2017.03.05
カテゴリ： 宝塚
今週は何だかずっと仕事が忙しくて、ゆっくり感想を纏める時間が無かった。
そうこうしている間に、月組の次回公演【ALL FOR ONE】の主な配役も発表されて、宝塚は全然待ってくれない(笑)。
(いや、まあ、ブログを止めておいて「待ってくれない」と言うのも無茶苦茶な話だが…笑)
とりあえず、愛希れいかのルイ14世と、ARIのポルトスは的中した。
(三銃士に選ばれるなら、ポルトスしかないだろうと思っていた)
意外だったのは、宇月颯のアトスか。
ベルナルドって、誰…?
と、まあ、それはさておき、宙組公演【王妃の館 -Château de la Reine-】の感想だ。
今回はコメディという事もあって、どの役柄もデフォルメしやすく、ジェンヌ達は思い思いに楽しんで演じているように感じられた。
アドリブも結構あるので、2回目でもしっかり笑える。
桜木みなとが演じたのは、弱小旅行代理店のどこか頼りない添乗員・戸川光男。
周囲に振り回されるばかりで、特にこれと言った見せ場も無い脇役ながら、彼女は自身の魅力を最大限に活かして、しっかりと存在感のある「愛されキャラ」に作り上げていた。
漫画みたいにピョンと跳ねた髪の毛や、場面ごとに泣いたり笑ったり慌てたりする表情もチャーミングで可愛かった。
戸川が“影”ツアーの客達に慰められる「S9 パリの街」(銀橋)は、ちょっと心温まる、個人的にお気に入りの場面だ。
予想以上に出番も多く、僕としては大満足の役柄だったと言える。
【カフェブレイク】では、どんな話を聞かせてくれるのか楽しみだ。
そんな愛嬌溢れる役柄から一転、レビュー【VIVA! FESTA!】では、爽やかで頼もしい男役の魅力を存分に振り撒いていた。
第3場と第15場では、銀橋でソロまで披露してくれている。
今回、初めて生で彼女の歌声を聴いたが、特に第3場の「恋の季節」はかなり意識して歌っているな、という感じがあった。
そのせいか、歌唱力そのものよりも、「声に表情がある」という印象を強く受けた。
(所々、まだ自信なさ気に聴こえる箇所もあったが…)
そして、それは(まだ拙いながらも…)僕に北翔海莉を思い出させた。
北翔海莉は地声だけでなく、複数の発声法(=腹式呼吸と喉の使い方)を巧みに操る事で、表情豊かな歌声を響かせる男役だった。
彼女の歌唱力の高さは、決して「天性」のものではない。
間違いなく「努力」と「創意工夫」の成果だ。
(彼女自身も「好きなアーティストの歌い方を物真似して、声のバリエーションを増やした」と語っている)
もし、その片鱗が桜木みなとにも見えたのだとしたら、ファンとしてこれほど嬉しい事はない。
もっと練習して自由に発声をコントロールできるようになれば、歌唱力が増すばかりでなく音域も確実に広がるし、歌の世界観をより豊かな音色で表現できるようになるだろう。
今後の成長が楽しみだ。
頑張れ、ずん!! o(^▽^)o
それ以外で印象に残ったのは、不動産王・金沢貫一を演じた愛月ひかる。
いや、まさか彼女がこんなに思い切りの良い芝居ができる人だとは知らず驚いた。
今回もまた、普段のおっとりしたイメージとは全く違うキャラクターで、何度も観客の笑いを誘っていた。
(アドリブにも気を配っているように見えた)
歌唱力に多少の物足りなさを感じたものの、今後も色々な役柄を観てみたい。
オカマ役の蒼羽りくや酔っ払いのアラフォー女性(失礼…笑)を演じた純矢ちとせも良かった。
彼ら「お笑い担当」の好演があるからこそ、しんみりとした岩波と下田夫婦の人情話も活きて来るのだと、2回目に観劇して気付いた。
朝夏まなとと真風涼帆の存在感は別格なので、今さら僕が書く必要も無いだろう。
(観れば分かるさ!!)
ただ、恋愛要素がほとんど無いので、実咲凜音のサヨナラ公演としてはどうなのか、ファンではない僕にはよく分からない。
何も考えずに観れば、良い舞台だと思うが…。
(観れば分かるさ!!)
次回公演【神々の土地】は脚本があの上田久美子ということで、花組公演【金色の砂漠】の轍を踏まないように、既に2回観る気でいる。
「言葉は全てを物語る」と考える僕にとって、彼女の紡ぐ台詞は緻密かつ情報量が多過ぎて、1度の観劇では処理し切れないのだ。
(花組の時は芝居がショーの後だったため、僕の体力と集中力が最後まで続かなかったという不運も重なった)
今度は、もっとじっくりと彼女が描き出す世界観を堪能したいと思う。
そして、昨年の2月に観た花組の【Ernest in Love】からちょうど1年で、花・雪・月・星・宙の5組全てを制覇。
これで、僕も少しは宝塚ファンらしくなって来ただろうか…(笑)。
なんて言いながら、3月は観劇の予定も無いし、ARIが出演する【カフェブレイク】の放送も関西では4月になりそうなので、また暫くブログの更新も滞るだろう。
雪組公演【幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)】のチケット(先行販売)も逃したし…。
暇潰しになるかと思い、「小倉百人一首」の解説書(初心者向け)を古本で買ったので、気に入った歌があれば、紹介するかも知れない。
(しないかも知れない…笑)
といった感じで、今回はここまでに。
では、また… (^-^)/
そうこうしている間に、月組の次回公演【ALL FOR ONE】の主な配役も発表されて、宝塚は全然待ってくれない(笑)。
(いや、まあ、ブログを止めておいて「待ってくれない」と言うのも無茶苦茶な話だが…笑)
とりあえず、愛希れいかのルイ14世と、ARIのポルトスは的中した。
(三銃士に選ばれるなら、ポルトスしかないだろうと思っていた)
意外だったのは、宇月颯のアトスか。
ベルナルドって、誰…?
と、まあ、それはさておき、宙組公演【王妃の館 -Château de la Reine-】の感想だ。
今回はコメディという事もあって、どの役柄もデフォルメしやすく、ジェンヌ達は思い思いに楽しんで演じているように感じられた。
アドリブも結構あるので、2回目でもしっかり笑える。
桜木みなとが演じたのは、弱小旅行代理店のどこか頼りない添乗員・戸川光男。
周囲に振り回されるばかりで、特にこれと言った見せ場も無い脇役ながら、彼女は自身の魅力を最大限に活かして、しっかりと存在感のある「愛されキャラ」に作り上げていた。
漫画みたいにピョンと跳ねた髪の毛や、場面ごとに泣いたり笑ったり慌てたりする表情もチャーミングで可愛かった。
戸川が“影”ツアーの客達に慰められる「S9 パリの街」(銀橋)は、ちょっと心温まる、個人的にお気に入りの場面だ。
予想以上に出番も多く、僕としては大満足の役柄だったと言える。
【カフェブレイク】では、どんな話を聞かせてくれるのか楽しみだ。
そんな愛嬌溢れる役柄から一転、レビュー【VIVA! FESTA!】では、爽やかで頼もしい男役の魅力を存分に振り撒いていた。
第3場と第15場では、銀橋でソロまで披露してくれている。
今回、初めて生で彼女の歌声を聴いたが、特に第3場の「恋の季節」はかなり意識して歌っているな、という感じがあった。
そのせいか、歌唱力そのものよりも、「声に表情がある」という印象を強く受けた。
(所々、まだ自信なさ気に聴こえる箇所もあったが…)
そして、それは(まだ拙いながらも…)僕に北翔海莉を思い出させた。
北翔海莉は地声だけでなく、複数の発声法(=腹式呼吸と喉の使い方)を巧みに操る事で、表情豊かな歌声を響かせる男役だった。
彼女の歌唱力の高さは、決して「天性」のものではない。
間違いなく「努力」と「創意工夫」の成果だ。
(彼女自身も「好きなアーティストの歌い方を物真似して、声のバリエーションを増やした」と語っている)
もし、その片鱗が桜木みなとにも見えたのだとしたら、ファンとしてこれほど嬉しい事はない。
もっと練習して自由に発声をコントロールできるようになれば、歌唱力が増すばかりでなく音域も確実に広がるし、歌の世界観をより豊かな音色で表現できるようになるだろう。
今後の成長が楽しみだ。
頑張れ、ずん!! o(^▽^)o
それ以外で印象に残ったのは、不動産王・金沢貫一を演じた愛月ひかる。
いや、まさか彼女がこんなに思い切りの良い芝居ができる人だとは知らず驚いた。
今回もまた、普段のおっとりしたイメージとは全く違うキャラクターで、何度も観客の笑いを誘っていた。
(アドリブにも気を配っているように見えた)
歌唱力に多少の物足りなさを感じたものの、今後も色々な役柄を観てみたい。
オカマ役の蒼羽りくや酔っ払いのアラフォー女性(失礼…笑)を演じた純矢ちとせも良かった。
彼ら「お笑い担当」の好演があるからこそ、しんみりとした岩波と下田夫婦の人情話も活きて来るのだと、2回目に観劇して気付いた。
朝夏まなとと真風涼帆の存在感は別格なので、今さら僕が書く必要も無いだろう。
(観れば分かるさ!!)
ただ、恋愛要素がほとんど無いので、実咲凜音のサヨナラ公演としてはどうなのか、ファンではない僕にはよく分からない。
何も考えずに観れば、良い舞台だと思うが…。
(観れば分かるさ!!)
次回公演【神々の土地】は脚本があの上田久美子ということで、花組公演【金色の砂漠】の轍を踏まないように、既に2回観る気でいる。
「言葉は全てを物語る」と考える僕にとって、彼女の紡ぐ台詞は緻密かつ情報量が多過ぎて、1度の観劇では処理し切れないのだ。
(花組の時は芝居がショーの後だったため、僕の体力と集中力が最後まで続かなかったという不運も重なった)
今度は、もっとじっくりと彼女が描き出す世界観を堪能したいと思う。
そして、昨年の2月に観た花組の【Ernest in Love】からちょうど1年で、花・雪・月・星・宙の5組全てを制覇。
これで、僕も少しは宝塚ファンらしくなって来ただろうか…(笑)。
なんて言いながら、3月は観劇の予定も無いし、ARIが出演する【カフェブレイク】の放送も関西では4月になりそうなので、また暫くブログの更新も滞るだろう。
雪組公演【幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)】のチケット(先行販売)も逃したし…。
暇潰しになるかと思い、「小倉百人一首」の解説書(初心者向け)を古本で買ったので、気に入った歌があれば、紹介するかも知れない。
(しないかも知れない…笑)
といった感じで、今回はここまでに。
では、また… (^-^)/
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Last updated
2017.03.05 21:45:42
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