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台湾旅行記終わらせなければ。 台北で宿泊したホテルの朝食は充実していた。毎朝のブッフェの料理の品も少しずつ違うし、食べきれないほどの品数でもあった。その上、一品ずつメイン料理を頼める。これが結構普通の量が有って、もうそれだけでお腹一杯になってしまいそうだった。 だから、朝しっかり食べればそれだけで後は簡単に済ませばいいのだが、その地に行った以上その地の文化を知ることができるものが食べたい。 最後の夜の食事はエンジェルのお勧め情報に有ったレストラン。「何首烏皇帝鶏饗応」。 口コミで行った以外の日本人観光客はおそらく入店を躊躇するだろう。ローカル色の強い外見からも名前からも何が出て来るか想像出来ない店だ。 私達も一瞬店頭で躊躇した、と言っても夜市や安いルーローハンを食べた店とは違い、きちんとしたそれなりの値段の料理を出し、地元の人達がひっきりなしに訪れる店だ。 入り口で予約が有るか聞かれたようだったが、言葉が通じないので首を傾げていたら「まあいいや、どうぞ」というように空いているテーブルに通された。 メニューを見ても何を注文していいかわからない。漢文に強い長女が適当に注文する。 殆どの人が看板メニューの土鍋で煮た鶏の薬膳を頼んでいたのでそれをメインにいくつか注文した。 見ていると狭い店内、予約テーブルが多い。殆ど常連さんのようだ。 サービスメニューの鳥と胡麻油のスープで煮込んだ素麺が美味しかった。それはおかわり自由。店員が親切におかわりいるかと聞いてくる。あまりの美味しさに、皆ついついおかわり。ルーローハンぽいご飯もいるかと聞かれ訳もわからず頷くとそれもサービスで出て来た。皆で分ける。それも美味しい。 土鍋の薬膳は横のテーブルで各自によそって持って来てくれた。 玉子豆腐の揚げ物。これが美味しい。 サービスで出たもの いかにも自然食品を好むエンジェルらしいお勧めで、きっと我らだけだったら入らなかったであろうレストランだった。皆、満足し次に繋げることのできる経験だった。
December 7, 2019
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温泉プラスアフタヌーンティの予約までまだ時間が有ったので、地熱谷の後どこに行こうかと話し合っていた。 ガイドブックを奪った長女が「硫黄谷っていうのも有るよ。歩いて行かれそうだよ」と言った。きたきたきた、いやーな予感。 またしてもアイガー遭難方向。 地図を見ると確かに駅からここまでの距離と変わらない。しかし、地図の道はくねくね。くねくねということは標高差があるからまっすぐにはならないということ。川の上流ということは登り道ということになる。 ウサギ、最初から疑って掛かる。なんでもそつなくこなす娘ではあるが、こと「ここに行きたい病」に掛かると時間の観念が無くなる。 ウサギすかさずタクシーを探した。路肩で車を拭いていた一台のタクシーを見つけると近寄った。地図を見せてここへ行きたいと伝えた。 運転手、親切に道順を教える。いや、この車でとジェスチャーで伝えた。 案の定道はかなりの勾配を登って行く。15分程で到着。「帰りは歩けるかな」という声を無視して、到着と同時に運転手に「ここで待っててください」と伝えた。こんなところで帰りのタクシーは拾えない。 運転手の出した翻訳機に「10分で帰るから」と入れ、値段交渉をする。硫黄谷を見てとんぼ返り。 運転手にチップを弾みすぎだよという娘に、いやいや遭難しなくて良かったと思うウサギであった。
November 25, 2019
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新北投温泉街は日本で言えば修善寺温泉街のようなところかもしれない。箱根の地獄谷のような地熱と硫黄が湧き出る池がある山から川が流れ落ち、その川沿いに温泉宿が林立している。街中の川の両側は温泉旅館のビルに囲まれるように広い公園になっていて、その中に図書館、昭和天皇が皇太子時代に訪れたという温泉が博物館になった歴史的建物、水着で入る露店公衆浴場などが有る。 地熱谷 白濁する川と温泉宿 温泉博物館 温泉博物館内部 図書館が目当で来た街であったが、公園や地熱谷へのウォーキングや博物館見学と十分に1日をつぶせる街だった。
November 22, 2019
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台湾に旅行したブロ友さんの記事で台北からMRT淡水線で40分ぐらいの所の新北投に、ちょっと素敵な建築の図書館が有ると読んだ。 ウサギの旅のルールではその街を見渡せる一番高い所、街の小さい本屋、古い歴史ある宿、街の人の気分が味わえるローカルなレストランとハイキングコースが必須条件。 本がぎっしり詰まった素晴らしい建築の図書館が有ればもっと良い。歴史のあるものでも、現代建築でも。 図書館大好き。 これは行かねばならないと、3日目の日程は新北投温泉街で1日過ごす事にした。 果たして昼食のレストランがうまく見つけられるか分からないので日本から電話予約で加賀屋のアフタヌーン付き温泉セットに決定。 何も日本の温泉宿でなくてもと思ったが、出来れば水着で無く裸で温泉に入りたい。台湾の温泉はその両方が混在しているのだ。 その木でできた素晴らしい建築の図書館を一目見た瞬間虜になった。 館内の本棚は低く設定されて、張り出したベランダでも本が読める。椅子の背もたれの昆虫の切り抜きも素敵だった。 これはもう、図書館だけでこの街に来た甲斐があるというものだ。 台湾市立図書館分館。 帰国して以前、東大隈研吾研究室招聘で来日して家にホームステイしたフランス人の建築家に写真を送った。 彼は木の温もりの建築をこよなく愛する人だから。 もちろん彼は東京オリンピックにはやって来る。競技ではなく国立競技場を見に。
November 21, 2019
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お茶を買ってタクシーで101へ行った。そんなに遠くないはずなのに夕方の混雑でなかなか着かない。 娘の友人とそのお姉さんと待ち合わせ。彼女、今回私とメッセンジャーのやりとりをして、色々情報をくれたのだ。短期留学時代の娘の友達ではあるが、その頃からずっと家族ぐるみの付き合いをしている。 今回の101も彼女の友人に頼んで85階の眺めの良い席を確保して貰った。 101、レストラン予約者はエレベーターが一般観光客と別ルートだった。 台北の夜景が綺麗だった。料理はイタリアン。会食と夜景が目的だからこれで良い。 我ら中国語できないから会話は英語。 陽気な彼女と英語の上手なおっとりした彼女のお姉さん。 楽しい会食だった。 一つ一つ選べるコース料理だった。 101の上級幹部らしい彼女の友人が帰り際に1人2本ずつ台湾ビールの小瓶を袋に入れてお土産にくれた。飲めない私にも。 日本に全部は持って帰れないだろうと、次の夜はホテルの部屋で酒盛りとあいなったのである。
November 20, 2019
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娘の友人との101での夕食の待ち合わせ時間にはまだ時間が有ったので、観光客の多い永康街を抜け、青田という閑静な住宅地を散策した。そしてまたしても香港旅行に続き、娘にガイドブックを取られ主導権を握られる。 その界隈には日本統治時代の日本民家が残っていると書いてあったのでそれを探す。 それはマンションの間にあって日本風の瓦屋根を持っているのですぐ分かった。 最初はカメラのライカのショップ兼ギャラリーになっている家。 アプローチも内部も綺麗に直してあるが、屋根など骨格は昔のまま大切に使っている。 ライカに目が無いご隠居、嬉しそうにカメラを眺める。 こんな家も ミュージックスタジオに使っているらしい。 そうかと思うと、もう何年も使われていないで放置された家も有る。持ち主は誰なんだろう。 7、8軒の日本家屋を見つけた。 観光地や買い物の綺麗な部分だけでなく、歴史の中で日本がしてきたことを知るのは、相手の国を理解し、尊重し、仲良くなるのに役立つかもしれないといつも旅行の時に思う。 だから、どこに行っても現地の人にニコニコと話しかけ、話し込み、仲良しになるご隠居は、予約やスケジュールや道案内にノータッチでも、ある意味我らの旅行を意味あるものにしてくれているのかもしれないと、ふと思う。 夕暮れ、ちょっと高級な雰囲気を醸し出している日本家屋を見つけた。 ここ入っちゃたら高級なお茶買う羽目になるのかなと二の足を踏んでいると。優しそうな若い女性が見学だけでもどうぞと手招きした。 玄関で靴を脱ぐ。中は綺麗に改装され、床はびっかピカに磨かれていた。気の温もりと高級感。使われて来た歴史の書かれた部屋や、幾つかのティールーム、そしてティセレモニー付きのショップ。 テイスティング。美味しい。柔らかい。 日本語で優しく説明してくれる。 次女は他の店員さんと日本語からいつしか英語に。 今まで回って来たお茶屋さんのお茶と桁が違う。 ここしか売っていません、空港にも置いてない。 そういうのに弱いのよね。 結局娘たちも皆、自分用と友人用に買ったのだった。
November 18, 2019
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短い旅行で本格小籠包を食べる機会が無い。そこで、猫空から市街に戻って夕食の友人達との待ち合わせ場所101に行くのに、同じMRT路線上にある永康街の高記で小籠包を食べることにした。お昼と夜の間ではあるが、このタイミングしかないのである。 東門駅には有名な鼎泰豊が有るが前にも入った事があるし、日本にも有るのであえて高記を選んだ。 その後はその界隈をお店を覗きながら歩く。この街は観光客の為の街だ。値段もそこそこ、強気の商売をしている。 迪化街の問屋街とは全然違い綺麗にディスプレイされたお茶屋さんで綺麗なパッケージのお茶をご隠居がゴルフ仲間にいくつか買った。 自分用には問屋街で無包装の圧縮パック、プレゼント用には美包装のティーパック。お茶の買い方も慣れてきた。 観光客の若者が(多分日本人が殆ど)行き交う街の小さな公園のベンチで休んでいると1人の台湾人男性が話したそうに夫に話しかけてきた。英語で。 「日本のどこから来たの」 「僕は東日本震災の時、僕の身体が異変を感じたよ」から始まる。 こりゃまずい人かもしれない、と家族が緊張した。宗教の勧誘?歳の頃50ぐらいか、かなりしっかりした英語を使う。そのうち内容が大学でMBA(経済修士号)を取ったこととか、建築のこととか、日本のこともかなりきちんと知っていて話の筋もきちんとして博学だ。勤務もきちんとしているらしい様子が分かった。単に話しかけたかっただけかもしれない。日本人の若者だと逃げられちゃうからご隠居に狙いを定めたのだろう。 10分ほど皆で話してお礼を言ってまた町歩きに出発。
November 16, 2019
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今回のテーマはお茶 でも日数が足りなくて阿里山や高山には行かれない。 Taipei郊外のお茶の村、猫空(マオコーン)に行くことにした。行き方は簡単、まずMRT で町の中心から終点の動物園駅まで行って、そこからロープーウェイに乗る。 まさに空中散歩。遠くにTaipeiのダウンタウンと一際高い101が見える。山というには少し低い標高100mぐらいか200mの丘のような小高いところや谷の上をロープーウェイが登ったり降りたり、いくつかの中継地点を繋ぎながら渡って行く。丘の綱渡りみたい。 猫空駅に着くと小雨が降っていた。 そこから茶畑バイキング。畑の中の道はハイカーが楽しめるように整備されているがお茶の木が少ない。静岡牧之原台地を知っている我ら、しょぼいなあと感じた。 まあね、多分ここは烏龍茶の産地というよりも観光農園か個人の小さな茶畑なんだろう。 ずっと丘を下って、帰りは違う道を登った。 そこは打って変わって雨上がりでぐちゃぐちゃの山道。こうなる時いつもスイスグリンデルワルトでの夜中の遭難一歩手前が思い出される。 やっと駅近くに戻って小洒落たれた眺めのいいレストランを見つけて伝統料理とお茶を使った独特の料理を食べた。 全部で6,500円ぐらい。 烏龍茶で煮た海老も、黒いポットの中の鶏肉薬膳スープも美味しい。コンロごと出てきて、スープがなくなりそうになったら足してくれると言った。ここは流暢では無いが英語で料理の説明を受けられた。
November 14, 2019
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前回台湾に行った時は、士林夜市を1時間ぐるぐる見学したのに、そこで食べるのを断固拒否した御隠居。今回は長女から先に拒否伝達が有った。 だから、1日目の夜の寧夏夜市は見学だけ。 夜市の調理法を見ていた長女「やっぱり無理だわ」という。屋根がついた普通の食堂なら良いかなと言うので、夜市近くの小さな食堂に入った。けれど5、6食程しか無い壁に貼ってあるメニュー表が読めない。 なんだろうと話していたら、テーブルで食べていたおじさんが立って説明してくれた。 中国語で。 身振り手振りで。 こりゃ駄目だと英単語も入れて。 チマキも食べていたので、どれも小を頼んだ。食べるのが目的では無く文化の理解。 結局、ルーロー飯、肉のスープ、ビーフンを頼んで分けた。 全部で約400円程。 その驚きは家族の興奮を誘う。味も美味しかった。 その日は全てタクシーで回った。地下鉄の階段移動時間が惜しかったから。 タクシー3回分で合計1,200円程。 こんな夜もあるけれど、実は台湾の伝統料理を食べれば4人で10,000円を超えるのも普通。 両方経験して初めて台湾がわかる。 小の値段に3.6掛けると日本円。
November 13, 2019
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空港から3分もタクシーで走ればもう台北の街中、まだ昼前だったのでホテルに荷物を預けてまたタクシーに乗り迪化街へ直行。 永楽市場で降車。 6月に来たばかりの次女が、この市場の中は布屋さんがたくさん有って面白いよと、ファブリック大好きなウサギを誘う。 布というよりその地の独特な模様と色使いを見るのが好きだ。 だけどインドネシアのバティックほど独特なものの種類がなく、日本からの輸入の布も多い。 何種類かの布と現地柄のテーブルランナーを買った。 前回、ウサギはお土産をあまり買わないと書いた舌の根も乾かぬうちに。 市場を出たら真っ直ぐ前の緑色の郵便局に入って番号札を取って、絵葉書用の切手を4枚買った。中国語出来ないから英語を使う。 通りに出たら、あっちの店こっちの店と覗きながら歩く。この街の特徴はお茶屋さん、漢方薬屋さんが多い。 高山烏龍茶、阿里山烏龍茶、東方美人茶を買った。まだ飛行機を降りて2時間も経っていない。 舌の根もまだ乾いてない。 中国語出来ないから英語を使うと日本語で返ってくる。日本語で大丈夫なんじゃない。 Teaカフェで中国茶を飲み、チマキの店を見つけてイートインで熱々に温めてもらったチマキを食べた。 羽田のラウンジで朝ごはんを食べ、直後に機内食を食べたらもうお腹がいっぱい、お昼は要らないと思っていたのに。 もう市内の有名観光施設は目指さない我らだった。
November 9, 2019
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