオシドリの装飾性の高さを示しています。二枚目は、今日観察できた60羽のうちの一部が岸辺に休んでいる光景です。三枚目、四枚目はエクリプスが生殖羽に換羽している途中の雄です。内側三列風切はまだありません。五枚目は、雌幼羽が第一回生殖羽に換羽している個体です。脇最上列は幼羽が残っています。六枚目以降は、雄幼羽が生殖羽に換羽している個体です。(写真)2021年10月23日撮影
2021.10.23
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早くも10月下旬となりました。ホームグランド手賀沼沿岸に飛来しているノビタキの様子を見に出かけました。9月下旬に飛来したばかりのときには、田んぼの緑ばかりが目立ちましたが、この時期になるとノビタキの背景にアサザのピンク、セイタカアワダチソウの黄、スズキのベージュ色のコラボレーションが素敵です。ノビタキの姿を観察しながら撮影に没頭していたらあっという間に夕方に。このほか、手賀沼の水面には、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、水際にオオバン、バン、タシギ、沿岸の草原にはモズやホオジロの姿もありました。(写真)2021年10月21日撮影
2021.10.21
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冬鳥の様子を見に都内水元公園を訪ねました。水元5丁目バス停で下車し、遊歩道を水元大橋方向に探索。途中、サンクチュアリー、メタセコイヤの林を経由し、オニバスとアサザ自生地まで探索しました。サンクチュアリーとメタセコイヤの林の中間地点で、旅するチョウ、アサギマダラの姿を発見しました。成虫は、春から夏にかけて南から北へ移動し、移動先で世代を重ねた後、秋になると南へ移動していくのが知られています。2000キロ以上も渡った記録があることが知られており、よく出会えたものと感激。さて、冬鳥のほうですが、水元大橋近くで大半がヒドリガモでキンクロハジロ、カルガモがその中に含まれている光景、公園東のオニバスとアサザの自生地近くでヨシガモとコガモの姿を見つけました。ヨシガモは、三列風切が黒褐色で、脇の羽がV字に尖っている雌幼羽でした。また、コガモは嘴基部側面に黄色味のある個体、嘴は橙黄色に色づいている個体を観察しました。(写真)2021年10月20日撮影(アサギマダラ一枚は柏市で撮影のもの)
2021.10.20
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昨日、茨城県浮島でキリアイを観察しました。8月に同地で観察した個体と比べるとずいぶん羽色が変化していました。同一個体が換羽したものかき不明ですが、特徴の比較をしてみました。一枚目、二枚目は昨日観察した個体です。側頭線は褐色、背と肩羽に丸みのある灰色の羽が出てきています。第一回冬羽と思いました。成鳥であれば、頭部~背面全体が灰色になり、頭部の縞模様は不明瞭になります。この点で冬羽と異なります。三枚目、四枚目は本年8月28日に同地で観察した個体です。顔つきは白い眉斑が2本あるように見え、背にV字の白帯が目立ち、羽縁の白色がはっきりとしているので若鳥と思われます。成鳥のような胸から脇にはっきりとした縦斑はありません。(写真)2021年8月28日、10月18日撮影
2021.10.19
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二週間ぶりに浮島周辺のシギ・チドリ探索に出かけました。到着した昼過ぎでも外気温15度程度で風が吹き抜けて真冬のような寒さでした。今シーズン、シギ・チドリが羽をやすめているポイントを見て歩くと、コチドリ、タカブシギ、トウネン、オジロトウネン、ウズラシギ、ハマシギ、キリアイの姿を発見しました。キリアイは、上面がかなりグレーに変化してきていました。また、帰りがけに立ち寄った干拓地では、早くもチュウヒ、ハイイロチュウヒが葦原の上空を飛翔していました。(写真)2021年10月18日撮影
2021.10.18
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一昨日と昨日野田市と流山市の境界に飛来しているケリを観察した件を報告しましたら、知人のお子さんから野鳥は休んでいるときどうして一本足なの、折りたたんで座っているのはどうしてと質問をもらいました。たしかにそう言われてみると、思い調べてみました。(1)野鳥の一本足で休む理由確かにケリ、アオアシシギ、セイタカシギなどの足の長い鳥で一本足になって休む光景を見かけます。諸説あるようですが、体温調節のためとしているのが有力のようです。野鳥は、全身を羽毛で覆われていますが、足と嘴は肌が露出しており、外気温の影響を受けやすいので羽毛の中にしまい込んで、体温の放出を防止していると考えるのが順当なところのようです。(2)足を折りたたんですわれる理由知人に聞いてみると、ケリの足のくの字のように見える部分は、人間の足で言えば足首で、膝は羽毛に入ったあたりにあり、その上に人間で言えば大腿部となります。「く」から下は人間で言うところのまさに足で、先の広がった部分は、人間の足の指に相当するのだそうです。立っているのはつま先で立っていると理解したほうがよいのだそすうです。
2021.10.17
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晩秋から冬にかけて旧野田・松戸有料道路沿いの水田地帯と隣接する林にはいろいろな猛禽、水鳥が立ち寄るフィールドです。シーズンに備えて下見で訪ねました。相変わらず、野田市側から越谷にぬける道路は、自動車が数珠つなぎです。しかし、その脇の田んぼには猛禽が電柱のてっぺんにとまり虎視眈々と餌をねらう姿が見受けられます。今日は、お腹の褐色斑が密で塗りつぶしたように見える成鳥雌個体が複数電柱にとまり、地上に降りては餌を何度も捕獲していました。なお、今日撮影した画像では光線の関係で虹彩の色がはっきりしません。このため、過去に撮影した虹彩が暗色の成鳥雌個体の写真、フィールドでこれから姿を現すオオタカ、ハヤブサの画像も参考でアップしました。帰路は、昨日立ち寄ったケリの飛来地に立ち寄りました。ケリは16羽の姿がありました。(写真)2021年10月16日撮影(ノスリ1枚、オオタカ、ハヤブサ以外)
2021.10.16
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ケリの様子を見に野田市と流山市にまたがる水田エリアを訪ねました。先月28日に5羽、29日に7羽と飛来しているケリの個体数が増え、その後の様子はどうかと思い、羽をやすめるポイントを見て歩きました。物流団地の一角にある調整池に15羽を発見しました。胸に黒帯のある個体、黒帯のない比較的若い個体が見られました。昨日の肌寒さのせいなのでしょうか、しばらく調整池の鉄板に敷かれたエリアで休んでいたものの、工事関係の車両が接近した影響でその群れは一斉に飛び立ち、小さな群れにわかれて水田エリアに移動していきました。最後の3枚の写真は、水田エリアに移動した後の個体です。(写真)2021年10月15日撮影
2021.10.15
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そろそろ印旛沼にカモたちが飛来する時期となったので出かけてみました。例年ですと、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどが水面で羽をやすめているはずですが、今秋は成田市側にコガモの100羽程度の群れが休む姿があるだけでした。でも、6羽のクロハラアジサシが水面を飛翔している姿を発見。このほか、遊歩道を歩いていたら、キイキイキイとモズに似た声を出して木の枝にアリスイが登場。褐色の上面に黒、白、褐色の細かい斑があり、下面は白っぽくて黒い横斑が見えました。印旛沼でカモたちの姿をほとんど観察できなかったまで、帰路に手賀沼に立ち寄り、カモの具合を観察。マガモ、コガモ、オナガガモの姿を発見。マガモ、コガモはエクリプス羽が生殖羽にかわる途中の個体、オナガガモは褐色味のある個体を観察できました。また、カモの休むエリアではカワセミが採餌で何回も水中に飛び込む光景も目撃できました。(写真)2021年10月14日撮影
2021.10.14
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一週間ぶりにホームグランドの手賀沼を訪ねました。印西市から柏市にいたる約12キロの水域と水田地帯を探索して歩きました。手賀沼大橋より東のエリアではクロハラアジサシ、タシギ、ススガモ、ミサゴ、チョウゲンボウ、西エリアではミサゴの姿を発見しました。このほかには、遊歩道下の草原にホオジロの姿があり、外側尾羽の大方が白いのをしっかり観察できました。(主な鳥の観察メモ)クロハラアジサシは、沼の簀立てにとまり餌を発見すると飛翔し捕食するとしばらく枝で休憩をするという行動を繰り返していました。頭頂がごま塩模様、下面が白く、嘴は黒く、足が赤いのがよく見えました。ミサゴは、東エリアと西エリアにそれぞれ1羽ずつ姿があり、飛翔し水面をみつめて餌探しをして捕食を繰り返していました。(写真2021年10月10日撮影
2021.10.10
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茨城県南西部にある菅生沼にでかけました。85ha、水深 1 mに満たない沼であり、ヨシ ・マコモ が 生い 茂っていて水鳥に採食 可能 な 環境が残っている環境です。しかも、何箇所か、浅瀬があり干潟状になっているエリアではタシギ、アオアシシギ、オジロトウネンなどが越冬しています。常総市側にあるふれあい公園に愛車を駐車し、沼沿岸にある遊歩道を歩き、あすなろの里までの間を探索して歩きました。浅瀬では、アオアシシギの姿があり、上空に猛禽類が出現した際には片足になって寝入っていたのに、出現した方向に首を伸ばし注視する仕草を目撃。猛禽類は、チュウヒ、オオタカの2種が出現し、特にオオタカがコガモの群れを追尾していたときが最も警戒していました。このほか、セグロセキレイの姿が複数あり、ペアがそれぞれテリトリーを見回っていました。越冬時にはペアのみとなり、秋のテリトリー争いはなくなります。来月になると、ハクチョウ類やカモたちが飛来し、にぎやかな様子になります。これからの時期、おすすめのフィールドです。(写真)2021年10月9日撮影
2021.10.09
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松戸市の21世紀の森と広場に立ち寄りました。秋から冬にかけては、カモや小鳥たちが比較的近距離の観察でき、おすすめのフィールドです。池の水面にはマガモ、コガモが飛来しています。コガモはいろいろな羽色の個体が休んでおり、嘴基部に黄色味がある雄エクリプス、雌非生殖羽の嘴基部側面の黄色味があるかなど見応えがありました。また、東側の林縁にはエゴノキがあり、その実を食べにヤマガラが次から次に飛来する光景を目撃できました。また、その側にある小さな水場にシジュウカラとヤマガラが交互に登場。広場中央のアキニレの木の高い位置にはモズが複数の小鳥の声を真似て声を出していました。公園内に7月にお目見えした昆虫のスミカという遊具は、小さいお子さんに大人気。アリ塚や洞窟住居を思わせる自然の中に現れる山型の造形で、昆虫となって巣穴の迷路を駆け巡る多様なスライダーやトンネルなどがあり、思わず遊びたくなる感じでした。(写真)2021年10月8日撮影
2021.10.08
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久しぶりに松戸市内霊園を訪ねました。鳥友によると、今週に入りアトリが立ち寄ったとのことで期待しながら愛車で現地へ。到着後、上空をオオタカが飛翔し移動する姿、そしてキィキィキイと鷹の警戒するときの声に似た鳴き声がしたと思ったら松のてっぺんに移動。双眼鏡でみると頭から背が灰褐色、下面に横斑があるのがわかり、アリスイと判明。写真をと思って撮影してみましたが、真っ黒との画像となってしまい、残念。アップした画像は、以前我孫子市内で撮影したアリスイの画像です。アリスイは、クロナガアリを食し、その出現にあわせて移動すると思われると研究者から聞いたことがあります。八柱にクロナガアリが存在しているかはわかりませんが、存在しているのなら一定期間滞在する可能性もあります。なお、アトリの姿はみつからず。次の機会のお楽しみとなりました。まつどし
2021.10.04
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我孫子市と取手市の境界に広大な水田地帯が広がる北新田地区があります。北新田は、かつての利根川の跡が古利根沼や梶池などの幾つかの池沼として残り、大きな湿地であった北新田付近は調節池となり、その後水田として整備されたところです。広大な水田地帯を久しぶりに探索してみました。嘴が真っ黒となっているコガモの雌非繁殖羽、猛禽類では3羽のノスリ、カラスを追尾していたチョウゲンボウと出会うことができました。その後、別の水田地帯に移動して探索した結果、モズとノビタキの姿を発見。ノビタキは、ネコジャラシをバックに秋らしい瞬間を記録できました。(写真)2021年10月3日撮影
2021.10.03
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10月に入ってはじめてホームグランド手賀沼とその沿岸エリアを探索して回りました。まずは、一週間前にノビタキと出会えたフィールドに立ち寄りました。前週と同様に4羽のノビタキの姿がありました。また、はるか遠くの水面の杭にミサゴの姿があり、捕獲したての魚を食べ始めた光景を目撃。その後、下手賀川沿岸エリアに移動し、水面にカルガモとコガモの群れを観察。コガモは嘴が黄橙色に変化しつつある雌個体、上面が黒っぽく胸にオレンジ色の残る若鳥個体が羽を休めていました。また、水田エリアではノスリが電柱にとまって周囲を見渡していました。脛毛に横斑がないので雌個体と思われました。このほか、電線にはムクドリの群れとそれを追い払おうとしているモズの高鳴き。どんどん季節はすすみ、秋が深まっていきます。(写真)2021年10月2日撮影
2021.10.02
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柏市内でヒメアマツバメの姿が見られたのが2015年のことでした。以来、2021年繁殖期まで継続して観察されています。私が本格的に観察・記録をしはじめたのは2018年から、その習性が把握できていません。観察をスタートした2018年繁殖期7月4日に合計3羽が飛び回る光景を目撃し、うち2羽が巣に中に入り休憩していました。抱卵でも育雛でもなく巣で休憩する鳥は知りませんでしたので新鮮な驚きでした。2021年繁殖期も3羽が飛び交い、上空を活発に飛びまわていたかと思うと、うち2羽は羽だけを集めて作った休憩場所に入り、1時間近く休憩をしていました。とにかく、不思議な生態です。さて、ヒメアマツバメについて拙宅の亭主が得ている情報や文献資料などから東京近郊での動向を整理してみました。整理した結果からは、1988年にヒメアマツバメが東京に進出したことがわかります。しかし、イワツバメ集団営巣地で営巣したものの、繁殖したかは不明です。ただし、神奈川県厚木市が人工物に営巣し、繁殖期に2回から3回子育てをする報告していますから繁殖していた可能性は高いものと思います。あわせて、(1)ヒメアマツバメの東京進出八王子・日野カワセミ会の2016年会報第56号に東京進出について報告があります。報告では、1988年5月に東浅川町高尾線高架下に集団ねぐらを観察したとあります。以降、1994年までイワツバメ集団営巣地の中で40巣規模の営巣が続いたとの報告です。(2)神奈川県厚木市でのヒメアマツバメの子育て神奈川県厚木市自然保護課だより第20号(2020)につぎのように報告があります。「1年中見られ、市街地や大きな建物などの人工物に巣を作り、4月から12月頃にかけて2回から3回程度子育てをします」(3)山梨県での初認都留文科大学キャンパス周辺の鳥類相とその変化(2009)にヒメアマツバメを2006年8月にはじめて観察したことが報告されています。(4)柏市での営巣すでに述べたように、柏市での初認は2015年ですが、巣の中での休憩は認められるものの繁殖したかどうかは確証は得られていません。(5)高知県でのヒメアマツバメの繁殖スケジュールStrix(1987)に巣外から観察できた範囲での観察記録を報告しています。それによると、調査対象の24巣のうち20巣を利用し、17巣で繁殖が観察され、繁殖期は4月から11月で一巣で最大3回繁殖したとの結果となっています。Strix.1987.高知県でのヒメアマツバメの繁殖スケジュール.野村みよ子、内村満紀.第6巻.p32-42.(財)日本野鳥の会.(写真)2018年8月22日、2020年9月19日柏市にて撮影
2021.10.01
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