[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2017.12.26
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カテゴリ: 宝塚
宝塚が華やかで甘美な「夢」の世界だからこそ尚更、そこから突き付けられる「現実」は時としてやけに素っ気無く、そして無慈悲にすら映る。
表情も見えず、ただ退団者の名前だけが並べられた事務的な公式HPの画面は、まるでファンとジェンヌ達との間を決定的に隔てる冷たい壁のようだ。
中に踏み入る事を許されない僕達はその前に立ち尽くし、どうにもならない現実をただただ受け入れるしかない…。

というのは、ちょっと感傷的になり過ぎか…。


宇月颯の退団が発表された。

僕のように宝塚ファン歴の浅い者からすると、ここ最近の彼女の活躍を見るにつけ、寧ろここから宇月颯の爆進が始まるような気になっていたが、そうではなかったようだ。
宝塚は、僕達ファンにとっては「夢」の世界でも、ジェンヌ本人達にとっては常に「現実」であり、退団もいつかは向き合わなければならない問題なのだろう。

それでも、ある日突然、別れを告げられるのはやはり辛いな…。
舞台上での渋さとは打って変わり、普段のあっけらかんとした明るさも魅力だった彼女の笑顔を、【カフェブレイク】で見られなくなるのも寂しい。

宇月以外の退団者に対しても、大好きな月組から一度に7人も去ってしまうというだけで、悲しい気持ちになる。
早乙女わかばも、まだまだこれからだと思っていただけに残念だ。
彼らの心中を計り知る事はできないが、その決断は前向きに受け止めたい。

彼女達のこれからの人生に、幸多からん事を願う。



「ありがとう」は、まだ言わないぞ…。





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Last updated  2017.12.27 21:42:00


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