あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年08月18日
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カテゴリ:
ある職場に一人の男性がいました
妻子持ちの三十代半ばのその男性は、暇さえあれば、愚痴をこぼしていました
「疲れたぁ」
「身体がダルい」
「腰が痛い」
「休みが少ない」
「給料が安い」

口を開いたかと思えば、不平不満ばかり

愚痴を言うのは構いません
誰しもが一つや二つは、腹に抱えていることでしょう
しかしながら、この男性、自分のことを棚に上げて文句ばかり言っているからタチが悪い
手や身体を動かさずに、口ばかり動かしています
自分のやるべきこともやらないで、ウダウダ言うもんだから、周囲の人々はすっかり辟易してしまい、その男性のことを見下すようになってしまいました

その男性にはお子さんがいます
夫婦共働きをしているので、保育園に預けているのですが、熱を出したり、体調を崩すと、夫婦のどちらかが迎えにいかなくてはなりません
「子供が熱を出したので、迎えに来てほしいと保育園から連絡がありました」
そう言われると、ダメとはいえないので、早退させます
しかしながら、ここ最近、
「子供が…」
と理由をつけては、 早退することが多くなってきました
自分は子供がいないので、親御さんの気持ちは判りませんので、理解しようと思いつつも、こうも度重なって早退されてしまうと、困ってしまいます
折りしも、周囲の人間も似たようなことを思っているのか、
「嘘ついていますヨ」
なんて言いだす始末
常日頃から、 仕事の手を抜いて愚痴ばかりこぼしているから、信用がまったく無く、仕事をサボる口実としてそんな風に思われてしまう のでしょう
人間、信用・信頼を築き上げるのは大変なことですが、それを失うのはいとも簡単なものです

そんな状況にあるので、男性は周囲からすっかり浮いた存在となってしまいました
それを肌身に感じているのか、男性はますます卑屈になってきています
普通に振舞っていれば、こんな状況に追い込まれることはなかったでしょう
自分の信用を失墜させるようなことばかり繰り返してきたから、こうなってしまったのです
なので、日ごろの行いからして、本当の事を言っていたとしても、嘘と思われてしまうのです

今日も男性は早退を申し込んできました
『子供が病気に…』
信じなければならないのでしょうが、とうとう、自分のなかにも小さな小さな疑念が生じてきてしまいました
本当に病気なのかもしれない
と思いつつも、嘘を言っているのかもしれない…と疑ってしまう自分
そんな自分が悲しいです


ミュシャ イソップ寓話 『嘘をつく子供』 という作品がある
羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が出た!」と嘘をついて繰り返し騒ぎを起こして大人たちを騙し、本当に狼が現れたときは誰にも信用してもらえずに、羊はすべて狼に食べられてしまう という話

人は嘘をつき続けていると、信じて貰えなくなってしまう
常日頃から正直に生活する事で、いざという時に周囲から信頼と助けを得ることができる
、というのがこの作品から学べる教訓

イソップ寓話『嘘をつく子供』に似たところがある、今回の男性のお話
寓話では、誰にも信じてもらえずに、悲劇的な結末を迎えて終えているが、果たしてこの話はどういった結末を迎えるのだろうか?
信頼を取り戻すべく、奮起して頑張るか
それともこのまま尻尾を巻いて逃げ出すか

その結末は、誰にもわからない…







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最終更新日  2008年08月23日 18時24分24秒
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