投資逍遥

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2006/09/17
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カテゴリ: 聖書に親しむ
聖書を通読中ですが、今回は『列王記 下』の感想文を書きます。
私の聖書通読計画は、1週間かけて1巻を読み、66週間かけて旧約・新約を読み終えるという、私的にはかなり遠大なものになっています。
今のところは順調ですが、まだ14巻目にすぎません。
なお、 前回の『列王記 上』 は旧約聖書の歴史書に分類されていますが、今回の『列王記 下』も、当然ながら、旧約聖書の歴史書に分類されています。

以下に、 【この本からの引用】 【上記の感想】 という形で、少々書いてみます。


【この本からの引用】

ゼデキヤの治世第9年の第10の月の10日に、バビロンの王ネブカドネツァルは全軍を率いてエルサレムに到着し、陣を敷き、周りに堡塁を築いた。(25章1節)

【上記の感想】

上記は、紀元前588年のことを書かれています。
その2年後の紀元前586年にいわゆる「バビロン捕囚」という歴史的事実が起こりました。
エルサレムは破壊され、ゼデキヤ王以下ユダヤ人たちはバビロンへ連行されたという事件です。

この事件では、日本の歴史上の出来事に似ていることが2点ありました。
1点は、連行されたユダヤ人がどういう労働に従事したかです。
それは、職人など熟練労働者はバビロン市に移住させられ主として建設事業に従事することになったそうです。

もう1点は、バビロン捕囚の50年後のことです。
すなわち、紀元前537年に、ペルシア王キュロスの命令によって、ユダヤ人たちは解放され、故国に戻る許可を得ました。
つまり、新バビロニアがアケメネス朝ペルシアに打倒されたことにより、バビロン捕囚が終焉を迎えたわけです。
しかし、実際には、相当数のユダヤ人はバビロニアに残留する道を選んだと推定されています。
ユダヤ人がバビロニアに強制移住させられて以来既に半世紀以上の歳月が経過しており、多くのユダヤ人達は現地に根を下ろしていたと考えられるからです。

なかなか考えさせられる事件だと思いました。


【この本からの引用】

彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、右にも左にもそれなかった。(22章2節)

【上記の感想】

南ユダ王国は、紀元前931年に始まり、紀元前586年に滅ぼされるまで、20人の王が歴史をつくり、345年続いたそうです。
が、聖書の記述によると、悪しき王が多いですね。
悪しき王とは、異教の神を拝んだり、偶像をつくったりしたということです。
それでも、ヒゼキア王やヨシヤ王のように、宗教改革を断行し、父祖ダビデの道に帰るように指導した王も、数人はいたようです。
上記の引用部は、ヨシヤ王について書かれた部分です。

100年に1人の逸材とかの形容を聞くことがありますが、この南ユダ王国の場合は、345年で本当の名君は2人だけだったのかもしれません。
今も昔も、本当の名君に巡りあう確率は、非常に低いものなのかも。





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Last updated  2006/09/17 09:08:13 PM
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征野三朗 @ Re[1]:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) mkd5569さんへ おはようございます。 オ…
mkd5569 @ Re:MXS全世界株式(2559)を新規買付(06/08) こんばんは なにかと話題のオルカンですね…
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