あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年02月20日
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カテゴリ:
中年の紳士の方が来店された
恰幅のいい身体は、見るからに高級そうなスーツで包んでいる
その風貌は一見すると花を買いにきたとは思えないので、何かのセールスの人かと思ったのだが、お客様だった
これは失礼しました
注文を伺うと、花束を頼みたいとのこと
なんでもお世話になった方に、感謝の気持ちを込めて渡すのだとか

感謝の思いを伝えるのであれば、それは大きさで表さないと…
ということで、花の丈は長めのままで、大輪の花を咲かせる濃いピンク色をしたオリエンタルユリを中心として、大袈裟にならない程度にボリュームを抑えた花束に仕上げた
ラッピングをし、花束のバランスに合うような大きなリボンをつけて完成

豪華絢爛なユリ
「お待たせしました」
と、花束をお客様に手渡す
すると中年の紳士の方は、花束を受け取るなり、こう呟いた
「こりゃ、凄い」
それはお客様の口から漏れるようにして、ボソッと出た一言であった
その一言を聞いて、自分は心の中でガッツポーズをした
というのも、花束やアレンジメントをお客様に手渡すとき、大抵の方は「キレイ」とか「可愛い」と仰る
それらの言葉を言われても自分は嬉しいが、それは作品に対してというよりは、花に向けて言っている意味合いの方が強いような気がする
しかし、「凄い」という言葉に関しては、花に向かってはあまり使わない
つまりは、自分が作り上げたものに対して仰ってくださっているということになる
ましてや、外見で人を判断して失礼かもしれないが、花を見てもあまり心を突き動かされそうにない、中年紳士の方から「凄い」という言葉を聞けるとは思いもしなかったので、ちょっと鼻高々な気分
満足していただけたようで何よりです

こんな自分でも、微力ながら人様の心を突き動かすことができるんだねぇ
花を通してお客様の喜ぶ顔を見ると、こっちまで嬉しくなってくる
あぁ…花屋ってなんて素敵な仕事なんだろう
花屋は見た目こそ華やかではあるが、力仕事だし、冬場は手が荒れるし、植物を相手にしているので、体力も神経も使う結構ハードな仕事
最近は休みも取れず、仕事に追われる日が続いていたので、正直言って身体は堪えているのだが、それでも、今日のようなちょっとした出来事があると、疲れもどこかへ吹き飛んでしまう
えぇ、要は単純な人間なんです
“豚も煽てりゃ木に登る” っていうでしょ?
褒められて悪い気はしません
さ、お客様からパワーを頂いたことだし、お仕事頑張りますかッ!

自分は、ほんと花屋の仕事が好きなんだなぁ…
改めてそんなことを思った一日だった







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最終更新日  2008年02月22日 18時41分36秒


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