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越前大野城から約20キロ わりと近いよ
次のマップを見てもらうと 右の端のほうに赤いマークがあるのが「越前大野城」 左端のほうに「一乗谷」があるよね
「越前大野城」からだと 大半を国道158号線で道なりに行けちゃうから意外に近いんだよ 距離にしておよそ20キロ 所要時間30分ぐらいで着いちゃう 半日で2か所を訪ねることができるわけよ
朝倉氏五代の拠点として繁栄した城下町
山間の土地であり城は山の上にあって防御も固く簡単に攻め落とせないということで 室町幕府時代には10代将軍足利義稙や三好一族に追われて逃げてきた足利義昭なども朝倉氏を頼って一乗谷に来ているよね
応仁の乱で荒廃した京都から文化人の多くも避難してきたため 京風の文化が伝えられて大いに繁栄してたんだって
このイラストを見ると大体の様子が分かるけど 発掘されて整備が進んでいるのはまだ一部に過ぎないみたい マップの方角は右上方向が東で右下方向が南
御殿とその周囲の城下町は おおよそ東西500メートル南北約3000メートルの範囲で思ったより狭いんだよ ここに最盛期には約1万人が暮らしてたって推定されてる かなり人口密度が高いわね
では朝倉氏の館跡に行ってみよう
ホントはお城の跡も観たかったんだけど 本格的な山城なため標高473メートルもあって路もかなり険しいのよ しかも暑さが半端じゃなかったからねえ
もう一か所行くつもりだし 6時ごろには家に帰ってないといけない用事があったから 今回は断念したんだよね
お屋敷跡は手前の大きな木の向こうに見える土塁に囲まれた中です 礎石などの遺構しか残ってないから遠方から中の様子は全くわからない 近づいてみるよ 正面入り口となる「唐門」です
敷地全体がお堀に囲まれてるから錦鯉なんかがいるね この門は朝倉氏の時代のものではなく 江戸時代中期にお寺の門として建てられたらしいわ
ではお屋敷の敷地の中に入るよ とても広いので驚くけど やっぱり平面的な目線で見てても規模や形がよくわかんないのよ
ということでお城のある山のほうへ少し上った位置から見下ろして撮ったのが次の写真 これでやっと全体が見えました
こりゃ広いわ!何階建てだったかもよくわかりませんが 人間と比較しても大きな御殿だったのは間違いないね 朝倉氏の人たちは普段ここで暮らしてたのよ 近くには朝倉義景の墓所もあります
では屋敷の南に続く庭園に回ってみます
こちら 特別史跡 一乗谷朝倉氏遺跡 特設サイト (fukuisan.jp) も参照してみると詳しく載ってるよ
京都の文化を取り入れ庭園整備もされているんだけど ここの特徴は露天風呂なの これは独自の文化なのかな? まず解説板で確認してみて
庭の池のようだけど岩で囲ったお風呂なんだって 形もブーメランみたいに変形だし周りが囲ってあった感じはしないよ 普段は池だったのかもしれないね
周りから丸見えだけど 当時のお風呂は真っ裸で入るわけじゃなかったらしいからこれでよかったのね
で次の写真が実物よ ちょっとわかりづらいけどイラストマップにもちゃんと載ってるから探してみてね
復原された街並みを体験しよう
この遺跡群の目玉は発掘調査によって出てきた遺構から当時の街並みが復原されてるところね 見学料350円で中を歩いてみることができるよ 外から見てても次の写真のようによくわかんないから絶対中を見たほうがいいよちょっと贅沢な武家屋敷
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