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鳥友から松戸市内の公園で子どもたちを案内した際、ハクセキレイの夏羽と思われる個体を観察し子供にセグロセキレイではないかと質問されて困っていると連絡をもらいました。年越しそばと雑煮以外のおせちの準備もほとんど終了したので現地で待ち合わせし探索して歩きました。公園はかつて城があったところで、葦原と水路、小さな池から構成されているところです。質問をもらったセキレイは、小さな川に姿がありました。嘴は黒色で、顔は白く黒い過眼線があり、上面は黒色、胸の黒色が広いハクセキレイ繁殖羽でした。セグロセキレイは額から眉斑、喉にかけて白い部分はあるものの頬は黒い点ので違う点を伝えて了解をもらいました。お子さんの質問に年内のうちにこたえたいとの熱意に共感。せっかく、出かけてきたので、公園内を探索しました。葦原にはシジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ジョウビタキが出入りし、このうちホオジロは草原で雌雄が地面で餌を物色、水路でチィーと声がしたと思ったらカワセミが水路を飛翔し水際に止まってくれました。その近くにはジョウビタキ雌が登場し、ふわふわとした自慢の羽毛を披露。帰宅後、再び夕食の準備をはじめたとき、我が家の庭のセンリョウには次から次へとメジロ、ヒヨドリ、キジバトが飛来。おいしそうにセンリョウを頬張る姿を目撃。(写真)2021年12月31日撮影
2021.12.31
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歳末の大掃除やらおせちの用意も一段落ついたので、千葉県松戸市と埼玉県三郷市の境にある江戸川の土手沿い訪ねました。ベニマシコが毎年飛来しているフィールドで私のお気に入りの場所のひとつです。江戸川沿いの遊歩道を探索してみると、時折フィフィと鳴き声が聞こえました。待機していると葦原と川沿いの草薮にベニマシコ雄と雌、若鳥と思われる3羽が動いているのを発見しました。でも、逆光、枝が被ったりして思うように記録ができず。でも、羽色や翼にバフ色がかっておらず雌成鳥冬羽と判明。このほか、緑がかった頭をしたアオジ雌がすぐそばに飛来。赤い鳥と青い鳥のコラボとなれば最高だったけれど残念。このほか、ジョウビタキ、メジロ、江戸川の水面にカンムリカイツブリの姿をみつけました。(写真)2021年12月30日撮影(なお、雄は過去私のライブラリーのものを使用)
2021.12.30
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大掃除、おせちの用意でなかなか野外に出かけるのがかないませんが、合間に我が家の庭のセンリョウの実を食べにメジロ、ヒヨドリ、キジバト、ジョウビタキなどの鳥たちが次々へと飛来しています。今日も赤いセンリョウの実を食べにメジロが複数飛来していました。センリョウは、赤い実は幸運のシンボルで、物事が実を結ぶ縁起物です。6月~7月になると茎の頂点からまばらに花茎を出して黄緑色の小さな花をたくさんつけます。花には花びらがなくあまり目立ちませんが、花粉が風で運ばれる風媒花です。ご近所のセンリョウ実を鳥たちが丸呑みして排泄した種がふえて実をつけたと思われるものともともとあったものと両方です。市販のものを求めると、高価なのでネットをかぶせる方も多いのですが、我が家では鳥たちが運んできた縁もあるので正月飾りとして使うものを確保した後は鳥たちに任せています。このため、厳冬期にはいろいろな鳥たちが姿を見せてくれます。(写真)2021年12月29日撮影
2021.12.29
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今日、外回りの合間に立ち寄った松戸市内の公園にある葦原を探索していたときのことです。えっとメジロの初列風切はこんな黒かったっけと思う個体を観察しました。一枚目の写真がその個体です。帰宅後、今年、柏市内の公園で観察した際に撮影したメジロの画像を復習。二枚目、三枚目の写真を見てみると、黒色は目立たずでした。四枚目、五枚目の写真では、黄緑色のふわふわとした羽毛が目立ち、黒味のある羽はあまり目立ちません。羽毛図鑑や羽根のコレクションを見返すと、メジロの場合は風切は地味で黒と白でした。ただし、外弁にメジロのシンボルカラーと言える、黄緑色が縁取られています。シジュウカラとメジロを比較すると、メジロは外弁の黄緑色の縁取りのがはっきりとして濃く、シジュウカラの初列風切は黄緑というより、ほぼ白でした。そのことから外弁の黄緑色の縁取りがはっきりとしているかそうでないのかの差ではないかと考えました。でも、それがどうしてかはわかりません。鳥類の羽毛、奥が深いものですね。
2021.12.27
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北風が強く水辺の鳥の観察は無理なのでホームグランド手賀沼沿岸にある公園内を探索することとしました。到着した直後にヒッヒッヒッと声がしたと思ったら、ルリビタキが目の前に登場。白い眉斑、額から頭部、体上面がきれいなブルー、脇がオレンジ色でした。上面には青い部分のみで黒味がないことから雄成鳥と思われました。このほか、その近くにジョウビタキも出現し、ルリビタキと共演。このほか、小さな池では小魚を捕獲したカワセミが杭の上に止まって食べている姿、その足元にカイツブリ(カイツブリが捕獲しようとした小魚をカワセミが捕獲したようでカワセミを追尾して足元に出現しました)、わずかに残った柿の実をついばむメジロ、木の幹をたたいているコゲラを見ていたら、嘴が上下に反り返り案外ソフトなのだと気がついたりして楽しい時間でした。(写真)2021年12月26日撮影
2021.12.26
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歳末のお買い物の途中に柏市内nankashibirdさん宅の近郊にある谷津田に立ち寄りました。小さな空間にもかかわらず、今週最初、ハイタカ、オオタカが出現したと聞いていましたので、小さな池のほとりで待機。屋敷林からメジロ、シジュウカラ、エナガの声が聞こえてきたと思ったら、シジュウカラとエナガの混群が池にある葦原に一斉に降りてきました。葦の茎の中にいる虫を捕獲するためにパチッと音をたてて茎を割っていました。そのうち、正面から顔を見合わせてドキドキ感満載。と同時にジョウビタキが出現しカッカッと鳴き声をあげてアピール。このほか、谷津田の上空に3種類の雲が出現しているのに気づきました。ラグビーオールブラックスのマークであるシルバー・ファーン(しだの葉)か鳥の翼に似た雲、ひとつはラングドシャークッキーのような雲(巻雲:氷の粒が集まる5000mから13000mにある)、もうひとつはウロコ模様に見えるうろこ雲でした。小さい頃、うろこ雲が出てくると3日のうちに雨が降るんだよと教わりました。さて、実際はどうか、楽しみです。(写真)2021年12月24日撮影
2021.12.24
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今冬は、定期的に足を運んでいるフィールドでアトリとよく遭遇します。アトリの雄成鳥繁殖羽、雄成鳥冬羽、雌成鳥冬羽、雌第一回冬羽、飛翔時に目立つ背から腰の白さを記録した写真をアップし、観察の際の参考となればと思いリポートします。一枚目は、2007年3月に柏市内布施弁天で撮影した雄成鳥繁殖羽です。頭から背が真っ黒で喉から嘴がオレンジ色です。二枚目は、2021年12月22日柏の葉公園で観察した雄成鳥冬羽です。頭はバフ色で黒色の羽がまじります。背は黒っぽく、風切は黒褐色です。三枚目は、柏市内の谷津田で観察した雌成鳥冬羽です。(右は雄成鳥冬羽)頭が灰褐色で、側頸は灰色、頭側線は後頚部までおよびます。四枚目と五枚目は、2015年1月に松戸市内の霊園で観察した個体と2019年2月に柏市内の大学構内で観察した雌第一回冬羽です。外側雨覆の羽縁に白い幼羽が残っています。六枚目は、2017年1月に柏市内大学構内で観察した雌成鳥冬羽の後からの姿です。背から腰が白いのがわかると思いますが、アトリが飛翔するとよく目立ちます。
2021.12.23
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今月10日に柏市内柏の葉公園に飛来中のアトリを観察しました。その後の様子はどうかと現地を訪ねました。昼前から風が強く吹いいたのでその姿を観察できるかと心配しましたが、合計26羽もの姿がありました。前回モミジバフウの実をついばむことがほとんどでしたが、今日は桜の枝に止まっていたり、地面に降りてモミジバフウやモミジの実をついばんでいる姿がほとんどでした。このほか、姿を見ないと心配していたツグミが地面で餌を物色する姿や県民プラザ前とボート池の水面にはマガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、オナガガモ、オオバンの姿がありました。このうち、オカヨシガモは水中で足を自転車を漕ぐように動かし餌が浮き上がってくるのを待つような仕草を何度も目撃しました。(アトリがついばむ木の実)過去に観察したアトリがついばんでいた実は、モミジバフウ、モミジ、ナンキンハゼ、スギ、サワラ、ヌルデ、エノキ、ハンノキ、ネズミモチ、ムクノキでした。(写真)2021年12月22日撮影
2021.12.22
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青空が広がる朝、流山市の運河沿いを江戸川との合流部まで探索して歩きました。運河の水面では各羽の羽縁、斑が橙褐色の斑が出ているコガモ雌の生殖羽、幼羽が生殖羽に換羽が終了しつつあるコガモの雄、額がクリーム色が印象的にヒドリガモ雄、11月には姿を見かけなかったツグミ、ジョウビタキがよく見られるようになってきました。また、水面を移動しているときにはわかりませんが、運河の土手で草を食しているときだけ見かけるオオバンの長い足など見どころ満載でした。また、コガモとカルガモが一斉に飛び立ったと思ったら、水路を見渡せる木にノスリが飛来。枝に止まっている姿を確認すると、虹彩が暗色で喉が黒い比較的若い雌と思われました。なお、ベニマシコは数羽の鳴き声は聞こえたものの、姿は見つけられずでした。次回へのお楽しみとなりました。(写真)2021年12月21日撮影
2021.12.21
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3週間ぶりに印旛沼と近郊のハクチョウの郷を訪ねました。印旛沼では水面をオナガガモとトモエガモを中心に水鳥で覆い隠されている感じでした。(オナガガモ12000羽、トモエガモ約30000羽以上)漁師の方が船で移動すると、カモの群れがその都度飛び立ち、青空が真っ黒になりました。かつては、各地でこんな光景を目撃できましたが、近年はここ印旛沼のみとなりました。トモエガモの雌雄、ヨシガモの雄が雌をめぐり争奪戦がスタートし、複数の雄が雌を囲みわれこそはとアピールをはじめていました。このほか、水面をカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリが移動し、複数のカワセミが鳴きながら移動していく光景、沿岸の葦原ではカシラダカの姿、ベニマシコの声がしたりと見ていて時間を忘れるフィールドです。帰路、近郊にあるハクチョウの郷で、マガン、アメリカコハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウをじっくりと観察できました。このうち、マガンはハクチョウと一緒に行動をしていて16時半頃の水田への帰還でした。(写真)2021年12月19日撮影
2021.12.19
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いつも鳥情報をくださる柏市内nankashibirdさん宅の近郊にある谷津田に立ち寄った折に30羽前後のメジロが屋敷林の中を移動し、その後次から次へと柿の木に飛来したと思ったら熟した実を食していたのを目撃しました。nankashibirdさんからメジロはどんなふうに味を感じるのでしょうかと質問をもらいました。帰宅してから拙宅の亭主の蔵書や資料を見返してみました。すると、鳥類にも味を感じる味蕾という細胞があり、口腔内に味蕾がある位置に食べ物が接触すると、刺激として味が感じられるとの記述がありました。また、種類によって数には差があり、ニワトリ:約24個、アヒルの味蕾:約200個、インコ・オウムの味蕾:約350個という具合で味蕾が多いほど味覚を感じやすいことがわかりました。また、メジロについては、研究者の実験した内容の報告がありました。その内容は、赤と白と緑に着色した糖度15%の人工果実を与えたところ、色による摂食量の違いはわずかだった、ただし、緑だけを糖度30%にすると、緑の果実がよく食べられたことから、メジロは色よりも栄養(糖度)に反応していることがわかりました。また、果実の大きさは、飲み込める範囲では大きい方が好まれたことが報告されていました。なるほど、谷津田の柿の実でメジロが好んで飛来して食されていたものとそうでないものがあるのはそういうことかと改めて勉強になりました。(参照文献)Stanley, M.C., Smallwood, E. & Lill, A. (2002) The response of captive silvereyes (Zosterops lateralis) to the colour and size of fruit. Aust. J. Zool. 50:205-213.
2021.12.17
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大掃除をすませた後、流山市に飛来しているケリの様子を見に現地にでかけました。初飛来以降鉄板の上で羽をやすめていましたが、到着直後は姿がなかったので心配してしまいました。水田地帯を探索した後、もう一度立ち寄ってみると、12羽が調整池のほとりに羽を休めていました。(成鳥10羽、若鳥2羽から構成されていました)成鳥の虹彩の赤色に対して、若鳥虹彩は暗赤色、成鳥は胸に黒班があるのに対して、幼鳥にはないなどを観察できました。このほか、上空をハクセキレイに追尾されて移動していったチョウゲンボウ、低木に止まってその後飛翔し移動していたノスリ、縄張りを見回っていたモズの姿も観察また、近くの小さな池ではマガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリが健在でした。特に、池で誕生したカイツブリは、成鳥と同じような羽毛に換羽しており、ようやく独力で小魚を捕獲できるようになっていました。(写真)2021年12月16日撮影
2021.12.16
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松戸市内の小さな公園で観察会を開催した折、観察したジョウビタキについて背に赤褐色味がある縞模様がありましたが、以前水元公園の個体は背が黒かった、その差はどうしてですかと質問をもらいました。一枚目と二枚目は本日観察した個体です。頭部は銀色で背に褐色味があり、雨覆先端と風切羽縁にバフ色が見えます。これは、雄第一回冬羽の特徴です。雄成鳥冬羽は、背が黒く羽縁には褐色味はありません。三枚目と四枚目は、都内水元公園で観察した個体です。背は背が地がグレーで黒い部分が点在し、雨覆先端と風切羽縁が淡色に見えています。雄第一回冬羽から換羽している途中の個体だと思われます。五枚目は都内水元公園で観察した個体です。背が黒く、羽縁には褐色部はない雄成鳥冬羽と思われます。珍しい種類ではありませんが、身近なところに出現するジョウビタキもよく観察してみると、年齢を識別するポイントがあります。
2021.12.15
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いつも鳥情報をくださるnankashibirdさん宅に歳末のご挨拶に伺ったら、雨がふらないうちに近所の谷津田に出かけましょうよとお誘いを受けたので現地に出向きました。谷津田は、地区の村長さんをなさっていた方のお住まいの周囲の斜面林、草地、水田、葦原、池と小さいけれど地区の原風景を残しています。現地に到着後、小さな池の一角でじっと待機することとなりました。すると、斜面林からシジュウカラ、エナガ、メジロ、ヒヨドリが次々に登場し、池にある葦原や柳の木に飛来。そのうち、シジュウカラは、エゴノキの実をついばみに飛来しました。果肉を取り除いて(果肉部分に毒がある)種子を取り出して食べるのだそうです。この光景を観察していたら、チィーと鳴き声がしたと思ったらカワセミの登場。双眼鏡で見ると、雄個体でした。この数年、雄個体が谷津田に先に飛来し、雌が飛来するのを待っているのだそうです。(エナガの識別)今日観察したエナガは、眉斑、後頭、背が黒い成鳥でした。これに対して若鳥は背の黒色部が広く褐色味があります。エナガの背の黒色部を理解いただくため同地で過去に撮影した画像をアップしています。若鳥でなくて恐縮ですが、参考となれば幸いです。(写真)2021年12月14日撮影(エナガの成鳥2枚は同地で過去に撮影したもの)
2021.12.14
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久しぶりに市川市にある大町自然公園内を探索してまみました。北総鉄道大町駅で下車して徒歩で3分ほどで公園入口に到着。長田谷津と呼ばれる細長い谷間に緑豊かな空間が広がり、水の流れもあり冬から春先までの間が小鳥の観察に適しています。出発した直後から斜面林からルリビタキのフィルリルーと囀りとヒッヒッと鳴き声が聞こえました。複数のルリビタキが飛来しているようです。このほか、斜面林ではシジュウカラ、ヤマガラ、アオジといった小鳥たちの姿を見つけました。なお、ルリビタキ、エナガともに斜面林の暗い空間に出現でしたので私の過去のライブラリーの写真をアップしています。
2021.12.13
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昨日、手賀沼沿岸で思いがけずシジュウカラガンと出会ったので、定期調査を中断してその観察に時間をさいたので今日も手賀沼に出かけました。12月に入っても山野の鳥の飛来が遅れていましたが、ようやくツグミ、オオジュリンといった仲間の姿が目につくようになってきました。沿岸の葦原でホオジロの雌雄、オオジュリンの姿を記録しました。ホオジロの雄は頭・耳羽が黒く、下面が白くない、雌は頭・耳羽は褐色で下面は白くない点を確認できれば識別の苦労することはないと思います。ただし、ホオジロ雌とカシラダカ雌が識別しずらいという方もいらっしゃるものと思います。というのも冠羽を寝かせているとホオジロ雌と似ているからです。下面、腰、耳羽をしっかり確認しておきたいものです。また、オオジュリンは、細い枝に垂直に足をかけてとまることが多く、時に顔が草に隠れたりして同定に苦慮する場合があります。しかし、体下面は白くホオジロと違いがあります。くわえて黒い顎線が目立ちますのでこの点を確認しておきたいものです。小鳥のほかは、柏側と片山の水面の杭にミサゴ、トビが止まっている姿、カモではミコアイサの小群とヨシガモが片山新田前の水面で観察できました。また、コブハクチョウ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウの姿を記録しました。
2021.12.12
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手賀沼に飛来しているマガンを見に行こうと拙宅の亭主の要望もあり、ホームグランド手賀沼に出かけました。印西市と柏市の境の水田エリアからスタートし、沿岸を見て歩きました。6日に比べると、カモの個体数はぐっと増加していてマガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トモエガモが水面で羽を休めていました。また、田んぼエリア一角でハクチョウの小群を発見。オオハクチョウ成鳥2羽、幼鳥6羽でした。その後、田んぼの中に黒い塊が動いているのが見えたので、注視していたら顔が見え、なんとシジュウカラガンでした。黒い頭に白い頬が目立ち、首は比較的短めで、頸の付け根にうっすら白い輪が少し見えました。体のサイズはアヒル程度と思われました。日本に飛来しているシジュウカラガンは亜種シジュウカラガンと亜種ヒメシジュウカラガンと考えられていますが、頬の白斑は喉でつながっておらず頸の付け根にうっすら白い輪が見えるので亜種シジュウカラガンと思われました。このほか、印西市との境で鳥の博物館前の水域で標識リングが装着されたコブハクチョウ(JK83)、あぜ道の電柱に羽を休めていたノスリの姿がありました。(写真)2021年12月11日撮影(備考)シジュウカラガンの観察地は撮影者が殺到する可能性もあるので非公開とします。お問い合わせをいただいたとしてもお伝えいたしかねます。
2021.12.11
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柏在住の鳥友から公園にアトリが飛来したとニュースをもらいました。大掃除、買い物をすませて昼過ぎに現地へ。広大な公園内の家族連れに人気のある広場の一角にその姿がありました。ボンボンのような実がぶら下がっているモミジバフウ(別名アメリカフウ)の実を食べていました。鳥友によると、北方向から飛来し、7羽のアトリが一心不乱に実をついばんでいました。モミジバフウは、クリスマスツリースの材料になることが知られています。金や銀に着色したボンボンのあれです。アトリは、頭が黒色がかった雄成鳥冬羽、頭が灰褐色で側頸が灰色で頭側線が後頚部まで及んでいる雌成鳥冬羽、成鳥より全体的に淡色な雌第一回冬羽と羽色のいろいろでした。それらが、軽業師のように枝にぶら下がって実をついばむ光景に見惚れてしまいました。このほか、すぐ近くのエノキの実をついばむツグミ、県民プラザ前の池にはオカヨシガモ、ヨシガモ、コガモ、ハシビロガモ、オオバンが水面を移動する光景を見かけました。(写真)2021年12月10日撮影
2021.12.10
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一昨日、手賀沼沿岸の公園でルリビタキと出会いましたが、その尾の動きを見ていると実に一定間隔で上限にリズミカルに尾を振っていました。しかし、写真の記録はかなわず、残念。写真のうち、2015年12月に撮影したものは尾のリズミカルな動きが少し伝わるのではないかと思ってアップしました。小鳥の尾の振り方に注目してみると、つぎのような特徴を整理できます。(1)歩いて尾を振るハクセキレイ特に警戒しているとき見られる時によく見られる印象があります。研究者から聞いたのは身をくらます意味があるのだそうです。(2)尾羽をバネのように振るジョウビタキ頭を下げてもとに戻すのと同時に尾を振るのがジョウビタキです。(3)尾羽を下に振るイソヒヨドリジョウビタキのようにおじぎをして尾を振りふわふわと飛ぶのがイソヒヨドリです。(4)翼を下げて尾羽を動かすオジロビタキオジロビタキは、翼を下げた姿勢をとり尾羽を上下に何回か振り上げ、ゆっくりと下げる仕草をします。尾を振るのとは違いますが、ご参考に。
2021.12.08
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鳥友から手賀沼沿岸の公園にマガン、ルリビタキが飛来していると情報をもらいましたので、現地に足を運びました。公園に立ち寄る前に手賀沼の水面を探索しましたが、マガモ、コガモ、ミコアイサ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、セグロカモメ、コサギの姿があったのみでお目当てのひとつ、マガンの姿は見つからずでした。さて、ルリビタキは、桜が自慢の広場のそばにその姿がありました。いきなりヒッヒッヒッと声がしたと思ったら目の前に出現。嘴をあけてしばらく声を披露してくれました。おまかけに一瞬ですが、後ろ向きとなってくれたので風切羽の具合を披露。あらためて羽毛がこのようになっているのだと学びました。(写真)2021年12月6日撮影
2021.12.06
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昨日、茨城県南部の水田地帯に出かけた折、オオハヤブサを観察しました。(昨日観察した個体の特徴)頬ひげは、黒褐色の後頭部とつながり頭巾状に見えました。昨シーズン観察した皆さんが頭巾をかぶっているようと評されていたのはひげの幅が広く後頭部との間の白い羽毛の湾入(入り込み)が目立たないので頭巾をかぶっているように見えたものと思われます。また、胸から腹部はオレンジ色がかっていて腹部の横斑は太い印象でした。なお、腹にハート型の斑がありました。また、強い風の影響でバランスを崩した際に一瞬ですが、翼下面が暗色なのが見えました。(過去に実はオオハヤブサを観察)過去の撮影画像をおさらいしていましたら、2014年1月18日にさいたま市芝川調整池でオオハヤブサを観察していました。ほぼ今回と同様の外観的な特徴でした。(亜種ハヤブサと比較すると)アップした画像は、2019年1月に流山市で観察した亜種ハヤブサです。腹部の横斑はオオハヤブサと比べると細い印象です。また、2017年に茨城県西の洲干拓地で観察したハヤブサ雄成鳥は、オオハヤブサと比べると目の周りが黄色で目がぱっちりして見えました。(ハヤブサの亜種について)ハヤブサの亜種を文献で調べたところ、日本とシベリアに生息するのはFalco peregrinusでした。また、亜種ハヤブサのほか、6亜種でした。亜種オオハヤブサ(F.p.pealei)北千島からアリューシャン列島、北米太平洋岸に生息する亜種で亜種ハヤブサより少し大きくて上面が黒っぽく頬ひげが少し太く、頬後部に黒い縦斑、前頸から上胸にかけての縦斑が目立つ。亜種シマハヤブサ(F.p.furuitii)亜種ハヤブサに比べて少し小さく上面が黒く、胸から腹がオレンジ色で脇が灰色。亜種シベリアハヤブサ(F.p.harterti)頬ひげと脇の横斑が少し太く、上面の黒色横斑の幅が広い。上面全体が黒っぽく見え、胸から腹が紅色を帯びる。亜種ウスハヤブサ(F.p.calidus)、亜種ツンドラハヤブサ(F.p.tundrius)上面が淡色で頬ひげ状パッチが細い。亜種アメリカハヤブサ(F.p.anatum)ひげ状パッチが著しく太く頬後部が黒っぽく、頭から顔全体が黒く見える。
2021.12.05
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先月訪ねた折は、まだオオヒシクイの姿がなかった茨城県南部の水田地帯に出かけました。昨日現在で205羽が飛来中と耳にしていましたので、再会を楽しみにわくわくしながら現地へ。昼過ぎに到着し水田を注視してみると、オオヒシクイ185羽の姿がありました。くわえて、対岸の地域の電柱にオオハヤブサの姿を発見。胸から腹部はオレンジ色がかっていて腹部の横斑は太い印象でした。なお、腹にハート型の斑があったことから若い個体と思われました。このほか、浮島周辺の田んぼでタゲリ、セイタカシギの姿、ノスリ、杭にとまり胸をはって渡ってきたよとばかりのツグミの姿も観察できました。(写真)2021年11月13日撮影
2021.12.04
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一年ぶりに新浦安側からの三番瀬を探索しました。京葉線で新浦安駅まで行き、新浦安駅からバスに乗り換えて日の出6丁目で下車し徒歩で三番瀬を望む堤防沿いの遊歩道へ向かいました。到着して鳥影を見てみると、市川塩浜駅よりに多く、真冬にカモの群れが観察できる日の出海岸側は少ない結果でした。そのため、日の出から市川塩浜にむけて探索をスタート。ススガモの群れの縁をウミアイサの小さな群れが移動しているのを発見。(訂正:昨日、SNSで嘴爪の垂れ下がりは大きくないのでウミアイサではとのご指摘をいただきました。嘴の部分を拡大して確認すると、たしかにその通りでした。訂正しおわびします。なお、カワアイサであるならば、嘴は赤色ですが、先端が黒いはずですが観察した個体には認められませんでした)また、ススガモの羽色のいろいろを堪能しました。体上面と脇が白っぽく遠目に見ると黒、白、黒のパターンに見える雄生殖羽、雌冬羽の体上面と脇が波状斑に覆われている雌冬羽、黒味のない青灰色の嘴が特徴の雄エクリプス、虹彩が濁った黄褐色で嘴が暗色の雌幼羽としっかり観察すると性別や年齢でじつにさまざまな羽色の個体が見つかりました。このほか、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、イソシギ、遠方の杭にミサゴの姿を見つけました。(写真)2021年12月03日撮影
2021.12.03
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冬鳥との出会いを期待してひと月ぶりに松戸市の21世紀の森と広場に立ち寄りました。ただし、冬の小鳥はほとんど確認できず、ツグミ、シロハラがそれぞれ単独で姿を見かけたのみでした。しかし、先月にも姿を見かけたオオタカ、そして新たにノスリの姿を見つけました。どちらも池を見下ろすことができる林の枝にとまり、水面を凝視していました。このほか、千駄堀池の水面には、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、カワウの姿がありました。特にオカヨシガモの雄は雨覆のえんじ色と三列風切の灰色味が素敵でした。また、前回は換羽中の個体が多かったコガモですが、ほとんどが生殖羽となっていました。アップしたコガモの写真は、一枚がエクリプスが生殖羽に換羽しているもの、もう一枚はほぼ生殖羽となっている個体です。(写真)2021年12月2日撮影
2021.12.02
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昨日帰宅後、拙宅の亭主もアトリを見たいと希望があったので、雨がやんだ後に今日も野田市内の公園にむかいました。今日は、晩秋の季節感とアトリの記録ができたらと思い、紅葉のエリアでじっと待機。その結果撮影できたのが一枚目の写真です。このほか、頭がバフ色で黒い羽がまじり、頬から頸側の灰色で黒色の羽がまじる雄成鳥冬羽、黒褐色の頭側線が後頸までのびる雌第一回冬羽、木の実をついばむ光景、木の実を食べた後に少し離れた木の枝で休んでいたシーンを記録。時間はあっという間に過ぎ、あっという間に16時前に。(写真)2021年12月01日撮影
2021.12.01
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