あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年04月30日
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カテゴリ:
四葉のクローバー
“自生している四葉のクローバーを見たことがない”
と、自分がブログで綴ったのがキッカケだった
(詳細は…2007年9月15日付けのブログ『クローバーの縁』)

クローバーの種蒔きのシーズンは秋
ということで、自分が種をいただいたときは、まさに種蒔きの時期だった
しかしながら、すぐには種を蒔くことはしなかった
というのも、折角いただいた四葉のクローバーの種だったので、大事に育てたいと思い、どこに蒔こうか思案していたのである
そうこうしているうちに月日は経ち、気づいたときは、大事にしていた 種をあろうことかどこかに紛失 してしまっていた…

なんと愚かなことをしてしまったのだろうか
折角のご厚意を無にしてしまったことに対しての罪悪というか、申し訳ないという気持ちが、心の奥底に根付いた
“すみません、クローバーの種を無くしました”
と、お詫びのメールをした方がいいだろうか?
いや、唐突にそんな事告げられても困るか…
でも、もし先方から“クローバーはどうですか”なんて訊かれたら、なんて答えよう
その時がきたら正直に話そう
だらしない人と思われても、それは紛れもない事実だから弁解の余地はない
胸の支えがとれぬまま、秋は終わり、冬が過ぎた…

そして、春を迎えたある日の出来事
書棚を整理していると、本の隙間から一通の封筒が出てきた
それは、四葉のクローバーをいただいたときの封筒で、なかにはしっかりと種が入っていた
どうしてこんなところから?
そんな疑問よりも、失くしたとばかり思っていたクローバーの種が出てきた喜びの方が大きかった
早速その種を手にすると、小さな鉢に種を蒔いた
小さな小さな種を一粒一粒祈るような思いで蒔く
種蒔きのシーズンからとうに過ぎていたし、発芽率も低いと伺っていたので、発芽する可能性は殆どないだろう と思っていた
しかしながら、ご厚意から折角いただいた種を無駄にすることはできなかった
今の段階ですでに、十分厚意を踏み躙っていることに違いはなかったが、それでも種を蒔かずにはいられなかったのである
もしかしたら、それは懺悔というよりも、そうすることによって、少しでも自分の気持ちが治まるという自分勝手な思いだったかもしれない

発芽しないであろう鉢に、一縷の望みをかけて毎日欠かさず水遣りをやった
するとどうだろうか
5日目の朝、何気なく鉢を覗いてみると、淡い緑色をした小さな芽が顔を出していた
そう、 クローバーは発芽 したのだ
それからというものの、芽はすくすく生長し、はじめは2、3個しか芽が出なかったのが、日に日にその数も増えていった
種蒔きのシーズンから半年ちかくも遅れて蒔いたというのに、クローバーたちは健気に発芽してくれたのである
植物を育てたり、見たとき、「キレイ」とか「可愛い」と思ったことは多々あるが、これほどまでに愛しいと思ったのは初めてかもしれない
それほど、日を追って生長していくクローバーを、まるで我が子のように見守る自分であった

クローバー
発芽から約1ヶ月
今も、ゆっくりとではあるが、春の陽射しを浴びながらクローバーは順調に育っている
種をいただくとき、 必ずしも四葉のクローバーが育つとは限らない と言われていた
今の時点ではまだ、 幸福のシンボルとされている四葉のクローバーを見ることはできていない
でも別に落胆なんかしていない
クローバーが縁で交流が持てたこと、そして、クローバーを通じて生命力に触れられたこと
それだけで、十分に幸福を貰ったような気がする
葉っぱの枚数が何枚であろうと、 自分にとってクローバーは幸福の象徴には変わりなかった のである
風に吹かれて揺れているクローバーは、今日も生き生きとしていた
それは生きる悦びを謳歌しているように見えるのだった…


※ 三つ葉は、日本では「希望」「信仰」「愛情」の印として、外国では、キリストの三位一体「父なる神」「キリスト」「聖霊」を表していて、三つ葉のクローバーも古来から幸運のシンボルといわれていたそう







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最終更新日  2008年05月04日 18時09分05秒
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