みきまるの優待バリュー株日誌

みきまるの優待バリュー株日誌

PR

Profile

みきまるファンド

みきまるファンド

Free Space

免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

Calendar

Favorite Blog

運用成績・ポートフ… New! lodestar2006さん

征野ファンドの運用… New! 征野三朗さん

メモ New! 4畳半2間さん

レバノンでの停戦に… New! Condor3333さん

2024年11月の運用結果 New! snoozer8888さん

【下落】大荒れでも… New! わくわく303さん

アル中じゃないけど New! slowlysheepさん

週間パフォーマンス… らすかる0555さん

ジェイコムだって fuzzo728さん

2年で2倍 MEANINGさん

Keyword Search

▼キーワード検索

Aug 20, 2022
XML
カテゴリ: 投資本書評

 さて今日は、「株式投資本オールタイムベスト」シリーズ24位

 テンプルトン卿の流儀(ローレン・C・テンプルトン&スコット・フィリップス著、パンローリング社、2010年)

 の第6弾です。










 今日は、テンプルトンの「切れ味鋭い逆張り」が見事に決まったのが印象的な、第7章 危機はチャンス から。






「ウォール街に血が流れているときが最高の買い時」というのが、ジョン叔父さんが生涯繰り返し口にしていた金融市場の格言だった。


 二〇〇一年九月一一日の同時多発テロも、株式市場に関して言えば、何世紀もの間金融市場で発生したほかの危機的事件と何ら変わらなかった。パニック的な売りという同じ結果が生じたのだ。二〇〇一年九月一七日に市場が再開されたとき、耳慣れたバーゲンハンターは待ち望んでいたおなじみの曲をまた耳にした。


 経験を積んだジョン叔父さんはこのとき、市場のパニックを将来のリターンに変える方法を十分に心得ていた。












 ​

 テロ攻撃の後にー経済的苦境


 航空会社が救済を求めるなかで破産の可能性を示唆


 航空会社は事業条件が比較的良好なときでさえ困難にぶつかることで悪名が高い。また多くのバーゲンハンターが航空会社に手出ししてはあとで後悔するという目に遭ってきた。


 ジョン叔父さんはテロ攻撃後に政府が航空会社の破綻を放置するとは考えなかった。この見方に立って、市場が再開したら早々に航空株を手放そうと身構えている売り手の波に正面から立ち向かうつもりでいた。



 ジョン叔父さんは航空会社の株を買う計画を実行するためにPERが最低水準の銘柄に着目した。低水準のPERという基準に合う航空株は八銘柄見つかった。叔父さんは、九月一七日に市場が再開されたとき、日中に株価が五〇%下落したらその八銘柄のどれでもいいから買うようにとの注文を証券会社に出した。











 二〇〇一年当時のテンプルトンは既に九〇歳近い超高齢だったわけですが、仕掛ける逆張りの大胆さとそのスピードは全く年齢を感じさせません。私が彼を深く尊敬している理由の一つが「年老いてもその力量が衰えなかった」からなのですが、本当に凄い投資家だったと思います。





 さてこのテンプルトンの「世紀の逆張り」はどのような帰結を迎えたのでしょうか?





 次回はその詳細を見ていきましょう。(続く)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 20, 2022 03:51:34 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: