投資逍遥

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2005/05/01
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カテゴリ: 読書
この本は2002年6月の発行です。
著者の富増章成氏は、1960年生まれの方です。

この本の15章では、朱子学と陽明学について書かれています。
この章を読んで思ったこと、特に朱子学について書いてみます。

朱子は既に唱えられていた「理気二元論」の影響により、万物は理と気とからなると考えました。
例えば、目の前の鉛筆は、鉛筆の「理」とその材料としての「気」によって成り立っていると。

もちろん、人間も「理気二元論」からとらえられるとしました。
即ち、天からの本質としての「本然の性」を与えられていると。
これを「性即理」といいます。
そして、「本然の性」は善そのものであるので人間の本質は善であると考えました。
しかし、これは「気質の性」によて濁らされているために悪をおこなってしまうと考えたのです。
何だかわからなくなってきましたが、「本然の性」=「理」で、「気質の性」=「気」ということでしょうか。(汗)

そこで、人間の本質たる善を発現するためには、「居敬窮理」が大切であると朱子は説きました。
「居敬」とは、心をあれこれと散らして奪われている態度をあらため、常に心を注視して感情の激動を抑え、「本然の性」を守るということです。
「窮理」とは、儒学の経典を読むことにより、「理」を窮めていくことです。

こうやって書いてみても、よくわかりません。
王陽明先生も、竹の「理」を窮めようとしましたが、果たせずに病気になってしまわれたのですから、考えすぎるのは良くないです。(^_^;)





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Last updated  2005/05/01 06:05:50 PM
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