星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2021.09.11
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昨年の6月に書いたのをたまに見て下さる方がいてどんなことを書いたのかと見てみるとまた写真が消えているので少し内容を変えてアップします。

​​  2014年のフランスのランス訪問の目的は「シャンパン」と「バカラ工房」でした。実際に旅行の計画を立てた後で画家「藤田嗣治(1886-1968)」がプロデュースした教会がランスにあることを知りました。

 藤田嗣治で思い出すのは2006年初めてパリに行った時に
「パリ市立近代美術館」で見た 「寝室の裸婦キキ」です。実はこの美術館で一番見たかった絵はこの絵ではなかったのですが・・




130 195 ㎝の大作で裸婦の白い肌が異彩を放ちその迫力にしばらく立ち止まって見入ってしまいました。

 独創した乳白色のカンバス、ヨーロッパの画家の思いも及ばぬデリケートな鉄線画で発表後たちまちパリの話題をさらったようです。

 日本での絵画の勉強に飽き足らず 27 歳でパリへ移り住んだ藤田嗣治は 36 歳でこの絵を描き、サロン・ドートンヌで 8000 フランで買い取られるという快挙となりました。


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「キキ」「週刊 世界の美術館 パリ市立近代美術館」の画像から。

 モデルを務めたキキは少女の頃は周りから蔑まれていたそうですが、彫刻家のモデルとなったことで自信を持ち、徐々にパリの画家たちからモデルの依頼が入りキキの愛称とともに「モンパルナスの女王」に上り詰めたようです。 ​​ ​​この写真は1922年、キキと恋に落ちた写真家「マン・レイ」が撮影した「ヴェールのキキ」です。
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 「パリ市立近代美術館」で是非見たいと思っていたのは「週刊世界の美術館・パリ市立美術館」の表紙を飾ったオランダの画家「ヴァン・ドンゲン」の絵でした。彼の何となく謎めいた人生やプルースト作の「失われた時を求めて」に描いた挿絵、パリの洗練された女性を描いた絵に興味を持っていたからです。


「二人の女」 ヴァン・ドンゲン 1913年 

雑誌の表紙を飾っていた「スフィンクス(菊の女)1925年」より「二人の女」の方がよりヴァン・ドンゲンらしい絵かなと思います。

 ヴァン・ドンゲンの絵が目的で行った「パリ市立近代美術館」ですが、​​思わぬ藤田嗣治との出会いでした。

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最終更新日  2022.05.04 16:41:07
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