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ナイトマーケットを後にして、一路空港へ。
車の中で、ガイドのピシットさんの絵を見せていただく。
スラスランの池を見ながらだったか、ピシットさんは幼い頃のことを話してくれた。ポルポト時代のその頃、お父さんは病に倒れ、お母さんが一人で家計を支えていたそうな。彼は好きだった絵を描いて、観光客に売り、お小遣い(いえ、一家の生活費)を稼いでいたという。「小さな子が絵を売ってるのがかわいそうと思って買ってくれました」、とピシットさん。またその頃タイとの国境近くに住んでいたので、国境を越えてタイの小学校を窓の下からのぞいては、タイ語を学び、勉強したそうだ。(彼の苦労に涙が出ます)
ようやく、ポルポト時代が終わりをつげ自由が戻った時、お母さんが、これからはアンコールワットを見に外国からたくさん人が来るようになるから、外国語を見につけるといいと話したことから、外国語を学ぶようになったと話してくれた。もとは、英語が専門だったが、10年前に日本人と知り合い、互いにカンボジア語と日本語を教え合って勉強し、日本語がわかるようになったと・・・だから、彼はカンボジア語、タイ語、英語、日本語が話せると言っていた。
「もう、絵は描かないんですか?」と尋ねたら、絵を描くのは好きなので、今でもガイドの合間に絵を描いているとのことで、ぜひ見たいと言ったら後でお見せしますと言ってくれたのだった。(一枚くらい買わせてもらってもいいかな、思い出に・・・と内心思ってた)
その絵を彼は車の中で見せてくれた。遺跡の絵が多かった。これもいい、あ、これも素敵、と何枚も選んで「一枚いくらですか?」と尋ねたら、2000円ですとのこと。(え?ちょっと高い?2枚で4000円、3枚で6000円…これはちょっと痛い・・・)と内心あせって、結局2枚を選んで買わせていただいた。(ケチな私です)
朝焼けのアンコールワット
アンコールトムの仏顔
絵には一枚一枚ビニールが覆っていて、結局そのまま部屋の壁に貼られている。
それを見るたび思い出すカンボジア・・・
カンボジアの空港は、入口がそのまま搭乗ゲートのようになっていてパスポートとチケットを持った人しか入れない。車を降りたら、そのままそこでガイドさんや運転手さんとお別れ。最後に一緒に写真撮りたいのに、と思ったが、そんなゆとりはなさそう。運転手さんの写真が一枚もないので、彼だけ写させてもらい、さよならと手を振った。
「中に入ったら、カウンターに行ってください」とガイドさんは最後まで私たちの今後を気にかけてくれる。わかりました~ありがとうございました、さようなら~とあわただしい別れ。こんな空港もあるのね。
3日間お世話になった運転手さんです
飛行機は、23:50発のアシアナ便。待合ロビーに入ると、周り中が韓国人だらけ。同じような出発時刻に他に2便もソウルへ飛ぶのだ。大韓航空ともう一つ違うエアラインがあった。日本からの直行便はないらしいのに、韓国からはたくさん飛んでいるのに、びっくり。
こうして、12月30日の深夜にカンボジアを後にしたのでした。
さようなら、カンボジア~~~~
(アンコール観光 終)
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