仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.12.15
XML
カテゴリ: 雑感
人生において時々ありますね。思い出そうにも思い出せなくて、そのうち忘れかけていた物事が、何かで突如として見聞して、「アッこれだ~!」と叫ぶことが。

それが最近私にありました。

90年代のこと。まだ20代だった。ああ懐かしい。学究肌の?大学院生だった私は、比較憲法論の実地調査のため(ウソ。単なる旅行で)、タイから留学していた友人たちとともに、タイを訪れたのでした。私は初めての海外、実は何を隠そう、飛行機に乗るのも初めてなのでした。

2週間近く滞在して、友人達と楽しく過ごした良い思い出ですが、道中、タイ北部のチェンマイからチェンライに入り、さらにミャンマー国境の村まで行ったことがあります。タイ高官の息子である友人が手配して、運転手付きのバンを出してくれた。チェンマイの宿から日帰りで行ったのですが、チェンライの先の地名を思い出せなかった。なぜか台湾兵の残党が残っているとかいう説明だった...

「アッこれだ~!」は3日ほど前のこと。毎日少しずつ読んでいた下記の本の最後の方、その名も「飛び地もどきの怪しい地帯」というワクワクするチャプターに入っていた。
 ○ 吉田一郎『世界飛び地大全 不思議な国境線の舞台裏』社会評論社、2006年

ドイ・メーサロンだ。

人民解放軍に追われた国民政府の兵士がタイ国境を越えて住み着いたのだ。そして、ビルマ、ラオスとの3国の境界線地帯が黄金の三角地帯として悪名を馳せた。

もちろん私が訪問したときは、すでに武装解除され、途中の経路沿いにタイ北部の少数民族の村を
みながら、お茶や花の公園のような、平和な行楽地だったように記憶している。

あの時に多数撮ったはずの写真も、探してみても我が家には既に無い。東京にいるうちに、あるいは仙台に引っ越して、何度も転居しているうちに、なくしたのだろう。チェンライ郊外の道路、アジアの原風景という感じだったな。懐かしい。

あの時のタイの友人も、今や政府のホームページに写真が出るほどの重要なポストだ。タイ首相になって日本に来るときは、TVの「昔の親友に会いたい」的コーナーに僕を使ってくれ、と約束していた。冗談が本当になるかも知れません。

■関連する過去の記事
 ○ 飛び地を考える (06年12月8日)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.12.15 14:34:00
コメント(0) | コメントを書く
[雑感] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re:仙台「6時ジャスコ前」の今むかし(11/14) 仙台フォーラスは来月3月から長期休業。再…
クルック@ Re:黒石寺蘇民祭を考える(02/18) ん~とても担い手不足には見えませんけどネ…
おだずまジャーナル @ Re:小僧街道踏切(大崎市岩出山)(12/11) 1月15日のOH!バンデスで、不動水神社の小…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: