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手賀沼沿岸にウラジロの大群落があると教えていただき、見に出かけました。ウラジロが荒らされるのはいやなので地名などの情報は公開しませんが、森の日の当たるエリアに大群落があるのを観察しました。葉は正月飾りに使われ、注連縄(しめなわ)やミカンの下に垂れ下げられているあれです。しかし、その分布は広い森の一角に限られていました。帰宅してから専門家の方に聞くと、ウラジロは大規模な群落を形成し、植栽木の成長や天然更新を阻害するのであちこちに植えられているわけでないこと、うまく活用することで効率的に表土保全効果発揮できる可能性があることなどを教えてもらいました。このあと、手賀沼沿岸に立ち寄り、野鳥の様子を見て回りました。かつて柏市岩井新田から我孫子市高野山に群れで生活していたコブハクチョウは印西市と柏市の境界にその群れがありました。親鳥が子供をつれて水面を移動する姿は、やはり愛らしかったです。人と鳥がなんとか共存していければよいのにと思いました。このほか、越夏したと思われるカンムリカイツブリの姿も観察。ほとんど、寝入っていて顔を見せてくらたのはほんのひとときのみでした。(写真)2021年8月31日撮影
2021.08.31
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28日に浮島で出会ったキリアイについて、過去の画像を含めて復習していました。眉斑・側頭線・頭央線があり、白い眉斑が2本あるように見える独特の顔つき、背中のV字状の白帯、嘴先端が下の曲がっている点など特徴がはっきりしているので比較的覚えやすい種類です。一枚目、二枚目は、28日に出会った個体です。額から頭頂、後頭、頭側線、目先が黒褐色に見えました。上面は黒っぽく羽縁が白くて背に褐色味があることから幼鳥と思われました。これに対して三枚目の個体は2016年9月に三番瀬で観察した個体です。こちらは、上面は一枚目、二枚目のような上面の赤褐色ではなく、黒味がかった印象がありました。くわえて、胸から脇にかけてはっきりと縦斑がありました。この特徴から成鳥夏羽後期のものと思われました。四枚目、五枚目は谷津干潟で2012年9月、2015年9月に観察した個体です。こちらは、浮島で出会った個体とほぼ同様の特徴の幼鳥です。(参考:学名に表現されている嘴の形)学名のLimicola falcinellusの属名は泥に住むもの、種小名は小さな鎌の意味だそうで命名者も谷津干潟のような環境で特徴的な嘴の形に着目したのだろうなと思いをはせました。
2021.08.30
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柏の葉キャンパス駅近くで暮らすヒメアマツバメの様子と湿地帯の鳥がどうなっているかと立ち寄りました。しかし、愛用のカメラのバッテリーが使おうとした時点で放電しており、記録できないハプニングが発生。このため、散歩用に愛用しているコンパクトカメラで記録となりました。ヒメアマツバメの巣を確認すると、形状は維持されているものの成鳥の姿は確認できず。しかし、少しすると、中から幼鳥らしき個体が顔を出してあくびを披露。おそらく、しばらく親鳥が帰還しておらず腹ペコなんだろうなという感じでした。その後、湿地帯に移動して様子を見て回りました。今日は、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギが湿地帯で餌を物色する光景があちこちで見られ、くわえてクサシギの比較的近いところに飛来。カメラのアクシデントの関係ではありがたい出会いでした。(写真)2021年8月29日撮影
2021.08.29
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今年の酷暑にも負けず、シギ・チドリの探索にでかけました。広大な蓮田エリアから探索をスタートし、丁寧に探索していくとシギ・チドリが羽を休めている箇所が何箇所かありました。最初のポイントには、オグロシギとアオアシシギ、コアオアシシギの姿を発見。嘴はまっすぐで先端寄り半分が黒いオグロシギとアオアシシギは採餌の後に一緒にうとうとしている光景を目撃しました。その後は、次のポイントに移動。こちらではキリアイ、オジロトウネン、タカブシギ、コチドリ、ヒバリシギ、ウズラシギの姿を堪能しました。キリアイの長めで下に下る嘴、キリッとした眉斑、印象的でした。(写真)2021年8月28日撮影
2021.08.28
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いくつかのフィールドにツツドリが姿を現したと情報が発信されるようになりました。水元大橋から小合溜、カワセミの里までのエリアを探索しました。小合溜に至る水面ではチョウトンボ、ウチワヤンマの姿を見つけました。チョウのようにひらひらと舞うチョウトンボは、激減していると言われるトンボです。水元では餌となる昆虫が豊富なのか姿をよく見かけます。また、ウチワヤンマは腹部の先に団扇状の突起があるトンボです。見事なホバリングを披露してくれました。さて、肝心の鳥類の方ですが、ツツドリの姿は確認できなかったものの、園内ではダイサギやアオサギが餌を探す姿がありました。また、カワセミの里では今年生まれの若鳥が姿を現してくれました。ただし、近くに複数のハシボソガラスがいてカワセミの暮らすエリアに侵入してくる頻度が高くなかなか落ち着かない様子でした。(写真)2021年8月24日撮影
2021.08.24
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手賀沼沿岸の公園にツツドリが飛来したとニュースをもらい、現地に向かいました。公園内をくまなく探索しましたが、あちこちにキャンパーやバーベキューをやっている人が多く残念ながら姿は確認できずでした。いくつかの谷津田に立ち寄りながら帰路につきましたが、春から夏にかけてサシバが子育てをしているポイントでツバメが電線に勢揃いしていたのでたまには記録しておかないとと思い、撮影をしました。撮影している時には、気が付かなかつたのですが、帰宅後画像を確認していたらアカハラツバメ1羽を撮影していました。アカハラツバメ(Hirundo rustica saturata)は、渡りの時期や越冬期に見られる腹部が赤いツバメの亜種です。カムチャッカやオホーツク方面で繁殖すると聞いたことがあります。なお、日本で繁殖している亜種は、Hirundo rusutica gutturalisです。アップした画像は、一枚目と二枚目はアカハラツバメ、三枚目から五枚目は同じ電線に止まっていた成鳥、若鳥です。また、最後の写真は2019年5月に柏市内で撮影したツバメです。(写真)2021年8月22日撮影、2019年5月撮影
2021.08.22
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大潮で干潮が9時すぎで満潮が16時すぎと観察には絶好の日でした。今週に入りキリアイを見かけたという情報を耳にしていたので期待に胸を膨らませ現地に向かいました。到着した昼頃は、広大な干潟が出現していて多くの海遊びの人々の姿がありました。シギ・チドリの姿は、最初浦安側の干潟に多くありました。ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、ミユビシギ、セグロカモメ、ウミネコの姿がありました。オオソリハシシギは、雨覆が笹の葉状になっている成鳥夏羽、嘴の長い雌夏羽、などいろいろな羽色の個体が干潟を移動していました。また、チュウシャクシギの姿も複数ありました。頭頂から後頭部がすとんときれている個体とそうでない丸みのものと両方を発見。このほか、最も個体数の多かったダイゼン、干潟を忙しく走り回っていたソリハシシギ、キアシシギ、ウミネコの群れの中に羽を休めていたセグロカモメの画像をアップ。(写真)2021年8月21日撮影
2021.08.21
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柏市から印西市に至る約8キロの沼と接続している下手賀川水面と沿岸を探索しました。じりじりと照りつける太陽の下、探索するのは冒険心が支えです。水田には口角の切れ込みが目の後方まで伸びるダイサギ、越えないチュウサギの姿を発見。また、葦原では、お盆をすぎたというのにホオジロの囀りが聞こえました。しかも、その顔も体も真っ黒でした。ホオジロの一般的な個体と比べると差は歴然。さらに、オオヨシキリ成鳥が餌を運搬し葦原の中に入っていきました。その後、下手賀川沿いを探索。葦原の中からギョギョと鳴き声がしたので待機していたら、嘴が黒っぽい個体がオオヨシキリが登場。(若鳥は嘴の淡色部が広く、ピンクがかっていますで成鳥ではと思いました)また、電線にはあちこちにツバメの親子の姿がありました。喉の赤色が薄く尾の短い若鳥に対して、尾が長く喉から胸が赤茶色の成鳥をしっかり観察できました。帰り道、あぜ道に登場したヒバリ、初列風切の羽縁が赤褐色で、胸が茶色で黒い縦斑が目立っていた若鳥でした。(写真)2021年8月20日撮影、ホオジロは8月3日撮影の画像も参考としてアップ。また、ヒバリは参考として成鳥の写真をアップ。
2021.08.20
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8月11日に今年生まれのコウノトリが放鳥されました。その後の様子を見に、現地を訪ねました。今年生まれのリン(メス:左脚に赤・赤、右脚に青・黒のリング)、ミズキ(オスけ右脚に赤・青、左脚に青・黒のリング)はエリアの一番奥の水田の一角に姿がありました。到着して2羽の今年生まれの個体を観察していたら、上空から2017年に放鳥されたヤマト(オス:左脚に黄・黒も右脚に黄・黄のリング)が水田に舞い降りました。その後は、2羽の餌とりをサポートするように一緒に行動。一枚目、二枚目ミズキをエスコートするように歩いていたヤマト、三枚目、四枚目はメスのリンが餌を探した後に畦に羽づくろいをしていた光景、五枚目、六枚目は2017年に放鳥されたヤマト。七枚目は、最初にもう一羽?と思ったデコイです。雲行きがあやしくなってきたのでコウノトリの里をあとにし、近郊の柏の葉キャンパス駅近くの調整池に立ち寄り、クサシギ、サギの仲間に出会った後ら帰路につきました。(写真)2021年8月18日撮影
2021.08.18
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干潟でダイゼンをよく観察してみると、腹部が白い冬羽と顔や胸、腹などの一部に黒い部分が残っている個体、ほとんど黒くなっているのに多少白い部分が残っている個体とじつにいろいろです。ダイゼンの羽毛は、背と腹部はほぼ同時に換羽すると聞いたことがあります。一枚目は、2021年4月に三番瀬で観察した冬羽です。頭部は褐色では、背は白地に褐色の斑があり、まだら模様をしています。このほか、腹に薄い横縞があるほかは白色です。二枚目は2018年8月に三番瀬で観察した個体です。上面は褐色色で下面に黒色が残っていました。夏羽から冬羽に換羽中のものです。三枚目は2015年8月に谷津干潟で観察した個体です。夏羽と夏羽から冬羽に換羽がはじまった個体の両方を一緒に記録できた一枚です。四枚目は、2017年4月に谷津で観察した個体です。冬羽が夏羽に換羽している途中です。頭が白っぽくなりつつあります。五枚目2018年5月に谷津で観察した成鳥夏羽です。頭が真っ白になっっています。六枚目は2018年8月に三番瀬で観察した成鳥夏羽です。こちらは、頭頂は真っ白でなくまだら模様で、上面の白黒模様が印象的です。最後は、2020年1月に三番瀬で観察した若鳥です。各羽の羽縁が白色で、胸に細かい斑があるので第一回冬羽と思いました。
2021.08.16
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今朝も雨ふりです。フィールドに出かけられないので、過去に撮影した杜鵑類の画像を復習をしていました。杜鵑類(*)は、お盆明けから9月にかけて飛来します。モンクロシャチホコという蛾の仲間の幼虫を食べるために桜の木に飛来します。そこかしこに姿を見かけますし、地面を這い下り道を歩く姿も見かけます。体を反り返す姿がシャチホコに似ていること、成虫に黒い紋があるのでその名がついたとも言われています。なお、モンクロシャチホコは人間には無害な存在ですから農薬で駆除する必要はないと専門家の皆さんが見解を示しています。さて、カッコウとツツドリの画像を示しながら、特徴を案内します。一枚目と二枚目は2017年9月に野田市で観察したカッコウです。頭から背、上尾筒に至るまで褐色味があるように見えました。一瞬背ホトトギスの第一回夏羽ではと思いましたが、後頭部に白斑が目立つのでカッコウの若鳥でした。三枚目、四枚目は2016年8月と9月に観察したツツドリです。下面は白くて太めの横斑があり、下尾筒に横斑がありました。五枚目、六枚目は2015年9月野田市、2019年9月都内で観察したツツドリ赤色型です。体上面に赤みのある褐色が印象的です。最後の写真は、2016年8月に野田市で観察したツツドリ成鳥の雄個体です。上面から胸上部までは暗青灰色で胸から腹にかけて太い横斑がありました。なお。この個体では下尾筒の横斑はほとんどありませんでした。(カッコウの胸から腹にかけての横斑は細い)(*)「トケン(杜鵑)」とはホトトギスを指した呼び方です。現在はカッコウ科と言われているこの仲間の古い呼び方です。
2021.08.15
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13日から本格的に降り出した雨は来週半ばまで続きそうで、シギ・チドリシーズンなのに出会うことがかないません。12日に三番瀬で観察したオオソリハシシギ、これまで記録できた夏羽、冬羽、若鳥などの羽色のいろいろを復習していました。一枚目は2021年4月に観察した夏羽です。雌に比較すると嘴が短めで頭部から下面にかけて赤褐色です。嘴基部が黒っぽくなります。二枚目は、2021年8月に観察した冬羽に換羽中の個体です。上面の大方が灰褐色で、軸斑が目立っています。三枚目は2020年8月に観察した夏羽が少し残っていますが、もう少しで冬羽に換羽する個体です。四枚目は2019年8月に観察した若鳥です。体全体が黄褐色がかっていて翼の羽縁は成鳥と比べて白っぽいです。この個体は嘴が短めに見えるので雄ではないかと思います。五枚目は2017年8月に観察した若鳥です。喉と眉斑は白く、肩羽、三列風切、雨覆に黒褐色の軸斑と白斑があります。六枚目と七枚目は2021年8月に観察した個体です。体下面に赤褐色味が残る夏羽から冬羽に換羽中のものです。七枚目は、尾羽に黒褐色の横斑があるのがわかる角度のものです。なお、東シベリアに生息する亜種コシジロオオソリハシシギ(L.I.menzbieri)は上尾筒から背が白いのが特徴です。拙宅の亭主によると、国内に飛来している可能性が高いのだそうです。
2021.08.14
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11日に船橋市三番瀬で右足が欠損しているミヤコドリを観察しました。観察してみると、右脚跗蹠が欠損していました。どんなアクシデントで欠損してしまったのかわかりませんが、欠損しているにもかかわらず干潟の中に嘴を突っ込み餌を探していました。そのバランスのとり方にはただ感服するばかり。ただし、飛翔するまで時間がかかるためなのか、多くのミヤコドリとは少し距離をとって餌を物色していました。さて、疑問に思ったったのが羽づくろい。羽づくろいは、嘴で羽根の1枚1枚をしごいたりほぐしたりし、羽根の並びと繊維を整えてゴミなどを除去する行動です。欠損している個体が、どのように羽づくろいをしているのか次回出会えたら注目してみたいと思います。(写真)2021年8月11日撮影、羽づくろいの光景は2018年8月同地で撮影
2021.08.13
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昨日、三番瀬でシギ・チドリに出会いました。ブログを見た鳥友からソリハシシギの夏羽はよく見るけれど、冬羽または夏羽から冬羽の換羽したものはあまり見かけないが識別について教えてほしいとメッセージをもらいました。一枚目は昨日観察した個体です。肩羽の上列の軸斑が太く、重なっているので上面に2本黒線があるように見えるとされる部分です。嘴が黒く基部が山吹色で、体に比較して長く上に反っています。二枚目は2018年9月に谷津干潟で観察した個体です。胸に細い縦斑がないことから成鳥と思われますが、肩羽上列の軸斑の太いものはわからなかったので夏羽から冬羽に換羽しつつあるものと思います。詳しくご存知の方がいらっしゃればご教示ください。三枚目は2012年9月に三番瀬で観察した個体です。上面に淡灰褐色の羽が出始めています。本来は完全に冬羽となった画像があればいいのですが、披露できるものがないのでアップします。
2021.08.12
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大潮で干潮が12時半頃とシギ・チドリの観察には絶好の日でした。昼過ぎに現地に到着できるように出発し、広大な干潟を探索しました。浦安側の干潟に大方のシギ・チドリが集結していました。ダイゼン、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、ソリハシシギ、オバシギ、トウネンといった種類でした。アップした画像は、肩羽の赤褐色の羽が残り歩く姿が前のめりのオバシギ、下尾筒から背が白色で上面の羽に灰褐色味が出てきていたオオソリハシシギ、広大な干潟を駆け回っていたソリハシシギ、観察していたらむこうから接近してくれたミヤコドリ、波打ち際を走り回っていたメダイチドリ、トウネン、ミユビシギです。(写真)2021年8月11日撮影
2021.08.11
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株式会社カンゼンから築山和好さんの「にっぽんのシギ・チドリ」が発売されました。今朝、書籍を入手し内容を拝見しました。一冊の書籍をつくる写真撮影、キャプションの作成、さぞや大変だったものと思います。さて、その内容のうち、鳥友からメダイチドリの年齢と羽色について質問をもらいました。というのも、築山さんの書籍にあるメダイチドリ冬羽とあるけれど、若鳥だと思うと由。早速、メダイチドリについての画像データを見ながら年齢と羽色のいろいろについて整理してみました。一枚目は、2016年9月に三番瀬で観察した若鳥と思われる個体です。足は黄緑色で嘴は太く、上面は淡褐色で翼の羽縁がバフ色で鱗状です。二枚目は2017年9月に三番瀬で観察した夏羽から冬羽に換羽中の個体です。過眼線に黒味が残り、胸に橙色が残っています。三枚目は2020年8月に三番瀬で観察した夏羽から冬羽の換羽中の個体です。こちらは、二枚目よりも夏羽が多く残っています。四枚目は6日の三番瀬で観察した個体です。夏羽から冬羽に換羽がはじまった個体ではと思います。五枚目は2021年4月に三番瀬で観察した夏羽です。額は白く、前頭と過眼線は黒く、前頭から眉斑状赤褐色となっていました。足は黒色でした。六枚目は、2014年8月に三番瀬で観察したシロチドリ幼羽ではと思う個体です。メダイチドリのように嘴が長いのですが、眉斑がメダイチドリとは違うこと、後頭が白いのでシロチドリではと思っています。
2021.08.09
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昨晩から日本に接近してきた台風10号の影響で、フィールドに出かけられないので6日に訪ねた折、出会ったコアジサシの羽色のいろいろを復習していました。成鳥夏羽、成鳥冬羽、幼羽の画像をアップし、特徴を整理してみました。案外、野外で出会う個体は、図鑑の説明と違う個体を見つけたり、楽しいものです。夏羽は足が橙色または赤っぽい褐色、成鳥夏羽は黄色の嘴と嘴先端が黒色、他のアジサシ類に比べて尾が長いのが特徴です。(2018年7月茨城県波崎、2017年7月江戸川区葛西で撮影)冬羽は眼の後ろから後頭部が黒く、頭頂部にはごま塩状の斑は目立ちません。また、過眼線は嘴までは届きません。(2021年8月三番瀬、2020年8月三番瀬で撮影)幼羽は、嘴と足は黄色味を帯びるものが多い印象ですが、最後の写真のようにややピンク色を帯びた個体も見かけます。お誕生から日が浅い個体では翼の褐色の幼羽が大半を占め、成長と共にグレーの羽が増えてきます。(2011年8月葛西で撮影、2017年7月葛西で撮影)
2021.08.08
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中潮で満潮が16時すぎで、昼過ぎは段々潮が満ちてくるのでシギ・チドリの姿は比較的近く観察できる日でした。昼過ぎに到着するように三番瀬に出かけました。浦安側の干潟にはコアジサシの400羽を越える群れが羽を休めていました。翼に褐色の幼羽がある個体が多くを占めていました。このほか、メダイチドリ、キアシシギ、ダイゼンの姿がありました。潮が満ちてきた13時30分すぎは、京葉港側の干潟に移動し、干潟とフェンスにとまって羽を休めているオバシギ、オオソリハシシギを発見。また、堤防の上に休んでいるミヤコドリ、ミユビシギ、コアジサシの姿もじっくりと観察できました。(写真)2021年8月6日撮影
2021.08.06
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先月、流山市北部の中野久木地区でコアジサシが繁殖している旨の報告しました。コアジサシがどうなったかが気になって訪ねました。先月は成鳥、若鳥合計で47羽の姿がありましたが、今朝は成鳥1羽のみで無事に生まれ故郷をあとにしたようでほっとしました。その後、柏の葉キャンパス駅周辺の調整池のクサシギ、営巣した巣で休むヒメアマツバメの様子を見に立ち寄りました。調整池は、台風シーズンを目前にして草刈りが実施され春から7月までの一面雑草だらけの環境ががらっと変化していました。クサシギは西側の水の入っていたエリアの姿があり、餌を物色していました。その後、様子を確認したヒメアマツバメは上空を飛翔する姿を観察したので巣を不在にしているかと思ったら、いつの間にか巣の中に2羽が帰還してました。しばらく待機していたら2羽ともに巣を飛び出して餌を探しに出かけていきました。今日撮影した画像はわかりづらいと思いますが、巣の奥にヒメアマツバメの顔が見えています。その他、柏の葉キャンパス駅近くの商業施設には施設の一角で生まれ成長したツバメの若鳥12羽が愛らしい鳴き声を出していました。(写真)2021年8月5日撮影
2021.08.05
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ホームグランド手賀沼沿岸に出かけました。2週間前は、ヨシゴイの若様たちが親鳥の帰還を待っている様子を観察しました。それが今朝訪ねてみると産毛もなくなっていて羽色が明るくなり、上面に縦斑が密にある状態と変化していました。しかも、たどたどしさはありますが、よく葦原を移動するようになっていました。また、下手賀川には90羽前後のコブハクチョウの姿がありました。我孫子市と柏市の水田に被害を与えているとかで産卵したコブハクチョウの卵を偽卵に交換したり、多くの市民の目にふれるエリアから追い払われてきました。幸い、下手賀川沿いの葦原の草や土手沿いのクローバーなどの餌があることやどこの方かはわかりませんが、数名の給餌をしている方が定期的に立ち寄ることもあり集まってきたものと思われます。群れを観察したポイント周辺には、我孫子市、柏市の市街地に近い水田よりも遥かに広大な水田がありますが、その水田を一巡してみても水田に被害は見られません。できれば、コブハクチョウたちが餌をどうしているのか、しっかり把握してその個体群の管理を検討する必要があるのではと思います。ヨシゴイ、コブハクチョウ以外には、広大な水田を一巡した際に出会ったアマサギ、チュウサギ、アオサギ、カワウ、電柱のてっぺんで囀るホオジロ、上空を旋回するトビを観察しました。画像をアップしました。写真のうち、私のほうをむいたチュウサギの首の感じがなんともおもしろかったのが印象的でした。(写真)2021年8月3日撮影
2021.08.03
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昨日、茨城県浮島周辺でシギ・チドリを探索し、アオアシシギ、タカブシギ、イソシギ、などと出会えました。そのうち、アオアシシギの夏羽、冬羽、若鳥の識別について質問をもらいました。過去撮影した画像を復習しました。ご参考に紹介します。一枚目と二枚目は昨日観察した個体です。胸から喉まで細かい斑が密で、上面の軸斑など黒色部が多いことなどから夏羽から冬羽に移行しはじめの個体と思われます。三枚目、四枚目は夏羽で、頭部から首に黒くて細かい縦斑があり、体上面は灰色味のある褐色で白い羽縁があります。また、下面は白く胸には黒い斑があります。五枚目は成鳥冬羽です。上面は灰褐色で羽縁が白くて丸みがあります。また、下面は白さが特に目立ちます。顔から胸には縦斑がありません。六枚目は若鳥です。上面は褐色がかって各羽縁が白くて角ばっています。(写真)2021年7月31日撮影、2017年5月17日撮影、2019年10月21日撮影、2018年8月26日撮影
2021.08.01
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