《クリスチャンになろう Day 30》
主の晩餐式(The Lord's Supper)のQ&A
Q.1 主の晩餐式ってなあに?(パート3)
主の晩餐式の持つ三つの意味のうちの最後の三つ目です。
3.それは信仰告白である
だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、 主の死を告げ知らせる
のです。(1コリント11:26)
この御言葉が教えているように、 主の晩餐を行うことは主イエス・キリストを告げ知らせるということ
です。それを「 信仰告白
」と呼びます。
信仰告白とは、つまり、
「イエスさまは、私の罪の身代わりで十字架で死んでくださった。私の罪を担い、十字架で肉引き裂かれ、あがないの代価としての血を流してくださった。それは、わたしのために流された血潮であり、私をそれを信じます!」という、 あなたの信仰を見える形で表すこと
です。
信仰告白はあなたの言葉で伝えることだけにとどまらず、主の晩餐式を通してパンと杯を受ける 行動(アクション)によって主イエス・キリストの死と復活を告白すること
です。この地上であなたが生かされている限り、又、「主が来られるときまで」、告白し続けることを神様は望んでおられるのです。
ローマ10:10には「 実に、人は心で信じて義とされ、口で 公に
言い表して救われるのです。
」と約束しています。バプテスマと同様に、主の晩餐を通しても、 あなたの心の内側で起こった出来事が、外側に現される
のです。これらの二つの礼典は、 キリストの「受肉」を象徴するもの
でもあります。目に見えないものが見える形として現実となってあらわされることを受肉と呼びます。
イエス・キリストは、目に見えない神さまが、見える姿(人の姿)で、イエス・キリストとして現れました。そして、目に見えない「神の愛」が、目に見える形でイエス・キリストを通して完全に現されたのです。同様に、バプテスマや主の晩餐を通して、 目に見えないあなたの信仰が、見える形で表されることは、すべて神様が良しとされる神様の方法
なのです。
皆さんが住んでいる地域に建てられた教会で、なぜ、バプテスマ式が行われ、主の晩餐式が執り行われ続けているのでしょうか。それは、イエスさまが私たちのために死んで葬られ、そして 復活されたことを告白する
ためです。それは、私たちの罪を担って十字架の上で肉引き裂かれ血を流したという事実を信じる 信仰を告白する
ためのものなのです。そしてそれは、信仰によって、「わたしもキリストと共に葬られ、キリストと共に復活し、罪は贖われ、赦された。永遠の命を受けた」という 事実を見える形で告白
し、証することなのです。
つまり、教会の地域に住む人々に対して、 イエス・キリストの死と復活を告げ知らせる象徴
として用いられるということです。 私たちの教会では、礼拝の中でこの主の晩餐式が執り行われ、「イエス・キリストを救い主と信じて告白している方はどうぞご一緒にお取り下さい」と勧めます。その場には初めて教会に来られた未信者の方もいらっしゃいますが、 主の晩餐式でクリスチャンがパンと杯(ぶ
どうジュース)を信仰をもって真実に 受けている様子を見ていただくことで、キリストの死と復活の象徴として地域に証しされていくのです。
これは、単なる宗教儀式でも形式でもありません。既にあなたの人生の起こった事実が、あなたを通して告げ知らされることで、 今なお生きて働くまことの神、イエス・キリストが証しされ続けるという福音宣教の業
です。主イエスは 「全世界に行って、すべての造られたものに 福音を宣べ伝えなさい
。」(マルコ16:15)
と命じられました。また、 「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの 弟子にしなさい
。彼らに父と子と聖霊の名によって 洗礼を授け
、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように 教えなさい
。」(マタイ28:19-20)
とも命令されたのです。
このようにして、バプテスマ式や主の晩餐式を通して、私たちクリスチャンは 主イエスがこの地上での生涯でなされた福音宣教のバトンを受け継ぎ
、その命令に従うことで 主の働きに参加させていただく
ことができるのです。
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DAY31へつづく