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秋から放送されている「怪談レストラン」というアニメ番組がある。お化け・妖怪好きの娘には、ヒットしたらしい。毎週火曜日が楽しみです。 原作本も童心社から出ています。怪談レストランナビ霊シリーズで50冊あるそうですが、この前娘と図書館に行った時に、1冊借りていました。借りたきり、特に読まないので、せっかくアニメも喜んで見ているから、読んでだらいいのに…と思って、「ねえ、お母さんに読んでくれる?」と、頼んでみたら、「分かった!」と、毎日少しずつ(2章ずつぐらい)読んでくれるようになった。簡単な文なので、1週間未満で音読完了してしまった。というか、初めて娘が絵本から少し文字の増えた本で自分で読んでくれたのはこれが初めての1冊であった。しかも、私に読み聞かせをするのが、ちょっと「おねえさんチック」だったのか?毎日、「そろそろ読みたくなっちゃった。」と、私に「聞く」ように誘ってくれた。かなり嬉しい限り~。これを機に、読書の世界に入ってくれたら、超ラッキー!と歌ってしまう。 昨日、娘が甘えた声で言ってきた、「お母さん、明日(つまり今日なんですが)、『怪談レストラン』、一緒に見ようね~。」って。つまり、今日、夜の「怪談レストラン」のアニメ番組を、一緒に見ようねという事です。この時間は食器を洗ったり、片付けたりバタバタしていてゆっくりしていないので、いつも斜めにチラ見はしていました。娘が、時々、「この前の」怪談レストランの番組の話をするのですが、「う~ん、お母さん、全部見ていないから分からないな~。」と、言うと、話が続かなくて、広がらなくて?、残念そうな顔をしていました。ここは、もっと娘を話させるいいチャンスだから、やっぱり膝並べて、一緒に見ようか!?と思っていた矢先だけに、やっぱり娘も一緒に見てほしいんだな~と思いました。「一緒に見ようね。」と返事したら、にっこり笑っていました。 で、今朝も、学校に行く前に、約束の確認として指きりして(笑)、「今日一緒に『怪談レストラン』見~よう、指切った。」と、言われました。 娘にお誘いをかけもらったのも、これが初めてだったので、大事にしたいと思います。(お兄ちゃん、今、期末テスト中なんですが!!!!)( ̄□ ̄;)
2009.11.24
この夏休みに、極めたもの(?)は、ギリシア神話です。極めたってわけじゃないけど、はまった??というか、図書館でターゲット決めて読んでいました。というか、漫画だったりします。マンガギリシア神話(1)里中満智子さんの漫画で、全8巻です~。図書館で借りました。ずっと図書館で目にしていたのですが、「ギリシア神話な~う~ん。」と、遠慮していたのですが、夏休みに気楽に漫画でも読んで夜は眠りに・・・と思って借りたら、意外や意外、面白かった。それと、里中さんって、絵が衰えていないことに感動を覚えた!!(時々、ちょっとがっかりさせられる漫画家さん・・いますので・・・)里中さんの絵で、さまざまな神を覚えて、あっという間に、なんとなくかじった気がします、ギリシア神話。 その後は、里中さんの絵をあまたの中に残したまま、登場人物を動かして、ギリシア神話のエッセイ本?とか読んでみたり、古代美術満載の図説ギリシア神話(〈神々の世界〉篇)を、読んでみたりしています。(ふくろうの本って、写真多くてぱら見するのにも好きです~) 漫画で「ヘラクレス」がいつもライオンの皮をはいだものを頭からかぶっていて、一瞬「ライオンキングの物まねのひと!?(しーんぱいないさー!と歌う芸人)」と笑えて来たのですが、ヘラクレスは、戦いでやっつけたライオンの皮をはいでかぶっていたそうですね。という事は、ライオンキング=ヘラクレスなのか?と笑えました。 西洋美術を見ていると、ギリシア神話をモチーフにしたものが時々ありますね。【アートポスター】メディア(304x915mm) -ミュシャ-これ、いつも気になっていたんです。あの柔らかな、花や植物に囲まれたうっとりする絵(版画)のミュシャの「メディア」。何でこの作品だけ不気味なんだろう・・・といつも思っていた。「メディア」って名前だけ知っていたけど、何でか知らないけど自分の子供を2人殺しているって話(説明書き)は知っていたけど、「ギリシア神話のメディアの話」で終わっていた。で、里中満智子さんの漫画で読みまして、「あ~~メディアってそうだったんだ・・・。」と知りました。私、たんにメディアって殺人鬼かと思っていたら、違ったのね。ごめんね、メディア。確か、メディアって舞台化されていて、クリムトがその宝飾を(腕輪飾り)を恋人の女優のために鋳造したような話も読んだことがあるのだけど(クリムト好きです。ああ世紀末好きなのよ。)、あの時も、メディア怖すぎ・・・と思っていた。 ギリシア神話を主題にした絵画や美術、ちょっとわかるようになったかも!!!(あ!あの場面ね!とかね)西洋美術って聖書とか神話をモチーフにしているので、知らないと、寂しいものを感じたりします。(知っていたらもっと堪能できたんだろうな~とか)ところで・・・私が全8巻もある、ギリシア神話の漫画を借りたばっかりに、息子も読んでいました。で、この夏、息子も「ゼウス」とか覚えました。↓実力テストに出ないっちゅーの!!!ごめん、借りた時期が悪かったよ!!! あと、ギリシア神話の漫画と書物(?)も読んだせいか、頭の中は「オリンポスの神託」ですわ。神託=神からのお告げああああー!私も神託を賜りに神殿に赴きたい!・・と、答えの出せぬ悩み?問い?をふと思い出すと、この夏「神託を我に~~~!!!!」なんて、あほなこと考えながら車を運転していました。ましてや、雲の切れ間から、いわゆる天使の梯子ってやつですか?太陽の光の筋が何本も降りてきているのを遠くに見ると、「おおー!もしや、あの光のもとに神託が!!」なんて、考えてしまう自分がいます。神託、聞いてみたいもんです。(^^)だからって、星座に詳しいわけじゃございませんのことよ。 ギリシア神話の神々って、本当に存在したの?え?それって、古事記の世界のイザナミノミコトとかの話が本当にあった話なの?と同レベル?本当にあったのかな~?子供みたいに、どっちなのかな~?って考えている自分がいます。 今日で夏休みも終わりです。(悲しい・・・←やっぱり子供か!?)
2009.08.31
最近、何かが違う気がする・・・・。あの頃の私ってどこ???あの頃って、あの頃時代があまりに遠すぎて、あの頃を思うこと自体が違っている??? あの頃・・・あの頃の私って言うのは、1学期間だけ「体操部」に所属していた頃の中1の私。あの頃、体の柔軟に余念がなかった。バレリーナみたいに、壁に片足くっつけて、股割?みたいにもう片足を壁に這わせて180度前後開脚は普通だった。ブリッジした時でも、足のかかとと、手の指先がくっついて、橋(ブリッジ)というよりも、Ω(オメガ)だった。それが。。。。脚開なんて、どこに行った???それ以前に前屈ですら膝がぴくぴく・・・。ブリッジなんてしようとしたら、間違えて背中が、焼き魚を食べた後の背骨をポッキンと折るみたいになるんじゃないかという恐怖と、これ又ブリッジ以前で手首曲がりきらないところがある。 も・・・・もしかして・・・筋肉の硬直が始まっているのでは!!!ひー!!!! 腹筋とかしていたけども、体をほぐすことに気持ちが動き始めた。もしかして(もしかしてばっかりだけど)気持ち的には、ぼえ~んと脱力しているけど、肉体的には、緊張していて脱力できていないのかも・・・。(以前、内科で胃が痛くなった時に、触診された時に、どーしてもお腹周りの脱力がうまくできなくて、あれ~?っと思った。)脂肪でタルタルだけど、筋肉はこちこちなんだよ~(涙) 以前、ゆるいマッサージをしてくれた友達が、私は凄く凝っていると言っていた。しかし、貧乏人なので、マッサージに通い続けることは、金銭的に無理があり、そのようにお金を使うことならば、もっと子供の服(最低限ですよ!!)とか生活に回すことが先決で、諦めました。友達には、本当は、骨にもっと直接働きかけるカイロを勧められたんだけど、友達の行っているかいろっていうのは8000円で、所得0円のわが身には信じられない出費で、恐ろしくていけません。しかも、カイロって、はいこれで終わりってないみたいで・・・・・。やっぱり、世の中お金かな~~~。 と思いながら、常に骨について、関心があった。 この前書店で一番関心がある「骨盤体操」を探していたら、もしかして、今凄くブームなのか、やたら、骨盤体操の雑誌や本が多くて、気持ち悪くなってきた。(多すぎると、許容量オーバーで気持ち悪くなること。)私は意地っ張りなので、決して、決して、ダイエットのための骨盤体操を目指しているのではなく、歪みを治すための骨盤体操を探しているのよ~~~。 で、骨盤体操、ネットでも調べていたんですが、この前、図書館に行った時に「健康コーナー」で整形のコーナーあたりに、ちょっと試してみたい本がありました。脊椎・腰椎・骨盤の説明があって、どの骨も互いに影響し合っている事をちょっと読みまして、ほっほ~と、理論に弱い(イチコロ系)の私には、とっても相性のいい本だったのです。先々週、図書館に行った時に、借りようか迷って、その場で、本を読みながら小さく真似をしたのですが、一緒にいた息子が「ここでそれをするぐらいなら、お母さん借りたら・・・?ぼくの貸出カードで借りてあげようか?」と言いまして・・・ちょっと恥ずかしかったです。でも借りないで覚えたつもりでした。が、帰ってきたら、忘れた・・・・。 それで、この前また図書館に一人で行ってみたら、まだあったので、借りてきました。 ちょっとやっています。寝る前は、する時間があるんだけど、朝は、時間がないのよね~。体の「ゆがみ」を治して健康になる! ぼろをまとっていても、骨格がぴしっとしていたら、背筋がしゃんと伸びていて、お尻も上に向いていたら、また違ってくるかもしれません。・・・続くかどうか謎ですが・・・。春だけのマイブームになってりして・・・。
2009.04.14
NHKのアニメ「アリソンとリリア」に最近はまっているししぃーです~。とうとう原作本を図書館でちまちまっと、歯抜け状態で借りています。お話が、ひとまとめで1巻あるいは、2巻で終了パターンで、シリーズ全10冊あります。1~4巻「アリソン」編。(このうち読んだ順番は、借りれた順番で、2巻(読み切り)、3巻(4巻への続きもの)、昨日主人が図書館で見つけてくれて今1巻を読み始めました。)1~6巻「リリア」編。(アリソンの娘のリリアちゃんが主人公)(このうち5,6巻(まとめて続きもので読み切り最終話)だけ図書館にあった。1~4巻は所蔵していない模様) 何で、こんなに「アリソンとリリア」にはまったのか!???なんとも、レモンの味がする。って、「檸檬」かいな?あと、何気~にスパイの匂いもする。(何しろ、前世スパイだったかもしれない私。なぜなら、時々スパイの夢をみます。しかも・・・囚われているんですよ。食事も与えられてなくてね~秘密を吐けばいいのに、絶対に吐かないで死んで行くんですぅ~~~吐けば楽になれるのに・・と思いながら、もう一人の自分が見ているんです~~)という事で、「アリソンとリリア」にはまった41歳のもうすぐ春。 今日は、第1巻をやっと手にした。アリソンアリソンは、両親がいない孤児なんですよ。どうもお父さんがスパイだったらしい。天涯孤独なアリソンは、孤児院で一緒だった、ヴィルが好きで、好きで、好きで~~~あ~~~羨ましい!何がって??ある意味、主人の親戚関係の煩わしさに、ゆーつになる私には、アリソンの気楽さが羨ましい。ヴィル命!のアリソンが羨ましい。 アリソンになりたい~~~ 飛行機ふっとばして、ぶ~~~ん!は~っはっはっはっはっは!私は大空をはばたくのじゃ! 世間のしがらみ??? 結婚して何年も経つのに、いまだにどうしてもだめ。遺伝子レベルで何か拒絶するものがある気がする・・・。はあ~~~。そのうち、しょっちゅう法事ばっかり行っているんじゃないかと思うと、・・・・・。なのに、こんな私が育てた子どもは、私と全く違う。 ああああ~~~そりゃアリソンは、孤独にされたときどんなにか泣いたであろう。でも、ここは、小説の登場人物と割り切って、親戚筋のしがらみのない、アリソンに私はなりたい!!
2009.03.29
今日は、小学校の卒業式で4年生以下は自宅待機という名目のお休みでした。午後に、偶然月に1度の移動図書館バスが、目と鼻の先に来ました。久しぶりに、娘と移動図書館バスに行きました。娘が生まれたばかりの頃は、4歳未満の息子と手をつないで、娘昼寝中(?)に必死に焦って連れて行きました。(ほかに出歩くことがあまりなかったので、移動図書館バスに行くだけでも、当時の息子にとっては素敵なイベントでした。)あの時、息子は大好きなトーマス柄のフリース生地で作ってあげたパーカージャケットを着ていた。ズボンはほとんど作ってあげていたっけ。なかなかおむつが外れなくてね~(;;)大きなお尻して(=おむつってことですわ!紙おむつ!!あ、紙パンツ!?)図書館バスへの道を歩く息子。息子って言うにはまだ小さくてぇ○○(息子の名前)ちゃん!そうよ、わたし、息子のことをちゃんって呼んでいたのよ!!!寒い日はほっぺを赤くして(今も赤くなるけどね)私が世の中のすべてみたいにギュッと手をつないで、「おかあさ~ん おかあさ~ん」って。一日たくさん遊んであげても、夕食の用意で遊んであげないだけで「今日はお母さん遊んでくれなかった。」という、も~~~~食べてやろうかと思うほど可愛かった。今なんて、ふりかけかけても、シュガーパウダーかけても食べる気もきませんわ・・・。 そのうち、もっとゆっくり本を探したかったから、「石」のように思い大関小ししぃーをおんぶひもで背負って、肩に紐食い込ませながら「おしん」ししぃーで、移動図書館へ行ったものです。懐かしいな~~。そのうち両手が子供でふさがって(息子も小さい頃は豆鉄砲みたいなどっか言っちゃうところがあって、手は離せなかった。)ど~やって、本借りるのよ~?とか思いながら、重い本をスポーツバックに入れ込んで、娘抱えて鞄背をって、あの時本当に重かった。あの時思ったのは、子育ては体力のある若いうちがいいって言うのは、こういうことなのねっ!でした。 「これがいいな~、全部食べたいの~」ルルとララのアイスクリームと、パッと本を選びましたが、いつも選ぶのはおかし系のレシピ本。頭の中食べること一色。 ああ、こんなに大きくなったんだな~あの頃は、もう二度と来ないけど、あの頃の子供たちの姿は今でも目に浮かぶ。 あの頃大変だったけど、まだPTA活動のPの字も知らなくて、本当にピュアだった私。そのさき、娘の事でいばらの道を自ら開拓しながら突き進むことになる世界が待っているとも全く知らなかった、ただ幸せだった頃の私。 な~んてね!(今も刺激的すぎて、それはそれで「生きている!」感めいいっぱいしているから、これが私の人生なんでしょうね!おーっほっほっほ。)
2009.03.19
明日もまた生きていこう本日読み終わったのは、こちらの一冊です。確か、全日本の女子バレーがオリンピック出場が決まる試合の頃、彼女のことを紹介していたような・・・気がします。台所をしながら、ちろっと見ただけなので、よく覚えていないのですが、バレー選手が、病魔に倒れ、亡くなり、そのチームメイトが彼女の分も頑張る!と、話していたような。多分、まだ私自身、まさか手術することになるとは思っていなかった頃だと思うので、あの時、もう少し自分が手術が決まっていたら、もっときちんと見ていたかと思います。 著者は21歳で亡くなっています。18歳で「横紋筋肉腫」という小児がんの一種に襲われ、その後は壮絶な闘病生活を送っていました。それまでは、バレーボール漬けの毎日で、北京オリンピックに期待をかけられていたそうです。(バレーボール界にすっかり疎いので、こんな書き方ですみません。) 18歳で発病しましたが、小児がんという事で、国立がんセンターの小児病棟に彼女は入院します。発病と書きましたが、発見された時には、ステージ4だったそうです。だから、もっと前から発病していたのでしょう。 その小児病棟で、3歳から入退院を繰り返している小学校6年生の女の子が、横山さんの隣のベッドに入院しました。横山さんは、入院生活に苦痛しか感じていなかったのに、どうして小学校6年生の女の子が、3歳から入退院を繰り返している女の子が、楽しげにいられるのかとても不思議だったそうで、彼女に話を聞いてみたそうです。 少女は、幼い頃から入退院をくりかえしていたから、それが当たり前に感じていて、そうじゃない人生は知らない、考えられない、と答えたようです。 更に、少女が横山さんに言った言葉。 「人は生まれた時に、神様が何種類かのカードを差し出してくれて、その中にたくさんの言葉があって、例えば≪知識≫であったり、≪健康≫であったり、それに対して自分はたまたま≪病気≫というカードを引いたのよ。」 このくだりを読んだとき、私、びっくりしました。そんな考え方をしたことがなかったです。しかも小学6年生の口から出た言葉なんですよ。 どうして、わたしはこうなの?どうして、娘はこうなの? 頭で納得して、腹くくったつもりでも、時々、私は、ふっとこう思う。きっとこれからもふっと思う事は何度も来るかもしれない。 私は、最初に生まれてくるときいいカードをもらっていたと思う。人生生きて行くうちに、ずっと同じカードを手元に持っていることはできないのかもしれない。そう、それは、ババ抜ききみたいなものなのかな?ポーカーみたいなものなのかな?手元にあったカードを、そのうち、手放して、いつの間にか、新しいカードを手にしているのかもしれない。手元にあったカードはもう十分役目を果たしたから、今度は、このカードをお持ちなさいって、手渡されているのかな? 横山さんに話をした少女が、その後どうなったかは書かれていないからわかりませんが、もしかしたら、≪病気≫のカードを”もう十分ですよ、ご卒業なさい。”と神様に言われて、すっと≪健康≫のカードを手渡されているかもしれないな・・・って思った。 横山さんは、子供の頃から、もの凄く全力で生きてきている。凄く頑張って大きくなって、何が悪いんですか?と神様に言いたいくらいのカードを手にしていたのかもしれない。 彼女は本の中で叫んでいる。生きれる命を自ら断ち切る人が増えている。そんな捨てる命だったら、私に下さい。と。
2008.11.23
容疑者Xの献身これを、先日小学校のPTA文庫で借りまして、読みました。小学校のPTA文庫では、東野さんの作品を過去に「手紙」、「流星の絆」と読んでいましたが、今回の「容疑者Xの献身」は、ジェットコースターに乗った勢いで読めてしまいました。 これ、映画化されていますが、見ていません。 しかも、ガリレオ先生?湯川教授の存在もこの本で初めて知りました。映画では、湯川が福山雅治さんで、容疑者Xの石神が堤真一さんですよね?湯川が、石神のつぶやいたたった一言で、石神が怪しいと分かってしまうのです。「君は、髪も多くて若く見える」みたいな意味合いの言葉です。 それは、石神が、湯川の容姿を羨ましく思い思わず漏らすのですが、ちょっと待って下さいよ!!!!福山さんと、堤さんだったら、私、どちらでもで大丈夫ですよ!!!! 本読んでいる時は、石神が「小太り」「細め」「髪は短く薄くなっている」は、忘れて、堤さんと福山さんのやり取りなんですが、石神は、ここでは「小太り」で「細め」で「髪は短く薄くなっている」というこの容姿がポイントなんです。このポイントを無視して堤さんですか!???? じゃあそんな石神堤さんになびきもしなかった靖子ってどないな女なんですのん!?と思い「容疑者Xの献身」の映画のHPを見てきました。靖子って、松雪泰子さんなんですね。あ~確かにきれいですわ。石神が守りたくなるの最もですわ。じゃあ、私の好きな堤@石神を靖子が心もなびかず、工藤に心が揺れたわけで、じゃあ、工藤って誰がやっていますのん!?と、映画のHPで「誰が工藤なんじゃ~~~!?」と真剣に探したら、「ダンカンさん」でした。・・・・・・・・・。ダンカンさんなの・・・?ダンカンさんと堤さんが並んでいて、それでもダンカンさんがいいと靖子が思うという事は、堤さんがどんだけダサダサにされて、ダンカンさんがどんだけお素敵にされているの~~~~!???驚愕です!!! 一気に読みましたが、ラストで一気に落とされました。ジェットコースター急降下です。もう靖子ですわ、わたし・・・。本の中の靖子に、「あなた、石神さんになぜ気づかないあるか?」と、耳引っ張りたかったです。 しかし、「献身」って、言葉凄いと思いませんか?私、生きて来て今まで「献身」って言葉を使ったことも、書いたこともありません!献血なら分かるけど、献身ですよ。 一身を捧げて尽くすこと。 ですよ。こんなことできますか?ここまでできますか?ここまでできるほど、石神は靖子に救われていたんでしょうね。 この作品は、映画でもドラマ(単発)でも行けるな~って思いました。映画のHPを見ると、やっぱりちょっと登場人物を増やしていますね~。出来れば、石神を本当に原作通りの風貌の役者さんに演じて頂ければ、靖子の気持ちに近づけるのかもしれません。わたくし、堤さんだったら、間違いなく揺れますわ。そうですね…ドラマで、今度するならば、石神は、「未来講師めぐる」で、めぐるの恋人役のゆーきくんの20年後を演じていた「ぷよぷよ ずるむけ」とめぐるが表現した「田口浩正さん」を希望します!!じわじわと多少ストーカーめいた気迫で演じて頂けると最高かと思います。おでこに必要以上に汗かいて・・・・。 いくらなんでも、石神さんが堤さんだなんて、あたくし、ちょっと、それは、あんまりかと・・・・。どうせだったら、石神さん、宅の主人なら納得ですが・・・・(汗) ちなみに、原作では、石神の設定が「小太り」で「細目」で「髪は短くて薄くなってきている」です・・・。(え?くどいって?それだけここ大事なんです!テストに出ますよ!!)この原作の石神が、颯爽としている湯川を見て、ついこぼしてしまうんですが、映画では、堤さんですよね!??映画の堤さんって、肉襦袢でも着て、小太りなんですか!?思いっきり眩しそうな細い眼をしているの!?髪の毛を短くして、もしや抜いているとか!???? ・・・・・ってちらっとテレビで宣伝見ましたが、堤さんは堤さんでしたよ。堤さんだったら、堤さんだったら~~~~!!!!!昨日もんもんとして寝てしまいました。(配役に納得いかないわたくしでした。堤さんがあんまりだわ!) 堤さんといえば、今夜「続・3丁目の夕日」ですね!今回の堤さんももっと好きです!!!!きゃ~~~!!!(って、あなた、結局誰が好きなのぉ~~!?)
2008.11.21
昨日、朝、娘の登校に同伴した後、PTA文庫の棚を見た。10月からずっと後期分の新刊を待っている。全く、入らない新刊に、「もしかして、今年度はもう新刊ないのか?(;;)」と半ばあきらめていた。 が、昨日見たとき、私は知ってしまった!!!一番上の新刊コーナーの段が、一列きれいさっぱり本が取り除かれていて、今まで新刊だった前期の本が下段におろされていることを!!!! こ。。。これは!!もしや、そろそろ新刊入荷か!???? 今朝は、ちょっとドキドキしてPTA文庫の棚を覗いて見た。(こんな保護者私ぐらいと思います。大体小学校に毎朝登校している保護者も片手の指ほどです・・・おほほほほ)ぴっかーーー! 輝いている新刊コーナーの棚に、ずらりぃ~~~と新刊が、新刊が、陳列してありました。 超嬉しい!寒さの中、頑張って学校に通う「励み」が増えたわよ~~~!!!! 思わずわしづかみしたのは、容疑者Xの献身 と、 わたし、男子校出身です。 それと、子供が読むので、うちの3姉妹(4)これ! テンションあげあげで帰宅しました。あ、今日から、小学校は朝マラソンが始まりました。娘凄く嫌がっていたので、見てきました。って、例年見ているんですけどね・・とほほほ。 朝学校に行きたくない!マラソン面倒くさいんだもん!という娘に、主人が喝!「小ししぃーが、面倒くさいのは、走るのが嫌なだけだろ!?何で嫌かって言うと、体が重いからだよ!食べ過ぎしないといいんだよ!お兄ちゃんはな、この前3.3キロも走ったんだぞ!!」 ・・・って ちょっと、方向的に違っているような・・・・? まあ、朝マラソン頑張りましょう! まずは、椿姫彩菜ちゃんの本から読もうと思います。楽しみです~。 ありがとうPTA文庫!所得0円の主婦には、たまりません~~!!!
2008.11.18
余命1ケ月の花嫁 今日は、こちらの本を読みました。娘のアレルギーの耳鼻科の待ち時間に読んでいました。これ又PTA文庫のお世話になっています。 私は、見なかったのですが、2007年5月8日に、TBS「イブニング・ファイブ」で放送されたそうですね。取材を受けた千恵さんは、放送二日前にお亡くなりになったそうです。 これは、泣かせるための物語じゃなくて、本当にあった現実のお話です。だから、泣きそうになるけど、泣かないで、きちんと最後まで読もう、読んであげなくちゃ、と思いました。泣けそうになって、下まぶたに涙がいっぱいになったところもあります。受け皿を下まぶたにくっつけて読みたかったくらいです。娘の耳鼻科の順番を待っている時に、その受け皿頂戴状態になって、辛かったです。 以前子供会の役員を一緒にした方がいるんですが、今から4年前にご主人を肺がんで亡くされていました。仕事を一緒にした時は、お亡くなりになって2年目でした。その方も、「オーラ」のファンでして、この人に聞いても、悪い気は起こされずに答えてくれるかな?と思って、「お亡くなりになったとき、辛かったでしょう?」と聞いてしまいました。そしたら、「全然そんなこと思わなかった。元気でね~って。」(手を振るジェルチャーをしていました)とにっこり答えていました。それを聞いて、ああ、御主人の闘病をずっと見てきて、その姿を見て来たからこう言ってあげられるんだろうな、きっと、看病も十分にしてあげたんだろうな、出来る限りのことをして、見送ってあげたんだろうな・・・と思いました。 一生懸命生きたから。やってあげられることを十分にしてあげられたから。 悲しい物語を読むのは苦手です。でも、ルポルタージュやドキュメンタリーは頑張って読みます。きちんと読まなくちゃと、いつも思うのです。
2008.09.20
Little DJ今日読んだ本はこちら。またしてもPTA文庫にお世話になっています。今朝学校に行ったらありました。背表紙がかわゆい感じだったので、あまり真剣に見ていなかった。本を手に取ったら、こちらの表紙と違って、映画のワンシーンで男の子と女の子が手の平を合わせていた。おお~これって、映画の宣伝で「目ざましテレビ」で見たわよ。Little DJ 小さな恋の物語神木君と福田麻由子ちゃんだ。「女王の教室」で福田麻由子ちゃんは初めて見た。あの時、主役の子よりも、この子の演技にびっくりした覚えがございます。 ところで、映画宣伝を見た時に、これ、絶対に見れないタイプの映画だと思って、足が向かなかった。で、原作も、多分、PTA文庫じゃなければ読まないと思う。予約してまで読まないタイプのお話。 読んでいて、ダブるのが「世界の中心で愛を叫ぶ」。年齢を8歳くらい下げて、役どころを男女が逆になる感じ。というか、駄目ですやっぱりこの手のお話は。主人公の気持ちになれません。もう完全に、親御さんの気持ちです。見守る医師や看護婦や同室の患者さんの気持ちです。困ります。これは、反則ですわ~。ぜったにに泣かないように頑張っていたのですが、もう途中で、おぼれているプールの中で必死に活字を探している状態でした。あと、数ページで終わり・・・・という所で、電話が。 小学校からでした。 お通夜のようにくら~い声で電話に出たわたくし。電話のタイミングが悪かった。 内容は、給食を食べてから、娘の顔色が悪くて元気がないので保健室にいます。熱はないですが、このあと5,6時間が運動場で運動会の練習なので、このまま保健室にいるか、お迎えにこれそうなら早退してもいいのですが・・という内容でした。 悲しみの海岸でぴゅるるるる~~~っと向かい風に中にたっていたわたくしは、一気に現実に引き戻されました。おいおいおいおい!小説の男の子どころじゃいよ!急いで迎えに行かなくちゃ!!! あと数ページだったけど、う~~ん、行くしかないでしょ?!という事で、迎えに行きました。 行ってみると、迎えが来たからか?意外に元気なんですけど・・・・。もしかして、「ずる」じゃないよね???????????? 先生に確認したら、この三連休で、熱を出した子が何人かいたそうです。しかも皆さんがーっと上がったそうです。今日もクラスで5人休んでいるそうです。しかもみんな熱だそうです。保健室で話をしていたら、同じクラスのお事の子が熱が出てきたらしくて保健室に担任に引率されてやって来ました。(なんと、お習字で娘を責めて子ですわ・・・・) どうも、なんかの風邪がはやったのか???? とりあえず、下校。いいのかな~~?とりあえず、さっき今度は近所の内科に行ってきました。学校でこんな感じなんですが、今何か流行っていますか?と聞くと、今は「胃腸風邪」が多いですけどね・・・と言われました。でも、この三連休前に急に熱が出てって人もちらほらいました。という事でした。(地域密着型の病院はこういうときは情報源になります。) とりあえず、大した所見もない娘でしたが、薬をもらいました。 今日の、午後からのぐったりって本当だったの?????ちょっと後ろめたさをお母さんは感じたよ。 で、帰宅後、本の続きを読みました。 あっという間に読めてしまいました。 でも、この手の作風は本当に苦手です。反則負けですわ・・・。
2008.09.16
スラムダンク勝利学昨日に引き続いて、今日はこちらの本を読みました。またしても、得意のPTA文庫で借りました。大体一回で2,3冊借ります。(2週間以内に返したらオッケイです。) こちらは、漫画の「スラムダンク」からチームの勝利を導くための、スポーツ医学スポーツ心理学的見地から、セルフイメージを広げる感覚なんですが、読んでいて、どうせ、バスケのチームの勝利への道への手引書?とか思っていたのですがスポーツだけでなく、普段の社会生活においても通じるものを感じました。 先日読んだ、お笑い系?の自己啓発の本よりも、大変申し訳ないですが、こちらの本の方が的確で、理論的で、唸るものがありました。 こちら、税込1050円です。大きな声では言えませんが、わたくし的には、こちらの方がパッと読み手にポイントがコンパクトに伝わります。8年前に初版が出ているのですね。そう言えば、漫画友達のお母さんに「スラムダンク」が面白い、と言われていたのですが、う~ん少年漫画?と、遠慮しました。(しかし、今まだ読めていませんが「鋼の錬金術師」借りた状態。こちら読めていない事情は相手にもご理解の上ですが。) ただ、先日読んだ自己啓発のゾウの本の最終章でも、こちらの「スラムダンク勝利学」の最終章でも、「感謝すること」でくくっています。かぶっていますね・・・・。偶然でしょうが。というか、人間、基本「感謝」欠かせません。 さて、今回は、ゾウと比べまして、ああ!こう考えればなんて楽に生きられるんだ、力が抜けるんだと思ったことが多々ありました。「スラムダンク」のバスケットの漫画から場面引用をして、解説をしていますが、スポーツをチームとして考えるなら、家族だって、ある種チームです。ししぃーチームという、小さな家族の集合体がある。まずは、そのチームをいいチームにする努力をしよう。その次に、例えば娘で言うならば、次なるチームと言えば、特別支援学級の先生とししぃー家とのチームだ。このチームをいいチームにする努力をしよう。更に、大きなチームでいえば、娘の所属しているクラスのチームだ。他にも、私でいえば、子供会の役員チームもある。それぞれ「わたし」があっていろいろなチームに所属している。そう考えながら、このチームにおいて、どうすべきか、を考えるべきなんだ、と思った。 集合体に属すると、自分と違う「個」との付き合いは避けられない。そうなると、自分と考え方が違う、あまりにも違うと「なんで!?」という怒りが時として生じる。『「怒り」の感情は、コントロールされるべきもので、それができる人間は、長年の経験から賢明であり続けることを体得している結果なのだ』と、著書は書いている。「自分が正しく、そうでないものは間違いである」という理性が強く働くと、怒りの感情がコントロールできなくなるそうだ。「怒り」は、血液中のストレスホルモンを分泌させ、血圧上昇、血流減少、筋肉硬化とスポーツ選手には、マイナス要因でしかない。しかも、「怒り」は視野を狭くする。「怒り」は、外に向かって発したものであるのに、結局、内なる自分にはね返ってくるのだ。ああああ~そうなんだ~~ああ~~悔しいな~~と思った。では、怒りをどうとらえるべきなのか?自分の考えが「○」で、相手が「×」だというとらえ方を止めて、つまり「○」か「×」かと考えるのではなく、「△」か「□」の違いなんだ、と受け止めることがポイントになるそうです。つまり、英語で言うならば、wrong(間違っている)でなくdifferent(違っている)で人や事実を見て行かなければならない、と著者は言います。wrongと見ずに、differentと見る。それで、怒りがコントロールされてくる。 それから、試合の中で実力を発揮するのが、「三つのC」である。集中(concentraition)・冷静(controll)・自信(confidence)である。ちなみにこれって、大学時代、京都吉田の友達の下宿で読んだテニス漫画でも書いてあったから、私自身20年近く意識はしてきた。って、何も試合してませんが!というか日々の実践?てか??話それましたが、その「三つのC」を支える大切な四つ目の「C」の存在、それは意思の疎通(communication)。「三つのC」のバランスがかけた時に、それに気がついて、誰かがそれを知らせる、気づかせる、そして、生じた歪みを修正する。 なるほどね~~~。 二学期に向けては、チームとして担任を筆頭にしたクラスをとらえ、そのチームの一員の娘の背後にチームししぃー家があるわけで、そこら辺を念頭に、頑張ろうかと思いました。 wrongと思うと腹が立つ。differentと思えば、自分の意見を伝え、知ってもらう努力をしよう。ちょっと違うんでないかい?と思ったら、とりあえずcommunicationで意思疎通だ。 この前、マッサージしてくれた友達も言っていた。ストレスは筋肉を緊張させ、その緊張した筋肉に骨が引っ張られて、骨が歪んでくる。心身の解放を二学期は目指そう。 ・・・で、結局何が言いたかったのか????とりあえず、前向き前向き。行くしかないだろう!進むしかないだろう! 見た目、へなちょこですが、基本精神はスポコンなので、かなり入りやすかったです。
2008.09.15
夢をかなえるゾウこちらの本を昨日読み終えました。全然知りませんでしたが、こちら、かなり売れた本みたいですね。すみません、買っていません・・・。またしても、得意の「PTA文庫」で借りました。専業主婦で、収入ゼロの女には「図書館」か「PTA文庫」が大きな味方です。子供が小さかった時は、外出もままならなかったので本はよく買いましたが、最近はよく借ります。借りた後、やっぱり好きで買うこともありますが。 「PTA文庫」は年に2回蔵書が増えます。多分10月下旬ごろ今年度第2段の本が入るんじゃないかな~と、例年通りならば・・と期待しています。だんだん、読む本がなくなってきて、すごく地味な本を手にしました。何と申しましょうか・・・色合いが「わら半紙」。ソフトカバー。手に持ってひっくり返して、値段を見て超びっくり、1600円。これ、この手の本だと高い方だと思います。びっくりしながら、本をめくったら「ガネーシャ」「ガネーシャ」と単語が続く。これって、この前ブログ友達のメイマームさんが言っていたドラマ化されるとか言う本だ!と気が付きました。まあ、時流に乗って読みましょうか?と思いました。 いわゆる自己啓発の本だと思うのですが、小説タイプで読みやすいです。中には、自分もすでにしていることもあるのですが、内容よりも、登場人物の「ガネーシュ」とか「釈迦」とかのやり取りが面白かった。 「ガネーシュ」は、インドの神様?の象です。そうですね~~~映画の「グッド・モーニング バビロン」って見たことありますか?トーキー映画の時代に、イタリア人の建築一家の兄弟が二人でアメリカにわたり、そこで大道具を任されて、インドの大きな象の張りぼてを作ります。あの張りぼての象です。 で、「ガネーシャ」は関西弁を話す。「ガネーシャ」の言葉を聞いていて、急に思い出したカルチャーショックがある。京都で大学生活を送った時に、私に向って男子学生に、「自分さ~」とか呼ばれて違和感を感じた。二人称で、本来「君」とか言うべきところを、「自分」「自分」と呼ばれまくるのです。あなた、自分のことをどうして私に聞くあるか?と思ったことがある。どうも話を聞いていると、関西では、相手のことも「自分」と言うのではないか?という意見が、同郷の知人からも出た。あれは、本当にびっくりした。 今は、結構メディアでも関西弁のトークなどを普通に聞くけど、あの頃は、私的にはあまりなじみがなかった。 あと、ついでに言うならば「何々しているから。」というところを、「何々してるし。」と、「し」で文章が止まるのも、わけ分からなかった。「じゃあ、待っているし。」と言われて、例えば「待っているし、本読んでいるから。」とか文が続くのかな~?って聞いていると、ただ単に「まっているし。」で終わって、手を振って去っていく。え?「し」の後に、文はもう続かないの?????これもかなり戸惑いました。 まあ、そんな過去の体験を思い出した一冊の「夢をかなえるゾウ」でした。 ところで、昨日(土曜日)、娘とイオンに買い物に行きました。生鮮売り場は、確かに冷房が強くて寒いのですが、しきりに「寒い、寒い」と娘が言ったので、香辛料売り場とか、寒くないところに避難させました。帰宅後、お昼を食べる勢いもなく、その後ごろんとひっくり返って、何か、いつもと様子がおかしい!と思ったら、熱が37.5度あって、焦りました!!!寝ござ引いて「寝てる?」って聞いたら、すぐに寝ちゃいました。ちょっと寝て目が覚めたら、38.5度です。あきません!これは、どうにかしなくては!小児科か耳鼻科か迷いました。最初、土曜日の午後でもしている小児科に向かっていたのですが、やたら鼻をすするので、急遽大幅道変更して耳鼻科に向かいました。(真逆の方向です)昼寝?してからだったから出かけるのが遅くなりました。耳鼻科は土曜日は午後5時まででした。1分遅れで到着して、悲惨な顔でお願いしました。「熱があるんです!」こういうときは、悲惨な顔で真剣勝負です。「今回だけですよ。」と受付の許可が出ました。ありがとうございます。 とりあえず鼻の症状と熱があることを言ったら、体温計が渡されました。計ると、38.9度でした。偉いこっちゃです。診察すると、アレルギーの症状が鼻に出ていて、風邪も併発しているとの事でした。アレルギーの薬と風の薬をもらいました。解熱剤は、以前もらっていたのでそれを飲むことになりました。 もうびっくりしました。このところ、エアコンも付けていないし、夜も気を付けてたのですが、連日の外で2時間続けの運動会の練習で、体力消耗で免疫落ちたのかもしれません。三連休ですが、ゆっくりさせてあげようと思います。というか、この三連休は、私自身も体力温存です。 夏の疲れ・・・とよく言いますが、どちらかというと9月の疲れが例年10月になる前に出るのが我が家です。皆さんも、お身体ご自愛くださいね。 追伸:娘今朝は一応熱も下がりました。
2008.09.14
今頃?と言われそうですが、「ホームレス中学生」田村裕を読んだ。ホームレス中学生 ホームレスだったのは中学2年の夏休みだったようですが、よく病気しなかったな~と思います。 食べ物と真剣に向き合えとか、味の向こう側とか、なかなかうまいと思いました。 これは、小学校のPTA文庫で借りた本なんです。家に持ってきたら、息子が喜んで途中から読んでいました。どうも中学校の図書館で少し読んだみたいです。(現在図書委員)続きがちょうど読みたかったらしくて、息子が読んで、私が読んで、あっちの手に渡ったりこっちの手に渡ったり、我が家でしていた本です。 息子が「お母さんは、今どのあたり読んでいるの?」とか聞いてきました。このあたり、とか、教えると、凄くうれしそうに感想を言う。お兄ちゃんのこういう会話を聞くと、娘からもこういう会話をいつか聞いてみたい、聞けるようになりたいな~って、おぼろな夢をみます。 読み終わって、どこがお母さんは一番面白かった?って聞かれました。お母さんは、やっぱりお母さんの立場で読んでしまうので、心配してしまいます。お兄ちゃんは、同年齢という事があって、自分に置き換えて読んでいるようです。 お母さんは、田村さんのお姉さんとかお兄さんに関心が行きます。一番すごいと思ったのは、田村さんのお兄さんです。 田村さんは、お母さんと一緒に生きた時間よりも、お母さんと死に別れてからの時間がもう長くなっている、と書いています。最後にお母さんに向けてのお手紙のようにつづられています。 羨ましいな、こんなに想ってもらえて。 私なんて、ガミガミです。 大体覚えてほしいです。おかあさんは、毎日朝登校します。だから、朝になってから、プリントを渡されたり、集金袋を渡されたり、たとえそれが明日の朝までであっても、無言でゼッケンが机の上にぺろーんと置いてあったりすると、ぷっちーんと切れるのです。忙しい時に、止して欲しいのです。そのあたりのつぼを押さえてお付き合い願いたい。
2008.09.10
今日から新学期です。予想以上に娘が、学校に行くのを嫌がりました。こんなに嫌がるのは初めてでした。泣き叫ぶし、すでに顔が真っ赤になって目玉も充血状態。「お母さん、夏休みをもっと頂戴~~~~!!!!」朝から、大絶叫ですわ・・・。 主人と、なんか、ひど過ぎるよな・・・と。。。 ぜいぜい。 とりあえず、頑張って行ってもらいました。登校前に、何とかモチベーションが上がってきて(あげさせて)、「妖怪大戦争」の「スネコスリ」のまねをしてみたり(私が・・・ですよ・・)、最近娘がハマったアニメの「もやしもん」の声のまねをしてみたり・・・。 とりあえず笑顔にさせて登校をしました。(私も登下校同伴です。) ひー二学期が始まりました。打倒「運動会」まけるな「いじめ」です。凛とした姿勢でお母さんも頑張りますよ~~。 先日、とれみーさんに教えて頂いた本を図書館で借りて読みました。絶筆「絶筆 子宮がん闘病116日の日記」 久和ひとみ 著 です。久和ひとみさんは、子宮がんを当初持病の子宮筋腫と思って、診察に行くのが遅かったみたいです。10月下旬に手術をして、子宮全摘。その後、復帰を信じて、痛みとの戦いの後、翌年3月の初頭に無念にも逝去。読んでいて思ったのは、医師から、どのくらい正確に状況を伝えられていたのかな?ということでした。闘病中も意欲的に、知人とランチに足しげく行っています。「こもる」よりも「外へ」行くことが活力になる方だったようですが、生活面において、医師は指導とかなかったのかな?とちょっと思いました。腫瘍マーカーの結果が、1月にとてもよくなっていて、治療を少し軽くします。でも、2月の下旬には、癌が体中に転移して「手の施しようがない」と言われます。久和さんは、凄く我慢強い方のようで、痛みにずっと耐えています。ちょっとおかしいけど・・・と思いつつも、いい風にとらえて我慢したり、とにかく、痛みを我慢している姿が痛々しいです。痛みの我慢が限界に来た時に、医師に精密検査をお願いした久和さん。でも、検査を医師はすぐにしてくれなかった。逆に「何で、必要があるの?」みたいに「急にそんなにいっぺんに痛くなるはずはない」と言われます。凄く辛かったと思います。その病院どこ?そのお医者さん誰?と、読んだ人は思うと思います。闘病中の久和さんの日記は、仕事復帰について前向きなもので、久和さん独特の強さなのかわかりませんが、悲愴さがありません。医師から、どのくらいまで、切羽詰まったものと伝えられていたのかはわかりませんが、手術した段階で、「4期」と最初に言われていました。でも、「ほかの臓器に転移はありません」とその時に言われていました。家族に、癌患者を抱えたことのある人なら、「4期」で転移なし、という言葉を真に受けて信じられるでしょうか?ちょっと納得でいませんでした。「4期」ってことは、リンパの方にも行っているんじゃないの??かな??実家の父は、胃がんでしたが、粘膜途中までぎりぎりって感じでした。ところで、「4期」まで(もしかして医師の言い間違え?本当は「3期」????)まで、病状に気付かなかった、診察を受けていなかった久和さん自身にも、落ち度はあったかもしれません。 久和さんの本を読んで、今年は足首の神経の手術をしたことだし、ちょっと他の検査はもうさぼろうかな~~~?と思った卵巣の検査&子宮がん検診をやっぱり受けた方がいいな~と、思いなおしました。(これ以上検査はちょっとごめんしたかったんですけど・・・) 運動会が終わったら、行ってこようかと思います。その前に、実は、腰痛がおきました~。お尻のほっぺとか、腰の付け根が痛くなります~。先に、整形外科かな~~?多分、足をかばって変な姿勢を2年近くしているからだと思います。
2008.09.01
図書館で借りた本を何気にコツコツ読んでします。人間の絆江原さんの本は、なかなか借りられない・・・と思っていたら、本棚に何気に立てかけてありました。「人間の絆 ソウルメイトをさがして」と言う本です。ソウルメイトね~~~とか思いながら借りました。本を読んでいたら、巻末に「あなたをとり巻く「絆」チェック表」があるので、巻末付録の使い方を参照するように・・とあるので、巻末を開きました。 ・・・・・・・・・。無いです。ハサミで切り取られたガクガクな段差の切り口がありました。切り取られた紙は二枚の模様・・・。 「巻末付録の使い方」のページを見ると、どうも切り取られたのは、1.あなたをとり巻く「絆」チェック表2.直筆メッセージカードこの二点です。 図書館の人が、書棚に出す前に切り取ったのでしょうか??? でも、実は、最近本のページの書き込み(線引、恐らく大学のレポート作成で借りた人か?)とか切り取りに出会います。バレエの写真集をこの前借りたら、あるページが切り取られていました。以前は、そのページはありました。(借りたのは2回目でした)切り取られたバレリーナは、ボリショイのかたでした。グラチョーワと言う方のページです。映像も出回っていないので、コアなファン(?)が切り取った年考えられません。ページの根元から、ご丁寧にきれいに切り取ってありました。知らない人なら気が付かないと思います。でも、見開きで右ページがダンサーの描写、左ページがダンサーの写真なんです。写真だけ抜かれると、抜かれた部分のダンサーの描写と写真が違うので一発です。絶版になっている写真集だから、頭にきます。最低だ。 今回も、江原さんの本が切り取られていたのは、もしかしたら「誰か」借りた人かもしれない。もしかしたら違うかもしれない。「巻末付録がないんだけど…切り取ってある」と主人に言ったら、どんな巻末付録なの?と聞かれた。こんなの。と、説明をしたら、「切り取られたんじゃないの?」と、即答だった。主人「だけど、そう言う奴は、絶対に罰が当たるよ。地獄行きだね。」 ひー! ししぃー家は道徳に厳しい。というか、人間性を重んじるのであった!
2008.08.28
土曜日の夜から、我が家をリアル・ホラーの世界に巻き込んだ、息子の「ア○ゾン 恐怖の1-Click」事件は、今朝、無事、事なきに終わりました。キャンセル完了のメールが届きました。以後、気をつけたいと思います。 今日は、2日に一度の近くの整形外科の消毒&ガーゼ交換の日でした。(し・・しつこいですか???)こちらの整形外科では、今日が最後です。明日は、いよいよ抜糸です。抜糸ってちょといたいですよね~?でも、抜糸の後に、消毒しますよね~?あっちも痛いですね~。抜糸の穴に、消毒液がすすっす~~っと入ってくるらしくて、浸みます。その後、すぐお風呂に入れるんでしたっけ???よくじつからだっけ???まあいいわ。いずれにしても、明日は、フィルムテープがある市立病院だから。 先日、私はお留守番していたのですが、家族三人で図書館に行ってきました。お兄ちゃんが、夏目漱石の「坊ちゃん」・「吾輩は猫である」とか、去年から読んでいたのですが、その後、小指の骨折をしている時に、暇で暇で「ハリー・ポッター」を読み始めて、着々と読みすすめ、あとは、最新シリーズを待つ状態となりました。息子曰く、「ぼく、今読む様になってよかった~~。発売時に読んでいたら、もの凄く辛かった~。」(続編が待ち切れない、という事らしい。)中学校に行くまで、「小説」とか読んだことがほとんどない息子です。中学校の「朝の読書」で毎日読むことになって、小説を読む様になりました。 小学生の時の愛読書は、「昆虫図鑑」ですよ~。 今回は、息子は武者小路実篤の「友情・愛と死」と、有島武郎の「生まれ出ずる悩み」と、もう一度夏目漱石の「坊ちゃん」を借りていました。このうちのどれかで、読書感想文を書くそうです。息子の借りてきた本を見ながら、こういう本をやっと読む様になったのか!?というか、また一つ同等に話ができる位置に息子が近付いてきたなっ!?というか、「お母さん、ストップしてられない。」と思いました。ボケる前に、再読したくなりました。私も読もうかな? でもね、今何だか読みたいのは~~~~夏目漱石のね~~~題名が思い出せないわ~~~先生がいて~弟子がいて~先生が残した手紙に嗚咽する~~~っていう告白本なのだけど~~~う~~~ん?「弟子」!?って、中島敦だし。 「先生」!?って、夏目漱石にそれはない!(森昌子のデビュー曲だ!)←歌える人何人いる!?? 「手紙」!?って、東野圭吾じゃん! う~~ん。あの作品の題名は!?もやんもやん~~~~!ああ、こういう時には、便利なパソコン検索機能!「先生 弟子 手紙 夏目漱石」これらを入力して、一発勝負で、大当たり~~!「こころ」でした! でも、時々思います。文学作品が書かれた頃は、テレビもなかった時代です。パソコンもなかった時代です。ましてやゲームもなかった時代。例えば、読んでいる時、子供たちは、あの時代の雰囲気とか、イメージできるのかな?私が子供のころと比べて、今は大きく違います。 これは、他にもよく思うのですが、バレエダンサーにも思うのですが、いわゆる古典を踊るダンサーは、作曲者が生きた時代の音楽を表現するわけですが、振付によっては、原点に近いものもあります。それを、踊る踊り手は、現代を生きているわけですが、踊る役作りには、テレビもパソコンもゲームもない世界です。現代の毒素に汚された(?)環境で、いかに、純粋な世界に入り込めるのでしょうか?技術云々の前に、醸し出す精神世界、それは、現代の中で、どうなのでしょう?たとえば、古典の作曲家でも思います。ヴィバルディなんて、テレビもラジオもない時代ですよ。あの頃の、時代の息吹を再生するには、本当に、現代は毒づいている気がします。 なんだか不思議です~。時々、そういう事を考えて、ぼ~~~~っとします。 ね、私って、へんでしょ?
2008.08.04
ベロニカは死ぬことにした本日も一冊本を読みました。こちらも、先日図書館で「主人」が借りた本です。「アルケミスト」の作者の著書です。「アルケミスト」が有名だったので、同じ著書と言う事で、借りていたみたいです。 実は、主人、半年近くこの本を借りたり、返したりの繰り返しで、全く手付かずでした。だから私が読みました。表紙が、なかなか灰汁の強そうな女性でして、マリー・ローランサンの絵の女性が、限りなく気が強くなっちゃったような顔つきです。 読み始めたら、すぐ読めたのですが、なぜにか、今日も異常に眠くて、眠くてうたた寝しながら読んでいました。昨日から恐ろしいほど日中眠いです。 感想を書こうと思うのですが。。。。。私には、いま一つ、でした。すっみませーん!難しかったというのでしょうか?入り込めなかった。第三者のまま読み終わりました。 今日は、主人に「土用のウナギ」には、ちょっとフライングでしたが、入院前の壮行会(?)ということで、夕食に「ひつまぶし」を作ってもらいました。その前に、凄い自然保護区になり下がった雑草ぼうぼうの庭の草抜きを主人と息子がしてくれました。私は、無気力状態で横たわったままでした。(本当に、昨日から異常に眠いんですよ。) そして、入院の荷物も作りました。荷物の大半はバスタオル・タオル・浴衣・パジャマ・靴下(はけるのか?)・下着です。あとは、洗面用具を入れるのと、お箸・スプーンとかも入れて、必要書類と入院のお供の読んでいない文庫でも入れる予定です。手術の前に、看護士さんにがばっと手渡して術後にセッティングしてもらう一式は紙袋に入れることにしました。もう逃げられないわよ~~~~。
2008.07.21
図書館で、久しぶりにエッセイを借りました。エッセイ大好き。すぐ読めるから。途中で区切れるから。お気楽だから。 今日読んだのは、藤山直美さんの「わたし、へんでしょ?」です。 図書館の随筆コーナーで見つけました。見つけたと言うか、「わたし、へんでしょ?」この題名が、目に飛び込んできました。だって、これ私だから。守護霊様からのメッセージか!?「あんたって、へんでしょ?」って?くふふふふ、と笑いながら、本棚から取り出しました。 すぐに読めました。あ、途中居眠りしました。ござ敷いて寝ながら読んだんです。お兄ちゃんは中体連。 主人とむすめは主人の実家へちょっとお野菜とかもらいに・・・。とにかく、ずっと眠かったんです。うつらうつらしたかったから、エッセイ片手にごろりんこ。 いい気持ちになって来た時に、主人から携帯に電話。そういう事が3回続きまして、心地いい昼寝ができませんでした。昼寝の不完全燃焼です。結局主人が帰って来ても、寝ござの上でごろごろしていたので、「何やっていたの!?」と、白い目で見られました。 藤山直美さんの、中高時代(京都女子)の武勇伝は「徹子の部屋」で以前聞いていたので生き生き感じられます。京阪七条の井上ってパン屋さんの話がちょろっと出ていて、藤山さんの時代からあそこのパン屋さんがあったんだ~~とか懐かしかったです。 山科の方に実家があるそうですが、私にとって、山科っちゅうと、「MKボーリング」。眠たいのに、夜引きづり回されて「MKボーリング」行ったことがあったのを、遠い記憶の彼方から急に思い出されました。山科から、五条通り?に出てくる道が、私には不思議な感じで、山越え?というか違う国に入る感じがしました。いきなりいろいろ思い出しましたよ~~。エッセイとは関係ないけどね。「将軍塚」とかありますよね、京都。あそこに二人で行きたかったけど、二人では連れて行ってくれなかったな・・・・。いつも誰かいたな・・・。 藤山直美さんは、甥っ子や姪っ子から「ゲーゲー」って呼ばれているんですって。(私の同級生で「ゲーゲ」って呼ばれている子もいました。名前が「けいこ」だから?)何で直美さんが、「ゲーゲー」って呼ばれるかと言うと、お姉さんの息子さんが小さい時に帰るのまねをしてゲロゲロってよく笑わせてあげたんですって。だから、その甥っ子さんが「ゲーゲー」って藤山さんを呼んでいたそうです。でも、その甥っ子さん15歳の時に白血病でお亡くなりになったそうです。藤山さんが、甥っ子たちから「ゲーゲー」って呼ばれるのをやめてもらいたいわ~と言ったら、藤山さんのお母さん(つまり甥っ子たちのおばあちゃん)が、「ゲーゲー」ってあだ名は、白血病で亡くなったお孫さんの(「ゲーゲー」ってあだ名をつけた男の子の)形見だから・・・・って。ちょっと、わたくし、うたた寝しながらごろ寝しながら読んでいたけど、思わず正座したくなるほど(実際しませんでしたが、すみません)ほろり~と来ました。 藤山さんが、結婚するか、しないか、の岐路に立ったことがあることも触れていました。 皆さんいろいろあるんです。皆さんいろいろありながら、生きているんです。
2008.07.20
四つの嘘イオン内の書店で1冊あった。買おうかな~と思って一瞬迷った。結構分厚い。入院中読もうかな~とも思った。う~~ん、迷って、一番最後のページだけ早読みしちゃったわ!読んだんだけど~~謎よ~~~~そうなの~~~?え~~~?もうちょっと読み戻したいわ~~。 ばらばらっと読んだら、何だかきわどそうなシーンが・・・・ああ、これは、図書館で借りるしかないわ!と諦めました。 (なぜに!?) 図書館に行く前に、図書館のHPをあけまして、蔵書検索をしました。ぬあんと、「四つの嘘」には、9件予約が入っていました。っち!やっぱりドラマ化されると注目度浴びますね。こちらの図書館は、最高で2週間借りられます。ということは、もし、9人の方が2週間借りたとしたら、単純計算で2週間×9人=18週間ですよ!もし、私がここで10人目の予約者になったとしたら、わたくしは5ヶ月後ぐらいにやっと手にできると言う事ですか!?はぁ? パソコンの前でぶつぶつつぶやく女がひとり。「やっぱりドラマ化されたら予約が多いか・・・」 しかし、今日は図書館に行く日だった。 現地で探したけど、やっぱりなかった。 ちなみに西の魔女が死んだこれも全くなかったです。(彼女の作品多分全部貸し出し中) 図書館を後にして、ぼやく女がひとり・・・「やっぱり、なかったよ・・・・」息子「『四つの嘘』でしょ?お母さん調べていたでしょ?」(昨晩ア○ゾンで調べていた・)主人「『四つの嘘』?そんな持っているじゃんか。一つは、「年齢」息子にさば読んでいます。そしてもう一つは、「体重」更にもう一つは、「しわ」このところお肌のメンテナンス必死です。最後の一つは、「白髪」ヘナで染めています。お母さんは、四つの嘘どころじゃないんじゃないの?(笑)」 ・・・は・・は・・は・・は・はははははは(^^;) じゃあ、わたくしも書きましょうか?「ししぃー・四つの嘘それ以上」って感じですか?おほほほほ。
2008.07.19
昨日は、実は娘の誕生日でした。10歳になりましたよ~。これくらいでストップしてほしい年齢です。高校の時に、生物の時間、植物の細胞分裂を顕微鏡で見る時に、細胞の成長を止める薬品を使いました。それを母に話したら、「そんな薬あるの!???どうして教えてもらえなかったの!??そんな薬あったら欲しかった!!!あなたたちが3歳の時に、飲ませていたのに!!!」と、夕飯の用意をしながら叫んだのを覚えています・・・・。お母さん・・・ちょっと頭おかしい?(自称A型のB型です・・・・母・・・・)と、16歳の私は思いましたが、41歳の私には、あの時の母の気持ちがわかる。 で、その実家の母が、娘の誕生日に「子ししぃーちゃんに、好きな本を買ってあげて下さい。」と、バースデーカードと、1000円分の図書カードを郵送してくれました。娘の好きな本・・・・ということで、娘を連れて、昨日、近所のちょっと大きめの書店に行きました。 「おばあちゃんが、好きな本を買ってね、ってカードをくれたから、好きな本を選んでね。」 と、娘を書店で自由にさせた。あくまでも、娘の好きな本だ・・・。口出ししないでおこう・・・・。 と、待っている間に、娘の近くに行ったり、自分自身もちょろちょろ店内をうろついた。 書店とか図書館って、アドレナリンが大放出されます。まあ、書店=買う、図書館=借りるなので、基本的に、構え方が違います。私は、図書館の方がかなり血が騒ぎます。 夏になると文庫が夏休み企画で毎年どか~んと店頭に並びます。「10代のうちに読んでおきたい名作」!みたいな売り文句の文庫がありました。へえ~~~って見ながら、おおおおおー!ほとんど制覇している10代の自分を褒めてあげたくなった。あなた、遠藤周作の「海と毒薬」なんて地味な作品もその中に入るのですか!?って、私も中1で読んだか・・・しかも家にあります当時の新潮文庫。夏目漱石の「こころ」は、高2の時に友達の勧めで読んだな~。 色んな文庫を一気にパッと見たので、鼻血が出そうでした。 そんな中で、どうしてこういう表紙なの!?と思ったのが、太宰治の「人間失格」です。(確かこれだと思いました。太宰治は確かです。)何しろショッキング・ピンク一色の表紙です。なんで、こんなド派手な表紙なの?読み手に、遠慮されないように?とりつきやすい感じに???なぜにショッキング・ピンク~~~!?? これが、一番気になりました。 各社、名作ものは、作者が同じだから、文体も同じかと思いますが、後は表紙が勝負なのでしょうね。アニメチックな表紙などもあり、同著同作品だと、「表紙買い」狙いですね。 うわ~~って手に取ったのは、赤川次郎作「ふたり」。これって映画だったのかな?最初に見たのはNHKで放送されたときでした。事故で死んだお姉ちゃんの霊に支えられて妹が一人立ちして行く話なんですが、映画がよかったです。原作があるのを知って、図書館で借りました。1人ふた役で音読しましたよ~~。あ~~~懐かしい~~~~ それと、以前コメント欄で教えてもらった作者さんの西の魔女が死んだパッと見て読みやすいのがすぐに活字で分かりました。映画化されるんですね。(されたの?)ちょっと別格な平積み状態でしたよ。屏風の中に入っている感じに格調高く積まれていました。入院中読もうかな~とか思いました。(まだ買っていません)でも、泣けちゃいそうな話で…入院して泣いていたらどうしよう・・・。 そのあと、娘の方に戻ったら、選ぶじゃなくて、図書館で読んでいる状態でした・・・。選んで~~~~~! と、また、児童書の近くにあった、各社の文庫本コーナーでぱっと眼に入ったのが、あなたのためのスピリチュアル・カウンセリング へえ~~文庫があるのね~~。読んだことないので、手にして見た。ぱっと目次を開いたら「2年生のわが子が発達障害と診断されました。養護学校にいくべきでしょうか?」みたいな項目がありました。読みやすそうなので、そこだけ読ませて頂きました。(買っていません、すみません)障害の度合いによって、普通学校か養護学校かは決めかねるように書かれていましたが、「育てる親の覚悟」を語っていました。走り読みなので、正確ではないと思いますが、内容はこんな感じでした。普通学校に通わせるのなら、毎日学校に行くくらいの覚悟で、とか、問題があったら、教室に入っていくほどの気持ちでとか、先生のお手伝い進んでする気持ちで、とか、学校にすべてを任さずに常に家庭での努力も怠りなく、とか、時には先生の熱意が感じられなくても、親が熱意しめすことで、先生に熱意を伝染させるくらいで、とか、子供への愛を惜しみなく注ぐことで、その姿を見て、周囲の人に愛を注ぐことを知ってもらう(?だったかな~~?)とか地域の行事へは進んで親子で出向くことで、地域の人に認識を持ってもらう(理解を持ってもらう・知ってもらう・姿を見てもらう?だったかな?)など書いてありました。 娘を気にしながらさささーっと読んだのですが、あれ?これ、私頑張った(頑張っている)ことだよね?私、やっていたんだ・・・。やっぱり、恐怖の給食当番事件(?)の一件は、間違っていなかったのかしら?あの私でよかったのかしら?とか、背中をなでてもらえた気がして、ちょっとウルっときました。私頑張ったよな・・・・(なぜに過去形?) で、娘は結局何の本を選んだのかと思ったら、しずくちゃん(8)でした。しずくちゃん・・・・大好きなの。日曜日の朝は、9時に「しずくちゃん」と「ゲゲゲの鬼太郎」が同じ時間に放送されます。「しずくちゃん」はオンタイムで見て、「ゲゲゲ」は録画を見ます。 母に、娘の本を抱きかかえている写メールを送って、お礼を言いました。母も、娘の「しずくちゃん好き」は、よく知っているので、にっこり笑顔の娘の顔に嬉しそうでした。 みんな健康でいてほしいです。
2008.07.13
今日は、家族で図書館に行ってきました。「少女パレアナ(ポリアンナ)」を探しました。ちなみに、児童コーナーです。岩波書店の文庫を借りました。少女ポリアンナ 娘があまんきみこさんの「白いぼうし」を国語で習うので、同著の童話集も借りました。何か昔~~「車の色は空の色」っていうのを国語の教科書で習ったような???記憶があって、それとダブりました。と、おもったら、「白いぼうし」は、「車の色は空の色」シリーズなんだそうです~~。 絵本好きなので、ちょっといろいろ紹介しちゃってもいいですか?大人が読んでもいいと思いますよ。何度も子供のころに読んでいたのもこちらもあまんきみこさんでした。おにたのぼうしこれ、兄用に母が買った童話ですよ。小さい時に絵をばかりみていて何で裸なの?とか思いました。 あまんきみこさんは、去年3年生の時の教科書にも載っているのですが、ちいちゃんのかげおくりこれは、泣けます。はっきり言って、宿題の音読を娘と交代でしたのですが、初めて読んだ時は涙と鼻水の嵐でした。音読を一緒にして、何人のお母さんが泣いたのかアンケートで取ってほしいくらいでした。こちらは戦争で家族がみんな死んでしまうお話なんですが・・・・・これを読んだあとの娘の反応は・・・・「ちいちゃんのお墓はあるの?」でした・・・・( ̄□ ̄;)←お墓の有無にかなり関心あります娘。この場合一家が全滅した場合、どうなのでしょうか????参考までに、「蛍の墓」を見た時も「サチコのお墓はどこにあるの?お兄ちゃんのお墓はあるの?」としきりに聞かれましたよ(TT) ところで、私は結構NHK教育が好きでして、子供が在宅の頃は一緒によく見ました。娘が家にいた時に偶然見た「人形劇場」ですごく感動したというか、覆水盆に返らずと言うか、失ったものは二度と戻ってこないというか、そいう言う事をしんみり話しかけるお話がありまして、これは、もう、絵本買ってしまいました。教科書に載っている場合もあったようですね。きつねの窓 もうこれはたまりません。いろんな失われたあの頃を自分自身も思い出します。子供には、どこまで分かるのかわかりません。大人になって読むと、本当に切ないです。 あと、これもNHKのお話の国かなにかで朗読で聞いたものですが、とてもいいお話です。どこかでであったら、立ち読みでもいいので読んで下さい。さっちゃんのまほうのてさっちゃんには、生まれたときから手の先がありませんでした。だから、遊ぶ時に、さっちゃんは「お母さん役が出来ない」ってお友達に言われるんです。そんなさっちゃんに、お母さんは、「さっちゃんの手はお母さんのお腹の中で怪我をして・・・」と、子供のさっちゃんに理解して納得してもらえるように説明します。とにかく泣けます。親の立場として、さっちゃんの立場として、泣けてきます。私は、イオンの書店で立ち読みしたのですが、立ち読みしながら泣いてしまいました。「どうして?」って、子供に言われたら、産んだ親としては本当に辛いと思います。私だって、出来れば、娘を産み直してあげたい・・・と何度も思います。でも、娘が生まれてきてくれたことで、本来知り合えない素敵な方々に出会えました。だから、すべては否定的に考えられません。肯定的に考えます。この子がいたから、こういう考え方の自分になれた。この子がいたから、この人に出会えた。この子がいたから、色んなことを考えれた。息子も娘も、大変ですが、子供からつながる出会い、学び、悩み、喜び、感動、たくさんあるので、すべて「生まれてきてくれてありがとう」です。(人間ですので、そりゃあ、感情的になってこんにゃろ~!ってことも多々ありますよ。私、結構怖いです、お母さんとして…いいのかこれで?) ところで、図書館では漫画(劇画)コーナーもあります。ここは必ず要チェックです。運が良ければ「あたしンち」が借りれます。お気楽漫画も、大事ですよ~~~。今日借りたお気楽漫画は強気な小心者ちゃん(2)です。 あ!家の本棚にはとっておきの和み漫画があります!それは、結婚前に主人とおデート?している時に書店で見つけて一目ぼれして買ったコマ漫画。(高野文子さん作)るきさん手放せません~~~。るきさんみたいに生きたい~~~!!! ちなみに文庫本も出ています。お出かけの時になんだかつまんないかな?って時にかばんに忍ばせています。 どれか気になる本があったら、図書館で探してみて下さいね。(「るきさん」は、図書館にはないかも~)(^^;)
2008.06.21
昨日、娘のスイミングだったのですが、週明けからの2日連ちゃんの夜更かしがたたって、夕方には再び瞼がものすごい三重になっていました。 いかん、このままでは、完全にスイミングの待ち時間に睡眠してしまう!(ただでさえ居眠りして船漕いでいるのに!)この前なんて、ガラス壁に向かって、ひたすら前のめりになって、前に進まない!前に進まない!と思っていたら、頭突きしていました・・・・。(もちろんうたた寝してますよ。正気じゃないです。) 今日は、何か、こー真剣なもんじゃなくて、笑える系の本を持って行かないと!と、持参したのは、化けの皮 でした。 「にしおかぁ~すみこ だよ~」で一気にヒットした芸人さん(33歳)です。眠らない程度に、面白いエッセイを・・・、と持ってきました。(これ、小学校のPTA文庫で借りたんですよっ!これ選んで小学校に入れた部長ブラボーですわ!!!ちなみに知っている人だったわ、部長!) 眠らない程度に・・・のつもりが、眠れないほど面白くて。。。本当は、これ家で読んでいたらひきつり笑いして読んでいるんだけど、読んでいるのは、長椅子で、近くに知らない保護者が座っている、あるいは立っている・・・。声を出すのをこらえるのに必死なので、そっちに神経が集中して、笑える体のひきつりを止めることは不可能だった。だから、口を押さえながら読んでおりましてぇ~なのに、体は激しく小刻みに上下にビブラートしているわけです。しつこいようですが、口は抑えているのですが、顔自体は、完璧に大笑いの顔なんです・・・・(TT)絶対変質者が一人で笑っている・・・・ていう構図なんですが、もはや修正不可能で、これは、TPOで考えるとするならば、完全に選択ミスであったかと・・・・(大汗)あの保護者、いつも船漕いで撃沈しているのに、今日は、含み笑い?異常な体の揺れ。。。ついにイカレタか?・・と思われても、仕方ないな~と思いつつ・・・。 にしおかさんのテレビのトーク(芸)のなかでも、いくつか聞いたことがあるネタがあったのですが、活字で読んでも異常に可笑しくて・・・・。もしかして、誰にでも人生の周りには、おかしな出来事があるんだけど、それを上手に表現してお笑いに持って行くのが芸人なのかな???とか思ったり。 いろんなエピソードを読むにつれて、可笑しな人のまわりには、自然と可笑しな人が集まってくるのかな???とか????機会があったら読んでみて下さい。立ち読みでもあっという間に読めますよ、きっと。だけど、おすましして立ち読みは、まず、出来ないでしょう・・・・・。 最後にちょっと、真面目ながらも、可笑しくて涙がホロリと出そうな、でも、やっぱり笑っていられる家族のエピソードがのっていました。にしおかさん、一つ上のお姉さんがいて、そのお姉さんがダウン症なんですって。さらりっと、書いているんですが、子供の頃とか、いろいろにしおかさん自身も葛藤とかあったんじゃないのかな?異常に能天気なお母さんも、山あり谷ありの子育てだったと思いました。(今やマリモかブロッコリーと表現される髪型らしいですが)そういえば、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんも、お姉さんかちょっと忘れましたが、ダウン症だと聞いたことがあります。(徹子の部屋情報)高嶋さんは、いじめっこからお姉さん(?どっち?お兄さん?)を守るために、どんどん強くなっていったそうです。自分の毒舌は、そこからも来ているかも・・・とか。 「あ゛ーーーー!」と、叫んでいるにしおかさん。色々あったんだろうな。でも、面白い部分を表にして最後にちょろっと見せてくれた一章が、頑張っている家族を何か垣間見た気がします。 誰だって、どなたの人生も、味わい深いものだと思います。そんなことがあったの?そんなことも体験してきたの?と、知らないことはたくさん数珠つなぎに出てくるのでは? 自分の話ばかりでなくて、人の話を聞くのも大切ですよね。でも、人の話を聞くって言う事は、それなりに心の余裕がないと、出来なかったりします。 昨日はそんなことを考えてスイミングから帰宅しました。事務連絡では、よくEメールを使っていたのですが、ここ最近どうしているかな?って思っている人に、ちょっとメールをしてみました。元気そうで、またマンガを貸してもらう約束をしました。(どういう展開!?)逆に、私のアドレスを知人から聞いて、メールをくれた人がいました。「今度ゆっくりお話したいです」って。にしおかさんから、ちょっと嬉しい展開になりました。(と、思っています。)
2008.05.29
今、ある本を読んでいます。ふつうは一般的には読まない人の方が多いジャンルです。私は、教育者側の読む本を読んだりします。(図書館に置いてあるから)今日読んでいた本は、それにちょっと近かったです。保護者に向けてでもあり、学校側に向けてでもあります。内容的には、すべての子供対象ではありません。でも、読んでいて、なんだか自分にも当てはまるかな~?って思いました。 対象となる子供は、ごく限られた子供ですので、一概にこれを読んで頷かないで結構です。でも、私は、このページを読んだ時に、歯医者の待ち時間ながら、ちょっと涙が出そうになりました。 そこには、見出しに、「わかりあえる仲間がいればよい」と、書かれていました。 要約すると、 友達が多いのは素晴らしいことだが、人数ばかりにとらわれてはいけない。もしも、子供がどんな相手とでも友達になろうと、とにかく友達を増やそうと無理をしていたら、止めてあげる。 ただ知っているだけの相手を何人も増やすことより、本当に分かりあえる仲間、感情をわかちあえる仲間を持つことの方が、その子の成長にとって大切。友達が多くなくても、十分に幸せになれるのだと、話して聞かせる。 これは、重複して書きますが、すべてのお子さんに当てはまることではありません。でも、これって、自分にも当てはまるな・・・と思いました。もちろん娘には当てはまります。呼ばれたって、ついて行かなくったっていいんだよ。呼ばれたからって、仲良しってわけじゃないんだよ。忘れちゃいけないよ、その子に何をされたのか?「ごめんね」と言われても、それは、心の奥では決して「もういいよ。」って許しちゃいけないんだよ。その子は、要注意だよ。気をつけて、気をつけて。 結局前回の事件が、尾を引いています。相手は、なんとも思っていない。またトイレで、今度は「秘密の話」とか言って来たらしい。絶対に、前回のことが響いていない。やっぱり限界だ。先生に伝えた。意見を撤回するようで恥ずかしいが、やはり親御さんに知ってもらいたい。学校側は、スクールカウンセラーとも話し合って、時期を計ると言っていた。仏の心でいたけれど、何だかその子に裏切られた気がする。いや、裏切られたというよりも、ちっともその子に、自分の罪を理解されていなかった気がする。あんな配慮しなくてよかったんじゃないのか?と今更反省してしまった。やっぱり、子供だけに指導したって、何にも変わらない。学校の顔と、家の顔と使い分けていたら意味ないじゃん。学校で先生に注意されたことを、家に話してなかったら、親にはずっと知られないままだ。現に去年もそうだった。去年も娘はひどい目にあった。あれだけこっぴどく先生から叱られた子供たちは、家に帰ってそのことを親に言っていなかった。涼しい顔して家で生活していた。校長に担任が事件を報告したら、「即刻各家庭に事実を報告するように」となった。担任が、各家庭に通達したら、血相を変えて謝って来た親が5人中2人、電話で謝って来たのが5人中1人、音沙汰なかったのが5人中2人だった。 相手を思って穏便になんて不要だったんだ。相手にそれを受け止められる土壌が果たしてあるのか?と学校側も危惧する。でも、考えてみて。自分のときだって、最初から土壌なんてなかった。頭をガツンガツンとぶつけながら、受け皿が広くなっていったんじゃないの?荒治療かもしれないけれど、ガツンとなりながら、強くなっていってもいいんじゃないの?それが子育てってもんじゃないの?子供を産んだ分、どの子にも等分に責任を果たすのが親じゃないの? ああ…またヘビーになってしまったわ・・・(反省)
2008.05.16
青銅の騎士 プーシキン強化月間の4月もいよいよ大詰めです。図書館で、借りていた本を返したので、これは今日読んだ本ではないのですが(^^;) この中に「モーツァルトとサリエーリ」というとても短い戯曲があります。登場人物は、サリエーリが主で(彼の独白がほとんど)ちらりとラストにモーツァルトです。 映画「アマデウス」を彷彿させるものがありますが、プーシキンはサリエーリが死去した数年後?ぐらいにこの戯曲を書いています。だから、もしかしたら、「アマデウス」の作者がこの作品から世界を広げたのかな?と思いました。(詳しくは存じません。憶測です。)サリエーリによるモーツァルト毒殺説は、本人が死の間際に言ったとか言わなかったとかそこらへんも、その時にわたくし生きていた訳でないので真実は知りません。 でも、この短い、本当に寸劇のこのセリフはすごいです。扁桃腺を患っていたので、声に出せませんでしたが、出来れば、つぶやくように、苦しむように、妬み(ねたみ)嫉み(そねみ)どろどろのサリエーリの悶々とした心情をセリフとして読むと凄いです。本当に寸劇です。この舞台ならやってみたい~~。 図書館で、このシリーズの「オネーギン」もあったので、別訳でまた読みたくなったのですが、貸し出し中でした。っち。こちらは、3000円もする本なんですよ~。残念! 悔しかったから(?)、先月借りて読んだけど、また岩波文庫の「スペードの女王」と「オネーギン」を借りちゃいました。この頃、図書館に行ってまず行く先は「ロシア文学コーナー」です。 そろそろ「カラマーゾフの兄弟」を読もうかな~~って、思いつつ、「オネーギン」のオペラをDVDで観ようかな?と思っています。しかし、オペラは大体2時間以上かかるので、なかなかまとまった時間がとれません。ゴールデンウィーク明けないと見れそうにありません。残念。それとも、連続ドラマみたいに、一場ずつ区切って見ようかな???その点CDだとお料理しながらいくらでも聞けるので、便利です。でも、「オネーギン」のオペラはまだ全部見たことないから、歌詞が分からないの。CDで聴くには厳しいものがります~~。「オネーギン」早くみたいよ~~っ。!!!(見る暇あったら庭の草抜きもしないといけないし、草抜き優先ってところでしょうか???それとも夜更かししてみる???いやいや、それは朝が起きれません・・・・) 切磋琢磨なししぃーです。
2008.04.27
今日は、2週間に1度の図書館に家族で行く日でした。春休みがあったので、読む時間がまとまってなくて、厳しかったです。今日、図書館に行くまでに昨日の夜から必死に読み終えたのが「プーシキン伝」(池田健太郎 著)です。ぶ厚かったです。図書館の「書庫」から出してきてもらった本なので、続けて借りるのは、ちょっと恥ずかしいので、必死に読みました。(前回、違う本を続けて借りようとしたら、「次回からは、返して下さいね。」と言われたし。) 前回読んだプーシキンの文献と比べると、実に濃厚でした。プーシキンの生きた、ロシアの政治社会を避けずには、彼の人生は語れないようですが・・・・あああ。耐えられなくなってきたのは、恋多き男・・・だった。薄々知っていたけど。。。。「ドン・ファン表」なるものが存在するらしく、恋愛した女性の目録?みたいなのがあるらしいです。追放の身でありながらも、浮名をながすプーシキン。彼の恋が覚めるのではなく、恋が覚める前に、新しい恋が、彼を今の恋から引き離してしまうらしいです。辛かった・・・・・そんなにどんどん好きにならないで。そんなにどんどん相手を変えないで。私はどうしたらいいの??(完全に、もてあそばれて捨てられた気持ち・・・)(^^;) 彼が、30を過ぎて、身を固めようと選んだ相手は、美女の誉れ高い没落貴族のナターリア。持参金がないからどんなに美女でも、当時の男性は、彼女に求婚できなかったらしいです。持参金がないっていうのは、当時の女性にとって、結婚の縁が遠ざかるネックだったようです。でも、プーシキンは持参金がないこのナターリアに求婚するのです。しかも、ナターリアはプーシキンにとって「運命の女」だったのかもしれません。この結婚が、幸せへつながる道。というよりも、破滅への序曲だったようです。著者も、ロシアのいろいろな文献や文書を研究して書いているから引用文が多々あるのですが、ナターリアは、あまりおしゃべりが上手でないというか、自分の意見をいわないというか、ナターリアがこう言った、とかそういう話が残されていない、そうです。ただ、「美人だった。」という言葉のみがナターリアには残っているにすぎないようです。なかには、「大馬鹿女」と評した人もいたようで。(回想録で)たしかに、思慮深くなかったのかも?しれませんが。何しろ求婚されたのが16で、結婚したのが18ぐらいだから・・・恋も知らないで、プーシキンと結婚したのでしょうね。このあたり、マリー・アントワネットと似ていますね。恋を知った時は、相手はご主人じゃあなかったわけで。プーシキンは、一回り以上?年上だったから、保護者みたいなもんだったのかもしれませんが、とにかく彼女は美しくて、詩人の創作世界を作り上げるミューズだったのかもしれませんが・・・・・。「プーシキン伝」において、ナターリアとの結婚生活の話は、本当にラストの5分の1ぐらい?それ以下?ぐらいだったでしょうか?? ナターリアは、ダンテスっていう若い(自分の年齢に相応の)男爵に恋し、恋され、そこからおかしくなっていったみたいです。そこで、踏みとどまっていたら、恋を抑えていたら、プーシキンは、のちにダンテスと決闘をして命を落とすことはなかったかと思いますが。。。。ナターリアとの結婚前の、独身時代でも、プーシキンは、色恋沙汰やかっとなった喧嘩で、決闘を何度もしているわけで、血の気が多かったんですね。 凄く好きなんだけど、あなたとは、恋愛を出来ないの、わたし・・・苦しいわ・・・・。 と、読み終えました。 今月は、しつこいようですが、プーシキン強化月間ですので、やっぱり関係の書籍を借りました。絵本もあったので、児童コーナーにも足を運びました。鼻血吹きそうになります、図書館の本がいっぱいあるので。最近は、インターネットでも蔵書検索ができるので、めぼしいところを検索して、ラベルの番号を調べて、狙い撃ちです。っち!だれか、私のほかにもプーシキン狙っている人いることが判明!(ライバルかも!??3月のころから、何か薄々感じていたけど・・)この前から、追いかけっこで借りている気がします。 今日借りた本の1冊は、「ロシア詩の歴史」(古代からプーシキンにいたる)と言う本なんですが、定価6000円でした。貧乏人には、気まぐれで買えるお値段ではございませんっ!!!!本当に、図書館には感謝しています。真面目に税金払います。 しかし、プーシキン、なんで、ナターリアがよかったの!!!??私にしておけば、いいのに・・・・(TT)
2008.04.12
という本を、今日は読み終えました。新書サイズ222ページです。プーシキンの人生はわずか38年にしても、薄いかも・・・。(実は図書館の書庫からもっと分厚いのも借りています。ふっふっふ) 私が、「スペードの女王」を読んだ時に、えええええーーーー!!!!!?とのけぞった時から、プーシキンに惹かれていたんだと思います。こういう作品を描く人って、どんな人なの?ずっと、気にしながら、彼の作品を読んでいきましたが、作者の人となりを知りたくなることって、普段はあまりなくて、作者ってよりも、歴史上の人物としての興味がわきました。 今日読んだこの本で、「そうなんだ・・・」と分かってしまったのが、彼が熱血漢であったこと。英才教育を受けながらも、ひとつ書いた「詩」がもとで、政府的に危険な人物として追放を受け、その後も政府の目が光っていたということ。プーシキンは英才教育を受けたわけで、寄宿生活を送ってきたその仲間に「デカブリストの乱」に加担した「プーシチン」という友がいたということ。プーシキンは、常にいくつかの秘密結社の近しい位置にいながらも、決して所属を誘われなかったらしい。なぜなら、彼があまりにも熱すぎるから。「秘密結社」の存在そのものを、熱さの余り漏らしてしまうのではないか?と、友人から心配されて、「存在するのか?」とプーシキンから聞かれても友人は「しない」と答えていたらしい。領主側の人間でありながら、ツァーリ制を批判し、農奴の自由開放を唱っていたということ。 農奴側でありながらも、貴族側とのつながりもありそうに思われて、秘密結社仲間からは、どうしても誘えなかった、ということもあるらしい。何を考えているのかわからない、というか、あなたって、危険、何を仕出かすか分からなくて、先が読めなくて、ドキドキするわ・・・・それがプーシキン・・・かも。・・・・・あちゃ~~~~!この手のタイプは、自分が憧れる部分であって、でも、実践できないことであって、だから、惹かれちゃうってことがあった、ししぃーですっ!!!!タイプの一人だったのだ!プーシキン!!びっくりした。 でも、結婚したのは、安心してお料理作って帰りを待てるタイプの人でした、わたくし。 図書館でプーシキン関連の本を先日6冊借りた。全部読めないかもしれないけど、まずは、書庫から出してもらった本から読んでいこうとは思ってます。 時々、ドラマの俳優さんにうっとり好き好きモードに入る私を、主人は、「今度は、こいつか!??」と、呆れていますが、今回は、プーシキン・・・ということで、「ああ、夢中なんだね。」で、終わっています。くっふっふっふっふ。甘いですね・・・・。(リボーンの「六道骸」風に・・) と、いうことで、4月は、「プーシキン強化月間」にしました♪
2008.04.01
エリック・サティで、同題名があったような??なかったような???3月は、ロシア文学強化月間でございました。(くどいっちゅうの・・・)一番、ガツンと気に行っちゃったのは、「プーシキン」です。ラストに、なんどか、私をのけぞらせて下さいました。耳鼻咽喉科の待ち時間、整形外科のレントゲンの待ち時間。。。。「ええ!?」って私を叫ばせて、その隣にいる子供をビビらせてくれました。(ビビったのは、お母さんの挙動不審な叫びでですけど・・) 私を、こんなにびっくりさせたあなたは、一体、どんな人生を歩んでいたの?あなたは、美しい奥さんがいて、ほかの男が言い寄ってきて(かなりロシア宮廷で人気の奥様だったらしい)、メンツにかけて決闘をしたものの、その傷がもとで38歳でお亡くなりになった。あなたには、二グロの血が流れていた!あなたの母方の祖先は、エチオピアから連れてこられたらしい。ピョートル大帝のお気に入りだったらしい。 実は、今日は図書館で、プーシキンの伝記や研究本を何冊借りました。またしても、蔵書のししぃーです。ありがたいです、市立図書館。真面目に税金払いますよ~~~! B型ししぃーは、マイブームに乗ると、とことん追求します。金子みすゞさんの時もかなり読みました。ある時、夢を見ました。みすゞさんのお告げの夢でした。(えらいずうずうしい女ししぃーです。)「あなたの娘さんは、私の生まれ変わりです。娘さんの言葉によく耳を傾けて下さいね。」と、みすゞさんが夢の中で私に語った。はっ!!!っとして、目覚めたら、朝だった。隣に寝ている娘を見て、あなたって、そうだったの!!??と、思わず抱きしめてしまった。・・・・しばらくして、「今の夢だったよね?」と我に帰る。 プーシキンも、何だかの形で、いつか夢に出てきてほしいな。 というか、ちょっと、自分のルーツも知ってみたくなりました。(どう考えても、父方の血を強く引き継いでいると思います。根性とか。一匹狼的、とか。何か無償に、里親になりたかったりとか・・・・不屈の精神力。。。とか・・・・。多分、実家の父親は、私が男だったら・・・と、思ったこともあったでしょう・・・。)
2008.03.29
しつこいようですが(^^;)三月は、「ロシア文学強化月間」ということで、いよいよ大詰め、チェーホフの戯曲を読みました。図書館で借りてきた戯曲は、4作品です。多分これが、チェーホフの文庫化している戯曲すべてじゃないのかな??と思います。鷲づかみに借りてきたので、気合入っています。 戯曲は読むの好きなんです。実は、中学校の時と高校の1年間、演劇部に所属していました。感情移入するの、超得意かもしれません。だから、国語の点は悪かった。(感情移入するから、問題作成者の意図する答えを選べられない。自分の答えを選んでしまう。偏差値70の子に、相談したら、「それは、もしかして、ししぃーちゃん、登場人物になりきっているんじゃないの?ししぃーちゃんが、登場人物になりきるんじゃなくて、作者が描きたい登場人物にならないといけないんだよ。」と、的確な、ご指導を承りました。) で、話戻しますが、チェーホフの戯曲は一日一作品、という割合で読んでいました。読後感ですか・・・・う~~~~ん。決して、晴れやかな気持ちになれない。灰色・・・・です。秋から冬に移行する枯れ枝のかさこそした揺れる音・・・。退廃的。しかも、誰も幸せじゃない。幸せな振りをしていたり、一方通行な愛情を、それぞれがしていて、皆で、向かい合っていないというか、みんなで背中を追っている感じ・・・?これが、もしかして、あの頃の、ロシア・・・・。 防備録としてとりあえずメモメモ。「ワーニャおじさん」は、あまりにも退廃的。だれも幸せでない。あまりにも、閉塞的な世界の中の住人達。しかも、誰一人として、幸せでない・・・・・。「かもめ」は、だれも本当はだれのことも愛していないんじゃないのか?という、もっと自分をお大事に・・・・。「三人姉妹」は、ただひたすらにモスクワへの憧れ。これって、そのころのロシア人で、地方に飛ばされた人でないとわからない郷愁感なのかもしれない。行けそうで、行けない、モスクワ。「桜の園」は、生まれ育った桜の園への思いの深いお母様と、新しい世界へ飛び出すことへの夢と希望を感じる娘。新旧勢力の入れ替わり。これ面白かった。一番面白かったのは、かつておじいさんの代も、お父さんの代も農奴だった商人が、最終的に桜の園を買収するんだけど、その時の、男の台詞が気に入った。情念がこもっていて・・・・。思わず、朝っぱらからセリフを声に出して読んでしまったわ。こういう、泥臭さ、人間らしくて好きだったりします。 今月読んで、一番好きだったのは、「スペードの女王」かな~プーシキンの♪そんでもって、同時収録されていた、小作品も好きだったな。もし、今月読んだ本で、買うとしたら、スペードの女王だな♪ 実は、プーシキンの伝記?みたいな本も図書館で借りています。でも、今度の土曜日に返却なの!!!これ読めそうにないから、再度借りられるかヒヤヒヤしてます。年表見ていたら、決闘で怪我を負って、「38歳」でお亡くなりになっているの!!!!ぎょえ~~~!びっくり!!!!もう私の方が、お姉さんじゃんか!!!!! 子供の頃は、私も作家とかなりたかったな~~。しかし、ダメだわ~~~。マーガレット・ミッチェルみたいに、一冊でどかん!もあり得ない・・・・。あとは、目標とするは、「ハイジ」の著者「スピリ」か・・・?彼女は、老後に「ハイジ」を書いているから・・・。 でも、天職ってなんだろう??私に天職ってあるのかな____?
2008.03.27
今度は、チェーホフを一気に読み始めました。チェーホフって戯曲が多いのですが、これは短編小説です。あっという間に読めちゃいます。 ドストエフスキーは、苦悩の世界でした。プーシキンは、ラストでええぇええ~~!とのけぞることが多かった。ツルゲーネフは、なんとなく上品。世間ずれしていなった。(たまたま読んだ作品が「貴族の巣」だったからか?) で、今回のチェーホフは、戯曲はまだ読んでいないのですが、世俗的。という印象です。 「犬を連れた奥さん」は、映画「黒い瞳」の素材にもなっているようですが、(発案ヒント?)映画とは似ているようなところもあれば、違うところもあったりでした。 女ったらしのおっさんが、深みにはまっていく、本当に、昼ドラマ1週間完結でできそうなお話でした。しかも、ラストは、これがラストではないのであった。ラストは、まだ、この先立ち込める暗雲の中を、歩き始めたばかりのスタートにすぎないのだ。あなたたち、いかがなさるの?私には、とてもそんな生き方は出来ないわ。道を踏み外しそうになったら、この短編小説を読んで、自分に置き換えてラストを迎えてみるのはどうでしょうか?そしたら、もっと 踏みとどまる人が増えるのではないでしょうか? 秘密を守ることは、大変だと思います。かわゆい秘密なら、ポケットの中にしまっておけるけど、とんでもない秘密だったら、しまいきれなくて、ゲロゲロ吐きだしちゃうかもしれません。大きな秘密を隠し通せる人って、きっと、すごい強靭な精神力があるのだと思います。二人の行く末を案じながら、活字にはない、物語が、行く方向へも道が分かれていく。想像力の世界です。(^^;)
2008.03.21
この頃すっかり、文庫片手のししぃーです。花粉症で、自分の耳鼻科に行く時も、片手に文庫。昨日は、息子の整形外科と花粉症の耳鼻科に行く時も片手に文庫。今日は今日とて、娘の花粉症の耳鼻科と、スイミングに行く時も片手に文庫。文庫って素敵。鞄にこそって入ってくれる。 最近気がついたんですが、「岩波文庫」は、豆知識が増える。訳注が、巻末についていて、実際にある地名・人物・出来事・慣習・言い回しetc.を解説してくれる。私は、割と新潮文庫を多く読んできたんですが、そういえば、岩波文庫を読むと訳注があるよな~~って、くらいしか思っていなかったんですが、家にある文庫を調べてみた結果、岩波文庫は、訳注がある文庫 みたいです。すばらしい。読んでいるだけで、雑学増えますよ~~。 今月は、ロシア文学強化月間なわけですが、奇しくも舞台がペテルブルグが多かったりします。あと、プーシキンとドストエフスキーを読んだので、時代が近いかもしれません。ドストエフスキーの「未成年」のなかで、プーシキンの「スペードの女王」のゲルマンのことを例えに引用していたから、プーシキンが先で、ドストエフスキーが作家としてはあとなんかいな?今月覚えた豆知識。家族に死者が出た場合、棺が来るまでは、遺体を「テーブルの上に寝かせておく」のが当時の慣習だったそうです。これも、訳注で、解説してありました。昨日読んだのは、プーシキンの「大尉の娘」です。実際にあった「プガチョフの叛乱」に物語が絡んでいます。ちょっと、闘う感じがあって、これまで読んだ「スペードの女王」や「オネーギン」とは、趣向が違っていました。一番違うのは、ラストは結ばれるということですが。読んでいて、ただの物語みたいなんですが、本当にあった「プガチョフの叛乱」を題材にしているのです。なのに、すんごいこと書いているんですよ~~って気負いがないっていうか、物語に読める。しかし、「プガチョフ」に訳注がついていて、巻末をめくると、エカテリーナ二世に反乱を起こした農奴の首謀者なんですが、最後には、王族軍側に、仲間に売られて、四つ裂きの刑になって死んでいるんそうです。って、いうのを、注釈で読んだ時に、「ええええーーーー!!!!!」っとまた、整形外科のレントゲン待ちだというのに、叫んでしまったわたくしでした。隣にいた息子は、「お母さん、どうしたの!??」とびびっていました。まあ、あんたは中学生だから、習わないだろうけど、高校生になって、もし、世界史を選択したら、ロシアの歴史で習うかもしれないけど・・・と、軽く説明したら、「ひどすぎるやんかーーー!!」と息子。しかし、山川出版で習った世界史、「プガチョフの乱」は、さらりんこ~って、単語チェックのみで終わっていたような。こんな風に、読書するともっと重みが増すよね、世界史。 ところで、今日は、娘のスイミング。始まる前に、準備体操などがあって、待ち時間があります。その時に、魑魅魍魎の中で、今回も長椅子の隙間に座って、新しい文庫を手にして読んでいました。(ツルゲーネフ「貴族の巣」)なんだか、うとうとしてきて、片目をつぶって読書し始めました・・・(←危険な傾向)次に、両目をつぶって読書し始めました・・・(←完全に読書できていないって) ・・・・・・時間経過・・・・・・ は!っと、気がつくと、手首に力が入っていませんでした。いけない!と目をあけると、目の前で右手が文庫本をどうにか持っているものの、ふにゃふひゃ手首が南京玉すだれ状態・・・・・ひょえ~~~ゾンビか!?時計を見ると、5時半でした。ちょうど娘のクラスが始まる時間です。あたりの魑魅魍魎は消えていました。私の周りには誰もいなかった・・・。皆さん、ギャラリー席の方に寄っていました。は・・・・・恥ずかしい・・・・・。何もなかった振りをして、いそいそと席を変えました(^^;) ちなみに、今日は、スイミングの待ち時間に先に寝ていたので、頭すっきり、娘の練習中は居眠りしませんでした。半負け?(失態を受付のど真ん前でしたから)半勝ち?(練習時はきちんとしていたから)
2008.03.12
「オネーギン」は、韻文小説だそうです。ロシア語で韻を踏んでいるから、原文で読むのが一番美しいのでしょう。それでも訳者は、とてもきれいにまとめています。「オネーギン」を読みながら、美術が好きで、いろんな美術書を図書館で借りてうっとりしたり、かつて京都の美術館巡りをしていたりした学生時代、20年近く前に美術雑誌を毎週500円で売っていたのを、結構買っていたりしたあの時の、土台が、今生かされている気がしました。あと、歴史書とかも、背景がわかるので、今更ながら、繋がってきます。 「オネーギン」の主役は、恋にたけたオネーギンに振られてしまったタチヤーナなんだと思いました。かつては、オネーギンに熱烈な告白の手紙を書き、オネーギンに受け入れられなかった田舎娘のタチヤーナ。(プーキシンは書いている。タチヤーナとは、田舎娘によくある名前だ。と)しかし、オネーギンから遠ざかって、運命はめぐり、タチヤーナは、とある公爵夫人になっていた。再会したオネーギンは、かつて田舎の景色の中で観たタチヤーナではなく、見事に君臨する夫人としてのタチヤーナに恋をする。今度は、オネーギンが、タチヤーナへの熱烈な恋文をしたためる。しかし、覆水盆に返らず、過ぎてしまったことはもう遅すぎる。タチヤーナは、オネーギンへのかつての恋心を胸に抱きながらも、夫に操を立てると、オネーギンに言い放つ。なんて立派なんでしょう!タチヤーナ!!!!私は、すっかりタチヤーナの気分で一気に読みました。タチヤーナが、オネーギンに恋い焦がれた時に、私も恋い焦がれたのです。そして、その恋を邪険にされたとき、私も邪険にされたのです。なのに、それを忘れたかのように、ヘコヘコ恋文を送ってきたオネーギンは、もう、遅すぎたのです。そんな歌、オフコースにもあったような?なかったような?恋はタイミングが大事です。ずれてしまった時計の針は戻りません。あの時、ああ言ったら、違った道が続いていたかもしれない。みんな、どうなるか分からない選択をしながら、毎日生きているんです。各々の人生が、どこかで交差する時に、手を差し伸べるのか、払いのけてしまうのか、それでその人との人生のかかわりが続いていくのか、消えていくのか、その時、当人たちは、気づけるのでしょうか?気づくのは、たぶん後になってからなんでしょう。選択は、誤りたくないですね。
2008.03.07
岩波書店の文庫に「スペードの女王」と「ベールギン物語」が1冊にまとめられている。この前読んでいた、ドストエフスキーの「未成年」の舞台が、ペテルブルグだった。「スペードの女王」の舞台も、ペテルブルグだった。ネヴァ河とか、おなじみになった。(文章の中で)でも、やっぱり、ペテルブルグっていえば、「マリインスキー劇場」=マリインスキー・バレエ(前キーロフ・バレエ)で、映像ではたくさん見ていたから、なんか、点と点が繋がったきがします。巻末の解説を読むのも好きなんですが、プーシキンって、1799年~1837年を生きていたんですね。ちょっと、人生が短いな~って思ったら、妻に言い寄った近衛士官と決闘し、射殺されたんだそうです。前に「バリー・リンドン」っていう映画を見たんですが、決闘があるんですよね。なんか、そんなことで簡単に命を落としたり、身を傷つけるのは、私には信じられないんですが、「ベールギン物語」(5つの散文小説を寄せ集めたものです)の中でも、決闘が普通に書かれていました。 「スペードの女王」と「ベールギン物語」は、詩から散文に移行していった時期みたいですが、「ベールギン物語」には、とてもいいお話があります。終りに、ええええ~~!って、展開もありますが、(たいていそういう時子供の耳鼻科の待ち時間に読んでいたりして、のけぞっている私)短編でこんなに世界が広がるのって目から鱗でした。やっぱり、漫画もいいけど、活字もいいですね。美しい文章を読むっていうのは、いいもんです。 あと、びっくりしたのが、プーシキンが日本でいうところの、江戸時代の人なんですね。しらべたら、「おらが春」小林一茶とか「四谷怪談」?あたりみたいです。樋口一葉とかと同じくらいかな~~?って思っていたら、大間違いでした。プーシキンから比べたら、100年は後の人なんですね。じゃあ、プーシキンと同時代の日本の文学って読んでいないよな、わたし・・・と思いました。日本人なのに・・・・・。まあ、1月に「落窪物語」を読みまくりましたので、平安時代の読み物は読んだことになるのですが。 最近学生時代の感覚が戻ってきました。文庫本を見て、「ロシア文学」とか「ドイツ文学」とか「イギリス文学」ってコーナー分けしてある一覧のページを見ながら、物色するっていう自分。高校生の頃に読んだ、ヘルマン・ヘッセの「ゲルトムート」(春の嵐)?だっけ????とかを、また読みたくなってきました。あの時よんで、思ったことと、今読んで思うことは、ずえったいに違う気がする。山あり谷あり山あり山ありのりこえひぃひぃ頑張ってきた自分が、同じ本をどんなふうに読むのか、知りたい。 とか、書いていますが、それは、もうすこし後ほどにします。 次は、「オネーギン」を読み始めました。いま私は、時代錯誤のししぃーちゃんです。
2008.03.06
60ページ弱のこの作品は、短編だけど、最後の詰めはドキドキした。賭け事なんてしたことのないものが、立った一度の賭けで、すべてを狂わせてしまう。 トランプしていて、くっくっく、いい調子、と思っていて、例えば、「ページワン」で、ラスト一枚になったとき「ページワン!」って叫び忘れて、5枚トランプを取らねばならなかったと気がついた時の、あっちゃ~~~~!!!とか、 「七並べ」していて、せき止めていたつもりが、「K(13)」まで行っちゃったから逆そうで「A(1)」から並べるルール変更になってまじ~~~? そんな、ありゃま~~~~!!!は、経験したことあるでしょうが、(ルールは地方で違うかもしれませんが・・・)「スペードの女王」のような、大失敗は、致命的です。(この指が引き違いをするはずはないに。 「岩波書店 『スペードの女王』より」)あの時、ゲルマンには何かに憑かれていたたのかもしれないし、もしかして、ずっと幻覚を見ていたのかもしれないし、初めての賭けに異常なハイテンションになっていたのかもしれない。短編だから、ちょっとした時間で読めてしまう。「バレエ」にも「オペラ」にも「オペラ映画」にもなっているこの作品。「スペードの女王」の笑みは、どんな笑みだったのだろう?こんな感じ?こう?こうかしら?演劇でもあるのかしら?漫画化は、していないのかな?賭博のシーンは、何だかオペラ「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」の映像と重なってきて、タタタタタタタタタタと、心臓が高鳴るリズムが聞こえてきた。
2008.03.02
今日は、2週間に1度の家族で図書館に本を借りに(&返しに)いく日でした。いつもより、1時間早く行ったら、気持ち人が多かったです。今日は、主人は「BAHO」というギターデュオ?(CHARと石田さん)とのライヴに行くので、出かける前に図書館でした。出かける寸前に、借りていた「未成年」第三編を読み終えた。久しぶりの大作でした。なんか、私も文学に戻れたんだ~~~という、ある種の感動が・・・・。思わず、ロシア文学に今月は走ることに決めました。 と、思ったら、私、以前買ったまま見ていないDVDで「スペードの女王」が家にあることを思い出した!P.I.チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」映画版のDVDの廉価盤がでたので、買っておいたのです。これって、プーキシンの「スペードの女王」の恋愛色を濃くしたチャイコフスキーのオペラなんだそうです。(見ていないから~~まだ)しかも、よく見たら、指揮スヴェトラーノフでした。びっくりした。私の、幸せになる音楽の「眠りの森の美女」の指揮もしているじゃないですか。こっちも見なくちゃ~~~でも、先に本を読もうかな~~と、プーキシンあたりごそっと借りました。(薄かったし。) 「未成年」第三編で印象的だった言葉は、貴族的憂鬱です。庶民にはわからないでしょう・・・・・。しかも、ロシアの貴族は、ヨーロッパの貴族とはまた違っているのだ・・・と、訴えていました。あと、タチヤーナ叔母さんが、お株が上がりました。「ああ、誰も彼もみんな、わたし一人にもたれこんでくるんだからね。」家政婦は見た!タチヤーナ叔母さんは見た! 複雑な人間関係です。やっぱり、あんまりよそに子供は作らない方がいいと思いました。あと、余分なお金もあまり持たない方が、幸せかもしれません。 お話の中で、ある人がエピソードとして話をしていた下りで、自殺をしたものを描くときに、天使が迎えに来てくれるような構図は描けない、しかし、天使の代わりに、日の光が射してきて、まるで、その光の行く手に天使が迎えに来てくれるような印象になら、描くことができる、という話でした。「天使のはしご」(韓流だったら「天国の階段」?)って言いますものね、あの日の射し込み。昔、大和和紀さんの「影のイゾルデ」という漫画を読んだのですが、その時、死者イゾルデのお墓がないんです。お墓がないってことは、自殺~~~!??ってセリフがあって、子供ながらに、ああ、外国では自殺するとお墓がないの~~?(教義に反する??)って思いました。話はそれますが、この「影のイゾルデ」は、「レベッカ」という小説に、とってもよく似ているんです、感じが。亡くなった奥さまの影にご主人が支配されているってこととか。「レベッカ」はヒッチ・コックが、映画化しています。猛烈に亡くなった女主人を崇拝している女中頭がいて、もう、そりゃ~凄いですわ。もちろん小説も面白いです~~。本棚でずっと眠っているから「レベッカ」もまた読みたいですわ~~~。ああああ~~~今日は、何を書いているんでしょうか?芋づる式に、読みたい本が出てきて困っています^^。
2008.03.01
本日中巻を読了しました。中巻は、100ページほど少なくて約300ページでした。会話文が多くなったので、俄然スピードアップです。というか、鈍っていた速読力が戻ってきたかもしれない。というよりも、世界に入っているかも。先日、第二編の中盤あたりの話を書いていますが、なんと、もうこの家族、破綻してんじゃないのかな?第二編終盤に至っては、父親が息子を呼ぶのが、「アルカージイ→お前」息子が父親を呼ぶのが、「お父さん→あなた」すっかり第一編の状況に戻っちゃったよ~~~(TT)しかも、妹の恋愛が絡んできて、まじですか~~~~!!!と、そっくりかえって読んでいたのは、例のスイミングスクールの子供の体操時間の待ち時間の例の魑魅魍魎の真っただ中でした。おいおいおいおいおい!!私は、信じられない展開になると、思わず指で文をなぞりながら読んでしまうみたいです。かみしめるというか、本当なんですか?なんでそうなっていたんですか?です。しかも、アルカージイは、例の血の気の多いタチヤーナ叔母さんに、「この仔犬」と、犬っころ扱いですよ・・・・。しかも、彼がもう訳が分からない~~~と父親とある女性の関係をタチヤーナ叔母にたずねると、血の気の多い叔母は、「にーくーしーみ!」はげしい嘲笑を声に響かせながら、タチヤーナ叔母はわたしの口真似をした。(岩波書店 ドストエフスキー「未成年」 P258 より 引用)と、マジで、馬鹿にしているというか、この時の叔母さんの顔を見てみたいもんです。第一編を読み終えた後もそうなんですが、第二編を読み終えた後もというか、第二編は要所要所で、同じ曲が頭の中でぐるぐる回ります。それは、「眠りの森の美女」の唯一不安を掻き立てる第一場の、カラボスに紡ぎ針の毒で魔法にかけられて、オーロラ姫死ぬんじゃないの??えらいこっちゃ!!!!で、心かき回される音楽です。 第二編でも、新たなキー人物になる予感をにおわせる人が出てきたし~~~さあ、いよいよ第三編(下巻)に向けてまっしぐら~~~!!!! 第二編の最優秀セリフ賞は、タチヤーナ叔母さんの「にーくーしーみ!」です。こんなこと言う叔母さんが身近にいたら、もう、たまりませんわ、わたくし。濃いキャラです。
2008.02.27
上・中・下巻とある岩波書店のこの文庫。上巻・下巻は400ページちょっと、中巻は300ページちょっと。とにかく、「カラマーゾフの兄弟」への助走として読み始めたのですが、本日上巻(第一編)を読み終えました。上巻の中盤くらいで、反省したのは、自分なりに登場人物の相関関係を作図しておけばよかった!!!!!!これにつきます。何といっても、ロシア名って、本名から(日本人からしたらちょっと想像を超える域?)の愛称がありまして、途中で誰のことを言っているのか、分からなくなったりして、何度も何度もページをめくって、相関関係から相性の人物を割り出す作業を繰り返しています。大体、間抜けですが、「わたし」(主人公)の名前が当初全く分からなかった!!「わたし」と書いてあるわけで、誰かが、「わたし」を「アルカージイ」と呼んでいて、その読んでいる誰かと「アルカージイ」の関係から、あ!主人公=アルカージイなんだ!とやっとわかったりする。ドストエフスキー先生が、「ぼけぼけ読んでちゃだめだよ~~ん。しっかり把握しといてね~そこんとこぉ~~。」と何かお空の上で笑っているような気もします。 人間関係は複雑で、入り乱れ、まあ、主人公の生い立ちというか家族そのものが謎で、まあ、そんな環境に置かれたら、偏屈になるのも仕方ないかな?と「青さ」(?)を感じる。人間でいえば立派な成年ですが、精神的に未成年なのかな?その青さが、今後何かを引き起こしてしまうのかもしれません。というか、戸籍上ではない事実上の父親(主人公は私生児)を、多分心で求めているのに、拒絶している、愛したいのに、憎んでいる?複雑です。人間生まれたときは、全く無垢なわけですから、ここまで屈折した関係に陥っているのは、だれに責任があるわけでしょうか? 冒頭から名前だけまず登場のタチヤーナ叔母さんは、実際に人間が登場すると、鼻息荒くて、まあ血の気が多いと言いますか、この人もしかして全巻通してご健在ぶりを発揮してくれる予感です。映像として全体にペール・グレイな感じ。ペテルブルグの街を描いている場面とかは、以前バレエの「キーロフ・バレエ(現マリインスキー・バレエ)」のドキュメンタリーで朝のペテルブルグの景色があったのですが、あんな感じかな?とかイメージしています。上巻読み終えて、駒はこれでそろったのか?という、まあ、刑事になった気分です。(というかこれ以上登場人物増えたらマジで相関図いるかもという危惧)誰もがなんか核心を隠している感じで、謎解きはこらからなんだよ~~~ん、とこれまた ドストエフスキー先生がにやっとしている。感じ? 事実上の父親は、本当に女好きなのであろうか?ブルータスお前もか?みたいな何度もがっくしされるのだろうか???アルカージイ(TT)ちなみにアルカージイは、生まれてから2回ほどしかあったことのない実の母に、アルカーシェンカと愛称で呼ばれていた。ロシア人の愛称を知らなかったら、アルカージイ=アルカーシェンカって気がつかない人いるんじゃないの???とか思ったり。 いよいよ、第二編に突入です。鈍行列車が、少しずつ急行列車に速度を変更していくのでしょうか??(「罪と罰」もそんな感じだったな~~~。)とういうか、謎を早く解きたいわ!!!!
2008.02.24
先日「カラマーゾフの兄弟」にしり込みしているけど、そろそろ読む時期か?機は熟したか?と日記に書きましたら、楽天のお友達から「未成年」あたりはいかがかしら?と紹介してもらった。 19歳の時に、「罪と罰」(新潮文庫)を読みまして、硬い感じでした。というか、私が若すぎたのかもしれません。世の中の罪や罰をまだ見知っていない、受験終わって大学生になったばかりの夏だったから???のほほんちゃんだったから? ところで、「未成年」は、現在新潮文庫も岩波書店も絶版になっているみたいです。ちょっとびっくりしました。先日図書館で借りてきましたが、閲覧コーナーの本棚にはなくて、「書庫」にあることが、検索でわかりました。ちなみに、「ドストエフスキー全集」も「書庫」行きになっていました。 まあ、本はどんどん増えていくものですから、おのずと古い本は書庫行きになるか、一般に無料で譲るという道を、こちらの図書館では行っています。「未成年」が、「書庫」にあったことは、ありがたいことです。ちなみに、岩波書店の上・中・下巻でした。さらに言うならば、1976年でした。おおおおおおーーーーー! 赤茶けた紙は、何人の人の手に渡ったのか?と思われますが、年代の割に、ページがきれいでした。 いわゆる文豪ものとか名作ものは、読まないと読まない日が続きますが、読む時は読みます。だから、はやりの本ばかりでなくて、こういう本も「書庫」でもいいから、絶対に保管しておいてほしいと切に願うししぃーでした。(20年ぶりにツルゲーネフの「貴族の巣」とか読んでみたくなったりします♪)司書のお姉さんから、三冊どしっと手渡されたときに、「カラマーゾフの兄弟三冊か?(新潮文庫)」と一瞬焦り、「jabannaさんっ!わたし挫折しないでせうか???」と頭の中には吹き出しが・・・・。今日から、読み始めた「未成年」。お昼にカレーライスの残りをたらふく食べた後で、最初、うたた寝状態で読んでいた。まずい!と思ったら、やっぱり、小説の内容と違う内容を読んでいて(自分でお話を妄想して作って読んでいる。←眠い時によくある現象。たとえば、高校時代とか、睡魔と闘ってノートをとっていたら、意味不明な文を書いていたりとか・・・)気を取り直して、ちょいと、うたた寝を先ずして、それから本腰を入れた。読む時は、静寂の中に入っていきます。「未成年」は、主人公の一人称で書かれていて、とても読みやすい。なんか、謎解きみたいな?推理めいた予感もある。挫折せずに読める予感。バレエとか、映画とか、音楽とか、絵画とかそんなのを重ねて生きてきた私だから、やっとたどり着けたのかもしれない。ちょっと、日々の楽しみがまた増えました。うふ。明日は、4週間に一度の病院に行く日なので、たくさん読めると思います。システムが変わってから待ち時間がすごく増えたので、明日はかなり期待出来そうです。(病院の待ち時間=読書時間)
2008.02.18
ガラスの本棚に、並べられた文庫本。中学生のころから読んだものもあれば、大人になってから読んだものもある。新潮文庫のドストエフスキーは、表紙がどれも、私好みの蒼の世界で、その住人の作者のお顔は苦悩?に満ちている。 「『罪と罰』さんは、印刷が昭和61年ですよね・・・・。」「ええ、そうなんですよ。ししぃーさんが、大学1年生の時に、何でもゼミの先生が、学生時代に”いわゆる文豪の長編をよんでおくといいんだよ~~ん”って言われて、夏休みのレポートに書くように言われて、ししぃーさん、読んでくれたんですよ。」「私は、平成4年の印刷になっているんですけどね、ししぃーさん、私に関しては、本棚に並べたままで、手つかずなんですよ、寂しいもんですわ・・・。」「ししぃーさん、『カラマーゾフの兄弟』さんを、購入した時は、なんか、人間関係のドロドロさに惹かれたみたいですけど・・・(^^;)」「ええ、買ってくれたのはいいんですけどね、何か、気が重いらしくて読んでくれないんですよ~。」「あ~~ししぃーさん、私を読む時も、「罪」の部分にさし当るまで、上巻の半分近くまで来ていて、くたくただったみたいですわ。」「あー(TT)だから、『カラマーゾフの兄弟』の核心が見えるまで、上中下巻あるから、躊躇しちゃっているのかな~。」「ししぃーさん、あなたを本棚にしまってから、なんか、ロシア文学から、暖かい南の香りのするたくさんの猫を飼っていた文豪に行っちゃいましたよね~~浮気?」「あ~~ヘミングウェイですよね~。ししぃーさん、あの人の作品は、『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』と、一気でしたよ~。しかも、『誰がために・・・』じゃあ、すっかりヒロインになりきっちゃって、“私だったらあなたと残る~~!!!”とかほざいてウルウルしていたし・・・・」「ほら、でも、その後、ロシア文学に戻ってきたでしょ?」「あれは、トルストイなんですよ~。『戦争と平和』一気に読んでいましたよ。そこまで来たら、『カラマーゾフ』になぜ戻らない~~(TT)ですよ・・・・。」「私が一番気になっているのは、ししぃーさん、読んでくれるんでしょうかね?本棚の最前列で、あなたと並んでいますけど、あなたを読んでから、すでに20年以上たっているわけですよ。それに、私を本棚に入れてから、16年たっているわけですよ。あの人、私を買ったときは、20代半ば前だったのに、もう40代に突入ですよ・・・・このままお蔵入りってことにならないか、もう、悩んじゃいますよ・・・。」「・・・・・だ、だ、だ大丈夫でしょ・・・(^^;)一番、それを気にしているのは、ししぃーさん本人だから。今年こそは!って、思っていますよ。」「あの人、今、古典に行っちゃってますよ・・・。『落窪物語』の原典みたいなの読んじゃって「え~まじ」とか「な~そ」とか古語体の世界に行っちゃっていますよ・・・。」「あ~~。でも、『落窪物語』も先週で、一段落して一通り読みこなしたみたいだから、そろそろあなたの出番かもしれませんよ。だって、ししぃーさん、この16年の間に、バレエ見たり、ロシア音楽聴いたり、マトリューシュカちゃんで遊んだり、ロシア的感覚に当時よりは近づけるかもしれないし。」「あ~~期待しないで、今年も待ってみますね・・・・。」 本棚を見るたびに、胸が痛む。すまない『カラマーゾフの兄弟』・・・・・。
2008.02.14
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