PR
Calendar
Category
Comments
Freepage List
小林宏⇒藤川球児という本番を想定した順でマウンドに上がり、実力を見せてくれました。まず先頭の内川を2球で追い込むと、切れ味抜群のフォークボールで3球三振に仕留めます。次の松田には粘られてフォアボールを与えましたが、今宮をショートゴロ併殺に斬って0封。ストレートのスピードも上々で、仕上がりに何の問題もなし。さすがの一言ですね!
思いおこせば2005年10月25日の日本シリーズ第3戦(甲子園)。ロッテ先発の小林宏に6回までわずか3安打、内野ゴロの間に1点を取るのが精一杯で、阪神は1対10の完敗でした。小林宏はレギュラーシーズンで12勝を挙げており、キレのある本格派投手の印象でしたが、この試合で力を実感させられた記憶があります。
最後の対決は2010年6月13日の交流戦(4回戦・千葉マリン)です。ロッテが8対6とリードした9回表に、抑えのエースだった小林宏が出てきました。ところが、いきなり城島にヒットを許すと、関本にはフォアボール、林にツーベースを浴びて1点を失います。動揺は隠せず、次の鳥谷の打席ではワイルドピッチ。あっという間に同点になってしまいました。なおも無死ランナー三塁というピンチは続いています。
並の投手ならパニックなんですが、ここで踏ん張れるのが小林宏。鳥谷を三振、平野はショートゴロ、マートンをセンターフライに料理して勝ち越しを許しません。引き続き10回表も抑え、その裏ロッテ・井口が藤川球児からサヨナラホームランを打ったため、しっかりと勝利投手になっています。
精神的にもタフ、与えられた仕事はきっちりこなす。まさにプロ。
セットアッパーとして小林宏が万全なら、藤川の「イニングまたぎ」はなくなり、中継ぎ陣にもゆとりが生まれます。
「本物」の加入で優勝の2文字が現実味を増してきました!!!ね!ね!
(写真はキャンプでの後姿。こんな遠景しか撮れませんでした)