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前回は、データから新規事業の切り口をあげた。だが実際に創業または既存の中小企業が新規事業に取り組む場合のアプローチとしてどのような仕方があるだろうか。つまり売れる商品・サービスの発見である。 1.潜在ニーズは何か。 社会・経済環境の変化による潜在的ニーズはないかを考え る。そこには新規性、収益性がなければならない。 介護サービス、日焼けサロン、ペット関連など。 2.問題解決型による発見 不便、不都合、不満などを切り口にそれが新規事業に繋がら ないかを検討・検証する。 生ゴミ処理装置、人材派遣業、フリースクールなど。 3.趣味追求型 興味のある分野について徹底的に突き詰める。ニッチな市場 になるが固定客がつきやすい。 紅茶専門店、マンガ喫茶、ダンス教室など。 4.専門分野特化型 経歴、経験、技能などから事業機会をみつける。 ファイナンシャルプランナー、インテリアコーディネーター いずれにしても外部環境(消費者、社会経済、業界動向、競合関係、立地など)との適合性がなければならない。買い手がどのくらいいるか、これが事業機会である。 しかし、新規事業といっても、まったく今までにないことをする必要はない。例えば市場が比較的小さい地域、地区によっては不足業種もあるだろうし、そういうところでは大手も進出しにくい。他の地域では、当たり前のようにある業種でも、そこでは新規となる。もっとも、買い手にとって必要性があればの話であるが。 もうひとつ、上記にあげた新規事業の切り口のほかに業態化という方法がある。業態化とは、営業形態のことをいう。 例えばコンビニ、今では50メーターほど歩けばコンビニに突き当たるが、もともとはアメリカの流通業を真似た形態である。どういう業態化というと24時間営業することによって利便性を追及している。最近では機能を強化し利便性を高めているが。 ドラッグストア、これも業態化である。薬をはじめとした関連商品の品揃えと低価格での販売である。 ファーストフードもそう、セルフ販売、低価格という業態化である。 古くはスーパーマーケットもそうである。一箇所で日常に必要な商品が揃う。いわゆるワンストップ・ショッピングで店舗効率を上げるためセルフとしている。 回転すし、これもセルフで低価格を売り物にする業態化である。 レンタル着物、買取からレンタルへ、リラクゼーション、マッサージ+アロマテラピー、アマゾンドットコム、店舗からインターネットでの書籍の販売などなど業態化の例はいくらでもある。 新規事業といえば新商品の開発などを考えがちであるが、既存の商品・サービスでも売るための仕組みを変えることによって業種から業態へと変化するのである。小規模で経営資源もろくにない企業こそ業態化に取り組むべきであろう。それは自然と差別化につながる。キーワードは業態化!考えてみてはいかがでしょうか。
2004/05/31
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前日に続いて新規事業の切り口について考えてみたい。今、国は中小企業施策の一環として「創業」「経営革新」「産業再生」に重点を置いている。 新規事業は既存中小企業の経営革新として位置ずけられる。では、既存の中小企業が新規事業に取り組むにあたって、どのような市場または分野に取り組めば有望なのか、切り口について見ていこうと思う。 日本アプライドリサーチ社の「新しいビジネスの創出に関する実態調査」からニューサービス市場の成立要因(機会)について以下に紹介したい。 個人消費者向け:高齢化40.2%、健康28.5%、趣味・レジャー26.7%、規制緩和20.2%、少子化16%、スローライフ化12.3% 事業所・企業向け:IT27.7%、規制強化24.1%、規制緩和21.6%、高齢化19.8%、地方振興・地方分散化19.4%、環境19.1% 対個人向けと対事業所向けでは、上記のようになっている。昨今の経済・社会環境をみても概ね理解できるのではないだろうか。高齢化というのは、紛れもない事実だし、健康志向の高まりもしかりである。今後、有望な市場・分野の切り口としては参考になるものである。今日のように環境の変化が激しい時代にあってはひとつの事業が永遠に続くとは限らない。自社の業界での位置づけが成長段階ならともかく衰退期と思われれば一考すべきではないだろうか。 問題はどの分野に進出するかである。それには今までのノウハウ、技術、販路などが関連性のある分野が望ましい。自社の製品・サービスと市場(ターゲット)から考えなければならない。ニッチであればあるほど追随も少なくなる。 また高齢化といっても様々な製品・サービスまたは市場が考えられる。高齢化に限らず上記の項目から必ず該当する分野があるはずである。直接でなくても間接的に。 このような国内の環境変化に伴い新たな市場が形成されることを見逃してはならないのではないだろうか。海外展開にも限りがるような企業では身近なところに市場がある、若しくは形成されるかもしれない。 良い例が身体障害者向けの旅行サービス会社である。おそらく今までなかったのではないだろうか。 このようなことを考えているとマーケティングは避けて通れない。しかし、本当にマーケティングの意義・手法を理解している企業がどれくらいいるだろうか。マーケティングとは何ですか。という質問に答えられれば新規事業についての意義も理解できるであろう。
2004/05/30
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企業寿命が平均30年と言われるなかで、将来の環境変化を見越した戦略が必要である。需要動向の変化、競争関係の変化、立地条件の変化、業界動向の変化など予測されることはそれぞれあると思う。要は取り組むかどうかであろう。 ここでは需要動向という観点から新規事業の切り口を考えてみることにした。(株)日本アプライドリサーチ研究所の「新しいビジネスの創出に関する実態調査」を参考として見てみる。 NTTのタウンページに掲載されている新たな業種では、以下のようになっている。2000年新設:介護サービス、中古車買取、ファイナンシャルプランナー、マンガ喫茶、人間ドッグ、ホビーショップ、インターネットカフェ、補償コンサルタント、生ゴミ処理装置、日焼けサロン、食品衛生、紅茶専門店、風船、レンタル絵画、ビール醸造、スポーツエージェント、オルゴール、着ぐるみ、テコンドー道場、ゴスピス、DNA鑑定、海上タクシー、仮面制作。2001年新設:カーディテイリング、再生資源処理、ペット関連サービス、ダンス教室(社交)、ログハウス、プロバイダー、各種療法(気孔)、キャンピングカー、スポーツファッショングッズ、ダンス教室(フラメンコ)、債権管理回収。2002年新設:介護予防生活支援サービス、イベントプロダクション、オートバイ買取、インターネット広告、シルバー人材センター、オリジナルプリントグッズ、スーパー銭湯、中国茶専門店、ラッピングショップ、アウトレットモール。2003年新設:システムインテグレーター、カフェ、ウィークリーマンション、インテリアコーディネーター、フリースクール、鳥獣害防止、ポスト投函サービス。 以上であるが、こうやってみてみると、問題解決型やエンジョイ型、代替型、生活文化密着型など多種多様である。だが言えることは、消費者のライフスタイル、ニーズが明らかに変化しているとともに、人口構成が激変してくるということである。モノ余りの時代、高齢化社会の到来で一層、変化のスピードは早くなるだろう。 次回に続く。
2004/05/29
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本日、モーニングセミナーがあった。講師は松下幸之助氏の会長就任と同時に初代会長秘書を3年間勤められた服部俊昭氏である。約1時間という短い時間であったが、「師松下幸之助に想う」と題してお話を聞かせていただいた。 その内容を要約する。 経営者というものは、基本的なことは判っている。要は身の回りの細かいことから日常的に実行していくことが重要である。細かいことがずっとひとつひとつ繋がって1年になる。気づき行動に移すことが大切だ。 あるエピソード。守衛室を設置したときのことである。車の中から守衛さんの敬礼している姿が見えにくい。また天井が高いため威圧感がある。これではお客はこないと言われ、壁の色、高さを低くするよう言われたそうである。 人を選ぶ基準についての話である。事業には顔がある。だからそれに適した人を選ぶのであるが、総合点で選ぶとすれば51点以上あればよいとのこと。万が一上手くいかないときは、社長の責任である。しかし、たいがいの場合、失敗ー反省ー考えるという好循環が生まれ、55点になり、それが60点、70点、80点になっていく。そういう人の部下にはいい人が育つ。二番手、三番手になる。そういう人達を今度はもっと別のところで採用する。 そういえばホンダも似ているようなところがある。人選については40%が各自が持っている能力で評価し後の70%はチャレンジスピリットで評価するという。引き継がれた組織文化か。 また幸之助氏が尊敬する人はと聞かれ、こう答えたという。副社長で大番頭の高橋氏だという。この方は、基本方針の高橋と言われ、松下の社会に対する考え方を徹底して守ったかたである。マーケットインによろ適正利潤、社会的責任(CSR)を大事にしてきたという。 松下幸之助氏を語るには、非常に短すぎる時間であったが、元秘書の方のお話だけにリアルであった。物静かな口調であったが、横に松下幸之助氏がいるかのように重く伝わってくるものがあった。決して画期的な経営手法でもない。当たり前のことのようにも思える。だが人が育ち、新たな価値の連鎖が生まれ今の松下があるのだろう。そして当たり前のことであるが、一日の集まりが1年であり、日々の気づきと行動が大きな差となって表れるのだろう。
2004/05/28
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高松の商店街には、数多くのセルフ喫茶があるが、最近、特にドトールコーヒーには目を見張るものがある。まず清潔、これは食品を扱う店では当然のことであろう。だがトイレに入ってここまでやるか、と感心させられたことがあった。因みにドトールでトイレにいったのははじめて。 何かと言うと、チェック表のようなものが取り付けられている。よく見てみると、時間、担当者名が書かれており、一時間若しくは2時間に一回くらいの間隔でトイレを掃除しているということが見てとれる。掃除は他でも行なっているのだろうが、それをお客さんに伝えることで清潔感をアピールすることができる。 それだけではない。お客さんとのコミュニケーションが実によくとれている。接客態度、声かけ、実にすばらしい。はつらつとしていて感じがいいのだ。それに加えて親切さが伝わってくる。 またセルフ喫茶で店頭にたち呼び込みを行なっているところはここだけではないだろうか。今まででは考えられないことだ。 マニュアル経営ということがファーストフードの業界では言われるが、マニュアル通りにしかできないところが多い。マニュアルはルールであってマニュアルに各自の人間味、工夫をプラスしたい。
2004/05/27
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大学発ベンチャーと製品開発型中小企業の事業化年数というものを目にした。大学発ベンチャーについては、創業後、4~10年経過している企業を対象に、創業時に事業の中心に位置付けていた製品やサービスが設立から何年で事業化(販売)できたかをしめしている。 一方、中小製造業は新製品、新技術開発を行なう既存の製造業2624社の開発開始から製品化までの期間を調査している。 これによると、1年目:中小企業65.6%、大学発ベンチャー12.1%、2年目:中小88.3%、ベンチャー29.9%、3年目:中小96.1%、ベンチャー42%、5年目:中小100%、ベンチャー50.6%である。 大学発ベンチャー企業の場合、技術革新の高さから事業化が困難としており、高度な技術開発を行なっているとなっている。確かに高度かもしれないが、あまりにも差がありすぎはしないか。企業のもつネットワーク、培われてきた経験、市場性を意識した計画など既存企業にも強みがある。 大学と企業、まったく別の世界のような気がする。また依然として廃業率と開業率では廃業率のほうが上回っている。1991年から96年:開業率2.7%、廃業率3.2%、96年から99年:開業率3.6%、廃業率5.6%、99年から01年開業率3.1%、廃業率4.5%である。 知識詰め込み型の教育から創造力を身につける教育へと転換が必要なのではないだろうか。どうやったら売れるのか、そういった実践的な力をつけたほうが、今からは強い。
2004/05/26
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いろいろな批判もあるかもしれないが、起業や新たな事業に取り組む際に精神論をこんこんと説く人がいる。いくら論議を闘わせても堂堂巡りで結論などでてこない。時には相手の想いさえも否定する。こんな精神論ばかり説いていても無意味なような気がする。 要は自分が何をやりたいのか?そのためにどういう能力が必要なのか?それをやることによって、自分は周りはどうなるのか?こういったことの方が重要なのだと想うのだが。もちろん志や理念といったものもあるが、出発点は「やりたいことは何なのか」ということである。これが見つかった人は幸せかもしれない。「何が何でもやりたい」と思えば、志や理念について追求する必要はないというのが私の考えである。なぜならば、その時点で構築されているからである。 本当に必要なことは、実行力である。一日一日、他からみて当たり前と思われるようなことや細かいことでも気づいたら、日々行動に移すことである。言ってみれば自分を如何に管理できるかということに尽きる。一日一日でも積み重ねれば一年間で成果となってあらわれる。だが人間、弱いもので、明日に回そうという怠け心が起こってしまう。そういう私も随分、日記をサボっていたのであるが。自己管理ができる人間、これが大切だ。いくら経営計画があっても自己管理、行動に移さなければ無意味であろう。放漫経営などもっての他である。経営者として失格だ。
2004/05/25
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とうとうというべきか、やっぱりというべきか菅代表が辞任した。なんとも後味の悪い引き際だった。福田官房長官が突然、辞任を表明したあとだけに、その行動は何かと比較される。 菅代表は最後まで自己保身を図っていたように見えた。おまけに執行部までをも道連れにした。党を守るどころか、これから期待される若い芽をつんでしまった。育てるという姿勢が微塵もかんじられない辞任劇である。大きな禍根を残していった。 それに比べ福田元官房長官の年金未納問題は別にしても最後まで党を守る姿勢は武士のように映った。 企業も似ているところがある。新聞誌上を賑わしている社会的責任、権力というものを手に入れたトップの自己保身のように見えてならない。企業を守るというより、ばれたら自分の責任問題になる。そんな狭い見識しかもっていないのではないだろうか。 トップへ権限が集中しているところほど、そのような傾向にあるのではないだろうか。これからはトップであろうとミドル、ロワーであろうとお互いがパートナーとして自覚をもたなければならないと思う。権限委譲、成長している企業に共通して見られるキーワードのようでならない。
2004/05/11
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今日は中小企業診断協会の香川県支部に理事会があった。終わってから帰り道、近所の居酒屋によった。 理事会で弁当もでたし、一二杯飲んで帰るつもりだった。飲んでいるうちに、かなり飲まれているような方が入ってきた。ご近所の人だった。いつもながら入ってくるなり訳のわからない事をいう。「ありがとう!ありがとう!」大きな声で叫んでいる。 もちろん私に向かって言っているのではない。かといって誰に言っているのか全くわからない。でもいいのだ。私はお疲れ様といいたい。日中は日々、苦心している経営者なのだ。心の底から「頑張り通してくれ」と言う。今は栄枯盛衰という感じがした。 やっと、これ一杯飲んで帰ろうとしたころ、顔見知りでお世話になったこともある方が来た。商売人である。もう、何年も商売をやっており、成功者の部類だろう。ビールをよばれながらいろんな苦労話を聞いた。昔の繁盛話、そして今、だが現在でも立派に商売を継続されているし、昔からのファンも多い。 それなりにご苦労もあった。そして努力もされてきた。だがこの方の話を聞かせていただいて感じたことがあった。それはなにか?「気」である。とにかく「気」が伝わってくるのだ。「一所懸命」「人を思う気」「やる気」「心底からの気遣い」、ひしひしと伝わってくる。なるほど、流行っている店はこのような経営者の心意気があったのだ。と飲みながら痛感した。心底、客商売が好きなのだろう。そうでなければ、とてもやれない。経営者の人柄に人がついてくるというのは、こういうことかと思った時間だった。とにかく人間は自分より他人に対しては敏感なものなんだろう。
2004/05/08
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時間だけは平等にだれでも1日、24時間、一週間7日ある。同種同業であれば、ほとんどの場合、営業時間、営業日もそろって同じ場合が多い。しかし、ここにも時間のスキマがある。営業時間、営業日などをもう一度、再考し売上に直結することもある。他店と同じようにやっていたのでは、弱者が勝つことは難しいだろう。 例えば、飲食店であれば午前1時からの営業とし繁盛している店もある。もっともターゲットも変わるので商品やサービス面の再構築が必要となるが。曜日も同様で同業他店が休みの日に営業するとか競合店との時間による差別化が有効な場合も以外と多い。加えて宅配サービスなどのサービス面を付加することで立ち直ることもある。ある意味、インターネットも時間のスキマを埋めるために有効だ。大切なことは、単に時間の差別化を図るだけでなく、その時間帯、曜日帯のターゲットにあわせたマーケティング計画が必要だ。時間・曜日だけでなくいろいろなスキマを見つけることが差別化につながるのではないだろうか。
2004/05/07
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企業の社会的責任が問われている。今ごろになってなぜだろうという思いがある。あれだけ顧客満足(CS)が連呼されていたにもかかわらず、この有様である。拡大解釈すると社会的責任は顧客満足にも直結する基本的遵守事項であるはずだと思うのだが。 こういう問題が表面化する背景はなんだろうか。集団主義が招いた弊害、売上至上主義、終身雇用など複雑に絡み合っているような気がする。だが顧客満足という言葉が、意味も理解せず非常に安易に一人歩きしてはないだろうか。 今、一度、真の顧客満足について考える機会をもちたい。政治家にしても同様、国民が満足するような政策、その前に信頼関係が大きく揺らいでいることに重大な関心を持って欲しいものだ。顧客満足とは信頼関係が築けてこそできることではないか。
2004/05/06
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