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冬はどうしてもメイクもダークになりがちなんだけど。今回購入したリンメルのアイシャドウは、ダークカラーなのに、華やかな目元になれるので良いっ!私が購入したのは、リンメル ショコラスウィートアイズ 009 ウォームブラウン系ふんわり柔らかな目元になるし、適度にラメが入っているのでブラウン系ながら、華やかなイメージです。そして、このアイシャドウ……チョコレートの香りがするんです(* ̄∇ ̄*)ついクンクンしちゃう(笑)それと2度目のリピートのアイライナー。msh ラブ・ライナー リキッド ノーブルブラウンRこれ、すごくイイ。一日中綺麗に発色していて、崩れる事がないんですヨー!速乾性があるから、すぐ重ね塗りもOK。ぬるま湯で簡単に落ちるし。こちらはキットソンのフレグランスミスト。アクアコットンとフローラルポッピングの2種類購入しました。これ、どちらもすごく良い香り!!!服を着る前にシュッとしておくと、ふんわりとした香りで良い気分。お布団や枕カバーなどにシュッとしても、すごく癒されます。UVカット成分、さらにオーガニック認証エキス配合で、赤ちゃんの衣類にもOKとのこと。これはリピしそうな予感。リンメル ショコラスウィートアイズ009[RIMMEL(リンメル) パウダーアイシャドウ]価格:1,728円(税込、送料別)ラブライナー リキッド ダークブラウン ノーブルブラウン リッチブラック LoveLiner …価格:1,728円(税込、送料別)キットソン ミスト kitson Fabric Fragrance Mist スプレー フレグ…価格:756円(税込、送料別)
2016.01.31
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*あけましておめでとうございます*昨年は、なかなかブログ更新ができなかったけれど、今年はゆる~く、でも更新頻度が上がるように頑張ります。写真は、昨日北海道えりも岬に立ち寄った時の写真です。朝日じゃなくて夕日なのが残念!(笑)ちなみに穏やかに見える写真……この時の風速19m、、ちょっと飛ばされそうなほどの強風でした!(えりも岬は日本屈指の強風地帯)かろうじてプラスの気温だったのがせめてもの救い、元日から風邪引いたなんて笑えないもんね(汗)今年もどうぞよろしくお願いいたします♪
2016.01.02
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今日の札幌は真冬日。日中も-6℃までしか上がらず、とにかく外に出るのが苦痛の一日でした。さて、本格的な冬の訪れに伴い気になるのが、お肌の乾燥。。。昔は全然気にならなかった目元の乾燥が、最近少し気になるお年頃です(笑)で、ここ最近お気に入りなのが『チューンメーカーズ』。以前からこのブランドの"フラーレン"や"セラミド"を愛用していますが、今回"原液保湿クリーム液"と、"原液保湿クリーム"をリピート購入。これ、めっちゃいいです!!!"原液保湿クリーム液"は、スクワラン、セラミド、アルガンオイル配合の化粧水。とろみがあるのに、スーッと肌に浸透してべたつかないんです。"原液保湿クリーム"は、セラミド、アルガンオイル、ヒアルロン酸配合の保湿クリーム。プルンとしたスライムのような(笑)感触ですが、これまた浸透力抜群。この2つを使ってから、今年の冬は乾燥知らず。目元、口元、冬になると乾燥でかゆくなっていた首元まで、全くトラブルがないのには驚きです~w(゚o゚*)wさらに週に1回、ミノンアミノモイストのパックでスペシャルケア。ズボラで面倒くさがりな私でも、これは続けられます(笑)もし乾燥に悩んでいる方がいましたら、是非使ってみて下さいな♪【送料無料】チューンメーカーズ 原液保湿クリーム液 乳液 クリームTUNEMAKERS セラミ…価格:2,376円(税込、送料込)チューンメーカーズ 原液保湿クリーム 50g 乳液 クリームTUNEMAKERS セラミド ヒ…価格:2,700円(税込、送料込)
2015.12.27
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今年もあと残りわずかになりましたね。12月は、あっという間に過ぎていきます。。。さて、早くも冬服のセールが始まっていたので、早速色々と物色してきました。安くなるのを待って買ってなかったのです(笑)あのブランドの服が欲しい、バッグが欲しい、物欲は尽きないし、所詮は自己満だと分かっているんです!だけど、自分のお気に入りのものを身に着けていると、毎日ゴキゲンなのです。でも少なくとも、自分に似合う品物の良い服を、ワンシーズンの使い捨てではなく、長く使うという事ができる歳になりました。今回購入したのは、ニットとコート。field/dreamの、モスグリーンのニット。ボトルネックの形が、着やせ効果大!という事に初めて気付きました(笑)ウール×カシミヤで、北海道の冬でも大丈夫。STRAWBERRY-FIELDSのブルーのニット。ざっくりした編み方が可愛くて、一目惚れ!シンプルなベージュのプリーツスカートに合わせたくて購入。N. Natural Beauty Basicの、ノーカラーのコート。ウール×アンゴラなので、とっても暖かいです。シンプルなデザインなので、ファーやストールと合わせると良い感じ。来年のお正月は、URBAN RESEARCHの1万円福袋を予約したけどどうかなぁ、福袋は当たりハズレの差が酷いからなぁ。届いたら、またこちらのブログでUPする予定です!
2015.12.26
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皆さん、本はどこで買いますか?昔は書店巡りが大好きで、特に買うあてがなくてもブラブラしていましたが、最近はAmazonや楽天などネットで買う事が多くなりました。買うものが決まっていると、探す手間も省けるし。でも、最近ちょっと残念な出来事がありまして。ヤフーのBooxさんで注文した時に、画集の帯が酷いことになっていて。黒い帯が、一部引っ掻いたようなキズがあって白くなっているし、折れている部分もあって、パッと見にも気になる程だったんですよね。帯には、好きな作家さんの推薦文等も書いてあったりするので、個人的にはですけど、帯も商品の一部という認識でした。Booxさんに交換の問い合わせをしてみたところ、「帯は広告媒体扱いとなっているので、交換はできない」と。どうやら、商品自体が不良品じゃない限りは交換・返品はムリだそうで。まぁ言われてみればそうなんだけれども、やっぱり私は帯が大事なんですよ。推薦文の他、半透明の帯だったり、イラストが描かれていたり、最近は凝ったデザインのものも多いですから。だから、すごく残念な気持ちというか、実店舗でちゃんと手に取っていたらなぁという気になった訳です。===================================もう一つ、ネットで本を購入するにあたって気になる事。小口研磨されている本が、意外と多い事に気付きました。ヘタしたら、発売されてからそんなに経っていないような本でも、研磨されている本がある!それが新品として売られているんですよー小口研磨してある本は、ページ同士がベリベリとくっついたり、酷いものはカバーとサイズが合っていないからすぐ分かります。私も古本業界で働いているので、小口研磨して古本として再販売するのは分かります。でも新品の本がそういう風に扱われるのは、どうしても納得いきません。多少小口に日焼けなどがあっても、削られた本よりはマシです。ネットで頼んだ新品の本が、小口研磨されていた時のショック…(笑)実店舗でちゃんと手に取って確認すべきかなぁ。私と同じような考えの方がどれだけいるのか分かりませんが、本の購入は、ネット書店⇒実店舗の方向に傾いている今日この頃です。
2015.12.13
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皆さん、来年の手帳やカレンダーはもう購入されましたか??私は、大好きなムーミングッズを扱っている「キャラクターズショップ ラフラフ」さんで、早くも買っちゃいました!今回はスナフキンのちょっぴり大人めな手帳。でも中身は可愛いムーミンのカラーイラスト満載なんですよ*^^*今年の9月分から載っているから、もう使っちゃおう。笑そして、カレンダーも勿論ムーミンです!毎年ふんわりとした絵柄に癒されています。。。ラフラフさんは、キャラクターグッズを沢山扱っているのですが、なんと……これまた大好きなウサビッチのぬいぐるみセットを発見!!これ3点セットで1620円なんですよ、ありえない安さ(笑)そして意外とデカイ。とっても良いお買いものができました♪キャラ物が好きな方、是非参考になさってくださいね^^【広告掲載商品】絵本キャラクター手帳/A5/週間/ウィークリー/北欧/フィンランド/Moominvalley/...価格:1,404円(税込、送料込)絵本キャラクターカレンダー/MOOMIN【ムーミン】●カレンダー(気球)【2016年カレンダー】【壁...価格:1,117円(税込、送料別)【セット・ラッピング不可】●1713【ウサビッチ】ぬいぐるみ3点セット価格:1,620円(税込、送料別)
2015.10.18
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札幌は日中でもかなり肌寒くなってきました。色づいた木々の中、落ち葉の香りを楽しみながらお散歩できるのが嬉しい。さて、寒くなると恋しくなるのが、やっぱりスープカレー!!今日は近所にある「カレー気分」さんにお邪魔してきました。ここのスープカレーの特徴は、何と言ってもたっぷりの野菜。トマトベースのスープは、あっさりしているのに、飲めば飲むほど旨みが出てくるので、最後の1滴まで美味しく飲めます。今回頼んだのは「やさい&やさい」。とにかく新鮮な野菜たっぷりで、トマトも丸ごと入っています!さらにタマゴは完璧な半熟具合で、タマゴ好きとしては満点をあげたい。付け合せで出てくる、たまねぎの酢漬けもとても美味しいですよ♪そしていつもながら、店主ご夫妻の優しい笑顔に癒されます。いつまでも通い続けたい、とても居心地の良いお店です。オススメ度:★★★★★◆カレー気分北海道札幌市清田区北野6条2-11-4 尾崎ビル 1Fhttp://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010304/1000874/夕方からは、コーヒーが飲みたくなって「Cafe空 Kuu」さんへ。隠れ家的なカフェで、落ち着いた感じの良いお店です。キャラメル・ラテと、ハニーメイプルトースト(アイス付)をオーダー。ラテはキャラメルの甘さと、エスプレッソのほろ苦さが絶妙。スプーンの上のたまごボーロが可愛かったです(笑)窓からは紅葉した月寒公園が見えて、ゆったりとした時間を過ごせます。雨が降ったり止んだりの、肌寒い気温でしたが、お散歩ついでにホッと心温まる一時を過ごせました(^ー^* )今度はランチで来てみよう。オススメ度:★★★★◆Cafe空 Kuu北海道札幌市豊平区美園12条7丁目3-3http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010303/1004071/
2015.10.11
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今日は、円山にある「鬼はそと 福はうち」さんに行ってきました。お目当ては"カレーうどん"!!!たかがカレーうどんと侮るなかれ。ここのカレうどんは和風のだしが巧い具合に効いていて、最後の一滴まで飲み干したくなるほどのクセになる美味しさなんです。11時半オープンで、ちょうど11時半にお店に着きましたが、もうほぼ満席。ここのお店はいつ行っても混んでいます。今回は秋季限定「豊穣カレーうどん~とろろご飯入り~」を注文。うどんを食べ終わった後に、底からとろろご飯が顔を出すという贅沢!!ん~~~めっちゃ美味~~(* ̄∇ ̄*)いつもながら落ち着いた雰囲気の良いお店で、ハーブの香りのするおしぼりや、紙ナプキンをくれるのもポイント高し。白い服を着ていても、安心して食事を楽しむ事ができます。夜は、道産牛のしゃぶしゃぶやすき焼きを提供しているとのこと。次回は夜に訪問してみたいです。大きな窓から見下ろす札幌の夜景も綺麗だろうな~♪オススメ度:★★★★★◆鬼はそと 福はうち(おにはそとふくはうち )北海道札幌市中央区伏見1-3-11http://tofu-corporation.co.jp/oni-soto_fuku-uchi/
2015.09.06
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今、海外ドラマ『アウトランダー』にハマっています!原作はダイアナ・ガバルドンのアウトランダーシリーズ。(過去のレビューはこちら)↓これですね全世界2,500万部突破のベストセラーロマンス小説です。主人公クレアが、18世紀スコットランドにタイムスリップしてしまうこの作品。まさかドラマ化されているとは知らず、たまたまHuluで見つけた時には狂喜乱舞しました!(笑)看護師である主人公クレアを演じるのはカトリーナ・バルフ。元々ファッションモデルとしても活躍していた女優さんのようですね。なんと美しい……優しさと意志の強さを感じさせる瞳です。そして、原作では大柄・赤毛・美形のハイランダー青年ジェイミー。ジェイミーを演じられる俳優さんなんているのかしらと思ったけど、これがまたいるんですね(笑)スコットランド出身のサム・ヒューアン。イケメンすぎてまいるわ。。。その他にも、ドゥーガルやフィッツギボンズさんも良い味出してるし、ジェイミーに恋心を抱くリアリー嬢ちゃんは、残念なお顔……クレアが美し過ぎるのも考えものですね(笑)とにかく面白いドラマ『アウトランダー』。AXNとHuluで視聴できます。未見の方は是非!!!AXNサイト:http://axn.co.jp/program/outlander/index_s01.htmlHuluサイト:http://www.hulu.jp/outlander
2015.09.05
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今日は、豊平にある「紅麹屋」さんというお店に行ってきました。ここの「酸菜辣羹湯麺(スーラータンメン)」(880円)が、もうめっちゃ美味しいの!!!何度通っているだろう……(笑)自家製の紅麹辣油と紅麹酢、自家製鶏ハム等々、こだわりの香辛料・調味料と具材が入っていて、とにかく美味。一度食べると忘れられない、何度でも通いたくなるお店です。オススメ度:★★★★★◆四川菜麺 紅麹屋(べにこうじや)北海道札幌市豊平区美園5条6-3-13 NSビル 1Fhttp://benikoujiya.com/index.html
2015.08.23
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炭鉱の廃墟はやめておいた方がいい、と周りから言われつつも、ずーっと気になりつつも行けなかった、「羽幌(はぼろ)炭鉱」に行ってきました!札幌から車で北上を続け、約3時間。この羽幌周辺はヒグマの生息地という事もあり、注意しながらの訪問。「羽幌炭鉱」は、昭和10年に操業を開始し、優良炭を産出する事で大変賑わっていたらしいのですが、人口の激減とともに昭和45年には、完全に閉山しました。今も残っている炭鉱鉄道の橋梁。じわじわと草木に侵食されていく廃墟は美しいですね…この建物は、もともとは消防署だったそうです。ホッパー跡。それにしてもこのあたりはバッタ、アブ等、虫たちの天国!汗車を停めると途端に群がってくるので、外に出られないのが残念…。山中にひっそりとそびえ立つ立坑。あまりの虫の多さに、近くまで行けないのが残念。これは何かね?川の向こうに何かの残骸を見つけたが……何ともレトロな「オヤコわた」の看板。この一帯では、あちこちで見かけました。特に幽霊にも出会わなかった羽幌炭鉱でしたが、鬱蒼とした山の中だし、周りに灯りはないし、、夜一人で来たら、相当怖いだろうなぁと思われます(笑)炭鉱廃墟を堪能した後は、腹ごしらえのため、増毛町にある「寿司のまつくら」さんへ。特上生ちらしです。札幌でもあまり食べられないほどの鮮度の良さ!まぐろ、あわび、うに、いくら、かずのこ、甘エビ……等数えきれないほどの新鮮なネタ。ごちでした♪「寿司のまつくら」さんの近所には、増毛駅。あ、「ぞうもう」じゃないですよ、「ましけ」ですよ(笑)増毛駅の向いには、現在は廃業している旅館「富田屋」さん。昭和8年に建てられた、木造3階建ての建物です。何とも味わいがありますね……増毛は、歴史的建築物が多くて眺めているだけで面白い町です。また遊びに行こう。
2015.08.22
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今日は、黒松内までドライブがてら、ピザを食べに行ってきました。札幌から黒松内まで、高速使わずに約3時間。お盆だというのに、一度も渋滞には巻き込まれず、道路ガラガラです(笑)黒松内の道の駅内にある「ピザドゥ」、10時半頃着きましたが、既にピザ待ちのお客さんでいっぱい。40分待ちです!私も彼も、ここのピザの大・大・大ファンで!1シーズンに1回は札幌から通っています。ホントに美味しいの。黒松内のフレッシュモッツァレラチーズにソーセージ。生地もモチモチで、これを食べたらピザ○ットなんて食べられなくなる(笑)2人でMサイズ2枚たいらげ、大満足です。せっかくの休みなので、のんびりとドライブでもしよう!ということで、京極(きょうごく)のふきだし公園に行ってきました。今日の気温は、お昼でも21℃ほど。ひんやりと涼しい空気の中、マイナスイオンをたっぷり浴びてきました。ここは蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の恩恵を受けた湧水が湧きだしている所。冷たくてとても美味しいお水です!ちなみに、京極のお水で入れたコーヒーもすごく美味しいんですよ。今日は、ゆったりとした休日を過ごす事ができました。
2015.08.15
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[8月7日再入荷]Ane Mone【アネモネ】 ハニードロップのスイングピアス価格:3,240円(税込、送料別)いつもバッグやジュエリー等を購入しているSANPO CREATE(サンポークリエイト)さんで、ピアスを購入。ピアスで3000円超え!って、私的には少しお高めなんだけど(笑)でもどうしても一目ぼれして、欲しくなっちゃって。思い切ってポチしちゃいました。付けてみたらこんな感じ。大きすぎず、小さすぎずでとっても上品!動くたびにキラキラと輝いて、綺麗♪髪をアップにしても、ちゃんと存在感あります。あと気になっているのがこれ。すっっごく可愛くないですか!?白いワンピに合わせたい~(笑)ちょっぴりレトロなフラワーブーケのピアス♪Ane Mone【アネモネ】 フラワーブーケのアシンメト...価格:2,592円(税込、送料別)
2015.08.11
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今日は天気が良かったので、朝から積丹方面にドライブに行ってきました!積丹。しゃこたん、と呼びます。積丹は、札幌から車で約2時間半。一番のお目当ては、この時期旬の生ウニ丼です。以前訪問した事がある「中村屋」さんにて。到着したのは9時ちょっと過ぎでしたが、お店はすでに満員。道外からの観光客の方も多かったようです。人気なんですね~!!殻付きウニは、もちろんまだ動いています(笑)とろけるほどに甘いウニ、お醤油なしで頂きました。はぁ~~やっぱり美味しい。。。至福の時です(๑´ㅂ`๑)その後は、積丹の海を遊覧船で周る事ができるという事で、「ニューしゃこたん号」に乗ってきました!海底を覗く事ができて、ウニがゴロゴロ転がっているのが見られます。(残念ながらガラス越しなので、写真は上手く撮れず。泣)船上からカモメのエサやりもできて、食パンの切れ端を投げると、まるでヒッチコックの「鳥」のように群がってきます・・・カモメたちの食いつきようったらハンパじゃないです。結構船が揺れるので、船酔いした小さな男の子もいました。せっかくの旅行、可哀想にね。次回はトラベルミン必須だよ!船を降りた後は、神威岬へ。駐車場から先端までは、徒歩で約30分ほど。この途中の景色が絶景で、透き通った「シャコタンブルー」の海が見られます!しかし、とにかく今日は暑かった!!!30℃近くあったでしょうか、陽射しを遮るものものなく、かなりきついアップダウンが続きます。高齢者、子供にはキツイかも(・:゚д゚:・)ハァハァひぃひぃ・・・やっと近づいてきたどー!既に汗だく(笑)それでも岬の先端はまだはるか先。その後、歩くこと約15分。ようやく先端の神威岩が見えました!!火照った体をなでていく爽やかな風と、真っ青なシャコタンブルーの海を堪能して、のんびりと家路につきました。北海道の短い夏、あとはどこに行けるかな。
2015.08.09
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あちこちでセールをやっているので、この機会に…と、久しぶりにワンピースを購入しました。ちょっと裾の形が変わっていて面白いです。ジャケットと合わせると、お仕事用にもなります。さっきのワンピと色あい似てるなぁ(笑)夏はネイビー×ホワイトを着たくなるのは私だけかな!?サラッとした涼しい素材なので、今の時期にぴったり~❤(。☌ᴗ☌。)でも北海道の短い夏。このワンピ達が活躍するのは、おそらくあと1ヶ月……そう考えると夏服を買うのって、いつもながら勿体ないと感じる。そういえば、過去の記事をちらっと眺めていたら、5年前と同じ黄色いパンプスをまだ愛用している事に気付いた(笑)去年30歳になってから、代謝が落ち始めてきたかなと感じます。今まではいくら食べても何日かすれば落ちた体重が、今は落ちない!今までと同じ量ではダメなんだなぁ…(/ω\)ワンピをすっきり着こなすためにも摂生しなければ。。
2015.08.03
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今日の札幌は暑かった!!30℃!死ぬ~~なんてヒィヒィ言っていたけど、本州では普通に34、5℃以上いっているんですね(笑)こんなんじゃただの軟弱者だわ。とはいえ、北海道で30℃というのはかなり暑い。夏バテ防止に「lavi」さんでスープカレーを食べてきました。チキンto野菜カレー。辛さ3番で温玉トッピング。やっぱりウマーイ!!(*´﹃`*)ランチタイムはドリンクサービスで、ラッシーを頼めるのもポイント高し。食後、運動がてら近所の公園をお散歩してきました。紫陽花が満開で綺麗。日曜日の午後は、ゆったりとした時間が流れていて好き。帰りに本屋さんで「残穢」と「頭は本の読み方で磨かれる」を購入。「残穢」は文庫化されたので再読です。映画化されるのね。暑いけど、ちゃんと読書しよう。
2015.08.02
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こんばんは、nanacoです。楽天ブログでの更新はお久しぶりです。ずっとFC2ブログで更新していたものの、(まぁ最近はダメダメでしたが…笑)何気に楽天ブログにご訪問して下さる方が多く、ちょっと気になっていたんです。という訳で、一念発起!すごく悩みましたが、ブログを2つ更新していくことにしました。FC2では今まで通り本関係を、こちらの楽天ブログでは日常メインということで。カテゴリを極力すっきりさせるために本関係の企画はFC2の方に移行させました。こちらでは、日常をゆる~く書いていこうかなと思っています!
2015.08.02
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この度、楽天ブログからFC2ブログの方にお引越しする事にしました!FC2版新ブログ→ ++薫風日記++もうちょっと様子見をする予定だったのですが、、、足あとやブックマーク、メッセージ機能がなくなり予想以上に寂しくなってしまいました。足あとを辿って、新たなお友達に出会う事もなくなってしまいましたねぇ。。。そして今度はプロフィール機能を無くしてしまうらしく2/9までに「楽天プロフィール」を作成し、自分のブログと連携しなくてはならないとの事。一体何がどうなるのか?この「改善」(だよね…?)によって、どういうメリットがあるのか?きちんとした説明すらもなく、こちらは困惑する一方ですよ~楽天ブログで沢山のお友達と出会えたし、長い間続けてきたのでとても残念なのですが…もうだんだんと楽天さんの方向性が見えなくなってきたので、思い切ってお引越しします。新しいブログに移っても、どうぞ仲良くして下さいね 参考までに、、、FC2へのお引越し方法デス。FC2ブログお引越しツールで、簡単にできちゃいます。まずFC2ブログの新規登録をしてから、楽天のメールアドレス&パスワード&ブログURL、そして先ほど登録したFC2ブログのID&パスワードを入力するだけ。楽天ブログの設定を事前に・デザインテンプレート: テーマ「プレーン」のテンプレート→中央メイン型・日付の表記設定: 「2004.02.17」の形式 に直しておくとイイらしいです。(どちらも「デザインの設定」 >> 「デザインの詳細」から直せる)んで、指示に従って入力した後は完了メールが送られてくるのを待つだけです。基本的な作業はこれだけなので簡単ただひとつだけ気になる点が…あるかもしれません。楽天ブログで記事を書いていた時、「テーマ」に投稿していた場合は、その「テーマ」まで一緒にインポートされてしまうようです(笑)気になる人は気になるかな?そこで楽天ブログバックアップツールというのをお借りしました。FC2ブログの新規登録をした後に、先ほどのお引越しツールを使わずにやってみると…あら不思議。テーマが消えてます。※ちなみに、楽天ブログバックアップツールを使う時、私のPCにはLZHファイルを開く解凍ソフトが無かったので、ちょっと焦りました~。…そこでVectorから「解凍レンジ」なるソフトを持ってきました…スゴイ名前だ(笑)この方法を使ってお引越しする場合は、「デザインの設定」 >> 「デザインの詳細」 >> 「背景、文字色、日付、アイコンの設定」で、あらかじめ顔文字アイコンを「使用しない」にしておいた方が良さそうですー。詳しいやり方はこちらのサイトさんを参考にさせていただきました。分かりやすい!!こちらは記事を少しずつインポートしなくちゃいけないので、少し時間は掛かります。面倒な方はやっぱりFC2ブログお引越しツールでサクッといっちゃえばOKです(笑)あとは新ブログでちょこちょこと手直しが必要ですが、これは気長に。。。楽天ブログさんの方は、とりあえずしばらくこのままにしておく予定。新しい方の手直し(リンクの貼り替えとか)が終わったら退会しようと思います~
2012.01.17
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1月12日から、楽天ブログの仕様が変わるみたいですね~・足あと機能終了・メッセージ機能終了・BBS(掲示板)機能終了・ブックマーク機能終了自分に関係あるのはまぁこのあたりでしょうか。。。「FacebookやTwitterなど外部サービスとの連携を強化していく予定」とのこと。そのために「足あと」「メッセージ」「BBS」はもういらない、と??みんながみんな、FacebookやTwitterを使っているわけではないですよ~それに「メッセージ」が使えないのはちょっと痛いです。。。読書メーターにもほぼ同等の機能があるものの、読メしていないお友達に、個人的なメッセージを送る場合はどうすればいいの??そして「ブックマーク」も使えなくなるんですねー。何故に?楽天ブログ外のお友達を登録していたりしましたが、それも表示できなくなります。あげくの果てには1月31日で「楽天フォト」機能まで終了するとのこと。えっと……これからも勿論画像は投稿できるんですよね??2月1日に新しい画像投稿機能がスタートするようですが、詳しい内容は分からず。楽天ブログさんには、今までも色々と機能改善の要望を出したりしてきましたが、自分には関係のない部分ばかりリニューアルするので、しょんぼりしちゃいます(笑)そもそも他のブログさんに比べると制限が多すぎです~!!とりあえずしばらく様子を見てみて、あまりにも自分のこれからのブログの方向性と合わないようなら、楽天ブログさんで続けるかどうか考えていかなくちゃいけないなぁ……と思っていますそれなら他にもっと使える機能満載のブログさんも沢山ありますしねぇ。。。
2012.01.08
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あけましておめでとうございます!今年は笑って過ごせる一年でありますように。そして皆が優しさと思いやりをもって 一日一日を大切に過ごせますように。2012年もどうぞよろしくお願いいたします。2012年の目標(毎年達成できたためしがないので、今年は控えめです。笑) 積読本を完全に消化すること。 車を買うためのお金を貯めること。 化粧品は最後まで使い切ること。 洋服の衝動買いをやめること。 今あるもので満足すること。今年は基本的に節約志向でいきたいと思います!!とりあえず目下の目標は、年末年始で増えた3kgの体重を元に戻す事です(笑)ビールと餅は恐ろしい組み合わせだわ。。。
2012.01.02
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2011年も残すところあと2日!早いなぁ。。。今年は273冊(うち漫画111冊)の本を読む事ができました昔は普通に読めていた「1日1冊」は、最近はとてもとてもムリです(笑)来年は、もっと本腰を入れて読書に取り組めたら良いなぁ…なんて思うのですが。今年読んだ本の中で、特に面白かった本を選んでみました~<国内編>・<海外編>・<コミック編>に分け、それぞれ10作品ずつ選びました。別ページに作ったので、興味のある方は下の画像から覗いてみて下さいネ↓↓ ※画像をクリックすると、別ウィンドウで開きます♪今年のブログ更新は、今日が最後になりそうです。いつも温かいコメントを下さる皆さんのおかげで、一年間楽しくブログを続ける事ができました。本当に感謝、感謝です~ではでは、良いお年をお迎え下さいね 来年も皆さんにとって、素敵な1年になりますように。
2011.12.29
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読書メーターまとめ、続きです~夜の写本師美しい装丁に惹かれて。久しぶりに「これぞ純正ファンタジー!」と言うような作品を読んだ気がします。解説もファンタジー界では知らぬ者はいない井辻朱美さん^^世界観はどこか「ゲド戦記」に近い。良くも悪くも翻訳本を読んでいるかのような硬質な文章で、どっしりとした重厚さに感嘆すると同時に、少しだけとっつきづらさも感じてしまいました。「魔道師」でなく「写本師」という設定が面白いし、輪廻転生を軸にした物語も自分好み。ただ、もう少し登場人物の心情を掘り下げて描いてくれたら、もっと感情移入しながら読めたのになぁ・・・。読了日:11月22日 著者:乾石 智子NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2011年 11月号 [雑誌]ナショジオ日本版創刊200号!記念号という事で、アフリカ大地溝帯マップ&歴代のナショジオの表紙200が見られるロングポスターが特典として付いています。中世イングランド、アングロ・サクソン時代の財宝に胸がときめきました~(笑)騎士達は、一体何の目的で地中深くに財宝を埋めたのか?その謎を完全に解き明かすのは難しいんだろうなぁ、タイムスリップでもしない限り。極北のスウェーデンで、トナカイの遊牧をしながら生活するサーミの人々。雪のように真っ白な肌をした美少女に目を奪われました。読了日:11月22日 著者:少年王女 1 (シルフコミックス 28-2)さっぱりした綺麗な絵柄からは想像できないような、濃ゆ~い宮廷陰謀劇でした。女性が権力を持ち、男性は奴隷のように扱われている世界。貧しい漁村に住む少年アルベールは、自分とそっくりのアレクシア王女の身代わりになるように命令される。側仕えのギィのキャラが変態すぎて笑えますー。絵だけでなく、ストーリーもよく練られていて面白いです!ラストシーンは衝撃ですが、ここまでがプロローグといった所でしょうか?可愛い少年だったテオ、どこまでイケメンに成長してるんだよ・・・2年の歳月は恐ろしい(笑)続きが楽しみです。読了日:11月22日 著者:雪広 うたこ君と僕。 (1) (ガンガンコミックス (0602))アニメが面白かった(というか癒される)ので10巻一気に大人買いしましたー。あぁユルい。ユルすぎる!(勿論褒め言葉です・・・笑)何この無愛想すぎる双子!要も春くんも、基本的に皆幼稚園の頃から性格変わってないんだなぁ。祐希と悠太、とりあえず顔の描き分けは覚えました。ただ高校生の日常を描いているだけなのに何故か面白い、不思議な魅力のある漫画。読了日:11月26日 著者:堀田 きいちヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)7巻限定版の表紙が欲しい!(エウメネス、立派になったなぁ)けれど、お値段がちょっと高かったので通常版で我慢です(笑)アレクサンドロスの裏の顔、ヘファイスティオンが誕生する瞬間。ヘビと生首のシーンは凄い迫力!これはトラウマになるわー。刊行がスローペース&比較的コマ割りが大きいので展開自体は早くはないのですが、ずっしりと何かが残る作品ですね。どこまでも飄々としたエウメネス、「会うたんびにわけわかんなくなってく・・・」の台詞が的確すぎて思わず笑っちゃいました。読了日:11月28日 著者:岩明 均楊家将〈上〉 (PHP文庫)「水滸伝」を読み終え、「楊令伝」へ進むための繋ぎとして、軽い気持ちで読み始めました。・・・が、これが思いの外面白くて。「三国志」「水滸伝」と並んで今年のマイベスト本にランクインしそうな勢い。北方さん、本当に何者!?(笑)宋に帰順した軍人・楊業と7人の息子達の戦いを描いた作品。7人もいたら描き分けが難しそうなものですが、皆個性的で誰一人として同じ印象の息子がいない。頼れるお兄ちゃん・延平、心に暗いものを抱えた四郎、どこか茫洋とした六郎、直球勝負の戦上手な七郎。そして父親楊業の存在感!戦の描写が素晴らしい。読了日:11月28日 著者:北方 謙三楊家将〈下〉 (PHP文庫)「死んでくれ」「はい」この短い父と子のやりとりに、どれだけの思いが詰まっているんだろう。愛情を込めて立派な武将に育て上げた7人の息子達を、死地に赴かせる楊業の心中は察するに余りある。けれど、息子達は強い。宋のためではなく、帝のためではなく、そして敬愛する父のためでもなく。ただ楊家の男としての誇りを持って、最後の一兵になるまで戦い続ける。格好良すぎるよ・・・!!北方さんの事だから、安易な結末などありえないと分かっていても、誰一人欠ける事なく、再び皆で代州の地を踏めますようにと願わずにはいられませんでした。読了日:11月30日 著者:北方 謙三2011年11月の読書メーターまとめ詳細読書メーター面白かったのは、何と言っても北方さんの「水滸伝」と「楊家将」。どちらも永久保存版入り決定です。2011年は北方さんの年でしたねぇあとは、漫画で特に面白かったのが「少年王女」。特に女装男子が好きなわけではありません(笑)…が、これは本当に面白い!!ストーリーがとてもよく練られている印象で、美しい絵柄に負けていません。王女の身代わりとなった少年が、これからどんな道を歩んでいくのか、、、結構ドロドロになりそうな予感ですが、今から既に続きが待ち遠しいです~~さて、そろそろ2011年ベスト本発表の時期です。。。候補は大体決まっているのですが、10位まで絞り込むのが難しいですなぁ
2011.12.25
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11月に読んだ本を読書メーターでまとめました~11月の読書メーター読んだ本の数:16冊(小説9冊・漫画6冊・雑誌1冊)読んだページ数:4218ページナイス数:1258ナイス水滸伝 17 朱雀の章 (集英社文庫 き 3-60)童貫軍強い!官軍の視点からも描かれているからか、童貫の人間味も伝わり一概に悪とは片付けられないのが辛い所です。梁山泊側が追い詰められ、どんどん幹部が赤札になっていく・・・。魯達は最期の瞬間まで凄まじい男だった。腕を斬り落とし、名前を変え、梁山泊を常に影で支え続けてきた存在。それを見届け全てを受け入れた楊令は今後どんな男になっていくのか。幼い頃の楊令の姿がちらついて、未だ大人の男になったという気はしないのだけれど(笑)水滸伝も残すところあと2冊。読み終わるのが寂しい、それに次に誰が亡くなるのか怖すぎる。読了日:11月03日 著者:北方 謙三夜は一緒に散歩しよ (幽BOOKS)怖いよぅ。久々に、夜寝る前に読むのを躊躇してしまうようなホラーでした。不気味な青い顔の女の絵を描く千秋、誰かに似てるなぁと思ったら、映画「エスター」の女の子。子供らしく癇癪を起こしたと思えば、次の瞬間には無表情でこちらを見ている。楽しそうに駆けまわっていたと思えば、正座してどこか一点を見つめている。自分の娘が、墓地に行って目に見えない死者の絵を凄いスピードで描き始めたらどうするよ・・・(怖)パパもっとしっかり!甘やかしすぎだ!そして美樹さん、そこまでして卓郎と一緒にいたいのですか?謎です。でも面白かった。読了日:11月05日 著者:黒 史郎彩雲国物語 第8巻 (あすかコミックスDX)今回の表紙好きだなー!どこまでも静蘭は素敵・・・子供の頃の秀麗を膝に乗せて本を読んであげている静蘭のイラストが可愛い。そして叔父様の黒さがまた良い味出してます!絶対に敵に回したくない相手だ(笑)次はいよいよ茶州編。「あとちょっぴり続く」と書かれていたけれど、もしかして途中で終わっちゃうのかな?原作は途中で放り出しちゃったので、漫画で最後まで読めたら良いのですが。番外編の女装コンテスト面白かったです。静蘭の女装も見たかったなぁ~残念。読了日:11月06日 著者:由羅 カイリ水底フェスタどこまでも救いようのない物語だなぁ・・・。隠蔽体質の村人達、奇妙な連帯感、全てが村の中で完結してしまうような閉鎖的な雰囲気は嫌いじゃないのですが。それでも一筋の光があって欲しかった。鬱々とした気分で本を閉じました~。辻村さんにしては珍しく、個々の人物描写が薄かったように感じます。広海と由貴美は体でなく心の繋がりをもっと掘り下げて描いてくれたら、また違った印象になるような気がするなぁ。それでも辻村さんの放つ負のオーラに引きずられるように一気に読んでしまう。やっぱりこの作家さん、タダモノじゃない(笑)読了日:11月09日 著者:辻村 深月ONE PIECE 64 (ジャンプコミックス)おぉう、麦わら一味が皆パワーアップしてる。ゾロの鍛え上げられた身体がスゴイ事になってるよー!!(今1巻初登場の時のゾロを確認してみたら、違いが一目瞭然^^)ルフィの覇気にもフランキーの「変態」にも、もう勝てる気がしない(笑)ここ最近はストーリーの不安定さがちょっぴり気になっていましたが、いよいよ軌道に乗ってきましたね!続きが待ち遠しいです~。司令官と呼ばれてノリノリなチョッパーにウケた。いつまでもそのままのキミでいて・・・。読了日:11月10日 著者:尾田 栄一郎水滸伝 18 乾坤の章 (集英社文庫)最後の数ページは、涙が溢れて仕方なかった。一番好きだった男がついに死んでしまった・・・。「女の命も救えない男に、俺をしないでくれ」百里風と共に、彼は真っ白な世界に行けたのだろうか。公孫勝が無意識のうちに流した涙。日頃確執のように見えた二人の関係が、単なる見かけ通りのものでなかった事を知る。あぁ、哀しいなぁ、虚しいなぁ・・・。そしてとうとう楊令は梁山泊入り!指揮官としてたちまち頭角を現した少年が、今後は「楊令伝」に繋がっていくのですね。7月から読み続けてきた「水滸伝」も残す所あと1冊!読了日:11月11日 著者:北方 謙三水滸伝 (19) 旌旗の章 (集英社文庫)あぁ、とうとう終わってしまった~。どんな感想を書けば良いのか分からない。それほどまでに次々と梁山泊の漢達が散っていってしまった。絶対死なないと信じていた人物数名も、あっけなく命を落としてしまって、何度「あぁっ!」と心の中で叫んだ事か。楊令と史進の騎馬隊が、童貫をギリギリの所まで追いつめていくシーンが凄かったです。(童貫、まさにラスボス。只者じゃないぞ・・・汗)生き残った同志達と「楊令伝」で再会です。その前に「楊家将」と「血涙」を読まなくちゃね^^北方水滸伝面白かった。心が震えるくらい面白かった!!読了日:11月15日 著者:北方 謙三花のみぞ知る 2 (ミリオンコミックス CRAFTシリーズ48)なんて繊細なお話なんだろう~胸がキュンとするくらい御崎も有川も可愛くて。「セブンデイズ」の時以上に、二人の心情の変化が丁寧に描かれている気がします。予想していたよりも結構早い展開でしたが、それでも3巻が読めるのは1年後?と思うともどかし過ぎて・・・。他人の目を気にしない有川だからこそ、この猛烈なアプローチなんでしょうね!(でも近づきすぎると慌てて一歩離れるのがまたもどかしい。笑)川端、見かけによらず病んだお人のようです。かなり強敵の予感。続きが待ち遠しいです♪読了日:11月16日 著者:宝井 理人しろばんば (新潮文庫)お友達と決めた11月の課題図書です^^(そろそろ雪虫が飛び始めたなぁ…)→(雪虫=しろばんばって言うんだって!)→(井上靖さんの本にあったねぇ…)→(よし、読んでみよう!)という訳で、色々な読友さんのアドバイスがあり辿りついた本です。ストーリーにこれといった起伏があるわけではないのですが、心にじんわりと沁み込んでくるような、一人の少年の温かい成長物語でした。おぬい婆さんをはじめとする登場人物がとても魅力的。知らず知らずのうちにほろりと涙が零れ落ちるような懐かしさがありました。読了日:11月19日 著者:井上 靖
2011.12.25
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観賞メーターまとめ、続きです~イップ・マン 葉問 [DVD]「イップ・マン 序章」の続編。も~~最高に面白かったです!!こっちまで燃えてしまって身体が熱くなりました(笑)イップ・マン役のドニー・イェンと、ホン師匠役のサモ・ハン・キンポーとの対決が圧巻。そしてクライマックスは、卑劣なイギリス人ボクサー(これは悪く描きすぎ。笑)と復讐に燃えるイップ・マン。ボクシング×詠春拳対決。これまた凄まじいです。イップ・マンの詠春拳は、「静」という文字がピッタリ。まるでリング上で舞っているかのように美しかった。3は出ないかな?ブルース・リーが入門した所も観てみたいなぁ^^鑑賞日:11月13日 監督:ウィルソン・イップ雲のむこう、約束の場所 [DVD]平行宇宙云々というSF要素には、正直ついていけなかったのだけれど(笑)一生懸命ストーリーを理解しようとするよりも、息をのむほどの映像美、どこか郷愁を感じさせる音楽、ゆったりした時間の流れを楽しむほうが良いかもしれません。特に黄昏時の空が、切なくなってしまうほどに綺麗。それだけで観る価値はあります。大きな声では言えませんが、吉岡秀隆さんの声はちょっぴり違和感がありました・・・。鑑賞日:11月19日 監督:新海誠ヒア アフター ブルーレイ&DVDセット(2枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]霊能力者、死者との対話・・・まさか「シックス・センス」的なホラーか!?と警戒していたのですが、全然違う。まさかこんなに心温まる作品だったなんて。知らず知らずのうちに涙が零れ落ちる。死後の世界が一つのテーマとして描かれているのですが、それ以上に、大切な人を亡くした人間達が突然の「死」をどう受け止めるのかが印象に残りました。幼い双子の兄弟のエピソードは、哀しみと切なさに胸が痛くなる。でも決して悪い後味ではなく、しっとりとした温かさを残すのはさすがC.イーストウッド監督。好きです、この映画。鑑賞日:11月20日 監督:クリント・イーストウッドショーシャンクの空に [DVD]久々に観賞。あぁ、本当に良い映画だなぁ・・・。今までも、そしてこれからもおそらく生涯ベスト5に入るであろう作品です。妻とその愛人を殺したという冤罪で終身刑の判決を受け投獄された男のお話。ラストシーンで、ブルックス爺さんの選択を目の当たりにしたレッドの決断は、何度観ても胸がいっぱいになる。ブルックス爺さんもレッドもどちらも間違っていないのです。「必死に生きるか、必死に死ぬか」ただそれだけの事。月並みな言葉だけれど、観た後に希望の光が差し込んでくる。涙で画面が見えなくなる。後世に残したい名作です。鑑賞日:11月27日 監督:フランク・ダラボン鑑賞メーターとにかく素晴らしかったのが「イップ・マン 葉問」。先日観た「イップ・マン 序章」の続編なんですが、これも是非観て頂きたい映画。何と言っても見所は、ボクシング×詠春拳対決!!ストーリーもしっかりあり、面白いです。あとは、世界名作劇場の「ロミオの青い空」も良かったなぁ~全て観賞し終えた今は、あのOPを耳にするだけで泣けてきます。。。「フランダースの犬」も好きでしたが、それ以上にお気に入りのアニメになりました!「借りぐらしのアリエッティ」は、評判ほど悪い映画じゃなかったです(笑)でも最近のジブリ映画は、昔ほどパッとしなくなりましたねぇ。
2011.12.23
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11月に観たDVDを観賞メーターでまとめました~11月の鑑賞メーター観たビデオの数:12本観た鑑賞時間:754分ロミオの青い空(2) [DVD]いよいよミラノに着いたロミオとアルフレド。二人は別々の人間に買われ離れ離れに。ロミオはロッシ親方のもとで煙突掃除夫として働く事に。意地悪なおかみと息子から陰湿ないやがらせを受けながらも、アルフレドの言葉を思い出しながら元気に働く姿が健気過ぎる・・・。それにしてもロミオの境遇は「小公女」以上の過酷さだなぁ。一日中働いてもご飯も貰えない、部屋には牢獄のように鍵を掛けられる、さらに煙突掃除の仕事は明らかに子供にはキツすぎる。そんな中、少女アンジェレッタや、ロミオに字を教えてくれるカセラ教授との出会いが救い。鑑賞日:11月05日 監督:ロミオの青い空(3) [DVD]体の弱い少女アンジェレッタとの出会い。病気がちで外に出る事のできない彼女のために、スケッチブックに大きな青空を描こうとするロミオ。自由に空を飛んでいく鳥の羽をプレゼントするシーンが好きだなぁ。そして町の不良グループ・オオカミ団との出会い。ろくでもないアンゼルモ(笑)のせいで、ロミオが濡れ衣を着せられどんどん追い詰められていくのが観ていて辛いー。久々に憎たらしいキャラです、アンゼルモ!嵐の夜、離れ離れになっていた少年・ダンテとの再会でますます面白い展開になってきました。鑑賞日:11月06日 監督:ロミオの青い空(4)前巻までの「小公女」のような鬱々とした展開から一転、煙突掃除夫の仲間「黒い兄弟」の結成により徐々にロミオの生活も明るいものになっていきます!あ、憎きアンゼルモが出て来なくなったのと、親方がロミオの理解者になってくれたというのが大きいかも。アルフレドはロミオと1歳しか違わないというのが信じられないぐらいに大人っぽいなぁ、その上頭も良い金髪美少年!素敵だ・・・鑑賞日:11月07日 監督:ロミオの青い空(5) [DVD]黒い兄弟とオオカミ団の決闘。仲間を守るために、迷わず自分を犠牲にするアルフレドはやっぱりカッコイイよ!オオカミ団のリーダー・ジョバンニも、乱暴だけど彼なりの信念を持っている所がありどうしても憎めないキャラ。そしてアンジェレッタが登場すると和みます~♪町の人達に幸せを与えるアンジェレッタの出生の秘密も明らかになってきた。今度は彼女が幸せになって欲しいのだけれど・・・。鑑賞日:11月11日 監督:借りぐらしのアリエッティ [DVD]ジブリ初期の作品のようなメッセージ性はないかもしれない。ストーリー自体は淡々としているし、決してドキドキするような冒険譚でもない。でも、小人の目から見た大きな人間の世界や、雨上がりの葉っぱについたキラキラと輝くような水滴、生活のごく身近な所にある濃厚な緑の匂いが伝わってくるような・・・思わず五感を刺激されるような、とても綺麗で可愛らしい作品でした。スピラーが野性的すぎて笑えた。彼が主人公のお話とかあっても面白そうですー。鑑賞日:11月12日 監督:米林宏昌ロミオの青い空(6) [DVD]アンジェレッタの出生の秘密に迫る巻。どんなに疎まれても優しい気持ちを忘れない態度に、きっとおばあさまも心を動かされたんだろうなぁ。本当に天使のような娘だ・・・(泣)アンジェレッタとの束の間のお別れ。いつか彼女の病気が治ってロミオと再会する日が楽しみです。そしてとうとうアルフレドの妹ビアンカが登場!外見はアルフレドにそっくりで、勝気で兄想いの少女にすっかりベタ惚れです~(笑)鑑賞日:11月12日 監督:ロミオの青い空(7)両親の復讐を果たすアルフレド・ビアンカ兄妹。貴族であるアルフレドが他人から笑われても、煙突掃除夫である事を誇りに思い、真の友人達と出会えたと胸を張って言うシーンが印象的でした。そしてアルフレドとの別れ・・・でも彼は皆の心の中にずっと生き続ける。悲しくて、苦しくて、でも「フランダースの犬」でネロとパトラッシュが孤独な死を迎えた事に比べれば、親友の腕の中で最期を迎えたアルフレドは幸せだったのかもしれない・・・。鑑賞日:11月13日 監督:ロミオの青い空(8) [DVD]とうとう最終巻。もうボロボロになるまで泣きましたー。アルフレドは親友ロミオに夢を託して逝ってしまう。突然の親友の死に抜け殻のようになってしまったロミオを、立ち直らせるきっかけとなったのはやはり「黒い兄弟」達。誰もが自由に学び、自由に生きる時代を作ろうとしていたアルフレドの遺志を継いで、ロミオは新たな一歩を踏み出す。決して悲しいだけではない、希望の光が見えるラストでした。ただ、パリに療養中のアンジェレッタはどうなったの~?てっきりロミオとくっつくもんだと思ってました(笑)鑑賞日:11月13日 監督:
2011.12.23
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【テンペスト】池上永一 【内容情報】(「BOOK」データベースより)19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次次と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女たちの激しい嫉妬と非難が寧温の前に立ちはだかる…。伏魔殿と化した王宮を懸命に生き抜く波瀾万丈の人生が、春の雷のごとく、いま幕を開けた。テンペスト【tempest】:嵐。暴風雨。また、動乱。何だかスゴイ小説を読んでしまった……。タイトルの通り、嵐の如く凄まじいスピード感のある小説でした~「琉球王朝を舞台にした歴史小説なんて、ハードルが高いなぁ…」と思っていたのですが、これ、歴史小説というよりも、エンタメとして楽しんだ方が良いと思いますよ~(笑)こんなに読みやすい作品だと思いませんでした。本当にラノベみたいな軽さ。多分読みやすくするためなんだろうけど、時々時代設定にそぐわない言葉が気になりました。例えば「システム」とか書かれていても、琉球王朝にはしっくりこないんだよなぁ。。。設定は面白いのに、文章が軽すぎて勿体ない!と感じる部分が沢山あったかもでもその事を差し引いても、怒涛の展開とこの本の発するパワーには思わず唸ってしまいます。なんだかんだで、夢中になって読んじゃいました~(笑) ≪オススメPoint≫ エンタメ 嵐のような展開 良くも悪くも軽い(笑)嵐の夜に生まれた少女真鶴は、性を偽り宦官の孫寧温として首里城に上がる事に。まぁ性を超越した宦官として通っていても、寧温の匂い立つような色気は隠せない訳で…。ありとあらゆる困難が彼女を待ちうけています。。。「もう女は捨てた!」と思っていても、イケメン薩摩藩士の雅博に惹かれていく恋心。「寧温は男なのに…」と思っていても、美しい同僚への熱い想いを抑えられない朝薫。ちょっと普通とは違うビミョーな三角関係が面白いです(笑)そして、花当(女装した美少年)としてその美貌を振りまく寧温の兄・嗣勇。パッとしない男性陣の中では、妹の事を体を張って守るお兄ちゃんが一番素敵でした2巻の徐丁垓のくだりとか、えげつなくて読むに堪えない部分もありました…NHKドラマでは、徐丁垓はGACKTさんが演じたとか。興味津々ですよ~!!表紙の写真を見る限りは、ノリノリですね(笑) ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.22
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【心霊探偵八雲7 魂の行方】神永学 【内容情報】(「BOOK」データベースより)友だちが、神隠しにあった―晴香のもとに、助けを求める電話をかけてきたのは、晴香が以前、教育実習の際に担当となったクラスの児童・大森真人だった。それを聞いた八雲は調査のため一路長野へ向かう。一方、石井のもとには、護送車が事故を起こしたとの緊急連絡が入った。その車は、あの七瀬美雪を乗せていたというが…!?2つの事件の舞台は、鬼が棲むという伝説が伝えられる信州鬼無里へ!新展開のシリーズ第7弾。いつものようにサクサク読めてしまう、心霊探偵八雲シリーズ第7弾です八雲の可愛さ(時々色気)に引き寄せられて、新刊が出るとつい買っちゃいます~(笑)八雲、キミは罪な男よのぅ……。ますます透明感が出てきたような気がします。6巻があまりにも悲しい展開だったので、読むのをちょっと躊躇していたんですが、その悲しみを乗り越えつつあるのか、それともいつも明るい晴香ちゃんのおかげなのか、八雲に予想していたほどのダメージは見られなかったので安心しました相変わらず軽いノリではありますが、安定した面白さがありますね!ミステリとして、オカルトとして、キャラ小説として、なかなかバランスの取れたシリーズです。 ≪オススメPoint≫ 心霊探偵八雲シリーズ ミステリ 舞台が魅力的今回の舞台は長野県にある鬼無里村(きなさむら)です。 Wikipediaで調べてみたら、こんな説明がありました 長野県上水内郡にあった村。 合併により、現在は長野市鬼無里地区になっている。紅葉伝説や木曽義仲に因む伝承を残し、伝説にちなむ「東京」「西京」などの集落がある。おぉぉ……伝説、伝承、何だか好みの匂いがプンプンしてくるぞ(笑)鬼女の伝説、ある悲しい母子の事件、そしてある少女の神隠し。どこか禍々しく不穏な空気を孕みつつ進んでいく物語を、ワクワクしながら読みました~いつもながらちょっと「偶然」に頼りすぎというか、ツメが甘い部分もあるけれど、キャラクターの成長も見られた事だし、概ね満足の一冊でした。後藤刑事は奈緒ちゃんが来た事でなんだか丸くなった気がするし、それ以上に私は「八雲が白い歯を見せて笑った」という文章に感動しましたよ!!(笑)八雲…柔らかくなってきたんだね…何だか騙されているような気もしないでもないですが…。 既読のシリーズ 「心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている」 「心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの」 「心霊探偵八雲3 闇の先にある光」 「心霊探偵八雲4 守るべき想い」 「心霊探偵八雲5 つながる想い」 「心霊探偵八雲 secret files 絆」 「心霊探偵八雲6 失意の果てに」 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.21
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【楊家将(上)(下)】【血涙(上)(下)】北方謙三 【内容情報】(「BOOK」データベースより)中国で、「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。日本では翻訳すら出ていなかったこの物語だが、舞台は10世紀末の中国である。宋に帰順した軍閥・楊家は、領土を北から脅かす遼と対峙するため、北辺の守りについていた。建国の苦悩のなか、伝説の英雄・楊業と息子たちの熱き闘いが始まる。衝撃の登場を果たし、第38回吉川英治文学賞に輝いた北方『楊家将』、待望の文庫化。(「楊家将」上巻より)先日読み終わった「水滸伝」。本来なら、続編の「楊令伝」に進む所なのですが、お友達からある情報を頂きました。「楊令伝」の前に「楊家将」と「血涙」を読んでおくと、ニヤリとできるとの事(笑)そうか!私も「楊令伝」でニヤリとしたい!…との事で、ちょっと寄り道しよ~程度の気持ちでこの4冊を手にしたのでしたこれまた面白すぎなのです。どうしてくれよう、北方さん!!今年のベスト本は北方さん一色じゃないか!!でも仕方がない。自分の気持ちに正直になりましょう…この作品も王冠を付けちゃいます。吉川英治文学賞を受賞していたのですね。それも納得の面白さでした~ ≪オススメPoint≫ とにかく熱い 漢達の戦い どうしようもなく切ない舞台は10世紀末の中国。宋に帰順した軍人・楊業と、7人の息子達の戦いを描いた作品です。鷹揚に構えた楊業、この男の器はとんでもなく大きいです。本当に格好良い父親!そしてそれぞれに個性的な7人の息子達もまた、魅力的なのです~頼れるお兄ちゃんである延平を始め、どこか心に闇を持った四郎、茫洋とした雰囲気を持つ六郎や、どこまでも突っ走る直球勝負の七郎。7人もいると描き分けが難しそうなものですが、、、まぁ「水滸伝」の108人の好漢達を描き分けた北方さんですもの、心配は無用でした(笑)そして楊家軍と戦う事になる、遼の耶律休哥にも抗い難い魅力がありました。「三国志」や「水滸伝」でもそうでしたが、北方さんの描く物語には勧善懲悪など存在しない。どちらの側も、自分達の信念を貫いて戦っているんだもの。だからこそ、ふたつの間で板挟みになる石幻果は並々ならぬ苦悩があっただろうな…正直「血涙」の展開は、あまりにも辛すぎます。何故こんな事になったんだろう悲しくてどこか割り切れない気持ちもあったのですが、素晴らしく格好良い漢達の生き様を見る事ができて、大満足の4冊でした!! ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.20
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【夜の写本師】乾石智子 【内容情報】(「BOOK」データベースより)右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。だが、育ての親エイリャが殺されるのを目の当たりにしたことで、彼の運命は一変する。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジスト。月の巫女、闇の魔女、海の娘、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。エイリャの仇をうつべく、カリュドウは魔法とは異なった奇妙な力をあやつる“夜の写本師”としての修業をつむが…。お友達のぴょん吉さんから紹介して頂きました~ぴょん吉さん、素敵な作品を教えて頂いてありがとうございました!これがデビュー作とはビックリです。「これぞ純正ファンタジーだよね」というような、どっしりと重厚なファンタジーでしたまるで翻訳本を読んでいるようだなぁ…と。こういうのが書ける日本人作家さんもいたんですね。ぴょん吉さんも書かれていましたが、雰囲気は「ゲド戦記」に似てるかもしれません。若さゆえの過ちだったり、復讐心だったり。主人公カリュドウとゲドが重なりました。 ≪オススメPoint≫ ファンタジー 重厚 独特の世界観 次回作にも期待魔法というと、つい西洋を思い浮かべてしまうのだけれど、この作品を読んでいる間中頭にあったのは、何故か西アジアあたりのイメージでした。育ての親の魔女とその後継者である少女を殺され、復讐に燃える少年・カリュドウの物語。そして月の巫女、闇の魔女、海の娘、という3人の魔女とカリュドウの繋がり。「輪廻転生」が軸になっているのには驚きました!魔道師ではなく<写本師>というのが、とても新鮮で面白かったですね~人の手によって完璧に複製される本。正直、この写本の過程が一番面白かった気がする(笑)設定はとても好みだったのですが、良くも悪くも硬質な文章。とっつきづらい部分もあり…カリュドウをはじめとする登場人物の心情を、もう少しだけ掘り下げてくれたら、もっともっと自分好みの作品になったんじゃないかなぁ、と思いました。 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.19
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【水滸伝】北方謙三 【内容情報】(「BOOK」データベースより)十二世紀の中国、北宋末期。重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた―。世直しへの強い志を胸に、漢たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。地位を捨て、愛する者を失い、そして自らの命を懸けて闘う。彼らの熱き生きざまを刻む壮大な物語が、いま幕を開ける。第九回司馬遼太郎賞を受賞した世紀の傑作、待望の文庫版刊行開始。(1巻あらすじ)北方さんの「三国志」を読んで、ハマりにハマった今年の春。すっかり北方さんに惚れ込んでしまった私は、迷わず「水滸伝」を手にしました全19巻、少しだけ躊躇してしまうような長さでしたが、1巻目からグイグイ引き込まれる。なんだこれ……カッコイイ。何と言っても108人の豪傑達が登場する訳ですから、面白くない訳がない!人物紹介のページもハンパじゃない(笑)…正直、とても全員を覚えてはいられません「替天行道」という旗を掲げ、好漢達がそれぞれの志を胸に梁山泊に集う。腐りきった世の中を変えるため、官軍に一矢報いるため、そしてまだ見ぬ仲間を求めて。 ≪オススメPoint≫ とにかく面白い カッコイイ 108人の豪傑 号泣必至北方さんの人物描写は素晴らしいです。一人一人をちゃんと描き分けていますこんなに丁寧に描いておいて、あっけなく(ある意味潔く)死なせてしまうのが勿体ない…「三国志」を読んだ時にも思いましたが、散り際が本当に美しいなぁ、と感じる。終わりがあるからこそ儚く美しい。これが「滅びの美学」というものなのでしょうか。。。うん……でもね、贔屓にしてた登場人物が死ぬのは悲し過ぎますよ~まるで、Lv.99まで上げたキャラがラスボスにあっけなくやられてしまうようで(笑)槍の名手である豹子頭・林冲 (若干Sっ気あり ・・・?15巻の「虫けら」発言参照。笑)。林冲の弟的存在で、真っ赤な具足を付けた遊撃隊で敵を威嚇する九紋龍・史進。単身敵地へ乗り込み、死域に入りながらも大切な人を救いだす体術の達人浪子・燕青。それに武松や弟分の李逵、双鞭・呼延灼や強弓の花栄等、魅力的すぎる人物がいっぱい。↑全員が書き切れないのが悲しい。。。いや~私は林冲のファンですね、ホント。林冲騎馬隊は神出鬼没、圧倒的な強さで…そして調練は容赦ない(笑)でも本人はどこか人間的な脆さや優しさがあったりして。素敵な漢ですわ~。青面獣・楊志の息子である楊令が、哀しみを乗り越えて成長する姿にウルッときます心のオアシス、王進先生のもとで大きくなった楊令は、続編「楊令伝」で登場するようです。さて、散り散りなった梁山泊の同志達と再会するのを楽しみにしましょう~~ ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.17
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【しろばんば】井上靖 【内容情報】(「MARC」データベースより)伊豆の湯ヶ島の山村で、おぬい婆さんと二人で暮らす洪作少年の日々。ゆたかな自然と、複雑な人間関係のなかで、洪作少年の心は育っていきます。井上靖の自伝的な名作。お友達の日向永遠さんと一緒に決めた、11月の課題図書です~井上靖さんのお名前は知っていたけれど、自分には縁の無い作家さんだと思ってました。だって、中学生の課題図書になるような本を書かれる作家さんですもの。きっと堅苦しい、小難しい文章なんだろうなぁ…と思っていたんです。(どんな偏見だよ…笑)でもね、読んでみたら全然そんな事はありませんでしたヨ主人公の少年・洪作が体験する出来事は、どの時代でも共通する普遍的なもの。「そうえいば小学生の頃って、こんな事考えてたっけなぁ…」と、思いっきり洪作の視点で、懐かしさを感じながら読み進める事ができました(笑) ≪オススメPoint≫ 名作 懐かしい 昔の日本の風景 じんわり昔の日本の風景。井上さんの自伝的小説という事だから、100年も経っていないですね。田舎町特有の煩わしさもあるけれど、人間の温かさや固い絆があって。貧しい時代ではあったけれど、人間の心は豊かだった…そんな雰囲気が伝わってきます!おぬい婆さんと二人きりで暮らす洪作の視点で描かれる物語。特にこれといった起伏のある展開ではなく、淡々とした日常が描かれているのですが、まるで自分が体験した事を思い出しているかのような、ノスタルジーな気分に浸りました読んでいると、ささくれ立った心が不思議と落ち着いていくような、、、そんなぬくもりのある素敵な作品でした。じんわりと、心に沁み込んでくる本ですどうやらこの作品、三部作のようで…「夏草冬涛」「北の海」と続くそうです。 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.16
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【水底フェスタ】辻村深月 【内容情報】(「BOOK」データベースより)村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。辻村深月が描く一生に一度の恋。本日2度目の更新です。今回はちょっぴり辛口評価です。どこまでも救いようのない物語だったなぁ……。相変わらず辻村さんの物語は、気が滅入るぐらいに 負のオーラ全開 です(笑)いつもの辻村作品は、最後に一筋の光が見えるというか希望が残されているのですが。今回はそれがありませんでした。鬱々とした気持ちで本を閉じました~全てが村の中で完結してしまうような、閉塞的な雰囲気自体は嫌いじゃないです。「屍鬼」を彷彿とさせるような、隠蔽体質の村人達や古くからの慣習もなかなか良い。……でも、そこに新しい物がうまく溶け込んでいない。どこか中途半端なんです。それなら、いっその事「ロックフェス」という要素を入れずに、あくまでも因習的で不気味な村の事を中心に書いて欲しかった気がします… ≪オススメPoint≫ サスペンス 村の秘密 やるせない舞台は、村おこしのために野外フェスを毎年行っている、田舎の睦ッ代(ムツシロ)村。毎年恒例の野外フェス「ムツシロック」に参加していた村長の息子・広海は、そこでかつて村を捨てて上京した八歳年上の女優・由貴美に出会う。妖精のように白く長い手足、眼光の鋭い大きな瞳に、一瞬のうちに魅了される広海。正直、由貴美には最後の最後まで魅力を感じる事ができませんでした魔性の美しさ、というのともちょっと違う。どちらかというと怯えている小動物系(笑)最後まで広海が振り回されている格好になって、若干イライラしますー。由貴美の言う「復讐」というのも、動機があまりにも弱い気がするし、「水底に沈んだ村」の設定も、投げ出された感がありうまく活かされていませんでした。うーーん、決して面白くないわけじゃないんですが辻村さんが書いたんだ、と思うと物足りなさが残る作品ですねぇ。。。ついでに、もう一つ。あらすじの「一生に一度の恋」が、とてもとても不満。この二人の場合恋とは言えないよ!一生に一度の恋は、「子どもたちは夜と遊ぶ」の月子と浅葱みたいな恋だと思うのです~。* * * * *ところで、辻村さん。今年は産休育休に入っておられたようで。ママになった辻村さんが今後どんな作品を書かれるのか、期待したいと思います ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.11
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【夜は一緒に散歩しよ】黒史郎 【内容情報】(「BOOK」データベースより)横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と二人で暮らしていた。千秋は母の死後、奇妙な絵を描くようになる―人ではない、異形のものを。ある日をきっかけに、千秋は「青い顔の女」ばかりを描くようになった。千秋はその顔を「ママ」と呼び絵を描くことに異常に執着する。そしてもう一つ執着すること。それは、夜の散歩だった。『ダ・ヴィンチ』『幽』主催第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作。うぅ……これは怖かった。夜、一人で読みながら何度後ろから視線を感じた事か。(気のせいなんだけどね。笑)「怪談」の類は大好きだし、「ホラー」とは似て非なるジャンルだと思っているので、今回も安心して読み始めたのです。ちょっと薄気味悪い程度だろう、と高を括ってました。すっかり騙されました。ここ数年読んだ中でも、かなり怖い部類に入ります怖さを感じるのはどんな時か?自分の怖さのツボを分析してみました。 超自然的な怖さを目の当たりにした時。 明らかに異常な言動をする人間。 文章に普段耳慣れない薄気味悪い擬音語や擬態語が出てきた時。この作品、私のツボを見事に抑えています。も~それだけで拍手を送りたい!(笑)個人的には、猟奇的な殺人事件だとか直接的なモノにはあまり怖さは感じません。きっと心理的にゾワゾワと追い詰められていく作品が怖いのです。。。 ≪オススメPoint≫ ホラー 怖すぎる これでも幼稚園児? 夢に出てきそうどーでもいい分析をしているうちに、前置きが長くなってしまいました何が怖かったかって、幼稚園児の女の子・千秋。子供らしく癇癪を起こしたと思えば、次の瞬間には無表情でこちらを見ている。楽しそうに駆けまわっていたと思えば、正座してどこかあらぬ一点を見つめている。そして母の死後、頻繁にスケッチブックに描く「青い顔の女」。真夜中の暗い川辺や、人の死んだ場所ばかりを好む幼稚園児。こ、怖すぎる…(笑)墓地で嬉々として見えない死者を描くなんて、例え自分の子供だとしても嫌になるわ!「青い顔の女」の正体については、ちょっと突飛すぎる気もしたし、卓郎も娘の千秋を甘やかしすぎだし、美樹はそんな子供がいてまで卓郎の傍にいたいの?……と、ツッコミ所が満載だったのですが(笑)それでもここ最近の作品の中では、群を抜いてイヤぁ~な気持ちにさせられたので、これはまんまと作者さんの思惑に乗せられたんだと思います。きっと……文庫も出てたんですね!興味ある方は挑戦してみて下さい…(笑)【送料無料】夜は一緒に散歩しよ価格:680円(税込、送料別) ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.11
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12月の新刊購入予定本です~最近、購入予定の本が全部買えていない気がする。。。「いずれ」買う予定の本です(笑)【文庫】 8日 「リリエンタールの末裔」(上田早夕里) 8日 「卵をめぐる祖父の戦争」(デイヴィッド・ベニオフ)20日 「盗まれて」(今邑彩)21日 「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」(クラーク・アシュトン・スミス)【漫画】 5日 「花咲ける青少年 特別編」2巻(樹なつみ) 9日 「空挺懐古都市」1巻(石据カチル)22日 「テルマエ・ロマエ」4巻(ヤマザキマリ)22日 「ばらかもん」5巻(ヨシノサツキ)27日 「黒執事」13巻(枢やな)【単行本】15日 「アンチェルの蝶」(遠田潤子)15日 「ようこそ、古城ホテルへ」2巻(紅玉いづき)今月は、何と言っても「リリエンタールの末裔」ですね!どうやら「華竜の宮」と同じ世界観の作品のようで……楽しみすぎる~~【送料無料】リリエンタールの末裔価格:714円(税込、送料別)あとはC.A.スミスの「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」でしょうか。「ゾティーク幻妖怪異譚」、「ヒュペルボレオス極北神怪譚」に続く短編集。これまた楽しみ。創元推理社のサイトに、表紙絵がアップされていました!美しい……【送料無料】アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚価格:1,260円(税込、送料別)恒例ですが、最近食べたスープカレーの写真。すーぷかりぃ カイエン 2回目☆ posted by (C)nanaco☆「すーぷかりぃ カイエン」さんの「チキン野菜」です。2回目の訪問。ここのスープはやっぱり美味いっ!!相変わらずオーダーしてから出てくるまでの時間は、ちょっぴり長いのですが…そんな待ち時間もどうでもよくなるほど美味しいです~~そして野菜の火の通し方(素揚げの加減)が完璧なんですよ。短すぎず、長すぎず。野菜の本来の味を生かした火の通し方です~。すーぷかりぃ カイエン北海道札幌市豊平区月寒西1条11-2-28ピカンティ 札幌駅前店 2回目☆ posted by (C)nanaco☆「ピカンティ 札幌駅前店」さんの「ぷりぷり海老の詩7」。こちらも2回目の訪問。会社のすぐ近くにあるので、平日ランチタイムに行けるのが嬉しいですホットペッパーのクーポン使用で、トッピング(100円分)無料になりました。えへへ。というわけで、大好きな「うずらのたまご6個」をトッピング!(笑)その名前の通り、ぷりっぷりの海老がとても美味しいです。あっさり系と濃厚系スープがありますが、ここのお店は濃厚系の方が好きですねー。……というか、冬だから濃厚系が食べたくなるだけなのかもしれませんが。ピカンティ 札幌駅前店北海道札幌市中央区北2条西1-8-4 青山ビル 1Fナスとモッツァレラチーズのパスタ♪ posted by (C)nanaco☆スープカレーではないですが…札幌三越の北館2Fにオープンしたばかりの「カフェ ノーブル」さんでのランチ。「ナス・モッツァレラ・タプナードのトマトソーススパゲティ」。ワンプレートでオシャレです!女性にはピッタリのボリュームで、とても上品な味付けでした。この盛り付け方がお料理する時の参考になるなぁ…と思ってパチリ店内は広く清潔感があって心地良く、ついつい長居してしまいそうなお店です。カフェ ノーブル札幌市中央区南1条西3丁目8 札幌三越北館2F
2011.12.07
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【あやかし草子 みやこのおはなし】千早茜 【内容情報】(「BOOK」データベースより)古き都の南、楼門の袂で男は笛を吹いていた。門は朽ち果て、誰も近づくものなどいなかった。ある日、いつものように笛を吹いていると、黒い大きな影が木立の中に立っていた。鬼だ。だが男は動じず、己を恐れない男に鬼はいつしか心を開き…(『鬼の笛』)。いにしえの都に伝わるあやかしたちを泉鏡花文学賞作家が紡ぐ最新作品集。【目次】(「BOOK」データベースより)鬼の笛/ムジナ和尚/天つ姫/真向きの龍/青竹に庵る/機尋千早作品を読むのは、デビュー作「魚神」に続き2作目ですあのねっとりと肌に纏わりつくような妖艶さだとか、どろりとした猥雑さが好きでしたが、今回はわりとあっさりとしたライトなお話が多かったように思います。ちょうどこの本の前に読んだ、乙一さんの「死者のための音楽」に雰囲気が似ています。その所為なのか、余計に薄味でちょっぴり物足りなく感じてしまいました~読む時期が違ったなら、また感想も違ったものになるのかもしれませんが。。。 ≪オススメPoint≫ あやかし奇譚 文章が美しい ほんのり切ないそれでも、美しく流麗な文章は健在です。これだけでも読んで良かったな、と人を惑わせる笛の音を響かせる男のお話「鬼の笛」の雰囲気がとても良かったです。男の吹く笛の音色に引かれて、毎晩やってくる恐ろしい形相の鬼。「100日経てば心を持つようになる」と言う、鬼から貰った美しい女の正体は…一番好きだったのは、まるで織姫と彦星を思わせる「天つ姫」。ある日出会った、幼い人間の姫君と天狗の梁星。そして楽しい日々は終わりを告げ、姫君は残虐な帝の妃になる事が決まり…。姫君と梁星が、互いに気付かぬまま恋を育む様子が微笑ましくもあり、切なくもあり。脳裏に広がる情景が、まるで一幅の絵のような「機尋」。染屋の男・柳のもとで育てられた幼い少女・紅。都の織屋に届け物を頼まれた紅が、その場所で見たものとは…?永遠に童子のままでいられる世界、町中を美しく染め上げる夕日の描写がとても綺麗!柳と紅の関係にキュンとしてしまったのは私だけではあるまい。。。(笑)ガツンとしたインパクトはないですが、優しい妖の世界が心地良い本でした次は、積読になっている「おとぎのかけら 新釈西洋童話集」を読んでみよう。 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.12.01
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【死者のための音楽 山白朝子短篇集】山白朝子 【内容情報】(「BOOK」データベースより)…おばあちゃん、まるで後を追うみたいだったね。病院で、返事をしないおばあちゃんにむかって、話しかけてたよね。「ねえ、音楽は聞こえてる?」(「死者のための音楽」より)。怪談専門誌『幽』の連載で話題騒然の作家、待望の初単行本。【目次】(「BOOK」データベースより)長い旅のはじまり/井戸を下りる/黄金工場/未完の像/鬼物語/鳥とファフロッキーズ現象について/死者のための音楽この本、乙一さんの別名義本との事で手に取ってみた作品です~発売当初から色々噂はあったようですが、今年ご本人のtwitterで明かされたので本物デスネ。読んでみれば、ところどころに乙一さんの気配を感じるというか…(笑)残酷さと哀しみ、凄惨な描写の中に小さな優しさと希望がちらりと垣間見えるのですよねこの絶妙なバランス感覚は、絶対にオツイチさんしかありえない。(いや、ホントそう思いますよー!)全体的に、「平面いぬ。」に収められていた「石ノ目」の作風に近かった気がします。一昔前の日本の風景が脳裏に広がります。闇がまだ身近にあった頃の不思議なお話。いいなぁ、こういう作品大好きだなぁ。。。 ≪オススメPoint≫ ファンタジーホラー?? 恐ろしいのに切ない 収録順が絶妙!どれも面白かったのですが、黒乙一らしい!と思ったのが「黄金工場」。工場廃液が垂れ流される森のすぐ近くにすむ少年が語り手。廃液を浴びると、昆虫や動物等全ての生き物が黄金になる事を発見してしまう。このギョッとするほどブラックな幕引きは、「さすが…」と言う他ありません(笑)「鳥とファフロッキーズ現象について」も好きだったなぁある少女と小説家の父親の住む家に、突然やってきた大きな黒い鳥。その謎の鳥と一緒に暮らすようになってから、周囲で不思議な現象が起こり始める。あのシーンはショッキングですが、鳥の健気さに心打たれ号泣した作品です。個人的に一番好き…というかインパクト大だったのが「鬼物語」!!これね、雰囲気が「SEVEN ROOMS」 (「ZOO」に収録されてます) に似てるんですよ~(笑)鬼が人を喰らう…この想像するだに恐ろしいほどのグロさ、それなのにラストに感じる切なさ。読了後に思い出すのは、不思議と美しく舞い散る桜の花びらだったりするのです。そして、ラストに収められた表題作「死者のための音楽」がまた秀逸でした。母と娘、交互に語り手が入れ替わりながらお話が進んでいきます。音のない世界が美しく、愛しさと哀しみに満ちた物語でした。じんわりと心に沁み入ります。ところで、この本の装丁はとてもセンスが良いです~~一見シンプルだけどとても凝ってます。特にこの栞!!最初髪の毛かと思った…(笑)もしやと思ったら、やっぱりブックデザインは祖父江慎さんでした。 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.11.26
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10月に観たDVDを観賞メーターでまとめました10月の鑑賞メーター観たビデオの数:7本観た鑑賞時間:654分アンノウン ブルーレイ&DVDセット(2枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]あの「エスター」の監督!と聞いていてもたってもいられずレンタル(笑)交通事故に遭い4日間の昏睡から目覚めると、妻は自分の事を知らないと言い見ず知らずの男が自分に成り済まして夫になっていた。一体何故?何のために?自分の記憶は正しいのか?まさか王道の○○オチじゃないよね?と一抹の不安を抱えながら観賞しましたが、良い意味で裏切られました。仕組みが明らかになってからはツメが甘すぎてツッコミ所満載ですが、真相に行きつくまでが面白かったので概ね満足です。ダイアン・クルーガーは相変わらず美人さんですね。鑑賞日:10月02日 監督:わたしを離さないで [DVD]秋の夜長に観賞するにはピッタリの作品。ただ、観終えた後にどうしようもなく打ちのめされる可能性もあるので注意が必要です・・・。カズオ・イシグロさんの原作が大好きだったので、映像化されたのは嬉しい限り。キャシー、トミー、ルースはキャスティングがピッタリですね。(幼少時の3人も可愛い!)この作品全体を哀しみが覆っているような印象。「終了」の日まで「提供」を続けなければいけない理不尽さ。やはり原作に比べると説明不足な所はありますが、キャシーの憂いを含んだ哀しげな瞳が全てを物語っているような気がします。鑑賞日:10月08日 監督:マーク・ロマネクトルク [DVD]大好きな映画!もう何回観たか分からないけど、また久々に爽快な作品が観たくなって観賞。バイク上のアクションシーンとか絶対ありえないんだけど、「それはない!」とツッコミつつ皆でワイワイ観るのが楽しい。カッコ良ければ全て良し!「ワイルド・スピード」系が好きな人にはオススメです。そういえばこの映画に出てたアジア系俳優のウィル・ユン・リー、一時期本気で惚れてたな~(笑)鑑賞日:10月08日 監督:ジョセフ・カーンザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]作家の恩田陸さんオススメの作品ということで、興味を持ったので観賞してみました。ただただ美しい!の一言。どのシーンをとってもまるで絵ハガキになりそうなほどの圧倒的な映像美。CGを使わずに撮ったというから驚きです。衣装も素晴らしく、強烈な色彩が今でも脳裏に焼き付いています。ある青年が、少女に聞かせるおとぎ話。現実と空想が入り混じったような不思議な世界に魅了されました。お話が進むにつれ、徐々に青年の事情が分かってくるのですがこれがまた重い話で(笑)最後に何かから解き放たれたような表情が印象的でした。鑑賞日:10月10日 監督:ターセムベニスに死す [DVD]タージオ役のビョルン・アンドレセン、世の中にこんなに綺麗な人間がいるのか!とため息が出てしまうほどの美しさ。(この彫刻のように整った美しさは、ほんの短い間だけなんだろうなぁ・・・)初老の音楽家がベニスで出会った少年の魔性の美しさに魅了され、ズブズブとのめりこんでいくという何とも強烈な作品です。タージオの一挙手一投足を熱く見つめる中年男。熱い視線を冷たく見返す少年。台詞はほとんどない。むしろ台詞なんかいらない。バックに流れる美しい音楽と相まって芸術的かつ耽美的な印象を残しました。鑑賞日:10月22日 監督:ルキノ・ビスコンティロミオの青い空(1) [DVD]お友達から熱烈な推薦があったので観てみる事に。今まで世界名作劇場=「フランダースの犬」だったのですが・・・うわ~~これはもう1巻目から引き込まれる!貧しいけれども温かい生活を送っていたロミオの家族。人買いの出現により幸せな生活から一転、一家は絶望の淵に追いやられる。父を尊敬し、母を大事にし、双子の弟達の面倒を見る少年ロミオ。それに旅の途中で出会う謎の少年アルフレド。(格好良すぎるよ、アルフレド!)この先二人にどんな運命が待ち受けているのか、どんな友情を築いていくのか楽しみです。鑑賞日:10月24日 監督:イップ・マン 序章 [DVD]おぉぉ・・・カッコイイ!!これは思わぬ掘り出し物でした(*^^*)ブルース・リーの師匠だったイップマンを題材にしたアクション映画。必要最小限の動きで次々と敵を倒していく詠春拳、もうスゴイとしか言いようがない。イップマン役のドニー・イェン、どこか達観したような静かな佇まいが素敵。それに「マッハ!」シリーズと違って、ストーリーもしっかりとあります(笑)まぁ若干反日な部分はあるけれど(この時代は仕方ないよね)、この時ばかりはイップマンに感情移入しながら観賞した方が楽しめます。軍服姿の池内博之さんも密かに素敵。鑑賞日:10月30日 監督:ウィルソン・イップ鑑賞メーター特に面白かったのは、何と言っても「イップ・マン 序章」ですね~あのブルース・リーの師匠だったというイップマンを題材にした作品です。アクション総監督はサモ・ハン・キンポー。もうこの時点で本気度が伺えます!続編に「イップ・マン 葉門」というのが出ていて、こちらもめちゃめちゃ面白い。ストーリーもしっかりあるし、アクションとしても一級品。何故日本であまり話題にならなかったのか不思議なくらい、とにかくスゴイ映画です!若干反日が入ってると思われる方もいるのかな。まぁ娯楽映画なのでね…密かに池内博之さんが出演してます(笑)それと印象的だったのが「ベニスに死す」。トーマス・マン原作です。随分と古い映画なんですが、特筆すべきは究極の美少年ビョルン・アンドレセン!!世の中にこんなに整った顔立ちをした少年がいるんだろうか…という程美しいです。内容はね、簡単に言うと……中年男がベニスで会った美少年に魅了されてストーカー化するお話(笑)中年男役ダーク・ボガードのダメダメっぷりが素晴らしいですー。台詞も少ないし、単調な展開なんだけど。それでも芸術的な印象を残すのは、ビョルンの美貌のせいなのでしょうかね
2011.11.23
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【異星人の郷(上)(下)】マイクル・フリン 【内容情報】(「BOOK」データベースより)14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。かれらは悪魔か?だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。お友達の日向永遠さんから紹介して頂きました~日向さん、いつも面白い本を教えて頂いてありがとうございます!『SFが読みたい!2011年版』ベストSF2010海外篇1位。もしも、今の時代に不気味な異星人(宇宙人)が漂着したら??きっとどんな国であれ、秘密裏に軍に捕らえられて研究材料にされるんでしょう。。。でも、例えばそれが当然のように"悪魔"の存在が信じられていた中世ヨーロッパだとしたら?うーん、もし過去にこんな事があったなら…と思うと面白いですね信心深い中世の人達だからこそ、ある程度の距離を置きつつ友好関係を築けたのかな。時代設定は違うものの、何だか「E.T.」を思い出しちゃいますねぇ。 ≪オススメPoint≫ SF ファースト・コンタクト 読後は爽やかこの作品が面白いのは、中世パートと現代パートが交互に収められている事中世パートは、森に囲まれた教会とお城がある小さな村・上ホッホヴァルトが舞台です。主人公は、教会の司祭ディートリヒ。(神父だが、あまり人に知られたくない過去がある)そして現代パートは、統計歴史学を研究するトムと宇宙物理学を研究するシャロン。正直このあたりは読みづらい!時重力と電磁気力を融合とか言われてもピンときません(笑)まー大筋が理解できていれば、細かい事は気にしないのです……えへへ。妙に人間くさい異星人(クレンク人)と、ディートリヒの会話が面白かったです。クレンク人をキリスト教に改宗させようとする神父さん……あんた只者じゃないぞ驚くべきスピードで猛威を振るう黒死病(ペスト)の描写は、過去に読んだどの本よりも凄まじかったです。いやーこれはホントに恐ろしい。。。小さな村をペストが襲ってからは、中世パートは悲しい展開続きでしたね~。満月の光が優しく降り注ぐ中、一抹の物悲しさとともにひっそりと幕を下ろす最終章。不思議とどこか爽やかな気持ちで本を閉じました ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.11.22
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読書メーターまとめ、これで最後です水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)楊令、大きくなったなぁ!張平を優しくたしなめる所なんか、もうすっかりお兄さんですね。(といってもまだ15歳にもなっていないんだよなぁ)優しさは強さと同列である事、王進先生の本質をしっかりと受け継いでいるようでこれからの成長に益々期待。澄み渡る楽和の歌声、それに合わせて響き渡る馬麟の美しい鉄笛。悲しいけれどいかにも彼らしい最期。花栄の強弓は、もはや人間業ではない!そして林冲が単廷珪に向って「立てよ、虫けら」「それぐらいで死ぬのか、虫けら」と罵るのに、少しときめいてしまったのは私だけでしょうか・・・(笑)読了日:10月25日 著者:北方 謙三イルゲネス~偽翼の交響曲 1 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)イルゲネス、いよいよ新章突入しました!相変わらず軍服×美青年好きにはたまらない美麗絵ですねぇ・・・。今回から金髪美女・ロザリンデと女版フォン・ギャビィが新入生として仲間入り。フォンと同じピーコック・アイのギャビィは、水面下で活動する「象の牙」に今後どんどん絡んできそうなので期待大です。フォンの顔からは少し幼さが抜けましたね~エスとの友情が二人にとって吉と出るか、凶と出るか?小説版とどう繋がっていくのか、次巻が楽しみです♪読了日:10月29日 著者:桑原 水菜,石据 カチルデッドマン・ワンダーランド (11) (角川コミックス・エース 138-19)今回も期待以上の面白さでした。シロの痛々しい過去、レチッドエッグが生まれた理由。前巻まで謎だった事が次々と明らかになり、清々しさを感じると同時に悲しさもこみあげてきます。ガンタがシロの記憶を持っていなかったのはそういう訳だったんだぁ、切ないなー。今回は千地さんがカッコイイ!でも双子のチャンとエンも好きでしたよ。だって、二人にとって剥切は自分達を「人間」にしてくれた恩人だもの。こんな生き方しかなかったんだと思うと切なくなりますね・・・。読了日:10月29日 著者:片岡 人生,近藤 一馬あやかし草子 みやこのおはなし千早作品は、「魚神」に続き二作目。あのねっとりと肌にまとわりつくような妖艶さと猥雑さが好きだったのですが、今回はわりとさらりとした作品が多かったように感じます。それでもキリリと冴えわたるような文章の美しさは健在。様々な妖達が登場するのですが、人外のモノというよりもどちらかというときわめて人間に近い存在。人の心を惑わせる音色を奏でる「鬼の笛」、当人達も気付かぬまま恋に落ちた幼い姫と天狗を描いた「天つ姫」、永遠に童子でいられる紅く染まった世界が美しい「機尋」あたりが好みでした。読了日:10月29日 著者:千早 茜水滸伝 16 馳驟の章 (集英社文庫 き 3-59)女性陣強し。顧大嫂と孫二娘。特に仲睦まじかった顧大嫂と孫新の事を考えると胸が痛くなりますが、日々の生活の中で少しずつ自分を取り戻していく強さには驚かされる。そして扈三娘と白寿。全くタイプが違うだけに、女の戦いという感じはしない。むしろ二人してしょーもない王英に愛想を尽かしてしまったような・・・(笑)洪清と燕青の戦いは熱い!あの6ページは手に汗握りました。体術を会得した二人だから、相打ちになる事を心配していたのでヒヤヒヤ。盧俊義救出のシーンもそうだったけど、燕青は男気溢れていて本当に格好良いですね。読了日:10月29日 著者:北方 謙三2011年10月の読書メーターまとめ詳細読書メーター先月は、やっぱり7月からずっと読み続けている「水滸伝」!どの巻も5つ☆を付けたいぐらい面白い。本当に面白すぎです。。。ハードボイルド作家の北方さんだけど、こんなにも人間の感情を描くのが巧いとは…11月に入って、とうとう全19巻読み終わりました。近々感想UPします 1巻から引き込まれます・・・あとは「異星人の郷」や先日レビューを書いた「忘れられた花園」等、海外翻訳本もとっても面白い作品に出会えたので、満足、満足の10月でした~
2011.11.19
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読書メーターまとめ、続きです~名作アニメの風景50 -誰もが知っているあの物語の舞台へ-このアニメはこの国がモデルだったんだ!と心の中で歓声を上げながら、美しい写真の数々を堪能しました。やっぱりムーミンの住む国フィンランドには行ってみたいなぁ。そういえば、フィンランドの水道水はペットボトルの水よりも水質が良いと聞いた事がある。そんな綺麗な水を作る豊かな自然、いかにもムーミン谷がありそうじゃないですか~♪そしてフランダースの犬のラストシーン、ノートルダム大聖堂。ルーベンスの絵を見ただけで涙が出そうだ・・・。どれも素敵な写真ばかりでしたが、少しだけ写真が粗かったのが残念。読了日:10月15日 著者:異星人の郷 上 (創元SF文庫)中世ドイツの人々と突如現れた異星人(クレンク人)とのファーストコンタクトを描いた作品。もし彼らが漂着したのが現代だったならこうはいかない。きっとあちらこちらに追いかけまわされた上に捕えられて研究材料にされてしまうんだろうなぁ(笑)信心深い中世の人々だったからこそ、ある程度の距離を置きつつも友好的な関係を築けたのかもしれないですね。柔軟な思考を持ったディートリヒ神父と、どこか人間臭いクレンク人とのやりとりが面白い。まだ一見繋がりのないように思える現代パートと中世パートが、下巻でどう絡んでくるのか楽しみです!読了日:10月18日 著者:マイクル・フリン異星人の郷 下 (創元SF文庫)全て読み終えた後で、改めてこの上下巻を眺めると感慨深い思いです。中世物を読んでいると必ずと言って良いほど出てくる黒死病(ペスト)。この描写が鳥肌が立つほど凄まじい。驚くべきスピードで猛威を振るう未知の伝染病に対する恐怖感、焦燥感、そしてその矛先を「悪魔」であるクレンク人に向けてしまう村人達の様子があまりにも痛々しかったです。多分に宗教観が入っているせいか、個人的な観点で読むとクレンク人よりもむしろ村人達の方が異質だ。満月の光が降り注ぐ中ひっそりと幕を閉じる最終章が良かった。読了日:10月21日 著者:マイクル・フリンあめのちはれ 5 (B's-LOG COMICS)女の子って大変だなぁ、と改めて実感する巻。服装、マニキュア、お菓子作り。葉月がすっかり馴染んでしまうのも、もともとそういう部分が少なからずあったからなのでは?という気がする(笑)今回は真城ちゃんのお話がメインです。最も本心の見えないキャラだったから、こういう風に過去話だとか掘り下げていってくれると嬉しいです。本当に不器用だな~真城ちゃんも涼子さんも!二人が無事くっつけると良いのですが・・・。次はいよいよ「雨が降ると女の子になってしまう理由」が分かりそうですね^^読了日:10月22日 著者:びっけ咎狗の血 9 (B's-LOG COMICS)発売が延期されていた9巻、やっと読む事ができました!茶屋町先生、お疲れ様です。咎狗のダークな世界観をたっぷりと堪能しました。源泉と一緒にいるとアキラが幼く見えますねー。ケイスケといると年相応、リンといるとお兄ちゃんに、そしてシキといると・・・とにかく歪んだ愛情に縛られているように見える(笑)シキファンとしては彼の出番が少なくて残念ですが、それでもそれぞれのキャラルートを丁寧に拾っている&独自のストーリーを入れているので読みごたえはたっぷりです。おっさんはゲーム以上のカッコ良さ!読了日:10月22日 著者:茶屋町勝呂,(原作)Nitro+CHiRALバクマン。 15 (ジャンプコミックス)七峰くんはまぁ予想通りなんだけど、それ以上にサイコーとシュージンの成長というか貫禄っぷりを確認できた巻。(今アニメ観てるから余計にそう感じる~!)模倣犯のお話は、シュージンの生真面目な性格を読んだ嫌~な事件でしたが、それを逆手に取るという爽快さ!相変わらず熱いです、この漫画。中井さんは、どこまでしょーもない人なんだ(笑)文字通り体を張ってユリタンを守る平丸さんが妙にたのもしく見えてくるぞ。それにしても平丸さんの部屋ラブリー!ラッコのブランケットが欲しい・・・。読了日:10月22日 著者:小畑 健NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2011年 10月号 [雑誌]モンゴルの遊牧民の記事がとても興味深かった。120ページの雄大な緑の大地、ポツリポツリと点在する移動式住居ゲル、思い思いに草を食んでいる馬達。まるで「乙嫁語り」の世界!でも今までモンゴルという国に対する私のイメージはこういうものでした。それが、近年では大寒波のために草原を後にして、首都ウランバートルに引っ越して来ざるを得ない遊牧民が沢山いるらしい。大気汚染が深刻化し、水も満足に使えず、犯罪発生率も高いゲル地区。「箱の中で暮らしているようだ」という言葉がとても印象に残りました・・・。読了日:10月22日 著者:山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)乙一さんの別名義本。残酷さと哀しみが同居したようなお話が多く、凄惨な描写の中に小さな希望と優しさが垣間見える。うぅむ、この絶妙なバランスは紛れもなく乙一さんですね(笑)「鳥とファフロッキーズ現象について」は鳥の健気さに心を打たれ号泣。そして表題作「死者のための音楽」で静かな悲しみと温かさに包まれる。でも一番インパクトがあったのは「鬼物語」。鬼が次々と人間を喰らっていく様子は地獄絵図そのものなんだけど、読了後に思い出すのは美しく舞い散る桜の花びら。乙一さんは本当に不思議な作家さんです。読了日:10月25日 著者:山白 朝子
2011.11.19
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10月に読んだ本を読書メーターでまとめました~10月の読書メーター読んだ本の数:21冊(小説13冊・漫画5冊・雑誌2冊・写真集1冊)読んだページ数:5043ページナイス数:1256ナイス乱鴉の饗宴 下 (氷と炎の歌 4)は~・・・なんて濃厚な物語なんでしょう。訳者が変更になった事なんて忘れてしまうくらい面白くて、夢中になって読み進めました!またすごいトコで終わっちゃうなぁ。一心同体だった双子の姉から、既に心が離れ初めているジェイミー。サーセイ絶体絶命のピンチに取った行動に驚きを隠せず。そしてブライエニーのもとに現れたのはまさかのあの人。どれもこれも瞠目必至の展開で、ヒジョーに続きが気になります。それにしてもジョンは、ダニーは、ティリオンはどうしてるの??次巻「ドラゴンとの舞踏」が待ち遠しくて仕方がない!読了日:10月01日 著者:ジョージ・R・R・マーティン水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)今回は史進の役まわりに笑いましたー。えっ、そういうキャラでしたっけ・・・?まぁ闇妓楼においても史進がどこまでも豪快である事は間違いない(笑)そしてそれをネタに賭けをする林冲と盧俊義もまた笑える。しばらく湿っぽい展開続きだったのでこのくだりは和みました。樊瑞に燕順。好漢達の壮絶な生き様を通してそれぞれの死生観が垣間見え、万感胸に迫る思い。死を覚悟して酒を酌み交わすというのは、一体どんな気持ちなんだろう。ラストの花栄は格好良かった!読了日:10月03日 著者:北方 謙三隅の風景恩田さんの紀行文は、とても面白い。同じ風景を見ていても、自分とは感じ方が全く違うのだという事を実感させられます。小説の取材のためではなく、もっと漠然としたインスピレーションを得るために旅に出る。だから、とりとめのない妄想はどこまでも肥大していく(笑)あちこちで小説や映画のネタが出てくるのが嬉しいですね。(そしてその守備範囲の広さに感心する・・・)無類のビール好きである恩田さん。同じくビールをこよなく愛する者として素通りできず、思わず「行きたい国リスト」にチェコを追加してしまいました^^読了日:10月06日 著者:恩田 陸虹のまちの想い出これは素晴らしい絵本!「星月夜の夢がたり」同様、鯰江光二さんの幻想的なイラストが光原さんの流麗な文章にマッチしていますね。そして今回は何とウィリアム・ギロックのCD付き。掌編のタイトルとCDの曲名が同じなので、演奏を聴きながら物語の世界に浸るとまた深い味わいがあります。冬の満月が青く輝く夜、遥か昔に栄華を極めた古城に集う亡霊達。自分が死んだ事に気付かないまま、無念と失意を抱えて森を走り続ける幻の騎士。失った秋をスケッチブックに収める青年。自分の未来が見える魔法の泉。哀しくも美しいファンタジー。読了日:10月06日 著者:光原 百合開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)面白い!「聖餐城」を読んで一気にファンになった皆川さんですが、今回もまるで翻訳本を読んでいるかのような重厚さ。舞台は18世紀ロンドン。突如現れた四肢の切断された少年と、顔を潰された男性の屍体。死臭漂う猥雑な町と、外科医ダニエルを慕う美しき弟子達との対比が印象的で、混沌としながらもどこか調和のとれた軽やかさを感じる。舞台設定はさることながら、ミステリとしてのストーリーの運びも秀逸。浮き浮きすると解剖ソングを口ずさむ弟子達が可愛かったです(笑)あちこちに散りばめられたユーモアのセンスにも舌を巻きました。読了日:10月08日 著者:皆川 博子忘れられた花園 上「秘密の花園」と「小公女」をミックスしたような作品ですね(笑)埠頭に一人置き去りにされていた少女ネルの物語。亡くなった祖母にまつわる謎を解き明かそうとする孫娘カサンドラの物語。そして双子の弟と共に貧しい暮らしを強いられていた少女イライザの物語。現在と過去が交錯し、複雑に絡み合っていく。徐々に明らかになる真実と、新たに提示される謎にワクワクしながら読み進めました。中盤で挿入されるお伽噺「老婆の目玉」は、イライザとローズのくだりを読んだ後に読み返すとさらに面白みを増します。さぁ、下巻へ!読了日:10月12日 著者:ケイト・モートン忘れられた花園 下大満足の一冊。物悲しさと不穏な空気を孕みつつ、徐々に解き明かされていく謎。三つの時代を行きつ戻りつしながらやがて一つの真実に迫っていく様は、見事としか言いようがない。実は中盤以降(ローズが○○したあたり)で結末は大体予測できてしまうのですが、それでも最後までドキドキしながら読ませてくれます。複雑に入り組んだ迷路のような庭園。むせかえるような緑の匂い。空想の世界を胸に抱え駆け回る赤毛の少女。五感を刺激されるような描写もとても美しかった。「レベッカ」に勝るとも劣らない最高のゴシック・ロマンスです!読了日:10月15日 著者:ケイト・モートン活字倶楽部 Vol.62 2011 夏秋発売日が延期になり「あれ?」と思っていたのですが、発行自体が危ぶまれていたんですね~とりあえず無事に手元に届いた事にホッと一安心です^^今回は完結した「NO.6」について、あさのあつこさんのロングインタビューが載っていたのが嬉しかったです。それにまた気になる作品も沢山!「アルスラーン戦記」がまだ途中だった事を思い出しました。あーやっぱりかつくら止められない。読了日:10月15日 著者:
2011.11.19
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【忘れられた花園(上)(下)】ケイト・モートン 【内容情報】(「BOOK」データベースより)1913年オーストラリアの港に着いたロンドンからの船。すべての乗客が去った後、小さなトランクとともにたったひとり取り残されていた少女。トランクの中には、お伽噺の本が一冊。名前すら語らぬ身元不明のこの少女をオーストラリア人夫婦が引き取り、ネルと名付けて育て上げる。そして21歳の誕生日に、彼女にその事実を告げた。ネルは、その日から過去の虜となった…。時は移り、2005年、オーストラリア、ブリスベンで年老いたネルを看取った孫娘、カサンドラは、ネルが自分にイギリス、コーンウォールにあるコテージを遺してくれたという思いも寄らぬ事実を知らされる。なぜそのコテージはカサンドラに遺されたのか?ネルとはいったい誰だったのか?茨の迷路の先に封印され忘れられた花園のあるコテージはカサンドラに何を語るのか?サンデー・タイムズ・ベストセラー第1位。Amazon.comベストブック。オーストラリアABIA年間最優秀小説賞受賞。またまたすごい本に出会っちゃいました~~「秘密の花園」「小公女」「レベッカ」あたりが好きな人なら、きっと気に入るかと。(どーでも良い話ですが、こないだ観た「借りぐらしのアリエッティ」で翔君が「秘密の花園」読んでた…笑)複雑に入り組んだ迷路のような花園。空想の世界を胸にその中を駆け回る赤毛の美しい少女。むせかえるような濃い緑の匂い。波の音の聞こえる岸壁にそびえるお屋敷。五感を刺激されるような描写がとても美しくて、脳内で映像化しながら読み進めました現在を軸にしたお話に、過去のエピソードを交互に織り交ぜながら明かされていく真実。いや~ホントに巧いなぁ…と感心しつつ、一気に読み切ってしまいました! ≪オススメPoint≫ 美しい謎 まるで秘密の花園! 3人の少女まぁ若干難点があるといえば、男性陣がどれもこれもパッとしない事かなぁ…(笑)でもそんなのはほんの瑣末な事なのです。だって、この本の主人公は少女達なのですから。埠頭に一人置き去りにされた少女ネル。(ただし初登場時はおばあちゃん。笑)亡くなった祖母にまつわる謎を解き明かそうとする孫娘カサンドラ。双子の弟とともに、貧しく苦しい生活を強いられている少女イライザ。3つの異なる時代のお話が、やがてひとつに収束されていく様は見事!!個人的にはイライザのお話が一番好きだったかなー。自由奔放で、頑固で、妄想癖で(笑)でも親友ローズのためには、自らを犠牲にする事も厭わないほどの情熱っぷり。ところどころで挿入される、イライザのおとぎ話がまた面白く、ローズとイライザの関係を考慮した上で読み直すと、なんとも言えない切なさに包まれます正直、ミステリとしては??です…ローズが子供が産めないと分かったあたりで、簡単に結末は予測できちゃいましたから。だから謎解きとして読むと、案外あっけなく終わって肩すかしかもしれませぬ。少女から大人の女性へと変貌を遂げる瞬間の瑞々しさ、甘やかな関係と小さな嫉妬の炎。そんな危うさを孕んだ少女達の世界を堪能できる作品です。面白かった~ ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.11.13
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【開かせていただき光栄です】皆川博子 【内容情報】(「BOOK」データベースより)18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室から、あるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男性。増える屍体に戸惑うダニエルと弟子たちに、治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には、詩人志望の少年の辿った稀覯本をめぐる恐るべき運命が…解剖学が先端科学であると同時に偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちがときに可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む。皆川博子さんの作品は「聖餐城」に続き2冊目ですいやぁ~~これまた面白かったよ!色んな意味で濃厚な本でした(笑)実は最初、この本のタイトルを「聞かせていただき~」だと勘違いしてました。読んでいくうちに納得。解剖の事が描かれているから「開かせていただき~」なのね。「聖餐城」同様、まるで海外翻訳本を読んでいるかのような重厚さ。。。でもあちこちにブラックユーモアが散りばめられているので、面白くてサクサク読めます。皆川さん、81歳だというからますます驚き(笑)すごいセンスの持ち主だなぁ… ≪オススメPoint≫ ミステリ 二転三転する展開 魅力的な弟子達舞台は18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖室に突如現れた四肢の切断された少年と、顔を潰された男性の屍体。そしてその事件の裏に見え隠れするのは、ある詩人志望の少年と幻の稀覯本。この作家さん、時間軸の使い方がものすごく巧いなぁと思います時には過去の出来事にまで遡りながら、やがて見えてくる事件の全貌。最後の最後まで二転三転する展開だから、ラスト1ページまで気が抜けないわ(笑)んで、何よりポイント高しっ!なのが、あまりにも魅力的なダニエル先生の弟子達饒舌(チャターボックス)クラレンス・スプナー。22歳。肥満体(ファッティ)ベンジャミン・ビーミス。21歳。骨皮(スキニー)アルバート・ウッド。23歳。容姿端麗エドワード・ターナー。21歳。天才細密画家ナイジェル・ハート。19歳。主にエドワードとナイジェルが中心に物語が進められていきます。私の中では、エドワードとナイジェルは完璧に美青年(笑)解剖シーンは多々ありますが、全くグロさは感じられません。(まー映像では観たくないですが・・・)退廃的な雰囲気漂う猥雑な町ロンドンと、美しき弟子達の対比がとても印象的でした。でもそれがまた妙に調和が取れている感じがしますねぇエドワードとナイジェルが下した決断は、とても潔く二人らしいなぁ、と。解剖ソングのラスト「道化役者、これにて退場。」というのが全てを物語っている気がします。 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.11.09
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11月の新刊購入予定本です~【文庫】10日 「おさがしの本は」(門井慶喜)15日 「倒立する塔の殺人」(皆川博子)18日 「呪われた町(上)(下)」(スティーヴン・キング)29日 「ころころろ」(畠中恵)下旬 「FLESH&BLOOD外伝(仮)」(松岡なつき)【漫画】 4日 「ONE PIECE」64巻(尾田栄一郎)15日 「花のみぞ知る」2巻(宝井理人)22日 「ヒストリエ」7巻(岩明均)25日 「緋の纏」5巻(乾みく)25日 「乾みく短編集 暁の文」(乾みく)【単行本】11日 「夢違」(恩田陸)16日 「金色の獣、彼方に向かう」(恒川光太郎)22日 「さざなみの国」(勝山海百合)今月は、何と言っても恩田さんと恒川さんの新刊ですよ~~勝山さんの「さざなみの国」は、第23回日本ファンタジーノベル大賞を取りましたね!何となくこの作家さんは怪談というイメージが大きかったので、ビックリです。そういえばまだ「玉工乙女」が積んだままでした。。。↓過去の作品。表紙が綺麗ね~♪ さて、恒例ですが……先月行ったスープカレーのお店ですすーぷかりぃ カイエン posted by (C)nanaco☆札幌ドームのご近所「すーぷかりぃ カイエン」さんの「シーフード」です。これめっちゃ美味しいの~!!クリーミーなコクがあってスパイスもよく効いています。スープが赤いのはトマトが入ってるからかな?ほんのり酸味があって飽きがきません見えないけどアサリ、むきエビ、ホタテ等が入ってます。野菜もたっぷりなので、シーフード野菜カレーってとこでしょうか。ホントに美味しい!卵が半熟なのもポイント高いですねー。すーぷかりぃ カイエン北海道札幌市豊平区月寒西1条11-2-28スープカレー 藤乃屋 posted by (C)nanaco☆「スープカレー 藤乃屋」さんの「チキンベジタブル」です。店内は照明が暗く、ちょっと怪しげな雰囲気です(笑)置いてある物もカオス状態!スープは、一口目はあっさりしていて良いのですが、、、コクが足りないのか、なかなか野菜にスープの味が絡んできません野菜は素揚げが基本だと思っているのですが、ちょっと火の通し方が足りないかな?ただ、ポテトはマッシュ状態(しかもハーブが練り込んである)で美味しいです!次行く事があったら、「こくまろ」スープをオーダーしてみます。。。スープカレー 藤乃屋北海道札幌市南区藤野3条2丁目1-53Dutch-Oven(ダッチオーブン) posted by (C)nanaco☆これまた札幌ドームの近所にある「Dutch-Oven」さんの「チキン野菜きのこ」。名前も見たまんまだし(笑)盛り付け方はちょっと~…な感じですが。でも、これまたリピートしちゃいそうなスープカレーでした~何が良いかって、器が「鉄鍋」な所!運ばれてきた時点でグツグツいってます。火傷しそうな熱さなので、うかつに鍋に触れられません(笑)油膜が厚めで、最初の方はあっさり系の透き通ったスープなのですが、、、不思議な事に、食べていくうちにスープの味がまろやかに変化していくんです。熱い鉄鍋の中で煮込まれて美味しくなるのでしょうか??最後までアツアツで食べられるし、これはちょっとクセになりそうなスープカレーでしたDutch-Oven(ダッチオーブン)北海道札幌市豊平区福住2条4-2-24
2011.11.05
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【虹のまちの想い出】光原百合 【内容情報】(「BOOK」データベースより)知られざる名曲を聴きながら、物語の世界を堪能する贅沢な読書体験。音楽教育界のシューベルト“ウィリアム・ギロック”の曲に魅せられた三人のアーティストが夢の共演!ピアニスト小原孝による貴重な演奏CD付き。【目次】(「BOOK」データベースより)森のざわめき/海の風景/十月の朝/荒れ果てた舞踏室/伝説/間奏曲/人魚の歌/夏の嵐/色あせた手紙/とんぼ/月の光/秋のスケッチ/中国人の行列/冬の風景/セレナーデ/はちどり/ダイアナの泉/まぼろしの騎士/飛翔/音もなく降る雪/夜想曲/夜の旅行/なつかしいヴァレンタイン/魔女の猫/想い出何て素敵な物語なんだろう、、、至福の読書体験でした「星月夜の夢がたり」同様、鯰江光二さんの幻想的なイラスト付きです。それが光原さんの描く童話風の世界と流麗な文章に、とても良くマッチしていて…このお二人は本当に相性が良いんだなぁ…といつも感心してしまいます そして、今回はなんと…CD付きなんですよ~~これってすごい贅沢ですウィリアム・ギロックという作曲家の曲なのですが、これがまたとても綺麗な曲ばかり。この「叙情小曲集」に魅了された光原さんが、曲に合わせて物語を作ったとのこと。掌編のタイトルは全て曲のタイトルを踏襲しているので、小原孝さんのピアノ演奏を聴きながら、物語の世界に浸るとまた深い味わいがありますね ≪オススメPoint≫ ファンタジー CDブック 美しくもどこか物悲しい「虹のまち」を舞台にした、ちょっぴり不思議なファンタジー掌編集ですお話が少しずつ繋がっているので、時々「あ!」と気付くのが嬉しいですね。ほんのり心温まる作品もあれば、チクリと胸を刺すような悲しさが感じられる作品もあり。どこかノスタルジックな光景を思い起こさせるようなものが多かったです。。。夏至の夜、海に取られた人間が戻ってくるという「海の風景」。冬の満月が青く輝く夜、古城に集う亡霊達の哀しみを描いた「荒れ果てた舞踏室」。失った秋を心に刻みつけるかのように、秋の景色ばかりを描く青年の話「秋のスケッチ」。年に1度だけ、自分の未来が見えるという魔法がかかる「ダイアナの泉」。自分が死んだ事に気付かないまま、失意のうちに同じ道を走り続ける「まぼろしの騎士」。↑どれも面白いですが、このあたりが特にお気に入りかな~ちなみにCDの曲は、どれも1分前後と短いので、大体はひとつのお話を読み終わる前に、その曲が終わってしまうのがちょっぴり残念~。なので、私はリピートしながら読みました。で、読み終わったら手動で次の曲にするの(笑)それが集中できない~という方は、別々に楽しんでも全然問題ナイですよ! ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.10.27
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9月に観たDVDを観賞メーターでまとめました~9月の鑑賞メーター観たビデオの数:6本観た鑑賞時間:643分エンジェル ウォーズ Blu-ray & DVDセットな、何たるカオス状態!(笑)SFにサバイバルに日本刀に美少女達。もうこれはゲーム的なノリですねー。そして作品全体に漂う退廃的な雰囲気はクセになります。ストーリーに意味なんて求めちゃいけない、「300」同様にダークでスタイリッシュな映像を楽しむための映画です。それにしても女の子達はみんな素晴らしく可愛かったなぁ・・・目の保養になりました♪鑑賞日:09月10日 監督:ザック・スナイダーアウェイク Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)怖~~・・・心臓手術中に、もし全身麻酔から覚めてしまったら??身体はマヒして動かない、声も出せない。耐えがたい手術の痛みと、周りの会話から明らかになる恐ろしい真実。いや~短いのによく練られた脚本でした。一体どんな展開になるのか全く想像できず、手に汗握りながら夢中になって観賞。驚きのラスト。母の愛強しです。この映画を観ると、おそらく誰もが全身麻酔に恐怖感を抱くのではないでしょうか・・・。面白かったです!ヘイデン・クリステンセンとジェシカ・アルバ、自分の中では既に過去の人でしたが二人とも良い演技してました。鑑賞日:09月11日 監督:スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]久しぶりに再観賞。少年4人のひと夏の冒険。決して派手な映画ではないのに、オブラートに包まれたかのようにぼんやりとした過去の記憶を、チクリと刺激してくるような作品。時には支え合い、時には衝突しながら、線路の先の森にあるという「死体」を目指してひたすら歩いていく。若くして亡くなったリバー・フェニックスの人生そのものを描いたドキュメンタリーのように思えてしまって、エンドロールの"stand by me"が流れる時には、いつも涙が出てしまう。二度と経験する事のできない12歳の夏。だからこそこんなにも切なく美しい。鑑賞日:09月17日 監督:ロブ・ライナーブラック・スワン 3枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]夜中に一人で観ていたら、怖くてちょっとビビりました。ホラー映画とは違った怖さがある。超過保護な母親(ちょっと常軌を逸したものを感じる)、自分は「完璧」だと信じて疑わない優等生のニナ、そして男を誘惑する黒鳥を演じる事ができないプレッシャーと苛立ち。中盤あたりで早々にオチは予測できるものの、見せ方があまりにも恐ろしい。特にピュアで臆病な白鳥から、官能的な黒鳥に変貌を遂げるシーンなんか鳥肌モノ!ナタリー・ポートマンの体当たり演技に脱帽。テレビを消した後に、暗闇の中でふと鏡を見るのを躊躇してしまった(笑)鑑賞日:09月21日 監督:ダーレン・アロノフスキーアレクサンドリア [DVD]色んな意味でやりきれない映画でした。2時間強の少し長めの映画ではあるけれど、美しく聡明な女性天文学者ヒュパティアの魅力に引き込まれ、あっという間に終わってしまったという印象でした。4世紀のエジプト、アレクサンドリア。宗教を巡って市民同士が対立する中、あくまでも中立で分け隔てなく弟子をとるヒュパティア。かつては「先生」と「弟子」だったのが、敵同士になってしまう。激動の渦に飲みこまれていく姿があまりにも痛々しく・・・。彼女に想いを寄せるオレステスと、奴隷ダオスの苦渋の決断も悲し過ぎました。鑑賞日:09月25日 監督:アレハンドロ・アメナーバル南極料理人 [DVD]久しぶりに邦画です。邦画は耳で声を拾うのが苦手なので、日本語字幕付きで観たら(ドアを開ける音)とか(荒い息)とかまで出た。そ、そんなトコまで字幕出さなくても分かるよ~(笑)ほのぼのしててとっても面白い映画でした。やっぱり人間食べている時が一番幸せなんだなぁ。氷雪の大地に響き渡るワルキューレの騎行。その音楽が聴こえてくると、特製おにぎりと豚汁目がけて突進するオッサン達が笑える。堺さんはヒゲがのびても髪がボサボサでも素敵に見えるのは何故だろう・・・!鑑賞日:09月30日 監督:沖田修一鑑賞メーター何て言うか……9月はインパクトのある作品ばかりでしたザック・スナイダー監督の「エンジェル・ウォーズ」。「300」の時も、そのダークでスタイリッシュな映像美に度肝を抜かれましたが今回も凄い。超美形な女の子達が、とにかく戦いまくる。衣装も可愛くて目の保養になりました!「エンジェル・ウォーズ」も「300」もまるでゲームの世界。……正直どちらもストーリー自体は覚えていませんが(笑)それだけ映像が凄かった。そして予告編からして無性に怖い「ブラック・スワン」!そのへんのホラー作品より怖かったよ。人間の中の闇が狂気となった時が一番恐ろしい。それと同時に、どこか得体の知れない嫌悪感を感じてしまいましたどのシーンが、という訳じゃないんです。ただ、観たくないものを観てしまったなと。役の所為と分かっているので申し訳ないんだけど、ナタリー・ポートマンが苦手になった(笑)
2011.10.24
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【隅の風景】恩田陸 【内容情報】(「BOOK」データベースより)プラハで飲む黄金のビール、高所恐怖症の韓国登山、スモッグの向こうに霞む北京の太陽。出会えるかもしれない物語のかけらを求めて、今日も作家は旅に出る。身体の隅に今も残る旅のイメージをくっきりと映し出す紀行集。【目次】(「BOOK」データベースより)ロンドンで絵を買う/チェコ万華鏡/ほどよい距離、ほどよい広さー郡上八幡/不信心者の「お伊勢参り」/『冷血』と家光の墓ー日光/雨の街、風の城ー台湾ブックフェア報告/仙人は飛び、観音菩薩は微笑むー韓国雪嶽山/スペイン奇想曲/阿蘇酒池肉林/熊本石橋の謎+馬刺し憧憬〔ほか〕やっぱり恩田さんの紀行文は面白いです~以前、紀行エッセイ酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記を読んだ時に、「恩田さんは飛行機恐怖症」だという事を知ったのですが、多少は克服されたようですね!ご近所の韓国や中国ならともかく、ヨーロッパというのはなかなか辛いハズです。。。小説のための取材ではなく、漠然としたインスピレーションを得るための旅。だからこそ無意識下で取り込んだイメージが、恩田さんの小説に生きてくるんでしょうねぇあるひとつの風景から、どこまでも妄想が大きくなっていくのがスゴイ(笑)過去に読んだ小説や、好きな映画等、あちこちで小ネタが出てくるのが嬉しいですね。 ≪オススメPoint≫ 国内外の紀行文 酒と美味いモノ 面白い!飛行機恐怖症&高所恐怖症だけれども、一旦その国に降り立ってからは、とにかくビール、ビール、ビール三昧な様子には、心の底から感服しました…(笑)私が恩田さんにひとかたならぬシンパシーを感じるのは、実はこの「ビール」のためでこよなくビールを愛する者にとっては、とても素通りできないのですよ!チェコの生ビールは、何杯飲んでも後味が爽やかで温度管理も完璧らしい私もソーセージのマリネやピクルスをつまみにチェコのビールが飲みたい!飲みたい!刻んだ生たまねぎが乗った豚肉の煮こごり「トラチェンカ」も食べてみたいですー。付録で、「旅のブックガイド」というものが載せられていました↓ 気になる本が沢山あったので、機会があったら読んでみようと思います。。。「ビールと古本のプラハ」千野栄一「悪魔のピクニック」タラス・グレスコー「TOKYO STYLE」都築響一「パレオマニア」池澤夏樹 ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
2011.10.20
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これで最後です!奇界遺産「なんじゃこりゃー!」と思わず叫び出したくなるほどの奇妙きてれつな写真の数々。普段テレビ等で取り上げられるのは「世界遺産」だけれど、この本に収められているのは世界中の"奇妙なモノ"ばかりを集めた「奇界遺産」。スゴイです。度肝を抜かれます。強烈なのはやっぱり中国やタイの地獄セクション。まさに地獄そのものを再現したようなお寺は強烈な印象を残しました(笑)あとはミイラや死体を集めた博物館だったり、「呪いの島」だったり、UFOの基地だったり・・・もはやカオス状態!世界って本当に広い。この目で見てみたくなりますー。読了日:09月17日 著者:佐藤 健寿別冊 図書館戦争〈2〉うぁぁ、なんでこの本ずっと積んでたんだろう、勿体ない事をしました!!別冊1はとにかく郁と堂上の関係が甘々で、ずっと赤面しっぱなしだったけど、柴崎と手塚の不器用だけれどお互いを想う気持ちには堂上夫妻とは違う意味でドキドキしました。柴崎の本当の弱さを、きちんと理解してくれたのは郁と手塚だけだったんだなぁ。二人がくっついてくれて本当に嬉しい!堂上夫妻×手塚夫妻は、この先どちらの部屋も夫婦喧嘩の避難場所になるんだろうな(笑)寂しいけれどこれでシリーズ終わり。文庫でも集めたくなりました~♪読了日:09月19日 著者:有川 浩水滸伝 12 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55)この巻は何と言っても、燕青が盧俊義を救出する場面でしょう!死域に入りながらも、盧俊義を背負いたった一人梁山泊へ向かう姿に思わず胸が熱くなる。男色との噂のあった燕青だけど、彼の事を知れば知るほどこんなに男らしく豪胆な人はいないんじゃないかと思えてきます。林冲と並んで大好きなキャラになりました。それにしても楊令や王進先生が出てくると和むなぁ・・・楊令はすくすくと育っているね。暗い過去をそっと胸にしまったまま少しずつ前進している。大きく成長して戻ってくるのが楽しみです。読了日:09月21日 著者:北方 謙三DEATH NOTE (11)再読。あぁ・・・月がどんどん追い詰められていく~。ニアはLの足元にも及ばない、そんな思いが月を油断させているんだろうか。昔ならもっと慎重に事を進めていたような気がするんだけど。そしてミサミサと高田様、女の闘いは怖い!両者とも月の本命は自分だ、と信じて疑わないあたりが恐ろしい。(そして月にとっては、二人とも自分が新世界の神になるための単なる駒としか映っていないのよね・・・笑)次でいよいよ最終巻!読了日:09月25日 著者:小畑 健DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)再読。この最終巻はもう何回読んでも、悔しさと諦めと安堵感がないまぜになったような不思議な気持ちになります~。月が初めてデスノートを手にした時、腐り切った世の中を変えたいと強く願ったのは決して嘘ではないはず。人よりずば抜けて正義感が強く賢すぎた月だからこそ、この結末になってしまったんだろうなぁ。殺人ノートはなくなっても、キラのいない世の中は再び悪がはびこる。ただそれだけの事なんですよね。月とニア、どちらが正義かなんて分からない。読了日:09月26日 著者:小畑 健水滸伝 13 白虎の章 (集英社文庫 き 3-56)不安になるくらいの勢いで梁山泊側の豪傑達が散ってゆく。北方さんは、じっくりと愛情を込めてそれぞれの登場人物を描いているけれど、退場させる時は拍子抜けしてしまうぐらいあっという間。だからつい惜しい!と感じてしまいます。美髭公に毛頭星。壮絶な最期だ~(泣)そして友のために、人目をはばからず男泣きする呼延灼が大好きです。水軍の戦闘は、三国志の赤壁を思い出すなぁ。阮小二に拾われた少年・趙林が好奇心旺盛で可愛い。頑張ってる姿を見るとつい応援したくなる。(が、油断できませんね。北方さんの事だからいつかこの子も??汗)読了日:09月27日 著者:北方 謙三 私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)北山さんといえば城シリーズ、と思っていたのですが。なるほど~こういうお話もお上手なんですね。どの短篇も自分好みですごく面白かったです!心地良く柔らかな雰囲気のまま読み進めると、最後の最後でガツンと打ちのめされる(笑)いやぁ、こんなにブラックなお話が揃っているとは。「妖精の学校」のオチに最初は悩みましたが、ラストの1行をググるとすぐに謎が解けました。そしてその事を踏まえた後でもう一度読み返すとまた違った味わいがあります。「恋煩い」は本気で鳥肌が立った・・・(怖)ますますこの作家さんのファンになりました~^^読了日:09月29日 著者:北山 猛邦2011年9月の読書メーターまとめ詳細読書メーター先月に引き続き、北方水滸伝読んでます。文句ナシに面白い全19巻、あとちょっとで読了です。嬉しいような、寂しいような…複雑な気持ちデス。先日レビューUPしましたが、「私たちが星座を盗んだ理由」がお気に入り。SFやファンタジー、様々なジャンルが混ざり合ったブラックなミステリがツボでした。あと、是非是非オススメしたいのが「奇界遺産」!!これ写真集なんですが、度肝を抜かれます(笑)世界遺産ならぬ奇界遺産。世界中のヘンな遺跡やら不気味で怪しいモノばかりを収めていて、本当に凄いです。世界はあまりにも広い。小さな世界で生きている自分がちょっぴり恥ずかしくなります。少しお値段は高めなんですが、これは手元に置いておきたい。一家に一冊、奇界遺産!【送料無料】奇界遺産価格:3,990円(税込、送料別)
2011.10.16
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9月読書メーターまとめ、続きです~エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)今回はアメリカを舞台に展開するかと思いきや、突如7年後のアフガニスタンへ。アヘン漬けで心身共にボロボロの状態のレオ。一体どうなっちゃってるの!?と不安と疑問だらけで読み始めた下巻。過去の空白のピースが埋まっていく度にやりきれなさと切なさが募る。レオとライーサの出会い。出会った瞬間から愛を貫いてきたレオの一途さに思わず涙が零れます。ソ連という閉塞的な国家と、時代の変遷を背景としながらも、根底にあるのは間違いなく「愛」だと思う。素晴らしい三部作でした!!次回作も楽しみにしています。読了日:09月10日 著者:トム・ロブ スミスDEATH NOTE (10) (ジャンプ・コミックス)再読。でたーーー!「削除」攻撃(笑)魅上の「神!!キラ!」の表情が好きでたまらないよ。それにしても月の性格は酷いね、「ふっ女なんて簡単なもんだ」と本気で考えてるのが怖いよー。月と魅上、もっと慎重に行動すれば最高のパートナーになりそうな気がするんですが・・・。読了日:09月12日 著者:小畑 健水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)呼延灼、格好良い!!やっと楊志に代わる魅力的な人物が出てきました。部下に慕われる大らかさと、調練で見せる厳しさ、そしてほんの少しのユーモア。何だか久々にバランスのとれた人物のような気が(笑)梁山泊にはどんどん有能な人材が集まってくる。同時に少しずつ赤い札も増えていくのは悲しいですが・・・。李逵の料理はいつ読んでも美味しそうに思える。何巻だったか、「飯を一緒に食うと心が通じ合う」というような事が書かれていて、なるほどなぁと思ったのを覚えています。読了日:09月13日 著者:北方 謙三君に届け 14 (マーガレットコミックス)借り本。あ~爽子と風早君のところは、もう読んでて訳もなく顔が緩んでしまう(笑)なんだろうね、この初々し過ぎるカップル!まー主役の二人はどうにでもなれ!と置いておいて。気になるのは千鶴とあやねちゃん。龍はどこまでも男前ですね!千鶴が徹兄ちゃんの事を好きでもずっと待っていたんだから、きっと千鶴が振り向く(というか素直になる)までこれからも辛抱強く待っている事でしょう。あやねちゃんはケントとピン、どっちとくっつくんだろうなぁ・・・。すぐに続きが読めないのがもどかしい!読了日:09月15日 著者:椎名 軽穂NO.6〔ナンバーシックス〕(2) (KCx ARIA)紫苑とネズミがますます可愛くなっていく~!1巻目でちょっぴり感じられた硬さや遠慮のようなものがなくなって、キャラ達に動きが出てきた気がします。原作を読み返していると思う位忠実に描かれているのも嬉しい。紫苑はやっぱり白髪の方が可愛いなぁ。なんだかんだと言いながら、紫苑の世話を焼いてしまうネズミが笑える。アニメよりも笑い要素がたっぷりで、これからのシリアスな展開もこのノリでいってくれると嬉しいですね!読了日:09月17日 著者:木乃 ひのきNATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2011年 09月号 [雑誌] 今回の特集で一番心に残ったのが、みなしごゾウのお話。襲うのは人間だけれども、助けるのも人間。ゾウにも豊かな感情と知性があり、人間と同じように甘えたり嫉妬したりするという。毛布を掛けられた子ゾウの写真が可愛かったな~。ブラジルの少子化問題。50年で出生率が1/3になったという驚き!世界の出生率の図を見てみると、やはりアフリカが圧倒的。貧困と出生率は比例関係にあるようですが、子供の数が増えるから生活が貧しくなるのか、それとも経済が発展しない事が結果的に出生率の増加に繋がるのか・・・どちらなんだろう。読了日:09月17日 著者:水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54) のぉぉーー!!ここで死んでしまうのか!!個人的には宋江よりも好感が持てる人物だったので、ここで命を落としてしまうのは本当に残念でならない。林冲と史進の掛け合いを微笑ましく見守っている姿が目に浮かぶようです。あぁ、本当に惜しい・・・。北方水滸伝、毎回ラストで一人重要人物が死んでいるような気がするので、ページ数が少なくなってくると身構えるようになりました(笑)杜興は良い味出してますねー。強い心を持つ者にはきっと一生分からない痛みや迷いを理解できる唯一の人。梁山泊の兵士皆が強い訳ではないもんね。読了日:09月17日 著者:北方 謙三皐月鬼 (角川ホラー文庫) シリーズ三部作完結。なんでしょう、この寂しい終わり方は・・・。皐月とネネは、いつまで探し続けているんだろう。再会する事はできるのかな。消化不良ではあるけれど、このシリーズの雰囲気を考えるとこういう余韻を残した終わり方も納得できます。人間の世界と妖の世界がふわりと溶け合ったような描写は今作も美しく、読んでいて優しい気持ちになれる。恒川光太郎さん同様、ホラーよりもファンタジーに近い作品。角川ホラー、新しいジャンルを作った方が良いんじゃないだろうか??(笑)読了日:09月17日 著者:田辺 青蛙徹底図解 三国志―群雄割拠の時代を駆け抜けた英雄たちの物語これ一冊読めば、三国志の大まかな内容は理解できます!全編カラーで戦場の動き等も地図で載せられているため、小説を読みながらだととても理解しやすい。主要な登場人物も美麗イラストで描かれているのが嬉しい限りですね。(実は赤兎馬にまたがった呂布が一番カッコイイのは内緒^^)それぞれの細かいエピソードまでは網羅されていないものの、流れを掴むのには最適な一冊。読了日:09月17日 著者:榎本 秋
2011.10.16
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9月に読んだ本を読書メーターでまとめました~9月の読書メーター読んだ本の数:25冊(小説13冊・漫画10冊・写真集1冊)読んだページ数:6312ページナイス数:1958ナイスデ・ラ・メア幻想短篇集文章が抽象的すぎてなかなか内容が頭に入って来なかったです;残念ながら途中で力尽きました・・・。でも比喩表現の豊かさに驚かされることもしばしば。「自分の尾を貪り食らうのに夢中な爬虫類のような自己嫌悪」「死装束のような白布をかぶせたパン」なんて、なかなか考え付くものではないですね。また時間を置いて読みなおしてみたい一冊。読了日:09月03日 著者:ウォルター・デ・ラ メアDEATH NOTE (8) (ジャンプ・コミックス)再読。やっぱりこのあたりになってくるとだんだんと盛り上がりに欠けてきますね~。ニアとメロのキャラ設定は好きなんですが、月が良くも悪くも二人に振り回されているような格好になるので、Lがいた頃のような手に汗握る頭脳戦ではなくなってしまったなぁ・・・。メロは何となく月と同じ匂いがします(笑)私利私欲で動く人間(&死神)が多い中、夜神次長の清廉潔白さが眩しい。読了日:09月03日 著者:小畑 健夏目友人帳 11 (花とゆめCOMICS)普通の男の子が何も考えずに口にすることを、夏目はちょっと顔を赤らめて控えめに言う。皆に嫌われるんじゃないかとか、気味悪がられるんじゃないかと心配する夏目を、真正面から受け止めてくれる田沼やタキがいてくれて本当に良かった!(さりげなく西村と北本も良い友達だよね~)タキのおじいさんと妖とのお話、それに夏目の両親のお話、どちらもウルウル。読了日:09月03日 著者:緑川 ゆき夏目友人帳 12 (花とゆめCOMICS) 泣く事はあっても、爆笑する事はないと思っていたのに。このシリーズを読み始めて、初めて吹き出しました・・・あのニセ夏目の蔑んだ目!やー確かに似てるんだけど表情だけでここまで印象が変わるもんなのか(笑)というか12巻目にして初めて先生の特技を知ったという驚き。夏目と田沼の友情が微笑ましいなぁ、二人とも無意識の内に体を張ってお互いを守ろうとしてるんだもん。名取さんは俳優業より裏稼業の方が目立ってますね。大好きな柊がちょこっと登場してテンションUP。読了日:09月03日 著者:緑川 ゆきDEATH NOTE (9) (ジャンプ・コミックス)再読。第二部では、圧倒的に自分はメロが好きなんだと悟った巻。死神の目で周りがバタバタと死んでも、全く動揺せずひとりチョコをかじっている神経の図太さが素敵(笑)父親の死の時まで自分の感情をコントロールする月が空恐ろしい・・・!夜神パパは自分の息子がキラではないと信じたまま死んだのだから、少しだけ救われる。読了日:09月06日 著者:小畑 健エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)心待ちにしてました!「チャイルド44」「グラーグ57」に続くレオ・デミドフ三部作の完結編。舞台はスターリン政権下のモスクワ→動乱のハンガリー→そして新たな地ニューヨークへ。いや~やっぱ面白いな、このシリーズ。以前は国家保安省で特殊な訓練を受けていたレオが、今は粉骨砕身して家族のために尽くしている。それだけに上巻最後の展開は非常にショッキング!年頃の二人の娘を養子に持つという事は本当に大変だ。ゾーヤとエレナの印象が完全に入れ替わってしまった。さて、どんな結末が待っているんだろう。下巻を読むのが少し怖い。読了日:09月06日 著者:トム・ロブ スミス図書館戦争 LOVE&WAR 8 (花とゆめCOMICS)あぁ、なんという素敵な少女漫画!表紙すら甘過ぎて直視できなかったよ~~(笑)郁のどんなピンチの時にも駆けつけてくれる堂上教官、ホント王子様以外の何者でもない!式典用の制服があまりにも似合いすぎてニヤニヤ、デレデレ。相手の言動に一喜一憂して夜も眠れなかったり・・・という時期はとうの昔に過ぎ去ってしまったけれど、久しぶりにそういう感覚を思い出しました。柴崎×手塚の微妙な関係も微笑ましく(プライドが高い二人だけにね^^)全てのカップルの幸せを願わずにはいられません。早く続きが読みたいな~♪読了日:09月06日 著者:乱鴉の饗宴 上 (氷と炎の歌 4)第4部から訳者が変わった事によって一番心配していた固有名詞の大幅変更ですが、まぁ慣れれば何とかついていけるレベルです。(ただラニスターの双子、兄妹→姉弟になったのは若干混乱気味)今回新たにサーセイの視点が入ります。今まで一心同体だった双子のジェイミーとの間に入る亀裂。これが今後の物語にどんな影響を及ぼすのか?ちなみに、個人的にジェイミーはどんどん好きになっていきます(笑)総帥としてのジョンの立場、サムウェルの旅立ち。別々の道を歩み始めた二人がとても頼もしく思える。それにしてもアリアは大丈夫だろうか・・・読了日:09月06日 著者:ジョージ・R・R・マーティンNO.6〔ナンバーシックス〕完全ガイド (YA!ENTERTAINMENT)これは完璧に「NO.6」ファンのための完全ガイドですね!これ一冊でほぼ全巻のあらすじを網羅しているので、ネタバレを気にされる方は原作読破必須です~。クロノス、ロストタウン、西ブロックの食事がイラストで載っていたのが楽しかったです。小ネズミたちの任務履歴が可愛い。登場人物それぞれのプロフィールが全くその通りで思わず笑ってしまいました。あれ、ネズミの「好きなもの」・・・紫苑でしょ?(笑)読了日:09月07日 著者:あさの あつこ
2011.10.16
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