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seichan0217

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August 10, 2009
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カテゴリ: 生活
帰りの車の中、後悔の嵐だった。
「ああ、貰っとけばばレンタカー修理代になったのに」
と旦那が嘆いていた。


私は車の中で始めて詳しい状況を聞いた。
え?あの四駆に轢かれそうだったの?
タイヤが目の前を轢いたの?
相手はあなたが見えなかったんだ・・

状況を聞けば聞くほどがっくりくる。

旦那は「人が良すぎる」と私に言った。
私も人が良すぎたなー。
迷惑料一万円貰っとけばよかったと後悔した。

でもでも、やっぱり私も悪い。
だからあのお金は要らなかったんだ。
二千円も貰ってるし
私は自分にそう言い聞かせた。


「ここでお金を全額受け取っていたら
自分達がそうなったとき同じ目にあうよ。
1万円受け取らなかったから
きっとレンタカーが修理代が1万円で安く済むかも知れないよ」

と旦那に言うと旦那は
「わからんやん、3万円になるかもしれないだろう。
そうなったらどうするの」と嘆く。

どんよりとした車の空気と窓ガラスで仕切られた
向こう側の空は青く、そしてうだるような暑さだった。

レンタカーの期日は明日だし、気分を変えてこのまま
北九州の恐竜博物館まで行こうかと旦那は言った。

そうね、電車で行きなおすと交通費またかかるしね
と言ったがなんか又、嫌な予感がした。

行きはこのまま旦那が運転していくと、疲れと精神的に
落ち込んでるから事故を起こすかもしれないし
帰りは私の運転でぶつけるかもしれない。

考えを整理したかったので
一度久留米の実家に寄ることにした。
このまま福岡に帰るより
休憩を置いたほうがいいと思ったからだ。

母に電話したあと、よく考えると時間が足りない。
旦那はそのまま北九州へ行ったほうが良いだろうという。

母に「やっぱり、そっちには寄らない」と
もう一度連絡すると非常に残念そうにしていて
ご飯の用意とかしたというので
北九州へ行くのをやめて実家に寄る事にした。


旦那がひどく落ち込んでいるので
事故でもおこしたら怖いと思い私が運転を変わった。

でもその方がもっと怖かった。

私の運転が危ないことは旧友の中でも有名だ。
高速に乗ると緊張し妄想が襲う。
途中で眠くなったらどうしようとか。
なんか同じ風景を繰り返すと吸い込まれそうな気がして怖い。

「俺はもう寝る」と後部座席に回った旦那が
そう言っているにも関わらず
私はしきりに話しかけ、
なんとか眠らずに高速道路をきりぬけることが出来た。

ドライブインで会社と母へお土産を買った。
阿蘇に行ったわけでもないのに
「阿蘇チーズケーキ」を買った。

私の勤務先は皆様、甘くて美味しいものが大好きだから
この際、どこに行ったろか関係ないだろう。

実家に着くと母に一部始終を聞いてもらった。
そして美味しいものを食べさせて貰い
旦那やセイイチロウは喜んだ。

私は先ほどの汚れた衣服をここで洗った。
少しでも早い時間に洗ったほうが取れるだろう。

大量の台所洗剤の原液を衣服にかけ
こすったら取れてきた。

ファンデーションは衣服にびっしりついていた。
今は人間関係がこじれた方から
仲が良い時にお土産に頂いていたものだったので
その人の恨みなのか嫌がらせなのかと思うほど
所々にびっしり付いていた。
念入りに洗ったことで汚れは綺麗に落ちた。

それを見ていた旦那が
「お金というより手間がかかるね」と苦笑した。
旦那は旦那でほかのものについた汚れを
ティッシュでふき取ってくれていた。

いろんなものが割れていた。
でも、そろそろ捨てようかと思っていたものばかり
だったのでふんぎりがついて良かったのかもしれない。

化粧ポーチも駄目になっていたので
母がかわいいポーチをくれた。

私は人生に恩を売った、きっといいことが
あるに違いないよと自分にも旦那にも言い聞かせた。
母もうなずいた。
「きっとこの先、あんた達にいいことが起きるよ。
そこで目先のお金を貰ったとしても
この先、自分達が同じ目にあうかもしれないよ。
それで良かったとよ。」
母はそういった。

いい事を言うな、やっぱり母だなと思ったが
二週間後に姉から聞いた言葉は
あまり同情心がなく、おかしいなと思って
よく聞いてみたら
「バックを人に足で踏まれたらしいね。」と言った。

母は車でなく人に踏まれていたと思ってたらしい。
巨人が踏まない限りそんな状況にはならないだろう。
母は何を聞いてそんな勘違いをして
その言葉を言ったのだろうか。


そしてそれからだろう。
ちょとした運が私についてきた。
朝の勤務時間に信号でひっかかる事がほとんどなく
仕事先でもいいことが起きた。
何回引いてもあたらなかったスーパーのくじ引きで
当たったり、日常生活でちょとしたいい事が
起きるようになった。

会社の人たち事件を話すと
私なら三万円は貰ってるとか
笑われたが一人だけ
「こっちも悪いからそれは貰えないよね」と
言った人がいた。

今ではこの出来事は旦那と私の中では
笑い話になりつつある。
気になったレンタカー修理代は
予定の額より安くも高くもなく
二万円だった。

後で知ったがあの時、あの時間帯で
鳥栖から福岡までの間で事故があり
通行止めになっていたらしい。

もし、あの時バック事件がなければ
私達はそのまま北九州方面に走り、
事故に巻き込まれたかも知れない。

もしかして助けられたのかも知れない。
そう思った。

今思えば、車をぶつけたことも
車に引かれたことも
何かの教訓だったのだろう。

私達はそんな苦い思い出も忘れ
又来年はどこに行こうかと来年のキャンプに
期待を寄せている。














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Last updated  August 30, 2009 09:50:13 AM
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