白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

それぞれの夢

冬が終わって春になる3月。3月4月は息子が冬眠から抜け出る季節。高校2年の後期、必須のクラスは休むことはなかったけれど、それ以外の日は家でだれっとパソコンをやっていることが多かった。この病気、治って行く段階で、バイトをし始めたり、うんと勉強したりしだす子がいるという。mintさんちの娘さんも高2から毎日予備校に通いだして、びっくりするほど一気に回復してきたからなあ。でもうちはまだまだ治っていく段階に入らないのかな～なんて思ってた。それが今週から毎日弁当を持って学校に行き出した。ウイングネットというパソコンでの勉強を始めたようだ。息子のサポート校が去年から始めたものでこの3月から息子もそれをやりだした。Ｚ会らしい。（実は私もよく知らない）娘がＺ会って値段が高いんじゃないと脅かすのでネットで調べると28コマ×90分で6，7万円するという。びびって保護者会にいくとすでに学校に払ってある学費の他はいっさいかからないと言うので安心した。息子の希望通りとるとすると、一教科が一年に100コマ以上はある。息子は少し前までは大学で経済が学びたいようなことを言っていたが、いつのまにか理系に変わった。数学がやっぱり好きだという。まだ勉強し始めたばかり。それで受験に間に合うのか。それにいつまた頭痛が始まるのか、大学に入れても通えるのか。冬になっても講義に出れるのか。朝起きれるのか。なあんて、考え出したら、心配なんてきりがない。息子のことだもの。何か起きたら息子に決めてもらおう。心配ごとはすべて息子に手渡そう。とりあえず、物理、化学の勉強をし始める息子の様子がちょっと楽しみでもある。息子は息子の夢をあの子のペースで焦らずに進んでいってほしい。一方　娘は今度大学4年生。教職課程をとるために重度の障害児施設や親に育児放棄された乳児院などに研修に行っている。いろいろ考えることもあるみたい。でも自分で選んだ道だから、大変でも頑張ってほしい。そして私。ついに英検1級に合格することができた。息子に目を向け過ぎず、何か必死に熱中するものが欲しかった。そう思うとなんか感慨深い。次の目標を見つけて、私は私でよい人生を歩いていきたい。