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【1億から2億へ その6】【1億から2億へ その5】のつづきです。 きのう、ひらめさんは、養命酒を3万株、1190円で売注文出していましたが、きのうの養命酒の高値が1192円だったので、注文は成立したことにします。うなぎ「よかったですね、ひらめさん」 ひらめさん、アニハ証券マンうなぎさんに手数料、1万円を渡す。ひらめ「これで今日の昼は、特製アニハうどんでも食べてください」うなぎ「1187円で買った3万株、1190円で売れましたから、9万円の利益です。で、税金がたしか、10%だから81000円の勝ちですね」ひらめ「これでようやく養命酒から解放されました。こんどは競馬でもしようかな?」 ここで、うなぎさんの顔色、急変す。うなぎ「何言ってる、いや、何をおっしゃる、ひらめさん。わからないんですか? あなたには才能があります。天から与えられた天能ですよ! あっというまにわたしの月給分、稼ぎました。1億あるんですからですね、今度はもっと値動きの激しい株で荒稼ぎしましょう」■2007年1月31日現在偽札 64370000円真札 35691000円合計 100061000円■【1億から2億へ その7】につづきます。
2007年01月31日
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(生の全体性:p304:クリシュナムルティ:聖真一郎(訳):平河出版社)より引用 『「私は怒っている」と言うとき、私は、過去に経験した怒りから現在の怒りを認識したことになる。だから、私は過去のものである「怒り」という言葉を使っていて、その言葉を、現在と同一視している。言葉が非常に重要になってしまったのである。 しかしながら、もし言葉がまったく使われず、したがって存在するものがただ、事実、反応だけであるなら、そのときにはそのような感情の強化はまったくない。』 クリシュナムルティを読んでいると、こんなに簡単に言ってしまっていいの? と、思う(思考する)わけだが、クリシュナムルティといっしょにこころをたんに調べてみれば、まったくそのとおりなので、驚いてしまう。
2007年01月30日
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【1億から2億へ その5】【1億から2億へ その4】のつづきです。 これはフィクションです。フェックションではありません。 きのう、ひらめさんは、養命酒、1170円の指値で注文していましたが、きのうの安値は1185円でしたので、買えませんでした。 たとえフィクションでも、なんだかこのまま酒にかかわっていてはあかん、ひらめさんの二日酔いは養命酒のせいかもしれん、と思い、きょうは1190円の指値で3万株、売注文を出すことにします。 とにかく売らないと真札は手に入らないわけですから。■2007年1月30日(朝、株式市場がひらく前)時点の現金(偽札および真札)と株券偽札 6438万円真札 0円株券 養命酒製造3万株(1187円で購入) 時価3555万円(現在値1185円)合計 9993万円■【1億から2億へ その6】につづきます。
2007年01月30日
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海とかもめ 海は青いとおもってた、 かもめは白いと思ってた。 だのに、今見る、この海も、 かもめのはねも、ねずみ色。 みな知ってるとおもってた、 だけどもそれはうそでした。 空は青いと知ってます、 雪は白いと知ってます。 みんな見てます、知ってます、 けれどもそれもうそかしら。(明るいほうへ:金子みすゞ童謡集:p44/p45:JULA出版局)より引用
2007年01月29日
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「!!! 株やってたの?」とのulandさんの質問が「平均取得価格(1億から2億へ その4)のコメント欄にありました。 ulandさんが「作り話」にたいしてコメントしてくれているのか、ほんとの話と思ってくれてるのか、わからなかったので、いちおう、あらためて説明させてもらいます。 これは、アニハ詐欺社平社員株式奮闘記 という思いつきからはじめた、1億の偽札を2億の真札にしようという「作り話」です。 そもそもことのはじまりは、架空請求 からはじまるのでした。 そして…アニハ詐欺社所長「おい、こら、能無し! ここに1億あるから1年以内に倍にしてこい!」アニハ詐欺社平社員(ひらめさん)「1億を2億に! そんなむちゃな。それにどこからそのお金、引っぱってきたんです? わが社にそんな金あるわけないでしょ? 借金ならあるでしょうけど…」アニハ詐欺社所長「金の心配はせんでええ。アニハ偽造社が作ってくれたんや。とにかく、きょうから1年以内に2億や!」(ひらめさん)…そんなむちゃな。けど、これで1年間出社しなくていいかもしれないな。1億持って逃げる? ああ、偽札だったな。まずは偽札の処理から考えないと… といった事情で、ひらめさんの架空株式取引がはじまったのでした。
2007年01月28日
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【1億から2億へ その4】【1億から2億へ その3】のつづきです。 売買益にかかる税金がわからなかったのですが、和。。さんに教えていただきました。ありがとうございます。【和。。株式入門】『平均、幾らで買ったかを計算し、その平均取得価格に対して、売買益があれば、税金がかかります。 税金は2007年末までは、10%、2008年以降は20%になったと記憶してます。 売買で損失が発生した場合、損失金額分、税金の支払い免除が3年間持ち越せます。』 ややこしいですね。 税金が来年から倍になる? ひらめさんの「1億から2億へ」計画では、1億円もうけるわけですから、売買益は1億です。 すると、税金は、今年中なら1000万で、来年になってしまうと2000万ですね。 ということは、なんとしても、今年中に2億にしなければなりません。 あす、養命酒、1170円の指値で、2万株、注文します。 この指値注文は明日のみ有効で、成立しなければ、仕切りなおしとします。■【1億から2億へ その5】につづきます。
2007年01月28日
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日曜日には小説を8のつづきです。はじめから読んでみようという人は日曜日には小説を1へ。 きょうは、 2007年1 月28日、日曜日だ。 新聞には「少子化対策へ戦略会議」と書いてある。 ようするに子だくさん計画だな。しかし戦略だなんて、ちょっと… さて、「ひろしを探せ」のつづきを書こうと思ってパソコンに向かっているのだが、なんとなく書く気がしない… そもそも「ひろしを探せ」の「ひろし」というのは、gaMeさんの「物語」の最初に登場した人物だ。 ところが、レストラン「wind」に朝食に行く途中、妙な電話に出て「wind」には行かず、そのあとどういうわけか「ナカタ」になってしまう。「ナカタ」になったひろしは「ひろし」ではなく、「ナカタ」だ。(たぶん)「ナカタ」にならなかった「ひろし」自身は、「wind」に行ったにもかかわらず行方不明になって、その行方不明になった「ひろし」を探そう、ということで「ひろしを探せ」…なんだけど… 最近は、せっかくパソコン使える日曜日には、ようわからんけったいな話、考えるより、パソコンでいろんな写真見てる方が楽しいですね。 ということで、本日のお気に入りの写真です。写真 A いい写真だな。写真ってすごいですね。写真 B なんかようわからん写真ですが、すごい。写真 C なんだか、すいこまれそうだな。
2007年01月28日
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物語 16 のつづきです。はじめから読んでみようという人は 物語 1 へ。■ 森の中から、人が出てくる。誰だ? ああ…この人は海岸通りで拾ったタクシーの、運転手。森の地下の住まいから出てきて、これから仕事に行くところ? 話しかけようとして、やめる。僕の言葉は通じないのだ。運転手は道を横切り、反対側の森へと消える。森の闇から出てきて、月の光を一瞬だけ浴び、すぐに向こう岸の森の闇へと消える。 タクシーがやってくる。手を上げると停まる。ドアがひらく。運転しているのはひろしだ。「ひろしさん、どうしてここに?」「こら! 早く乗らんか!」 助手席からおじいさんが怒鳴る。僕は後部座席にすべりこむ。ドアは閉まり、タクシーは発車する。ひろみの去った方へ、満月に向かって走る。それともあれは満月なんかじゃなく、今は夜でさえなく、これはすべてキビタキ日食のせいで…そうすると、今はいつなんだ?「このタクシー、どうしたんです?」「道端に落ちとったから、拾ったんじゃよ」「拾った? さっき運転手が森から森へ、道を横切りましたよ。タクシー盗まれて、探し回ってるのかもしれません。僕はこれに乗って、海岸通りから森の壁まで来たのです」「同じタクシーかな?」「え?」「おぬし、ほんとにこのタクシーに乗ってたのかな?」 そうか、タクシーの運転手が森の道を横切ったすぐあとでこのタクシーに乗ったせいで、同じタクシーと思いこんでるだけかもしれない。待てよ、もしあのとき乗ったのと同じ車なら、あれから誰も乗せてなければ、僕が降りたときのまま、いまも座席に鏡が置かれてるかもしれない。座席を調べようと姿勢を動かしたとき、何かが手にあたる。「A」 だった。■ さて、今回も、これまで同様、「A」に入れる「何か」を募集します。コメント欄に書きこんでくださいね。先着 1名様の「何か」を採用し、それにある程度合わせて、物語のつづきを書いていこうと思います。 ちなみに「物語 17」のはじまりは、和。。さんに応募していただいた「車の運転手」を、「タクシーの運転手」として採用させていただきました。 和。。さん、ありがとうございました。■物語 18 につづきます。
2007年01月27日
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【1億から2億へ その3】【1億から2億へ その2】のつづきです。 養命酒を1170円の指値で注文していましたが、養命酒のきのうの安値は1172円でしたので、買えませんでした。 さて、株のこと、ひらめさんにはわからないこと、いろいろありますが、アニハ証券のうなぎさんに聞いても、どうやらうなぎさんは、先週までうなぎ屋さんで働いていたらしく、ほとんどどしろうとなのです。 で、疑問のひとつ。 売ったとき、利益にたいして税金がかかると思うのですが、たとえばある株を2000円で1000株買ったとして、その株が半額まで値下がりしたので、1000円でまた1000株買ったとします。 で、それから値上がりしたので、1500円で1000株売ったとします。 その場合ですね、2000円で買った1000株を売ったと考えれば損をしており、損をしてれば税金はかからないと思うのですが、1000円で買ったほうの1000株を売ったと見なせば利益が出ており、税金がかかるように思うのです。 うーん、じっさいはどうなってるんでしょうね?■2007年1月27日偽札 6438万円真札 0円株券 養命酒製造3万株(1187円で購入) 時価3516万円(現在値1172円)合計 9954万円■【1億から2億へ その4】につづきます。
2007年01月27日
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青いお空はにているの わたしのこころににているの 雨にかみなりくも雪と ころころかわるなぜかわる それでもお空はうごかない じっとしていてうごかない わたしのこころににているの みすゞ風 2 からの引用です。
2007年01月26日
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もやもや なんか心の奥の奥 むずむずもやもやしていたら にげずにさけずにとりだして ちゃんとながめてあげるのよ きっとこころのもやもやは こわいものではありません みんなこころのもやもやを こわいこわいとさけるから どんどんどんどんあばれるの むずむずもやもやしていたら にげずにさけずにとりだして ちゃんとながめてあげるのよ みすゞ風 1 からの引用です。
2007年01月26日
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【1億から2億へ その2】【1億から2億へ その1】のつづきです。 どうやらアニハ証券マンは、アニハ詐欺社のひらめさんに偽情報を提供していたもようです。「Macではネット取引できない」との情報でしたが、じっさいは、Macでもネット取引できるのですが、その時点での株価がすぐわかる、というような機能は使えなくて不便ということらしいです。 そして、「Explorer5.2」でもネット取引はできるようです。 たぶん、「Safari」でも取引自体はできるのではないでしょうか? よくわかりませんけど。 で、養命酒ですが、1187円で3万株購入しました。 手数料は1575円だったのですが、とつじょアニハ証券マンが、すぐに1575円支払ってほしい、そのお金できょうの昼ごはんと晩ごはんを食べるから、と言いだし、さいふを出しかけたひらめさん、なにも自分の本物のお金を払うことはない、もったいない、と気がつき、これでアニハ特製うな重でも食べてください、と偽札1万円を渡しました。 アニハ証券マン、うなぎさんも大喜びです。 ということで、株式売買手数料は1回1万円になりました。 今日は、「養命酒製造」1万株を1170円の指値で注文します。 指値は今日限りの指値で、本日中に取引が成立しなければ、また来週、仕切りなおしとします。■2007年1月26日(朝、株式市場がひらく前)時点の現金(偽札および真札)と株券偽札 6438万円真札 0円株券 養命酒製造3万株(1187円で購入) 時価3513万円(現在値1171円)合計 9951万円「養命酒製造」1万株を1170円の指値で注文。■【1億から2億へ その3】につづきます。
2007年01月26日
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「頭がざわざわしている」というのは瞑想的ではない。 だけど、そんなことに気づいたところで、頭のざわざわは止まりはしないじゃないか? そんな気づきは役に立ちゃしない。 そんなことはない。気づけば静まる。 じゃあ、私のざわざわ、止めてよ。「頭がざわざわしている」と思っているなら、観察されるものとしての「頭がざわざわしている」があって、それとは別に、それを観察している観察者(私)がいる。 こうした二分化のはじまりは、もちろん言葉である。「頭がざわざわしている」という感じがじっさいにある、と思うときには、「頭がざわざわしている」という感じをとらえるときに、「頭」「ざわざわ」という言葉を頭に流している。「頭」「ざわざわ」という言葉を頭に流さず、本気で「頭がざわざわしている」そのものを観察するなら、すなわち、観察者そのものである「頭がざわざわしている」に直面するなら、「頭」「ざわざわ」といった言葉抜きで「頭がざわざわしている」に直面するなら、なんというか、からっぽである。 言葉抜きで観察されるものとしての観察者は、つねにからっぽである。 からっぽはざわつけない。 じつのところ、観察者がどうの、観察されるものがどうの、と言わなくても、言葉抜きの頭はからっぽである。 だけど、たんに言葉を抜けと言われたって、と言われるのなら、やはり基本は「観察者とは観察されるものである」 それでもなお、「だからどうした?」という人がいる。「だから」「どうした」「?」といった言葉抜きで「だからどうした?」を調べてみれば、からっぽである。 観察されるものとしての「だからどうした?」を観察している観察者(私)が「だからどうした?」なので、そのとき、「だからどうした?」だけがあって、「だからどうした?」と言う人はいない。
2007年01月25日
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【1億から2億へ その1】 下記(↓)記事におけるコメント欄でのやりとりのすえ、アニハ詐欺社平社員、ひらめさんが、株式に挑戦することになりました。 1年以内に1億を倍に、2億にするという企画です。架空請求 まず、最大の問題は、手元にある1億がアニハ偽造社による偽札だということです。 しかしさすがひらめさん、ヒラメきました。 アニハ証券ネット取引で、株取引をすることにしたのです。 アニハ証券アニハ社員なら、アニハ偽造社の偽札を見抜けないでしょう。 ということで、さっそく取引開始です。(gaMeさんが楽天広場に出会ったのは、ネット取引とはどんなものかと楽天証券を調べている途中で(「楽天」で検索したのでしょうか)「楽天広場で簡単にブログを作れます」というような記事に目が行ったのが、そもそものきっかけでした。 で、ネット取引の方は、gaMeさんはMacでして、Macは「Safari」という独自のものがあるという理由で、Macで動く「Explorer」はバージョンが最大でなんと「5.2」なのです。「Explorer5.2」でネット取引はできません。「Safari」でもネット取引はできません。 ということで、gaMeさん自身は現在、株取引をしていません。 以前、ネット取引などというものがなかったころ、しばらくやっていたことがありますが)ひらめの思い「なになに、300万以上の取引なら、株式手数料は1回につき、1575円。これは楽天証券の手数料と同じだな。まあ、こんなの1億からすりゃ、安いもんだ。」(実際の取引で、たとえば1回に3000万取引しても手数料が1575円なのか、とか、初期手続料がいくらなのか、まったく知りませんが、まあ、しょせん偽札ですから、適当にやってゆきます) で、にもかかわらず、この奮闘記を「リアル」にするため、ひらめさんの売買する株価の動き自体は、現実の株価の変動を使うことにします。 さて、まずは本日、いよいよひらめさんの株取引初日ですが、ひらめの思い「命を養う酒はすばらしい」ということで、「養命酒製造(東証1部)」を成り行き注文で、3万株買注文を出すことにします。 出来高などの関係で、現実味のない取引もあるでしょうが、まあそれはアニハ証券さんがなんとかしてくれるでしょう。■2007年1月25日(朝、株式市場がひらく前)時点の現金(偽札および真札)と株券偽札 100000000円真札 0円株券 なし なお、偽札・真札に関しましては、株券を売って入ってくるお金は真札と見なすことにします。■【1億から2億へ その2】につづきます。
2007年01月25日
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(自己の変容:p207/p208:クリシュナムルティ:松本恵一(訳):めるくまーる)より引用『私はどんなときにも自分や他人を測定しません。この測定のない状態は、実際に「あるがままのもの」と共に生きるとき、「あるがままのもの」を変えようとしたり、善悪の基準で判断したりしないときにやってきます。 何かと共に生きることは、それを受け入れることではありません。あなたがそれを受け入れようと受け入れまいと、それはそこにあるのです。』 やっぱりクリシュナムルティは尋常じゃないな。 もし誰かが「私はどんなときにも自分や他人を測定しません」だなんて言ったら、まあ、この人は、何かのたとえ話をしてるんだろうな、くらいに思うだろうな。
2007年01月25日
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(自己の変容:p204:クリシュナムルティ:めるくまーる)より引用(一部変作)『「気づく」ことが「私」の終わりです。この「気づき」は、思考によって条件づけられていない行為であるばかりでなく、思考による条件づけに作用を及ぼす行為なのです。』「思考に作用を及ぼす」ってところがポイントだな。 いくら思考ががんばっても、思考の中で思考がもがいているにすぎないので、思考の罠から抜け出すことはできない、というのだけでは、途方に暮れてしまう。「思考の罠」に作用を及ぼす行為がなくては、糸口がない。 そして、糸口であり、糸の終わりが「気づき」…
2007年01月24日
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肯定も否定も事実とはかかわりがない。 肯定しようが否定しようが、事実はたんに事実だから。 そもそも誰が肯定し、誰が否定すると言うのか? 私はいつだって肯定するか否定するか、それとも、私は肯定も否定もしていないよ、中立だよ、などと呟き、判断しつづける。 肯定しても否定してもかまわない。 肯定したり否定したりしている観察者(私)が、肯定したり否定したりしている対象(観察されるもの)であるので、それで終了。【私=瞬間ごとの脳の知覚/認識】 肯定したり否定したりする私がいる。 肯定したり否定したりする瞬間、肯定/否定の「知覚/認識」が私である。 その瞬間、肯定/否定の「知覚/認識」のほか、肯定/否定の「知覚/認識」を観察している私はいない。【私=瞬間ごとの脳の知覚/認識】【私=、というはじまりかたのいかがわしさ。「脳」などという言葉を挟むずるさ。「知覚/認識」という、知覚と認識を混ぜ合わせたごまかし。 なんといくつもの論理の飛躍、インチキを組み合わせた表現なんだろう、ひどいな、まったく…だけど、きわめて個人的に、いまのところ、もっとも腑に落ちる。「観察者とは観察されるものである」のを理解するための、きわめて個人的な表現。 何十年かけて拾った、きわめて個人的な破片。
2007年01月24日
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これまで、瞑想にまつわるいろんな文章を読み、自分でもいろんなことを書いてきたのだけれど、「瞑想にまつわる断想」というのを、あらためて書いてみようと思います。 偉大な瞑想家たちがどう語っているかではなく(もちろん、かれらの言葉によって私は考えている、考えさせてもらっているわけですが)、ゆったりと、ゆっくりと、断想してゆこうと思います。 そのときそのときの私の断想は変化してゆくので、この文章もまた、とりとめのないものになってゆくのでしょうが、そんなことはどうでもいい、とにかくやってみようと思います。 では、はじめます。 まず、瞑想にまつわり何かしら断想するにあたって、どこからはじめようかと思うとき、それは、直線や曲線でできた「瞑想」という形であり、「め」「い」「そ」「う」という形であり音である、ということ。 言葉は言葉であることを確認するときの、とほうもない驚き。 瞑想という言葉と瞑想自体とは別である。 瞑想自体だって? 瞑想自体という言葉と瞑想自体自体とは別である。 こんなの言葉遊びじゃないの? だけど、言葉と、(言葉でできていない)事実との区別がはっきりしていないと、言葉ではない場所に立てないだろう。 だったら、言葉ではない瞑想自体とは何か? 言葉抜きで瞑想をいっきに調べようだなんてことに向かう瞬間、ああこれは、瞑想がどうのこうのというような問題じゃないよ、と思う。その瞬間、その、調べる相手は何であってもいい、言葉を抜いて何であれ調べようとした瞬間、なんともいえないひろがりの感触… 逆に言えば、言葉への違和感。 そうだな、言葉にたいする気持ち悪さ、言葉を積み重ね組み合わせ組み替えなおし作らされてしまった人生という物語にたいする気持ち悪さから、私の瞑想にまつわる断想は、いつのまにやら始まっていたのかもしれない。
2007年01月23日
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(生の全体性:p250/p252:クリシュナムルティ:平河出版社)より引用(一部変作)『瞑想とは、意識の中身を空にすることである。』『あるがままを見るには、自由であることが不可欠である。 思考によって組み立てられた「意識の中身」から自由であること。 自分の意識の中身からの自由、自分の怒りや野蛮さ、虚栄や傲慢、自分がとらわれているものすべてからの解放、自由。 それが瞑想である。』『瞑想とは、内面的に、したがって外面的にも、葛藤の終焉を意味する。実際のところ、内面や外面というものはない。それはあたかも海のように満ち干きしている。』『瞑想の役目は、葛藤を消し去ることである。葛藤を消し去るためには、「心理的に、観察者とはじつは観察されるものにほかならない」という基本原理を理解しなければならない。』 基本原理。 観察者とは観察されるものである。 どうなんだろうな。じっさい、これが事実だと確認するには、10年はかかるんじゃないだろうか。 瞬時の理解だなんていうけれど、へたすりゃ百年、かかるんじゃなかろうか。 基本原理にかかわるうちに窒息死することもあるんじゃないか。 しようがない、そんなことはどうでもいい。 どうせ、生きてることはきわめて美しく危険なことなんだから…
2007年01月23日
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空いろの花 青いお空の色してる、 小さい花よ、よくおきき。 むかし、ここらに黒い瞳(め)の、 かわいい女の子があって、 さっきわたしのしてたよに、 いつもお空をみていたの。 一日青ぞらうつるので、 おめめはいつか、空いろの、 小さな花になっちゃって、 いまもお空をみているの。 花よ、わたしのおはなしが、 もしもちがっていないなら、 おまえはえらいはかせより、 ほんとの空を知っていよ。 いつもわたしが空をみて、 たくさん、たくさん、考えて、 ひとつもほんとは知らぬこと、 みんなみていよ、知っていよ。 えらいお花はだァまって、 じっとお空をみつめてる。 空にそまった青い瞳(め)で、 いまも、あきずにみつめてる。(明るいほうへ:金子みすゞ童謡集:p32/p34:JULA出版局)より引用
2007年01月22日
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日曜日には小説を7のつづきです。はじめから読んでみようという人は日曜日には小説を1へ。 きょうは、 2007年1 月21日、日曜日だ。 新聞には「納豆ダイエットで捏造」と書いてある。 納豆チーズサンドでもダイエットできるかな? まあ、チーズとパンも食べることになるから、だめなんだろうね。 さて、先週の「日曜日には小説を7」で、「交番」が出てきたのだが、「交番」というのがそもそも何なのか、気になって調べたところ…「警察署の下部機構である駐在所と派出所の総称。日本の警察に独特な制度」「日本の警察が設置している施設で、市街地の各所に設けられた警察官の詰め所のこと。警察署の下部機構であり、通常は警察署の地域課の警察官が勤務している」 うーん、これではよくわからないや。そうだ、こういうときはやはり、目で見るのがいいな。交番 なんだ、これは? 自宅で交番、やってるのか? 交番オタクが自宅を交番風にして遊んでいるのでは?中堂寺交番 これまた妙な作りだな。交番 (東京小屋)この交番の写真、タイトルが「Tokyo Shed(Koban)」になってるぞ。東京小屋?あれ? この写真撮ってるstbeckさんという人、「Tokyo Shed(s)」ってタイトルで、こんなのもあるぞ。東京小屋 1 東京小屋 2 ということは、stbeckさんにとっては、この交番 「Tokyo Shed(Koban)」は「東京小屋1・2」と同類ということになるのだな…うーむ。「ひろしを探せ」に出てくる交番はどんな建物なんだろうな?■日曜日には小説を9につづきます。
2007年01月21日
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花のたましい ちったお花のたましいは、 みほとけさまの花ぞのに、 ひとつのこらずうまれるの。 だって、お花はやさしくて、 おてんとさまがよぶときに、 ぱっとひらいて、ほほえんで、 ちょうちょにあまいみつをやり、 人にゃにおいをみなくれて、 風がおいでとよぶときに、 やはりすなおについてゆき、 なきがらさえも、ままごとの ごはんになってくれるから。(わたしと小鳥とすずと:金子みすゞ童謡集:p138/p139:JULA出版局)より引用
2007年01月21日
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アニハレストラン天才料理長えるみーさんによるアニハメニューがついに!10品になりましたので、アニハレストラン第1号店、開店いたします。【アニハメニュー】えるみー1 パイナップル春巻き(カレー味)えるみー2 クリシュナ春巻きえるみー3 パイナップル春巻き(おやつ味)えるみー4 ムーミン春巻きえるみー5 クリシュナラッシーえるみー6 アニハミックスジュース(関西風)えるみー7 グリルチキンのアニハエスニックソース添ええるみー8 くるみ入りアニハケーキえるみー9 豚肉のアニハ煮えるみー10 アニハカスタード春巻きアニハレストラン開店への道のりはこちら
2007年01月20日
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(生の全体性:p375:クリシュナムルティ:聖真一郎(訳):平河出版社)より引用『眼を動かさずに観察することだ。というのも、眼を動かせば、思考する頭脳が完全にはたらき出すからである。』 クリシュナムルティは「瞑想法なんてものはない。瞑想に方法はない。」というようなことを語っていますが、じつのところ、各所で瞑想の方法を教えてくれていると思います。 これもまたその代表的なもので、「眼を動かさずに何かを見つめてごらん。(p375)」と、やさしく教えてくれています。
2007年01月20日
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ちょっとだけ紹介します。アニハ設計事務所所員作品「直立したつまようじ」アニハ設計事務所所員隠持「マーリオネットの秘室」
2007年01月20日
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(生の全体性:p328:クリシュナムルティ:聖真一郎(訳):平河出版社)より引用『私の名前、私の形、私の外見、私の性質、私の反応、身につけたすべての事柄、それらはすべて思考によって組み立てられたものである。』これまた理解しにくいな。「私の名前」が思考によって組み立てられたものである、というのは、わかる。だけどほかのは、思考なしでも存在するように思えるけど…そうか、形、外見、性質、反応、身につけたすべての事柄、なんかが問題なんじゃない。「私」が思考なんだから、「私の…」はすべて思考によって組み立てられたものになる。それにしても、「私の形」「私の外見」が思考によって組み立てられたものだなんて、思いつきさえしないよ。だけど、思いつきさえすれば、まったくすごいことを言ってるな。
2007年01月20日
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こよみと時計 こよみがあるから こよみをわすれて こよみをながめちゃ、 四月だというよ。 こよみがなくても こよみを知ってて りこうな花は 四月にさくよ。 時計があるから 時間をわすれて 時計をながめちゃ、 四時だというよ。 時計はなくても 時間を知ってて りこうなとりは 四時にはなくよ。(わたしと小鳥とすずと:金子みすゞ童謡集:p118/p119:JULA出版局)より引用
2007年01月18日
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(生の全体性:p273:クリシュナムルティ:聖真一郎(訳):平河出版社)より引用 『人は、自分の得るものすべてがたえず終焉していくような生を生きている。だから、そこにはつねにとてつもない運動があり、特定のところに固定されることはないのである。』
2007年01月17日
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そんな気がしたんですよ、じつは。連続ハズレ記録を更新したい、「ハズレて欲しい!」という欲望を持って皿を入れたとき、嫌な予感がしたんですよ、まったく。ということで、連続ハズレ記録は8回でストップ。ついに、ついに、当たりました!では、ビックラポンが当たるまでの、年末からの経過を報告いたします。 ビックラポンとの衝撃的出会いはここ のコメント欄を見てくださいね。 ビックラポン、同日連続4回当選ハズレなし!!! は電車大好きっ子くんの不滅の大記録です。万が一、記録更新された方がおられれば、ご一報、よろしく。「ビックラポンが当たり、出てきた丸いケースの中に、さらに抽選券みたいなものが入っていて、くじを引いたら更に当たり、ラーメンどんぶりを 2鉢」!!! いったい何なんだこれは! なんて奥が深いんだ、ビックラポン! で、きのうの大当たり!でした。めでたし、めでたし。
2007年01月17日
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(しなやかに生きるために/若い女性への手紙「Letters to a Young Friend/Happy is the Man Who is Nothing 」:p42:クリシュナムルティ:大野純一(訳):コスモス・ライブラリー)より引用『私たちは(真の)生き方を知りません。私たちが知っているのは悲しみであり、そして死は最後の悲しみなのです。 私たちは「生」を死と生に分けます。すると、分離と孤独と孤立とともに、いやおうなしに死の苦悶が起こるのです。 生と死は一つの運動であって、孤立した状態ではありません。生きることは死ぬことであり、あらゆるものに対して死に、毎日生まれ変わることなのです。 これは理論的な陳述ではなく、実際に生きられ、経験されるべきことです。』
2007年01月16日
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日曜日には小説を6のつづきです。はじめから読んでみようという人は日曜日には小説を1へ。 きょうは、 2007年1 月14日、日曜日だ。 新聞には「中小企業M&Aで存続を」と書いてある。 M&A?「日曜日には小説を」に関わってくれてる「アニハぶろぐ小説編集室」にせよ、「ひろしを探せ」でひろしを探している探偵もどきが所属する「アニハ探偵社」にせよ、中小企業というか、まあ弱小企業なんだから、存続するにはM&Aとやらが必要なのかも知れんな。 さて、「ひろしを探せ」のつづき、やっと書けるな。 2006年12月31日、日曜日、なんと大晦日に「日曜日には小説を5」にて、『さて、「B」に入れる「何か」を募集します。先着1名様の「何か」を使って「日曜日には小説を」のつづきを書いていこうと思います。 お待ちしております。』 と募集したところ、gaMeさんからさっそく(大晦日だというのに、よほど暇なんでしょうね)応募していただいた「交番」を使わせてもらって、書いていくことにします。 gaMeさん、応募していただき、ありがとうございました。 去年の12月31日に書きかけてたところも引用し、引きつづき、「交番」を使って話をつづけます。■ひろしを探せ レストラン「wind」で朝食を食べてたら、青いノートを持った女の子がやってきて、ノートをめくってみせるんだ。1ページ目は青いりんご、2ページ目は青い風船、そして3ページ目は全面青で、青のきらめきに見入っているうちめまいがしてきて、テーブルにうつぶせになってしばらく目を閉じてたんだ。 で、目をあけたら窓から夕日がさしこんでて、うっとりしたままレストラン出て海岸通りを引きかえすんだけど、家の近所なのに知らない人ばかりとすれちがう。あげくのはて、たどりついたところに家はなく、そこは交番だった。「いつ交番、できたんですか?」「わかりません。私もつい最近、ここの配属になったばかりなんです」「最近、何か事件、ありましたか?」「私がここに派遣されましてからは…そうですね、犬が一匹、いなくなったくらいかな」 「犬? 犬の失踪ですか?」 犬の家出の捜索をする犬っての、いるのだろうか? 「だけど、犬が一匹いなくなったからって…」 「いや、じつは警察犬だったんです。しかも驚くべきことに、いくつもの言語を理解できたらしいのですよ」 「言葉をしゃべる犬?」 この警官、だいじょうぶだろうか? 「そんなばかな。ちがいますよ、何語で話しかけても人間の気持ちを汲んでくれるというか…」 それならたいしたことなさそうだけど…「その犬としゃべったんですか?」 「いや、私は失踪届けを受け取っただけです」 「誰から?」 「この交番の前任者からです」 「前任者の犬だったんですか、その警察犬?」「うーん…たしか届け出たのは前任者だったと記憶しているのですが…だけど警官が飼っている犬のことを警察犬って呼ぶんじゃなかったですよね…」 だめだ、この人では話にならない。 そこで交番はあきらめ、家に電話することを思いついて、電話ボックスにもどってきたというわけなんだけど…■日曜日には小説を8につづきます。
2007年01月14日
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ビックラポン挑戦、2日目、ダメでした。2日とも開店直後に入ったのですが、どちらも3つのゲームのうち、もっとも当たりにくいような気のする、時計の12時のところに止まったら当たりというゲームが2回つづき、それからスロットルになりました。これで6回連続ハズレ、です。次は夜に、店を変えて挑戦することにします。ところで、電車大好きっ子くんには、「同日連続4回当選ハズレなし!!!」という不滅の大記録があります。
2007年01月13日
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和。。さんの記事のコメント欄 にて、「自己変革の方法」の押し売り(?)にみごと成功(一歩手前)いたしました。 この本には、たとえばこんな文章があります。(自己変革の方法:クリシュナムーティ:十菱珠樹(訳):霞ケ関書房)p32/p33より引用『このへんでいよいよわれわれ自身についてあなたと一緒に調べてみることにしよう。あなたの読書中に説明をしたり、あなたが書物に書かれた言葉を追ってゆくときに著者の意見に賛成または反対を示すといったやり方ではなく、われわれの心の最も秘密の世界にあなたをともなって発見の旅に出発しようと思う。そこでまず、旅立ちの用意として軽装を整えねばなるまい。過去二千年以上もの間収集したさまざまの見解、偏見、結論というような古くさい家具は全部おいてゆかなければならない。そして、あなたが自分自身について知っていること、これまで考えてきたことをすべて念頭から捨てさって、まったく何も知らない状態になって旅立とう。 昨夜はものすごい大雨が降ったが、いまはすっかり晴れ上がっている。今日は新しいさわやかな日である。この清々しい一日をわれわれに与えられた唯一の日として迎えることにしよう。昨日の記憶はすべてあとに残して、はじめて自分自身を理解するために、私といっしょに旅立とう。』 どうですか? 読みたくなりませんか? 僕はこんなにも魅惑的な、読書への誘いを、ほかに知りません。
2007年01月12日
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はだし 土がくろくて、ぬれていて、 はだしの足がきれいだな。 名まえも知らぬねえさんが、 はなおはすげてくれたけど。
2007年01月11日
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足ぶみ わらびみたよな雲が出て、 空には春がきましたよ。 ひとりで青空みていたら、 ひとりで足ぶみしましたよ。 ひとりで足ぶみしていたら、 ひとりでわらえてきましたよ。 ひとりでわらってしていたら、 だれかがわらってきましたよ。 からたちかきねが芽をふいて、 小みちにも春がきましたよ。(わたしと小鳥とすずと:金子みすゞ童謡集:p36/p37:JULA出版局)より引用
2007年01月10日
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(自己の変容:p185:クリシュナムルティ:松本恵一(訳):めるくまーる)より引用『「私」は象徴であり、実在するものではありません。思考は、「私」という象徴をつくり出し、結論や方式と自らを同一化させ、それからそれを保護しようとするのです。すべての苦しみや悲しみはここからやってきます。』
2007年01月10日
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(自己の変容:p186/p187:クリシュナムルティ:松本恵一(訳):めるくまーる)より引用『目覚めているあいだはつねに、観察の対象とは異なった観察者、行為とは別の行為者がいます。同じように、夢とは別の「夢を見る者」がいるのです。彼は、夢は自分とは別のものだと考えるために、解釈の必要に迫られます。 しかし、夢は「夢を見る者」とは別のものでしょうか。また、夢を解釈する必要があるでしょうか。観察者が観察されるものであるとき、解釈、判断、評価の必要がどこにあるでしょう。これらが必要なのは、観察者が観察の対象と異なっている場合だけです。 これを理解することはきわめて重要です。私たちは、観察の対象を観察者から切り離してしまうため、ここから解釈の問題だけでなく、葛藤などのそれに関連した多くの問題が起こってくるのです。この分離は幻想です。 集団、人種、国家間の分離は虚構です。私たちは名前やラベルによって分けることのできない存在なのです。ラベルが何よりも重要になるとき、分離が起こり、そこから戦争やそのほかの闘争が生じるのです。』
2007年01月09日
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今朝は見あげると、月と北斗七星が、同じ視野に入りました。
2007年01月09日
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物語 15 のつづきです。はじめから読んでみようという人は 物語 1 へ。 ひろみはぼんやりしてしまい、なかなか返事してくれない。 僕の作戦はこうだ。 焚き火のところでおじいさんに好きな食べ物を尋ねられたとき、僕はぼんやりしててつい「夢」だなんて返事してしまって、そしたらこんなところに来てしまった。あのときちゃんと食べ物、たとえば「納豆チーズサンド」とでも言っておけば、今ごろは焚き火を囲んで楽しく食事してたんだろう。 あそこで納豆チーズサンドが出てきたとは思えないけど、まあ、「残念じゃが納豆チーズサンドはないな。ところでおぬし、カレーはどうじゃ?」「いいですね、じつはカレーも好物なんです」「うっほっほ! おぬしはしあわせ者じゃ。カレー、用意しとるんじゃよ。うまいぞ!」という感じで、焚き火の近くに置かれた椅子の後ろあたりからカレーが出てきて…ということになってたんだろう…たぶん。 ということはだ、あの焚き火のところへ戻るには、ひろみに「あなた、何が食べたいの?」と尋ねてもらって、「カレーが食べたいですね」と僕が返事して……え? だめだ! 返事するのは僕だ、ひろみじゃない、あ、あ、あ、ちょっと待って……「だめだよ!」 ひろみは夜空を見あげている。「わたしが好きなのは、そうね…夢…かしら」 ひろみの視線を追う…満月…のはずが、中が黒い…満月のまん中に鳥の影…キビタキ? 車のドアがしまる音。満月から鳥の影が消え去る。視線をもどすと、車はすでに遠い。 あ、あ、あ、ちょっと………わっ!(森の中から「A」が出てくる)■ さて、今回も、これまで同様、「A」に入れる「何か」を募集します。コメント欄に書きこんでくださいね。先着 1名様の「何か」を採用し、それにある程度合わせて、物語のつづきを書いていこうと思います。 なお、同じ人が何回応募されてもかまいません。 もちろん、初めての人(見知らぬあなた)からの応募も、お待ちしております。 ちなみに「物語 16」のはじまりは、前田さんに応募していただいた「夢」を、「わたしが好きなのは、そうね…夢…かしら」として採用させていただきました。 前田さん、ありがとうございました。■物語 17 につづきます。
2007年01月08日
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アニハレストラン天才料理長、えるみーさんによる「パイナップル入りアニハ春巻き4種」のレシピを今回に限り、極秘で紹介いたします。【その1、パイナップル春巻き(カレー味)】豚もも肉かたまりを1~1・5センチ角に切る。玉ねぎ、パイナップル(缶詰)も同様に切る。にんにくはみじん切り。それらをいためて塩、胡椒、カレー粉、かくし味にお醤油ちらり、パイン缶のお汁少々で適当に味付け。以上を春巻きの皮で包んで油で揚げる。豚肉、カレー風味、パイナップルの甘酸っぱさは意外なほど合います。【その2、クリシュナ春巻き 】クリシュナムルティさん(=よう知らんけど)にちなんで、インド風。。。って、ただ「カレー粉を入れた」というだけのことなんですけど。『サモサ』を意識して作りました。ひき肉、玉ねぎ&にんじん&ピーマンのみじん切りをいためて、塩、胡椒、カレー粉、ウスターソースなどで適当に味付け。じゃがいもをサイコロに切り、ゆでて、塩胡椒。以上を合わせて、春巻きの皮で包んで油で揚げる。あっ、パイナップルが入ってない!インドにカゴメウスターソースはあるのか?など、諸問題は尽きない。食べるときにケチャップをつけると合います。お子様味に仕上がりましたが、インドっぽいスパイスを入れると大人っぽくなると思います。【その3、パイナップル春巻き(おやつ味)】(これは、甘いお菓子風です)サツマイモは皮をむいて適当に切り、しばらく水にさらしてから、電子レンジでチン。フォークなどでつぶして砂糖、牛乳、バターを入れてぽってりさせる。パイナップル(缶詰)の角切りとレーズン少々を混ぜる。以上を春巻きの皮で包んで油で揚げる。パイナップル入りスィートポテトを春巻きの皮で包んで揚げたという感じです。マクドナルドなんかで出てきそうなジャンクな味わい。【その4、ムーミン春巻き】これは、ムーミンの肌の質感は、ハムに似てるなと思ったので。薄切りハム&スライスチーズを重ね、適当に切ったパイナップルをくるりと巻く。巻いたものを春巻きの皮で包んで油で揚げる。どこがムーミンやねんっ?!とつっこまれても何も言えません。昔から、ハム&パイナップルのピザとかあったので、新味もないけど不安のない組み合わせです。とにかく、どれもこれも、揚げたてのアツアツをいただくのが最大のコツで、冷めるとショボンという感じです。お弁当のオカズには向きませんね。ということで、以上、アニハレストラン天才料理長、えるみーさんによる「パイナップル入りアニハ春巻き4種」のレシピ、極秘紹介でした。どうですか、食べてみたいでしょう、今これ読んでるあなた?
2007年01月08日
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我がAIGグループの最新情報をお知らせします。アニハ空中探偵事務所「写真」アニハ空中探偵事務所 (コメント欄参照)アニハ3級建築士事務所 (本文ならびにコメント欄参照)アニハ村内「自己の変容の森」(本文ならびにコメント欄参照)アニハウイルス研究所 (コメント欄参照)なお、アニハ餃子春巻き専門店開店準備室アニハ春巻き係りさんアニハ餃子パイナップル入りアニハ春巻き4種アニハ食品被害者の会アニハレストラン料理長につきましては、アニハ料理店 (コメント欄参照)となっております。なお、新規のアニハ数社、抜け落ちておるかもしれませんが、あしからず。
2007年01月07日
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日曜日には小説を5のつづきです。はじめから読んでみようという人は日曜日には小説を1へ。 きょうは、 2007年1 月7日、日曜日だ。 新聞には「食で育む 心と体」と書いてある。 朝食はやきそばにしよう。 どれどれ、先週「日曜日には小説を5」で募集した「B」に誰か応募してくれてるかな? ………ん? 「交番」だって? 応募者は誰かな? なんだ、gaMeさんか。知らない人からの応募、期待してたんだけどな。まあ、しかたがない、gaMeさんに応募してくれたお礼、書かなくちゃな。 それにしても「交番」ねぇ………「ひろしを探せ」のつづきは、来週の日曜までに考えるとしよう。 あれ?「B」の応募、和。。さんからもあるぞ? え? しかも「交番」だって? gaMeさんと同じじゃないか。 なんだかgaMeさんと和。。さんがつるんでイタズラしてるみたいだじゃないか。 イタズラ防止対策、考えないとな。 まあ、それはそれとして、探偵の登場する話を書いてるんだから、今日はひとつ、探偵にまつわる写真を拾ってみるとしよう。探偵犬「クロ」調査地図 ホームズとワトソン 殺人現場1 殺人現場2殺人現場3事件解決 解決後の一服 探偵の部屋 アニハ探偵事務所 ■日曜日には小説を7につづきます。
2007年01月07日
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最近、子は自炊しだしたのですが、残念ながら、子が晩ごはんを食べるころには眠ってしまっている僕は、今までどおり買ってきた出来合いのものを食べていますが、今朝起きてみると、子の書き置きがありました。「やきそば 食べといて」 というわけで、朝食はやきそばでした。 おいしかったです。
2007年01月07日
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てんしあらわれ ハルカたちをすくう 和。。(作) 何も見ぬ 夜更け頃 やせ細いお前 眠りひとつ 夢の先へ 天使現れ ハルカたちを救う なにもみぬ よふけころ やせほそいおまえ ねむりひとつ ゆめのさきへ てんしあらわれ ハルカたちをすくう
2007年01月06日
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この森は、じつは迷うのを楽しむための森ではありません。 ただ森がひろがっているばかりなのです。 もしあなたが「楽しむ」という言葉を使いたいのなら、迷いようがないのを発見するのを楽しむ森です。 何かを求めたり探したりすると迷いますが、求めるものも探すものもないと気づけば迷いません。 探しものは、たった今ここにまるごと、あからさまにひろがっています。 求めたり探したりしたら、見失います。 ある意味では、とても危険な森です。 ただ、危険であろうがなかろうが、ある種の人たちは、どうしようもなくこの森に魅入られてしまいます。 もちろん私もそうです。 そして、森に迷っているうち、ふいに、迷っている「私」なんてどこにもいない、「私」というのは作り話であった、と発見する森です。
2007年01月06日
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アニハ心理研究所副所長の和。。さんから、『ナカタの父さんに「日曜日」だけでなく、せめて「祝日」にもパソコンを使わせてあげたらどうか』というような内容の投稿が、アニハぶろぐ小説編集部に届きました。 まず確認させていただきたいことは、gaMeさんやナカタの父さんは、自分で小説を書いているわけではない、という事実です。 彼らは気まぐれに我が「アニハぶろぐ小説編集部」娯楽室にひょっこり立ち寄って、なにやら空想めいたことをしゃべりちらしているばかりです。 それを録音しておりまして、あとから我が有能なる編集部員が、小説の体をなすよう編集しておる次第です。 アニハ心理研究所副所長の和。。さんの提案に基づき、「日曜日には小説を」を「日祝日には小説を」に変更するかどうかにつきまして検討いたしておりました矢先、二晩にわたり、夜中に娯楽室に侵入者があったもようで、娯楽室の録音機に「夜から夜へ」と称する小説めいた文章が吹きこまれておりました。 つまらぬいたずらと、録音内容を消去しようとしましたところ、編集部員約1名が、「夜から夜へ」をいたく気に入ってしまい、「夜から夜へ」の編集およびブログ掲載を強く希望したもので、その結果、編集部員の手が足らなくなっておるのです。 それだけではありません。 彼とは別に、編集部員約1名が変調をきたしており、最近、編集活動はどこへやら、出勤中、我が「アニハぶろぐ小説編集部」仮設炊事場にて、新餃子開発とやら称して、ニヤニヤしながらパイナップルを細かく刻んで餃子の皮に包んでおる次第です。 しかもそのアホ編集部員は、わたくしに、自慢するほどのものではありませんが、わたくし、副編集長をやらせてもらっております。そのわたくし、副編集長にですよ、パイナップル餃子の試食をさせようともくろんでおるのです。 こんなやつ、とうぜんクビだと思い、AIG本社に内部告発しましたところ、「それはおもしろい、こんどアニハ出版社が餃子専門誌を発行するから、その編集部員を餃子専門誌の編集長に抜擢しよう」との返事、びっくりぎょうざ、いや失礼、びっくりぎょうてんです。 私を差し置き、あんなやつを編集長にするだなんて! というありさまでして、とても我が有能ならびに無能なる編集部員の現状では、日曜だけでなく祝日にもナカタの父さんの空想に付き合うのは困難な次第です。 あしからず。
2007年01月06日
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物語 14 のつづきです。はじめから読んでみようという人は 物語 1 へ。 僕は焚き火に照らされた犬に見入りつつ、何を尋ねられたのかぼんやりしたまま呟く。「夢…」「おぬし、何てことを!」 ………… 闇を走る。見えないのにどうしてぶつかったりつまずいたりしないんだ? しかも僕の足が走ってるわけじゃない。僕はこんなに速く見事に走れはしない。僕は何をしてる? 僕は闇の中、うずくまってじっとしている。膝の間からなんとか頭を起こし、かすかな光を求めて目を見ひらくが何も見えはしない。耳を澄ませても何も聞こえやしない。いや、聞こえている…身を通過してゆく音…風の音… 闇を駆ける。速すぎる…このスピードはほとんど限界…足がバラバラになって空中に飛び散ってしまいそう…鼓動のスピードも極限だ。僕はどこにいる? 僕は気持ちよさそうにしている…ゆっくりと落ちついた鼓動…うずくまったまま、いつのまにやらまぶたも落ちて…もはや身動きひとつできず、うっとり眠ってしまいそう…… ………… 気がつくと、森を抜け出ている。道に黒い車が停まっている。森と道の境に犬。見あげると満月。車のドアがひらく音。それが合図であるかのように、犬は森の中へと走り去る。運転席からひろみが降りてくる。見まわすが、地下食堂への入口を示す「駅」のネオンは見つからない。ここは、車の中に眠るひろみを残したまま、ひろしに連れられ地下へと立ち去った場所ではない。長い眠りから目覚めたひろみがあそこから、ここまで運転してきたのだろう。「どうしてここへ?」「ひろみさんこそ、どうしてここに? それに、眠ってたのにどうして僕を知ってるんですか…それとも知らない?」「あなた、ひとりなのね」「三人だったんですけど、ひょんなことからひとりでここに…たぶん犬に導かれたのかと…」「犬?」「ついさっきまでそこにいたんだけど、森の中へ戻って行きました」「そうなの?…困ったわね。このままだとかれらは森に迷ったままになってしまう…」「だいじょうぶですよ、場所はわかってます。地下洞窟を出たところの焚き火の近くにいます」「でもあなた、わたしをそこに連れていけるの?」 もちろんです、この車で地下食堂まで戻ってくれれば案内できますよ、と言いかけて、4つの扉に囲まれた部屋から地下の森までの地下迷路を自力で抜け切れるはずがないと気づく。「あ、いや、それは…」「困ったわね、どうすればいいのかしら」「おかしいな、ひろみさんなら何もかも知ってるのかと」「どうして?」「ひろしさんがそう言ってました」「そうなの?…あの人は思いこみが強いから…」「そうだ、もしかしたら」「何かわかったの?」「ひろみさん、何が食べたいですか?」「何のことなの?」「ひろみさんの好きな食べ物ですよ」「A」(ひろみの言葉)■ さて、今回も、これまで同様、「A」に入れる「ひろみの言葉」を募集します。コメント欄に書きこんでくださいね。先着 1名様の「ひろみの言葉」を採用し、それにある程度合わせて、物語のつづきを書いていこうと思います。 なお、同じ人が何回応募されてもかまいません。 もちろん、初めての人(見知らぬあなた)からの応募も、お待ちしております。 ちなみに「物語 15」のはじまりは、天使さんに応募していただいた「夢」を、「夢…」として採用させていただきました。 天使さん、ありがとうございました。■物語 16 につづきます。
2007年01月05日
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ふうせん ふうせん持った子が そばにいて、 わたしが持ってるようでした。 ぴい、とどこぞで ふえがなる、 まつりのあとのうらどおり、 あかいふうせん、 昼の月、 春のお空にありました。 ふうせん持った子が 行っちゃって、 すこしさみしくなりました。(わたしと小鳥とすずと:金子みすゞ童謡集:p40/p41:JULA出版局)より引用
2007年01月04日
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現況報告(2006年1月3日現在)AIG(Aniha Integral Group)の進展状況は、下記のコメント欄を参照してください。アニハ餃子専門店開店準備室 アニハ村 なお、2006年12月30日の時点でのAIG(Aniha Integral Group)の概要は、こちら です。
2007年01月03日
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(自己の変容:p181:クリシュナムルティ:松本恵一(訳):めるくまーる)より引用『生きているものを知ることはできません。知ることができるのは死んだものだけです。 このことがわかれば、あなたはもう、「知る」という観点から関係を考えなくなります。』
2007年01月03日
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