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大雨&強風の中では、エイドの運営も大変です。水やスポドリの入った紙コップでさえ、風で飛んでいくエイドもありました。しかし、こんな天候でもエイドのボランティアの方たちが必死で頑張ってくれていました。こっちもエネルギー補給は大事なので、雨の中でもエイドに立ち寄りしっかり食料(お稲荷さんとソーセージがありました!)を貰って必死で食べました。 前半の最後は西条大橋ですが、いったん土手道を離れて折り返し点まで北上します。つまり北風&雨を正面から受けることになりました。もう前が見えないほどの雨で、実は「暑さ対策」をしていた僕はサングラスをして走っていたのですが、雨がサングラスを伝わり、顔を伝わって顎からポタポタ水が落ちるほどでした。何とか折り返し点のポールにたどり着き、180度回りましたが、今度は逆向き(南向き)になるので、それまで濡れていなかった背中にシャワーを浴びることに。冷たい~、寒い~!そんな状態で西条大橋を渡り、今度は吉野川を川下(東)に向かいます。そしてしばらく行くと25kmの計測点があり、そこを境に雨がやみました。不思議なことに、雨中はペースが速くなっていました。早くゴールに帰りたい一心だったのでしょうか(笑)。15-20kmは36分12秒、20-25kmでは34分36秒でした。 雨がやむと時折太陽が顔を出すようになり、冷え切った体にはありがたかったです。29km付近に大きなエイドがあり、ここでは名物の半田そうめんのサービスがありました。そうめんを食べて、このエイドでトイレタイムを取りました。そして30kmを過ぎます。やはり来ました「30kmの壁」。雨中頑張って走ったツケが回ってきて足が急に重くなります。25-30kmはトイレタイムもあって43分49秒でしたが、30-35kmでも何の休憩もないのに40分29秒もかかっていました。苦しいです。 35km付近で、またも急に冷たい北風が吹き始め、その風力がどんどん強くなります。これはもしやさっきと(15km付近と)同じでは?と思った途端に、再び雨。それも強い雨です。でも前半の雨と違うのは、雨が痛い!なんなんだこれは?!と思いつつ足下を見ると、雨粒がアスファルトを転がっています!これは雨じゃない、雹(ヒョウ)です!どうりで痛いはず。手で顔半分を覆いながらのランとなりました。せっかく少し乾きかけたウェアもまたずぶ濡れ。路面は前半の雨で轍が水たまりになっていたのですが、二度目の雨でさらにその水たまりが大きくなり、シューズもずぶ濡れになってしまいました。 戦意喪失、所々に駐まっているバス(「リタイアバス、ゴール会場行き」と書いてあります)に何度も心を引かれそうになりました。しかし、この2回目の雨は15分程度でやみ、バスに乗らなくてすみました。川沿いの土手道は疲れてくると遠く感じますね。ずーっと先まで見えるので、ゴールが永遠の先のように感じました。こんな悪天候の中でも応援の人がいて、ボランティアの人が声をかけてくれるのは本当にありがたかったです。35-40kmは42分56秒もかかりました。 そしてようやく吉野川を離れ、ゴールの徳島市陸上競技場へ。41km付近でものすごいスピードの小柄な女性ランナーに抜かれましたが、これは野口みずきさんでした(笑)。陸上競技場のゴールゲート前で野口さんが待ってくれていて、ハイタッチしました。ゴール前でも阿波踊りの応援があって、音頭に合わせて手を振りながらゴール!! 5時間17分33秒、ネットタイムは14分29秒という、「5時間ランナー」を自称する僕らしいタイムでしたが、この天候でずぶ濡れで走ったことを考えれば頑張ったほうかもしれません。 ゴール後、フィニッシャーズタオル(これは残念な感じのタオルでしたが)、そしてメダルを小さな可愛い女の子に首にかけてもらいました。徳島県民のソウルフード・フィッシュカツももらいました。しかし、走るのをやめると濡れたウェアでは(しかもゴールした時も小雨模様)どんどん体温が下がり、早く着替えたい、の一心です。荷物を受け取り着替えテントに行きましたが、テント内も雨で床が濡れています(着替え場所はプールサイドで、床はコンクリートではなく、カーペットのようなものを敷き詰めていて、水をたっぷり含んだ状態)。これには困りました。座ることもできないまま、シューズやソックスを脱ぐのはタイヘンです。まして寒さで凍えて手の指が動きにくくなっていて、着替えには本当に難儀しました。(その1)で書いたように、雨は全く想定していなくて、シューズはラン用シューズ1足だけでしたので、服は着替えても濡れたシューズには「替え」がありません。ゴール会場では温かいうどんも無料でサービスされていましたが、うどんより、一刻も早くシャトルバスに乗って、徳島駅前へ戻って、スニーカーとソックスを買うことを優先しました。 そして駅前に戻り、駅前のそご○デパートに入り、7Fの「無印○○」の店に駆け込み、スニーカーとソックスを買い、トイレで履き替えました。ようやく生き返った心地でした。その後駅ナカのお土産もの売り場で家族や友人へのお土産を買い、空腹を凌ぐためのハンバーガーを買い(車中で食べるため)、17時ちょうど発の大阪行きのバスに乗り込みました。 さて(その1)の冒頭に書いたとおり、これで今シーズンは終了、平成のラストランになりました。1シーズンに6回ものフルマラソンを走るなんて、ハーフマラソンを中心に走っていた1~2年前には想像もできませんでした。何度走ってもちっともタイムは短縮できず、30kmの壁は破れず、ですが、一度もリタイアせず完走だけはできました。また来シーズンも走りたいです。そして色々な大会で日本各地へ行ってみたいです(笑)!
2019.03.19
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2019年3月17日、徳島マラソン2019。僕にとって2018-19シーズン最後のマラソン。ということは、僕にとって平成最後のマラソンになりました。今シーズンは後半雨に祟られ、2週間前の「錦帯橋ロードレース」ではついに参加(出走)を取りやめたほど。しかし、今回の徳島、事前の天気予報ではほぼ晴れ(時々曇り)、気温も日中は15℃を上回るとのことで、安心しきっていました。直前までアンダーウェアを薄手のものにするか、厚手の冬用にするか迷いました。ただ、前日の土曜日、関西も冷え込んで、豊中市では雹が降ったというニュースもあって、かなり寒くなったので、厚手のウェアにしました。でも、サンバイザーや日焼け止めクリームなど「暑さ対策」の小物はリュックに詰め込んで、梅田14:00発の徳島行き高速バスに乗り込みました。後述しますが、結果的には「暑さ対策」など不要で、「寒さ対策」と「雨対策」をしなかったことを大いに後悔することになりました。 16日はほぼ定刻どおり16:30に徳島駅前に到着、徒歩で予約していたホテルに向かいました。ちょうど正面に眉山があり、ロープウェイ乗り場兼阿波おどり会館がありました。その会館の横に天神さんの神社があったので、そこで無事完走を祈りました(神頼みですね(笑))。今回は一人旅なので、チェックイン後、晩御飯を求めて夜の街に一人で繰り出しました。近くのさびれた商店街の中に、居酒屋風の店だけはたくさんあって、海鮮系か焼き鳥系か迷いましたが、海鮮系の店を選択。3品と3ドリンクで満足し、〆のメシ様にコンビニおにぎりを買って帰りました。ただ、どうも寒いです。この時点でイヤな予感。でもホテルに帰ってから地元TVの天気予報を見ましたが、やはり「晴れのち曇り」の予報のままでした。雨は大丈夫そうでしたが、ただし朝は冷え込むとの予報。 さて本番当日。ホテルの朝食が6:30からということで、5分ほど前に1Fへ降りてみると、既に長い行列!マラソン参加者は朝が早い(笑)。しかもここも外国人(台湾か香港の人)が結構多い!すごいですね~。ともあれ朝食を済ませて、部屋に戻り身支度をして7:15頃に出発しました。この大会はナンバーカード(ゼッケン)やタグ、手荷物袋など全て事前に発送してくれているので、受付はありません。なので、もう少しゆっくりでも良かったかもしれませんが、時間が遅くなるとトイレの行列が長くなるので、余裕持って行った方が良さそうです。20分ほど歩いて、県庁前に行きましたが、着替える必要もないため、トイレを済ませて、Dブロックに向かいました。 スタートは9時ジャストですが、今年からウェーブスタートが採用されており、僕のDブロックは9:10のスタート。広い道を真っ直ぐに使っていて、手荷物預けのトラックが各ブロックのすぐ横に配置されているので、本当に便利。ゲストは野口みずきさんと金哲彦さん。応援メッセージがあって、いよいよ号砲。最初の3ブロックがスタートした直後、後方の3ブロックが歩いて前に詰めていきます。そして9:10スタート! 僕のスタートロスは3分4秒でした。 片側4車線もある広い道路なので、1万5千人が走ってもそんなに大混雑という感じではなかったです。スタートしたのは国道55号線ですが、同じ道ながら途中から名前が国道11号線に変わります。そして吉野川大橋へ。吉野川の河口付近なので、川幅がすごく広く、橋が長~い。橋を渡るとすぐ左折。吉野川の土手道を川上(西)に向かって進みます。川の土手道だと応援者が少ない(いない)のが通例ですが、ここは沿道に人が集まっていて応援してくれます。また所々に応援スポットがあって、地元のグループが趣向を凝らした応援をしてくれるのですが、地元の団体と言えば、ここはやはり阿波おどり連ですね。あちこちで阿波踊りのお囃子と踊りを見せてくれました。阿波踊りは真夏のものなので、浴衣姿では寒いでしょうが、温かい応援でした。 僕は最初の1kmは7分ちょっとかかりましたが、その後は6分30秒ペースで走ることができました。5kmまでは33分14秒、5-10kmは31分53秒、10-15kmは31分41秒と、僕としてはまずまず順調でした。しかし・・・ この日は朝からどんよりと曇っていて、気温も低かったのですが、風がなく、マラソンを走るのにはちょうど良い感じのコンディションでした。ところが15km手前付近から突然冷たい北風が吹きはじめました。それもものすごい強風です。吉野川の川上、つまり西に向かって走っているので、北風は右から吹き付けます。身体の前後に付けたナンバーカード(ゼッケン)がバリバリと音を立て、真っ直ぐ走るのが難しいほどの横風です。「ナニコレ!」「ひぇ~」とあちこちで悲鳴が上がり始めました。そして辺りが急に暗くなったと思ったら、雨! それも土砂降りの雨が北風に吹かれて真横からシャワーを浴びているように吹き付けます。前述のとおり僕は雨など全く想定せず、雨用のポンチョも被っていません(被っていない人のほうが多いですが)ので、ウェアもシューズもあっという間にずぶ濡れ状態に。ポンチョやカッパを着ている人は用意周到ですね。でも、こんな横から叩きつけるような雨では、それもあまり役には立っていなかったようです。(その2へ続く)
2019.03.19
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2019年3月3日。ひな祭りですが、この日は東では東京マラソン、関西では篠山マラソンが行われましたが、ここ岩国市では「錦帯橋ロードレース」が開催されました。過去2年参加していて、今年も前日2日から家内と旅行気分で行きました。・・っていうか、実際に旅行しました(笑)。新大阪からのぞみに乗って、岩国を通り越し、新山口で下車。そこから山口線で山口駅(ヤマグチばっかりだ)に行き、山口観光をしました。瑠璃光寺とその界隈、サビエル記念聖堂、山口県立美術館を回り、再び山口駅から新山口、新岩国と戻って、岩国駅近のホテルにチェックイン。夜は家内の兄夫婦、姉と5人で食事会をしました。酒好きの義兄(僕もだけど)と、地酒4合瓶を2本飲んで、酔っぱらいました。 さて、天気予報は夜半から雨でした。朝5時前には目が覚めて外を見ると、当然雨。道路もホテルの6階の部屋からでも水溜りが見えるくらいです。予報だと雨だけど「弱い雨」となっていましたが、確かに強くはないけど、しっかり降っているし、長時間降り続くとマラソンには厳しい状態になります。昨日の日本酒のせいもあるし、それと山口観光では僕も家内も花粉症の症状がかなり酷くなって、体調はすこぶる悪くなっていました。あまり強い雨だと出走をやめようかと思いましたが、時間も時間だし、取りあえず状況を見守ることに。ゴソゴソすると家内を起こしてしまうので、いったんベッドに戻りTVを見ていました。そして6時過ぎに起き上がって、洗面。その頃は雨は少し弱まっていました。気分は二日酔いで良くないものの、走ることにし、ランニング用のウェアを着ました。そして朝食後、8時にホテル前に義姉が車で迎えに来てくれ、出陣!・・っていう感じだったのですが、車に乗った途端に雨脚が強くなります。義姉も家内も、こんな雨でも走るの?と聞いてくれますが、とにかく会場には行き、スタート時間(9時20分)の前まで様子を見ようということに。会場近くでは、さすがに雨だと車で来る参加者が多いようで、大渋滞。そこで降ろしてもらって会場まで歩きました。雨は弱まることもなくシトシトと降り続けます。とりあえず参加賞のTシャツをもらい、荷物預け用の大きなビニール袋をもらいましたが、着替えや荷物預けのあるテントは土のグラウンドに設置されていて、もう地面は水浸し、って言うか、2千人以上もの参加者が歩き回るので、ドロドロの田んぼ状態になっています。しかも、冷たい雨で、かなり寒い。リュックをちょっと降ろす場所もないし・・・。で、8時45分に決断! 出走しないことにしました。案内所のテントに行って、その旨を告げると、係の女性が慣れた感じで「あ、ハイハイ。じゃ、タグを取りますね」と言ってシューズのタグを取ってくれました。この時点でやめたランナーが多かったということですね。大会本部からも「勇気をもってやめるかたは、計測タグを返して下さい」とアナウウンスがありました。後で結果を見ましたが、完走したランナーが1800人ほどでした。2200人が参加していたはずですので、400人ほどは最初から(又は途中から)リタイアしたようです。結局、雨は小降りにはなりましたが、やむことはなく、走っていたら寒さで風邪をひいていたかもしれません。 今シーズンは、福知山マラソンで時々雨、高槻シティハーフマラソンでは最初から雨、と今回で3回も雨に祟られ、ついに初めての「走らない」結果になりました。男子の着替え場所として、旧・岩国高校の古~い校舎が指定されているので、そこまで行って、暖かい畳の部屋で着替えました。他の人はマラソンのウェアに着替えているところ、僕一人がウェアを脱いで、普段着に着替えているので奇異に映ったでしょうね(笑)。なので、着替えた後は家内と落ち合って岩国観光をしましたが、何だか心残りの岩国となってしまいました。来年は良い天候になってリベンジしたいです。
2019.03.04
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