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2012.08.25
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カテゴリ: 生活
 虐め(苛め)と戦う保育園児 第3話です。

第2話では、私の保育園に於ける周辺の様子を、その当時の保育園児としてどの程度記憶しているのかの御話をした訳ですが、今回は、その保育園における「いじめ」とが、どういうものであったかに付いてのお話しに入ってまいります。

ここで、この良く言われる 「いじめ」に付いての定義に付いてですが、いじめとはどういう事なのか? その御話をする前に、私の幼児から子供時代に見た「子供社会」と現在の「子供社会」の違いから始める事にします。

第二話では、保育園内の園児達の世界に於いての縦と横の関係に付いて少しだけ触れましたが、昔の子供というのは、家庭の躾の基本は、一家の大黒柱であり、家族を守れる強い父親を頂点として、それをサポートする母親、その他にも当時の多くの家庭に於いては、祖父母がいて、兄弟姉妹がいる。中には年の若い叔父叔母が同居している事もありました。


隣近所の子供同士も、空き地な等の共通の遊び場で交流する事が常識であり、そこには、幼児から、小学生が多く集まっていて、上級の者は、年下の者が危険な状態に陥らない様に監視、監督的な立場に位置しておりました。

その、年上の者が、年下の者の面倒をみるという子供世界の良識の様な決まり事は、誰かが決めたというものではなく、子供達の其々の家庭に於ける親子関係、兄弟関係からの延長であった様に思えます。

私の幼児-子供時代も、私の生活エリアで遊び場であった近くの神社やお寺の境内、広場や公園だけではなく、夏に良く行く川や川原、池等に於いても、そこには必ずと言って良い程、年上のしっかりした人物が1人もしくは何人かいて、自分の遊びだけでなく、周囲の年下の子供に対しての監視というかガードをしていました。

年上のそうした人間がいてくれるという事は、年少者に取ってはとても心強いものがあり、私が川で深みにはまって溺れそうになった時には、中学生が飛び込んで助けてくれましたし、川から上がる時に釘か何かを踏んでしまった時にも、私を引き上げてタオルで止血し、自転車の後ろに乗せて家まで運んでくれたという事がありました。

あの時、もし彼らがいなかったらと思うと、ぞっとするのと同時に、私はその親切な年長者の御掛けで命拾いした御蔭で今の自分があるのだなと感謝の気持ちでいっぱいになります。

年上の者が年下の者の面倒をみるというのが、私の幼少時代の子供社会に於ける不文律であった訳です。


 ガキ大将とジャイアン 

昔の子供社会には、ガキ大将というのが存在していました。ガキ大将というと、「ドラエモン」に出てくる、体が大きくて力が強く、たまたまその力による支配を強制する様なところもある「ジャイアン」を想像しがちですが、このガキ大将にも色々なタイプの者が存在していて、それぞれの遊び場として集まってくる地区や年齢別による小グループのまとめ役としての年長者や、遊び場の陣取りや遊びの段取りの取り決めをする等、体格・体力だけではなく、知力と統率力があるだけではなく、周囲や歳下の者に対しての思いやりをも有した人間としての総合力に優れた子供が「ガキ大将」としての采配をしていたという事です。

中には、体力や暴力、もしくは威圧などによって、遊び場の個人的な主導使用権を奪い行使しようとする者もおりましたが、それらの者は、ガキ大将というよりも只の乱暴者や良く言っても「お山の大将」であり、その支配は、その時、その時だけであり、永続的なものではありませんでした。

「ドラエモン」の「ジャイアン」は、必ずしも暴力に頼る乱暴者という性格キャラクターではありませんが、作者の子供の頃の「ガキ大将」のイメージからなのか、作者が作者になってから見た子供の世界に於ける「ガキ大将}なのかの判別は出来ませんが、作者の子供時代、そしてドラエモノのジャイアンのイメージが作られた時代と、現在の子供社会のそれとは大きな隔たりがある様に思われます。

私の目から見た「ジャイアン」は、少々乱暴者の要素を持ちながらも、仲間や友達同士の友情も持ち合わせており、金持ちのドラ息子である「カネオ」も同様に、金の力に物を言わせるイヤミな部分を持ちながらも、同様にして主人公である駄目人間の「ノビタ」に対しての友情も持っているというという共通点がある事で、子供の世界での力と金による縦の関係ではなく、あくまでも同年の仲間や友達という横並びの関係を表しているのではないかという作者の思いが感じ取られました。

「ドラエモン」の中のキャラクターは、皆「良い子」であり、ある意味乱暴者の「ジャイアン」も、金持ちのドラム息子「カネオ」にしても、そのいずれも良い子の範疇の中からは、逸脱していないと言って良いと思います。

こどもの世界では、こどもはこどもとしての、周囲のこどもに対しての思いやりや仲間意識で成り立っているという基本原則が基本になっているからではないでしょうか。

それが、「ドラエモン」というアニメの世界の理想と作者の優しさなのだと思います。そして、その様な「ドラエモン」が長い期間に渡って、多くの方からの支持と称賛を受けているという事は、とても素晴らしい事であると思います。


しかし、現在の現実の社会を見回してみますと、テレビや新聞等の報道でも明らかな様に、「いじめ」という問題がそこかしこに存在している事が分かります。

テレビや新聞等で取り上げられる様な、被害者が自殺まで追い込まれた事例も数多く発生しておりますが、そこまでは至らないものや、実際にあっても隠匿されてしまっている例は、非常に多いのではないかと推測されます。


現代に於ける、「いじめ」という問題は、「こども」の世界に限ったものではなく、大人の社会にも存在しますし、その「いじめ」の正体や起源に付いては、その裏側にあるものを表に出してきて考えなければならないと思います。

私が、保育園で体験した「いじめっこ」というのは、ジャイアンの様な単純で良質な心を持つ強者等ではありませんでした。

「こども」のくせにと申しますか、世の中には、こどものから既に信じられない様な邪悪な「モンスター」は存在するのです。大人が信じられない様な、こどもの世界の「モンスター」がどの様なものなのか、第4話に続きます。







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最終更新日  2012.08.25 19:10:37
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