全543件 (543件中 51-100件目)
イギリスのElectronica/Trip hop「Massive Attack」の1994年10月発売シングル。2ndアルバム「Protection」からのリードトラックで第一弾シングル。1曲目「Sly [7'' Edit]」2曲目「Sly [7 Stones Mix]」3曲目「Sly [Underdog Mix]」4曲目「Sly [Cosmic Dub]」5曲目「Karmacoma (Album Version)」2ndアルバム「Protection」の9曲中8曲目に収録されているリードトラック。このアルバムの中でいつも妙に印象に残る曲。さらにこのシングルの4種類のMIXを聴くと深みにハマっていく。この曲でボーカルを取ってるのはNicolette彼女が歌う事で、より神秘的になって4種類のMIXを聞き込んでしまう。この4種類の「Sly」以外にも別のMIXでマキシシングル化してる作品もあります。オリジナルのアルバムヴァージョンが当然、一番好きですが、リズムを少し派手に、そして跳ねるようにした「Sly [7 Stones Mix]」が気に入っています。強烈にスペイシーにアレンジされてる「Sly [Cosmic Dub]」にも惹かれる。1994年の作品です。「最近は何が本物が判断するのが難しくなった」と歌っています。5曲目「Karmacoma」は、アルバム「Protection」の2曲目に収録されてる曲。この曲でボーカルを取っているのは「Tricky」です。松任谷由実さんが自分のラジオ番組でMassive Attackの曲をユーミン自身が選んでかけてから、自分もまたMassive Attackのアルバムを聞き返したりしています。やはり最初に聴いたROCK寄りな「Mezzanine」が一番好きですが、どのアルバムも個性が強く楽しめます。
2023年09月03日
イギリスのエレクトロニカ/トリップホップ「Massive Attack」のデビューアルバム。「Massive Attack」の事はかなり前にアルバム3枚ほど書いたような気がする。でも、このデビューアルバムの事は一度も書いてなかったように思う。このバンドを知ったきっかけは輸入盤屋で3rd「Mezzanine」のジャケ買い。発売されたばかりで平置きになってた。ジャケットはノコギリクワガタのアップ。昆虫好きな自分は即買い。帰って聴いてみたら、好きなバンドの音の雰囲気に似てたりしてたのもあって結構すぐにハマった。そこから新譜が出る度にアルバムは買ってた。今日は2012年にリマスタされたこのデビューアルバムを聴いてた。先週、松任谷由実さんが自分のラジオ番組でMassive Attackの「Paradise Circus」をかけた。ユーミンはこの辺りのバンドの曲も詳しそうで、幅広い音楽性はこう言う所からなんだと改めて思った。めちゃ渋い「Paradise Circus」を選んで自分のラジオで流すユーミンさすがです。1曲目「Safe From Harm」2曲目「One Love」3曲目「Blue Lines」4曲目「Be Thankful For What You Got」5曲目「Five Man Army」6曲目「Unfinished Sympathy」7曲目「Daydreaming」8曲目「Lately」9曲目「Hymn Of The Big Wheel」Shara Nelson – vocals (tracks 1, 6–8)Horace Andy – vocals (tracks 2, 5, 9)Massive Attack – vocals (tracks 3, 5, 7)Paul Johnson – bass guitar (track 3)Tony Bryan – vocals (track 4)Wil Malone – string arrangement, conducting (track 6)Gavyn Wright – leader (track 6)Mikey General – backing vocal (track 9)1曲目「Safe From Harm」から気怠いカッコ良さに引き込まれる。この曲のボーカルはShara Nelson2012リマスターの音は自分はめちゃくちゃ気に入ってる。オリジナルの音の方に拘る人の気持ちもわかるけど…。とにかく1曲目〜3曲目の流れは強烈2曲目「One Love」のボーカルはレゲエシンガーのHorace Andy昔はこのボーカルのビブラートが苦手だったんだけど、今は芯のある声質も歌い回しも好きになった。3曲目「Blue Lines」のボーカルはMassive Attackタイトルナンバーのこの曲のカッコ良さに初めて聴いた時から惹かれまくりだった。じっとりと湿気のあるヒップホップです。4曲目「Be Thankful For What You Got」のボーカルはTony Bryanこの曲はソウルシンガー「ウィリアム・デヴォーン」が1974年に発売したシングル曲のカヴァー。Massive Attackのヴァージョンもソウルフルで気持ち良いノリです。7曲目「Daydreaming」はこのアルバムのリードトラック。タイトル通りに気怠くどこかにトリップしてしまいそうなラップナンバーです。9曲目「Hymn Of The Big Wheel」も凄く好きな曲。この曲もレゲエシンガーのHorace Andyが歌っています。Massive Attackは、たまに思い立ってように聴くけど、今回はユーミンが選んでラジオでかけたのがきっかけで、このアルバムと「Heligoland」を聴いてた。
2023年08月31日
アメリカのシンガー・ソング・ライター「Don McLean」の代表曲の1つ「アメリカン・パイ」は日本ではラジオで流れる事も多くなかったようですが、50年経っても色褪せない人気のある曲。この曲を知ったのは、このレコードがリリースされてしばらくしてからで、中学生の頃に6歳年上の友人に教えてもらって知った、中古屋でレコードを買って聴いてた。歌詞カードに訳詞がなく、その年上の友人に歌詞の内容を簡単に教えてもらった。A面「American Pie part 1」B面「American Pie part 2」作詞・作曲 Don McLean曲の中で何度も「The day the music died(音楽が死んだ日)」と歌われているのは、1959年に飛行機事故があって、その飛行機にロックンロールの初期のレジェンドが3人搭乗してて亡くなった事を言っています。そして曲の中には1959年以降に登場した多くのロックスターらしき人物が歌詞に出てきます。エルヴィス、ボブディラン、バーズ、ビートルズ、ローリングストーンズ、ジャニスジョプリン、と、この曲がリリースされた1971年までにスターになったアーティストが次々と出てくる。(名前は出ていないのですが、多くのヒントでそれが誰であるのか匂わせています)この曲は2ndアルバム「American Pie」の1曲目で8分36秒の長尺曲をAB面に分けてEP盤に収録。「♪私たちは歌いはじめた バイバイ、ミス・アメリカンパイ シボレーで堤防まで行った でも堤防は乾いてた そしてあの古き良き男達はウイスキーとライ酒を呑んでいた 「これが俺の死ぬ日だ」と歌っていた 「今日が俺が死ぬ日だ」と」静かにピアノと歌のみで始まり、テンポアップするとアコギストロークとドラム、ベースも入って軽快な8ビートパートになる。エレキギターも絡んできてロックなパートに。そしてピアノとボーカルのみのフリーテンポパート。最後はアコギのストロークのみでサビをユニゾンで数人の男性コーラスとで歌う。構成もドラマチックで聴き始めると8分以上あるなんて思えない。2ndアルバムはこの曲以外にも好きな曲が多いので、また感想を書きたいと思う。
2023年08月27日
イギリスのポップ/ニュー・ウェイヴ「Culture Club」の1984年発売のシングル。3rdアルバム「Waking Up with the House on Fire」からの第二弾シングルカット曲。第一弾は「The War Song」で大ヒットしました。A面「The Medal Song」メダル・ソング3枚目のアルバム「Waking Up with the House on Fire」から少しずつ人気に翳りが見えて来たけど、自分は3枚目から好きになった。一番好きなアルバムは4th「From Luxury To Heartache」です。それまでの超絶人気時代の曲も好きですが、3枚目からボーイ・ジョージの歌がよりソウルフルに、深い歌声になってきたように感じて引き込まれた。特に「Waking Up with the House on Fire」のA面ラスト曲「Mistake No. 3」は特に秀逸!上質なソウルを聴いてる感覚に酔いしれる。国によっては「The Medal Song」じゃなく「Mistake No. 3」をシングルカットしたようです。この「The Medal Song」はラテンのノリのダンスナンバー。そして7インチシングルでしか聴けないイントロ。このコーラスから始まるイントロがまた凄くイイ!ベスト盤などはアルバムヴァージョンで収録されてるものも多く買ってみないとどのヴァージョンで収録されているのかわからない。このアルバムから特にカルチャー・クラブのノリが気持ちよくなったように感じてた。アルバムで聴く方がこの曲が映えるとは思うけど、シングル単体で聴くとまた違う感じで聴ける。アルバムだとB面1曲目の少しヘヴィな「The Dive」に続いて「The Medal Song」が始まる。ここの繋がりは最高にカッコいい。もっと言えばA面ラストのソウルフルな「Mistake No. 3」が終わり、盤をひっくり返すとラテンな世界に一気に引きずり込まれる感覚が最高。そして次に始まるがこのシングルB面「Don´t talk about it」です!この曲は1930年代にハリウッドで活躍した女優フランシス・ファーマーの悲劇を歌っています。MVを見るとわかりやすい。悲劇の女優の一生を綴った映画「女優フランシス」(1982年)としても人生が描かれています。この時の主演女優は1976年版キングコングのヒロイン、ジェシカ・ラングがフランシスを演じた。B面「Don´t talk about it」日本では化粧品のCMソングに選ばれよく流れていました。ディスコでもよく流れてた曲でノリが気持ち良すぎる。歌詞の内容は明るい歌ではないのですが…。間奏の凄い機械的なエフェクトのGソロも最高です。
2023年08月24日
鈴木茂さんの1975年発表の楽曲。8月になるとこの曲を思い出して聴くことがある。いつもは「BAND WAGON」のCDで聴いてたけど、久しぶりにアナログ盤で聴こうとレコードの棚を探したけど、見つからない。誰かに貸したままなのか、何度かの引越しの時にどこかのダンボールに紛れ込んでしまってるのか…。今日は5時まで友人の店で飲んでて、いろいろ懐かしい話をしてた。昔の夏の光景とか思い出しながら好きな音楽流して飲み続けてた。夕方の5時にその店が開店して、すぐに飲み始めずっとだらだらと朝の5時まで・・・12時間か・・・店自体は11時半で閉店だけど、友人である店主と俺と友人と3人で飲み明かしてしまった。帰ってきて「BAND WAGON」を聴いてるってのもいい感じ。「八月の匂い」作詞 松本隆さん 作曲 鈴木茂さんアナログ盤で聴くのを諦めて、今日は2005年リマスター盤で聴いた。「BAND WAGON」の事はかなり前に書いたように思うけど…。この2005年リマスター盤の音は音圧が上がっただけではなくライブ感が凄く増したようにも思えるし、ベースの音がイキイキと聞こえるのも好きなところ。アナログ盤で聴いて香って来る八月の匂いとは少し違う都会の雑踏の中で匂って来る八月のイメージ。ま、とにかくカッコいい曲です。アルバムの中で一番好きな曲ってわけではないけど、このボトルネックの音と、ファルセットのコーラスを聴くと微かにガソリンの匂いと埃っぽい風の匂いが頭の中に浮かび出て来る。「スノー・エキスプレス」シングルではB面はこの曲でした。やっぱりめちゃくちゃカッコいいわ、この曲も。「BAND WAGON」は敢えてティン・パン・アレーのメンバーを誰一人使わずにアメリカでアメリカのミュージシャンだけで作り上げたアルバム。コンガとドラムのノリがかっこ良すぎて鳥肌です。あの頃のディスコサウンドテイストの音にも痺れる。アルバムで一番好きなのは少し泥臭さもある「夕焼け波止場」です。鈴木さんのボーカルも心地良くピアノのソロやオブリも凄く好き。
2023年08月18日
アメリカのロックバンド「Grateful Dead」のデビューアルバム。1stアルバムを聴くのはかなり久しぶり。Grateful Deadの事は一度も書いてなかったと思う。でもまだ、好きだけど一度も書いてないバンドがいっぱいある。25年ほど前に5th「American Beauty」までCDをまとめて買ってよく聴いてたのを思い出す。それまでは2枚組ベスト盤とライブ盤のLPしか持ってなかった。Bob Weir – Guitar, VocalsRon "Pigpen" McKernan – Organ, Harmonica, VocalsBill The Drummer (Bill Kreutzmann) – Drums, PercussionJerry "Captain Trips" Garcia – Guitar, VocalsPhil Lesh – Bass, Vocals1曲目「The Golden Road (To Unlimited Devotion)」2曲目「Beat It On Down The Line」3曲目「Good Morning, Little School Girl」4曲目「Cold Rain And Snow」5曲目「Sitting On Top Of The World」6曲目「Cream Puff War」7曲目「Morning Dew」8曲目「New, New Minglewood Blues」9曲目「Viola Lee Blues」1曲目「The Golden Road (To Unlimited Devotion)」のイントロは初めて聴いた時から鳥肌モノのカッコ良さ。2曲目「Beat It On Down The Line」は軽快なテンポのカントリーブルースロック。ジェシー・フラーのカヴァー。3曲目「Good Morning, Little School Girl」はブルースのスタンダードとも言える曲。数え切れないほどのアーティストによってカヴァーされています。4曲目「Cold Rain And Snow」はアメリカ民謡のカヴァー。オリジナルは夫が妻を殺すという怖い歌詞なのですが、Grateful Deadのヴァージョンは寒い雪の中でも妻に働かされて嘆いている歌詞になっています。5曲目「Sitting On Top Of The World」はアップテンポのブルースロック。この曲も凄く好きな曲です。6曲目「Cream Puff War」はサイケでプログレなナンバー。7曲目「Morning Dew」からLPではB面です。B面は長尺曲があるので3曲のみです。8曲目「New, New Minglewood Blues」も軽快なブルースロック。9曲目「Viola Lee Blues」は10分を超える長尺なサイケなブルースロック。これもめちゃくちゃカッコいい曲です。Grateful Dead自体かなり久しぶりに聴いたけど、やっぱり凄くいい!
2023年08月02日
アメリカのフォーク系シンガー・ソングライター「Judy Collins」の名曲をカップリングして発売された日本盤シングル。かなり前にJudy Collinsの事は書いたと思うけど、あれからまったく聴いてなかったので、今日はこのシングルと1971年発売のライブ盤を聴いていた。このシングル盤は日本編集で1973年6月に発売されたものです。A面「Both Sides, Now」(邦題「青春の光と影」) 作詞・作曲 ジョニ・ミッチェルこの曲はジョニ・ミッチェルが書き上げた曲でジュディ・コリンズが最初にレコーディングした。1968年10月に発売されました。10代、20代の頃は、本当の愛を知らずに青春期に傷ついた…的な意味で聴いてたのですが、訳詞を読んで見ると全く違うように受け取れた。タイトルの両側とはいろんな物や事柄の裏と表で、過ぎた青春と今の両側から見て人生って知らない事ばかりと嘆いている歌のように感じた。メロディの美しさとアレンジ、演奏の気持ち良さ、そして歌声の心地良さで聴いてた。難しく考える事はないとは思うけど、20年以上ぶりに聴くと見えてくる景色があまりにも違って感じられた。空に浮かんでアイスクリームのお城のように見えてた雲が今では太陽を遮り…雲の事を何も知らなかった。そして愛の事を何も知らなかった。そして人生の事を何も知らなかった、と歌ってる。人によってどんな風に受け取るのか十人十色なんだろうな。B面「Someday Soon」この曲は1963年にカナダの「イアン&シルヴィア」が歌った曲のカバー。1969年1月にジュディ・コリンズのシングルが発売された。この曲も好きな曲でした。カントリー調のアレンジで聴いてて気持ち良い曲。「Both Sides, Now」の次のシングルがこの曲でした。
2023年07月18日
ゲイリー・ムーアの1990年発売のシングル。梅田に阪急電車で往復したので、今日は電車の中でずっとゲイリー・ムーアを聴いてた。最初に「G-Force」を聴いて、「We Want Moore!」を聴いて最後に「Still Got The Blues」を聴いた。やっぱり「Still Got The Blues」いいわぁ〜。ヘヴィメタル・ハードロックからブルースロックへと変わっていく時のアルバム。その「Still Got The Blues」からシングルカットされたのがこの曲。3枚目のシングルカット。1曲目「Walking By Myself」2曲目「All Your Love」3曲目「Still Got The Blues (For You) [Live]」4曲目「Walking By Myself [Live]」1曲目「Walking By Myself」Gary Moore - Guitar, VocalsFrank Mead - HarmonicaMick Weaver - PianoAndy Pyle - BassGraham Walker - Drumsこの曲は1956年に発売されたJimmy Rogersのカヴァー。オーソドックスなブルースナンバーですが、不思議と飽きずに何度も聴きたくなる曲。2曲目「All Your Love」Gary Moore - Guitar, VocalsMick Weaver - Hammond organAndy Pyle - BassGraham Walker - Drumsこの曲は有名な曲です。1959年発売のオーティス・ラッシュのヒット曲。ゲイリーのGソロ鳥肌もんにカッコいい!3曲目「Still Got The Blues (For You)」LIVE1990年6月5日 The Sporthalle, Cologneでのライブ音源。約7分の贅沢な時間。ブートでもこの曲のライブヴァージョンはいくつか持ってるけど、この時の演奏と歌唱はめちゃくちゃイイ!4曲目「Walking By Myself」LIVE1990年5月10日、ロンドンのHammersmith Odeonで収録された物。これが聴きたくて、シングルCDを聴いてた。このライブヴァージョン、凄く良い!
2023年07月13日
1994年4月25日発売のSpiral Lifeのシングル。Spiral Lifeは元BAKUの車谷浩司さんと石田小吉さん二人の音楽ユニット。このシングルの2曲も好きな曲で当時よく聴いてた。この2曲が収録されてる2ndアルバム「spiral move TELEGENIC2」もよく聴いた。アルバムは7月20日発売でシングルが3ヶ月早く先行発売されていました。1曲目「20TH CENTURY FLIGHT 光の彼方に」この曲、実は本当に凄い曲なのじゃないかと思ってる。自分の中では超名曲です。不思議な曲ではあるけど、メロディーの美しさと歌詞の乗せ方のカッコ良さとどんどん引き込まれるアレンジの凄さとか・・・。車谷さんの不思議な魅力のあるふわふわしたボーカル。活動をずっと続けてたらSpiral Lifeはどうなってのか…とか思ってしまう。でも、その後の「AIR」での活動で、「AIR」でしか作れない名曲を多く残してるからSpiral Lifeが続いてた方が良かったとか。何とも言えない。「AIR」の曲では「Funk Core」「My Pride」が今、パッと頭に浮かんだ。2曲とも凄い曲。Spiral Lifeの時とはかなり音創りが違うので比べられない。2曲目「LOCOMOTIVE」この曲も好きな曲。2ndアルバム「spiral move TELEGENIC2」の4曲目に収録。ただ少し似てる曲があって、その曲をリスペクトして作ったのだろうか。『BAKU』も『Spiral Life』も 『AIR』も『Laika Came Back』もどれも好きな音楽。
2023年07月09日
アメリカのサイケフォークロック「Michael Angelo」のシングル盤。たしか、アメリカ村のレコード/CD屋で見つけて買ったと思う。500枚の限定プレス、サイケデリック、フォークロック、瞑想的、叙情的など、自分が惹かれる言葉がこのレコードの紹介のポップに書かれてた。ジャケ買いする感じでもないジャケットだけど買って聴いてみると、かなり好きな感じ。A面「Sorcerer's Delight」1977年にレコーディングされた曲です。夢遊空間で時間も流れていないような感覚になる。サイケでもあり、かなりプログレでもあり、たった2分48秒なのに深く沈んでいく感覚が楽しめる。買って良かった〜!って素直に思えた。また、いい音楽と出会えたと感動もしたレコード。B面「Nubian Queen」この曲も1977年にレコーディングされた曲。フォーキーなラテンナンバーでビートも歌唱もアコギのストロークも全て気持ちいい!今、ちょうどコンサートツアー中の松任谷由実さんが今のツアーでも歌ってる、「ただわけもなく」のイントロの空気感と重なって余計に感動した。「ただわけもなく」って曲はとんでもなく好きな曲。このシングルを買って、しばらくしてまた違うインディーロック系のレコード店でMichael AngeloのCDアルバムを見つけた。そのアルバムのボーナストラックにこのシングルの2曲も収録されてた。同じ、1977年レコーディングのアルバムだった。もっといろいろインディーロック系のレコード店ではおもしろい音楽もいろいろ見つけてるので少しずつ書いて行こうと思う。500枚のうちの1枚を買うことが出来て良かった。38/500です。
2023年07月05日
モンキーズの3枚目のシングル。1967年3月8日発売。ニール・ダイアモンドが書き上げた超大ヒット曲「I'm a Believer」に続くシングルでこの曲もニール・ダイアモンドが書き、「I'm a Believer」同様に超大ヒット。A面「A Little Bit Me, A Little Bit You」(邦題「恋はちょっぴり」)アコギの軽快なストロークとタンバリンが耳に残る「I'm a Believer」とかなり似てる音創りでアコギとタンバリンがこの曲も前に出ています。どっちが好きかと言うなら、こっちの方が自分は好きでよく聴いてた。邦題がかなりいい味出してる^^;少しスクラッチノイズ強目のアナログ盤EPで聴くのもいい感じです。CDはベスト盤しか持ってませんが・・・。B面「The Girl I Knew Somewhere」(邦題「どこかで知った娘」)正直、このB面曲の方が遥かに好きです。この曲はロックバンドサウンドです。ドラムもベースも前に出てるしビートも気持ちいい。このシングル盤は発売当初、B面問題が起きていて、一度出そうとしたシングル盤を全て回収してこのカップリングに落ち着いたとか。レコード会社はイギリスのビートルズをモロに意識してるのは聞けばわかるけど、でもモンキーズにしかない個性は確実にあって、また違うカッコ良さを感じる。デビュー曲「Last Train To Clarksville」はさすがにかなりビートルズっぽさ満載で「これビートルズの曲だよ」ってビートルズをあまり知らない人に聞かせたら、そのまま信じるかも。邦題は「恋の終列車」で日本でも大ヒット。久々にモンキーズ聴いたけど、やっぱカッコいい。
2023年07月05日
元カステラのボーカル「大木知之さん」ことトモフスキーの3枚目のフルアルバム。この頃になると完全にカステラっぽさは無くなってて、また違う個性で面白くなってきた頃のような気がする。「カステラ」との出会い・・・^^;1989年にアメリカ村のタワーレコードのインディーズ売り場で見つけた9曲入りのマキシシングル「夜明け」を買ったのがきかっけで、結局、今でも聴いてる^^;友人に勧めてもなかなか理解してくれる人はまわりにはいなかった^^;「電車はいいな」や「途中で寝るな」「さよなら記憶力」「HAPPY」の4曲は自分にとって神曲。「夜明け」を買った日の事を思い出した。派手な赤とオレンジ色のジャケット。そしてバンド名が「カステラ」・・・3インチCDなのに9曲入り。曲目が「ビデオ買って」を筆頭に「電車はいいな」「途中で寝るな」・・・絶対に聴きたくなってすぐにレジに持っていた。イベント系のライブで見てから気に入って「夜明け」を買ったとずっと勘違いしてた。それはまた違うガレージパンク系のバンドでした^^;「夜明け」を買ってから、しばらくしてファンダンゴだったかエッグプラントだったかでライブを観たんだった。1曲目「メトロ」2曲目「アドバイス」3曲目「ダンワデスマソウ」4曲目「デモ ケド ノニ」5曲目「ゲンキガナカッタ」6曲目「メデシャベル」7曲目「ハナシアイテハマクラ」8曲目「イショライター」9曲目「コイビトトグライシカ」10曲目「ウソナンダ」11曲目「リセット」12曲目「フユニナッチャエ」13曲目「ムカシミタイニハアソベナイ」14曲目「コーキシン」このアルバム、発売当時は流しっぱなしにしてよく聴いてた。カステラ時代の突き抜けるような高音歌唱ではなく、語るようにボソボソ歌ってみたり気だるく歌い上げたり、感動的な歌唱もある。楽曲はおもちゃ箱ひっくり返し系の何が出てくるのかわからないようなワクワクするアルバム。久しぶりに今日、聴いててもワクワクできた^^ブラスセクションを贅沢に豪華に入れてたり、バイオリン、チェロが入ってたり、ファンクな曲があったりバラエティにとんだアルバム。1曲目「メトロ」はインスト。可愛い曲だけど何か圧迫されてくる不気味さのある曲。2曲目「アドバイス」は少しカステラ時代の雰囲気が残る曲にスペイシーなエフェクト入れ込んだりマニピュレーターのおもしろいサンプリングに引き込まれる。3曲目「ダンワデスマソウ」めちゃくちゃカッコいい曲。ファンキーなノリと個性溢れる曲。4曲目「デモ ケド ノニ」も凄くいい曲。歌詞も曲もアレンジも妙に感動してしまう。5曲目「ゲンキガナカッタ」これは間違いなく名曲。ずっと8刻んでて上に気が抜けたようなKeyが乗ってきて、その上に聴きやすいメロディーを優しく歌うボーカル。凄く好きな曲です。6曲目「メデシャベル」はこのアルバムの中で一番好きな曲。これホントにイイ曲です!良質なブリティッシュロックを聴いてるような感動がある曲。7曲目「ハナシアイテハマクラ」はシンフォニックなミュージカルナンバーのような豪華な曲。可愛いアレンジと可愛い歌唱とちょっと怖い歌詞。この曲もホントに名曲です!8曲目「イショライター」もシンプルで好きな曲。でもアレンジカッコいい!9曲目「コイビトトグライシカ」このアルバム聴いてると普通のロックバンドサウンドが珍しく思え、なんとなくホッとする感じもする曲。10曲目「ウソナンダ」はバイオリンがよりカオスな世界を作り上げてて惹かれてしまう。11曲目「リセット」も凄く好きな曲。シンプルなメロディとコード進行が転調して行く構成で誰でも一度は深く考えてしまうような事をサラッと歌ってる。12曲目「フユニナッチャエ」はちょっと笑ってしまう曲。何でこんな事を歌おうと思うのかがおもしろい13曲目「ムカシミタイニハアソベナイ」はホーンセクションのジャジーなアレンジもカッコよく、明るく楽しげな曲だけど、哀しい気持ちにもなっていく曲。いろんな意味で天才だと思う。14曲目「コーキシン」・・・なんか泣けるんだけどこの曲。これわかる人には凄くわかる事を歌ってる。1989年にアメリカ村のタワーレコードのインディーズ売り場で見つけた9曲入りのマキシシングル「夜明け」を何気なく買ったのがきかっけで、結局、今でも聴いてる^^;友人に勧めてもなかなか理解してくれる人はまわりにはいなかった^^;「電車はいいな」や「途中で寝るな」「さよなら記憶力」「HAPPY」の4曲は自分にとって神曲。「夜明け」を買った日の事を思い出した。派手な赤とオレンジ色のジャケット。そしてバンド名が「カステラ」・・・3インチCDなのに9曲入り。曲目が「ビデオ買って」を筆頭に「電車はいいな」「途中で寝るな」・・・絶対に聴きたくなってすぐにレジに持っていた。ライブ見てから気に入って「夜明け」を買ったとずっと勘違いしてた。それはまた違うガレージパンク系のバンドでした^^;「夜明け」を買ってから、しばらくしてファンダンゴだったかエッグプラントだったかでライブを観たんだった。最初にカステラ聴いてから、TOMOVSKYも35年近く経っても今でも聴いてる。自分の何かにハマる部分が多すぎて歌詞の世界と曲の世界、両方に惹かれ続けてる。
2023年07月04日
ユーライア・ヒープ、1972年発表の4枚目のアルバム。前にこのアルバムの収録されてるシングル盤の事やアナログ盤の「Demons and Wizards」の事は書いたように思う。今日は2枚組CD、2017年 Remaster Deluxe Editionを聴いてた。ユーライア・ヒープの全アルバムの中で5番目に好きなアルバム。1番は「Magician's Birthday」、2番は「Return To Fantasy」、3番は「Look At Yourself」4番は「Raging Silence」で5番目が「Demons and Wizards」最近、1977年「Innocent Victim」〜1978年「Fallen Angel」〜1980年「Conquest」〜1982年「Abominog」の本来のユーライア・ヒープのイメージと少し違うこの4枚のアルバムがやたらと気に入ってる。特に「Fallen Angel」は10年ほど前からかなりお気に入りで良く聴いてる。「Sweet Freedom 」も最近よく聴くようになったアルバム。(2017年 Remaster Deluxe Editionの見開き中)Disc 11曲目「The Wizard」2曲目「Traveller In Time」3曲目「Easy Livin'」4曲目「Poet's Justice」5曲目「Circle Of Hands」6曲目「Rainbow Demon」7曲目「All My Life」8曲目「Paradise」9曲目「The Spell」Disc 21曲目「Easy Livin' (Alternate Version)」2曲目「Rainbow Demon (Alternate Version)」3曲目「Traveller In Time (Alternate Version)」4曲目「Paradise (Alternate Version)」5曲目「The Spell (Alternate Version)」6曲目「All My Life (Alternate Version)」7曲目「Home Again To You (Alternate Version)」8曲目「The Wizard (Alternate Version)」9曲目「Poet's Justice (Alternate Version)」10曲目「Circle Of Hands (Alternate Version)」11曲目「Proud Words (Alternate Version)」12曲目「Green Eye (Alternate Version)」13曲目「Why (Alternate Single Edit)」David Byron – VocalsMick Box – GuitarsKen Hensley – Keyboards, Guitars, percussion, Vocals on "Paradise" and "The Spell"Lee Kerslake – Drums, percussionGary Thain – Bass(このアルバムからの2枚目のシングルカット曲)Disc 1の本編2017年リマスターヴァージョン自体、かなり久々に聴いた。このアルバムからシングルカットされたEP盤の事は何度か書いてるけど、アルバムの事は書いてなかったかも知れない。ドラムがリー・カースレイクに変わったのが、それまでと曲の雰囲気が少し違って聞こえる要因。「Easy Livin'」はシングル盤の事を書いた時に詳しく書いたように思う。「Traveller In Time」は昔から凄く好きな曲。4曲目「Poet's Justice」と5曲目「Circle Of Hands」は特に思い入れもなかった曲なのに今日、10年以上ぶりに聴いてみてかなり懐かしい気分になれた。6曲目「Rainbow Demon」はハモンドオルガンのイントロリフから引き込まれる曲。この曲は3年前の来日公演でセットリストに入ってて興奮でした。8曲目「Paradise」はアコギのストロークが中心になってるフォーキィーな曲。アルバムラスト9曲目「The Spell」もお気に入り曲です。何度聴いても不思議な感じがする曲。Disc 2のラスト13曲目「Why (Alternate Single Edit)」はシングル「Easy Livin'」のB面曲でした。アルバム未収録の貴重な曲だった。Disc 2 10曲目「Circle Of Hands」の別ヴァージョンは長いけど音質も構成もオリジナルよりもこっちの方に惹かれる。この2017年に発売された2枚組のDisc2は、よくあるDemo集やアウトテイク集とはかなり違う。これで別の完成体として聴けるものばかりです。ユーライア・ヒープはその手の音源を惜しみなく出してくれるので、いろいろと楽しめます。(このアルバムからのリードトラックで第一弾シングルカット曲)
2023年06月30日
アメリカのシンガーソングライター「ポール・デイヴィス」のヒットシングル。昨夜書いたアラン・オデイに続き、忘れかけてた懐かし洋楽シリーズ^^;日本盤は1982年1月発売。A面「Cool Night」作詞・作曲 Paul DavisAORってジャンルは特別好きって事ではなかった。当時はどちらかと言うともっとHardな洋楽を求めてた。それでも特別な拘りもなかったのでAORでもラジオなどで聴いて気に入ったものはシングル盤を買ってた。さらに気に入った時はLPまで買う事もあった。「Cool Night」は1982年の春頃にFMでかなり流れてた事を思い出す。今日、聴きながら思った事は、この曲をメロディの一部をパクってる日本のロックが多い事。リップシンクでバンドを従えてセンターでCPか何かを弾きながら歌ってる映像とハンドマイクで歌ってる映像がロック喫茶でよく流れてた事も懐かしい。もう一つの大ヒット曲「I go crazy」のライブ映像と同時に流れてた。やっぱり今、聴いても名曲に変わりなし。B面「One More Time for the Lonely」(邦題「思い出という名のふたり」)作詞・作曲 Paul Davisこのシングル盤を何十年かぶりにターンテーブルに乗せたけど、両面聴いて思い出したのがこのB面曲が凄く気に入ってこっちばかり聴いてた事。今から思えば、かなり有りがちなアレンジ、メロディなのですが、1982年の時点では新しく感じたのかも知れない。でも、聴いてみると本当に良い曲。3軍のシングルばかり詰め込んでる箱から選ばれて聴いたけど、このまま二度とターンテーブルに乗る事もないレコードもいっぱいあるのかと思うと、なんか切ない。レコード買った時はどのレコードも早く聴きたくてわくわくして家に帰ったはずなのに。
2023年06月28日
アメリカのシンガーソングライター「アラン・オデイ」の1977年2月発売の大ヒットシングル。日本でもラジオでよく流れてたので知ってる人も多いと思う曲。自分も今日、この曲のイントロが頭にずっと浮かんでて何の曲だったかタイトルが思い出せなかった。歌い出しの「♪Cried in my pillow Lonely in my bed〜・・・・」まで出てくるのにそのあと鼻歌で歌おうとすると知らないうちに違う曲になってる。思い出せなくて気持ち悪いから洋楽に詳しい友人で電話した。電話口でイントロと出だしを歌った^^;友人は1発で「Undercover Angel」って教えてくれた。ポップ系の洋楽なら、その友人に聞くのが一番早い。メタル系ならこいつ、パンク系ならこいつ、プログレならこいつ、って感じでネットで調べようがないような、思い出せない時とかはお互い教え合うような友人がいて助かる。レコードは絶対に買ってたと確信があったので、仕事から帰ってきてから探しまくり。ジャケットはネットで検索して思い出せた。ジャケットすらどんなだったか思い出せなかった。A面「Undercover Angel」作詞・作曲 アラン・オデイ中学生の時に買ったシングル盤。やっとシングル盤を詰め込んでる箱から見つけ出して針を落とした。音が流れ出すとちょっと懐かし過ぎて泣きそうになった。深夜ラジオで初めて聴いてタイトルをメモしてレコード屋で探してもらった事とか学校で友人にいい曲あるで!って教えた事とか曲を聴くと不思議に細かい事まで思い出せる。タイトルもアーティストも思い出せなかったのに、曲を聴くとその頃の事が一気に思い出せる。このシングルとLP1枚だけしか持ってなくてCDは一枚も持っていない。持ってるLPは「Undercover Angel」が入ってるアルバムの次の「Oh Johnny!」だけ。「Appetizers」も欲しくなってきた。第二次Discoブームに突入しはじめた日本ではこの曲は少しディスコっぽい部分もあってヒットしたと思う。SF映画「スーパー 8」の中でも使われてたのも思い出した。あの映画はこのレコードがリリースされた時期の楽曲をいっぱい使ってた。どんな場面で流れてたのか、あとでDVD観て見ようか。B面「Just You」作詞・作曲 アラン・オデイこの曲も、針を落とした途端に曲の全体が頭の中に浮かんできた。よく聴いた曲。10代前半の脳は何でも凄く吸収して刻み込んでたんだと思う。音楽は二度と思い出せないような事を思い出させてくれる力がある。これって匂いや味でもそんな事が起きる事があるけど、音楽が一番細かくいろんな事を思い出せる力があるように思う。日本では忘れ去られていくんだろうな・・・と思いながらこのシングル盤を聴いてた。自分ももうすでにほぼ忘れてたようなものだったし。朝、頭の中にイントロが流れて来なければ、このレコード死ぬまで多分、一度も聞かなかったかも知れない。このシングル盤を探す時に、横にあったクラウディア・バリーも完全に記憶から消えてた歌手。シングル盤2枚持ってたので明日にでも聴いてみようと思う。レコード詰め込んでる箱の中、またゆっくり見てみよう。箱に詰め込んでる物は3軍のレコード。よく聴くものは1軍として箱にはしまってなく棚にある。3軍のレコード箱も宝物のように思えてきた。
2023年06月28日
麻倉未稀さんの1992年発売のシングル「モノクローム」のカップリング曲。麻倉未稀さんは1980年代に映画「フラッシュダンス」や「フットルース」の中で使われた曲をカヴァーして大ヒット。 『九月には帰らない』作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 戸塚修さん麻倉未稀さんの1988年発売のアルバム「ELEGANT TALK」の2曲目に収録してたこの曲を1992年のこのシングルのカップリング曲としてシングルカット。この曲のオリジナルは松任谷由実さん1978年3月5日発売の5枚目のアルバム「紅雀」の1曲目に収録されています。「紅雀」は荒井由実から松任谷由実になっての1作目のアルバム。4枚目のアルバム「14番目の月」までと、ガラッと雰囲気も変わって急に大人の女性の歌になった。最初はあまりの変わりように戸惑いもあって、なかなか好きになれなかったアルバム。でも中学生の頃からアメリカ映画よりフランス映画、イタリア映画が好きでヨーロッパの映画ばかり観てたので、その雰囲気やフランス映画で観た景色なんかが頭に浮かんでくる楽曲の数々が次第に好きになっていった。後に知ったのですが、この「紅雀」ってアルバムは自分が10代の頃から大好きだったフランス映画「昼顔」をモチーフにして作られたアルバムだと知ってからこのアルバムを聴くと落ち着くのがよくわかった。この「九月には帰らない」は「昼顔」って言うより「哀しみのトリスターナ」が頭に浮かぶ。両方、ルイス・ブニュエル監督の作品です。映画のブログも書いてるけど、多分カトリーヌドヌーヴの主演映画が一番多く書いてると思う。一番好きな女優がカトリーヌドヌーヴなので当然なのですが。一番最初にDVD化された時のもの今のユーミンのツアーではアルバムタイトルナンバー「紅雀」が聴けるのがうれしい!麻倉未稀さんのカヴァーヴァージョンも凄く気に入っています。戸塚修さんのアレンジも品のある大人の世界で、聞き入ってしまう。ボーカルも嫌味を感じさせない優しい歌唱で、凄く気に入ってる。「モノクローム」作詞 麻倉未稀さん 作曲 Michael Linn 編曲 戸塚修さん美しいロッカバラード曲。前半のピアノのアレンジも素晴らしく、曲が盛り上がってからの麻倉未稀さんの歌唱は気持ちよく声が突き抜けてて引き込まれる。
2023年06月23日
ジャニス・ジョプリンのライブアルバムをアナログ盤で久しぶりに聴いていた。このライブ盤はジャニスが亡くなった後に編集されて発売されました。このライブ盤はかなり聞き込んでたので、スクラッチノイズも多めでしたが、CDで聴くよりは臨場感も感じられて楽しめた。アナログ盤は2枚組で発売。完全に忘れてたんだけど、このライブ盤はDisc1の1面の裏が4面、Disc2の2面の裏が3面。Disc1の1面を聴いて裏返して針を落として気が付いた。何度も当時から間違えて裏返してたのを思い出した。Disc1の1面を聴き終えると、ターンテーブルからレコードを外して、Disc2の2面をかける。そして、裏返して3面を聴くとターンテーブルからDisc2を外して、再びDisc1の4面に針を落とす・・・でも、そういえば2枚組のアルバムの時、この順番でかけるレコードがいくつか持ってた。全てアメリカ盤のみですが。Disc11面1曲目「Down On Me」2曲目「Bye, Bye Baby」3曲目「All Is Loneliness」4曲目「Piece Of My Heart」2面1曲目「Road Block」2曲目「Flower In The Sun」3曲目「Summertime」4曲目「Ego Rock」Disc 23面1曲目「Half Moon」2曲目「Kozmic Blues」3曲目「Move Over」4面1曲目「Try (Just A Little Bit Harder)」2曲目「Get It While You Can」3曲目「Ball And Chain」代表的なナンバーがほぼ収録されてるライブ盤です。Disc1はBig Brother and the Holding Company時代で1968年と1970年のライブ収録Disc2はFull Tilt Boogie Bandの演奏で1970年6月28日と7月4日のライブ。昔からDisc2の方をよく聴いてた。特に好きな曲がほとんどDisc2に集中してる。「Half Moon」、「Kozmic Blues」、「Get It While You Can」の3曲が特に好きな曲。その次に「Piece Of My Heart」「Down On Me」「Ball And Chain」の3曲が気に入ってる曲。かなり久しぶりにこのライブヴァージョンの「Get It While You Can」を聴いたけど、めちゃくちゃ良い!この曲はNGになったトラックやヴァージョン違いを集めた「The Pearl Sessions 」にボツになった3トラックが収録されてて、その全てがどれもボツになった理由がわからないほどに最高にカッコいい別ヴァージョンが聴けます。「Get It While You Can」はジャニスの全曲の中でベスト3に入るほど好きな曲。3面2曲目「Kozmic Blues」このライブヴァージョン、いろんなブートやライブ盤の中でも一番良い歌唱だと思う。この曲もベスト3に入るほど好きな曲。アルバム「I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!」も凄い回数聴いてるアルバム。「Piece Of My Heart」はいろんなライブヴァージョンが残されてるけど、この曲は特に当たり外れがあるように思う。凄く良い演奏の時と、かなりガッカリな演奏の時の差が激しいように思う。このライブ盤のヴァージョンはテンポも速くもしてなくてオリジナルに近い感じで凄くイイ!「Flower In The Sun」もこの時のライブヴァージョン最高です!この曲は「Cheap Thrills」のボーナストラックに収録されてる、「Flower In The Sun」 [Studio Outtake]がめちゃくちゃ良くて、そればかり聴いてた。この日の「Move Over」は凄くイイ!特に好きな曲ではないから飛ばす事が多い曲だけど、久々にちゃんと聴いてみたら良い曲。
2023年06月21日
1989年4月21日発売のシンディ・ローパーの企画盤。12インチシングルに収録されてたロングバージョンやリミックスなどを集めて編集したミニアルバム。1曲目「Girls Just Want To Have Fun」 [Extended Version]2曲目「She Bop 」[Special Dance Mix]3曲目「The Goonies R Good Enough」 [Dance Remix]4曲目「Change Of Heart」 [Extended Version]5曲目「What's Going On」 [Club Version]6曲目「Money Changes Everything」 [Extended Live Version]シンディ・ローパーの事はこれまで数え切れないほど書いたように思うけど、最近、新譜も出ないし来日もないので、あまり聴いてなかった。「What's Going On」のクラブヴァージョンが聴きたくなって久しぶりに聴いてた。5曲目「What's Going On」 [Club Version]この曲は誰もが知ってると言っても過言じゃないマーヴィン・ゲイの大ヒット曲のカヴァー。このシンディ・ローパーのカヴァーヴァージョンは、あのAdrian Belewが編曲!そしてギターを弾いています!シンディの熱唱は文句なしのカッコ良さ!シンディ・ローパーが本当に凄いのは、1986年の初来日公演の時にこの曲を歌ったのを聴いて、レコーディング歌唱の100倍カッコ良く歌い上げ、度肝抜かれた。あの初来日から来日すれば行ける限り1回でも観に行くようになった。1996年12月に観た「Sisters of Avalon Tour」がとにかく最高だった!1995年阪神淡路大震災で全壊してしまった神戸国際会館。ハーバーランドに仮ホールとしてプレハブで作られた神戸国際会館ハーバーランドプラザで感動的なMCと共にシンディが熱唱してくれた。震災は1995年1月17日に起きたのですが、そのちょうど1ヶ月前の1994年12月17日にその全壊してしまった神戸国際会館でシンディ・ローパーは公演していた。シンディも自分が歌ったちょうど1ヶ月後にそのホールが地震で壊れてしまいショックを受けたそうです。自分は1994年、1996年、その両方の神戸公演を観てた。歌唱力は当然の事ながら、その人柄に触れて更に好きになった時でした。3曲目「The Goonies R Good Enough」 [Dance Remix]は12インチアナログ盤を持ってなかったので、このバージョンはこのミニアルバムでしか聞けなかった。シンセじゃなく生マリンバを使った事で楽曲の特長が際立ったと思う。そしてフルートも生フルート。音の作り方も凄く好きだった曲。4曲目「Change Of Heart」 [Extended Version]このヴァージョンは凄くよく聴いた。この曲を初めて聴いた時の鳥肌が凄かった!Nile Rodgersがギターを弾いています!この曲は普通のオリジナルヴァージョンの方が絶対に良いけど・・・。2曲目「She Bop 」[Special Dance Mix]これも、普通にアルバムヴァージョンの方がいい。「She Bop」はアコースティックギター、Key、ベースのみで歌った「The Body Acoustic」のヴァージョンが一番好きかも知れない。そろそろ新作も出してくれるのかな。
2023年06月19日
テン・イヤーズ・アフターの1968年発売のシングル。日本盤は1970年9月に発売。テン・イヤーズ・アフターが1969年8月17日に「ウッドストック・フェスティバル」に出演してその中で持ち時間のラストに演奏したのが「I'm Going Home」でした。ちはみにテン・イヤーズ・アフターは1969年8月17日(日) pm8時15分〜9時15分の1時間を持ち時間にして演奏。その時のセットリストは1「Spoonful」2「Good Morning, Little Schoolgirl」3「Hobbit」4「I Can't Keep from Crying Sometimes」5「Help Me」6「I'm Going Home」ラスト曲「I'm Going Home」の約10分の熱演は伝説になった。海外でが1968年にシングルとして発売してたこの曲を日本では1970年9月21日にシングルカット映画「ウッドストック」のサントラのように勘違いさせるよなジャケット。A面「I'm Going Home」LIVE作詞・作曲 Alvin Lee1968年8月に発売されたライブアルバム「Undead」からのシングルカットでウッドストックでのライブではありません。ライブアルバム「Undead」での「I'm Going Home」でそれをEP盤用に短く編集。6分38秒を3分39秒にしているので、物足りなさはかなりある。それでもめちゃくちゃカッコいい演奏です!イントロのギターの音だけで鳥肌立つ人が多いと思う。「Undead」は1968年5月14日に小さいライブハウスでライブレコーディングされました。何十万人も動員してるウッドストックと100人程度のライブハウスでのライブでもTen Years Afterの演奏の熱さは変わらない。スローブルースの「Spider In My Web」が特に好きで一度聴くと、続けて何度も聴いてしまう。10分を超えるオープニング曲「I May Be Wrong, But I Won't Be Wrong Always」も当然、最高にカッコいい!「Woodstock」でのライブは「Undead」の頃よりライブ経験も何百とこなし、演奏のテクニックやまとまりは聴き比べるとすぐにわかる。日本盤だけでもウッドストックでのライブを編集して発売しても良かったのにと思う。「I'm Going Home」のライブヴァージョンで更に最高なのは1973年6月にフランクフルトでレコーディングされたヴァージョン。これはかなり前にも書いたライブ盤「Recorded Live」に収録されています。B面「Hear Me Calling」 作詞・作曲 Alvin Leeこの曲は1969年1月発売の2ndアルバム「Stonedhenge」に収録されてた曲のシングルカット。EP盤用にこの曲も短く編集されています。5分44秒を3分46秒に約2分をカットしています。2分も削られてるけど、この曲に関しては凄くスリリング差を増しているように感じられてこのショートヴァージョンは気に入っています。2nd「Stonedhenge」の事はまだ書いてなかったけど、このアルバムも凄く名演揃いで楽しめるアルバムです。
2023年06月18日
1993年にカステラを解散してソロになって3枚目のシングル。1996年1月21日発売。カステラ時代は「大木知之」の名前で活動していましたが、ソロになって「TOMOVSKY」に芸名を変えた。 1曲目「うしろむきでOK!」2曲目「ネガチョフ&ポジコフのテーマ」作詞・作曲・編曲 大木トモユキさんカステラの事は何度も書いてるけど、ソロになってからの事は一度も書いてなかったように思う。初期は特に基本、カステラ時代の雰囲気を強く残してた印象。1曲目「うしろむきでOK!」はアレンジも好きだし、歌詞、メロディはカステラの頃の力が抜け切ってるようなカッコ良さそのままで引き込まれる。「♪長い目で見なくても やっぱりこっちが前みたい」2曲目「ネガチョフ&ポジコフのテーマ」1stフルアルバム「NEGACHOV&POSICOV」のタイトルナンバー。ネガティブなネガチョフとポジティブなポジコフの言い合いとか、斬新^^;この曲はカステラ時代にはなかった感じもする曲。プログレのような展開。Gillanの「No Laughing In Heaven」が聴きたくなった。カステラのツアーパンフより(1990ツアー)これもカステラのツアーパンフから(1991ツアー)
2023年06月14日
Spiral Lifeの5枚目のシングル。1994年11月26日発売。Spiral LifeはBAKUを解散した車谷浩司さんとプロデビューを目指してた石田小吉さんが組んだユニット。車谷さんは、BAKU → Spiral Life → AIR → Laika Came Backと形態を変えながら独特な世界を作り上げてて、ずっと聴き続けてるミュージシャンの一人。スパイラル・ライフは3枚のオリジナルアルバム、ライブアルバム1枚、ミニアルバム1枚、シングルを7枚リリースして活動を終えました。中でも2ndアルバム「spiral move TELEGENIC 2」が特に好きで当時かなり聴き込んでてた。このシングルに収録されてる3曲は全てアルバム未収録曲です。1曲目「DREAM ALL DAY」2曲目「DUB WHITE」3曲目「HERSEE'S CHOCOLATE」クリスマスシーズンに合わせたクリスマスソング的な曲で構成されています。1曲目「DREAM ALL DAY」柔らかく軽快なクリスマスソングです。ベースラインが気持ちよく、アコギのストローク、Gソロも心地良くて飽きさせない。車谷さんのふわっとしたボーカルも魅力がある。BAKU時代から車谷さんのボーカルは妙に惹きつけられる声質だったと思う。2曲目「DUB WHITE」石田小吉さんが得意とするエレクトロニカな気持ち良いノリの曲。車谷さんの世界と石田さんの世界が融合してるのが気持ち良いユニットだった。この曲も歌メロも美しく引き込まれる曲。3曲目「HERSEE'S CHOCOLATE」この曲はファンクな激しい演奏が気持ち良い曲。アレンジも演奏も最高にカッコ良い!このシングルの3曲の中では一番好きな曲。コンガがめちゃくちゃ効いてて最高!こんなノリの曲にも車谷さんの細く甘い声質が合う。EギターソロはかなりHeavyに弾いてます。コンガが効いてるで思い出すのは2nd「spiral move TELEGENIC 2」の2曲目の「PEOPLE」「PEOPLE」〜「(DON'T TELL ME NOW!) PLEASE PLEASE MR.SKY」の流れが最高だった。
2023年06月09日
1972年2月1日発売のニール・ヤングの4枚目のアルバム。参加ミュージシャンNeil Young – lead vocals, lead and acoustic guitar, piano, harmonicaTeddy Irwin – second acoustic guitar on "Heart of Gold"John Harris – piano on "Harvest"James McMahon – piano on "Old Man"Ben Keith – pedal steel guitarTim Drummond – bass guitarKenny Buttrey – drumsロンドン交響楽団1曲目「Out On The Weekend」2曲目「Harvest」3曲目「A Man Needs A Maid」 & London Symphony Orchestra4曲目「Heart Of Gold」5曲目「Are You Ready For The Country?」6曲目「Old Man」7曲目「There's A World」 & London Symphony Orchestra8曲目「Alabama」9曲目「The Needle And The Damage Done」10曲目「Words (Between The Lines Of Age)」このアルバムは、ニール・ヤング最大の売り上げの大ヒットアルバムです。1972年の1年間でアメリカで一番売れたアルバム。豪華なゲストミュージシャンとロンドン交響楽団とのコラボもありアルバム通して聴くと名局だらけなので満足感が半端ない。1曲目「Out On The Weekend」はミディアムスローなバラードでベン・キースの透明感のあるペダル・スティールギターの音がメロディに絡んでくるのは何回聴いても鳥肌です。 1曲目から完全に心を掴まれるアルバム。2曲目「Harvest」タイトルナンバーはのんびりとしたスローカントリーナンバー。大好きな曲です。ニール・ヤング本人も後にこの曲が「自分の最高な曲」とまで言っています。3曲目「A Man Needs A Maid」この曲はニール・ヤングを知らない人でも聴くときっと感動すると思う曲。初めてこの曲を聴いた時、オーケストラが参加してると思ってなくて、急に音が分厚くなっていくパートから最後まで引き込まれるように聴いたのを思い出す。仰々し過ぎるかも知れないけど、これぐらいやった方が感動も大きい。ロンドン交響楽団の演奏です。4曲目「Heart Of Gold」アルバムの先行シングルとして発売されたリードトラック。超大ヒットしたので聴けば「知ってる!」「聴いた事ある」と思う人もかなり多いと思う。カッコいいアレンジで、何度聴いても鳥肌ものの感動です。「James Taylor」と「Linda Ronstadt」がコーラスで参加しています!6曲目「Old Man」は1972年4月17日にシングルカットで発売された曲。この曲も大ヒット。この曲も「James Taylor」と「Linda Ronstadt」がコーラスで参加しています。James Taylorは6弦バンジョーの演奏でも参加。7曲目「There's A World」 もロンドン交響楽団の演奏が派手に入る曲。クラシカルでドラマチックなアレンジが最高です。9曲目「The Needle And The Damage Done」1971年1月30日のライブを録音したもので、アコギ1本で歌っています。シングル「Old Man」のB面にも収録されています。10曲目「Words (Between The Lines Of Age)」ラスト曲はHEAVY なナンバー。この曲もめちゃ好きな曲でよく聴いた曲。
2023年06月06日
1989年2月に映画「Beaches」のサントラ盤からシングルカットされたベット・ミドラーのシングル。(映画邦題「フォーエバーフレンズ」)映画館で観て、エンドロールが終わって灯りが点き…泣きすぎて恥ずかしかった事がDVDでこの映画を観る度に思い出す。この映画観て泣かない人っているのだろうか?って真剣に思ってしまう。自分は映画観て何でもかんでも泣く方ではないと思うけど、何十回観ても必ず泣ける映画が何十本かある。その中の一つがこの映画。映画の構成がよく出来てて、展開わかってるのに毎回泣けてしまう。その中で流れる名曲がこのシングル。1曲目「Wind Beneath My Wings」(邦題「愛は翼にのって」)この曲は映画「Beaches」のための書き下ろし曲ではなく、1982年に発表され、その後にシーナ・イーストン、リー・グリーンウッドら多くの歌手がカバーしてレコーディング。そして1988年映画「Beaches」のためにBette Midlerがレコーディング。それがそれまでのカヴァーのヒットを大きく凌ぐ超大ヒットに!映画のラスト間近に流れ、この1曲の中でドラマが大きく動く。 自分はベット・ミドラーが歌うと何でも感動してしまうのですが、この曲は中でも特別かも知れない。2曲目「Oh Industry」この曲は映画の中でベット・ミドラー演じるCC・ブルームが所属してる前衛的な劇団で初めて主演できる事になったミュージカルの中で歌われる曲。インダストリアルな楽曲です。楽曲もこの曲を歌う場面も最高で1982年「The Dreaming」の頃のKATE BUSHを彷彿させる。この曲、映画のサントラの中では異色だけど凄くカッコいい曲で大好きな曲。「愛は翼にのって」が流れる場面。この写真1枚観るだけで、鼻の奥がツーンとする。
2023年06月03日
エミー・ジャクソンは10代の頃にイギリスから日本の横浜に移住。その後、巧みな英語を生かしてラジオDJとして人気者になった。湯川れい子さんに気に入られ歌手デビューする事になった。デビューシングル「涙の太陽 Crying in a Storm」は英語での歌唱にも関わらず、日本で100万枚突破する大ヒット。それに続くシングルがこの「夢みるマイ・ボーイ」です。A面「夢みるマイ・ボーイ Say Yes, My Boy」大ヒットデビューシングル「涙の太陽」は、ベンチャーズサウンドなロックナンバーで1973年には安西マリアさんがカバーして、それも大ヒット。「♪ ギ〜ラギ〜ラ太陽が 燃えるように〜」ってやつです。自分はその大ヒット曲よりもこの2ndシングル「夢みるマイ・ボーイ Say Yes, My Boy」の方がアレンジもメロディもキャッチーで好きです。オールディーズのフィフティーズなノリでB面「涙のハート Don't Break My Heart」この曲はロック色強く「夢みるマイ・ボーイ Say Yes, My Boy」に近い部分もあるけどSAXソロとオルガンを印象的に使ってるアレンジが凄く気に入ってる曲。このシングル盤は両A面にしても問題のない、クオリティーの高い2曲のカップリングです。
2023年05月27日
2021年12月発売の「Neil Young & Crazy Horse」の41枚目のアルバム。(クレイジー・ホースとの共演は14枚目)ニール・ヤングのアルバムを全て持ってるわけではないけど、全てのアルバムのうち半分近くは買っています。でも2010年発売の「Le Noise」以来に買ったアルバム。youtubeでブルーススプリングスティーンの映像をいろいろ探しながら観てた時に関連映像の中に出てきたのが、このアルバム1曲目「Song Of The Seasons」のMV。湖とその後ろに広がる高原、そしてその後にそびえる山・・・ただそれだけを早送りで定点カメラで撮ってる映像です。3回連続で観入ってしまうほど楽曲と映像に引き込まれて即、アルバム購入。アルバム発売から半年以上経っていたけど、「Song Of The Seasons」のMVに出会えて良かった。昔のニールヤングの姿が何故か頭に浮かんでくる声と楽曲です。1曲目「Song Of The Seasons」2曲目「Heading West」3曲目「Change Ain't Never Gonna」4曲目「Canerican」5曲目「Shape Of You」6曲目「They Might Be Lost」7曲目「Human Race」8曲目「Tumblin' Thru The Years」9曲目「Welcome Back」10曲目「Don't Forget Love」1曲目「Song Of The Seasons」の魅力に完全にハマってしまって、そこからまた昔のアルバムを聞き返したりニール・ヤングの良さを再確認する日が多くなった。ブルースハープとアコギとアコーディオンだけの演奏のシンプルなフォーキーな曲。今でもこんなシンプルな楽曲で人の心を大きく動かせる力に感動です。声の魅力はニールヤングが好きな人なら分かり切ってる事だけど、改めて凄いと感じた楽曲。MVを検索して観て欲しい。水辺に鳥がやって来たり、風で水がさざめいたり、後ろの山が美しく鏡のように映ったり、空の色の移り変わりで湖が表情を変えていく。そこに、この曲。なんか泣けてくるのが不思議です。2曲目「Heading West」Heavyに歪ませたギターが静寂を引き裂くように始まるのが鳥肌です。この曲も1曲目に続きシングルとして先行発売された。3曲目「Change Ain't Never Gonna」ブルージーで自然と体が揺れてしまうような気持ち良い曲4曲目「Canerican」この曲もハイライト的な楽曲。Heavyなギターの音にゾクゾクする。6曲目「They Might Be Lost」も凄く気に入ってる曲。20代の頃に聴いてたような感覚に戻るような楽曲。7曲目「Human Race」キャッチーなミディアムテンポのロックナンバー。怒りが溢れてるようなGソロと楽曲。8曲目「Tumblin' Thru The Years」美しくシンプルなピアノが印象的な優しいロックです。この曲もめちゃくちゃ好きです。9曲目「Welcome Back」そしてこの曲! 確実に今のニール・ヤングは50年前の凄さをそのまま維持してるのがわかる。アルバムが届いて初めて聴いた時に鳥肌が止まらなかった曲。ギターの音色も声も全てパーフェクト!10曲目「Don't Forget Love」前の曲からの流れも素晴らしく、アルバム通して聴く意味をわからせてくれるようなラスト曲。このアルバムを買ってから、買っていなかったアルバムを少しずつ買って聴いていますが、ハズレなしの凄さに驚いています。
2023年05月17日
ブリティッシュ・ロックの代表的なバンドの一つ「Wishbone Ash」の9枚目のフルアルバム。この前、梅田の中古レコード店でかなり状態の良いアナログ盤を見つけて購入。日本盤の帯付き。出来ればUK盤のオリジナルの方が欲しいけど一度も中古屋で見た事がない。多分、あったとしてもかなり高くなってそう…。ヒプノシスのデザインジャケットなので帯で隠れてたら勿体ないので。バンド構成Martin Turner bass, vocalsAndy Powell guitars, vocalsLaurie Wisefield guitars, vocalsSteve Upton drumsウィッシュボーン・アッシュと言えばやはりツインリードのギターが真っ先に頭に浮かぶ人が多いと思う。その後のツインギターの多くバンドがウィッシュボーン・アッシュをリスペクトしています。A面1曲目「You See Red」(邦題「怒りの炎」)2曲目「Baby The Angels Are Here」(邦題「天使」)3曲目「Ships In The Sky」(邦題「大空の翼」)4曲目「Stand And Deliver」(邦題「恐喝」)B面1曲目「Anger In Harmony」2曲目「Like A Child」(邦題「子供のように」)3曲目「The Way Of The World (Part 1)」4曲目「The Way Of The World (Part 2)」アルバムタイトルの邦題は『因果律』です。「因果律」って…すごいタイトルと思う人も多いんじゃないかと思う。「全ての物事は必ず何かの原因があって起こり、原因がないと何も起こらない」とかの意味です。タイトルは「No Smoke Without Fire」です。これは有名な「火の無い所に煙は立たぬ」って意味。噂話に対して使われる事が多いので「因果律」とは少し違った意味合いのようにも感じるけど、どちらにしろ「No Smoke Without Fire」のままで良かったようにも思う。6枚目のアルバム「Locked In」からアメリカに移住して、音も派手なアレンジや構成になってガッカリした人が多かったとか。自分は「Locked In」は大好きなアルバムで7th「New England 」、8th「Front Page News 」も何一つ不満のないアルバムでした。「Moonshine」なんて今でもめちゃくちゃ好きな曲。で、この9th「No Smoke Without Fire」で、みんな大好き「Argus」に近いような音に戻ったのは「Argus」をレコーディングしたプロデューサー「Derek Lawrence」が再びプロデュースしたのが大きい。A面1曲目「You See Red」はリードトラックで先行シングルカット曲。このシングル盤は持ってないんだけど、6分のこの曲をそのままシングルにしたとは思いにくい。短縮シングルヴァージョンがあるなら1998年に発売されたボーナストラック付きリマスター盤にシングルヴァージョンを入れて欲しかった。6分そのまま入れたのかも知れないけど。シングル「You See Red」のB面「Bad Weather Blues」ライブヴァージョンはリマスター盤に収録されています。このライブヴァージョンも8分なんだけど7インチEPには33回転にしないと入らないと思う。「You See Red」って曲、久々に聴いたけどカッコ良すぎる!2曲目「Baby The Angels Are Here」も自分の好きなツボにはまりまくりの曲で昔から大好きだった曲。3曲目「Ships In The Sky」美しいツインリードのイントロが最高な静かな曲4曲目「Stand And Deliver」は10代の頃は好きじゃなかったのを覚えてる。ギターリフの音にもっとHeavyな音を求めてたのかも知れない。今は逆に歪ませまくったHeavyな音のリフじゃなくて、この曲にはこの音の方が断然良いと思える。B面1曲目「Anger In Harmony」も昔はそんなに好きじゃなかったけど、年を重ねるたびに好きになってきた曲。2曲目「Like A Child」は日本の歌謡曲のような悲しげなフレーズやメロディーが印象的で今も聞き入ってしまう。3曲目「The Way Of The World (Part 1)」4曲目「The Way Of The World (Part 2)」この曲は昔の音が好きな人も大満足な初期のWishbone Ashを強く感じられる曲。ドラマチックで哀愁の感じられる楽曲です。アップテンポパートの (Part 2)もツインギターを十二分に楽しめる構成です。
2023年05月14日
アメリカのハードロックバンド「Grand Funk Railroad」の大ヒットシングル。このシングルからバンド名は「Grand Funk」と変わっていますが、ジャケットは前のバンド名のままです。7枚目のアルバム「We're An American Band」の日本盤も前のバンド名のままでリリースされた。EP盤ジャケットは見開きで、その上、レコード内袋まで付いてる豪華なシングル盤です。A面「We're An American Band」この曲は7枚目のアルバム発売前に先行発売されたリードトラック。Grand Funk Railroadの事はこれまでに何度も書いてるけど、このアルバム以前の事しか書いてなかったと思う。正直、今でも良く聴くアルバムは1st「On Time」から4th「Survival」まで。さらに言うと一番聴くアルバムは1970年リリースの「Live Album」です。1975年発売2枚目のライブ盤「Caught in the Act」も比較的聴いています。でも結局、何十年経っても一番聴いててゾクゾクするのは1970年の「Live Album」セットリストが完璧だし、音質は少しぐらい悪くても演奏の凄さがカバーしてしまう。「T.N.U.C.」にしても「Inside Looking Out」にしても1970年ライブヴァージョンを選ぶ。トッド・ラングレン自身が嫌いじゃないのですが、トッド・ラングレンがプロデュースした2枚のアルバムが一番聴かないアルバムなのは今も変わらない。まだ解散間際に出したフランク・ザッパがプロデュースしたアルバム「Good Singin', Good Playin'」はシンプルでこのバンドの良さをザッパが理解して作ったアルバムに思えて好きなアルバムです。この曲の2002年Remixが全く違うMIXで今のCDのボーナストラックで収録されています。このMIXの方が好きかも知れない。B面「Creepin'」今日、このシングルを聴いたきっかけはこの曲のため。アルバムよりも30秒ほど短く編集されてるシングルバージョン。どこをカットして短縮してたのか確認しようと思ってシングル盤引っ張り出して聴いてた。でも、この曲自体20年振りぐらいに聴いたけど昔、聴いた時よりめちゃくちゃカッコよく感じた。ライブ盤にもこの曲のライブヴァージョンが入ってなくて、聴いたことがなかったのでyoutubeで探してみたら2016年のマーク・ファーナーのライブ映像で聴く事ができた。当時、セットリストに入ってなかったのだろうか?「We're An American Band」以降のブートは買ってなかったからよくわからないけど。ついでにではないけど、アルバム「We're An American Band」もアナログ盤で聴いてた。「Black Licorice」と「Loneliest Rider」の2曲は昔から好きだった。レコード盤を取り出して派手な山吹色のカラーレコードだった事を忘れてて驚いたwジャケットのゴールドに合わせてゴールド色という事なんだと思うけど。カラー盤という事も忘れてるほど、あまり聴いてなかったんだと思った。LP盤のブックレット。LPの仕様も豪華で見開き金色ジャケに内袋とブックレットその上、大型ポスターも付いています。全員全裸のポスター。ライブ写真のポスターなら良いのにって当時から思ってた。凄い派手なカラーレコードです。
2023年05月11日
この前、久しぶりにベット・ミドラー主演の「For The Boys」を観てた。この映画、公開当初よりも何度もDVDで観るようになってから更に好きになった映画。戦地での慰問活動をしていた、テレビ番組のレギュラーも持っているほどの男女コンビのエンターティナーの成功と苦難を描いてる作品。 1曲目「Every Road Leads Back To You」(邦題「すべてがあなたに」)優しく柔らかいバラード。エンドロールの一番最後にもフルで流れる。この映画はコメディタッチに描かれてる部分も多いのですが、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争と3つの戦争の悲惨さを描いていてかなりヘヴィな内容の中に泣き笑い的なセリフのやりとりもあり、暗さや重さを和らげています。この映画、多分30回以上観てるけど、必ず何ヶ所か毎回泣いてしまう場面がある。ベット・ミドラーは独特な世界観があって主演する映画どれもハズレがない。少し前にも書いたけど「フォーエバー・フレンズ」「ステラ」「フォー・ザ・ボーイズ」の3本が特に好きな作品です。この3本はどれも30回以上観てる映画ですが、今でも観ると必ず泣いてしまう映画。 友達と一緒にはあまり観たくないかな^^;2曲目「I Remember You/Dixie's Dream」これは二人が掛け合いながら歌い上げるデュエットナンバー。ビッグバンドの演奏も気持ちいいジャジーな曲。映画からのサウンドトラックなのでセリフのやりとりも全て入っている。ベット・ミドラーとジェームズ・カーンの二人のデュエットです。この曲を歌っている場面これは冒頭のレコーディング場面。ここから即、引き込まれてしまう。ベトナムに慰問に来て「In My Life」を歌う場面。その前の2つの戦争と明らかに兵士たちの様子がおかしく、精神状態ギリギリの兵士たちの前で歌うこの曲は一瞬だけでも兵士たちの心を和らげる。でも、この後の残酷すぎる場面を知ってしまってるので泣けてしまう。ひと時だけの安らぎの時間。殺気立ってた兵士たちの表情が和らぐ。この映画、畳み掛けるように涙が出てくる場面の連続です。ジェームズ・カーン演じるエディが91歳になった最後の最後まで泣かされてしまう。この映画、観ていない人はぜひ、観て欲しいと思う。人間の様々な矛盾や不条理を散りばめてる。
2023年05月07日
デペッシュ・モードの15枚目のアルバム。昨年、デペッシュ・モードを作った最初からのメンバー「アンディ・フレッチャー」が亡くなりバンドはしばらく活動を止めるのだろうか…と思っていた矢先にニューアルバムの話。どんな音のアルバムが聴けるのか想像もできなかった。デペッシュ・モードを知ったきっかけは、友人に5枚目のアルバム「Black Celebration」を薦められて聴いたのがきっかけ。気に入って聴き込んでると、すぐに6枚目のアルバムが発売され、そこからはずっと聴いてるバンドです。1曲目「My Cosmos Is Mine」2曲目「Wagging Tongue」3曲目「Ghosts Again」4曲目「Don't Say You Love Me」5曲目「My Favourite Stranger」6曲目「Soul With Me」7曲目「Caroline's Monkey」8曲目「Before We Drown」9曲目「People Are Good」10曲目「Always You」11曲目「Never Let Me Go」12曲目「Speak To Me」前作の1曲目「Going Backwards」のブルージーでハードな楽曲と打って変わり、このアルバムの1曲目「My Cosmos Is Mine」は強烈に圧迫感のあるダークな世界。「俺の宇宙は俺の物」と怒りと悲しみで苦しくなるような楽曲です。この1曲目は不条理を嘆く強いメッセージも感じるし、いろんな物が混ざり合ったカオスな色。2曲目「Wagging Tongue」は緊張感が少し和らぎ怒りもないと、哀しみを受け入れたかのような潔さも感じられるような曲。その中にある哀しみの方がしんどいかも知れないけど。曲のクオリティーはいつも通り異常に高い。3曲目「Ghosts Again」はよりさらに空の色も明るさを増して、生まれて出会いがあって別れがある当たり前の意味を悟ったかのように思える美しい曲。この曲、曲調は明るいのに泣けてしまう。Depeche Modeのこれまでの曲の中でも特別感を感じてしまう曲。4曲目「Don't Say You Love Me」はダークブルースな重い曲。この曲もめちゃくちゃ良い!5曲目「My Favourite Stranger」は80年代後半の街並みや空を思い出してしまうような懐かしさも感じる大好きな音です。ノイズが不安感を持たされるのも引き込まれる6曲目「Soul With Me」は美しいメロウなバラード。でも悲しさがずっと潜んでいる。7曲目「Caroline's Monkey」は1回目に聴いた時、一番心に響かなかった曲なのですが、3回、4回と聴くと鳥肌が止まらない曲になった。正直、この曲の何が良いのかよく分からないのに心の奥が震える。8曲目「Before We Drown」は、なんとなくデペッシュ・モード好きな人は全員、気にいるのではないかと思うような曲。自分も最初に聴いた時から凄いお気に入りです。9曲目「People Are Good」は派手さもあるしキャッチーでもあるのでシングルカットしても良さそうに思える。10曲目「Always You」この曲もめちゃくちゃ良い!歌に色気があり深さもあって歌声を聴くだけで心が震える。いろいろと今、生かせてもらえてる事を考えてしまう曲。11曲目「Never Let Me Go」は少し前のデペッシュ・モードの世界を感じさせられるような曲。この曲もみんな気に入ってるんだろうなって感じながら聴いてる。12曲目「Speak To Me」アルバム全てがレクイエムのようにも聴こえるし、メンバーの死を知らずに聴いた人もこの曲は今はいない大切な人を想う曲として聴いて感動すると思う。アウトロの昇天していくようなカオスなノイズ混じりの音はどうしても悲しく感じてしまう。このアルバムタイトルの「Memento Mori」の意味は「自分がいつか必ず死ぬということを忘れるな」って意味です。分かり切ってる事だけど、身近な人の死を経験していく度に自然といつも心のどこかにいつか死ぬと言うことを忘れなくなっていく。20代の頃は死ぬことは遠い未来の事のように思ってたけど…。デペッシュ・モードは普通にROCK好きが楽しめて感動できるバンド。エレクトロニカ系だと思い込んでとっつきにくいイメージがあるかも知れないけど、メタル好きでも楽しめると思うロックバンドです。だから全世界でCD、LPを1億枚も売り上げているのだと思う。今回のアルバムも各国で売り上げ1位を取っています。
2023年05月06日
アメリカのシンガー&女優「Bette Midler」の5枚目のシングル。ベット・ミドラーの事も何度も書いてるように思うけど、映画の事とサントラ盤の事ばかりだったかも知れない。オリジナルアルバムからの事はほとんど書いていなかった。この曲は3枚目のアルバム「Songs For The New Depression」のA面1曲目に収録。オリジナルアルバムという事で発表されていますが、この曲も含め有名な曲のカヴァーも多い。A面「Strangers In The Night」(邦題 夜のストレンジャー)この曲は誰もが知っている超有名曲のカヴァーです。もちろんオリジナルはフランク・シナトラ!一度聴くといつまでも心に残るような美しいメロディーと柔らかく包み込むフランクシナトラの歌声で世界中が今もなお酔いしれている楽曲です。その曲をベット・ミドラーヴァージョンは大胆にもディスコナンバーに仕上げています!見事にアレンジしたのは自分が大好きなR&B/SOULシンガーでもあり、ソングライターでもあり、プロデューサーでもあるルーサー・ヴァンドロスです!(Luther Vandross)ルーサー・ヴァンドロスのアルバムの事はかなり書いたように思う。Luther Vandrossの歌声が好きすぎて一日中、聴いてた時もあった。2005年に54歳の若さで亡くなってしまいましたが、超名作アルバムを多く残しています。このベット・ミドラー版「夜のストレンジャー」ではルーサー自身もバックコーラスを担当!1976年ディスコサウンドがぐいぐい盛り上がって来てた時。その時にこのスタンダードナンバーをディスコにしてしまうセンスがカッコいい!その後、何でもかんでも「ディスコ◯◯」とか前にディスコを付けて多くのカヴァー曲が出た。ベット・ミドラーの誰もが認める強烈な歌唱力とルーサー・ヴァンドロスが最高のダンスナンバーに変えた編曲で、クオリティの非常に高いカヴァー曲になっています。天才2人が合体すると凄い事になるって良くわかる例です。B面「Samedi Et Vendredi」(邦題「土曜と金曜」)この曲はアルバムではトム・ウェイツの「Shiver Me Timbers」のカヴァーからのメドレーで繋がっているラテンナンバー。この曲のドラムはスティーヴ・ガッドが叩いています。アルバムでは波の音とウミネコの鳴く声がフェードアウトしていくと軽いサンバのリズムがフェードイン。ベット・ミドラーの主演映画は好きな物が多いんだけど、Blu-rayなどで発売されてる物が少ないのが残念です。「フォーエバー・フレンズ」「ステラ」「フォー・ザ・ボーイズ」の3本が特に好きな映画。「ローズ」もその次ぐらいに好きな映画。
2023年05月03日
アメリカのシンガー「エリック・カルメン」の1977年8月発売のシングル。パワーポップバンド「ラズベリーズ」を解散して2年目。1977年8月に2ndアルバム「Boats Against the Current(雄々しき翼)」からのリードトラックでアルバムと同時発売されたシングル。A面「She Did It」(邦題「愛をくれたあの娘 」)作詞・作曲 Eric Carmen中学生の頃、このシングルの歌詞カードについてる訳詞を読んで感動したのを覚えてる。どんな歌詞だったかとか完全に忘れてたけど改めて読み直してみてこの曲は大ヒットした理由がわかったように思う。歌詞の構成が素晴らしい。そして何よりもこの曲のメロディーとビーチボーイスのブルースとブライアンに参加してもらったコーラスが最高です。上質なパワーポップ!いい曲は何十年経っても初めて聴いた時の新鮮さを失わない。このシングルはアナログで持ってるけど、アルバム「Boats Against the Current」はCDでしか持ってないので、アナログ盤探してみようと思う。当時、友達にダビングしてもらったカセットで聴いてた。そのカセットもとっくに失くしてしまってるけど。B面「Someday」作詞・作曲 Eric Carmenこの曲はアルバム未収録で当時はこのシングルを買わなければ聴けなかった曲。翌年に出したアルバム「Change of Heart」に収録された。この曲も最高なパワーポップです!凄くキャッチーだしメロディーは美しいし、隠れた名曲的にするには勿体なさすぎた曲。Eric Carmen – Lead vocals, Piano, SynthesizersRichard Reising – Electric guitar Richie Zito – Electric guitarAndrew Gold –Electric guitar soloDave Wintour – BassJeff Porcaro – DrumsOllie E. Brown – Percussionurt Becher – Backing vocals Joe Chemay – Backing vocals Bruce Johnston – Backing vocalsBrian Wilson – Backing vocals2ndアルバム「Boats Against the Current」は名曲の宝庫です!
2023年04月25日
イギリスのロックバンド「Depeche Mode」の14枚目のアルバム。このバンドも凄く好きなバンドなのですが、あまり書いてこなかったように思う。アルバムが発売される度に必ず購入するバンドです。途中、あまり聴かなくなってた時期もあったけど、結局アルバムが出ると買っていた。このバンドを聴くようになったきっかけは、ニューウエーブ系のロックばかり聴いてた友人がメタルばかり聴いてる自分でも、このバンドはきっと気に入ると思うと言われ、貸してくれたCDが「Black Celebration」発売されて1年ほど経ってた時で、次のアルバム「Music for the Masses」がすぐに発売された。このアルバムから「Depeche Mode」のアルバムはずっと買ってる。もちろん遡って全てのCDを買った。友人の読みが正しく、自分はけっこうすぐにこのバンドにハマった。8枚目の「Songs of Faith and Devotion」までは、かなりハマってたのですが、9枚目「Ultra」があまりしっくり来なくて、しばらく聴かなくなってた。でも結局「Ultra」も凄く好きなアルバムになったのですが・・・。昨年、アンディが亡くなった事を知ってショックを受け、次のアルバムはもうなのだろうと勝手に思っていたら今年ニューアルバムを発売しました。この「Spirit」はアンディが在籍した最後のアルバム。2枚組のDeluxe Editionで聴いた。Disc 11曲目「Going Backwards」2曲目「Where's The Revolution」3曲目「The Worst Crime」4曲目「Scum」5曲目「You Move」6曲目「Cover Me」7曲目「Eternal」8曲目「Poison Heart」9曲目「So Much Love」10曲目「Poorman」11曲目「No More (This Is The Last Time)」12曲目「Fail」Disc 21曲目「Cover Me (Alt Out)」2曲目「Scum (Frenetic Mix)」3曲目「Poison Heart (Tripped Mix)」4曲目「Fail (Cinematic Cut)」5曲目「So Much Love (Machine Mix)」いつもそうですが、美しい楽曲に辛辣な歌詞を乗せてる印象が強く、ついつい訳詞を読んでしまう。このアルバムは本当にストレートな音で表現されてるように思う。凍るような冷たく全てを排除するかのように思える音もありますが。最初に書きたい曲はラスト曲「Fail」この曲を初めて聴いた時は鳥肌が凄かったのを覚えてる。静かで美しい音の世界の中にうごめく怒りと失望。そんなイメージで聴いた。音のカッコ良さは強烈です。6曲目「Cover Me」もとんでもなく美しい曲です。マキシシングルの様々なヴァージョンと映像作品「Live Spirits Soundtrack」での音も絶対に聴いてほしいと思う作品です。1曲目「Going Backwards」もカッコ良すぎるナンバー。アルバムの1曲目のタイトルが「Going Backwards」・・・。いきなり嘆いて後ずさりしてるような感覚になる重くハードな曲。2曲目「Where's The Revolution」は「Going Backwards」に引き続き重い曲です。諦めと嘆き。音は最高にカッコいい!この曲も映像作品「Live Spirits Soundtrack」でも楽しめます!9曲目「So Much Love」はキャッチーなPOPナンバー。重く圧迫感のある楽曲が並ぶ中、この曲は一息つける印象の曲。8曲目「Poison Heart」がDarkで哀しさに溢れてるような曲。この曲の後に「So Much Love」があるのが良い^^;Disc 2の別MIXの5曲はどれも音に惹き込まれる作品になってます。1曲目「Cover Me (Alt Out)」も2曲目「Scum (Frenetic Mix)」も凄くおもしろい。4曲目「Fail (Cinematic Cut)」は、ゾワっと寒気がしてしまうようなMIX。めちゃくちゃ良い!このアルバム、久しぶりに聴いてたら「Spirits in the Forest – A Depeche Mode Film 」を観たくなってきた。「Personal Jesus」「Enjoy the Silence」の2曲だけでも今から観ようか・・・。
2023年04月22日
アメリカのROCK/Power Pop「Greg Kihn Band」の1983年発売の大ヒットシングル。かなり懐かしい曲で記憶から消えかけてたけど、洋楽シングル盤を整理してたら見つけたEP盤。前に聴いたのは何十年前かもわからないけど、久々に聴くと当時のこともいろいろ思い出すし、良い曲だと改めて感動。A面「Jeopardy」「Greg Kihn Band」自体は1970年代半ばから活動開始して、メンバーはかなり変わってますが、現在も活動を続けています。この曲がバンドの最大のヒット曲だったと思う。ディスコブーム真っ只中に、このディスコサウンドが大ヒット。アメリカのテレビ番組の主題歌になってたらしくヒットする要因は多くあった。MTVの人気が絶頂な所にも抜かりなく、MVにもお金をかけた。コメディとホラーを合わせたMVはよ当然、話題になって大人気でした。日本のMTVでも頻繁に流れていました。教会での挙式場面にいろんな映画のパロディとバカバカしいけど笑えるMV。この手のMVが1983年頃〜1986年頃に競いあうようにお金を掛けて制作されていました。「Twisted Sister」の「We're Not Gonna Take It 」「 I Wanna Rock」と「Quiet Riot」の「Cum On Feel The Noize」がコメディMVの基本を作ったように思う。特に「Twisted Sister」のMVはずば抜けておもしろい。「Cum On Feel The Noize」は「Slade」のオリジナルの方が断然好きだったからそれほど思い入れはないように思う。B面「Fascination」3分もない短い曲なんだけど、自分はA面の「Jeopardy」よりも好きだった曲。このシングル曲が収録されてるアルバム「Kihnspiracy」も出してきて聴いてた。アルバム「Kihnspiracy」の1曲目が「Jeopardy」で2曲目が「Fascination」です。アルバムにはこのシングル曲よりも好きな曲が多かった。B面のラスト前のしっとりした「How Long」やアルバムラストのディスコナンバー「Love Never Fails」も凄く好きだった。
2023年04月16日
イギリスのロックバンド「Led Zeppelin」の1979年12月発売のシングル。(日本盤は1980年2月発売)8枚目のアルバム「In Through The Out Door」からの唯一のシングルカット曲。このシングルが最後のシングルで、この後、解散。(解散後にベスト盤発売に合わせて数枚シングルが発売されています)A面「Fool In The Rain」6分10秒もあるこの曲をなんでシングルカットするんだろ?って当時も思ってた。ラテンのリズムを大胆に入れたこれまでになかった珍しい曲。サンバホイッスルの合図で始まるラテンパート^^;サンバらしい楽器はサンバホイッスルとカウベルぐらいで、山本リンダさんの「どうにもとまらない」のような本格的サンバを導入した感じではありません。リンダさんの「どうにもとまらない:」は本気のサンバ。アリスの「ラ・カルナバル」も日本の代表的なサンババンドの「OPA!」をバックにそしてラテンシンガーのソニア・ローザをコーラスに迎えて本格的なサンバを作り上げていました。でも、やっぱり山本リンダさんの「どうにもとまらない」のラテン感は凄い。さらに!リンダさんは1973年にブラジル、リオ・デ・ジャネイロ録音で本場のミュージシャンのみで録音された「燃えつきそう」は強烈なサンバナンバーになっています。最高にカッコいい音になっています。リンダさんのボーカルもめちゃくちゃカッコいい!「どうにもとまらない」は都倉俊一さんが作った渾身のサンバサウンド!山本リンダさんのライブやテレビでの歌唱の時は、ダン池田さんの指揮をしながらの熱いコンガ演奏が強烈にカッコ良かった!ライブ盤でもダン池田さんの演奏が楽しめます。ダン池田さんのコンガ叩いてる姿を観ると、ちょっと見る目が変わるはず。「In Through The Out Door Deluxe Edition 」のボーナスディスクに収録されてる「Fool In The Rain」のラフミックスで聴く方がよりサンバ感は楽しめます。スネアがティンバレスだったらもっと良いのにって発売当時から思ってた。ティンバレスは1977年からアリスがライブで使ってて一気にラテンの世界になるので好きな楽器だった。この曲のライブバージョンは残念ながらない・・。一度もライブではやっていないようです。解散後にロバート・プラントがイベントか何かで演奏したそうですが。B面「Hot Dog」この曲もZEPとしては珍しいカントリーナンバー。1980年頃といえば自分はハードロックにもハマってたけど、カントリーフォーク、ブルーグラス系も好きでライブに行ってた。中でも日本のナターシャー・セブンの城田じゅんじさん、坂庭しょうごさんのバンジョーとマンドリンにハマりまくってた。高石ともやさんの柔らかいボーカルも好きだったけど、やはりこの二人のトリッキーで凄いテクニックの演奏を聴くのが楽しみでライブによく行ってた。このアルバムが発売されて初めて聞いた時はナターシャー・セブンが浮かんだのを覚えてる。ナターシャー・セブンは海外のカントリー&ウエスタンやブルーグラスを多くカバーしてたのでこの「Hot Dog」もカバーしてくれないかと思ってた。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンがこの曲をアレンジカバーしたら最高だろうな。(今ではもう無理だけど)この曲も今では「In Through The Out Door Deluxe Edition 」に入ってるラフミックスで聴く方が気持ちよく聴ける。ブートなどでこの曲のライブは多くの会場での音が聴けますが、John Paul Jonesのピアノがひたすらカッコいい!
2023年04月13日
1980年7月発売のエリック・カルメンのシングル。エリック・カルメンは、ラズベリーズ(Raspberries)1971年〜75年までラズベリーズ(Raspberries)の活動を経てソロアーティストに。ラズベリーズの事は何度も書いたように思うけど、ソロの事はあまり書いてなかった。昨夜、ランダムにして音楽を流してたら「Overnight Sensation」が流れてきて、長く聴いてなかったのでゾクゾクしまくった。(ラズベリーズの「Starting Over」の1曲目)特に4枚目のアルバムはあまり聴かないので特に新鮮に感じたのもある。その後、ランダムを切って「Starting Over」を全曲聴いた。ラズベリーズの1st〜3rdは最近よく聴いてたので、ソロが聴きたくなってきて「Tonight You're Mine」を選んでみた。めちゃくちゃイイ!! こんなに良いアルバムだったっけ?と思いながら感動して聴いた。その中からリードトラックで海外では多くの国でヒットした「It Hurts Too Much」の事を。A面「It Hurts Too Much」(邦題「 悲しみ TOO MUCH」)作詞・作曲 エリック・カルメン発売当時、日本でもFMなどで結構流れてたように思うけど、洋楽好き以外には浸透してはと思う。天才的なメロディメーカーなのは当然の事ですが、歌唱がめちゃくちゃカッコいい!この曲ではカーマイン・アピスとケニー・パッサレリのリズム隊のカッコ良さも聞き所の一つ。この手の歌唱のロックボーカリストでずっと聴いていられるのは、自分はブルース・スプリングスティーンかエリック・カルメンの二択になってしまう。ラズベリーズ時代から良い曲ばかり残してる印象です。日本ではあまり売れていない事をいいことに、アレンジやメロディを拝借したのが丸わかりなロックバンドの曲も80年代には多かったように思う。Eric Carmen – Lead vocals, Electric guitarDuane Hitchings – Acoustic pianoBilly Peek – Electric guitarDavey Johnstone、Fred Tackett – Acoustic guitarKenny Passarelli –Bass Carmine Appice – DrumsPaulinho da Costa – PercussionDavid Woodford – SaxB面「You Need Some Lovin'」作詞・作曲 エリック・カルメンアルバム「Tonight You're Mine」のラストに収録されてるHEAVYなロックナンバー。エリック・カルメンの歌唱がめちゃくちゃ鳥肌もんの格好良さです。わざと荒く演奏してる感じもめちゃイイ!この曲ではスティーブ・ルカサーのギターソロとオブリも楽しめます!この曲でもカーマイン・アピスとケニー・パッサレリのリズム隊が楽しめる。Eric Carmen – Lead vocalsDuane Hitchings – Acoustic pianoBilly Peek – Rhythm guitarSteve Lukather – Lead guitarKenny Passarelli –Bass Carmine Appice – Drums1970年代のアメリカンロック「ラズベリーズ」と1980年代のエリック・カルメンは洋楽好きだけど、まだ聴いた事がない人にもおすすめ!
2023年04月01日
アメリカのロックバンド「スリー・ドッグ・ナイト」が1974年に日本のみで発売したシングル。この曲は1971年発売の7枚目のアルバム「Harmony」に収録されてた曲。3年後の1974年に日本独自でシングルカット。A面「You」この曲はマーヴィン・ゲイの大ヒット曲のカヴァーです。1968年に大ヒットしたアルバム「In the Groove」からの第一弾シングルです。もちろんシングルとしても大ヒットしました。Marvin Gayeのオリジナルの方が断然、アレンジも演奏も好きですが、Three Dog Nightのカヴァーはかなり雰囲気も変えて、本家よりもR&Bを意識したアレンジ。少し前に名盤「In the Groove」を聴いてて、このシングルを持ってる事を思い出した。アルバムヴァージョンと違ってたかも、、と聴いてみるとアルバムとまったく同じでした。「In the Groove」はこの曲を筆頭に名曲、名アレンジの宝庫です。Three Dog Nightヴァージョンももちろんめちゃくちゃカッコいいですよ。B面「Into My Life」この曲は10枚目のアルバム「Cyan」のアルバムラストに収録されています。ドラマチックな盛り上がりとメロディーの秀逸さが強く印象に残る曲。日本独自で企画されたシングルなのですが、さすがにこの曲、B面はないように思う。A面にするには少し長い曲なので難しいかも知れないけど。アルバム「Cyan」はアメリカでもなぜか廃盤扱いのようになってて手に入りにくい。
2023年03月27日
1979年6月発売のニール・ヤング&クレイジー・ホースのアルバム。ずっと勘違いしてた。全てライブ盤だと思い込んでたアルバム。 1978年の「Rust Never Sleeps Tour」は未発表の新曲が多く演奏されました。そのツアーをレコーディングして、サンフランシスコのスタジオで4日間かけてソロ部分やオーバーダビング部分をスタジオライブレコーディング。ライブレコーディングとスタジオレコーディングを合わせて作り上げたアルバム。自分が初めてニールヤングのレコードを買ったのが1978年発売「Comes a Time」だった。想像したものとまった違ったフォーキーなアルバムだった。ロックを求めて買ったんだけど、妙に凄く気に入って何度も聴いてた。そして次に出たのがこのアルバム。ライブ盤だと思ってたのに「Comes a Time」から1曲も演奏されていない事が変だとは思ってた。観客の歓声や手拍子などは可能な限りカットしたそうです。が、所々、聞こえてきます。アメリカではアナログ盤のレコードがCDの売り上げを抜いて、再び脚光を浴びてる。自分も5年以上前からなるべくCDじゃなく、アナログ盤で音楽を聴くようになった。アナログ盤が発売されない新譜ならCDで聴くしかないのでCDで聴いてるけど、やっぱり音楽はレコードで聴きたい。A面1曲目「My My, Hey Hey (Out Of The Blue)」2曲目「Thrasher」3曲目「Ride My Llama」4曲目「Pocahontas」5曲目「Sail Away」B面1曲目「Powder finger」2曲目「Welfare Mothers」3曲目「Sedan Delivery」4曲目「Hey Hey, My My (Into The Black)」参加ミュージシャンNeil Young – Vocals, Guitars, Harmonica, Organ, PercussionNicolette Larson – VocalsJoe Osborn – BassKarl T. Himmel – DrumsFrank "Poncho" Sampedro – Electric guitar, Backing vocalsBilly Talbot – Bass, Backing vocalsRalph Molina – Drums, Backing vocalsMy My, Hey Hey (Out Of The Blue)とHey Hey, My My (Into The Black)は対になってるようなアレンジ。静かなアコギのバージョンとパンクな音割れバージョン。「Hey Hey, My My (Into The Black)」はパンクバンドのDEVOが参加してあのゴリゴリな音を作ってます。アコースティックな「My My, Hey Hey (Out Of The Blue)」の方が自分は好み。A面5曲目「Sail Away」までのアンプラグパートは何度聴いても心地よく聴ける。 B面1曲目「Powderfinger」は自分にとってニール・ヤングの存在が大きくなった1曲。まだ10代の頃でこの曲を聞かなければ、アルバム「Comes a Time」とこのアルバムで聴くのをやめてたかも知れない。いろんな問題を醸し出した曲でもあるけど、純粋にこの曲の雰囲気が好きなだけってのが一番大きい好きな理由。2曲目「Welfare Mothers」はロックンロールナンバーで、コーラスも印象的。3曲目「Sedan Delivery」はパンクなパートが印象的なロックナンバー。最近、1974年発売のアルバム「On The Beach」の2曲目に収録されてる、「See The Sky About To Rain」にハマって、そればかり聴いてる日があった。ローズピアノだとばかり思ってた、きついビブラートの電子ピアノの音。ウーリッツァー電子ピアノだった。ローズとヤマハCPとウーリッツァーは三大エレクトリックピアノと呼ばれてた。ローズの独特な音が一番好きだけど、ウーリッツァーも癖のある音で凄く良い!
2023年03月13日
アメリカのハードロックバンド「マウンテン」の2ndアルバムからのシングルカット。この曲をシングルカットしたのは日本のみで、かなり短く編集されています。この編集はメンバーも関わったのだろうか?って昔から思ってる。何となく勝手に日本のレコード会社がシングル用に短くしたような気がしてる。A面「Travellin' In The Dark (To E.M.P.)」(邦題「暗黒への旅路」)この曲のギターリフを聴けば、この曲を聴いたことがあったとすぐに思い出せると思う。日本の多くのアレンジャーがこのイントロの感じをパクってるように思う。オリジナルは4分27秒で、この日本盤シングルは2分53秒です。1971年当時なら4分超えだとラジオでもかかりにくいし、短くしたいのは分かるけど、ちょっと切りすぎなような。7インチシングルならギターソロは少し長すぎるのはわかるけど。1stアルバム「Climbing!」とこの曲が入ってる2nd「Nantucket Sleighride」の2枚は本当に名盤だと思う。何年かに一度、久しぶりに聴いた時に毎回ゾクゾクするほど感動する。3rd「Flowers Of Evil」はA面新曲のオリジナル曲でB面がライブ録音になってて企画盤っぽくてあまり聴かないけど、A面の5曲はめちゃくちゃカッコいい。特にタイトル曲「Flowers Of Evil」はめちゃくちゃ好き。バラードインストの2曲目「King's Chorale」も好きな曲。B面「Long Led」(ロング・レッド)LIVEこの曲はguitar, vocalsのレスリーウエストの1969年発売のアルバム「Mountain」のA面2曲目に収録されてた曲。このスタジオバージョンは3分15秒。その曲をマウンテンのライブアルバム「The Road Goes Ever On」の1曲目に収録。1969年ウッドストックでの名演が収録されています。このライブアルバムは、何箇所かのライブで構成されていています。ウッドストックのほか、ニューヨークやロンドンレインボーシアターでのライブを収録。凄い熱い5分50秒の演奏が収録されています。この日本盤シングルでは3分31秒に編集されています。これも改悪に思える。良い所を削ってるように思えてならない。この曲自体はバンドとしてのマウンテンのアルバムには収録されていません。マウンテンは今での根強い人気です。2005年にはOzzy Osbourneもアルバム「Under Cover」の中でカバーしています。オジー自身がリスペクトするロックの楽曲で構成されてるアルバムです。
2023年03月12日
アメリカのシンガーソングライター「J.D. Souther」の大ヒット曲。1979年に3rdアルバム「You're Only Lonely」を発売、タイトル曲のこの曲をリードトラックとしてシングルカット。アメリカで大ヒット。日本でもヒットして有名な曲になりました。イーグルス好きには、この曲の大ヒット以前から馴染みのある名前でした。J.D.サウザーはイーグルス2ndアルバムから、何曲も作品作りに関わっています。やはり一番最初に浮かぶのはアルバム「Hotel California」に収録されてる「New Kid In Town」です。アルバム「The Long Run」収録の名曲「Heartache Tonight」も曲作りに関わっています。ラスト曲の超名曲「The Sad Cafe」もJ.D.サウザーが曲作りに参加しています。アルバム「On The Border」のラスト曲「The Best Of My Love」や「You Never Cry Like A Lover」も彼が曲作りに参加しています。他にも多くの曲を2ndアルバム「Desperado」からクレジットされています。A面「You're Only Lonely」何年かに一度は必ず聴きたくなる瞬間が訪れる名曲です。美しいメロディー、シンプルなアレンジ、美しいコーラス・・・心地良くて優しくて日々の暮らしの中で不安な事があっても和らぎを与えてくれる曲。この曲のコーラスにはイーグルスのメンバー3人が参加(Glenn Frey,Don Henley,Don Felder)、そしてPhil Everly, Jackson Browneもコーラスに参加。アルバム「You're Only Lonely」にも多くの有名ミュージシャンが参加しています。ギターでGlenn Frey、Don Felder、サックスにDavid Sanborn、Tom ScottベースはKenny Edwards、他、もっと多くの有名ミュージシャンが参加。B面「Songs Of Love」この曲も凄く好きな曲です。カントリーバラードで物悲しく美しいメロディーに惹きつけられる。渋い歌声もこの曲をさらに何倍も名曲に仕上げてる。自分は「You're Only Lonely」よりも好きかもしれない。
2023年03月09日
アメリカのロックバンド「Stories」が1973年8月に発売された日本盤シングル今日は70年代前半縛りでアメリカとイギリスのロックバンドを聴き漁ってた。超有名バンドは避けて、少しマニアックで日本ではあまり売れていないようなバンドばかり選んで聴いてました。70年代前半は名曲、名盤の宝庫です。プログレ、アメリカンロック、ファンクバンド、カントリーロック、渋いアルバムが本当に多いと思う。Stories メンバー構成Ian Lloyd Lead Vocals、 BassBryan Madey Drums Steve Love Guitars 、 Side VocalMichael Brown Piano、 Harrpsichord、 MellotronA面「Brother Louie」この曲はイギリスのFunk/Soul Band「Hot Chocolate」が1973年2月にUKチャートを賑わせたソフトファンクな名曲。その曲を6ヶ月後にカバーして発売したのがこのシングル。「Hot Chocolate」はこの曲以外にもっとカッコ良い曲が山ほどあります。ディスコ全盛の70年代半ばにも多く、ディスコでかかりまくる名曲を多く発表しています。まだ一度も書いてなかったので、まとめて書こうかと思ってる。Storiesのカバーバージョンはオリジナルにほぼ忠実にアレンジされてる印象。大きく違うのはIan Lloydはオリジナルの1オクターブ上でシャウト気味に歌ってロック色を強めています。アメリカではそのロック色を強めたのが良かったのか全米1位に輝きゴールドディスクを獲得。ノリはオリジナルのファンクな渋さをそのままにアレンジされています。サビの「♪ルイルイルイルイィィ〜 ルイルイルイルアア〜ア〜」を聴けば聴いたことある!って人が多いと思う。2ndアルバム「About Us」のB面ラストに収録されています。B面「Changes Have Begun」他の国では「Brother Louie」のシングルのB面は「What Comes After」でした。2ndアルバムのB面ラストから2曲目に収録されてる美しいプログレ的なナンバー。でも、日本ではキャッチーでPOPなアメリカンロックナンバー「Changes Have Begun」が選ばれました。1973年ならこの曲もA面で発売すれば大ヒットしてたように思う。凄く好きな曲。(アメリカでは前のシングル「Love Is In Motion」のB面がこの曲でした)この曲が収録されてるアルバム「About Us」は定期的に聴きたくなるアルバム。CDは持ってないけどLPでずっと聴き続けてる。CD発売されてた? どこの国でもCD化されてなかったような気がする。これは日本盤で紙ジャケで見開きWジャケットを完全再現して発売すれば世界中から注文が来たりして。当時、最先端のエアブラシを使って書かれたジャケットもおしゃれです。エアブラシのジャケットと言えば日本で一番最初に使ったのが、多分、荒井由実さんの「COBALT HOUR」じゃないかと思ってる。LPの見開き内側
2023年03月03日
フランスのシンガーソングライター「ミッシェル・ポルナレフ」が1974年に発売したシングル。「来日記念盤」ならいろんな外タレのレコードに山のように書かれていますが、「6月来日要求盤」って凄すぎる^^;「来日要求運動に君も参加しよう」とか・・。ジャケット裏に三角形に切りぬく部分があって、それをハガキに貼ってラジオリクエストに出そう・・って。ジャケット切り抜くのは普通イヤだから…。何かのプレゼント応募ならまだしも写真切り抜いてハガキに貼って効果あるのか謎。フランスの本人の事務所なりも出さないと…。まあ、最近だと何年か前にブルース・スプリングスティーンの来日期待盤みたいなのがあったと思う。来てくれなかったけど。A面「La Vie, La Vie M'A Quitté」(邦題「悲しみのロマンス」)この曲もミッシェル・ポルナレフの名曲のひとつ。昔からイントロがめちゃくちゃ好きギターのハーモニックスの音と何か打楽器じゃないようなものを叩いてるような(空き缶とか?)音とシタールのような音が重なって不思議な空間を作ってます良い曲が多い事で知られてるミッシェル・ポルナレフですが、シングルヒット曲以外にも隠れた名曲が山ほどあります。この曲は地味なイメージのヒット曲なのですが、聴き込むとドはまりする曲です。メロウで優しいメロディですが、アレンジは聴き込むと凄く凝ってるのがよくわかります。B面「Le Bal Des Laze」LIVE(邦題「ラース家の舞踏会」)教会音楽のような荘厳なイメージもある名曲。オランピア劇場でのライブ盤からのカット。重厚で心細い恐怖を感じさせるイントロからAメロへの流れ。展開もドラマチックなプログレッシブロックです。ライブだと余計に狂ったように弾きまくるギターソロなどが圧迫感を強めてきます。歌詞も凄く印象的です。「♪明日の朝、僕は首を吊ってやるんだ 僕の人生は城には向いてない」で始まるちょっと怖い歌詞。70年代、日本でも凄く人気のあったミッシェル・ポルナレフ、現在、過小評価すぎるように思う。70年代のプログレマニアやブリティッシュロックマニアが現在でもずっとハマってるバンドと同様に語られても良いように思う。
2023年02月28日
フランスのシンガーソングライター「ミッシェル・ポルナレフ」の1975年発売のシングル。1975年本格的にアメリカ進出する時に作ったアルバム「Fame A La Mode」からのシングルカットです。この曲をシングルカットしたのは日本のみだったように記憶してる。アメリカではこのシングルのB面曲「Come On Lady Blue(僕のレディ・ブルー)」とアルバム1曲目「Fame A La Mode」をシングルカットしました。A面「Holding On To Smoke」(邦題「青春の傷あと」)作詞 Jacob Brackman 作曲 Michel Polnareffアルバム「Fame A La Mode」は5年ほど前にリマスター盤が発売されて、その時を機に再びよく聴くようになったアルバム。アメリカレコーディングで参加ミュージシャンも錚々たるメンバーが揃っています。ギターは、Lee Ritenour、Andrew Gold、Steve Cropper、他ベースは、Leland Sklar、Reinie Press、他ドラムはDavid Kemper、Nigel Olsson、Russ Kunkel、他ピアノ、キーボード全般、トランペットはMichel Polnareff本人が全て担当。アルバムの中で2番目に好きな曲で何度聴いても飽きない美しいバラードです。ダントツに1番は「Wandering Man」が好き。ミッシェルポルナレフの書くメロディーは、美しい物でも激しい物でも哀しい物でも心に直接届くようなメロディー。そこにはもう歌詞なんてどうでも良いように思えてしまうほどメロディーが何よりも秀逸な音楽です。そしてミッシェル・ポルナレフの歌声には何歳になっても心地良く惹きつけられる。小学生の頃に初めて聴いてから、そのメロディーと歌声にずっと癒されてる。フランス語で歌詞カード読めなくてもどうでもいい(この曲は英語ですが)歌詞よりもメロディーとリズムが一番大切なんだと実感してしまう。B面「Come On Lady Blue」(邦題「僕のレディ・ブルー」)作詞 Toni Stern 作曲 Michel PolnareffQUEENにビートルズの要素を少し加えたような印象のポッププログレ。アメリカでシングルカットされてヒットしたのかどうかは分からないけど、シングル向きなキャッチーな曲。アルバム自体、アメリカでは成功しなかったのかも知れないけど、その他の国ではヒットしたようです。リマスター盤はもちろんですが、当時のオリジナルのLPで聴いても音の良さには驚くと思う。各楽器の音が、最大限に活かされるように録音されてるように感じる。
2023年02月19日
さっき観たら1300万アクセス超えてた。フランスのシンガーソングライター「Michel Polnareff」の1973年発売シングル。何度もMichel Polnareffの事は書いたように思うけど、まだまだ名曲は山のようにあります。このシングルの2曲は1972年フランスオリジナル発売「Polnarevolution」からのシングルカット。日本では変則的な発売が多く、「シェリーに口づけ」の特大ヒットから日本独自の編集でアルバムを発売していった。A面「Gloria」(邦題「忘れじのグローリア」) Written-By – P. De Senneville, P. Delanoéこの曲は昔からヘッドフォンで音を大きくして聴くと、現実から一気に違う世界にトリップ出来るような感覚になれる。強烈なアレンジと麻薬系のメロディ。そしてポルナレフの最高の歌声。完全なプログレッシブロックです。全てが前衛的に感じられる。ミッシェル・ポルナレフも小学生の頃から聴いてた。家にLPがあったのもあるけど、何より天地真理さんがミッシェル・ポルナレフが大好きでライブでもカバーしてたりしたので、自ら聴くようになった。小学3年の時から天地真理さんのおかげで多くの洋楽のアーティストを知る事ができた。天地真理さんはアルバムでもライブでも洋楽のカバーは多かった。聴いたことがない人はこの曲、聴いてほしい。イントロの速弾きのバロック風のギターソロ。この速弾きソロは歌のバックでも弾き続けられる。ステレオの振り分け方もサイケデリックロックで音に包まれて溺れそうになる。メロディーも美しく、ポルナレフの感情の溢れ出すような歌唱がよりドラマチックにしてます。誰でも知ってる「Tout, Tout Pour Ma Cherie(シェリーに口づけ)ももちろん凄い曲ですが、ちょっと複雑なプログレっぽい曲やバラードにも名曲が多い。B面「Je cherche un job」(邦題「ジョブ」) Written-By – J.L. Dabadie, M. Polnareff軽快なロックンロールナンバー。少しエルヴィスっぽい歌い方をしてたりしてます。ライブでもセットリストによく入ってた曲です。フランスオリジナルのアルバムをCDじゃなくアナログ盤LPで再発してほしいってずっと思ってる。日本編集のアルバムも悪くないけど、やはりオリジナルをアナログ盤で聴きたい。日本編集アルバムの広告
2023年02月11日
日本のロックバンド「BLUE ENCOUNT」の最新ミニアルバム。2022年に発表した曲で構成されてるミニアルバム。持ってる曲もあったけど、とりあえず買ってみた。限定版って書いてる方を適当にポチッとした。その事も忘れてたので今日、Amazonから大きめの箱が届いて、何か買ったっけ?と開けてみたら「BLUE ENCOUNT」と書かれたダンボールの箱がAmazonの箱の中に。これなに?と開封すると・直筆サイン色紙・エアーネックピロー・ラゲッジタグ・パスポート風のセットリスト記入ノート・ステッカー6種類・アイマスク凄いボリュームの特典の入ったBOXだった。値段も特に見てなくてポチッとしたのでデカイBOX仕様で驚いた^^;これだけ入って約7500円なら安い。昨年買ったミザリーインデックスのBOXもそれぐらいの価格だったように思う。BLACK METALやDEATH系バンドのBOXはもっと高価だったりするけど、使い用のない爆弾のレプリカや鞭や鎖付きの首輪のセットとか・・・それはそれでウケるから買うけど。海外のサイトでしか買えない物が多くて(Amazonは取り扱ってない)、輸入する価格だけでもかなりするので20000円前後のBOXが多い。オーストリアのブラックメタル「Belphegor」の新作が出る度にBOXや限定物は必ず買ってる。「Belphegor」も特典に直筆サイン色紙つけてくれたらうれしいのに^^;バンド構成田邊駿一さん(Vo. Gt.)江口雄也さん(Gt.)辻村勇太さん(Ba.)高村佳秀さん(Dr.)1曲目「Z.E.R.O.」2曲目「vendetta」3曲目「終火」4曲目「青」5曲目「DOOR」1曲目「Z.E.R.O.」この曲はもう何度も聴いた曲だったけど、初めて聴いた時から気に入ってた曲。キャッチーで耳に残りやすい音創りやメロディや歌詞。「BLUE ENCOUNT」の曲ってあまり飽きにくいのも良い。2曲目「vendetta」攻撃的な尖った曲。こういうのも「BLUE ENCOUNT」の魅力のひとつ。聴いてて展開が楽しみになりながら聴ける曲。ギターの乗せ方がアヴァンギャルドでおもしろくて楽しめる。3曲目「終火」この曲も昨年聴いた事のある曲だけど、ミディアムスローなパワーバラード風のアレンジが凄く好き。良い曲を作るバンドだと改めて思えた曲。4曲目「青」この曲も昨年シングルとして発売してた曲。昨年よく聴いた曲。5曲目「DOOR」このタイトルを見ると一路真輝さんが宝塚退団後に自ら作詞して第一弾シングルとして発売した「DOOR」が頭に流れる。宝塚雪組トップスターの重荷を降ろして新たな一歩を踏み出す一路さんの決心を感じられた曲だった。アルバムタイトル「Journey through the new door」のテーマになってると思える曲。苦悩や裏切りや諦めを超えて新しいステージに進む決心みたいなものを感じる曲。ミディアム8ビートの比較的シンプルに仕上げてる曲で、歌詞が耳に入ってきやすく作られてる。サインはまったくどれが誰のものなのかわからない^^;結構、豪華なサイン色紙。
2023年02月08日
スリー・ドッグ・ナイトの1971年に全世界でシングルカットされた「Joy To The World」を日本のみシングルCDとして2002年に再発された。メンバー構成Cory Wells – Lead vocalsChuck Negron – Lead vocalsDanny Hutton –Background vocalsMike Allsup – Guitar, background vocals Joe Schermie – Bass ,background vocalsFloyd Sneed – Drums background vocalsJimmy Greenspoon – Keyboards ,background vocals1曲目「Joy To The World」(ジョイ・トゥ・ザ・ワールド)1970年11月発売の5枚目のアルバム「Naturally」から第二弾シングルとして1971年2月にシングルカットして6週間に渡って全米で1位を続ける大ヒット。日本で2002年に突然ドラマの主題歌に使用されCDシングルとして発売されました。リマスターはこの2曲のために新たにされています。「ランチの女王」というドラマで使用されたようです。このドラマまったく知らないのでどんな風に使われてるのかはわからない。「俺の親友のエレミヤはウシガエルだった」というおもしろい歌詞から始まる曲です。元々は「エレミヤは預言者だった」の歌詞で作られてたようです。アルバムではB面のラストに収録されていました。2曲目「I Can Hear You Calling」アルバム「Naturally」1曲目に収録されてるファンキーなノリのロックナンバー。このシングル用にリマスターされたこの曲は「Joy To The World」以上にリマスターの効果が大きいように感じる。リズム隊をかなり前に出していて、音圧もかなり違う。
2023年02月03日
アメリカのロックバンド「ステッペンウルフ」の日本限定の2枚組ベスト盤。誰もが聴いた事のあるはずの「Born To Be Wild」を大ヒットさせたバンドです。「Born To Be Wild」は映画「イージーライダー」で使用されました。もう1曲「The Pusher」もこの映画に使用されています。布張りの豪華な見開きジャケット仕様ですが、見開きの中はレコード袋が2枚あるシンプルなもの。Disc 1A面1曲目「Born To Be Wild」(邦題「ワイルドで行こう!」)1968年発売 3rdシングル2曲目「Screaming Night Hog」1970年発売 11thシングル3曲目「Ride With Me」 1971年発売 14thシングル4曲目「Hootchie Kootchie Man」1968年発売1stアルバム「Steppenwolf 」のA面4曲目収録5曲目「Power Play」 1969年発売 7thシングル「Move Over」のB面曲 6曲目「It’s Never Too Late」 1969年発売 6thシングルB面1曲目「Rock Me」 1969年発売 5thシングル2曲目「Snow Blind Friend」 1970年発売 13thシングル3曲目「A Girl I Knew」(邦題「あの娘のおもかげ」) 1967年発売 デビューシングル4曲目「Spiritual Fantasy」 1970年発売 11thシングル「Screaming Night Hog」B面曲5曲目「From Here To There Eventually」1970年発売2ndライブ盤「Steppenwolf Live」より6曲目「Magic Carpet Ride」 1968年 4thシングルDisc 2A面1曲目「For Ladies Only」 1971年発売 15thシングル2曲目「Who Needs YA」(邦題「愚かな願い」) 1970年発売 12thシングル3曲目「Berry Rides Again」 1969年発売 8thシングル「Monster」のB面曲 4曲目「Howlin’ For My Baby」 1969年発売アルバム「Early Steppenwolf」A面2曲目収録5曲目「Faster Than The Speed Of Life」(邦題「光陰矢の如し」)1968年2ndアルバム収録6曲目「The Pusher」 1970年発売 9thシングルB面1曲目「Hey Lawdy Mama」 1970年発売 10thシングル2曲目「More Over」 1969年 7thシングル3曲目「Sookie Suokie」 1968年 2ndシングル4曲目「Tighten Up Your Wig」 1968年発売 2ndアルバム収録5曲目「Tenderness」 1971年発売 6thアルバム「For Ladies Only」A面4曲目収録6曲目「Monster」 1969年8th シングル邦題が付けられてるものだけ載せました。このベスト盤が発売された時点で「ステッペンウルフ」は解散している状態でラストアルバムが6thアルバム「For Ladies Only」として認識されていました。なのでライナーノーツにはラストアルバムと何度も出てきます。(バンドは1974年に再結成します)1曲目「Born To Be Wild」は今でも聴かれているロックのバイブル的な曲です。自分がバンドしてる頃、いくつかのバンドでイベントなどをした時の最後に全てのバンドがステージに出て演奏する・・・っていう時によくやった曲。オルガンソロをちゃんとコピーしてた人っていなかったように思う^^;聴くのは好きな曲だけど、やるのは好きじゃなかった。何でこの曲なんだろ・・・。同じくらい売れた次のシングル「Magic Carpet Ride」の方がやったら楽しそう。2曲目「Screaming Night Hog」はこのベスト盤の中でベスト5に入る好きな曲。ブルース調のブルースハープ、オルガンのフレーズもカッコいい。3曲目「Ride With Me」 が一番好きな曲。ミディアムブルースロックでボトルネックのオブリがめちゅくちゃカッコいい!1972年時点でのラストアルバム「For Ladies Only」のB面4曲目に収録されていました。アルバム「For Ladies Only」自体が一番好きなアルバムかも知れない。B面2曲目「Snow Blind Friend」も好きな曲。「Snow Blind」と言えばBLACK SABBATHの1972年発売の楽曲が世界的にも一番有名。サバスの「Snow Blind」かなりギリギリな歌詞でした。もう歌詞の中に「コカイン」って囁きまで入っています。薬で飛んだ状態の視界は雪景色に見えるそうです。今では新たにメジャーレーベルから出すにはアウトかも知れない内容ですが、本当にカッコいい曲でサバスのライブでもセットリストによく入る曲。ステッペンウルフの「Snow Blind Friend」は友人の自殺を歌ってるようです。雪で出来た飛行機の片道切符を買って友人は旅立つ。静かなフォーキーな曲です。3曲目「A Girl I Knew」はデビューシングル。前半はフォーキーな静かなパートで、途中からキャッチーなロックに展開する構成。この曲もベスト5に入るほど好きな曲です。4曲目「Spiritual Fantasy」も大好きな曲。教会音楽のような厳かなイメージの曲です。2ndアルバムに収録されている宗教批判を歌ってるような内容です。6曲目「Magic Carpet Ride」はカオスなイントロからめちゃカッコいい曲。ファンキーで気持ち良いノリの曲。大ヒットしました。 Disc 2 A面1曲目「For Ladies Only」もSteppenwolfの中でベスト5に入るほど好きな曲。このシングルバージョンはアルバムのオリジナルよりも4分以上も短く編集されています。オリジナルは9分以上あります。でもこの3分20秒のシングルバージョンも最高です。2曲目「Who Needs YA」はハードでファンキーな曲。久しぶりに聴いたけどめちゃ良い!5曲目「Faster Than The Speed Of Life」は2ndアルバムの1曲目に収録されてる、疾走感のある「Born To Be Wild」的な曲。B面2曲目「More Over」は、あの「More Over」とはまったく別の曲です。「Hootchie Kootchie Man」をカバーしてたりするので、ジャニスの曲のカバーかと思ってしまう人も多いと思う。ジャニスよりこっちの方が2年早いのですが。3曲目「Sookie Suokie」も凄く好きな曲で「Born To Be Wild」よりも好きです。Steppenwolfの曲で「Born To Be Wild」は一番売れて有名な曲ですが、自分はSteppenwolfの好きな曲のベスト10にも入らない。5曲目「Tenderness」は6thアルバム「For Ladies Only」に収録されてる超名曲です。美しくカッコいいロッカバラードです。
2023年02月01日
1974年3月に発売されたアメリカのロックバンド「スリー・ドッグ・ナイト」のシングル盤。この曲はスリー・ドッグ・ナイトのオリジナルではなくカバー曲です。1973年にレオ・セイヤーが作りリリースした楽曲です。レオ・セイヤーの事もかなり前に書いたけど、また久しぶりにじっくり聴きたくなってきた。A面「The Show Must Go On」イントロからJulius Fucikの超有名曲「Entry of the Gladiators」のイントロをそのまま使っているのでも知られてる曲。オリジナルのLeo Sayerのバージョンもそのまま「Entry of the Gladiators」のイントロから始まります。「Entry of the Gladiators」ってタイトル見ても知らないと思ってる人が多いと思うけど、絶対に一度は耳にしているはずの曲です。サーカスの場面やピエロが演技する時などに必ず使われている曲。この「Entry of the Gladiators」全編を聞いた人は少ないかも知れませんが、凄くドラマチックで素晴らしいマーチです。よく使われているのは前半の最初の部分のみです。スリー・ドッグ・ナイトのバージョンはロック色を前に出してハードに作っています。Leo Sayerのバージョンはバンジョーをかなり前に出した明るく陽気な感じです。スリー・ドッグ・ナイトもMike Allsup がバンジョーを何気ない感じに入れています。スリー・ドッグ・ナイトのバージョンを最初に聴いたので、思い入れは強いのですが、レオ・セイヤーのバージョンはまた全然違った曲のように引き込まれて楽しめる。B面「On The Way Back Home」このシングルの2曲は11枚目のアルバム「Hard Labor」のラスト2曲です。「The Show Must Go On」がアルバムラスト曲です。曲自体は自分はこの「On The Way Back Home」の方が好きなのですが、シングルA面向きではないのはわかる。ゴスペル風のパワーバラードです。この曲が収録されてるアルバム「Hard Labor」がなぜか今は手に入りにくい状態になっています。
2023年01月29日
浅川マキさんの12枚目のスタジオアルバム。後藤次利さんが全曲編曲、4曲を作曲、そしてプロデュースした超名盤です。このアルバムは浅川マキさんの全アルバムの中でベスト5に確実に入るほど好きなアルバム。後藤次利さんの編曲やベースプレイは本当にめちゃくちゃカッコいい!今日はアナログ盤を出してきて爆音で聴いていた。少し前までリマスターされたCDでばかり聴いてたけど、やっぱりアナログ盤で聴く方が感動する。A面1曲目「まだ若くて」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さん2曲目「ともだち」 作詞・作曲 浅川マキさん 編曲 後藤次利さん3曲目「あの男がよかったなんて ノスタルジー」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さん4曲目「町の汽船」 作詞 浅川マキさん 作曲 本多俊之 編曲 後藤次利さん5曲目「時代に合わせて呼吸をする積もりはない」 作詞・作曲 浅川マキさん 編曲 後藤次利さんB面1曲目「暮し」 作詞・作曲 浅川マキさん 編曲 後藤次利さん2曲目「霧に潜む」 作詞 浅川マキさん 作曲 向井滋春さん 編曲 後藤次利さん3曲目「最後のメロディ」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さん4曲目「コントロール」 作詞 浅川マキさん 作曲・編曲 後藤次利さんこのアルバムのレコーディングの時の事を浅川マキさんはこんな風に書いている わたしは、煙草と灰皿を抱え込むとスタジオを扉を押した 一曲目が始まろうとしたとき、後藤次利さんが振り返ってわたしに声をかける。 「ね、マキさんの場合 いきなり本番でいこう」 わたしはブースの中から手を振って答えた。 スタジオの一角にわたしの唄う場所だけが仕切られている。 ポツンとひとつある小屋のようだ。 ブースの中からは窓格子越しに演奏者が見える。 ヘッドホーンを付けた後藤次利の背中が見える。 わたしだけが仕切られていることを除けば、生の舞台と変わらない雰囲気に違いない。 四人のジャズ・ミュージシャンと まんなかにロック・ミュージシャンの後藤次利が力強くカウントを切った。 テイク・ワン・OKである。良い滑り出しになった。そして、後藤次利さんとの出会いや印象を詳しく書いています。 ほんとうは、後藤次利さんとの出会いは五年ぐらい前に一度だけ わたしの舞台に参加してもらった事がある。 つのだひろにすすめられてお願いしたのだが、その折には、彼の弾くベースの音だけが記憶に残った。 いま、見知らぬと思っていた男に声をかけられて、 わたしは記憶の曖昧さを気恥ずかしく思ったが、また新しい出会いと感じた。 「ね、ライヴしない」 「いいね」 彼の声が響いた。 だが、わたしは後藤次利がこの何年かをスタジオだけで活動していることを知らなかったのである。 そして、ひどく多忙な演奏者であり編曲者であることも全くわからないままに、 そんばはなしを切り出してしまっていた。同時録音も後藤次利さんからの案で、それもレコーディング当日に伝えたとか何か凄い。その場ですぐにOKを出し、ワンテイクでいけてしまうマキさんも凄すぎる。ちょうどこのアルバムの3年ほど前に中島みゆきさんのアルバムにほぼ全面的に参加してるアルバムがあります。その後も後藤次利さんは中島みゆきさんと組む機会も多くなっていた。後藤さんが参加してる中島みゆきさんの作品はどれも最高レベルの作品ばかりです。これまでで一番、後藤さんが相性の合うレベルの高いアレンジャーだと思う。1985年国技館4日間の中島みゆきさんのコンサートに3曲のみベースを毎日弾いた。完全に特別扱いでした。そして最高でした。また中島みゆきさんと後藤次利さんが組んで作品を作ってくれるのを期待してしまう。今でも語り継がれる名作「生きていてもいいですか」の全曲を後藤次利さんが編曲しています。「うらみ・ます」「キツネ狩りの歌」「船を出すのなら九月」「泣きたい夜に」「エレーン」「異国」など、天才だと思える編曲ばかりです。アルバム「おかえりなさい」の「あばよ」と「追いかけてヨコハマ」も後藤さんの編曲。アルバムバージョン「悪女」や「傾斜」も後藤さんの編曲。名盤「miss.M」の中の多くが後藤さんの編曲でした。「あたいの夏休み」「噂」も後藤さんの編曲。良い曲の全てが後藤次利さんの編曲のように思える。1曲目「まだ若くて」は軽快なROCKです。この2年後にリリースされた中島みゆきさんの「ショウ・タイム」にこの時使ったアレンジを少し変えて使っている。この曲の歌詞は発売当時よりも今はなお良くわかる。メロディも好きだし浅川マキさんの歌唱も最高!2曲目「ともだち」は後藤さんのベースプレイが最高にカッコいい!歌詞はアンダーグラウンドな深い世界を歌っています。この曲も何度聴いても飽きない曲です。3曲目「あの男がよかったなんて ノスタルジー」はベースがカッコ良すぎる!楽曲も最高だし歌唱も鳥肌立ちまくりに素晴らしい。4曲目「町の汽船」も天才的なアレンジ。このベースのフレーズは中毒性がある。ちょっとゴブリンを彷彿させる感じもする。5曲目「時代に合わせて呼吸をする積もりはない」は前衛的な現代音楽のような渋い世界。B面1曲目「暮し」も前衛的な演奏とアレンジ。でもなぜか大正時代の飲屋街のような映像が頭に浮かぶ。2曲目「霧に潜む」はライブDVDでめちゃ凄いライブバージョンが聴けます!こんな曲は浅川マキさん以外には歌えない世界。Bメロで歌とユニゾンでフレットレスベースが鳴る。この部分とそのあとのペットのソロはもうカッコ良すぎて震える3曲目「最後のメロディ」はこの曲だけシャンソンと歌謡曲の香りのするアルバムの中で異質な作品。後藤次利さんが書いたメロディが天才すぎる。4曲目「コントロール」はシングルカットした曲。研ナオコさんもカバーしてシングルで出しています。この曲も後藤次利さんの作曲です。キャッチーでもありマニアックでもある楽曲。最近特に凄く好きで良く聴いてる曲。研ナオコさんバージョンもあれはあれで素晴らしい出来です。
2023年01月22日
イギリスのニュー・ウェイヴ系ロックバンド「ロキシー・ミュージック」のシングル。この曲のオリジナルは1975年10月発売のロキシーミュージック5枚目のアルバム「Siren」の1曲目に収録されてた曲。シングルカットもされてイギリスで2位、アメリカでも30位を獲得する大ヒット。5枚目のアルバム「Siren」は名曲の宝庫のようなアルバムです。「Love Is The Drug」リリースしてから20年経ってFaithlessのRollo & Sister Blissがリミックス!そして新たなサウンドで蘇ったバージョンです。ロキシー・ミュージックのこの時点でのバンド構成Bryan Ferry – Vocals, KeyboardsAndy Mackay – SaxophonePaul Thompson – DrumsPhil Manzanera – GuitarsEddie Jobson – Synthesizers, Keyboards1曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Monster Mix Edit]」初めてこのバージョンを聴いた時の印象はあまり良くなかったのを覚えてる。1988年にリリースされた松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」のイントロを真似たように思えたキーボードやオリジナルで一番の中毒効果のあったベースが完全に消えてる事。でも、何年か経ってから聴いてみたらめちゃくちゃカッコいい!と思えた。それまでに新たに聴いた音楽の影響などのせいか、オリジナルの格好良さとはまた全然違うカッコ良さを感じるようになった。2曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Monster Mix]」ややあっさり目の1曲目のリミックスをより派手に複雑にしたバージョン。1曲目が4分16秒なのに対し、この2曲目のリミックスは8分45秒。倍ほど長くてもやりすぎ感を感じないセンスの良さ。ラテンパート部分も鳥肌もののカッコ良さです。3曲目「Love Is The Drug (Original Version)」これはオリジナルバージョン。でも最初の10秒のSE部分が削られています。足音の部分を全てカットして車のドアを開ける音から始まる。そして何よりこの曲はベースのカッコ良さが凄い!中毒性のあるようなドライブするベースは気持ち良い!これ言っちゃうと終わりなんだけど…やっぱりオリジナルが一番カッコいい・・・。4曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Deep Mix]」ボーカルとドラムのみが中心になってる前半とライブ演奏のような演出。Deep Mixの名前通りかなりDEEPなリミックスです。カッコイイけど何度も続けては聴けない・・・。「Love Is The Drug 」は1990年リリースのライブ盤「Heart Still Beating」のバージョンも最高です!ややテンポ速めで緊張感がより増した感じもゾクゾクする。「Roxy Music」の事って一度も書いてなかったと思う。アルバムはライブ盤含め7枚持ってて、ほとんど買ってたように思う。事実上ラストのアルバム、1982年発売の「Avalon」が一番好きなアルバムです。「Love Is The Drug 」が収録されてる「Siren」が2番目に好きなアルバム。アルバム2曲目のパワーバラード「End Of The Line」も最高です。HARDな「Whirlwind」やノリが気持ち良い「Both Ends Burning」とか好きな曲だらけです。オリジナルの「Love Is The Drug」が収録されているアルバム「Siren」のジャケット
2023年01月21日
イタリアのシンガー「ミルバ」が1964年に発売したシングル。このタイトルを見てすぐにザ・ピーナッツの曲だとわかる人も多いと思いますが、実はこのタイトルで日本で最初に歌ったのは「ミルバ」です。1963年11月に「東京たそがれ」というタイトルでザ・ピーナッツがシングル発売。あまりヒットする事もなかった。しかし1964年にミルバが来日。その時のライブでこの曲を日本語でカバー。ミルバの美しい日本語と驚異的な歌唱力でこの曲が話題になった。そしてザ・ピーナッツも「ウナ・セラ・ディ東京」とタイトルを変え、編曲もテンポもミルバのように変えそれが大ヒットした。ミルバが歌っていなければ、この曲はあのまま消えていました。A面「ウナ・セラ・ディ東京」作詞 岩谷時子さん 作曲・編曲 宮川泰さん ミルバが歌った事で世の中にこの曲が浸透して、宮川泰さんが亡くなった時にお通夜でもこの曲が流されました。自分はザ・ピーナッツバージョンしか知らなかったのですが、20歳になった頃にミルバを聴き始めてこの曲を昔に歌ってた事を知って聴いたら圧倒的な歌唱力と表現力に引き込まれた。自分の中では「この曲=ミルバ」になっています。ミルバの「ウナ・セラ・ディ東京」は本当に素晴らしいので聴いて欲しい1曲。B面「知らなかった Non sapevo」この曲はミルバのオリジナル曲。それを日本語で歌っています。ザ・ピーナッツも「ウナ・セラ・ディ東京」のB面にこの曲をレコーディングして入れています。この曲は日本語バージョンよりもオリジナルで聴く方が自分は好きです。日本語バージョンはテンポが少し遅いように思うし、オリジナルの方が編曲も演奏も良い。ミルバは全曲、谷村新司さんのカバーでアルバムを一枚リリースしています。
2023年01月18日
全543件 (543件中 51-100件目)