2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
全25件 (25件中 1-25件目)
1
吉川英治『宮本武蔵』講談社・・・・何べんも映画化・テレビ放映され、来年はNHK大河ドラマになるらしい。『バカボンド』(字、合ってるかな?)の原作でもある。分厚いハードカバーを2夜で1冊読んだが、2巻目で得意の挫折、いきなり最終章に跳んでしまった。
2002/08/31
先日、大手の家電量販店で安いミニコンポから聞こえてきたチャイコフスキーのバイオリン協奏曲に耳を奪われてしまいました。自宅の高いシステムで聴くよりも聞き入ってしまいました。なぜだか、今もはっきりした理由は分かりません。オーディオの機器に凝ってしまって、肝心の聴く楽しみをおろそかにしたのかもしれません。手段が目的になってしまった。
2002/08/30
「嫁の里帰り」・・・・嫁が里に帰って親孝行する唄、ではなくて、嫁さんの留守中に亭主が朝寝坊して布団もたたまずパンツ一丁でうろつき、新聞を読み散らかしたり、コンビにで不健康な食品を買ったり、なじみの店でドンチャン騒ぎして嫁さんの悪口で話を盛り上げ、あげくの果てにエロビデオを5本借りて飲み友達を家に連れてきてまた散らかし、昔の恋人に電話しようとしたりするうちに、3日過ぎて戦々恐々として嫁さんの帰りを待つ、という楽しくも悲しげな唄である。吾妻光良とスウィンギン・バッパーズ。NHK.FMのゴンチチの『世界の快適音楽』で知った。
2002/08/29
司馬遼太郎『竜馬がゆく』 文藝春秋 幕末の史料を買いあつめて書き上げられた名作。だから余談が細かい。昭和30年代、産経新聞社の社長が部数の伸び悩みに困って文藝関係者に相談したら、同社の文化部記者を推薦されたという、『灯台下暗し』を地で行った話しがある。(『中央公論』司馬遼太郎追悼特集号) その記者が司馬遼太郎、本名・福田定一。 『竜馬がゆく』のファンは多く、有名なのは武田鉄矢で、自分で『おーい、竜馬』と言う作品まで作ってしまった。わが盟友・老上単于君もそのひとり。彼らにとっては『竜馬がゆく』の竜馬にとどまらなかった。一人歩きして坂本竜馬の人格と化したらしい。わたしはそこまでは思い入れていないが、例えば、幕府の偉い人の前にあった饅頭を引っ掴んで喰ってしまう、饅頭は饅頭でしかないという考え方や行動の邪魔になる抽象観念の否定など、勉強になった。 今にして思えばそれらは、第二次世界大戦に従軍した作者の体験に根ざしたものだと理解できる。日本は開戦せざるを得ない状況にあったらしいが、連戦連敗の末期には「皇軍は勝ち続けている」と参謀本部は嘘を言い続けた。竹槍でB-29を突き落とそうなどという絶望的な時代を、実体がない観念に生死を握られていた時代を生きてきたからこそ、ああいう竜馬像が出来上がったのだと思う、饅頭は饅頭以外のなにものでもないという考えを託して。『北斗の人』『坂の上の雲』など、観念に頼らない技術者たちを書き続けたのも頷ける。 ・・・・しかし、最終章の「近江路」まできたときは、さすがに悲しく淋しくなった。暗殺されるのはわかっているんだけど、生き延びて欲しいと願った。
2002/08/28
吉川英治『三国志』・・・六興出版。講談社の物もありますが、六興出版のものは生頼範義のイラストがかっこよかった。横山光輝の漫画になったり、NHKの人形劇になったりして,一時ブームになったかな?原典は宋・明代(どっちだったかな)の羅貫中の『三国志演義』でそのまた原典が『魏志ー倭人伝』の載っている『三国志』です。高校2年の時、教科書を衝立にして読み耽って怒られました。草創期の勢いと滅びゆく晩年の哀しさ。諸葛亮孔明が好きで、彼が登場していきなり曹操の大軍を打ち破る段は何回も読み返しました。今読んだとしたら、滅びゆく晩年の方が心に沁みるでしょうね。
2002/08/27
昔から悪魔がいろいろ描かれている。醜く、卑しく、憎たらしく。しかし、彼らは実在しない。わたしたちの心の中に住んでいる。時として、頭をもたげる。そういったものが悪魔と言う架空の生物に例えられて『デビルマン』に現れる。つまり、人の心に巣食う醜い心と正義の心の戦い、人間対人間のドラマだ。デビルマン』とは悪魔の身体を持った人間、理性を持った悪魔のこと。理性を持った悪魔と悪魔の心を持った人間の対決が、永井豪の『デビルマン』。ただし、その芯は、自らの醜い心によって自滅してゆく人間の話、といえる。また、こ難しい話にしてしまった。自分でも訳わからなくなる。
2002/08/26
そんな世の中にしちゃいけない。後のことやまわりの被る迷惑を考えない輩が多すぎる。続く。
2002/08/24
確かにそんな気がする。風邪ひきやすくなったし、身体に無理を感じるようになった。厄年と一致するか?精神年齢は幼いのだが。
2002/08/22
苗木を植えて6年くらいしてやっとこ実をつけ始め、一人前になるのが10年目くらい。のびのびと枝を張ると木はいい実をつけるようです。植物は「たべたい」とか「のどがかわいた」なんて言わない。観察してこちらから察してやるしかない。育て方のマニュアルなんかないのだ。だから色々な人が色々な事を言う。化学肥料を多く使ってむりやり木を大きくするといつか枯れてしまうこともある。じわりじわり大きくする。一人前にするには、待つこと、焦らないこと。急がばまわれ、だ。子育てと共通するものがある。
2002/08/21
自分の耳で確かめるのも大事だけど、見た目も大事です。ルックスがいいと音もいい(ような気がする)。
2002/08/20
何を書いたらいいかなあ。天気、娘の事、ぐーたら奥さんの事、農業の事、桃の事、読書の事、クラシック音楽の事、オーディオの事、近所の事。いいや。また、編集で日記しよう。オーディオって趣味の世界す。これで決まりということは無い。3万円のアンプから500万円のプリ・アンプや2000万円のスピーカーまでいろいろある。基本は、CDプレーヤー・アンプ・スピーカーの3点セットとそれらをつなぐケーブル。このケーブル、1メートルあたり100円から100万円まである。たかが銅線だが、これを換えるだけで音が変わる。なによりの基本は、自分の耳で聴くことなのだ。好みに合わなければ100万円のスピーカーさえもいらなくなる。3点セットで10万円に満たないもので好みの音をだせることもある。そして、CDプレーヤーの下に何かを敷くだけでも音は変わる。100円の小道具で100万円並みに化ける。といっても100万円の音の定義なんかないが。カタログの数字だけでは計り知れない摩訶不思議な世界なのだあ。
2002/08/19
終生独身で過ごすであろうと思われたトリオの一人が結婚する。『大酔虎伝』と言う本が一冊書けるほどに酒にまつわる逸話が多い。大学2年の時、酒宴のさなか、「俺は劉備だ」「殺される」とか喚きながら東京都H市を走り回り、途中で野グソもしていた。発見された彼は泥だらけのまま友人のアパートにかつぎこまれたのであった。以上は聞いた話であり、氷山の一角に過ぎない。彼の結婚発表に、残された京都のH.K氏とか東京のS.K氏は心中おだやかならぬものを感じているに違いない。いや、大酔虎の彼にとっては、5月の友人の結婚が大きな焦りになっていたのかもしれない。わたしたち仲間にとってもその友人の結婚は驚天動地・青天の霹靂に等しい出来事だった。なにしろ世間とはかけ離れた男だったからだ。ね、老上単于君。
2002/08/15
中島敦『名人伝』・・・『李陵』『山月記』と組まれて一冊の文庫本になっている。古代中国が舞台。野心旺盛な弓の使い手が修行の末に弓というものを忘れてしまうほどの「名人」になってしまうお話。「不射之射」と言う言葉が出てくるとおり、思想的背景は老荘思想である。最後の師匠に弟子入りを志願すると、試験が出された。断崖から半分ほどせり出した岩に乗って「射」をみせよ、という。弓矢を持って主人公(紀昌)が岩に乗るとぐらりと足元が揺れた。紀昌は怖くなって突っ伏してしまった。代わって師匠が岩に乗って弓を番える格好をした。弓矢は持たない。そして、頭上の鳥に向かって「矢」を放った。すると、鳥が輪を描いて落ちてくるではないか。落ちてきた鳥はしばらくの後再び飛んで彼方に去った。このような師匠の下で長く学ぶうちに、弓矢と言うものを忘れてしまい、ただの好々爺になってしまった。つまり、自然に溶け込む「無心」或いは「無為自然」についての寓話なのだと、今更ながら、感じた。硬い漢文調の文章である。
2002/08/14
まず家長の親父が『坊さんが来るのは15日だ』だと言い張って、半信半疑ながら家族が従ってしまったことがそもそもの原因。夕方から我が家は刺身の盛り合わせを囲んでの大宴会が始まっていた。宴たけなわの19時30分、『今晩は』の声とともに坊さん登場。はっと家族は席を立った。読経が始まって坊さんの後ろに並ぶ者、かみさん・妹の旦那・子供3人のみ。読経の時間は5分間。親父・おふくろ・爺さんの3人は2000円のお布施の用意に家中走り回る。『封筒は?』『どっかに1000円ねーか?』『そんな封筒じゃねー。こっちだ』。この時爺さんはノートを開いて去年のお布施を調べていたそうだ。なんと悠長な。声のでかい家族の会話は坊さんの耳に全部入っていたはず。一方、読経の現場。やけにあっさりした読経、何か欠けているのに気づいたのは妹の旦那。木魚がない。妹も気づいた。鐘の音だけが響いている。坊さんの前には1450円のマツヤの値札が付いたスイカがでんと鎮座ましましていた。そして読経が終わった。子供たちとスイカの話をするうち、やっと、坊さんはお布施を得たのであった。ちなみに爺さん、すっかりお盆のことなど忘れていたそうだ。毎日同じパターンの生活だからただの普通の日だと思っていそうだ。だったらなんで妹夫婦がここにいるのさ。
2002/08/13
雨は心を潤します。・・・昨日。酔っ払った私はふろに入らなかった。からだはべたべたするし、きん○まも汗かいてる。結局シャワー浴びたけど風呂にはいらにゃすっきりせんわい。・・・・やっぱり昨日。一日中下痢していた。ちびたい麦茶で腹を冷やしたのがそもそもの原因らしい。御岳百草丸で一時持ち直したものの、ちびたいビールでまた腹を冷やして、深夜まで苦しんだ。下痢の素が体外に排出されてから徐々に回復しました。皆さん。暑い時期ですが、食中毒や冷たいものの飲みすぎに気をつけましょう。
2002/08/12
失敗を隠す。できれば誰かのせいにしたい。ばれたら言い訳をさんざんする。50歳にもなってこういう事をするおっさんがいる。とにかく不利にならないように立ち回る。そして、小知恵がきく。油断するといつの間にか責任を擦り付けられる場合がある。加えて、若い衆をいじめる。冬の職場仲間で被害にあっている人は多い。まったく迷惑。
2002/08/11
わたしどもは桃を収穫するに当たって共用箱を使っている。今が収穫のピーク。共用箱が足りない。対策として順番待ちの限定配布をしている。名前を書いた順に配布する。まだまだ収穫する人はもちろんなのだが、収穫し終わったはずの人まで名前を書いているフシがある。どういうことだ?ひとがおいしい目にあっているのを黙って見過ごす手はない、俺も恩恵にあずかろう、という心が動くとおもわれる。・・・なんだかわからないが、一応この列に並んでおけばおいしい目に遭うかも、の心に似ているのだろう。日本人の、悪く言うと節操の無い競走意識にもとづく横並び現象の現れだ。この競走意識を利用して、現在の『経済大国・日本』ができあがった。とにかく脆い、なんの政治的信条ももたない、ただやみくもに1位だけをめざす『経済大国・日本』が。
2002/08/10
口を開けて見る。一見、虫歯なし。歯並び美しい。ところがだ。レントゲンでみたところ、歯と歯の間にあったのだ。横穴式虫歯。歯垢と歯石が原因。削ってもらったら、なんと深いこと。もうすぐ神経に届く所だった、と医者は解説した。
2002/08/09
わたしは自然を相手にしている百姓です。私どもの作るものは自然の条件によって変化するものです。わたしたちの技術ではとうてい及ばない。作物で稼ぐプロだとしても、神様の仕業にはかなわない。いいわけがましいがそれが現実です。おいしいものや見た目きれいなものを当然と思っている人、農作物は工業製品ではありません。自然の中に生きる人間同様、いろいろあるのです。美味なもの・きれいなものばかりじゃない。自然って幅が広いのですよ。お金にするのは生きていくうえで大事だけどお金にならないものもある。規格も大事だけど、規格外もあることを忘れないで欲しい。・・・・なんとまとまりの無い日記。
2002/08/08
もうこれしか頭に浮かばない。9時頃から気温急上昇、14時に最高頂、午後9時頃にやっと涼しくなる。なんでもいいから冷たいものが欲しくなる。水・牛乳・カキ氷、風呂上りのビール。ホ~、ちびてー!がぶがぶ、ん、腹のようすがおかしい。で便所へ。わかっちゃいるけど、とまらない、。冷たいものは味覚を麻痺させるそうです。だからビールは冷たくないと苦ーい。まして、舌の上でころがしてはいけない。いっきに飲み下すのです。そう、ノド越し。最初の一杯が最高だっ。
2002/08/07
テレビを消して、ぜんまい仕掛けみたいに歩いて、ふとんにもぐりこんだ。
2002/08/05
たしかに日中は暑いのですが、午後から乾いた涼しい風がふいてくる。これがどうも秋を思わせる。旧暦では間もなく立秋。8月上旬にしてもう夏は終わりなのか。太平洋高気圧は南に下がりつつあるし。一雨ごとに涼しくなってゆく。%%%%新聞読まなくなった。読む時間がまずなくなり、そのうち読まなくても気にならなくなった。読む順序は皆さんと同じく、テレビ番組欄から始まり社会面・スポーツ欄・文化面と進み、政治経済はまず見ない。週刊誌や月刊誌の広告があればそれを読んで芸能界のネタを拾う。自分の生活とは全然関係ない芸能記事に惹かれるのはわれながら情けない。
2002/08/04
楽があったら、それはもうけ。苦があって当たり前。楽あればの苦。苦あればの楽。・・・世の中、相対性理論さ。しっかし、なかなか楽にならないねー。
2002/08/03
科学での理論にもとづいて、60歳の女性が妊娠したと聞きました。どう思いますか?簡単には賛成できません。『子供が欲しい』といった理由だけでの人工妊娠だとしたら、させないほうがいい。自分の寂しさを紛らわすための妊娠だったらやめたほうがいい。生まれてくる子供の気持ちは?子供の養育の責任を負える?科学は全てを解決できないんです。
2002/08/02
東京や愛知、大阪、名古屋などの太平洋岸の諸都市に比べたらまだ涼しいほうでしょうが、34度は暑い。暑い、暑い、暑い、と叫んでも涼しくならないし。早く秋こないかなあ。でも暑けりゃビールがうまいんです。ちびたーいビールが。こういうときの挨拶は『暑中お見舞い申し上げます』って言うんですよね。『デビルマン』の項、まだ未完です。私は今、世界名曲全集を作っています。DATでエアチェックしてMDにおとしてためこみます。ダビングしたきり2度と聞かない曲が多々あったりして、無駄が多いのも事実です。
2002/08/01
全25件 (25件中 1-25件目)
1