投資逍遥

投資逍遥

2005/05/22
XML
カテゴリ: 読書
この本は1996年5月の発行です。
著者の 吉田ルイ子さん は、1938年生まれのフォトジャーナリストとのことです。
この本も昨日の『未来を信じて 南アフリカの声』と同様に、南アフリカ関連の本です

さっそく、以下に、【この本からの引用】と【征野の感想】を書きます。

【この本からの引用】
南アフリカは、日本の4倍以上の面積がありますが、人口は3900万人の、広い広いアフリカの国です。

【征野の感想】
意外と広いですね。
アフリカ大陸の南端に位置するので、それほど大きいとは思いませんでした。


【この本からの引用】
1994年6月、総選挙のすぐ後に南アフリカを訪れたとき、ソウェトでネルソン・マンデラ大統領が「10年間の義務教育制をきみたちにあげよう。」という演説をされました。

【征野の感想】
アパルトヘイト時代の教育は、白人には11年間の義務教育制度があって、黒人には1年もなくて、しかもそれが有料だったとのこと。
マンデラ大統領になってからは、すべての子どもたちに10年間の義務教育が保証される制度ができたとのこと。
そうはいっても、この本が書かれた1996年頃は、まだまだ学校数が不足していたようです。
人種隔離政策というのは重すぎて、感想は書きにくいです。


【この本からの引用】
金やダイヤモンド、プラチナなど鉱物資源が豊富な近代産業国南アフリカの場合、すべての産業が都市に集中しているために、地方とくに不毛の元ホームランドでは、農業もできず、都市に出稼ぎにでる事で、生活のための現金収入を確保して、家族に送金しなければならなかったシステムが、アパルトヘイトを支えてきたのだといえます。

【征野の感想】
ここも重いです。
白人は家族とともに生活ができますが、黒人の場合は、お父さんは単身赴任という形で、都市に働きに出て行く。
残された家族は、農業に適さない追いやられた土地で生活する。
感想は書けないので、ここではお父さんの言葉を書き写します。

「さびしいなんていうものではありません。
心をさかれるように、つらいです。
毎晩寝るとき、家族ひとりひとりの名まえをいって、おやすみ、と声をかけるのです、もう20年以上それがつづいています。
でも、いままで、それが南アフリカの黒人の男が働くために、支払う代償だと、教えられてきたのです。」









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/05/22 05:34:49 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

征野三朗

征野三朗

Favorite Blog

昨日は臼井不動産の… New! コウちゃん9825さん

☆もう森へなんか行か… New! ruzeru125さん

dow 39134.76 +299.9… New! どらりん0206さん

日本漢方の力 New! karagura56さん

マウントを取りたが… New! walkman2007さん

2024 株主総会 コー… New! mkd5569さん

メモ New! 4畳半2間さん

マギアレコード 八… New! yokohamatarou2001さん

構力入門17 力とは? New! ミカオ建築館さん

2024~25主力株概況3… New! みきまるファンドさん

Comments

征野三朗 @ Re[1]:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) mkd5569さんへ おはようございます。 オ…
mkd5569 @ Re:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) こんばんは なにかと話題のオルカンですね…
征野三朗 @ Re[1]:アクセス数830万、御来訪御礼申し上げます。(05/29) mkd5569さんへ おはようございます。 今…
mkd5569 @ Re:アクセス数830万、御来訪御礼申し上げます。(05/29) こんばんは いつもありがとうございます。…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: